JP2910969B2 - アルミシート製エンジンカバー材の製造装置 - Google Patents

アルミシート製エンジンカバー材の製造装置

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JP2910969B2 JP5235488A JP23548893A JP2910969B2 JP 2910969 B2 JP2910969 B2 JP 2910969B2 JP 5235488 A JP5235488 A JP 5235488A JP 23548893 A JP23548893 A JP 23548893A JP 2910969 B2 JP2910969 B2 JP 2910969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用エンジンを覆
いその断熱および防音を行うエンジンカバーを形成する
ためのアルミシート製エンジンカバー材の製造装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジンカバー材は、ア
ルミシートに石綿を貼合して縦長状のアルミシート材を
形成し、該アルミシート材を一方向にのみ絞り複数の壁
を設けてなる。そして、これを所定寸法に裁断して、更
に所定の深さの絞り加工を加えてエンジンカバーを形成
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンカバー材は、エンジン表面の形状に
合わせた形状に絞り加工する際に、襞と直交する方向に
絞られるときには、襞の凹凸によつて伸縮できるために
破断を起こしたりすることなく加工できるが、襞の長手
方向には伸縮できないために、破断や亀裂を起こして断
熱や防音の性能を著しく低下させるという重大な課題が
有った。そこで本発明は、このような課題を解決すべく
なされたもので、縦横双方向に襞を設けたエンジンカバ
ー材が連続的に製造できる装置を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、縦長状のアルミシート材を横方向に絞る
横絞り手段と縦方向に絞る縦絞り手段とからなり、横絞
り手段は、第1番目から第n番目までの回転軸を同一平
面内で等間隔且つ平行に列設した一対の第1・2回転軸
群を所定の間隔を離して対向配置し、第1回転軸群には
第1番目から第n番目の各回転軸に算盤球状の押えロー
ラを順に2n−1個(nは各回転軸の番目を示す。)ず
つ近接させて且つ中央を基点として左右対称となるよう
に固着し、第2回転軸群には第1番目から第n番目の各
回転軸に同じ算盤球状の押えローラを前記第1回転軸群
の各回転軸の各押えローラの両側に位置するよう2n個
(nは各回転軸の番目を示す。)ずつ固着して形成さ
れ、また縦絞り手段は一対の平行な回転軸に横長状の平
歯車を固着し、各平歯車の歯が互いに対向する歯間に臨
むよう所定の間隔を保持して互いに逆転するように形成
した。
【0005】
【作用】横絞り手段では、縦長状のアルミシート材を一
対をなす第1・2回転軸群の先端側から送り込むこと
で、先ず、アルミシート材が長さ方向の中央で一方の第
1番目の回転軸に一個固設した押えローラと、他方の対
向する回転軸に二個固設した押えローラとによって絞ら
れ2条のV溝が形成され、次ぎの一方の第2番目の回転
軸に3個固設した押えローラと、これらの押えローラの
両側に位置するよう他方の第2番目の回転軸に4個固設
した押えローラとによつて、前記2条のV溝の両側に1
条ずつV溝が形成される。以下、回転軸の順番が1増す
ごとに前のV溝の両側にそれぞれ1条ずつV溝が絞られ
て追加形成されていき、アルミシート材の横幅一杯に縦
方向のV溝が設けられて多数の縦襞が形成される。次い
で、縦絞り手段ではこのように多数の縦襞を形成したア
ルミシート材を一対の平歯車間へ通すことによって、縦
方向に絞られ前記縦襞に直交する横襞が形成され、最終
的に縦横方向にそれぞれ縦壁と横襞のあるエンジンカバ
ー材を連続的に製造することができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明に係るアルミシート製エンジン
カバー材の製造装置の一実施例を図面と共に説明する。
図において1はアルミシート2の一側面に石綿3を貼合
したアルミシート材であり、該アルミシート材1は一定
幅で長尺に形成したものが巻軸4に巻装されており、連
続的に供給できるようにしている。本装置は、前記アル
ミシート材1を横方向に絞る横絞り手段Aと縦方向に絞
る縦絞り手段Bとから大略構成される。
【0007】横絞り手段Aにおいて、5は前記アルミシ
ート材1の横幅とほぼ同じ長さの回転軸であり、前記巻
軸4に平行させて複数本(第1番目〜n番目)を同一平
面内で等間隔に配列して第1回転軸群aを構成すると共
に、この第1回転軸群aの下側に所定の間隔を隔てて同
様に構成される第2回転軸群bを対向配置している。
【0008】そして、第1回転軸群aには、巻軸4に最
も近い側の回転軸5a1の長手方向中央位置に、算盤球
状の押えローラ6aを一個固設すると共に、2番目以降
n番目までの回転軸5a2〜5anには、前記回転軸5
a1の押えローラ6aを基準にして左右対称となるよう
に順次、2n−1個(但し、nは各回転軸の番目を示
す。)の押えローラ6aを近接させて等間隔に固着し、
最終の回転軸5anでアルミシート材1の幅方向一杯に
なるようにしている。
【0009】また、第2回転軸群bには、回転軸5a1
と対応する第1番目の回転軸5b1に回転軸5a1に固
着した一個の押えローラ6aの両側に位置するようそれ
ぞれ押えローラ6b,6bを固着すると共に、第2番目
以降の回転軸5b2〜5bnには、前記回転軸5a2〜
5anに固着した各押えローラ6aの隣り合う両側に位
置するように、順次2n個(但し、nは各回転軸の番目
を示す。)の押えローラ6bを固着している。
【0010】縦絞り手段Bにおいて、7a,7bは巻軸
4と平行をなし、互いに逆転する上下一対の回転軸であ
り、各回転軸7a,7bに横長状の平歯車8a,8bが
固着されている。各平歯車8a,8bの歯9は互いに対
向する歯9,9間に臨むよう所定の間隔が保持されて歯
9,9の噛合によりアルミシート材1が破れないように
されている。
【0011】本発明のエンジンカバー材の製造装置は上
記構成よりなり、横絞り手段Aでは、縦長状のアルミシ
ート材1を一対をなす第1・2回転軸群a,bの先端側
から送り込むことで、先ず、アルミシート材1が長さ方
向の中央で一方の第1番目の回転軸5a1に一個固設し
た押えローラ6aと、他方の対向する回転軸5b1に二
個固設した押えローラ6b,6bとによって絞られ2条
のV溝が形成され、次ぎの一方の第2番目の回転軸5a
2に3個固設した押えローラ6a,6a,6aと、これ
らの押えローラ6a,6a,6aの両側に位置するよう
他方の第2番目の回転軸5b2に4個固設した押えロー
ラ6b,6b,6b,6bとによつて、前記2条のV溝
の両側に1条ずつV溝が形成される。以下、回転軸の順
番が1増すごとに前のV溝の両側にそれぞれ1条ずつV
溝が絞られて追加形成されていき、アルミシート材1の
横幅一杯に縦方向のV溝が設けられて多数の縦襞L,L
…が形成される。次いで、縦絞り手段Bではこのように
多数の縦襞L,L…を形成したアルミシート材1を一対
の平歯車8a,8b間へ通すことによって、縦方向に絞
られ前記縦襞L,L…に直交する横襞W,W…が形成さ
れ、最終的に縦横方向にそれぞれ縦壁L,L…と横襞
W,W…のあるエンジンカバー材を連続的に製造するこ
とができる。
【0012】このようにして、縦横方向に複数の縦襞
L,L…と横壁W,W…を形成したエンジンカバー材
は、絞り成型によって所要形状のエンジンカバーが製造
されるが、その際絞られても、各複数の襞W,Lの凹凸
が伸縮してエンジンカバー材の特にアルミシート2が破
断や亀裂を起こすことがほとんどない。
【0013】図5は他の実施例を示すもので、この製造
装置は、第1回転軸群aの各回転軸5a1〜5anに亘
り順に中央に1個,3個、以下左右対称に2個ずつの押
えローラ6aを全体に山形輪郭に配置固定し、第2回転
軸群bの各回転軸5b1〜5bnには順に前記各押えロ
ーラ6aの両側に押えローラ6bを配置固定した構成か
らなる。 このような構成であっても、表裏面の押えロ
ーラ6a,6bで縦壁Lを中央から順に両側へ形成して
ゆくことができ、本実施例の如く、多くの押えローラ6
a,6bを使用しなくて済むので経済的である。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明のエンジンカバ
ー材の製造装置は、一対をなす第1・2回転軸群に、そ
れぞれ順に中央から両側に向って拡がるように順次数を
増して押えローラが組み合わされ、アルミシート材に無
理のない状態で縦襞が順次巾方向に拡大形成される。更
に、平歯車対によって横襞が形成される。これによっ
て、従来見受けられなかった縦横双方向に襞を持つエン
ジンカバー材を製造でき、エンジンカバーを製造するに
絞り成形しても、どの方向にも自由に伸びるのでアルミ
シートが破損したりすることはなく、ひいては断熱性や
防音性のよい品質の優れたエンジンカバーを製造するこ
とができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる製造装置の概略平面図。
【図2】同上拡大側面図。
【図3】図1のX−X線拡大断面図。
【図4】本発明の製造装置で製造されるエンジンカバー
材の一部の斜視図。
【図5】他の実施例を示す製造装置の概略平面図。
【符号の説明】
1 アルミシート材 5,5a1〜5an 回転軸 5b1〜5bn 回転軸 6a,6b 押えローラ 7a,7b 回転軸 8a,8b 平歯車 9 歯 a 第1回転軸群 b 第2回転軸群 A 横絞り手段 B 縦絞り手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長状のアルミシート材を横方向に絞る
    横絞り手段と縦方向に絞る縦絞り手段とからなり、横絞
    り手段は、第1番目から第n番目までの回転軸を同一平
    面内で等間隔且つ平行に列設した一対の第1・2回転軸
    群を所定の間隔を離して対向配置し、第1回転軸群には
    第1番目から第n番目の各回転軸に算盤球状の押えロー
    ラを順に2n−1個(nは各回転軸の番目を示す。)ず
    つ近接させて且つ中央を基点として左右対称となるよう
    に固着し、第2回転軸群には1番目からn番目の各
    回転軸に同じ算盤球状の押えローラを前記第1回転軸群
    各回転軸の各押えローラの両側に位置するよう2n個
    (nは各回転軸の番目を示す。)ずつ固着して形成さ
    れ、また縦絞り手段は一対の平行な回転軸に横長状の平
    歯車を固着し、各平歯車の歯が互いに対向する歯間に臨
    むよう所定の間隔を保持して互いに逆転するように形成
    したことを特徴とするアルミシート製エンジンカバー材
    の製造装置。
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