JP2911702B2 - コンバインの表示装置 - Google Patents

コンバインの表示装置

Info

Publication number
JP2911702B2
JP2911702B2 JP2017793A JP2017793A JP2911702B2 JP 2911702 B2 JP2911702 B2 JP 2911702B2 JP 2017793 A JP2017793 A JP 2017793A JP 2017793 A JP2017793 A JP 2017793A JP 2911702 B2 JP2911702 B2 JP 2911702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaper
cutting
work
combine
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2017793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06233609A (ja
Inventor
克也 臼井
珠喜 中
勝 川根
俊夫 富永
由明 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2017793A priority Critical patent/JP2911702B2/ja
Publication of JPH06233609A publication Critical patent/JPH06233609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2911702B2 publication Critical patent/JP2911702B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農地内を走行して作
物の穀稈を刈り取り、穀稈から穀粒を収穫するコンバイ
ンに関し、特に操縦部に刈取作業量を表示できるように
したコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインは、農地内を直線的に走行
し、前方に設置された刈取部において稲や麦等の作物の
穀稈を刈り取る。刈り取った穀稈の穂先部は脱穀装置内
に導かれ、穀粒が離脱され、選別後に精粒として収穫す
る。このようなコンバインによる刈取作業時には、農地
面積に対する刈取面積や、単位面積当たりの刈取作業時
間である刈取効率、及び、刈取面積当たりの収穫量であ
る収量等の刈取作業量に係るデータが作業内容の良否の
判断に有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンバインでは刈取面積、刈取効率及び収量を刈取作業
中において作業者に表示できるようにしたものがなく、
これらのデータを作業内容の良否の目安として刈取速度
等の作業条件の設定に役立てることができなかった。こ
のため、作業条件の設定は専ら作業者の経験的知識に負
う所が大きく、経験の浅い作業者が適切な作業条件を設
定して刈取作業を行うことは極めて困難であった。
【0004】この発明の目的は、刈取作業に係る刈取面
積、刈取効率及び収量等の作業量データを自動的に算出
して作業者に対して表示できるようにし、作業者が刈取
作業中においてその作業内容の良否を判断できるように
することにより、作業条件の設定を容易に行うことがで
きるコンバインの表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のコンバインの
表示装置は、農地内を走行して作物の穀稈を刈り取り、
穀稈から穀粒を収穫するコンバインの操縦部に設置さ
れ、刈取部における刈取状態を検出する刈取状態検出手
段が刈取状態を検出している間に、刈取部の刈取幅、車
速、穀稈の植え付け幅、及び、モミ容量に基づいて刈取
面積、刈取効率及び収量を含む刈取作業量データを単位
時間毎に算出する作業量データ算出手段と、作業量デー
タ算出手段の算出結果を表示する作業量データ表示手段
と、を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明においては、コンバインによる刈取作
業中に、刈取部の刈取幅、車速、穀稈の植え付け幅、及
び、モミ容量に基づいて刈取面積、刈取効率及び収量を
含む刈取作業量データが作業量データ算出手段により
位時間毎に算出され、この算出結果が作業量データ表示
手段によりコンバインの操縦部に単位時間毎に更新して
表示される。したがって、操縦部においてコンバインを
操作する作業者は、刈取作業中において現在実行中の刈
取作業に関する刈取面積、刈取効率及び収量を含む刈取
作業量データを単位時間毎に確認して作業内容の良否を
逐次判断できる。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の実施例であるコンバイン
の表示装置の制御部の構成を示す図である。コンバイン
1は前方に刈取部2を備え、クローラ5の回転により農
地内を走行し、刈取部2において作物の穀稈を刈り取
る。クローラ5には図外の伝達機構を介して原動機6の
駆動力が動輪4により伝達される。刈取部2により刈り
取られた穀稈は図外の搬送装置を介して脱穀装置7に導
かれる。この脱穀装置7において穀稈から穀粒が離脱さ
れる。穀稈から離脱した穀粒は脱穀装置7の下方に位置
する選別装置において精粒に選別され、タンク8内にお
いて収納される。この刈取作業中に作業者は操縦席3に
搭乗する。
【0008】以上の構成を有するコンバイン1におい
て、脱穀装置7には脱穀スイッチS1が設けられてい
る。この脱穀スイッチS1は脱穀作業の開始を検出す
る。刈取部2の下方には株元スイッチS2が設けられて
いる。この株元スイッチS2は農地内において刈り取る
べき作物の有無を検出する。原動機6には速度センサS
3が設けられている。この速度センサS3は、例えばタ
コジェネレータにより構成されており、動輪4の回転軸
の回転速度に応じた電圧を出力する。タンク8にはモミ
の収納量を検出するモミセンサHS1〜HS4が備えら
れている。また、操縦部3にはこの発明の表示装置であ
るLCD(液晶ディスプレイ)11が設けられている。
【0009】この発明の表示装置の制御部20は、RO
M22及びRAM23を備えたCPU21によって構成
されている。このCPU21にはI/Oインタフェース
24〜28を介して前述の脱穀スイッチS1、株元スイ
ッチS2、速度センサS3、モミセンサHS1〜HS4
およびLCDコントローラ29が接続されている。LC
Dコントローラ29は前述のLCD11を表示制御す
る。CPU21はRAM22に予め書き込まれたプログ
ラムにしたがって演算処理を実行し、LCDコントロー
ラ29に対して表示データを出力する。この時入出力さ
れるデータがRAM23の所定のメモリエリアに格納さ
れる。
【0010】図2は、上記コンバインの表示装置の正面
図である。コンバイン1の操縦部3には、操縦部に搭乗
した作業者に対向する位置にメータパネル10が設置さ
れている。このメータパネル10には電流計、水温計、
回転計等ともに情報を文字表示するLCD11が設けら
れている。図1に示すCPU21において作成された表
示データに基づき、LCD11には刈取面積等の作業量
データが表示される。
【0011】図3は、上記表示装置の制御部の処理手順
を示すフローチャートである。CPU21は脱穀スイッ
チS1および株元スイッチS2のオン/オフ状態をチェ
ックする(n1,n2)。スイッチS1,S2がオンし
ている場合には車速センサS3の出力信号に基づいて車
速Vの検出を行う(n3)。次いで、コンバイン1に設
置されている刈取部2の刈取条数M、車速V、単位時間
tおよび係数αを乗算して単位時間t当たりの刈取面積
dAを算出する。上記単位時間tは図3に示す車速検出
処理を実行する時間間隔であり、係数αは農地における
穀稈の植付け幅である。
【0012】なお、刈取条数Mはコンバイン1の型式に
応じて固有のものであり、植付け幅αも一般的な農地に
おいて略一定の値であるため、ROM22にこれらを予
め記憶しておくことができる。また、刈取条数Mおよび
係数αの値は、図外のテンキー等から後に設定入力でき
るようにしてもよく、この場合にはRAM23をEEP
ROM等によって構成し、設定入力された値を電源切断
後においても保持できるようにすることが考えられる。
【0013】次いで、単位時間当たりの刈取面積dAを
RAM23のメモリエリアMA1に刈取面積Aとして累
積的に記憶する。この累積値である刈取面積AをLCD
コントローラ29に表示データとして供給し、LCD1
1に刈取面積Aを表示する(n6)。この後、リセット
スイッチがオンされればRAM23のメモリエリアMA
1に記憶されている刈取面積Aの値をクリアする(n
7,n8)。上記n1〜n8の処理は、前述のように所
定時間間隔tごとに実行される。
【0014】以上の処理においてn3〜n5がこの発明
の作業量データ算出手段に相当し、n6が同じく作業量
データ表示手段に相当する。以上のようにしてこの実施
例によれば、単位時間ごとにコンバイン1が刈り取った
刈取面積を演算し、これを積算的にLCD11に表示す
ることにより、作業者に対して刈取面積を表示すること
ができる。
【0015】図4は、この発明の別の実施例に係る表示
装置の制御部の処理手順の一部を示すフローチャートで
ある。上記図3に示した処理手順のn3〜n6に変え
て、またはこれとともに、車速Vの検出後、η=α/
(M×V)の演算により刈取効率ηを算出し、この刈取
効率ηをLCD11に表示する(n13)。以上の処理
により、刈取面積Aに変えて、またはこれとともに刈取
効率ηを刈取作業中の作業者に表示することができる。
【0016】図5は、この発明のさらに別の実施例に係
る表示装置の制御部の処理手順の位置を示すフローチャ
ートである。表示部この実施例において、CPU21は
下方に位置するモミセンサHSmがオンすると、図3に
示したn3〜n5と同様の処理により、その上位に位置
するモミセンサHSm+1がオンするまで所定時間tご
とに刈取面積の算出を行う(n22〜n27)。上位に
位置するモミセンサHSm+1がオンすると、コンバイ
ン1の機種ごとに予め定められているタンク8における
各センサ間のモミ容量Dを刈取面積Aの値で除算し、収
量Kを算出する(n28)。この算出結果に係る収量K
をLCD11に表示する(n29)。以上の処理によっ
て、刈取作業中の作業者に対して収量Kを表示すること
ができる。
【0017】以上のようにしていずれの実施例おいて
も、刈取作業時に、実行中の刈取作業に関する刈取面
積、刈取効率及び収量を含む刈取作業量データを単位時
間毎に更新して作業者に表示することができ、作業者は
LCD11に表示されたデータに基づいて作業内容の良
否の判定を単位時間毎に正確に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、作業者に対して作業
内容の良否の判定に役立つ刈取面積、刈取効率及び収量
を含む刈取作業量データを単位時間毎に更新して表示す
ることができ、作業者が作業内容の良否の判定を単位時
間毎に正確に行うことができ、刈取条件の設定を容易に
行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である表示装置が適用される
コンバインおよび表示装置の制御部の構成を示す図であ
る。
【図2】同表示装置を有するメータパネルの正面図であ
る。
【図3】同表示装置の制御部の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】この発明の別の実施例に係る表示装置の処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】この発明のさらに別の実施例に係る表示装置の
制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−コンバイン 2−刈取部 3−操縦部 11−LCD(表示装置) S1−脱穀スイッチ S2−株元スイッチ S3−速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 俊夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 竹内 由明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平2−153405(JP,A) 特開 昭59−106210(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 41/12 A01D 41/02 A01C 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】農地内を走行して作物の穀稈を刈り取り、
    穀稈から穀粒を収穫するコンバインの操縦部に設置さ
    れ、刈取部における刈取状態を検出する刈取状態検出手
    段が刈取状態を検出している間に、刈取部の刈取幅、車
    速、穀稈の植え付け幅、及び、モミ容量に基づいて刈取
    面積、刈取効率及び収量を含む刈取作業量データを単位
    時間毎に算出する作業量データ算出手段と、作業量デー
    タ算出手段の算出結果を表示する作業量データ表示手段
    と、を設けたことを特徴とするコンバインの表示装置。
JP2017793A 1993-02-08 1993-02-08 コンバインの表示装置 Expired - Fee Related JP2911702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017793A JP2911702B2 (ja) 1993-02-08 1993-02-08 コンバインの表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017793A JP2911702B2 (ja) 1993-02-08 1993-02-08 コンバインの表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06233609A JPH06233609A (ja) 1994-08-23
JP2911702B2 true JP2911702B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=12019902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017793A Expired - Fee Related JP2911702B2 (ja) 1993-02-08 1993-02-08 コンバインの表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2911702B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4111736B2 (ja) * 2002-04-05 2008-07-02 ヤンマー農機株式会社 コンバインの収量計測装置
CN107256579B (zh) 2012-09-26 2021-08-03 株式会社久保田 收获机、对地作业信息显示方法、装置和记录介质
JP6289536B2 (ja) * 2016-05-26 2018-03-07 株式会社クボタ 作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06233609A (ja) 1994-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7707810B2 (en) Apparatus and method to vary the reel speed versus ground speed of an agricultural windrower
CN107535109A (zh) 作业车
US12005787B2 (en) Lawn mower with autonomous traveling function
US9302582B2 (en) Display system for work vehicle having power take off (PTO)
JP2911702B2 (ja) コンバインの表示装置
JP4887577B2 (ja) コンバイン
JP4314987B2 (ja) コンバイン
US20070012012A1 (en) Apparatus and method to calibrate the reel of an agricultural windrower
JP2007129939A5 (ja)
JPH06233622A (ja) コンバインの表示装置
JP3427318B2 (ja) 移動農機
JP3249722B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP4578907B2 (ja) コンバイン
JP2006141250A (ja) コンバイン
JP3214053B2 (ja) コンバインにおける走行方向制御装置
JP6300573B2 (ja) 作業車
JP2861049B2 (ja) コンバイン操縦席の操縦監視装置
JPH05319139A (ja) 作業機の表示装置
JP3214010B2 (ja) コンバインの走行方向制御装置
JPH0523038A (ja) 芝刈機
JP2003033110A (ja) コンバイン
JPH089758A (ja) コンバイン
JPH11266657A (ja) コンバイン
JPH07236321A (ja) 水田作業機
JPH1023820A (ja) 作業機械の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees