JP2912326B1 - 通信チャネル割当制御方式 - Google Patents
通信チャネル割当制御方式Info
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Abstract
確立再要求に対して同一の移動端末に同一通信チャネル
を割り当てない制御を可能にして、移動端末での受信状
態の測定による接続不可の判断が低減し、その通信効率
の向上を図る。 【解決手段】 移動端末2から基地局1へ呼接続要求を
行い、基地局1が通信チャネルキャリアセンスを実行し
て決定した通信チャネルを記憶して移動端末2に通知す
る。移動端末2が基地局1から通知された通信チャネル
での通信チャネルキャリアセンスを実行して受信状態が
不良の場合にリンク通信チャネル確立再要求を基地局1
に送信し、基地局1が前回通知した通信チャネル以外か
つ割り当て済以外の通信チャネルを再度通知する。
Description
システムや簡易携帯電話システム(PHS:Parsonal H
andy-Phone System)などにおける、基地局での携帯電話
機やデータ通信装置などの移動端末に対する通信チャネ
ルの割り当てを制御する通信チャネル割当制御方式に関
し、特に、移動端末からのリンク通信チャネル確立再要
求時に、基地局が同一の通信チャネルを割り当てない呼
接続の制御を行う通信チャネル割当制御方式に関する。
携帯電話システムでは、基地局のサービスエリア内での
移動端末との呼接続時に空きの通信チャネル割り当て制
御を行う。この空きの通信チャネル割り当て制御では、
移動端末が「リンク(無線回線接続)通信チャネル確立
要求メッセージ」を制御チャネルを通じて基地局に送信
する。この「リンク通信チャネル確立要求メッセージ」
を受信した基地局では、通信チャネルキャリアセンスを
実行する。すなわち、基地局は自サービスエリアでの非
使用中の通信チャネルを選択する。この場合、受信状態
が良好で最も通信品質が高い通信チャネル(周波数/ス
ロット)を選択し、例えば、妨害波の発生しない搬送波
/雑音(C/N比)が高い通信チャネル、信号/雑音
(S/N)比が高い通信チャネル、CRC方式などによ
るデータ伝送エラー率が低い通信チャネル又は受信電界
強度が最大の通信チャネルを選択する。
ル割当メッセージ」を無線回線を通じて移動端末に送信
する。移動端末では、選択した通信チャネルでの受信状
態が良好か否かを判断する。すなわち、通信チャネルキ
ャリアセンスによって通信品質が高く、その呼接続が可
能か否かを判断する。この結果、呼接続が可能と判断さ
れると、選択した通話チャネルを用いて、これ以降の呼
接続制御を続行する。また、呼接続が不可と判断した場
合、移動端末は基地局に対して「リンク通信チャネル確
立再要求メッセージ」を送信し、基地局に対して再度の
通信チャネルの割り当を要求する。
て制御では、再度通信チャネルキャリアセンスを行い、
選択した通信チャネルを移動端末に通知する。移動端末
2からのリンク通信チャネル確立再要求は、PHSに適
用される第2世代コードレス電話システム標準規格(R
CR STD−28)などでは2回までとなっており、
この2回のリンク通信チャネル確立再要求で呼接続が出
来ない場合は呼接続失敗となる。この発信時の動作に対
して着信時、スロットの切替えも略同様の動作で行われ
る。
御では、基地局が通信チャネルキャリアセンスを実施し
た際の受信状態が最も良好で通信品質が最も高いと判断
して選択した通信チャネルでも、移動端末では、その場
所での受信状態が悪い場合がある。すなわち、呼接続の
失敗となることがある。これはPHSの送信電力(例え
ば、0.2W)が、デジタル方式自動車電話システム標
準規格(RCR STD−27B)などのセルラー電話
システム(PDC)の送信電力(例えば、0.5W)に
対して小さく、そのサービスエリアが狭いためである。
て、基地局での受信状態と移動端末での受信状態とが極
めて相違する場合がある。すなわち、移動端末では、C
/N比、S/N比、受信電界強度が高く、又は、データ
伝送エラー率が低い通信チャネルを選択できない場合が
ある。したがって、移動端からの「リンク通信チャネル
確立再要求メッセージ」に対して、基地局が通信チャネ
ルキャリアセンスを再度実施して選択した新たな通信チ
ャネルでも、移動端末では受信状態が悪く、呼接続失敗
となることがある。
では、例えば、2回までの呼接続制御では呼接続失敗と
なる場合が多い。換言すれば、呼接続の成功率が低く、
通信効率が悪いという欠点がある。
課題を解決するものであり、基地局が移動端末からのリ
ンク通信チャネル確立再要求に対して同一の移動端末に
異なる通信チャネルを割り当てることが可能になり、移
動端末での受信状態の測定による接続不能の判断が低減
して、呼接続の成功率が高くなり、その通信効率が向上
する通信チャネル割当制御方式の提供を目的とする。
に、請求項1記載の通信チャネル割当制御方式は、呼接
続時に、基地局が複数の通信チャネルから選択した割り
当て通信チャネルを移動端末に通知する制御を行うもの
であり、前記移動端末が、基地局にリンク確立要求を送
信し、かつ、基地局から通知された割り当の通信チャネ
ルで実行した通信チャネルキャリアセンスでの受信状態
が不可と判断した場合に、基地局へリンク通信チャネル
確立再要求を送信し、かつ、前記基地局が、移動端末か
らのリンク確立要求に対する通信チャネルキャリアセン
スに基づいたリンク通信チャネル割り当てを通知し、こ
の後、移動端末からのリンク通信チャネル確立再要求を
受信した際に、移動端末に前回割り当てた通信チャネル
以外かつ他の移動端末への割り当て済以外の通信チャネ
ルを割り当てて再度通知する構成としてある。
御方式は、前記移動端末に、基地局にリンク確立要求メ
ッセージを送信し、かつ、基地局からのリンク通信チャ
ネル割当メッセージで通知された割り当の通信チャネル
で実行した通信チャネルキャリアセンスでの受信状態が
不可と判断した場合に、基地局へリンク通信チャネル確
立再要求を送信する無線制御・チャネル管理手段を備
え、基地局に、移動端末からのリンク確立要求メッセー
ジに対して通信チャネルキャリアセンスの実行で割り当
てた通信チャネルをリンク通信チャネル割当メッセージ
で通知し、この後、移動端末からのリンク通信チャネル
確立再要求メッセージを受信した際に、移動端末に前回
割り当てた通信チャネル以外かつ他の移動端末への割り
当て済以外の通信チャネルを割り当てリンク通信チャネ
ル割当メッセージで再度通知する無線制御・チャネル管
理手段を備える構成としてある。
は、前記移動端末の無線制御・チャネル管理手段とし
て、基地局と通信チャネルで無線送受信を行い、かつ、
受信通信チャネルに対応する信号を出力する無線送受信
部と、無線送受信部での通信チャネルを制御によって設
定するための局部発振信号を送出するシンセサイザ部
と、無線送受信部からの信号に復調及び送信する符号化
信号の変調を含む処理を行う信号処理部と、送話信号の
符号化及び受話信号の復号化を行うコーデック部と、送
話信号を送出し、かつ、受話信号を音声出力する送受話
器と、無線送受信部が出力する通信チャネルごとの信号
から受信状態を判断したデータを送出する受信状態判断
部と、通信チャネルを切替えるためにシンセサイザ部を
制御し、かつ、受信状態判断部からのデータに基づいて
通信チャネルでの受信状態を判断するための制御を行う
制御部とを備える構成としてある。
は、前記基地局の無線制御・チャネル管理手段として、
移動端末との間の通信チャネルを通じて無線送受信を行
うための無線送受信部と、移動端末との通信チャネルを
管理する通信チャネル管理部と、無線送受信部及び通信
チャネル管理部を制御して移動端末との通信チャネルを
選択設定して呼接続制御を行うための無線制御部と、無
線送受信部での通信チャネルを無線制御部の制御で設定
するための局部発振信号を送出するシンセサイザ部と、
無線送受信部が出力する通信チャネルごとの信号から受
信状態を判断したデータを無線制御部へ送出する受信状
態判断部とを備える構成としてある。
使用不可通信チャネルテーブルにおける格納データを、
基地局及び移動端末との間でのリンク確立要求制御開始
時に初期化すると共に、前記通信チャネルが、複数の周
波数かつ時分割多重接続における複数のスロットである
ようにしてある。
は、前記リンク通信チャネル確立再要求制御時における
割り当を所定の回数行い、かつ、この所定の回数後は呼
接続失敗として呼接続処理すると共に、前記識別符号を
移動端末に個別に付与した固有コード又は電話番号とす
る構成としてある。
制御方式は、移動端末からのリンク確立要求に対する通
信チャネルの割り当て通知後に移動端末がリンク通信チ
ャネル確立再要求を行った場合、基地局が移動端末に前
回割り当てた通信チャネル以外かつ他の移動端末への割
り当て済以外(未使用通信チャネル)の新たな通信チャ
ネルを割り当てるようにしている。
通信チャネル確立再要求に対して同一の移動端末に異な
る通信チャネルを割り当てることが可能になる。この場
合、受信状態が悪い同一場所からのリンク通信チャネル
確立再要求が行われず、複数回行われるリンク通信チャ
ネル確立再要求に対する移動端末での受信状態の測定に
よる接続不能の判断回数が減少する。換言すれば、呼接
続の成功率が高くなり、その通信効率が向上する。
制御方式の実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の通信チャネル割当制御方式の実施形
態における構成を示すブロック図である。この例はセル
ラー移動電話システムや簡易携帯電話システム(PH
S)であり、基地局1は、移動端末2との無線回線を通
じた無線送受信を行い、所定周波数での発振、送信電力
増幅、ADPCM(適応差分パルス符号変調)、TDM
A(時分割多重接続)、及び、周波数変換などを処理す
る無線送受信部10と、移動端末2との制御/通話チャ
ネル(周波数/スロット)を管理する通信チャネル管理
部11とを有している。
(移動体通信用交換機)との有線通信のインタフェース
処理を行う通信インタフェース(I/F)部12と、無
線送受信部10、通信チャネル管理部11及び通信I/
F部12を制御して、移動端末2との呼接続制御を行う
ための無線制御部13と、無線送受信部10での送受信
周波数(通信チャネル)を無線制御部13の制御で設定
するためのシンセサイザ部14と、無線送受信部10が
出力する通信チャネルごとのIF信号から受信状態、例
えば、C/N比、S/N、データ伝送エラー率又は受信
電界強度などに基づいて受信状態を判断したデータを無
線制御部13へ送出する受信状態判断部15とを有して
いる。無線制御部13には図6に示す使用不可通信チャ
ネルテーブルを記憶したメモリ13aが接続されてい
る。
すブロック図である。この移動端末2は、例えば、PH
S携帯電話機であり、基地局1との間での無線送受信を
行うために周波数変換などを行い受信通信チャネルのI
F信号を出力する無線送受信部20と、この無線送受信
部20での送受信周波数(通信チャネル)を無線制御部
26の制御で設定するためのシンセサイザ部21と、無
線送受信部20からのIF信号の増幅、側音処理、変調
及び復調等の処理を行う信号処理部22とを有してい
る。
び受話信号の復号化を行うコーデック部23と、送話信
号を送出するマイクロホン24a及び受話信号を音声出
力するスピーカ24bと、無線送受信部20が出力する
通信チャネルごとのIF信号から受信状態、例えば、C
/N比、S/N、データ伝送エラー率又は受信電界強度
などに基づいて受信状態を判断したデータを制御部26
へ送出する受信状態判断部25と、例えば、PHSにお
ける77通信チャネルからキャリアセンスや通話のため
の通信チャネルを設定するためにシンセサイザ部21を
制御し、かつ、TDMAにおける4スロット(制御用1
スロット、通話用3スロット)の選択を制御する制御部
26とを有している。
のデータを格納するメモリ27と、制御部26との間の
データの入出力を処理するI/O部28と、制御部26
の制御で各種の処理状態、例えば、受信状態を画面表示
する液晶ディスプレイ(LCD)29aと、制御部26
の制御で電源オン/オフ、発呼や着呼に対するオフ/オ
ンフック、電話番号入力や各種の機能選択を行うキーボ
ード部29bと、制御部26の制御で着信呼び出し時に
発光する発光ダイオード(LED)29cと、制御部2
6の制御で着信呼び出し時に振動するバイブレータ29
dとを有している。
る。まず、基地局1及び移動端末2の各部の動作につい
て説明する。図1に示す基地局1は、無線送受信部10
が移動端末2との無線回線通信チャネルを通じた無線送
受信を行い、所定周波数での発振、送信電力増幅、AD
PCM、TDMA、周波数変換などを処理し、また、通
信チャネル管理部11が無線受信部10と移動端末2と
の制御/通話チャネル(周波数/スロット)を管理す
る。
しない中央制御装置(移動体通信用交換機)との有線通
信のインタフェース処理を行い、無線制御部13が無線
送受信部10、通信チャネル管理部11及び通信I/F
部12を制御し、メモリ13aに格納している図6に示
す使用不可通信チャネルテーブルに基づいて移動端末2
に前回割り当てた通信チャネル以外かつ他の移動端末へ
の割り当て済以外の通信チャネルを割り当てを行う呼接
続を制御する。シンセサイザ部14は、無線送受信部1
0での送受信周波数(通信チャネル)を無線制御部13
の制御で設定し、受信状態判断部15は無線送受信部1
0が出力する通信チャネルごとのIF信号から受信状
態、例えば、C/N比、S/N、データ伝送エラー率又
は受信電界強度などに基づいて受信状態を判断したデー
タを無線制御部13へ送出する。
0での通信チャネルが基地局1との間での無線送受信を
行うためにシンセサイザ部21からの局部発振信号で設
定され、受信時に周波数変換したIF信号を出力し、ま
た、信号処理部22が無線送受信部20からのIF信号
の増幅、側音処理、変調及び復調等の処理を行う。ま
た、コーデック部23がマイクロホン24aからの通話
時の送話信号を符号化して信号処理部22へ送出し、ま
た、受話信号を復号化してスピーカ24bへ送出し、そ
の音声出力を行う。
出力する通信チャネルごとのIF信号から受信状態、例
えば、C/N比、S/N、データ伝送エラー率又は受信
電界強度などに基づいて受信状態を判断したデータを制
御部26へ送出する。制御部26が、例えば、PHSに
おける77通信チャネルの周波数を切替えのためにシン
セサイザ部21を制御し、かつ、TDMAにおける4ス
ロット(制御/通話用の1/3スロット)の選択を制御
する。
て制御部26へ電源オン/オフ、発呼や着呼に対するオ
フ/オンフック、電話番号入力や各種の機能選択におけ
るデータを送出する。また、制御部26がI/O部28
を通じて液晶ディスプレイ29aへ各種の受信状態デー
タを送出して、その画面表示を行い、また、発光ダイオ
ード29cへ着信呼び出し時に発光駆動信号を送出し
て、その着信呼び出しの発光を行う。更に、バイブレー
タ29dに着信呼び出し時の振動駆動信号を送出し、そ
の振動による呼び出しを行う。
る通信チャネル割り当ての制御について説明する。ま
ず、基地局1と移動端末2との全体動作について説明す
る。図3は基地局1と移動端末2との間のリンク通信チ
ャネル確立制御のシーケンス図である。図1乃至図3に
おいて、図3に示すシーケンスでは移動端末2から基地
局1へ「リンク通信チャネル確立要求メッセージS1」
を送信する。この「リンク通信チャネル確立要求メッセ
ージ」を受信した基地局1では、通信チャネルキャリア
センス処理S2を実行して通信チャネルを選択する。こ
の選択した通信チャネル(番号)を「リンク通信チャネ
ル割当メッセージS3」を通じて移動端末2へ送信す
る。
S3」を受信した移動端末2は、通知された通信チャネ
ルでの受信状態を測定し、この通信チャネルでの呼接続
が可能な場合(S4:Yes)、その呼接続動作を継続
して、通話やデータ伝送が行われる。また、移動端末2
は、基地局1が割り当てた通信チャネルでの受信状態の
測定で、その呼接続が不可の場合(S4:No)、移動
端末2は、PHSに適用される第2世代コードレス電話
システム標準規格(RCR STD−28)などでの2
回目のリンク通信チャネル確立再要求(リトライ)が可
能か否かを判断する(S5)。リトライが可能な場合
(S5:Yes)、「リンク通信チャネル確立再要求メ
ッセージS6」を送信し、基地局1に対する再度の通信
チャネル割り当を要求する。また、リンク通信チャネル
確立再要求のリトライが不可の場合(S5:No)は待
ち受け状態となる。
細に説明する。図4はリンク通信チャネル確立要求制御
における基地局1の動作のシーケンス図である。この図
4に示すリンク通信チャネル確立要求制御のシーケンス
では、まず、図3と同様に移動端末2からの「リンク通
信チャネル確立要求メッセージS1」を基地局1の無線
送受信部10が受信し、通信チャネル管理部11が取り
込む。通信チャネル管理部11はメモリ31aの図6に
示す使用不可通信チャネルテーブルの初期化を要求する
ための「使用不可通信チャネル初期化要求メッセージ」
を無線制御部13に送出する。
示す使用不可通信チャネルテーブルの初期化を実行する
(S8)。この初期化では「リンク通信チャネル確立要
求メッセージS1」を送信した移動端末2のみの識別符
号(ID)に対応したデータ(図6参照)に対して行
う。無線制御部13は、通信チャネル管理部11からの
「通信チャネルキャリアセンスメッセージS9」に基づ
いて通信チャネルキャリアセンス処理(S10)を実行
して通信チャネルを選択する。
状態判断部15が無線送受信部10が出力する通信チャ
ネルごとのIF信号から、この移動端末2での受信状
態、例えば、C/N比、S/N、データ伝送エラー率又
は受信電界強度などに基づいた受信状態にデータを無線
制御部13へ送出して、その受信状態を測定する。この
選択した通信チャネル(周波数/スロット)を「通信チ
ャネルキャリアセンス完了メッセージS11」として通
信チャネル管理部11に通知する。
に、移動端末2から送信された、例えば、固有コードや
付与された電話番号などの識別符号(ID)を記憶し、
かつ、選択された通信チャネルでの割り当て済(図6参
照)を記憶する。この後、無線制御部13の制御で無線
送受信部10を通じて「リンク通信チャネル割当メッセ
ージS3」を移動端末2に送信する。
無線送受信部20を通じて制御部26が基地局1からの
「リンク通信チャネル割当メッセージ」を取り込む。制
御部26が「リンク通信チャネル割当メッセージ」で通
知された通信チャネルにシンセサイザ部21を制御し、
無線送受信部20での通信チャネルに設定して受信状態
を判断する。次に、受信状態判断部25が無線送受信部
20の出力するIF信号から受信状態、例えば、C/N
比、S/N、データ伝送エラー率又は受信電界強度など
に基づいた受信状態データを、無線制御部13へ送出し
て、その受信状態を測定する。このデータに基づいて、
制御部26が受信状態を判断し、受信状態が不良の場合
に「リンク通信チャネル確立再要求メッセージ」を無線
送受信部20を通じて基地局1に送信する。
における基地局1の動作のシーケンス図である。このリ
ンク通信チャネル確立再要求制御のシーケンスでは、移
動端末2からの「リンク通信チャネル確立再要求メッセ
ージS20」を無線送受信部10を通じて通信チャネル
管理部11が取り込み無線制御部13へ通知する。無線
制御部13は「リンク通信チャネル確立再要求メッセー
ジS20」に設定されている移動端末2の識別符号(I
D)に基づいて、メモリ13aの図6に示す使用不可通
信チャネルテーブルを検索する。この検索では、識別符
号(ID)に対応する移動端末2に、図4に示すシーケ
ンスで割り当てられた通信チャネルを検索する(S2
1)。
部13が通信チャネル管理部11へ「使用不可通信チャ
ネル設定メッセージS22」として送出する。同時に、
無線制御部13がメモリ13aの使用不可通信チャネル
テーブル内容を図6に示すように更新する(S23)。
次に、通信チャネル管理部11から無線制御部13へ
「通信チャネルキャリアセンス要求メッセージS24」
を送出し、無線制御部13は受信状態判断部15からの
データに基づいて通信チャネルキャリアセンス処理を実
行して新たな通信チャネルを選択する(S25)。この
場合、メモリ13aの使用不可通信チャネルテーブルに
格納されている移動端末2に設定した前回の通信チャネ
ルの選択は行わない。すなわち、基地局2が移動端末2
からのリンク通信チャネル確立再要求に対して同一の通
信チャネルを割り当てないようにする。
を、メモリ13aで割り当てを行う移動端末2の識別符
号(ID)に対応して記憶する(S27)。この後、無
線制御部13の制御で新たに選択した通信チャネルを無
線送受信部10を通じて移動端末2に送信する。なお、
この新たな通信チャネルでの受信状態が悪く、再度、移
動端末2からリンク通信チャネル確立再要求が行われる
が、PHSに適用される第2世代コードレス電話システ
ム標準規格(RCR STD−28)などでは、二回の
リンク通信チャネル確立再要求が可能であり、この2回
のリンク通信チャネル確立再要求以後は呼接続失敗とな
る。
/スロット)の割り当て状態を示す図である。図6にお
いて、図4に示すリンク通信チャネル確立要求制御及び
図5に示すリンク通信チャネル確立再要求制御によって
周波数1,2,3…75,76,77ごとの4スロット
(制御用1スロット、通話用3スロット)を選択した割
り当て状態を示している。図6中で「0」は未割り当て
であり、「1」は割り当て済であり、周波数2の四つの
スロットにそれぞれ移動端末(ID1,ID2,ID
3,ID4)が割り当て済「1」であり、この他の周波
数1,2,…75,76,77及びその四つのスロット
は、全てが未割り当て「0」となっている。
の通信チャネル割当制御方式によれば、移動端末からの
リンク確立要求に対する通信チャネルの割り当て通知後
に移動端末がリンク通信チャネル確立再要求を行った場
合、基地局が移動端末に前回割り当てた通信チャネル以
外かつ他の移動端末への割り当て済以外の新たな通信チ
ャネルを割り当てないようにしている。
通信チャネル確立再要求に対して同一の移動端末に異な
る通信チャネルを割り当てることが可能になる。この場
合、移動端末が受信状態の悪い同一場所からのリンク通
信チャネル確立再要求を行わないにようになり、複数回
行われるリンク通信チャネル確立再要求に対する移動端
末での受信状態の測定による接続不能の判断回数が減少
し、その呼接続の成功率が高くなって、通信効率が向上
する。
における構成を示すブロック図である。
である。
ンク通信チャネル確立制御のシーケンス図である。
制御における基地局の動作のシーケンス図である。
求制御における基地局の動作のシーケンス図である。
り当て状態を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 呼接続時に、基地局が複数の通信チャネ
ルから選択した割当て通信チャンネルを移動端末に通知
する通信チャネル割当制御方式において、 前記移動端末が、 前記基地局にリンク確立要求を送信し、かつ、前記基地
局から通知された割り当の通信チャネルで実行した通信
チャネルキャリアセンスでの受信状態が不可と判断した
場合に、前記基地局へリンク通信チャネル確立再要求を
送信し、かつ、 前記基地局が、 前記移動端末からのリンク確立要求に対する通信チャネ
ルキャリアセンスに基づいたリンク通信チャネル割り当
てを通知し、この後、前記移動端末からのリンク通信チ
ャネル確立再要求を受信した際に、前記移動端末に前回
割り当てた通信チャネル以外かつ他の移動端末への割り
当て済以外の通信チャネルを割り当てて再度通知する こ
とを特徴とする通信チャネル割当制御方式。 - 【請求項2】 呼接続時に、基地局が複数の通信チャネ
ルから選択した割当て通信チャンネルを移動端末に通知
する通信チャネル割当制御方式において、 前記移動端末に、 基地局にリンク確立要求メッセージを送信し、かつ、前
記基地局からのリンク通信チャネル割当メッセージで通
知された割り当の通信チャネルで実行した通信チャネル
キャリアセンスでの受信状態が不可と判断した場合に、
前記基地局へリンク通信チャネル確立再要求を送信する
無線制御・チャネル管理手段を備え、 前記基地局に、 前記移動端末からのリンク確立要求メッセージに対して
通信チャネルキャリアセンスの実行で割り当てた通信チ
ャネルをリンク通信チャネル割当メッセージで通知し、
この後、前記移動端末からのリンク通信チャネル確立再
要求メッセージを受信した際に、前記移動端末に前回割
り当てた通信チャネル以外かつ他の移動端末への割り当
て済以外の通信チャネルを割り当てリンク通信チャネル
割当メッセージで再度通知する無線制御・チャネル管理
手段を備える ことを特徴とする通信チャネル割当制御方
式。 - 【請求項3】 前記移動端末の無線制御・チャネル管理
手段として、 基地局と通信チャネルで無線送受信を行い、かつ、受信
通信チャネルに対応する信号を出力する無線送受信部
と、 前記無線送受信部での通信チャネルを制御によって設定
するための局部発振信号を送出するシンセサイザ部と、 無線送受信部からの信号に復調及び送信する符号化信号
の変調を含む処理を行う信号処理部と、 送話信号の符号化及び受話信号の復号化を行うコーデッ
ク部と、 送話信号を送出し、かつ、受話信号を音声出力する送受
話器と、 無線送受信部が出力する通信チャネルごとの信号から受
信状態を判断したデータを送出する受信状態判断部と、 通信チャネルを切替えるために前記シンセサイザ部を制
御し、かつ、前記受信状態判断部からのデータに基づい
て通信チャネルでの受信状態を判断するための制御を行
う制御部と、 を備えることを特徴とする請求項2記載の通信チャネル
割当制御方式。 - 【請求項4】 前記基地局の無線制御・チャネル管理手
段として、 移動端末と通信チャネルを通じて無線送受信を行うため
の無線送受信部と、前記移動端末との間の通信チャネル
を管理する通信チャネル管理部と、 無線送受信部及び通信チャネル管理部を制御して前記移
動端末との通信チャネルを選択設定して呼接続制御を行
うための無線制御部と、 前記無線送受信部での通信チャネルを無線制御部の制御
で設定するための局部発振信号を送出するシンセサイザ
部と、 前記無線送受信部が出力する通信チャネルごとの信号か
ら受信状態を判断したデータを前記無線制御部へ送出す
る受信状態判断部と、 を備えることを特徴とする請求項3記載の通信チャネル
割当制御方式。 - 【請求項5】 前記基地局に、 前回通知した通信チャネル以外かつ割り当て済以外の通
信チャネルを割り当てる管理を行うために、移動端末の
識別符号に対応して未割り当て又は割り当て済のデータ
を格納する使用不可通信チャネルテーブルを格納したメ
モリを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の通
信チャネル割当制御方式。 - 【請求項6】 前記呼接続要求を行った移動端末の使用
不可通信チャネルテーブルにおける格納データを、前記
基地局及び移動端末との間でのリンク確立要求制御開始
時に初期化することを特徴とする請求項1又は2記載の
通信チャネル割当制御方式。 - 【請求項7】 前記通信チャネルが、 複数の周波数かつ時分割多重接続における複数のスロッ
トであることを特徴とする請求項1又は2記載の通信チ
ャネル割当制御方式。 - 【請求項8】 前記リンク通信チャネル確立再要求制御
時における割り当を所定の回数行い、かつ、この所定の
回数後は呼接続失敗として呼接続処理することを特徴と
する請求項1又は2記載の通信チャネル割当制御方式。 - 【請求項9】 前記識別符号が、 移動端末に個別に付与した固有コード又は電話番号であ
ることを特徴とする請求項5記載の通信チャネル割当制
御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10024848A JP2912326B1 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 通信チャネル割当制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10024848A JP2912326B1 (ja) | 1998-02-05 | 1998-02-05 | 通信チャネル割当制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2912326B1 true JP2912326B1 (ja) | 1999-06-28 |
JPH11225373A JPH11225373A (ja) | 1999-08-17 |
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ID=12149646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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---|---|---|---|---|
JP2006140821A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Yamatake Corp | 無線通信システム |
-
1998
- 1998-02-05 JP JP10024848A patent/JP2912326B1/ja not_active Expired - Fee Related
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