JP3516618B2 - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

マルチピースソリッドゴルフボール

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低スピン量、高打
出角および高反発性を実現することにより、高弾道で飛
行性能に優れたマルチピースソリッドゴルフボールに関
する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボールの特性に対する要求は、飛
距離、コントロール性、打球感、打球音等、様々なもの
が挙げられる。その中でも、飛距離が長いというのは一
般のゴルファーにとって大きな魅力であり、その実現に
は反発係数を高くする、スピン量を抑制する、或いは打
出角を高くするという手法が挙げられる。特に、弾道の
高いゴルフボールはゴルファーにとって視覚的にも満足
度が高いため、ゴルフボールメーカーでは打出角の高い
ゴルフボールの開発が進められている。この打出角を高
くするためには、ゴルフボール全体を柔らかくしたり、
硬度分布を外剛内柔にする手法が一般に知られている。
【0003】しかしながら、柔らかいゴルフボールは反
発係数が低くなり、飛距離が短くなるという問題があ
る。また、ゴルフボールの硬度分布を外剛内柔にする
と、硬度分布の平坦な構造よりも、スピン量が小さくな
るが、打出速度が小さくなって飛距離が短くなるという
問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のソリッドゴルフボールの有する問題点を解決
し、低スピン量、高打出角および高反発性を実現するこ
とにより、高弾道で飛行性能に優れたマルチピースソリ
ッドゴルフボールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、最内層に配され
る内層コア、1層以上のコア外層とから構成されるコ
ア、およびこのコア上に形成されたカバーから成るマル
チピースソリッドゴルフボールにおいて、コア外層中に
コア中で最も低い弾性率を有する最低弾性率を配設し、
かつ内層コアの弾性率、内層コアと最低弾性率層との弾
性率の差、最低弾性率層の厚さと位置、およびコアの直
径を特定範囲内に規定することにより、低スピン量、高
打出角および高反発性を実現することが可能となり、高
弾道で飛行性能に優れたマルチピースソリッドゴルフボ
ールが得られることを見い出し、本発明を完成するに至
った。
【0006】即ち、本発明は、最内層に配設される内層
コア(1)と該内層コア上に被覆された中間層と外層の
2層から成るコア外層(2)とから構成されるコア
(4)、および該コア上に形成された1層以上のカバー
(3)から成るマルチピースソリッドゴルフボールにお
いて、(i) 該内層コア(1)が弾性率50〜200MPaを
有し、(ii) 該コア(4)が直径37〜41mmを有し、か
(iii)以下の(a)〜(d): (a)該中間層が、コア(4)中で最も低い弾性率を有
し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾
性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア
中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設さ
れ、該外層が内層コア(1)と同一弾性率を有する (b)該中間層が、コア(4)中で最も低い弾性率を有
し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾
性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア
中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設さ
れ、該外層が内層コア(1)より低い弾性率を有する (c)該中間層が、コア(4)中で最も低い弾性率を有
し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾
性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア
中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設さ
れ、該外層が内層コア(1)より高い弾性率を有する (d)該外層が、コア(4)中で最も低い弾性率を有
し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾
性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア
中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設さ
れ、該中間層が内層コア(1)より高い弾性率を有する
の内、いずれか1つを満足することを特徴とするマルチ
ピースソリッドゴルフボールに関する。
【0007】ゴルフクラブフェースには、ロフト角がつ
いているため、クラブがゴルフボールに進入してくる方
向とボールを押し出す方向はロフト角の分だけずれるこ
ととなる。従って、ゴルフボールに対するゴルフクラブ
の進入方向から加えられる力は、クラブフェースに垂直
な方向とクラブフェースに水平な方向との分力に分ける
ことができる。ゴルフクラブが同じであってもゴルフボ
ールの種類によって打出角が異なる理由は、上記のクラ
ブフェースに水平な方向の分力によるゴルフボールの変
形に起因すると考えられる。
【0008】即ち、ゴルフボールに対してクラブフェー
スに水平な方向の分力が加わることにより、ゴルフボー
ルのカバーがクラブフェースに水平な下方向に引っ張ら
れる。ゴルフボールの中間に配される層の弾性率を低く
することにより、その部分の変形が大きくなって、ゴル
フボールの中心部はクラブフェースに水平な上方向に残
される形となる。それにより、クラブフェース上の力点
から延ばした垂線より上にゴルフボールの重心があり、
また上記のような構造を有する本発明のゴルフボールは
従来のゴルフボールに比べて、その程度が大きいことを
意味している。このように、より上方にゴルフボール重
心があることにより、ゴルフボールの打出角が高くな
る。更に、上記の変形により、クラブフェースに水平な
下方向の分力によるバックスピンの発生が緩和されて低
スピン量となる。従って、上記のような構造を有する本
発明のゴルフボールは、低スピン量で、かつ高打出角で
ある。
【0009】また、上記のように内層コアより15〜100M
Paだけ低い弾性率を有する1層以上の低弾性率層を含
み、その低弾性率層中に含まれているコア中で最も低い
弾性率を有する1層以上の最低弾性率層の合計厚さが0.
2〜5.0mmであり、その位置がコアの中心からの距離6.5
〜20.5mmの範囲内に配設されていることにより、ゴルフ
ボールの中間部分に低い弾性を有する層が存在するた
め、低ヘッドスピードでの打撃時には、弾性率の低い部
分まで変形が及ばず、弾性率の高い部分のみが変形し
て、低ヘッドスピードで打撃することによる反発性低下
分があるにもかかわらず、ゴルフボールの反発性が低下
しない、または反発性が向上する効果が得られる。
【0010】しかしながら、内層コアより15〜100MPaだ
け低い弾性率を有するが、最低弾性率ではない層が更に
存在すると、その位置がコアの中心からの距離6.5〜20.
5mmの範囲から外れる領域に近づくことになり、そのよ
うな効果が得られにくくなる。従って、更に本発明を好
適に実施するためには、上記コア外層(2)中の上記低弾
性率層が、合計厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア中心か
らの距離6.5〜20.5mmの位置に配設されることが好まし
く、また上記コア外層(2)が弾性率5〜200MPaを有する
ことが好ましい。
【0011】以下、図1を用いて本発明のゴルフボール
について更に詳しく説明する。図1は、本発明のゴルフ
ボールの1つの態様を示す概略断面図である。図1に示
すように、本発明のゴルフボールは最内層に配設される
内層コア(1)と該内層コア上に被覆された1層以上のコ
ア外層(2)とから構成されるコア(4)、および該コア上に
形成された1層以上のカバー(3)から成る。但し、図1
では説明をわかりやすくするため、1層のカバー(3)を
有するゴルフボールとした。
【0012】上記コア(4)は内層コア(1)およびコア外層
(2)いずれも、ポリブタジエンゴムに共架橋剤、有機過
酸化物および充填材を必須成分として配合したゴム組成
物を加熱加圧成形して製造することが好ましい。これ
は、両者いずれもが同様の加硫ゴム組成物から成る場合
には、各層間の接着強度が高くなり、各層間で剥離する
という問題が起こりにくく、高反発性および高耐久性等
をバランスよく維持することができるためである。ポリ
ブタジエンゴムは、従来からソリッドゴルフボールのコ
アに用いられているものであればよいが、特にシス-1,4
-結合少なくとも40%以上、好ましくは80%以上、更に
好ましくは90%以上を有するいわゆるハイシスポリブタ
ジエンゴムが好ましく、所望により上記ポリブタジエン
ゴムには、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンポ
リブタジエンゴム、エチレン‐プロピレン‐ジエンゴム
(EPDM)等をポリブタジエンゴム100重量部に対して
0〜50重量部配合してもよい。
【0013】共架橋剤としては、アクリル酸またはメタ
クリル酸等のような炭素数3〜8個のα,β‐不飽和カ
ルボン酸の、亜鉛、マグネシウム塩等の一価または二価
の金属塩、トリエタノールプロパントリメタクリレート
等の官能性モノマー、またはそれらの混合物等が挙げら
れるが、高い反発性を付与するアクリル酸亜鉛が好適で
ある。配合量はポリブタジエンゴム100重量部に対し
て、5〜50重量部、好ましくは10〜40重量部である。50
重量部より多いと硬くなり過ぎて打球感が悪くなり、5
重量部未満では、適当な硬さにするために有機過酸化物
の量を増加しなければならず反発が悪くなり飛距離が低
下する。
【0014】有機過酸化物としては、例えばジクミルパ
ーオキサイド、1,1‐ビス(t‐ブチルパーオキシ)‐3,3,
5‐トリメチルシクロヘキサン、2,5‐ジメチル‐2,5‐
ジ(t‐ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ‐t‐ブチルパー
オキサイド等が挙げられ、ジクミルパーオキサイドが好
適である。配合量はポリブタジエンゴム100重量部に対
して0.3〜5.0重量部、好ましくは0.8〜3.0重量部であ
る。0.3重量部未満では軟らかくなり過ぎて反発が悪く
なり飛距離が低下する。5.0重量部を越えると適切な硬
さにするために共架橋剤の量を減少しなければならず反
発が悪くなり飛距離が低下する。
【0015】充填材としては、ソリッドゴルフボールの
コアに通常配合されるものであればよく、例えば無機充
填材、具体的には、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カル
シウム等が挙げられ、高比重金属充填材、例えばタング
ステン粉末、モリブデン粉末等およびそれらの混合物と
併用してもよい。配合量は、それぞれポリブタジエンゴ
ム100重量部に対して3〜50重量部、好ましくは10〜30
重量部である。3重量部未満では重量調整が難しく、50
重量部を越えるとゴムの重量分率が小さくなり反発が低
くなり過ぎる。
【0016】更に本発明のゴルフボールのコアには、老
化防止剤またはしゃく解剤、またはスルフィド類やチオ
ール類等の有機硫黄化合物、その他ソリッドゴルフボー
ルのコアの製造に通常使用し得る成分を適宜配合しても
よい。使用する場合、配合量は、ポリブタジエンゴム10
0重量部に対して、老化防止剤は0.1〜1.0重量部、しゃ
く解剤は0.1〜5.0重量部、有機硫黄化合物は0.1〜5.0重
量部であることが好ましい。
【0017】このように、本発明の内層コア(1)および
コア外層(2)では同様の成分から構成されるが、上記共
架橋剤の配合量、有機過酸化物の配合量および加硫条件
等を適宜調整することによって、前述のような所望の弾
性率を達成することができる。
【0018】本発明のゴルフボールに用いられるコアの
製造方法を、図2〜図3を用いて説明する。図2は、本
発明のゴルフボールに用いられる半加硫半球殻状成形物
用金型の1つの態様の概略断面図である。図3は、本発
明のゴルフボールに用いられるコア成形用金型の1つの
態様の概略断面図である。まず、内層コア用ゴム組成物
を混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で130
〜160℃で10〜60分間加熱プレスして内層コア用球状加
硫成形物を作製する。次いで、コア外層用ゴム組成物を
混練し、中子部分の外径が上記内層コア用球状加硫成形
物の直径に等しい図2に示すような金型(5、6)内で、90
〜165℃で20秒間〜5分間加熱プレスすることによって、
コア外層用の半加硫半球殻状成形物(7)を作製する。上
記内層コア用加硫成形物(9)を、上記のように作製した
コア外層用の半加硫半球殻状成形物(7)2個で挟んで、
図3に示すような金型(8)内で、140〜160℃で10〜60分
間加熱プレスすることによって、2層コアを作製する。
【0019】更に、コア外層(2)が2層の場合には、コ
ア外層用ゴム組成物を混練し、中子部分の外径が上記2
層コアの直径と等しくなるような寸法の図2に示すよう
な金型(5'、6')を用いる以外は、コア外層用の半加硫半
球殻状成形物と同様にして、コア外層用の半加硫半球殻
状成形物(7')を作製する。上記2層コア(10)を、上記の
ように作製した外層コア用半加硫半球殻状成形物(7')2
個で挟んで、図3に示すような金型(8')内で、140〜160
℃で10〜60分間加熱プレスすることによって、3層構造
を有するコア(4)を作製する。同様にして、上記の手順
を繰り返すことによって、3層以上のコア外層(2)を有
する4層構造以上のコアを作製することができる。尚、
コアの製造方法は、上記の加熱プレス方式のみに限定さ
れず、ゴム射出成形等により行ってもよい。また、内層
コア、または内層コア上にコア外層を形成した2層以上
のコア加硫後に、それぞれの表面バフ研磨を行って、隣
接する層との密着性を向上することもできる。
【0020】本発明では、最内層に配設される内層コア
(1)の弾性率が50〜200MPa、好ましくは55〜170MP
a、より好ましくは58〜155MPaとする。上記内層コア
(1)の弾性率が50より小さいと反発性が低下し、200MP
aより大きいと衝撃が大きくなって打球感が悪くなる。
また、内層コアは直径13.0〜40.6mm、好ましくは18.0〜
39.0mmを有することが望ましく、40.6mmより大きいと打
球時にゴルフボールの中心部がクラブフェースに水平な
上方向に残される程度が小さくなって打出角を高め、低
スピン量とする効果が不十分となりやすく、13.0mmより
小さいと打球時にゴルフボールの中心部がクラブフェー
スに水平な上方向に残される時の、その残される部分の
量が小さくなって、打球感を高め、低スピン量とする効
果が不十分となりやすい。
【0021】本明細書中において、「弾性率」とはゴル
フボールの各部位から切り出した長さ20mm×厚さ0.5mm
×幅4mmの試料を粘弾性スペクトロメーターDVE‐20
0(島津製作所製)を用いて引っ張りモードで周波数10
Hzで強制振動させ、室温での駆動部と応答部の振幅の
比と位相差より求めた複素弾性率E*値を意味する。
【0022】また本発明では、コア外層(2)が内層コア
(1)より15〜100MPaだけ低い弾性率を有する1層以上
の低弾性率層を含むことを要件とするが、この弾性率差
が15MPaより小さいと、前述したような中間に配され
る層の弾性率を低くすることにより低スピン量および高
打出角となる本発明の効果が十分に発揮できず、100M
Paより大きいと内層コアの弾性率が大きくなり過ぎて
衝撃が大きくなって打球感が悪くなり、またスピン量が
大きくなったり、または上記低弾性率層の弾性率が低く
なり過ぎて反発性が低下したりする。従って、上記弾性
率差は好ましくは15〜90MPa、より好ましくは20〜90
MPaである。
【0023】上記低弾性率層中に含まれているコア中で
最も低い弾性率を有する1層以上の最低弾性率層は、合
計厚さ0.2〜5.0mm、好ましくは0.3〜4.5mm、より好まし
くは0.5〜4.5mmを有する。上記厚さが0.2mmより小さい
と、前述したようなゴルフボールの中間に配される層の
弾性率を低くすることにより低スピン量および高打出角
となる本発明の効果が十分に発揮できず、5.0mmより大
きいと、ゴルフボールの中間に配される層の弾性率を低
くすることにより、低ヘッドスピードでの打撃時にもゴ
ルフボールの反発性が低下しないという効果が得られに
くくなる。
【0024】上記最低弾性率層は、コア(4)の中心から
の距離6.5〜20.5mm、好ましくは6.5〜20mm、より好まし
くは6.5〜19.5mmの範囲内に配設される。上記最低弾性
率層が6.5mmより内側にあると、最も反発性に寄与する
部分であるコア中心付近に低弾性率層が存在することに
なり、反発性が低下する。20.5mmより外側にあると、カ
バーにかかる応力が大きくなる。尚、上記最低弾性率層
がコア(4)の中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設
されるとは、上記最低弾性率層が6.5mmより内側または2
0.5mmより外側には、はみ出さないという意味である。
【0025】具体的に説明すると、本発明の好ましい態
様として、コア外層(2)が1層の場合、上記コア外層(2)
が内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾性率を有し、
厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア中心からの距離6.5〜2
0.5mmの範囲内に配設される。また、コア外層(2)が中間
層と外層の2層から成る場合、(a)中間層が最低弾性率
を有し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾性率を
有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア中心からの距離
6.5〜20.5mmの範囲内に配設され、外層は内層コア(1)と
同一弾性率を有し、(b)中間層が最低弾性率を有し、内
層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾性率を有し、厚さ
0.2〜5.0mmを有し、かつコア中心からの距離6.5〜20.5m
mの範囲内に配設され、外層は内層コア(1)より15〜100M
Paだけ低い弾性率を有し、(c)中間層が最低弾性率を有
し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾性率を有
し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア中心からの距離6.
5〜20.5mmの範囲内に配設され、外層は内層コア(1)より
高い弾性率を有し、(d)外層が最低弾性率を有し、内層
コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾性率を有し、厚さ0.2
〜5.0mmを有し、かつコア中心からの距離6.5〜20.5mmの
範囲内に配設され、中間層は内層コア(1)より高い弾性
率を有し、(e)外層が最低弾性率を有し、内層コア(1)よ
り15〜100MPaだけ低い弾性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを
有し、かつコア中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に
配設され、中間層は内層コア(1)より15〜100MPaだけ低
い弾性率を有し、(f)中間層と外層とが最低弾性率を有
し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾性率を有
し、合計厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア中心からの距
離6.5〜20.5mmの範囲内に配設される。
【0026】本発明では更に、最低弾性率層ではなく、
上記1層以上の低弾性率層が合計厚さ0.2〜5.0mmを有
し、かつコア中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配
設されることが好ましい。これは、コア外層(2)中に低
弾性率層であるが、最低弾性率ではない層が更に存在す
ると、その層の厚さを考慮すると、位置がコアの中心か
らの距離6.5〜20.5mmの範囲から外れる領域に近づくこ
とになり、前述のようなゴルフボールの中間に配される
層の弾性率を低くすることにより低スピン量および高打
出角となる本発明の効果が得られにくくなるためであ
る。
【0027】本発明のゴルフボールでは、コア外層(2)
は全ての層において、弾性率5〜200MPa、好ましくは
5〜150MPa、より好ましくは10〜90MPaを有するこ
とが望ましい。上記コア外層(2)の弾性率が5MPa未満
の層があると反発性が低下しやすくなり、200MPaを超
える層があると打球感が低下しやすくなる。
【0028】本発明のゴルフボールでは、コア(4)が直
径37〜41mm、好ましくは38〜40mm、より好ましくは38.4
〜39.5mmを有する。コア(4)の直径が37mmより小さいと
反発性が低下し、41mmより大きいと外側に配されるカバ
ーが薄くなってカバー強度が不足する。
【0029】次いで、上記コア(4)上には1層以上のカ
バー(3)を被覆する。本発明のカバー(3)は、単層構造で
ある場合、熱可塑性樹脂、特に通常ゴルフボールのカバ
ーに用いられるアイオノマー樹脂を基材樹脂として含有
する。上記アイオノマー樹脂としては、α-オレフィン
と炭素数3〜8個のα,β-不飽和カルボン酸の共重合体
中のカルボン酸の一部を金属イオンで中和したアイオノ
マー樹脂、またはその混合物が用いられる。上記アイオ
ノマー樹脂中のα-オレフィンとしては、エチレン、プ
ロピレンが好ましく、α,β-不飽和カルボン酸として
は、アクリル酸、メタクリル酸等が好ましい。更に、中
和する金属イオンとしては、アルカリ金属イオン、例え
ばNaイオン、Kイオン、Liイオン等;2価金属イオ
ン、例えばZnイオン、Caイオン、Mgイオン等;3価
金属イオン、例えばAlイオン、Ndイオン等;およびそ
れらの混合物が挙げられるが、Naイオン、Znイオン、
Liイオン等が反発性、耐久性等からよく用いられる。
アイオノマー樹脂の具体例としては、それだけに限定さ
れないが、ハイミラン1555、1557、1605、1706、1707、
AM7315、AM7317(三井デュポンポリケミカル(株)製)、サ
ーリン7930、8511、8512(デュポン社製)、アイオテッ
ク(IOTEK) 7010、8000(エクソン(Exxon)社製)等を例
示することができる。これらのアイオノマーは、上記例
示のものをそれぞれ単独または2種以上の混合物として
用いてもよい。
【0030】更に、本発明のカバー(3)が2層以上から
成る場合、好ましい材料の例としては、熱可塑性樹脂お
よび熱可塑性エラストマーから成る群から選択される1
種を用いてもよく、または2種以上を組合せて用いても
よい。熱可塑性樹脂の例としては上記と同様のアイオノ
マー樹脂が挙げられ、熱可塑性エラストマーの具体例と
して、例えば東レ(株)から商品名「ペバックス」で市販
されている(例えば、「ペバックス2533」)ポリアミド
系熱可塑性エラストマー、東レ・デュポン(株)から商品
名「ハイトレル」で市販されている(例えば、「ハイト
レル3548」、「ハイトレル4047」)ポリエステル系熱可
塑性エラストマー、武田バーディシュ(株)から商品名
「エラストラン」(例えば、「エラストランET88
0」)、大日本インキ(株)から商品名「パンデックス」
(例えば、「パンデックスT-8180」)で市販されている
ポリウレタン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
【0031】本発明に用いられるカバーには、上記樹脂
以外に必要に応じて、種々の添加剤、例えば二酸化チタ
ン等の顔料、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安
定剤等を添加してもよい。
【0032】上記カバー(3)を被覆する方法について
も、特に限定されるものではなく、通常のカバーを被覆
する方法で行うことができる。カバー用組成物を予め半
球殻状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてコア
を包み、130〜170℃で1〜5分間加圧成形するか、また
は上記カバー用組成物を直接コア上に射出成形してコア
を包み込む方法が用いられる。そして、カバー成形時
に、必要に応じて、ボール表面にディンプルを形成し、
また、カバー成形後、ペイント仕上げ、スタンプ等も必
要に応じて施し得る。
【0033】本発明では、カバー(3)の合計厚さ0.84〜
3.00mm、好ましくは1.0〜2.5mmを有する。0.84mmより小
さいと反発性や耐久性が低下し、3.00mmより大きいと打
球感が硬くて悪くなる。またカバーの弾性率は、50〜40
0MPa、好ましくは80〜300MPaであることが望まし
い。50MPa未満となると、反発性が低下したり、コア
の保護作用が小さくなってコアが損傷したりしやすく耐
久性が低下し、400MPaを超えると、打球感が低下した
り、コアとの弾性率の差が大きくなってコアおよびカバ
ー間の剥離が起こりやすくなり耐久性が低下する。
【0034】本発明では、低スピン量、高打出角および
高反発性を実現することにより、高弾道で飛行性能に優
れたマルチピースソリッドゴルフボールを提供する。
【0035】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0036】(実施例1〜12、17〜18および比較例1〜
7) (i)内層コア用球状加硫成形物の作製 以下の表1〜4に示した配合の内層コア用ゴム組成物を
混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で130〜1
60℃で10〜60分間加熱プレスして表6〜9に示した直径
を有する内層コア用の球状加硫成形物を得た。
【0037】(ii)中間層コア用半球殻状加硫成形物の作
製 以下の表1〜4に示した配合の中間層コア用ゴム組成物
を混練し、中子部分の外径が(i)で作製した内層コア用
球状加硫成形物の直径に等しい図2に示すような金型
(5、6)内で、90〜165℃で20秒〜3分間加熱プレスする
ことによって、中間層コア用の半加硫半球殻状成形物
(7)を得た。
【0038】(iii)2層コアの作製 上記(i)で作製した内層コア用加硫成形物(9)を、(ii)
で作製した2つの中間層コア用の半加硫半球殻状成形物
(7)で挟んで、図3に示すような金型(8)内で、140〜165
℃で10〜40分間加熱プレスすることによって、2層コア
(10)を作製した
【0039】(iv)外層コア用半球殻状加硫成形物の作製 以下の表1〜4に示した配合の外層コア用ゴム組成物を
混練し、中子部分の外径が(iii)で作製した2層コアの
直径と等しくなるような寸法の図2に示すような金型
(5'、6')を用いる以外は(ii)と同様にして、外層コア用
の半加硫半球殻状成形物(7')を得た。
【0040】(v)コアの作製 上記(iii)で作製した2層コア(10)を、(iv)で作製した
2つの外層コア用半加硫半球殻状成形物(7')で挟んで、
図3に示すような金型(8')内で、140〜165℃で10〜40分
間加熱プレスすることによって、表6〜9に示した直径
を有する3層構造のコアを作製した。
【0041】(実施例13〜16)以下の表3に示した配合
の内層コア用ゴム組成物および外層コア用ゴム組成物を
用いて、上記(i)〜(iii)のみで作製した2層コアをコ
アとして用いる以外は、実施例1〜12、17〜18および比
較例1〜7と同様にして、表8に示した直径を有する2
層構造のコアを作製した。
【0042】いずれも、加硫後の各層コアは表面バフ研
磨を行い、隣接する外側の層との密着を向上する手法を
用いた。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】(注1)JSR(株)製のハイシスポリブタジ
エンゴム(1,4‐シス‐ポリブタジエン含量:97.1%) (注2)浅田化学(株)製 (注3)東邦亜鉛(株)製 (注4)日本油脂(株)から商品名「パークミルD」で市
販、175℃半減期1分
【0048】(vi)カバー用組成物の調製 以下の表5に示した配合の材料を、二軸混練型押出機に
よりミキシングして、ペレット状のカバー用組成物を調
製した。押出条件は、スクリュー径45mm、スクリュー回
転数200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は押
出機のダイの位置で200〜260℃に加熱された。
【0049】
【表5】
【0050】(注5) 三井デュポンポリケミカル(株)製の
ナトリウムイオン中和エチレン-メタクリル酸共重合体
系アイオノマー樹脂 (注6) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂 (注7) 石原産業(株)製から商品名「A100」で市販
【0051】(実施例1〜18および比較例1〜7)上記
のカバー用組成物を、上記のように得られた3層または
2層構造を有するコア(4)上に直接射出成形することに
よりカバー層(3)を形成し、表面にペイントを塗装し
て、直径42.7mmおよび重量45.0〜45.4gを有するゴルフ
ボールを作製した。得られたゴルフボールを2等分に切
断して、コア各層の弾性率(a、bおよびc)を測定
し、中間層コアの位置を示すための内層コアの直径、中
間層コアおよび外層コアの厚さを測定し、その結果を表
6〜9に示した。また、それらの値から、内層コア以外
のコア外層中の最低弾性率層と内層コアとの弾性率差、
および上記最低弾性率層の位置(コアの中心からの距
離)を計算して同表に示した。得られたゴルフボールの
反発係数、飛行性能(飛距離、打出角およびスピン量)
および打球感を測定または評価し、その結果を同表に示
した。試験方法は以下の通り行った。
【0052】(試験方法) 弾性率 弾性率として、粘弾性スペクトロメーターDVE‐200
(島津製作所製)を用いて、それぞれ以下の条件で測定
した複素弾性率ヤング率(E)を用いた。 試料形状:長さ20mm×厚さ0.5mm×幅4mm 変形:単純伸長(長さ方向、引っ張りモード) チャック間距離:10mm 初期歪:1%(0.2mm) 振幅:0.25%(25μm) 周波数:10Hz 測定温度:室温
【0053】反発係数 ゴルフボールに200gのアルミニウム製の円筒物を45m/秒
の速度で衝突させ、衝突前後の上記円筒物およびゴルフ
ボールの速度を測定し、それぞれの速度および重量から
各ゴルフボールの反発係数を算出した。測定は各ゴルフ
ボールについて5回行って、その平均値を各ゴルフボー
ルの反発係数とし、比較例1を100とした時の指数で表
した。これらの指数が大きい程、高反発で良好であるこ
とを示す。
【0054】飛行性能 ツルーテンパー社製スイングロボットにメタルヘッド製
ウッド1番クラブ(ドライバー)を取付け、各ゴルフボ
ールをヘッドスピード35m/秒で打撃し、打出角(打ち出
された時のゴルフボールの発射角度)、スピン量(打ち
出し直後のバックスピン量)、飛距離としてトータル
(停止点までの距離)を測定した。測定は各ゴルフボー
ルについて5回ずつ行い(試料数n=5)、その平均を
算出して、各ゴルフボールの結果とした。
【0055】打球感 10人のゴルファーによる、メタルヘッド製ウッド1番ク
ラブ(W#1、ドライバー)での実打テストを行い、打
撃時の衝撃の強さを下記基準で評価し、最も多い評価結
果を、そのゴルフボールの打球感とした。 評価基準 ○ … 衝撃が小さくて良い。 △ … 普通 × … 衝撃が大きくて悪い。
【0056】(試験結果)
【表6】
【0057】
【表7】
【0058】
【表8】
【0059】
【表9】 *:カバー破損
【0060】以上の結果より、実施例1〜4、6〜10お
よび12〜16の本発明のゴルフボールは、比較例のゴルフ
ボールに比較して、大きな反発係数を有し、飛距離が長
く、打出角が高く、スピン量が低く、打撃時の衝撃力が
小さくて打球感に優れることがわかった。また、本発明
の範囲内であるが、内層コアの弾性率が若干高めである
実施例5および11は、打球感が若干劣る。内層コアより
低い弾性率を有する層(中間層+外層)の厚さが大きい
本発明の範囲内である実施例17は、スピン量は低いもの
の、低ヘッドスピードでの打撃時に反発性が低下しない
という効果が発揮できないため、反発性が若干低くて飛
距離も若干低くなっている。本発明の範囲内である実施
例18は、外層の弾性率が大きいため、打球感が若干悪
く、また弾性率の低い中間層の変形によるスピン量減少
効果が発揮されずスピン量が若干大きくなっている。
【0061】これに対して、比較例1のゴルフボール
は、コアの3層が全て同一弾性率であり、比較例2のゴ
ルフボールは中間層が高く、内層と外層が同一弾性率で
あるため、ゴルフボールの中間に配される層の弾性率を
低くして、高打出角と低スピン量を達成する本発明の効
果が十分に発揮できず、低打出角および高スピン量とな
り飛距離が短くなっている。比較例3のゴルフボール
は、コア直径が大き過ぎてカバー厚さが小さくなり、ボ
ール特性の評価ができないほどカバー強度が不足してい
る。
【0062】比較例4のゴルフボールは、内層コアの弾
性率が大きいため、打撃時の衝撃が大きくて打球感が悪
く、またスピン量も大きい。比較例5のゴルフボール
は、最低弾性率層の位置が内側にあるため、打出角が高
く、反発性が低下している。ヘッドスピードに関係なく
反発係数が非常に小さい。比較例6のゴルフボールは、
コア直径の弾性率が小さいため、反発性が低下してい
る。比較例7のゴルフボールは、最低弾性率層の厚さが
大きいため、ゴルフボールの中間に配される層の弾性率
を低くすることにより、低ヘッドスピードでの打撃時に
もゴルフボールの反発性が低下しないという効果が得ら
れにくくなり、反発性が低下している。
【0063】
【発明の効果】本発明では、最内層に配される内層コ
ア、1層以上のコア外層とから構成されるコアを用い、
コア外層中にコア中で最も低い弾性率を有する最低弾性
率を配設し、かつ内層コアの弾性率、内層コアと最低弾
性率層との弾性率の差、最低弾性率層の厚さと位置、お
よびコアの直径を特定範囲内に規定することによって、
低スピン量、高打出角および高反発性の実現により、高
弾道で飛行性能に優れたマルチピースソリッドゴルフボ
ールを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴルフボールの1つの態様の概略断
面図である。
【図2】 本発明のゴルフボールのコア外層成形用金型
の1つの態様の概略断面図である。
【図3】 本発明のゴルフボールのコア成形用金型の1
つの態様の概略断面図である。
【符号の説明】
1 … 内層コア 2 … コア外層 3 … カバー 4 … コア 5 … 半球状金型 6 … 中子金型 7 … 半加硫半球殻状成形物 8 … コア成形用金型 9 … 球状加硫成形物
フロントページの続き (72)発明者 越智 淳 兵庫県明石市大久保町ゆりのき通1−1 −1 III−1205 (56)参考文献 特開 平6−23069(JP,A) 特開 平11−151320(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 37/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最内層に配設される内層コア(1)と該
    内層コア上に被覆された中間層と外層の2層から成る
    ア外層(2)とから構成されるコア(4)、および該コ
    ア上に形成された1層以上のカバー(3)から成るマル
    チピースソリッドゴルフボールにおいて、(i) 該内層コア(1)が周波数10Hzの条件下で粘
    弾性スペクトロメーターにより測定された室温での複素
    弾性率50〜200MPaを有し、(ii) 該コア(4)が直径37〜41mmを有し、か
    (iii)以下の(a)〜(d): (a)該中間層が、コア(4)中で最も低い弾性率を有
    し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾
    性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア
    中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設さ
    れ、該外層が内層コア(1)と同一弾性率を有する (b)該中間層が、コア(4)中で最も低い弾性率を有
    し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾
    性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア
    中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設さ
    れ、該外層が内層コア(1)より低い弾性率を有する (c)該中間層が、コア(4)中で最も低い弾性率を有
    し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾
    性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア
    中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設さ
    れ、該外層が内層コア(1)より高い弾性率を有する (d)該外層が、コア(4)中で最も低い弾性率を有
    し、内層コア(1)より15〜100MPaだけ低い弾
    性率を有し、厚さ0.2〜5.0mmを有し、かつコア
    中心からの距離6.5〜20.5mmの範囲内に配設さ
    れ、該中間層が内層コア(1)より高い弾性率を有する
    の内、いずれか1つを満足する ことを特徴とするマルチ
    ピースソリッドゴルフボール。
  2. 【請求項2】 前記コア外層(2)が、ポリブタジエン
    ゴム、共架橋剤、有機過酸化物および充填材を含有する
    ゴム組成物の加硫成形体から成る請求項1記載のマルチ
    ピースソリッドゴルフボール。
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