JP2910650B2 - ゴルフボール及びその製造方法 - Google Patents

ゴルフボール及びその製造方法

Info

Publication number
JP2910650B2
JP2910650B2 JP7350271A JP35027195A JP2910650B2 JP 2910650 B2 JP2910650 B2 JP 2910650B2 JP 7350271 A JP7350271 A JP 7350271A JP 35027195 A JP35027195 A JP 35027195A JP 2910650 B2 JP2910650 B2 JP 2910650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
cover
golf ball
resin
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7350271A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09173506A (ja
Inventor
浩貴 下坂
敬介 井原
寛 増谷
道夫 井上
厚紀 笠嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BURIJISUTON SUHOOTSU KK
Original Assignee
BURIJISUTON SUHOOTSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BURIJISUTON SUHOOTSU KK filed Critical BURIJISUTON SUHOOTSU KK
Priority to JP7350271A priority Critical patent/JP2910650B2/ja
Priority to US08/772,999 priority patent/US5730665A/en
Publication of JPH09173506A publication Critical patent/JPH09173506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2910650B2 publication Critical patent/JP2910650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B45/00Apparatus or methods for manufacturing balls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0023Covers
    • A63B37/0024Materials other than ionomers or polyurethane
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0072Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
    • A63B37/0076Multi-piece balls, i.e. having two or more intermediate layers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コアを3層以上の
多層構造カバーで被覆してなるゴルフボール及びその製
造方法に関し、更に詳述すると、成形用金型との離型性
が良好で、ディンプル型付精度に優れたゴルフボール及
び該ゴルフボールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、糸巻きゴルフボールやソリッドゴルフボールのカバ
ー材料としてはアイオノマー樹脂を主材としたものが汎
用されており、これを射出成形法や圧縮成形法等により
コアの周囲に成形することが行われている。この場合、
特に圧縮成形法によりカバーを成形するとカバー材料と
成形用金型とが接着し、離型性が悪いために脱型が困難
であり、ゴルフボールの生産性が低下する。即ち、離型
性が悪いとボール表面に傷や剥がれ等が生じ、後処理が
必要となり、また成形用金型の保守を短期間周期で行う
必要もある。
【0003】更に、従来のゴルフボールにおいては、成
形完了後にゴルフボールのカバー表面に塗膜を形成しカ
バーを保護することが行われている。しかしながら、塗
膜はこれを均一な厚さに形成することが困難であり、ま
た塗膜の形成はディンプル形成後に行うものであるた
め、最終製品のゴルフボールに形成されたディンプルの
直径や深さが設計と異なり、ディンプル精度が低下し
て、設計上のディンプル効果が得られず、所期の飛び性
能、スピン特性が変化する場合がある。特に、塗膜厚さ
のばらつきにより所望の飛び性能が発揮されないという
問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、成形用金型との離型性が良好で、生産性に優れ、か
つディンプル精度に優れたゴルフボール及び該ゴルフボ
ールを生産性良く確実に得ることができるゴルフボール
の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ね
た結果、コアを、最内層,1又は2層以上の中間層及び
最外層からなるカバーで被覆すると共に、該カバー上に
圧縮成型によってディンプルを型付けしてゴルフボール
を製造する際、上記カバーの中間層及び最外層として中
間層を形成する1又は2層以上の樹脂層に最外層を形成
する樹脂層を積層したラミネートフィルムを用い、この
ラミネートフィルムで外周に上記最内層を形成したコア
を包み、これを金型内に収容して加熱圧縮成型すること
によって、コアの周囲に最内層,中間層及び最外層から
なるカバーを形成すると共に、該カバー上にディンプル
を型付けし、この場合に上記ラミネートフィルムの最外
層形成用樹脂層を上記加熱圧縮成型後の離型性を考慮し
てエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリ
エチレン等の金型離型性に優れた材料で形成し、上記最
内層及び中間層はゴルフボールカバー材として好適なア
イオノマー樹脂等の材料を用いることにより、成型後の
離型性に起因するディンプル精度の劣化を防止し、かつ
良好な性能を有するカバーを具備したゴルフボールが生
産性よく確実に得られることを見い出した。
【0006】即ち、上記ゴルフボールによれば、加熱圧
縮成型によりカバーの中間層及び最外層を形成すると共
に、該カバー表面にディンプルを形成する際、金型のキ
ャビティー面と接する上記ラミネートフィルムの外層が
金型離型性に優れた材料で形成されているので、成型後
ボールを金型から脱型する際にディンプル精度を低下さ
せることなく、良好な精度をもって確実にディンプルを
形成することができ、しかも上記最外層を従来塗工処理
により形成していた仕上層とすることにより、ディンプ
ル形成後の塗工処理によるディンプル精度の劣化を生じ
ることもない上、カバーを形成する上記最内層及び中間
層は金型の離型性を考慮する必要がないので、アイオノ
マー樹脂等の性能上カバー材料として好適な材料を用い
ることができ、カバー自体の性能にも優れたゴルフボー
ルが得られるものである。更に、最内層は、ディンプル
の形成や金型との離型性を考慮する必要がないので、射
出成型等の最内層を形成する樹脂材料に適した任意の成
型法によりコアに良好に密着させて成型することがで
き、かつこの最内層と接する上記ラミネートフィルムの
内面を該最内層と同種の材料で形成することにより、上
記中間層及び最外層を最内層に良好に密着させて形成す
ることができるものである。
【0007】従って、本発明は、コアをカバーで被覆す
ると共に、圧縮成型により該カバー上にディンプルを型
付けしてなるゴルフボールにおいて、上記カバーが最内
層,1又は2層以上の中間層及び最外層からなり、かつ
該カバーの中間層及び最外層がラミネートフィルムによ
り形成されていると共に、その最外層が上記圧縮成型時
に用いられる成型用金型に対する離型性の良好な材料で
形成されていることを特徴とするゴルフボール、及び、
コアを最内層,1又は2層以上の中間層及び最外層から
構成された複数層カバーで被覆してなるゴルフボールを
製造する方法であって、上記コアの周囲に上記カバーの
最内層を構成する樹脂層を射出成形した後、これを上記
カバーの中間層を形成する1又は2層以上の樹脂層と上
記最外層を形成する金型離型性に優れた樹脂層とを積層
してなるラミネートフィルムで包み、金型内に収容して
加熱圧縮成形することにより、上記最内層上に中間層及
び最外層を成形してカバーを形成すると共に、該カバー
表面にディンプルを型付けすることを特徴とするゴルフ
ボールの製造方法を提供するものである。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のゴルフボールは、図1に示したように、コア1
を最内層3,1又は2層以上の中間層4及び最外層5か
らなるカバー2で被覆し、該カバー2上に圧縮成型によ
りディンプルを型付けしたものであり、この場合上記中
間層4及び最外層5をラミネートフィルムで形成すると
共に、該ラミネートフィルムの上記最外層5を形成する
層を金型離型性に優れた材料で形成したものである。
【0009】本発明のゴルフボールは、上記コア1とし
て糸巻きコアを用いて糸巻きゴルフボールとしてもよ
く、またソリッドコアを用いてソリッドゴルフボールと
してもよいが、本発明においては特にソリッドゴルフボ
ールとすることが好ましい。ソリッドコア及び糸巻きコ
アとしては、特に制限はなく、通常のゴルフボールの糸
巻きコア或いはソリッドコアと同様のものを用いること
ができ、公知の材料及び公知の方法により得られたコア
を用いることができる。なお、コア1の直径は特に制限
されず、通常の大きさとすることができ、具体的には3
3〜40.5mm、特に37〜40mmとすることがで
きる。
【0010】このコア1の周囲に形成される上記カバー
2を構成する最内層3は、ゴルフボールのカバー材とし
て好適な性能を有する公知の材料で形成することがで
き、例えばアイオノマー樹脂、ポリエステルエラストマ
ー、ポリアミドエラストマー等を単独で、或いはこれら
の樹脂にウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等を混合した樹脂混合物を用いることができるが、本
発明においては特にアイオノマー樹脂又はこれを主材と
する樹脂混合物が好適に使用される。なお、アイオノマ
ー樹脂又はこれを主材とする樹脂混合物には、添加剤と
して、二酸化チタン、硫酸バリウム、ステアリン酸マグ
ネシウムや公知の酸化防止剤等を適宜加えることができ
る。
【0011】この最内層3は、形成する樹脂やコア1の
種類等に応じて適宜な成形法により形成される。例え
ば、アイオノマー樹脂を用いてソリッドコアの周囲にこ
の最内層を形成する場合には、射出成形が好適に採用さ
れ、これにより密着性よくコア1の周囲に最内層3を形
成することができ、また糸巻きコアの周囲にアイオノマ
ー樹脂で最内層を形成する場合には、アイオノマー樹脂
で一対のハーフカップを形成し、これをコアにかぶせて
加熱圧縮成型する方法が好適に採用される。
【0012】この最内層3は、カバー2の主体を構成す
るものであり、通常1〜2mm、特に1.5〜2.0m
mの厚さに形成される。この場合、最内層の厚さが1m
m未満であると、良好な性能を有するカバーが得られな
い場合がある。なお、この最内層3を形成する際、その
表面にはディンプルを形成する必要はなく、単にコアの
周囲に密着性よく所定厚さの樹脂層を形成するようにす
ればよい。
【0013】次に、この最内層3上に形成される上記中
間層4は、後述する上記最外層5と共に、ラミネートフ
ィルムを形成するものであり、上記最内層3との接着性
に優れた材料で形成される。具体的には、上記最内層3
を形成する材料と同一又は同種の材料を単独で用い或い
はこれを主材とする樹脂混合物を用いて形成され、好ま
しくはアイオノマー樹脂或いはこれに二酸化チタン,酸
化防止剤,UV吸収剤等を配合した樹脂混合物が用いら
れる。
【0014】この中間層4は単層でも、或いは更に後述
する最外層との間にエポキシ系、ポリウレタン系等から
なる接着剤層やポリエステル、ポリウレタン、ポリアミ
ド、シリコーン、ポリプロピレン等の他の樹脂からなる
層を設けて複数層からなる層としてもよい。なお、この
中間層4の厚さは特に制限されるものではないが、通常
50〜400μm、特に75〜300μm程度とされ
る。
【0015】更に、この中間層4と共にラミネートフィ
ルムを形成する上記最外層5は、加熱圧縮成型によりカ
バー表面にディンプルを型付けする際、金型に付着しに
くい離型性の良好な材料で形成され、具体的にはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリエチレン
等が好適に用いられる。この最外層5の厚さは、特に制
限されるものではないが、通常5〜100μm、特に2
0〜50μmとすることが好ましく、この場合この最外
層5を従来の塗膜層に代わるものとする場合には、特に
その厚さを20〜50μm程度の薄いものとすることが
好ましい。なお、この最外層5を形成する樹脂は金型離
型性に優れるものであれば、上記以外の樹脂で形成して
も差し支えない。また、この最外層5の材質等を選択
し、その硬度を調節することにより、ゴルフボール打撃
時のスピン量をある程度調整することができ、該最外層
5の材質が軟らかければスピン量は増加し、硬ければス
ピン量は減少する。
【0016】上記中間層4と最外層5とは互いに積層さ
れたラミネートフィルムとして上記最内層3上に供給さ
れるものであるが、この場合ラミネートフィルムは、通
常のラミネータを用いて常法により得ることができる。
【0017】また、上記中間層4及び最外層5は、周囲
に上記最内層3を形成したコア1を上記ラミネートフィ
ルムで包み加熱圧縮成型して中間層4と最内層5とを接
着させることにより形成され、これにより最内層3,中
間層4及び最外層5からなるカバー2が形成されると共
に、この加熱圧縮成型時に該カバー2上にディンプルを
型付けすることにより、本発明ゴルフボールが得られる
ものであるが、この場合最内層3を形成したコア1をラ
ミネートフィルムで包み、公知の真空パック装置により
真空パックしてフィルムを最内層3に密着させ、この状
態で金型内に収容し、加熱圧縮成型を行うことが好まし
い。これにより、中間層4を最内層3に確実かつ良好に
接着させることができる。
【0018】このようにして、コア1を上記最内層3,
中間層4及び最外層5からなるカバー2で被覆すると共
に、このカバー2にディンプルを形成し、常法に従っ
て、バリを除去し、必要に応じ塗工処理を施して仕上げ
塗膜層を形成することにより、本発明のゴルフボールを
得ることができるが、本発明のゴルフボールでは上記カ
バー2の最外層を仕上げ層とすることができ、上記塗工
処理による塗膜の形成を省略することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、そのカバーを
構成する中間層及び最外層を該中間層と最外層とを積層
したラミネートフィルムで形成すると共に、最外層を金
型離型性に優れた材料で形成するようにしたので、圧縮
成型によりカバー表面にディンプルを型付けする際、成
型後の金型からの脱型を良好に行うことができ、カバー
材が金型に付着してディンプル精度を低下させるような
不都合がなく、しかも上記最外層を仕上げ層とすること
により、成型後にカバー表面に塗膜層を形成する仕上げ
処理を省略することができ、この塗膜層の形成によるデ
ィンプル精度の劣化も確実に防止することができる。
【0020】従って、本発明のゴルフボールによれば、
優れたディンプル精度を確実に得ることができ、しかも
カバー材の金型への付着も可及的に防止されるので金型
の保守についても簡略化することができ、生産性をも向
上させることができるものである。
【0021】
【実施例】以下、実施例,比較例を示して本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
【0022】[実施例]下記組成のゴム組成物を用い、
常法により直径39.2mmのソリッドコアを作成し
た。
【0023】ゴム組成物 シス−1,4−ポリブタジエンゴム 100重量部 アクリル酸亜鉛 24 〃 酸化亜鉛 10 〃 硫酸バリウム 14 〃 老化防止剤 1 〃 ジクミルパーオキサイド 1 〃
【0024】このコアをディンプルのない金型に入れ、
アイオノマー樹脂(ハイミラン1605)を射出成形し
て、上記コアの周囲に厚さ1.6mmのカバー(最内
層)を有するボールを製造した。このボールはディンプ
ルが表面に形成されていない平滑なボールである。
【0025】次に、上記コアとカバー最内層からなるボ
ールを、厚さ100μmのアイオノマー樹脂フィルム
(ハイミラン1855)と厚さ50μmのエチレン−酢
酸ビニル共重合体(EVA)フィルムの2層からなるラ
ミネートフィルムで、アイオノマー樹脂層が内側,EV
A層が外側となるように被覆し、真空パック機中に移し
て真空パックし、次いでディンプル成形用金型に移し
て、160℃、120kg/cm2の条件で5分間加熱
加圧してディンプルを形成し、脱型した後生じたバリを
研磨して3層構造のカバーを有するソリッドゴルフボー
ルを製造した。
【0026】上記ソリッドゴルフボールを製品面になん
の加工も施していないディンプル成形用金型から脱型す
る際、極めて容易にボールを金型から取り出すことがで
き、その離型性は非常に良好であった。また、得られた
ボールのディンプルを検査したところ、変形や傷などの
不良はなく、設計通りのディンプル精度を有していた。
更に、脱型後の金型を検査したところ、カバー材の付着
は全くなく、そのまま次の成形に供することができた。
【0027】[比較例]上記実施例のコアと同様のゴム
組成物から、同様にして直径39.2mmのソリッドコ
アを作成し、このコアの周囲にアイオノマー樹脂(ハイ
ミラン1605)を射出成型してディンプルのない厚さ
1.75mmのカバーを形成した。次いで、これをディ
ンプル成形用金型に移し、160℃、120kg/cm
2で5分間圧縮成形することによりカバー上にディンプ
ルを型付けした。金型から脱型した後、バリを研磨し、
表面に熱硬化性ウレタン系塗料を塗工して仕上げ塗膜層
を形成し、ソリッドゴルフボールを製造した。
【0028】上記ソリッドゴルフボールを製品面になん
の加工も施していないディンプル成形用金型から脱型す
る際、ボールが金型に強く付着し、金型からボールを取
り出すのが容易ではなかった。また、得られたボールの
ディンプルを検査したところ、いくつかのディンプルに
変形や小突起,傷などの不良があり、ディンプル精度に
劣るものであった。更に、脱型後の金型を検査したとこ
ろ、所々にカバー材の付着が見られ、次の成形を行う前
にクリーニング及び離型剤の塗布を行う必要があった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるゴルフボールを示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1 コア 2 カバー 3 最内層 4 中間層 5 最外層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 道夫 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂスト ンスポーツ株式会社内 (72)発明者 笠嶋 厚紀 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂスト ンスポーツ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−194736(JP,A) 特開 平6−218078(JP,A) 特開 昭61−290969(JP,A) 特開 平5−52751(JP,A) 実開 昭63−176471(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63B 37/00 A63B 45/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアをカバーで被覆すると共に、圧縮成
    型により該カバー上にディンプルを型付けしてなるゴル
    フボールにおいて、上記カバーが最内層,1又は2層以
    上の中間層及び最外層からなり、かつ該カバーの中間層
    及び最外層がラミネートフィルムにより形成されている
    と共に、その最外層が上記圧縮成型時に用いられる成型
    用金型に対する離型性の良好な材料で形成されているこ
    とを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】 カバーを構成する最外層が、エチレン−
    酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン及びポリエチレンか
    ら選ばれた材料を主材とするものである請求項1記載の
    ゴルフボール。
  3. 【請求項3】 カバーを構成する最内層が、射出成形に
    よりコアの周囲に形成されたアイオノマー樹脂を主材と
    する層であり、かつこの最外層と接する中間層の内面が
    ラミネートフィルムの内面層として積層されたアイオノ
    マー樹脂を主材とする層である請求項1又は2記載のゴ
    ルフボール。
  4. 【請求項4】 カバーを構成する最内層の厚さが1〜2
    mm、中間層の厚さが50〜400μm、最外層の厚さ
    が5〜50μmである請求項1〜3のいずれか1項に記
    載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】 コアを最内層,1又は2層以上の中間層
    及び最外層から構成された複数層カバーで被覆してなる
    ゴルフボールを製造する方法であって、上記コアの周囲
    に上記カバーの最内層を構成する樹脂層を射出成形した
    後、これを上記カバーの中間層を形成する1又は2層以
    上の樹脂層と上記最外層を形成する金型離型性に優れた
    樹脂層とを積層してなるラミネートフィルムで包み、金
    型内に収容して加熱圧縮成形することにより、上記最内
    層上に中間層及び最外層を成形してカバーを形成すると
    共に、該カバー表面にディンプルを型付けすることを特
    徴とするゴルフボールの製造方法。
  6. 【請求項6】 カバーの最外層を形成する金型離型性に
    優れた樹脂層が、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
    ウレタン及びポリエチレンから選ばれた材料を主材とす
    る樹脂層である請求項5記載のゴルフボールの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 射出成形によりコアの周囲に形成される
    最内層及びこの最内層と接する中間層内面を構成するラ
    ミネートフィルムの内面層が、いずれもアイオノマー樹
    脂を主材とする層である請求項5又は6記載のゴルフボ
    ールの製造方法。
JP7350271A 1995-12-22 1995-12-22 ゴルフボール及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2910650B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7350271A JP2910650B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 ゴルフボール及びその製造方法
US08/772,999 US5730665A (en) 1995-12-22 1996-12-23 Golf ball and method of making same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7350271A JP2910650B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 ゴルフボール及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09173506A JPH09173506A (ja) 1997-07-08
JP2910650B2 true JP2910650B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=18409375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7350271A Expired - Fee Related JP2910650B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 ゴルフボール及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5730665A (ja)
JP (1) JP2910650B2 (ja)

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6159110A (en) * 1997-03-28 2000-12-12 Spalding Sports Worldwide, Inc. Golf ball utilizing silicone materials
US6569035B2 (en) * 1993-04-28 2003-05-27 Spalding Sports Worldwide, Inc. Golf ball comprising silicone material
US6162134A (en) * 1993-04-28 2000-12-19 Spalding Sports Worldwide, Inc. Low spin golf ball comprising silicone material
US6676876B2 (en) 1993-04-28 2004-01-13 The Top-Flite Golf Company Method of molding a low spin golf ball comprising silicone material
US6204331B1 (en) * 1993-06-01 2001-03-20 Spalding Sports Worldwide, Inc. Multi-layer golf ball utilizing silicone materials
US6824476B2 (en) 1993-06-01 2004-11-30 Callaway Golf Company Multi-layer golf ball
US6663508B1 (en) 1993-06-01 2003-12-16 Callaway Golf Company Multi-layer golf ball with reaction injection molded polyurethane component
US6287217B1 (en) 1993-06-01 2001-09-11 Spalding Sports Worldwide, Inc. Multi-layer golf ball
US6695718B2 (en) 1993-06-01 2004-02-24 The Top-Flite Golf Company Golf ball with sulfur cured inner core component
US6290614B1 (en) 1998-03-18 2001-09-18 Spalding Sports Worldwide, Inc. Golf ball which includes fast-chemical-reaction-produced component and method of making same
US6648777B2 (en) 1993-06-01 2003-11-18 Callaway Golf Company Multi-layer golf ball
US6638185B2 (en) 1993-06-01 2003-10-28 The Top-Flite Golf Company Multi-layer golf ball
US6506130B2 (en) 1993-06-01 2003-01-14 Spalding Sports Worldwide, Inc. Multi layer golf ball
US6548618B2 (en) * 1993-06-01 2003-04-15 Spalding Sports Worldwide, Inc. Golf ball having dual core and thin polyurethane cover formed by RIM
US6210293B1 (en) 1993-06-01 2001-04-03 Spalding Sports Worldwide, Inc. Multi-layer golf ball
US6855073B1 (en) * 1998-03-18 2005-02-15 Callaway Golf Company Golf ball which includes fast-chemical-reaction-produced component and method of making same
US5885172A (en) * 1997-05-27 1999-03-23 Acushnet Company Multilayer golf ball with a thin thermoset outer layer
US7014573B2 (en) * 1995-06-07 2006-03-21 Acushnet Company Method of making a golf ball with a multi-layer core
US7153467B2 (en) * 1995-06-07 2006-12-26 Acushnet Company Method of making a golf ball with a multi-layer core
US6786838B2 (en) * 1995-06-07 2004-09-07 Acushnet Company Golf ball with multi-layered core
US7131914B2 (en) * 1995-06-07 2006-11-07 Acushnet Company Method of making a golf ball with a multi-layer core
US6056842A (en) * 1997-10-03 2000-05-02 Acushnet Company Method of making a golf ball with a multi-layer core
US7407450B2 (en) * 1995-06-07 2008-08-05 Acushnet Company Method of making a golf ball with a multi-layer core
US6117025A (en) * 1995-06-15 2000-09-12 Spalding Sports Worldwide, Inc. Golf ball with cover having at least three layers
US7594866B2 (en) * 1996-02-16 2009-09-29 Acushnet Company Method of making a golf ball with a multi-layer core
JPH09299512A (ja) * 1996-05-13 1997-11-25 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール及びその製造方法
US5849168A (en) * 1996-06-14 1998-12-15 Acushnet Company Method of in-mold coating golf balls
CA2283790A1 (en) * 1997-03-28 1998-10-08 Callaway Golf Company Improved multi-layer golf ball utilizing silicone materials
US6068561A (en) * 1997-07-21 2000-05-30 Taylor Made Golf Company, Inc. Multi-layer golf ball and method of manufacturing
US6042489A (en) * 1997-10-20 2000-03-28 Taylor Made Golf Company, Inc. Solid golf ball with prestretched intermediate layer
US6334819B2 (en) * 1997-11-13 2002-01-01 Bridgestone Sports Co., Ltd. Multi-piece solid golf ball
US6716954B2 (en) 1998-03-18 2004-04-06 Callaway Golf Company Golf ball formed from a polyisocyanate copolymer and method of making same
US20030176619A1 (en) * 1998-03-18 2003-09-18 Viktor Keller Polyurethane covered golf balls
US6419595B1 (en) * 1999-07-09 2002-07-16 Bridgestone Sports Co., Ltd. Solid golf ball
US6416425B1 (en) * 1999-07-09 2002-07-09 Bridgestone Sports Co., Ltd. Solid golf ball
US6527652B1 (en) * 1999-07-28 2003-03-04 Bridgestone Sports Co., Ltd. Solid golf ball
US7148266B2 (en) * 1999-12-23 2006-12-12 Callaway Golf Company Game balls with cover containing post crosslinkable thermoplastic polyurethane and method of making same
US6369125B1 (en) 1999-12-23 2002-04-09 Spalding Sports Worldwide, Inc. Game balls with cover containing post crosslinkable thermoplastic polyurethane and method of making same
US6398668B1 (en) 2000-08-07 2002-06-04 Callaway Golf Company Golf ball with an oxygen barrier
US6544130B1 (en) * 2000-09-05 2003-04-08 Mark Weidenhammer Practice golf ball device and its associated method of manufacture
US6827657B2 (en) 2001-08-06 2004-12-07 Acushnet Company Golf balls including a staged resin film and methods of making same
US6855077B2 (en) * 2001-12-04 2005-02-15 Callaway Golf Company Process and apparatus for producing a golf ball with deep dimples
US20060038321A1 (en) * 2001-12-04 2006-02-23 Callaway Golf Company Method and apparatus for forming deep apertures in a golf ball, and golf ball
US8177665B2 (en) * 2005-02-01 2012-05-15 Taylor Made Golf Company, Inc. Multi-layer golf ball
US7717810B2 (en) * 2005-07-14 2010-05-18 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US20070035063A1 (en) * 2005-08-10 2007-02-15 Lavallee Gerald A Two-stage reaction injection molded golf ball
US7524251B2 (en) * 2005-08-30 2009-04-28 Callaway Golf Company Golf products produced by a stoichiometrically imbalanced RIM system
US20070135235A1 (en) * 2005-10-13 2007-06-14 Kennedy Thomas J Iii Fast-Chemical-Reaction-Produced Golf Product Comprising a Caprolactam Polyol
US20070270242A1 (en) * 2006-05-17 2007-11-22 Callaway Golf Company Polybutadiene diols for unique polyurethane
US20080018020A1 (en) * 2006-07-21 2008-01-24 Wilson Robert A Molding of golf ball covers and inner layers
US20140045622A1 (en) * 2012-08-13 2014-02-13 Nike, Inc. Golf Ball With Two Soft Layers And One Hard Layer

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2712740B2 (ja) * 1989-04-24 1998-02-16 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフボール
US5273286A (en) * 1992-11-06 1993-12-28 Sun Donald J C Multiple concentric section golf ball

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09173506A (ja) 1997-07-08
US5730665A (en) 1998-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2910650B2 (ja) ゴルフボール及びその製造方法
US5836833A (en) Golf ball
US6342019B1 (en) Golf balls having improved adhesion between layers
JP3125722B2 (ja) 多層構造ソリッドゴルフボール
US5976035A (en) Wound golf ball
JPH0228987B2 (ja)
US6605009B1 (en) Solid golf ball
JP3985107B2 (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
US7935759B2 (en) Golf ball with heat resistant shield layer
US7066839B2 (en) Golf balls including a staged resin film and methods of making same
JP2003154036A (ja) 蒸気バリヤー層を持つゴルフボール及びその製造方法
JPH0898902A (ja) 糸巻きゴルフボール
JPH09299510A (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
JPH11151321A (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
CA2338357A1 (en) Golf ball with multi-layer cover
JPH11253581A (ja) 多層構造ソリッドゴルフボール
JP2001017571A (ja) ソリッドゴルフボール
JP2907014B2 (ja) 糸巻きゴルフボール
KR101521021B1 (ko) 골프공 및 그 제조방법
JP2017099864A5 (ja)
JPH09271534A (ja) 糸巻きゴルフボール
JP2004049815A (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
JP3516618B2 (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
JP2001314530A (ja) マルチピースソリッドゴルフボール
JP2888144B2 (ja) ゴルフボールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees