JPH09299512A - ゴルフボール及びその製造方法 - Google Patents
ゴルフボール及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH09299512A JPH09299512A JP8142232A JP14223296A JPH09299512A JP H09299512 A JPH09299512 A JP H09299512A JP 8142232 A JP8142232 A JP 8142232A JP 14223296 A JP14223296 A JP 14223296A JP H09299512 A JPH09299512 A JP H09299512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating film
- golf ball
- coating
- hot melt
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0022—Coatings, e.g. paint films; Markings
- A63B37/00221—Coatings, e.g. paint films; Markings characterised by the material
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/005—Cores
- A63B37/0051—Materials other than polybutadienes; Constructional details
- A63B37/0053—Thread wound
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/007—Characteristics of the ball as a whole
- A63B37/0072—Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
- A63B37/0075—Three piece balls, i.e. cover, intermediate layer and core
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴルフボールにおいて、高精度な形状及びシ
ャープなエッジを有するディンプルを設けることができ
るようにするとともに、表面部の塗膜にボールのスピン
特性、飛行特性に寄与する機能と耐久性を付与すること
ができるようにする。 【解決手段】 表面部にホットメルトコーティングによ
る熱可塑性樹脂の塗膜を有するゴルフボールとする。例
えば、ソリッドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材
４表面に直接マークスタンプを行ってから、ボール最外
層にホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の透
明塗膜８を形成し、最後にディンプル加工を行ったツー
ピースゴルフボールとする。この場合、ホットメルトコ
ーティングによる熱可塑性樹脂の塗膜８の厚さは、１５
〜７００μｍとすることが適当である。
ャープなエッジを有するディンプルを設けることができ
るようにするとともに、表面部の塗膜にボールのスピン
特性、飛行特性に寄与する機能と耐久性を付与すること
ができるようにする。 【解決手段】 表面部にホットメルトコーティングによ
る熱可塑性樹脂の塗膜を有するゴルフボールとする。例
えば、ソリッドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材
４表面に直接マークスタンプを行ってから、ボール最外
層にホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の透
明塗膜８を形成し、最後にディンプル加工を行ったツー
ピースゴルフボールとする。この場合、ホットメルトコ
ーティングによる熱可塑性樹脂の塗膜８の厚さは、１５
〜７００μｍとすることが適当である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面部に塗膜（塗
装による皮膜）を有するゴルフボールに関し、さらに詳
述すると、設計値を高度に再現し、高精度な形状及びシ
ャープなエッジを有するディンプルを設けることができ
るとともに、表面部の塗膜にボールのスピン特性、飛行
特性に寄与する機能と耐久性を付与することができるゴ
ルフボール及びその製造方法に関する。
装による皮膜）を有するゴルフボールに関し、さらに詳
述すると、設計値を高度に再現し、高精度な形状及びシ
ャープなエッジを有するディンプルを設けることができ
るとともに、表面部の塗膜にボールのスピン特性、飛行
特性に寄与する機能と耐久性を付与することができるゴ
ルフボール及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ツーピースゴルフボール、スリーピース
ゴルフボール等のマルチピースゴルフボールや、糸巻き
ゴルフボールは、通常、圧縮成形又は射出成形によって
ソリッドコアや糸巻きコアにカバー材を被覆してディン
プルを形成した後、カバー材表面に塗装を行い、さらに
転写印刷法によるマークスタンプを行ってからボール最
外層の塗装を施すことにより製造されている。また、マ
ークスタンプの前にカバー材表面への塗装を行うことな
く、カバー材表面に直接マークスタンプを行ってからボ
ール最外層の塗装を施すこともある。ワンピースゴルフ
ボールは、圧縮成形又は射出成形によってディンプル付
きのソリッドコアを成形した後、このソリッドコアにマ
ークスタンプ、ボール最外層の塗装を順次施すことによ
り製造されている。
ゴルフボール等のマルチピースゴルフボールや、糸巻き
ゴルフボールは、通常、圧縮成形又は射出成形によって
ソリッドコアや糸巻きコアにカバー材を被覆してディン
プルを形成した後、カバー材表面に塗装を行い、さらに
転写印刷法によるマークスタンプを行ってからボール最
外層の塗装を施すことにより製造されている。また、マ
ークスタンプの前にカバー材表面への塗装を行うことな
く、カバー材表面に直接マークスタンプを行ってからボ
ール最外層の塗装を施すこともある。ワンピースゴルフ
ボールは、圧縮成形又は射出成形によってディンプル付
きのソリッドコアを成形した後、このソリッドコアにマ
ークスタンプ、ボール最外層の塗装を順次施すことによ
り製造されている。
【０００３】この場合、カバー材表面への塗装やボール
最外層の塗装は熱硬化性塗料又は２液硬化性塗料を用い
て行われており、これら塗料による塗膜は加熱加圧によ
り容易に変形しないので、塗膜形成後にディンプル加工
を行うことは困難であり、そのため塗装はディンプル成
形後に行っている。
最外層の塗装は熱硬化性塗料又は２液硬化性塗料を用い
て行われており、これら塗料による塗膜は加熱加圧によ
り容易に変形しないので、塗膜形成後にディンプル加工
を行うことは困難であり、そのため塗装はディンプル成
形後に行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカバー
材表面への塗装やボール最外層の塗装は、汚れや傷付き
からのゴルフボールの保護及びゴルフボールの美観向上
を目的として行われるものであり、これらの塗装により
得られるボール表面部の塗膜にゴルフボールのスピン特
性、飛行特性に寄与する機能を付与することについての
検討はこれまでなされていなかった。
材表面への塗装やボール最外層の塗装は、汚れや傷付き
からのゴルフボールの保護及びゴルフボールの美観向上
を目的として行われるものであり、これらの塗装により
得られるボール表面部の塗膜にゴルフボールのスピン特
性、飛行特性に寄与する機能を付与することについての
検討はこれまでなされていなかった。
【０００５】これに対し、本発明者らは、ボール表面部
の塗膜にゴルフボールのスピン特性、飛行特性に寄与す
る機能を付与することを考えたが、そのためには塗膜を
厚くして該塗膜がかかる機能を発揮できるようにすると
ともに、その機能を保持するために塗膜に十分な耐久性
を付与する必要があった。
の塗膜にゴルフボールのスピン特性、飛行特性に寄与す
る機能を付与することを考えたが、そのためには塗膜を
厚くして該塗膜がかかる機能を発揮できるようにすると
ともに、その機能を保持するために塗膜に十分な耐久性
を付与する必要があった。
【０００６】しかし、従来のようにディンプル成形後に
塗装を行う場合、ディンプル上に塗膜が形成されるの
で、塗膜を厚くするとディンプルが浅くなったり、ディ
ンプルエッジがシャープにならなかったりして、ディン
プルの精度が設計値に対して低下する。したがって、塗
膜によってディンプル精度が低下することを防止するた
めに塗膜は極力薄くする必要があり、塗膜をスピン特
性、飛行特性に寄与する機能と耐久性を保持できるよう
な厚みに形成することは困難であった。
塗装を行う場合、ディンプル上に塗膜が形成されるの
で、塗膜を厚くするとディンプルが浅くなったり、ディ
ンプルエッジがシャープにならなかったりして、ディン
プルの精度が設計値に対して低下する。したがって、塗
膜によってディンプル精度が低下することを防止するた
めに塗膜は極力薄くする必要があり、塗膜をスピン特
性、飛行特性に寄与する機能と耐久性を保持できるよう
な厚みに形成することは困難であった。
【０００７】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、表面部の塗膜を厚くしても高精度な形状及びシャー
プなエッジを有するディンプルを設けることができると
ともに、該塗膜にゴルフボールのスピン特性、飛行特性
に寄与する機能と耐久性を付与することができるゴルフ
ボール及びその製造方法を提供することを目的とする。
で、表面部の塗膜を厚くしても高精度な形状及びシャー
プなエッジを有するディンプルを設けることができると
ともに、該塗膜にゴルフボールのスピン特性、飛行特性
に寄与する機能と耐久性を付与することができるゴルフ
ボール及びその製造方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、表面部にホットメルトコーティングによる
熱可塑性樹脂の塗膜を有することを特徴とするゴルフボ
ールを提供する。
成するため、表面部にホットメルトコーティングによる
熱可塑性樹脂の塗膜を有することを特徴とするゴルフボ
ールを提供する。
【０００９】また、本発明は、ディンプル加工が施され
ていないゴルフボール主体の表面にホットメルトコーテ
ィングにより熱可塑性樹脂の塗膜を形成した後、該塗膜
上から圧縮成形によりディンプル加工を行うことを特徴
とするゴルフボールの製造方法を提供する。
ていないゴルフボール主体の表面にホットメルトコーテ
ィングにより熱可塑性樹脂の塗膜を形成した後、該塗膜
上から圧縮成形によりディンプル加工を行うことを特徴
とするゴルフボールの製造方法を提供する。
【００１０】本発明において、ホットメルトコーティン
グとは、加熱溶融状態のホットメルトを被塗装面に塗布
し、これを冷却固化させて塗膜を形成する塗装方法をい
う。ホットメルトは、水、溶剤を含まず、加熱溶融させ
た状態で被塗装面に塗布し、冷却後常温で固化させるタ
イプの材料である。また、ホットメルトの塗布法として
は、押出し塗布法、吹付け塗布法、ロールコーター塗布
法、浸漬塗布法等を使用することができる。
グとは、加熱溶融状態のホットメルトを被塗装面に塗布
し、これを冷却固化させて塗膜を形成する塗装方法をい
う。ホットメルトは、水、溶剤を含まず、加熱溶融させ
た状態で被塗装面に塗布し、冷却後常温で固化させるタ
イプの材料である。また、ホットメルトの塗布法として
は、押出し塗布法、吹付け塗布法、ロールコーター塗布
法、浸漬塗布法等を使用することができる。
【００１１】ホットメルトコーティングによる熱可塑性
樹脂の塗膜は、加熱加圧により容易に変形するので、塗
膜を形成した後に圧縮成形によってディンプル加工を行
うことが可能である。したがって、本発明によれば、塗
膜によるディンプルの精度低下を生じさせることなく、
高精度な形状及びシャープなエッジを有するディンプル
を設けることができ、ボールの飛行性能の向上を図るこ
とができる。
樹脂の塗膜は、加熱加圧により容易に変形するので、塗
膜を形成した後に圧縮成形によってディンプル加工を行
うことが可能である。したがって、本発明によれば、塗
膜によるディンプルの精度低下を生じさせることなく、
高精度な形状及びシャープなエッジを有するディンプル
を設けることができ、ボールの飛行性能の向上を図るこ
とができる。
【００１２】また、本発明では、ホットメルトコーティ
ングに用いる熱可塑性樹脂の種類及び塗膜の厚さを選択
し、塗膜の特性を適宜設定することにより、塗膜にゴル
フボールのスピン特性、飛行特性に寄与する機能と耐久
性を付与することができる。すなわち、ホットメルトコ
ーティングによれば塗膜をかなり厚く形成することがで
き、そのためゴルフボール体積中における塗膜体積の割
合を大きくして塗膜の特性がゴルフボールのスピン特
性、飛行特性に影響を及ぼすようにすることができると
ともに、塗膜に十分な耐久性を付与することができる。
ングに用いる熱可塑性樹脂の種類及び塗膜の厚さを選択
し、塗膜の特性を適宜設定することにより、塗膜にゴル
フボールのスピン特性、飛行特性に寄与する機能と耐久
性を付与することができる。すなわち、ホットメルトコ
ーティングによれば塗膜をかなり厚く形成することがで
き、そのためゴルフボール体積中における塗膜体積の割
合を大きくして塗膜の特性がゴルフボールのスピン特
性、飛行特性に影響を及ぼすようにすることができると
ともに、塗膜に十分な耐久性を付与することができる。
【００１３】本発明において、ホットメルトコーティン
グに用いるホットメルトとしては、熱可塑性樹脂を主体
としたものを用いる。この場合、熱可塑性樹脂の種類に
限定はなく、例えば、アイオノマー樹脂、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、
熱可塑性ポリウレタン等の任意の熱可塑性樹脂を用いる
ことができる。これらの中で特に好ましいのは、塗膜耐
久性に優れている点では熱可塑性ポリウレタン、ディン
プル加工時の成形性の点ではアイオノマー樹脂である。
グに用いるホットメルトとしては、熱可塑性樹脂を主体
としたものを用いる。この場合、熱可塑性樹脂の種類に
限定はなく、例えば、アイオノマー樹脂、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、
熱可塑性ポリウレタン等の任意の熱可塑性樹脂を用いる
ことができる。これらの中で特に好ましいのは、塗膜耐
久性に優れている点では熱可塑性ポリウレタン、ディン
プル加工時の成形性の点ではアイオノマー樹脂である。
【００１４】また、ホットメルトコーティングにおける
ホットメルトのコーティング方法としては、押出し塗布
法、特にホットメルトディスペンサ、ホットメルトスプ
レー等のホットメルトアプリケータを用いた押出し塗布
法を好適に採用することができ、これによりホットメル
トコーティング工程の効率化を図ることができる。ホッ
トメルトディスペンサは、小型のピストンタイプの押出
し機であり、溶融状態のホットメルトを螺旋状、線状
（太線状、細線状）、噴霧状、膜状等にして吐出する装
置である。ホットメルトディスペンサによれば、ゴルフ
ボール主体（後述）の表面にホットメルトを任意の厚さ
に均一に塗布することが容易である。また、ホットメル
トディスペンサにより溶融状態のホットメルトを膜状に
押し出し、この膜状ホットメルトでゴルフボール主体を
包み込むようにすれば、ホットメルトコーティングを簡
単に行うことが可能となる。ホットメルトスプレーは、
やはりピストンタイプの押出し機であり、その先端に回
転子を有し、溶融したホットメルトを噴霧状に吐出する
ものである。
ホットメルトのコーティング方法としては、押出し塗布
法、特にホットメルトディスペンサ、ホットメルトスプ
レー等のホットメルトアプリケータを用いた押出し塗布
法を好適に採用することができ、これによりホットメル
トコーティング工程の効率化を図ることができる。ホッ
トメルトディスペンサは、小型のピストンタイプの押出
し機であり、溶融状態のホットメルトを螺旋状、線状
（太線状、細線状）、噴霧状、膜状等にして吐出する装
置である。ホットメルトディスペンサによれば、ゴルフ
ボール主体（後述）の表面にホットメルトを任意の厚さ
に均一に塗布することが容易である。また、ホットメル
トディスペンサにより溶融状態のホットメルトを膜状に
押し出し、この膜状ホットメルトでゴルフボール主体を
包み込むようにすれば、ホットメルトコーティングを簡
単に行うことが可能となる。ホットメルトスプレーは、
やはりピストンタイプの押出し機であり、その先端に回
転子を有し、溶融したホットメルトを噴霧状に吐出する
ものである。
【００１５】ホットメルトコーティングによる熱可塑性
樹脂の塗膜の厚さは、１５〜７００μｍ、特に３０〜５
００μｍ、中でも５０〜２００μｍとすることが好適で
ある。塗膜の厚さが１５μｍより薄いと塗膜の耐久性が
乏しくなることがあり、７００μｍより厚いと塗着後の
冷却が悪く「たれ」などによって均一な塗膜が得られな
いことがある。なお、ホットメルトコーティングによる
熱可塑性樹脂の塗膜を２層設ける場合（例えば後記図
４）には、各塗膜の厚さを上記範囲内とすればよい。
樹脂の塗膜の厚さは、１５〜７００μｍ、特に３０〜５
００μｍ、中でも５０〜２００μｍとすることが好適で
ある。塗膜の厚さが１５μｍより薄いと塗膜の耐久性が
乏しくなることがあり、７００μｍより厚いと塗着後の
冷却が悪く「たれ」などによって均一な塗膜が得られな
いことがある。なお、ホットメルトコーティングによる
熱可塑性樹脂の塗膜を２層設ける場合（例えば後記図
４）には、各塗膜の厚さを上記範囲内とすればよい。
【００１６】従来の塗装では、塗膜によってディンプル
精度が低下すること（前述）を防止するため、塗膜を厚
さ１０μｍ程度と非常に薄くしており、かかる薄い塗膜
はゴルフボールの保護及び美観向上という機能しか持た
なかった。これに対し、本発明のゴルフボールでは、ホ
ットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗膜を１
５〜７００μｍと厚くすることにより、塗膜にゴルフボ
ールの保護及び美観向上という機能のみならず、スピン
特性、飛行特性に寄与する機能と耐久性を付与すること
ができる。なお、従来の射出成形法では、本発明による
塗膜のような薄いカバーを形成することはできない。
精度が低下すること（前述）を防止するため、塗膜を厚
さ１０μｍ程度と非常に薄くしており、かかる薄い塗膜
はゴルフボールの保護及び美観向上という機能しか持た
なかった。これに対し、本発明のゴルフボールでは、ホ
ットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗膜を１
５〜７００μｍと厚くすることにより、塗膜にゴルフボ
ールの保護及び美観向上という機能のみならず、スピン
特性、飛行特性に寄与する機能と耐久性を付与すること
ができる。なお、従来の射出成形法では、本発明による
塗膜のような薄いカバーを形成することはできない。
【００１７】本発明のゴルフボールにおいて、ホットメ
ルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗膜を形成する
のは、例えば下記の箇所であるが、これに限定されるも
のではない。 ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボー
ル、糸巻きゴルフボールにおいて、カバー材表面に塗装
を行い、さらにマークスタンプを行ってからボール最外
層の塗装を施す場合には、カバー材表面の塗膜及びボー
ル最外層の塗膜の一方又は両方をホットメルトコーティ
ングによる熱可塑性樹脂の塗膜とする。 ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボー
ル、糸巻きゴルフボールにおいて、マークスタンプの前
にカバー材表面への塗装を行わず、カバー材表面に直接
マークスタンプを行ってからボール最外層の塗装を施す
場合には、ボール最外層の塗膜をホットメルトコーティ
ングによる熱可塑性樹脂の塗膜とする。 ワンピースゴルフボールでは、ボール最外層の塗膜を
ホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗膜と
する。
ルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗膜を形成する
のは、例えば下記の箇所であるが、これに限定されるも
のではない。 ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボー
ル、糸巻きゴルフボールにおいて、カバー材表面に塗装
を行い、さらにマークスタンプを行ってからボール最外
層の塗装を施す場合には、カバー材表面の塗膜及びボー
ル最外層の塗膜の一方又は両方をホットメルトコーティ
ングによる熱可塑性樹脂の塗膜とする。 ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボー
ル、糸巻きゴルフボールにおいて、マークスタンプの前
にカバー材表面への塗装を行わず、カバー材表面に直接
マークスタンプを行ってからボール最外層の塗装を施す
場合には、ボール最外層の塗膜をホットメルトコーティ
ングによる熱可塑性樹脂の塗膜とする。 ワンピースゴルフボールでは、ボール最外層の塗膜を
ホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗膜と
する。
【００１８】なお、ホットメルトコーティングによる熱
可塑性樹脂の塗膜を薄いカバーであると見た場合、上記
ツーピースゴルフボールは、最外層に射出成形では成形
できない程度の薄さのカバーを有するスリーピースゴル
フボールであると考えることもできる。同様に、上記ワ
ンピースゴルフボールは、射出成形では成形できない程
度の薄さのカバーを有するツーピースゴルフボールであ
ると考えることもできる。
可塑性樹脂の塗膜を薄いカバーであると見た場合、上記
ツーピースゴルフボールは、最外層に射出成形では成形
できない程度の薄さのカバーを有するスリーピースゴル
フボールであると考えることもできる。同様に、上記ワ
ンピースゴルフボールは、射出成形では成形できない程
度の薄さのカバーを有するツーピースゴルフボールであ
ると考えることもできる。
【００１９】本発明では、ホットメルトコーティングに
よる熱可塑性樹脂の塗膜の特性を選択することにより、
該塗膜にスピン特性、飛行特性に寄与する様々な機能を
付与することができる。例えば、ツーピースゴルフボー
ル、スリーピースゴルフボール、糸巻きゴルフボールに
おいては、ボール最外層の塗膜をホットメルトコーティ
ングによる熱可塑性樹脂の塗膜にするとともに、この塗
膜の硬度をカバーの硬度より低くすることにより、スピ
ン特性に優れたゴルフボールを得ることが可能となる。
よる熱可塑性樹脂の塗膜の特性を選択することにより、
該塗膜にスピン特性、飛行特性に寄与する様々な機能を
付与することができる。例えば、ツーピースゴルフボー
ル、スリーピースゴルフボール、糸巻きゴルフボールに
おいては、ボール最外層の塗膜をホットメルトコーティ
ングによる熱可塑性樹脂の塗膜にするとともに、この塗
膜の硬度をカバーの硬度より低くすることにより、スピ
ン特性に優れたゴルフボールを得ることが可能となる。
【００２０】本発明に係るゴルフボールの製造方法は、
ディンプル加工が施されていないゴルフボール主体の表
面にホットメルトコーティングにより熱可塑性樹脂の塗
膜を形成した後、該塗膜上から圧縮成形によりディンプ
ル加工を行うものである。この場合、ゴルフボール主体
とは、ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボ
ール等のマルチピースソリッドゴルフボールではソリッ
ドコアにカバーを被覆したもの、糸巻きゴルフボールで
は糸巻きコアにカバーを被覆したもの、ワンピースゴル
フボールではソリッドコアを意味する。
ディンプル加工が施されていないゴルフボール主体の表
面にホットメルトコーティングにより熱可塑性樹脂の塗
膜を形成した後、該塗膜上から圧縮成形によりディンプ
ル加工を行うものである。この場合、ゴルフボール主体
とは、ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボ
ール等のマルチピースソリッドゴルフボールではソリッ
ドコアにカバーを被覆したもの、糸巻きゴルフボールで
は糸巻きコアにカバーを被覆したもの、ワンピースゴル
フボールではソリッドコアを意味する。
【００２１】
【発明の実施の形態】図１〜図５はそれぞれ本発明の一
実施形態例に係るゴルフボールを示す一部拡大断面図で
ある。図１〜図４はツーピースゴルフボール、図５はワ
ンピースゴルフボールの例である。スリーピースゴルフ
ボール、糸巻きゴルフボールは、図１〜図４のツーピー
スゴルフボールと同様の構成とすることができる。な
お、図１〜図５においてマークスタンプによるマーク及
びディンプルは図示を省略した。
実施形態例に係るゴルフボールを示す一部拡大断面図で
ある。図１〜図４はツーピースゴルフボール、図５はワ
ンピースゴルフボールの例である。スリーピースゴルフ
ボール、糸巻きゴルフボールは、図１〜図４のツーピー
スゴルフボールと同様の構成とすることができる。な
お、図１〜図５においてマークスタンプによるマーク及
びディンプルは図示を省略した。
【００２２】図１のツーピースゴルフボールは、ソリッ
ドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材４表面に直接
マークスタンプを行ってからボール最外層にホットメル
トコーティングによる熱可塑性樹脂の透明塗膜８を形成
し、最後にディンプル加工を行ったものである。
ドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材４表面に直接
マークスタンプを行ってからボール最外層にホットメル
トコーティングによる熱可塑性樹脂の透明塗膜８を形成
し、最後にディンプル加工を行ったものである。
【００２３】図２のツーピースゴルフボールは、ソリッ
ドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材４表面にホッ
トメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の白色塗膜６
を形成した後、塗膜６上からディンプル加工を行い、さ
らに塗膜６上にマークスタンプを行ってからボール最外
層に従来と同様のクリア塗膜１０を形成したものであ
る。
ドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材４表面にホッ
トメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の白色塗膜６
を形成した後、塗膜６上からディンプル加工を行い、さ
らに塗膜６上にマークスタンプを行ってからボール最外
層に従来と同様のクリア塗膜１０を形成したものであ
る。
【００２４】図３のツーピースゴルフボールは、ソリッ
ドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材４表面に従来
と同様の熱硬化性塗料又は２液硬化性塗料による白色塗
膜１２を形成した後、塗膜１２上にマークスタンプを行
ってからボール最外層にホットメルトコーティングによ
る熱可塑性樹脂の透明塗膜８を形成し、最後にディンプ
ル加工を行ったものである。
ドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材４表面に従来
と同様の熱硬化性塗料又は２液硬化性塗料による白色塗
膜１２を形成した後、塗膜１２上にマークスタンプを行
ってからボール最外層にホットメルトコーティングによ
る熱可塑性樹脂の透明塗膜８を形成し、最後にディンプ
ル加工を行ったものである。
【００２５】図４のツーピースゴルフボールは、ソリッ
ドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材４表面にホッ
トメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の白色塗膜６
を形成した後、塗膜６上にマークスタンプを行ってから
ボール最外層にホットメルトコーティングによる熱可塑
性樹脂の透明塗膜８を形成し、最後にディンプル加工を
行ったものである。
ドコア２にカバー材４を被覆し、カバー材４表面にホッ
トメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の白色塗膜６
を形成した後、塗膜６上にマークスタンプを行ってから
ボール最外層にホットメルトコーティングによる熱可塑
性樹脂の透明塗膜８を形成し、最後にディンプル加工を
行ったものである。
【００２６】図５のワンピースゴルフボールは、ソリッ
ドコア２表面にマークスタンプを行ってからボール最外
層にホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の透
明塗膜８を形成し、最後にディンプル加工を行ったもの
である。
ドコア２表面にマークスタンプを行ってからボール最外
層にホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の透
明塗膜８を形成し、最後にディンプル加工を行ったもの
である。
【００２７】
【実施例】図１に示したツーピースゴルフボールを前記
手順で作製した。ホットメルトコーティング用のホット
メルトとしては、アイオノマー樹脂（デュポン社製サー
リン＃８１２０）からなるものを用いた。このアイオノ
マー樹脂は、軟化点４９℃、融点８２℃のものである。
ホットメルトコーティングは、前述したホットメルトデ
ィスペンサを用いて行った。ホットメルトディスペンサ
としては、THE DEXTER CORPORATION（米国）製造、三洋
貿易株式会社販売のホットメルトスプレーガン（ハイソ
ール４１２０）を用いた。ホットメルトコーティング
は、上記ホットメルトディスペンサから溶融状態のホッ
トメルトを径１ｍｍの線状にして吐出させ、ゴルフボー
ル主体を回転させながらホットメルトをゴルフボール主
体の表面に塗布することにより行った。その後、ホット
メルトを冷却固化させ、圧縮成形によりディンプル加工
を行った。
手順で作製した。ホットメルトコーティング用のホット
メルトとしては、アイオノマー樹脂（デュポン社製サー
リン＃８１２０）からなるものを用いた。このアイオノ
マー樹脂は、軟化点４９℃、融点８２℃のものである。
ホットメルトコーティングは、前述したホットメルトデ
ィスペンサを用いて行った。ホットメルトディスペンサ
としては、THE DEXTER CORPORATION（米国）製造、三洋
貿易株式会社販売のホットメルトスプレーガン（ハイソ
ール４１２０）を用いた。ホットメルトコーティング
は、上記ホットメルトディスペンサから溶融状態のホッ
トメルトを径１ｍｍの線状にして吐出させ、ゴルフボー
ル主体を回転させながらホットメルトをゴルフボール主
体の表面に塗布することにより行った。その後、ホット
メルトを冷却固化させ、圧縮成形によりディンプル加工
を行った。
【００２８】本実施例のゴルフボールでは、コアにカバ
ー材を被覆してディンプルを形成した段階の従来の未塗
装ディンプルと同等の高精度な形状、シャープなエッジ
を有するディンプルが得られた。
ー材を被覆してディンプルを形成した段階の従来の未塗
装ディンプルと同等の高精度な形状、シャープなエッジ
を有するディンプルが得られた。
【００２９】また、得られたゴルフボールのスピン特性
を調べた。その結果、１番ウッドによる打撃時において
は、従来の低スピンタイプのゴルフボールと同等のスピ
ン量であり、風に強く吹きあがりにくいというスピン特
性が得られた。また、ピッチングウェッヂによる打撃時
においては、従来の高スピンタイプのゴルフボールと同
等のスピン量であり、バックスピンがかかり易いという
スピン特性が得られた。
を調べた。その結果、１番ウッドによる打撃時において
は、従来の低スピンタイプのゴルフボールと同等のスピ
ン量であり、風に強く吹きあがりにくいというスピン特
性が得られた。また、ピッチングウェッヂによる打撃時
においては、従来の高スピンタイプのゴルフボールと同
等のスピン量であり、バックスピンがかかり易いという
スピン特性が得られた。
【００３０】
【発明の効果】本発明のゴルフボール及びその製造方法
によれば、設計値を高度に再現し、高精度な形状及びシ
ャープなエッジを有するディンプルを設けることができ
るとともに、表面部の塗膜にボールのスピン特性、飛行
特性に寄与する機能と耐久性を付与することができる。
によれば、設計値を高度に再現し、高精度な形状及びシ
ャープなエッジを有するディンプルを設けることができ
るとともに、表面部の塗膜にボールのスピン特性、飛行
特性に寄与する機能と耐久性を付与することができる。
【図１】本発明の一実施形態例に係るゴルフボールを示
す一部拡大断面図である。
す一部拡大断面図である。
【図２】本発明の一実施形態例に係るゴルフボールを示
す一部拡大断面図である。
す一部拡大断面図である。
【図３】本発明の一実施形態例に係るゴルフボールを示
す一部拡大断面図である。
す一部拡大断面図である。
【図４】本発明の一実施形態例に係るゴルフボールを示
す一部拡大断面図である。
す一部拡大断面図である。
【図５】本発明の一実施形態例に係るゴルフボールを示
す一部拡大断面図である。
す一部拡大断面図である。
【符号の説明】 ２ ソリッドコア ４ カバー材 ６ ホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗
膜 ８ ホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗
膜
膜 ８ ホットメルトコーティングによる熱可塑性樹脂の塗
膜
Claims (7)
- 【請求項１】 表面部にホットメルトコーティングによ
る熱可塑性樹脂の塗膜を有することを特徴とするゴルフ
ボール。 - 【請求項２】 ホットメルトコーティングによる熱可塑
性樹脂の塗膜が、ホットメルトディスペンサを用いて形
成されたものである請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項３】 ホットメルトコーティングによる熱可塑
性樹脂の塗膜の厚さが１５〜７００μｍである請求項１
又は２記載のゴルフボール。 - 【請求項４】 ディンプルが、ホットメルトコーティン
グによる熱可塑性樹脂の塗膜の形成後に成形されたもの
である請求項１、２又は３記載のゴルフボール。 - 【請求項５】 ディンプル加工が施されていないゴルフ
ボール主体の表面にホットメルトコーティングにより熱
可塑性樹脂の塗膜を形成した後、該塗膜上から圧縮成形
によりディンプル加工を行うことを特徴とするゴルフボ
ールの製造方法。 - 【請求項６】 ホットメルトコーティングによる熱可塑
性樹脂の塗膜をホットメルトディスペンサを用いて形成
する請求項５記載の製造方法。 - 【請求項７】 ホットメルトコーティングによる熱可塑
性樹脂の塗膜の厚さを１５〜７００μｍとする請求項１
記載のゴルフボール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8142232A JPH09299512A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ゴルフボール及びその製造方法 |
| US08/855,539 US5902191A (en) | 1996-05-13 | 1997-05-13 | Golf balls and their production process |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8142232A JPH09299512A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ゴルフボール及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09299512A true JPH09299512A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15310504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8142232A Pending JPH09299512A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | ゴルフボール及びその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5902191A (ja) |
| JP (1) | JPH09299512A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20080027026A (ko) * | 2006-09-22 | 2008-03-26 | 장달원 | 골프공 제조 방법 및 그 제조 방법에 의해 제조된 골프공 |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6315681B1 (en) | 1997-01-13 | 2001-11-13 | Spalding Sports Worldwide, Inc. | Perimeter weighted golf ball with visible weighting |
| US20040176185A1 (en) * | 2003-03-07 | 2004-09-09 | Morgan William E. | Multi-layer golf ball with translucent cover |
| US20040176188A1 (en) | 2003-03-07 | 2004-09-09 | Morgan William E. | Multi-layer golf ball with translucent cover |
| US8617004B2 (en) * | 2007-02-16 | 2013-12-31 | Acushnet Company | Golf ball with translucent cover |
| US6949595B2 (en) * | 2003-03-07 | 2005-09-27 | Acushnet Company | Multi-layer golf ball with translucent cover |
| US20040176184A1 (en) * | 2003-03-07 | 2004-09-09 | Morgan William E. | Multi-layer golf ball with translucent cover |
| US8070626B2 (en) * | 2007-02-16 | 2011-12-06 | Acushnet Company | Golf ball with a translucent layer comprising composite material |
| US7901301B2 (en) | 2007-02-16 | 2011-03-08 | Acushnet Company | Golf ball having visually enhanced non-uniform thickness intermediate layer |
| US9295882B2 (en) | 2007-02-16 | 2016-03-29 | Acushnet Company | Golf ball having a translucent layer containing fiber flock |
| US7922607B2 (en) | 2007-02-16 | 2011-04-12 | Acushnet Company | Noncontact printing on subsurface layers of translucent cover golf balls |
| JP5507305B2 (ja) * | 2009-08-26 | 2014-05-28 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| US9199127B2 (en) | 2012-03-26 | 2015-12-01 | Acushnet Company | Color golf ball |
| US9056223B2 (en) | 2012-03-26 | 2015-06-16 | Acushnet Company | Color golf ball |
| US9339843B2 (en) | 2010-10-14 | 2016-05-17 | Acushnet Company | Multi-colored golf ball and method for visually enhancing dimple arrangement |
| US9033824B2 (en) * | 2011-12-16 | 2015-05-19 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| US9050500B2 (en) * | 2011-12-16 | 2015-06-09 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| US9333396B2 (en) | 2014-03-06 | 2016-05-10 | Acushnet Company | Color golf ball constructions incorporating durable and light-stable compositions |
| US11192001B2 (en) * | 2020-02-11 | 2021-12-07 | Wilson Sporting Goods Co. | Tennis ball having a thermoplastic core |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3676387A (en) * | 1970-12-21 | 1972-07-11 | Minnesota Mining & Mfg | Stable elastomeric polymer-oil combinations |
| JP2910650B2 (ja) * | 1995-12-22 | 1999-06-23 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボール及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP8142232A patent/JPH09299512A/ja active Pending
-
1997
- 1997-05-13 US US08/855,539 patent/US5902191A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20080027026A (ko) * | 2006-09-22 | 2008-03-26 | 장달원 | 골프공 제조 방법 및 그 제조 방법에 의해 제조된 골프공 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5902191A (en) | 1999-05-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09299512A (ja) | ゴルフボール及びその製造方法 | |
| JPH09299511A (ja) | ゴルフボール及びその製造方法 | |
| US5836833A (en) | Golf ball | |
| US6068561A (en) | Multi-layer golf ball and method of manufacturing | |
| US4272079A (en) | Thread wound golf ball | |
| US6336872B1 (en) | Multi-piece solid golf ball | |
| US6103166A (en) | Method for improving adhesion between golf ball layers | |
| KR100377991B1 (ko) | 중실골프공 | |
| US6004226A (en) | Solid golf ball | |
| US9381404B2 (en) | Golf ball having an increased moment of inertia | |
| US5902190A (en) | Golf ball with defined coating layer | |
| US20110077106A1 (en) | Golf Ball Having An Aerodynamic Coating | |
| JP3554408B2 (ja) | ゴルフボールの製造方法 | |
| US2753599A (en) | Iethud of making a practice ball | |
| JP3665678B2 (ja) | ゴルフボール及びその製造方法 | |
| US6126560A (en) | Method of making hollow golf ball | |
| JPS62270178A (ja) | ゴルフボ−ルおよびその製法 | |
| US20040018893A1 (en) | Multi-piece solid golf ball | |
| US20040058750A1 (en) | Multi-piece solid golf ball | |
| US7029614B2 (en) | Method of making a multi-piece solid golf ball | |
| US9474939B2 (en) | System and method for making a golf ball with one or more patterned film layers | |
| JP2904737B2 (ja) | ゴルフボール用カバー材及びゴルフボール | |
| JP2004344386A (ja) | ゴルフボール製造方法 | |
| JP4057035B2 (ja) | ゴルフボールの製造方法 | |
| JP3172073B2 (ja) | ゴルフボール及びその製造方法 |