JP2912185B2 - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JP2912185B2
JP2912185B2 JP7973495A JP7973495A JP2912185B2 JP 2912185 B2 JP2912185 B2 JP 2912185B2 JP 7973495 A JP7973495 A JP 7973495A JP 7973495 A JP7973495 A JP 7973495A JP 2912185 B2 JP2912185 B2 JP 2912185B2
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孔延 滝野
雅昭 野坂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の乾燥機として以下の如き
ものは知られている。即ち、乾燥室と、この乾燥室を含
んでエンドレスとなされると共に外気に開放した排気口
を有する空気通路と、この空気通路に設けられた送風機
及び加熱器と、前記乾燥室に設けられた又は納められ
る、多数のトレーが収納されるトレー支持体とを有して
おり、前記乾燥室内の空気の流れが前記トレーに対して
平行又はほぼ平行であるものは知られている。前記従来
の乾燥機(いわゆる平行流乾燥機)は、被乾燥物を撹拌
しないので、形状破壊があってはならない被乾燥物の乾
燥に好適である。また、前記従来の乾燥機は、乾燥室内
の空気の流れがトレーに対して平行又はほぼ平行である
ので、乾燥室内の空気の流れがトレー(なお、トレーの
底壁には多数の通気孔が形成されている)に対して直角
又はほぼ直角である、いわゆる通気流乾燥機では乾燥出
来ない通気抵抗の大きな被乾燥物でも、乾燥出来るとい
う利点がある。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の乾燥機には以下の如き欠
点があった。即ち、乾燥室内の空気の流れがトレーに対
して平行又はほぼ平行であるため、即ち、トレーに収納
された被乾燥物の上方を空気が通過するかたちとなるた
め、乾燥に時間がかかるという欠点があった。また、被
乾燥物の上面に沿って境界層が発生するため、被乾燥物
の空気に接する上面では空気の速度はほぼゼロとなり、
その結果、被乾燥物に付着した液体が動かされずにその
まま静的に蒸発することとなり、その結果、液体内に含
まれる固形成分が被乾燥物の表面に汚れ(以下、液体乾
燥に伴う汚れという。)として残ることがあるという欠
点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を
解消するために以下の如き手段を採用した。請求項1の
発明は、乾燥室と、この乾燥室を含んでエンドレスとな
されると共に外気に開放した排気口を有する空気通路
と、この空気通路に設けられた送風機及び加熱器とを有
する乾燥機において、乾燥室内の空気に振動を与える振
動付与装置が設けられ、この振動付与装置が、乾燥室を
含むけれども、前記送風機及び加熱器を含まずにエンド
レスとなされた振動空気通路と、この振動空気通路に設
けられた振動空気発生源とを有しており、前記振動空気
通路の端が乾燥室を挾んで相互に対向しているものであ
る。
【0005】
【発明の作用】本発明は以下の如き作用をなすものであ
る。請求項1の発明によれば、振動付与装置によって空
気に振動を与えて、その振動する空気によって被乾燥物
に振動を与えて、乾燥を効率よく行なうことが出来、ま
た、被乾燥物に液体乾燥に伴う汚れが付着するのを防止
することが出来る。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面を参照しつつつの実施
例に基づいて説明する。なお、これら実施例において、
同一の部材は同一の符号で示す。
【0007】 実施例1(図1及び図2参照) なお、この実施例1において、前とは図1紙面表側を、
後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右
側をいう。平行流乾燥機1は、前面に出し入れ口3(図
2参照)を有する箱状ケーシング4を有している。前記
出し入れ口3は扉5(図2参照)によって開閉自在とな
されている。
【0008】前記箱状ケーシング4内に、上側、左側及
び右側に空気通路7を形成するようにして、且つ、中央
に乾燥室8を画するようにして、上側、左側及び右側の
内壁10が設けられている。なお、云うまでもないが、
各内壁10の前後縁は、箱状ケーシング4の前後壁に気
密状に当接接続されている。前記左右側の内壁10には
開閉機構を有する又は有しない多数の通気孔11が形成
されていいる。このような構成によって、乾燥室8及び
空気通路7によってエンドレスの通路が形成されてい
る。
【0009】前記上側の空気通路7に位置するようにし
て、モーター15によって作動させられる送風機13及
び加熱器14が設けられている。なお、送風機13は右
から左に向かって空気を噴出するものであり、加熱器1
4は空気を右から左に通過させる構造となっている。な
お、図示は省略しているが、公知の如く、送風機13と
加熱器14とによって囲まれた空気通路7の部分は、
風機13の排気口、加熱器14の空気通過部(開口)及
び後述の排気口21を有する外は、開口を有しないよう
になされている。
【0010】前記乾燥室8内の前後部の左右方向中央に
支柱16が立設されており、左側の内壁10と支柱16
の左面とに、高さ方向に所定間隔でトレー支承桟17が
相互に組となるようにして設けられ、また、右側の内壁
10と支柱16の右面とに、高さ方向に所定間隔でトレ
ー支承桟17が相互に組となるようにして設けられてい
る。左右一組のトレー支承桟17にトレー18が支承さ
れるようになされている。この説明から明らかな如く、
多数のトレー支承桟17によってトレー支持体が構成さ
れている。
【0011】前記箱状ケーシング4の上壁の、送風機1
3と加熱器14との間の部分に排気口21が形成され、
この排気口21は回転軸23を中心として回転する回転
板からなる開閉弁22によって開閉自在となされてい
る。前記開閉弁22は、図示略のモーターによって作動
させられるようになされている。前記上側の空気通路7
と左側の空気通路7との境部分に、軸心を前後方向に向
けた回転軸26を中心として回転する、前後方向に長い
短冊状の整流板25が複数個設けられている。これら整
流板25は、別個独立に又は同期して、図示略のモータ
ーによって作動させられるようになされている。なお、
整流板25は、所定角度位置で固定させられる。
【0012】前記箱状ケーシング4の左壁に開口28が
形成され、この開口28の周縁に左から右に拡がったテ
ーパーダクト29が接続され、また、箱状ケーシング4
の右壁に開口28が形成され、この開口28の周縁に左
から右にすぼまったテーパーダクト29が接続され、前
記左側のテーパーダクト29と右側のテーパーダクト2
9とが接続ダクト31によって接続されている。前記左
側のテーパーダクト29に近接した、接続ダクト31の
部分にピストン33が左右動自在に納められており、こ
のピストン33は、モーター35・クランク機構36等
を有する作動装置34によって往復作動させられるよう
になされている。
【0013】このような構成によって、ピストン33を
往復動させることによって、乾燥室8内の空気に振動を
与えて、その振動する空気によってトレー18上の被乾
燥物に振動を与えて、被乾燥物に空気が良く当たるよう
にして乾燥を短時間で効率よく行なうことが出来、ま
た、被乾燥物に付着した液体を動かしつつ動的に蒸発さ
せて、液体乾燥に伴う汚れが被乾燥物に付着しないよう
にすることが出来る。この説明から明らかな如く、振動
付与装置は、右側の空気通路7、右側のテーパーダクト
29、接続ダクト31、左側のテーパーダクト29及び
左側の空気通路7によって構成された、乾燥室8を含む
けれども、送風機13及び加熱器14を含まずにエンド
レスとなされた振動空気通路と、この振動空気通路に設
けられた振動空気発生源としてのピストン33とより構
成されている。そして、前記振動空気通路の端(乾燥室
8の左右側の内壁10に形成された相互に対向する左右
の通気孔11)が乾燥室8を挾んで相互に対向してい
る。なお、前記テーパーダクト29は、ピストン33に
よる空気の振動を増幅する形状となされている。
【0014】 実施例2(図3参照) 接続ダクト31の途中に切換弁41が介在されている。
前記切換弁41は、4つのポートを有するケーシング4
2と、ケーシング42内で回転軸43を中心として回転
する回転板からなる弁体44とを有している。前記ケー
シング42の接続ダクト31に接続されていない残りの
ポートに、送風機45の排気口及び吸気口が接続されて
いる。このような構成によって、送風機45を作動しつ
つ、弁体44を常時モーター(図示略)によって回転さ
せることによって、接続ダクト31内の空気の流れを所
定時間毎に変化させ、究極的に、乾燥室8内の空気に振
動を与えることが出来る。この実施例2では、切換弁4
1及び送風機45が請求の範囲で云う振動空気発生源と
なるものである。
【0015】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。 (1)前記した如く、本発明は平行流乾燥機の欠点を解
消するためになされたものではあるが、本発明を、通気
流乾燥機やトンネル状の乾燥室を有する乾燥機等その他
全ての乾燥機に実施・利用し得ることは云うまでもな
い。 (2)乾燥室を入口・出口を有するトンネル状として、
そのトンネル状の乾燥室内をトレー支持体が所定時間で
通過するような構成としてもよい。 (3) 振動付与装置を2つ以上設けるようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下
の如き効果を奏するものである。請求項1の発明によれ
ば、振動付与装置によって空気に振動を与えて、その振
動する空気によって被乾燥物に振動を与えて、乾燥を短
時間で効率よく行なうことが出来、また、被乾燥物に液
体乾燥に伴う汚れが付着するのを防止することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の実施例2を示す縦断面図である。
【符号の説明】
7 空気通路 8 乾燥室11 左右の通気孔(振動空気通路の端) 13 送風機 14 加熱器21 排気口 29 テーパーダクト 31 接続ダクト 33 ピストン(振動空気発生源)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−19728(JP,A) 実開 昭61−160898(JP,U) 特公 昭59−37117(JP,B2) 実公 昭42−5666(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F26B 9/08 F26B 3/22 F26B 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室と、この乾燥室を含んでエンドレ
    スとなされると共に外気に開放した排気口を有する空気
    通路と、この空気通路に設けられた送風機及び加熱器と
    を有する乾燥機において、乾燥室内の空気に振動を与え
    る振動付与装置が設けられ、この振動付与装置が、乾燥
    室を含むけれども、前記送風機及び加熱器を含まずにエ
    ンドレスとなされた振動空気通路と、この振動空気通路
    に設けられた振動空気発生源とを有しており、前記振動
    空気通路の端が乾燥室を挾んで相互に対向している乾燥
    機。
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