JP2000032550A - 移動通信におけるグループ通信方法と基地局装置及び移動局装置 - Google Patents

移動通信におけるグループ通信方法と基地局装置及び移動局装置

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JP2000032550A
JP2000032550A JP10192521A JP19252198A JP2000032550A JP 2000032550 A JP2000032550 A JP 2000032550A JP 10192521 A JP10192521 A JP 10192521A JP 19252198 A JP19252198 A JP 19252198A JP 2000032550 A JP2000032550 A JP 2000032550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は基地局からグループを構成する各移動
局に対し短縮移動機識別子と移動機識別子を用いてペー
ジングを送信して無線チャネルを割り当てることにより
グループ通信を行う移動通信におけるグループ通信方法
と基地局装置及び移動局装置に関し,グループ通信にお
いて無線チャネルを有効に利用することを目的とする。 【解決手段】基地局はグループ通信を行うための通信リ
ンク確立フェーズにおいて使用したグループに対して割
り当てられた短縮移動機識別子をグループ通信の通信フ
ェーズ及び通信リンク解放フェーズにおいてもグループ
識別子として使用無線チャネルに対応して引き続き管理
・使用する。他のグループのグループ通信に対して,別
の短縮移動機識別子を割り当てて前記使用中のチャネル
と同一チャネルを用いてグループ通信を行うよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル移動通信
システムにおける無線基地局と無線移動局との間で効率
よく無線チャネルを使用し,グループ通信中の移動局と
基地局の間で個別に制御信号の授受を可能にするための
移動通信におけるグループ通信方法,基地局装置及び移
動局装置に関する。
【0002】近年,携帯電話や自動車電話等の移動体通
信の普及,及び移動体通信の利用方法の多様化に伴い,
無線移動局と無線基地局の間のトラヒックは増加する傾
向にある。従って,無線移動局と無線基地局の間の無線
チャネルを効率的に使用することが望まれている。
【0003】
【従来の技術】図6は従来のレイヤ2のフレーム構成を
示す。A.はレイヤ2フレームフォーマット,B.はア
ドレスフィールドの構成例である。このフレーム構成
は,日本で標準化されたデジタル移動通信システムであ
る「デジタル方式自動車電話システム:RCR STD
−27D」において採用されているレイヤ2のフレーム
構成の一例である。近年のデジタル移動通信システムの
プロトコルは,国際的に標準化されているOSI(Open
System Interconnection)プロトコルに準じて作成され
ており,図6に示すレイヤ2のフレーム構造は,レイヤ
2(リンクレイヤ)として規定されている。
【0004】また,レイヤ2の上位レイヤを示すものと
して,レイヤ3,下位レイヤを示すものとしてレイヤ1
が用いられる。レイヤ2,レイヤ3間の手順は,図6の
A.に示すレイヤ2フレームフォーマットで行われる。
アドレスフィールドは,図6のB.のアドレスフィール
ドの構成例に示すように,C/R(コマンド/レスポン
スフィールドビット),SAPI(サービスアクセスポ
イント識別子),AI(ID表示フィールド),AC
(ID制御フィールド),SMSI(短縮移動機識別
子),MSI(移動機識別子),EA(アドレスフィー
ルド拡張ビットで,EA=0なら次が有り,EA=1な
ら次が無いことを表す)を含む。
【0005】図7にアドレスフィールド内の各フィール
ドの使用法を示し,A.はC/Rフィールドのビットの
使用法であり,このC/Rビットにより当該フレームが
コマンドであるか,レスポンスであるかを表示し,相手
側はこれによりフレームを識別する。また,SAPI
は,図7のB.に示すように“0”の時呼制御手順を表
し,“7”の時マネージメントエンティティに対してレ
イヤ2サービスが提供されることを表す。次にAIは,
図7のC.に使用法が示されるID表示フィールドであ
り,アドレスフィールドに含まれる移動機識別子(MS
I)と短縮移動機識別子(SMSI)を識別するために
用いられ,このID表示フィールドの2ビットにより,
それぞれ,短縮移動機識別子(SMSI)と移動機識別
子(MSI)の有無の組合わせを表す。
【0006】図8にMSIの拡張及び格納例を示す。こ
のように,移動機識別子(MSI:Mobile Station Ide
ntifire )は短い場合でも24ビット程度で構成され,
長い場合は64ビット程度まである。図8に示す例で
は,各バイトの右端のビット(最下位ビット)はEA
(後のビットの有無を表す)を表し,〜の4バイト
の中のバイトのビット2が最下位ビット20 で,バイ
ト,,のそれぞれ7ビットでそれぞれの重みのビ
ットが順番に配列され,バイトの第4ビットが最上位
のビット223である。従って,この例は24ビットのM
SIである。このようなテーブルで,通信チャネルとグ
ループ番号,SMSI及びMSIを管理することによ
り,グループ通信の制御信号の宛先を指定することがで
きる。
【0007】このような長いMSIを使用する番号の識
別動作を簡単化するため網側から8ビット(1オクテッ
ト)長の短縮移動機識別子(SMSI)の使用を移動局
に対して指定して,グループ通信の識別動作を簡単化で
きる。
【0008】図6のB.に示すように,短縮移動機識別
子(SMSI)は第2バイトに設定し,移動機識別子
(MSI)は第3バイト(オクテット)以降に設定する
ことができる。
【0009】次にACは,移動機に対して網がSMSI
を割り当てたり解除するために用いられる。すなわち,
図7のD.に示すように,ID制御フィールドの00は
制御なし,01がSMSI割当,10はSMSI解除で
あり,11はMSI+SMSI要求を移動機に要求して
いる(割当てられたSMSIを確認するために基地から
送信する)。また,EAは可変長であるMSIフィール
ドの最終オクテットを識別する。
【0010】図6のA.の制御フィールドは,コマンド
またはレスポンスのフレームの種別を識別するために用
いられる。制御フィールドフォーマットは,番号情報転
送(Iフォーマット),監視機能(Sフォーマット),
及び非番号制の情報転送と制御機能(Uフォーマット)
の3種類が規定される。図6のA.の情報フィールド
は,レイヤ3情報がレイヤ3フォーマットでそのまま載
せられる。
【0011】無線基地局は,上記のレイヤ2アドレスフ
ィールドのMSIやSMSIを用いて制御信号の宛先指
定をし,無線移動局は,制御信号の発元を通知する。こ
の移動通信システムは,携帯電話が良く知られており,
一般的には1対1の通話の形態で使用されている。但
し,付加サービスとして3者通話の形態も用意されてい
る。
【0012】しかし,通話の形態としては,上記の他
に,1つの無線移動局が複数の無線移動局と通信するグ
ループ通信という形態がある。類似の通信形態にはマル
チチャネルアクセス(MCA)として知られている。但
し,本発明が対象とするグループ通信とは,本質的に異
なるシステムである。
【0013】現在グループ通信を可能とする新たなデジ
タル移動通信システムが,例えば公共業務用デジタル移
動通信システム(RCR STD−39)等で開発され
つつある。このシステムは,主に消防や警察等の公共業
務への適用を目的としたものである。
【0014】図9に従来のグループ通信の適用例を示
す。グループ通信では,複数の無線移動局が存在する。
例えば,タクシー会社のタクシー,消防署の消防車や,
警察署のパトカーまたは,同じ会社内の営業車等が挙げ
られる。
【0015】以下の説明では,無線移動局が消防車であ
るものとし,地域Aで,無線移動局A−1,A−2のグ
ループAが存在し,地域Bでは無線移動局B−1〜B−
mのグループが存在し,地域Cでは無線移動局C−1〜
C−nのグループが存在し,各地域に消防署が存在し,
例えば市消防局単位に無線基地局が数局設けられてい
る。
【0016】この構成において,例えば,地域Aの消防
署が,地域Bの消防署及び地域Cの消防署に応援を求め
るため,地域Aの無線移動局A−1,A−2,地域Bの
無線移動局B−1,及び地域Cの無線移動局C−1をグ
ループのメンバとしてグループ1を無線基地局において
作成する。各無線移動局は電源をオンにすることにより
待受け状態となり,無線基地局からページング(呼出)
によってグループ1の各無線移動局A−1,A−2及び
無線移動局B−1及び無線移動局C−1を呼出して,通
話が可能な状態にする(通信確立フェーズ)。
【0017】次に通信確立フェーズの完了により,基地
局,複数移動局間のグループ通信状態へ移行する(通信
フェーズ)。この後,地域Aの消防署で別のグループ2
を作成したいという要求が発生すると,無線基地局はグ
ループ2のメンバに地域Aの無線移動局A−2,地域B
の無線移動局B−2及び,地域Cの無線移動局C−2を
選びたいものとする。この時,無線基地局がグループ1
でグループ通信中の無線基地局A−2だけをグループ1
から削除する(通信リンク解放フェーズ)。
【0018】次に無線基地局,無線移動局A−2,B−
2,C−2の間で通信リンク確立フェーズ,通信フェー
ズを行いグループ2を作成する。この後,グループ1が
不要になった場合,グループ1のメンバ全てを解放し,
同様にグループ2が不要になった場合,グループ2のメ
ンバ全てを解放する。
【0019】図10にグループ通信の通信確立フェーズ
のシーケンスを示す。図中,UIは非確認形情報転送で
あることを示し,各UIを定義する括弧内の3つの項目
(例えば,ページング,−,通信形態)をそれぞれ
1 ,X2 ,X3 とすると,X1は無線管理(Radio Fre
quency Transmission Management:RT)に関する制御
信号を表し,X2 は移動管理(Mobility Management :
MM)に関する制御信号を表し,X3 は呼制御(Call C
ontrol:CC)に関する制御信号(転送レート等の通信
条件等を含む)を表している。
【0020】以下に,図10のシーケンスを説明する。
但し,ここには非正常動作時のシーケンスは省略されて
いる。最初に通信リンク確立フェーズのシーケンスのス
テップS1では,無線基地局は無線移動局A−1にグル
ープ通信の開始及びSMSI(グループに対し割り当て
た短縮MSI)の割り当てをぺージングにて通知する。
具体的にはMSI(無線移動局A−1に対応する)とS
MSI(グループ1に対応)が指定されて,上記図6の
フレーム構成を用いる。この場合,一般的にはグループ
内の無線移動局の数は多く,中にはビル影に位置して受
信状態の悪い無線移動局が存在したり,また各無線移動
局から受信したことを表す応答メッセージを受ける方法
を採っていない。従って,ページングの信号を繰り返し
何回も送信して未受信移動局の受信確率を高めている。
この時,所定の受信確率が得られるように,ページング
の送出時間のページング連送タイマ(この連送タイマ時
間内で何度も送信する)が決定される。
【0021】この後のステップS2,ステップS3,ス
テップS4ではステップS1と同様に,無線移動局A−
2,無線移動局B−1,無線移動局C−1にページング
を通知する(各移動局に対応するMSIとグループ1の
SMSIを使用)。ステップS5(S6,S7の時間帯
も含む)では,無線移動局は下りのTCH(通話チャネ
ル)を通すために,予め予定のTCHのチャネルで同期
バーストSB1の送出を開始する。ステップS6では,
予定のTCHの無線チャネル指定をSMSI指定にて送
信する。この場合も,無線移動局の数が多いため,無線
チャネル指定連送タイマの期間無線チャネル指定を繰り
返し送信し続ける。
【0022】ステップS7では,ステップS6の無線チ
ャネル指定を受信した無線移動局は,ステップS1〜S
4で受信したSMSIと一致した場合,無線チャネル指
定で指定されたTCHのチャネルにチャネル切替を行
う。無線移動局がチャネルを予定のTCHのチャネルに
切り替えると,無線基地局からの同期バーストSB1を
受信でき,ステップS8において,無線基地局との間で
下りのTCHの通信リンクが確立され,通信フェーズに
移行する。通信チャネルに移行して通信を開始すると,
1対1の関係であるから受信したら全て自分宛てのもの
であるため,SMSIを付ける必要がないので,この時
点で無線基地局,無線移動局ともにSMSIを自律的に
解除し,以降の受信制御信号は全て自局宛のものとして
受信する。
【0023】図11は通信リンク解放フェーズのシーケ
ンスを示す。上記図10のシーケンスにより確立された
通信リンクを用いて,グループ1内の各移動局はTCH
を用いて同報通信を行う(ステップS9)。この後,無
線チャネルを切断する場合には,ステップS10におい
てUI(無線チャネル切断,−,切断)という同報メッ
セージを送信する。このメッセージは通信フェーズの全
ての無線移動局に送られ,無線チャネル切断連送タイマ
の設定時間内に繰り返し送られる。通信フェーズの全て
の無線移動局は,無線チャネル切断の受信により通信リ
ンク解放フェーズを行う。
【0024】図12は従来のグループ通信のための基地
局と移動局の処理フローであり,上記図10,図11に
示す基地局と各移動局との通信において,基地局は図1
2に示す処理を実行する。
【0025】基地局側は主要な構成として,基地局の全
体制御を行う共通制御装置,無線の送受信制御を行う無
線制御部及び移動局との間でTDMA(Time Division
Multiple Access:時間分割多重アクセス) による通信処
理を行うTDMA処理部とを備えるものとして,各部の
相互の処理フローを示す。
【0026】最初に共通制御装置で,グループ作成を行
い(図12のS1),空きTCH(通話用チャネル)が
あるか判別し(同S2),無い場合はグループ作成を中
止し(同S29),有る場合は1メンバのMSIを指定
してページング(呼出信号)を送信するよう無線制御部
に指示する(同S3)。無線制御部は指定MSI(移動
機識別子)に対しSMSI(短縮移動機識別子)が割り
付け済か,移動機識別子の情報を管理するメモリ(図示
省略)を参照して判別し(図12のS12),割り付け
済の場合は割り付け済のSMSIによりTDMA処理部
に送信依頼を行う(同13)。割り付けされてない場合
は,新規にSMSIを割り付け,MSI+SMSIによ
りTDMA処理部に送信依頼を行う(同S14)。TD
MA処理部は無線制御部から前記S13またはS14の
処理により送信依頼を受け取ると,移動局に対しMSI
+SMSIを用いてページングの無線送信処理を行う
(図12のS21)。移動局は,SMSIを認識してペ
ージング受信処理を行い,無線チャネル(通話用チャネ
ルのTCH)が指定されるのを待つ。
【0027】基地局の共通制御装置は,S3による送信
の指示を出した後,ページング連送タイマを開始し(図
12のS4),タイムアウトするとTCHが未起動か判
別し(同S5),未起動であれば起動要求を無線制御部
に送り(同S6),無線制御部でこれを受け取るとTD
MA処理部に対しTCH起動要求を出力し(同S1
5),TDMA処理部はこれによりTCH起動処理を行
い(同S22),TCH起動通知を無線制御部へ送出す
る(同S23)。無線制御部はこれを受け取ると,共通
制御装置へ通知する(図12のS16)。共通制御装置
はこれを受け取ると,MSIを指定して無線チャネル指
定の指示を無線制御部へ出す(図12のS17)と共に
無線チャネル指定連送タイマを開始する(同S8)。無
線制御部はこの指示を受け取ると,指定MSIはSMS
I割り付け済か判別し(図12のS17),割り付け済
であればそのSMSIにてTDMA処理部に送信を依頼
し(同S18),割り付け済でないと新規にSMSIを
割り付けてMSI+SMSIにてTDMA処理部に送信
依頼をする(同S19)。
【0028】TDMA処理部は無線制御部からの前記の
送信依頼を受け取ると,無線送信処理を行い移動局に送
信を行う(図12のS24)。移動局はこれを受け取る
と周波数切替処理(制御用チャネルから通話用チャネル
TCHへ移行する処理)を行い(図12のS26),S
MSIの解放する処理を行う(同S27),グループ通
信中状態へ移行する(同S28)。この状態では,この
グループに属する各移動局は,割り付けられたTCH
(通話チャネル)を専有し,このチャネルによる通信内
容はグループに属する全ての移動局で受信され,一つの
移動局からの送信内容はグループの全ての移動局へ送信
される。
【0029】一方,共通制御装置は無線チャネル指定連
送タイマがタイムアウトすると,SMSI解放要求を無
線制御部へ送り(図12のS9),グループメンバを全
て呼び出したか判別し(同S10),呼び出しが終了し
ないと,S3に戻って次のメンバについて同様の制御を
開始し,呼び出しが終了するとグループ通信中状態へ移
行する(同S11)。また,無線制御部は共通制御装置
から上記のSMSI解放要求を受け取るとSMSI解放
処理を行う(同S20)。
【0030】図13は従来のグループ通信方式における
グループ削除の処理フローを示し,基地局の共通制御装
置に対しグループ削除が指示されると(図13のS
1),無線チャネル切断送信を無線制御部に指示し(図
13のS2),無線チャネル切断連送タイマを開始する
(同S3)。無線制御部は上記の指示によりTDMA処
理部に無線チャネル切断の送信依頼を行い(図13のS
6),TDMA処理部はこれにより無線チャネル切断の
無線送信処理を行う(同S9)。移動局はこれを受け取
ると待ち受け状態に遷移する(図13のS12)。基地
局では無線チャネル切断連送タイマがタイムアウトする
と,TCH停止要求を無線制御部に送り(図13のS
4),無線制御部がこれを受け取るとTDMA処理部に
対しTCH停止要求を送る(同S7)。TDMA処理部
はこれを受け取るとTCH停止処理を行い(図13のS
10),TCH停止通知を無線制御部へ送出する(同S
11)。無線制御部はこれを受け取ると共通制御装置に
対しTCH停止通知を送り(図13のS8),共通制御
装置はこれを受け取ると待ち受け状態に遷移する(同S
5)。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
グループ通信方式では,通信リンク確立後はそのTCH
(通話チャネル)上にいる移動局は全て同一グループと
して通信を行うため,1無線チャネルにおいて1グルー
プのグループ通信しか行うことができない。すなわち,
1つの無線チャネルを1つのグループだけで専用に使用
しており,電波利用上の効率が悪いという問題があっ
た。
【0032】また,グループ通信中の特定の無線移動局
をグループメンバから削除したい場合等に,無線移動局
と個別に制御信号の授受が行いたい場合にも実行するこ
とができない,すなわちグループ内の特定の無線移動局
に対して制御信号を授受することができないという問題
があった。
【0033】本発明はグループ通信において無線チャネ
ルを有効に利用することができるグループ通信方法を提
供することを目的とし,本発明の他の目的はグループ内
の特定の無線移動局に対して制御信号を授受できる基地
局装置及び移動局装置を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を示す図である。図中,1は基地局,10は共通制御装
置,10aはグループ作成制御部,10bはTCH制御
部,10cはメンバ削除部,10dはグループ削除部,
10eはグループ管理テーブル,11は無線制御装置,
2は移動局,2aは制御部,2bは識別子保持部であ
る。
【0035】図1において,基地局1が上位装置等から
グループ作成を指示され共通制御装置10に対し,グル
ープとして構成する複数の移動局の各MSIと,そのグ
ループに対するSMSI(短縮MSI)が指示される
と,グループ作成制御部10aは,グループ管理テーブ
ル10eにそのグループ(グループ1とする)について
対応するSMSIと各移動局のMSIの情報を設定する
と共に,無線制御装置11に対して各移動局に対してグ
ループ通信のためのページング送信処理を行わせ,無線
制御装置11によりグループの各移動局に対しSMSI
+MSIを用いてページング送信処理を行う。各移動局
では受信したページングの情報内のMSIと自局のMS
Iとを照合して一致すると同時に受信したSMSIを自
局が属するグループのSMSIとして識別子保持部2b
に保持する。この後,TCH制御部10bによりTCH
(通話チャネル)の指定されるとそのグループ1の当該
SMSIの通話チャネルが無線制御装置11を介して移
動局2へ通知される。このように通信リンク確立フェー
ズにより通信リンクが確立された後,通信フェーズに移
行するが,この時SMSIは解放されることなく通信解
放フェーズまで使用される。通信フェーズにおいて通信
が行われると,グループの各移動局に対してその通話チ
ャネル(TCH)により制御信号の通知を行うことがで
きる。
【0036】別のグループ(例えばグループ2)を作成
する場合,別のSMSIを用いて各移動局に対してそれ
ぞれのMSIと共にページング送信処理を行うことで,
グループを形成することができる。この時,既にグルー
プ1で使用しているTCH(通話チャネル)を使用して
グループ2に割り当てることができ(同一タイムスロッ
ト),複数グループの通信を同時に1つの無線チャネル
で行うことができる。
【0037】あるグループに属する特定のメンバ(移動
局)をそのグループから削除したいという上位からの指
示が発生すると,基地局1の共通制御装置10のメンバ
削除部10cが起動され,そのグループのSMSIと削
除の対象となる移動局を表すMSIを付して無線チャネ
ル切断の制御信号を送ると,無線制御装置11から移動
局2に送信され,該当移動局2でこれを受信すると,そ
の移動局は自局の識別子保持部2bに保持するSMSI
とMSIと比較して一致を検出すると,SMSIを消去
して,グループから外れる。このように,SMSIにM
SIを付加して通信を行うことにより個別の移動局宛に
制御信号を送ることができる。
【0038】また,グループを削除したいという指示が
発生すると,基地局1の共通制御装置10のグループ削
除部10dが起動され,そのグループのSMSIを指定
した無線チャネル切断の送信を指示すると,該当するS
MSIのグループに属する各移動局はこれを受信する
と,SMSIを解除(消去)し,通信状態から待ち受付
状態になる。
【0039】
【発明の実施の形態】図2は本発明が実施される基地局
装置及び移動局装置の構成である。図中,1,2は上記
図1の同じ符号の各部に対応し,1は基地局装置,2は
移動局装置であり,基地局装置1内の10は複数の無線
制御装置を制御する共通制御装置であり,OSIプロト
コルのレイヤ3の制御を行い,上記11は基地局1内に
キャリア(無線チャネル)に対応して複数個(n個)設
けられた無線制御装置(送受信パネル1〜nとして構成
される),12,13は無線制御装置の構成要素であ
り,12は無線制御部,120は時間分割で多重アクセ
スの処理を行うTDMA(Time Division Multiple Acc
ess)処理部であり,OSIプロトコルのレイヤ1の制御
を行い,実際に変調器(後述する無線部13のMOD1
30)に送る信号を作成したり,復調器(後述する無線
部のDEM136)からの信号を読み取る動作を行う。
121は無線管理制御部,122は上記図6〜図8に示
すレイヤ2に関する制御を行うレイヤ2制御部,13は
無線部,130は変調器(MOD),131は送信器
(TX),132は増幅器,133は送受分波器,13
4は増幅器,135は受信器,136は復調器(DE
M)である。また,複数の無線制御装置11を制御する
共通制御装置10において,100は共通制御部,10
1は対呼処理制御装置インタフェース部,102は呼処
理制御部102から成る。更に,移動局装置2におい
て,20は無線部,21は基地局との間で制御信号,通
話信号の送受信の制御を行う移動局無線制御部である。
【0040】基地局装置1の無線制御装置11は,共通
制御装置10内の呼処理制御部132からの制御により
移動局装置2との呼の制御を行う。すなわち,呼処理制
御部102から出力された制御信号は,呼処理制御装置
インタフェース部101を介して無線管理制御部121
に転送される。無線管理制御部121では,呼接続にお
けるシーケンスの制御を行い,続いてTDMA処理部1
20で移動局装置2との間の制御信号の授受を行う。
【0041】レイヤ2制御部122は,TDMA処理部
120に接続され,移動局装置2とTDMA処理部12
0との間で授受される制御信号を,レイヤ1の信号また
はレイヤ3の信号に変換する動作を行う。レイヤ2制御
部122は,一般的にはレイヤ3の情報を確実に基地局
1と移動局装置2との間で授受できるように制御する機
能を備えている。従って,例えば,呼処理制御部102
で作成されたレイヤ3信号に呼処理制御部102から指
定されたアドレス(MSIやSMSI)をレイヤ2フォ
ーマットの形で付加する(従来はSMSIはレイヤ2制
御部122がMSIに対して1対1で割り付けられてい
た)。更に,レイヤ3の信号が相手に届きにくい場合に
再送するための再送制御信号を付加する。このような動
作は移動局装置において実質的に同様に行われていた。
【0042】図3は実施例の制御シーケンスを含む処理
フローである。図2の基地局における共通制御装置10
と無線制御装置11及び移動局における移動局無線制御
部21はCPUとメモリを備え,図3に示すシーケンス
を含む処理フローからなるソフトウェアにより実現され
る。なお,図3では,基地局(図2の基地局装置1と同
じ)の共通制御装置10,無線制御装置11内の無線管
理制御部121及びTDMA処理部120の処理と,移
動局(図2の移動局装置2と同じ)の処理を中心として
示す。
【0043】基地局の共通制御装置に対しグループ作成
の指示(グループを構成する移動局を含めた指示)等の
要因が発生すると(図3のS1),グループに対してS
MSIを1対1で割り付け(同S2),1メンバのMS
I+SMSIを指定してページング送信を行うよう無線
管理制御部へ指示し(同S3),グループの全てのメン
バ分だけ繰り返して,呼び出したか判別する(同S
4)。この時,割り付けたSMSIは通信リンク確立フ
ェーズが終了しても解放を行わずに,グループ通信が終
了するまで他の通信に割り当てないようにするため,呼
処理制御部(図2の102)にグループ管理テーブルを
作成し,管理し続ける。グループ管理テーブルの構成例
を後述する図4に示す。
【0044】無線制御部12の無線管理制御部121
は,MSI+SMSIを指定したページング送信の依頼
を受けると,指定されたレイヤ3メッセージ(ページン
グ)に指定のMSI及びSMSIのアドレスフィールド
を付加したレイヤ2フォーマットのフレームを作成し,
それをレイヤ1フォーマットに変換し,TDMA処理部
120にページング信号の送信を依頼する(図3のS1
1)。無線制御部12のTDMA処理部120では,無
線管理制御部121からページング信号を受信すると,
無線送信処理を実行させ(図3のS12),図2の無線
部13から送信される。移動局2では,基地局装置から
ページング信号を受信すると,信号に付加されているM
SIが自局のものと判断できた場合,付加されているS
MSIを自局のSMSIとして管理を開始(メモリに保
管)し,無線チャネル(通話チャネル)指定を待機する
(同S13)。
【0045】基地局の共通制御装置10は,ページング
指定処理を行った後,グループメンバを全て呼び出す
と,ページング連送タイマを開始し(同S5),このペ
ージング連送タイマがタイムアウトすると,先に送信依
頼したページング信号が移動局装置に通知されたものと
判断し,グループ通信を行うためのTCH(通話チャネ
ル)が未起動か判別する(同S6)。起動済の場合は後
述するステップS8に移行するが,未起動の場合はTC
H起動要求を無線管理制御部121へ送る(図3のS
7)。無線管理制御部121はこの起動要求によりTD
MA処理部120に対しTCH起動要求を発生し(同S
14),TDMA処理部はTCH起動処理を行って,起
動通知を出力する(同S15,S16)。
【0046】無線管理制御部121はこれを受け取ると
共通制御装置にTCH起動通知を送り,共通制御装置1
0はTCH起動通知を受信すると,グループ通信を行う
チャネルを指定した無線チャネル指定の送信をSMSI
を指定して無線管理制御部121へ依頼する(同S
8)。無線管理制御部121はこれを受け取ると,TD
MA処理部120に対し指定されたレイヤ3メッセージ
(無線チャネル指定)に指定のSMSIのアドレスフィ
ールドを付加したレイヤ2フォーマットのフレームを作
成し,それをレイヤ1フォーマットに変換し,TDMA
処理部120に無線チャネル指定信号の送信を依頼する
(図3のS18)。TDMA処理部120はこれを受け
取ると移動局装置に対し送信可能なタイミングで無線チ
ャネル指定信号を送信する処理を行う(同S19)。
【0047】移動局ではこれを受信すると指定された無
線チャネルへ周波数切替処理(TCH移行)を行い(図
3のS20),グループ通信中状態へ移行する(同S2
1)。
【0048】基地局1の共通制御装置10では,無線チ
ャネル指定の送信指示を出した後,無線チャネル指定連
送タイマを開始し(図3のS9),タイムアウトする
と,先に送信依頼した無線チャネル指定信号が移動局装
置に通知され,移動局装置はTCHによりグループ通信
状態に移行したものとして,グループ通信中状態に移行
する(同S10)。このように,基地局と移動局はグル
ープ通信のフェーズに移行しても,SMSIをそのまま
保持し,管理を行う(従来は無線チャネルの割り当て後
はSMSIを解放する)。
【0049】図4はグループ管理テーブルの構成例を示
し,A.はグループ管理テーブル,B.はMSIテーブ
ルである。この例では,A.に示すようにグループ管理
テーブルが0面〜L面の(L+1)面あり,(L+1)
はチャネル(TCH)の個数である。各グループ管理テ
ーブル面は,それぞれ先頭にそのチャネルを使用するグ
ループ数が設定され,続いて1つのグループ番号に属す
るで示す情報が格納され,グループ番号,そのグルー
プ番号に対応する呼番号(そのグループ通信の呼番
号),SMSI(そのグループ通信のSMSI),移動
機数n(そのグループに含まれる移動機の数)が設定さ
れ,続いてで示すように各移動機のMSI(移動機識
別子)が順番に設定される。なお,このMSIは,実際
には図4のB.に示すMSIテーブルのアドレスを表
し,MSIテーブルは複数個用意されており,各MSI
はレイヤ2のMSIフォーマット(上記図6のB.参
照)によるアドレスが格納されている。
【0050】この後,同じチャネルを使用する他のグル
ープについて,グループ番号以下の情報が格納され,合
計mグループ分の情報が格納される。このようなテーブ
ルで,通信チャネルとグループ番号,SMSI及びMS
Iを管理することによりグループ通信の制御信号の宛先
を指定することができる。
【0051】図5はメンバ削除及びグループ削除の処理
フローである。グループ通信中状態において,共通制御
装置10で1グループのメンバ削除の要因が発生すると
(図5のS1),グループメンバのMSI及びSMSI
を指定して無線管理制御部121に無線チャネル切断の
送信を依頼し(同S2),無線チャネル切断の送出の完
了を待つタイマ(無線チャネル切断連送タイマ)を張る
(同S3)。無線管理制御部121は,共通制御装置1
0から無線チャネル切断送信の依頼を受け取ると,指定
されたレイヤ3メッセージ(無線チャネル切断)に指定
のMSI及びSMSIのアドレスフィールドを付加した
レイヤ2フォーマットのフレームを作成し,これをレイ
ヤ1フォーマットに変換してTDMA処理部120に無
線チャネル切断信号の送信を依頼する(図5のS4)。
TDMA処理部120では,無線管理制御部121から
の依頼を受け取ると,移動局装置に対して送信可能なタ
イミングで無線チャネル切断信号を送信する(図5のS
5)。移動局装置2では,基地局装置から無線チャネル
切断信号を受信すると,信号に付加されているMSI及
びSMSIが自局のものと判断できた場合,グループ通
信中処理を終了し,待ち受け状態に遷移する(図5のS
6)。
【0052】共通制御装置10では,先に張った無線チ
ャネル切断連送タイマがタイムアウトすると,先に送信
依頼した無線切断信号が移動局装置に通知されたものと
判断して,TCHの停止をするかどうか(他に同じTC
Hを使ってグループ通信中の移動局があるか)を判定す
る(図5のS13)。この場合はメンバ削除なので,他
にグループ通信中の移動局がいるのでTCH停止の処理
を行わず,グループ通信中状態に移行する(図5のS2
0)。
【0053】グループ通信中状態において,共通制御装
置10でグループ削除の要因が発生した場合(図5のS
7),そのグループに対応したSMSIを指定して無線
管理制御部121に無線チャネル切断の送信を依頼し
(同S8),無線チャネル切断の送出の完了を待つタイ
マ(無線チャネル切断連送タイマ)を開始する(同S
9)。無線管理制御部121は,共通制御装置10から
の無線チャネル切断の送信依頼を受け取ると,指定され
たレイヤ3メッセージ(無線チャネル切断)に指定のS
MSIのアドレスフィールドを付加したレイヤ2フォー
マットのフレームを作成し,それをレイヤ1フォーマッ
トに変換し,TDMA処理部120に無線チャネル切断
信号の送信を依頼する(図5のS10)。
【0054】TDMA処理部120では,無線管理制御
部121から無線チャネル切断信号の装置送信の依頼を
受け取ると,移動局装置に対して送信可能なタイミング
で無線チャネル切断信号を送信する(同S11)。移動
局装置2では,基地局装置から無線チャネル切断信号を
受信すると,信号に付加されているSMSIが自局のも
のと判断できた場合,グループ通信中処理を終了し,待
ち受け状態に移行する(図5のS12)。
【0055】共通制御装置10では,先に張った無線チ
ャネル切断連送タイマがタイムアウトすると,先に送信
依頼した無線切断信号が移動局装置2に通知されたもの
と判断して,TCHの停止をするかどうかを,他グルー
プが同じTCHを使って通信中でないか判別することで
判断する(同S13)。他にグループ通信中のメンバが
いない場合は,無線管理制御部121にTCH停止要求
を通知する(図5のS14)。無線管理制御部121
は,共通制御装置10からTCH停止要求を受け取る,
TDMA処理部120にTCH停止要求を通知する(図
5のS15)。TCH処理部では,このTCH停止要求
を受け取ると,指定されたチャネルでTCHの停止を行
い(図5のS16),TCH停止通知を無線管理制御部
121に通知する(同S17)。無線管理制御部121
はTDMA処理部からTCH停止通知を受け取ると,共
通制御装置10にTCH停止通知を通知する(図5のS
18)。共通制御装置10では,無線管理制御部121
からTCH停止通知を受け取ると,グループ通信を終了
し,待ち受け状態に移行する(図5のS19)。また,
このグループ通信方法を用いたグループ通信は,データ
通信でデータにそのデータの宛て先や,発信元等が付加
されたデータを授受する場合に特に有効活用することが
できる。
【0056】このように,本発明のグループ通信方法を
移動通信システムに適用すると,1つの無線チャネルで
複数のグループ通信を行うことができ,無線チャネルの
効率的な使用が可能になる。また,グループ通信中の移
動局と個別に制御信号を授受できるようになる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば,次のような効果を奏す
る。 グループ通信中においても基地局装置及び移動局装置
でSMSIを管理し続けることによって,1つの無線チ
ャネルで複数のグループ通信を行うことができる。この
結果,従来のグループ通信方式に比べて無線チャネルの
利用効率を高めることができる。
【0058】グループ通信中の特定移動局に対して制
御信号の授受を行う時,制御信号にMSI及びSMSI
(短縮MSI)を付加して送信することで,受信側で付
加されたMSIとSMSIを自局と一致するか判断する
ことができ,その結果,グループ通信中に個別移動局と
の間で制御信号の授受を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】本発明が実施される基地局装置及び移動局装置
の構成を示す図である。
【図3】実施例の制御シーケンスを含む処理フローを示
す図である。
【図4】グループ管理テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図5】メンバ削除及びグループ削除の制御シーケンス
を含む処理フローを示す図である。
【図6】従来のレイヤ2のフレーム構成を示す図であ
る。
【図7】アドレスフィールド内の各フィールドの使用法
を示す図である。
【図8】MSIの拡張及び格納例を示す図である。
【図9】従来のグループ通信の適用例を示す図である。
【図10】グループ通信の通信確立フェーズのシーケン
スを示す図である。
【図11】通信リンク解放フェーズのシーケンスを示す
図である。
【図12】従来のグループ通信のための基地局と移動局
の処理フローを示す図である。
【図13】従来のグループ通信方式におけるグループ削
除の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 基地局 10 共通制御装置 10a グループ作成制御部 10b TCH制御部 10c メンバ削除部 10d グループ削除部 10e グループ管理テーブル 11 無線制御装置 2 移動局 2a 制御部 2b 識別子保持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局からグループを構成する各移動局
    に対し短縮移動機識別子と移動機識別子を用いてページ
    ングを送信して無線チャネルを割り当てることによりグ
    ループ通信を行う移動通信におけるグループ通信方法で
    あって,基地局は前記グループ通信を行うための通信リ
    ンク確立フェーズにおいて使用したグループに対して割
    り当てられた短縮移動機識別子を,グループ通信の通信
    フェーズ及び通信リンク解放フェーズにおいてもグルー
    プ識別子として使用無線チャネルに対応して引き続き管
    理・使用し,他のグループのグループ通信に対して,別
    の短縮移動機識別子を割り当てて前記使用中のチャネル
    と同一チャネルを用いてグループ通信を行うことを特徴
    とする移動通信におけるグループ通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記基地局は,通信
    フェーズ及び通信リンク解放フェーズにおいて,前記短
    縮移動機識別子に加えて移動機識別子を付加してメッセ
    ージを送信することにより,基地局から個別の移動局へ
    制御信号を送信することを特徴とする移動通信における
    グループ通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において,前記基地局は,通信
    フェーズ及び通信リンク解放フェーズにおいて,前記短
    縮移動機識別子を付加してメッセージを送信することに
    より,基地局からグループの各移動局に対し制御信号を
    送信することを特徴とする移動通信におけるグループ通
    信方法。
  4. 【請求項4】 基地局からグループを構成する各移動局
    に対し短縮移動機識別子と移動機識別子を用いてページ
    ングを送信して無線チャネルを割り当てることによりグ
    ループ通信を行う基地局装置において,前記基地局装置
    は各無線チャネルに対応した複数の無線制御装置と,前
    記複数の無線制御装置を制御する共通制御装置とを備
    え,前記グループ通信を行うための通信リンク確立フェ
    ーズにおいて使用したグループに対して割り当てられた
    短縮移動機識別子を,グループ通信の通信フェーズ及び
    通信リンク解放フェーズにおいてもグループ識別子とし
    て使用無線チャネルに対応して引き続き管理,使用する
    ためのグループ管理テーブルを共通制御装置に設け,前
    記共通制御装置は,同一チャネルに対し異なる複数グル
    ープに対応する短縮移動機識別子と対応する移動機識別
    子を前記グループ管理テーブルに設定してグループ通信
    の制御を行うことを特徴とする基地局装置。
  5. 【請求項5】 基地局からグループを構成する各移動局
    に対し短縮移動機識別子と移動機識別子を用いてページ
    ングを送信して無線チャネルを割り当てる基地局装置に
    より制御されてグループ通信を行う移動局装置におい
    て,移動局装置は,前記グループ通信を行うための通信
    リンク確立フェーズにおいて使用したグループに対して
    割り当てられた短縮移動機識別子を保持する手段を備
    え,前記移動装置はグループ通信の通信フェーズ及び通
    信リンク解放フェーズにおいても前記短縮移動機識別子
    または前記短縮移動機識別子及び移動機識別子を付加し
    た制御信号を受信すると,対応する制御を行う無線制御
    装置を備えることを特徴とする移動局装置。
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