JP2910588B2 - デ−タ変換装置 - Google Patents
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Description
クタの輪郭を表すアウトラインデータをドットデータに
変換するデータ変換装置に係り、特に、文字・記号等の
出力品質の向上に関するものである。
データをコンピュータを用いて処理し、印字、ディスプ
レイ表示など何らかの形態で出力する場合、最小処理単
位である画素毎にドットデータを形成することが広く行
われている。この際、表示される文字・記号等の全体に
ついて、予めドットデータを作成してメモリに記憶させ
るとなると、極めて大きい容量のメモリが必要となる。
そこで、この問題に対処するために、例えば、特公昭5
3−41017号公報に記載されているように、文字・
記号等をその輪郭を表すアウトラインデータでメモリに
記憶させておき、印字・ディスプレイ表示等の出力時
に、ドットデータを設定するための手段を用いて、ドッ
トデータに変換するようにした装置がある。
示されるように、画素を規定するスクリーン上に文字・
記号等のキャラクタの輪郭線を重ね合わせたと想定し、
画素スクリーンのX軸に平行で画素中心点を通る複数の
画素規定線と文字・記号等のキャラクタの輪郭線との交
点を求め、その交点に基づいてキャラクタに対応するド
ットデータを、ドットの存在を表す存在データに設定す
るデータ変換装置が提案されている。この装置の場合、
交点は輪郭線と画素規定線との実際の交点ではなく、輪
郭線の内側において実際の交点に最も近い画素中心点を
交点とみなし、キャラクタを構成する構成線1本毎に2
個ずつ交点を求めるようにしており、それら交点の間に
は必ずキャラクタ構成線が存在することとなる。従っ
て、2個の交点間に位置する全ての画素のドットデータ
を一括して存在データに設定することができる。
ような装置においては、特に小さいサイズの文字・記号
等を出力する際に、キャラクタ構成線が極めて細い場合
には、求められる交点が輪郭線と画素規定線との実際の
交点ではなく、輪郭線の内側において実際の交点に最も
近い画素中心点が交点とみなされるため、この交点と、
輪郭線と画素規定線との実際の交点との大小関係が入れ
替わることがある。この場合の存在データとしては、そ
れぞれの交点座標が示す2個のドットの一方を設定する
ことになるが、現実的な方策としては輪郭線と画素規定
線との実際の2個の交点の中央により近いドットを存在
データに設定することになる。しかしながら、このよう
にして設定された存在データは、キャラクタ全体の形状
から見ると、はみ出していることがあり、図11に示す
ように、ドットがずれて文字・記号等の出力品質を低下
させることがあった。なお、この図11についての詳細
な説明は後述する実施例の中で行う。本発明は、上述し
た問題点を解決するためになされたものであり、小さい
サイズの文字・記号等であっても、良好な出力品質を確
保することができるデータ変換装置を提供することを目
的とするものである。
に請求項1のデータ変換装置は、文字・記号等キャラク
タの輪郭を表すアウトラインデータを画素毎のドットデ
ータに変換するデータ変換装置であって、アウトライン
データを規定する座標面上に想定されるキャラクタの輪
郭線と、互いに平行な複数の走査線との交点の座標を求
める交点座標算出手段と、交点座標算出手段により求め
られた交点の座標を各走査線毎に座標値の大きさの順に
並べて記憶する交点座標記憶手段と、交点座標記憶手段
より隣接する2個ずつの座標を対として取り出し、その
対の座標間に画素が存在するか否かを判定する画素判定
手段と、画素判定手段により画素が存在すると判定され
た場合に、対の座標間の全ての画素に対応するドットデ
ータを一括してキャラクタを構成するキャラクタ構成線
の存在を表すデータに設定する存在データ設定手段と、
画素判定手段により画素が存在しないと判定された場合
に、その対となる座標の周辺の画素の状況を検索し、そ
の状況とドットのつながりを滑らかとする所定の基準と
に基づいて存在データを設定する存在データ補正手段と
を含むものである。請求項2のデータ変換装置は、前記
存在データ補正手段による所定の基準が、対象とする走
査線の前後についての走査線上の対応する座標の左右座
標に存在データがあるか否かに応じて決定されているも
のである。請求項3のデータ変換装置は、前記存在デー
タ補正手段による所定の基準が、文字・記号等の種類、
出力サイズ、解像度のいずれかまたはそれらの任意の組
合せに応じて決定されているものである。
においては、交点座標算出手段は、アウトラインデータ
を規定する座標面上に想定されるキャラクタの輪郭線
と、互いに平行な複数の走査線との交点の座標を求め
る。交点座標記憶手段は、交点座標算出手段により求め
られた交点の座標を各走査線毎に座標値の大きさの順に
並べて記憶する。画素判定手段は、交点座標記憶手段よ
り隣接する2個ずつの座標を対として取り出し、対の座
標間に画素が存在するか否かを判定する。画素判定手段
により画素が存在すると判定された場合には、存在デー
タ設定手段が、対の座標間の全ての画素に対応するドッ
トデータを一括してキャラクタを構成するキャラクタ構
成線の存在を表すデータに設定する。画素判定手段によ
り画素が存在しないと判定された場合には、存在データ
補正手段が、その対となる座標の周辺の画素の状況を検
索し、その状況とドットのつながりを滑らかとする所定
の基準とに基づいて存在データを設定する。これによ
り、小さいサイズの文字・記号等のキャラクタであって
も滑らかな形状となり出力品質が向上する。また、請求
項2のデータ変換装置においては、存在データ補正手段
は、対象とする走査線の前後についての走査線上の対応
する座標の左右座標に存在データがあるか否かに応じて
決定された基準を基に、存在データを補正する。これに
より、存在データ補正処理の手順が簡単かつ容易にな
る。さらに、請求項3のデータ変換装置においては、存
在データ補正手段は、文字・記号等の種類、出力サイ
ズ、解像度のいずれかまたはそれらの任意の組合わせに
応じて決定された基準を基に、存在データを補正する。
これにより、出力品質がより一層向上する。
参照して説明する。本実施例は、本発明のデータ変換装
置を、文字・記号等のキャラクタを印字するレーザプリ
ンタにおいてアウトラインデータをドットデータに変換
する装置に適用した場合である。図1は本実施例による
データ変換装置のブロック図である。データ変換装置
は、レーザプリンタの制御回路のうちデータ変換装置の
主体をなすマイクロコンピュータ部10と、文字・記号
等の文字コード等必要なデータをマイクロコンピュータ
部10へ入力する入力装置32と、マイクロコンピュー
タ部10からの指示によりレーザプリント方式により印
字を行う印字装置34と、マイクロコンピュータ部10
と入力装置32と印字装置34とを接続するバス30と
から構成される。マイクロコンピュータ部10は、キャ
ラクタROM12と、プログラムROM14と、CPU
16と、作業用メモリ18と、テキストメモリ20と、
本発明の交点座標記憶手段としての交点座標メモリ22
と、ドットデータメモリ24とから構成されている。
すように、本発明の交点座標算出手段としての交点座標
算出部40と、本発明の画素判定手段としての画素判定
部42と、本発明の存在データ設定手段としての存在デ
ータ設定部44と、本発明の存在データ補正手段として
の存在データ補正部46を備えている。プログラムRO
M14には、交点座標算出部40、画素判定部42、存
在データ設定部44、存在データ補正部46など、CP
U16が実行するアウトラインデータをドットデータに
変換する際に実行するデータ変換プログラムが記憶され
ている。また、キャラクタROM12には、アルファベ
ットその他の文字や記号等のキャラクタのアウトライン
データが記憶されている。さらに、作業用メモリ18
は、データ変換プログラム実行中に必要なデータを一時
的に記憶するものである。
置32から入力された文字コードデータ等はテキストメ
モリ20に格納される。交点座標算出部40はテキスト
メモリ20に格納された文字コードデータに対応するア
ウトラインデータ等をキャラクタROM12から読み出
し、X軸に平行な複数の画素規定線との交点を算出し、
その交点座標を画素規定線毎に大きさの順に並べ交点座
標メモリ22へ格納する。画素判定部42は交点座標メ
モリ22に格納された隣接する2個の交点座標から存在
データを設定しうるか否かを判定する。存在データを設
定しうると判定された場合には、存在データ設定部44
は存在データを設定し、ドットデータメモリ24に格納
する。存在データが設定しうると判断されない場合に
は、存在データ補正部46により当該座標周辺の存在デ
ータの状況を取得し、適当な存在データの設定を行い、
ドットデータメモリ24に格納する。ドットデータメモ
リ24に格納されたドットデータは、マイクロコンピュ
ータ部10の指示により印字装置34により印字され
る。
PU16による処理の内、主処理となる存在データ補正
部46のプログラムの手順を示すフローチャートであ
り、図8は本実施例による存在データの設定方法を示し
た図である。この設定方法は、対象とする画素の周辺画
素の状況に応じて、ドットのつながりが滑らかになるこ
とを考慮して策定された基準となるものであり、本実施
例のプログラムが実行されることにより、該基準に従っ
た存在データの設定がなされる。図8の上の欄は対象と
する画素規定線の上に位置する画素規定線上の存在デー
タの有無を表す。左の欄は対象とする画素規定線の下に
位置する画素規定線上の存在データの有無を表す。図8
中の括弧付の数字は、図6乃至図7のフローチャートの
ステップにおける括弧付の数字に対応し、その処理によ
って実行される部分であることを示す。
した場合の図である。画素を規定する仮想的な画素スク
リーン50を想定し、文字・記号等のキャラクタの輪郭
線70及び71と画素スクリーン50のX軸52に平行
で画素中心点を通る複数の画素規定線56との交点60
及び61と、実際に印字される存在データ58(斜線で
示すドット)の関係を示す。図10は図9で用いた仮想
的な画素スクリーン50と輪郭線70及び71との交点
座標値と存在データを示す図である。
処理方法の全体の概略を、図3及び図4を用いて説明す
る。まず、ステップS1(以下、単にS1と記す。他の
ステップについても同じ。)では、マイクロコンピュー
タ部10により入力装置32から文字コードデータとそ
の文字・記号等を表示する倍率データを取得し、テキス
トメモリ20に格納する。次いで、S2では、テキスト
メモリ20に格納された文字コードに対応する文字・記
号等の形状であるアウトラインデータをキャラクタRO
M12より読み出す。S3では、アウトラインデータと
表示倍率とから、X軸52とは直行するY軸54方向の
表示ドットサイズ“N”を算出する。S4では、CPU
16の交点座標算出部40により、図9に示す画素スク
リーン50とキャラクタの輪郭線70及び71のX方向
画素規定線56上の交点60及び61を求める。続い
て、S5では、複数のX方向画素規定線56ごとに、交
点座標値を小さい順に並べて対を作成し、交点座標メモ
リ22に格納する。S6では、S17までのループを制
御するための変数“n”に1を格納する。
定線56上にある交点座標の対の数“M”を求める。S
8では、S15までのループを制御するための変数
“m”に1を格納する。S9及びS10では画素スクリ
ーン50とキャラクタの輪郭線70及び71のX方向画
素規定線56上の実際の交点60及び61を対にしたデ
ータから、存在データを求めるためにキャラクタの輪郭
線70及び71の内側において実際の交点60及び61
に最も近い画素中心点を算出している。すなわち、S9
では、m番目の対の最初の値に0.5を加えた値から小
数点以下を切り捨てた値を変数“X1”に格納し、S1
0では、m番目の対の2番目の値から0.5を引いた値
から小数点以下を切り捨てた値を変数“X2”に格納し
ている。
係を比較し、X1がX2より大きくない(S11:Ye
s)場合には、S13にて、X1からX2までの範囲を
存在データに設定し、ドットデータメモリ24に格納す
る。また、X1がX2よりも大きい場合には(S11:
No)、本発明の主処理であるS12の補正処理を行っ
た後、S13にて存在データを設定し、ドットデータメ
モリ24に格納する。次いで、S14で変数mに1を加
えた後、S15では、変数mと対の数Mの大小関係を比
較し、mがMより大きくない場合には(S15:Ye
s)、S9からの処理を繰り返す。そして、変数mが変
数Mよりも大きい場合には(S15:No)、S16で
変数nに1を加えた後、S17で変数nと表示ドットサ
イズNの大小関係を比較し、nがNより大きくない場合
には(S17:Yes)、S7からの処理を繰り返す。
また、変数nが表示ドットサイズNよりも大きい場合に
は(S17:No)、S18では、ドットデータメモリ
24に格納された存在データはマイクロコンピュータ部
10からの指令に基づき印字装置34により印字され
る。
10を用いて説明する。図10の「n」の欄は、本実施
例のY軸54方向のY座標を示し、図10からは、キャ
ラクタ輪郭線70及び71が画素スクリーン50と交点
を持つ可能性のあるX方向画素規定線56がN本(表示
ドットサイズ)であることがわかる。なお、ここでは、
最後の5本の部分について表している。キャラクタの輪
郭線70と画素スクリーン50とのX方向画素規定線5
6上での交点60は、図9の上から順番に、2.0,
3.7,4.9,5.6,6.1である。また、キャラ
クタの輪郭線71と画素スクリーン50とのX方向画素
規定線56上での交点61は、図9の上から順番に、
6.4,6.4,6.3,6.3,6.3である。これ
をS5、S9及びS10により算出した結果をまとめた
ものが図10である。すなわち、(N−4)番目のX方
向画素規定線のY座標は0.5であり、対になる交点の
最初の座標は2.0であり、S9により変数X1は2と
なる。対になる交点の2番目の座標は6.4であり、S
10により変数X2は5になる。従って、変数X1が変
数X2より大きくないので(S11:Yes)、存在デ
ータの範囲は2から5までとなり、それに基づいてドッ
トデータを作成してドットデータメモリ24に記憶す
る。(N−3)番目及び(N−2)番目のX方向画素規
定線についても同様に処理され、存在データの範囲はそ
れぞれ4から5まで、及び5となる。
線では、対になる交点の最初の座標は5.6であり、S
9により変数X1は6になる。対になる交点の2番目の
座標は6.3であり、S10により変数X2は5にな
る。また、N番目のX方向画素規定線では、対になる交
点の最初の座標は6.1であり、S9により変数X1は
6になる。対になる交点の2番目の座標は6.3であ
り、S10により変数X2は5になる。(N−1)番目
及びN番目のX方向画素規定線ではともに変数X1が変
数X2よりも大きくなるため(S11:No)、S12
にて補正処理を行うことになる。
として、キャラクタの輪郭線70及び71とX方向画素
規定線56との実際の2個の交点60及び61の中央に
より近いドットを存在データに設定するという方法(特
開平2−116565号公報に記載された方法)を採用
した場合の結果を示す。(N−1)番目のX方向画素規
定線では対になる交点座標は5.6と6.3であったの
で、中央により近いドットは5となる。しかし、N番目
のX方向画素規定線では対になる交点座標は6.1と
6.3であるので、中央により近いドットは6となる。
そのため、図11に示すようにN番目のX方向画素規定
線により設定された1ドットだけが右側にずれることと
なり、表示品質を低下させることになる。これは、(N
−1)番目及びN番目のX方向画素規定線のように存在
データの位置が5又は6と不定の場合に、単純に交点の
中央に近いドットに設定したことによるものである。こ
のような場合には、存在データとしては5又は6のどち
らでもよく、周辺の存在データの状況に応じて、ドット
のつながりがより滑らかになるように存在データを設定
するのが妥当であると考えられる。
である。すなわち、存在データが不定となる場合は、対
になる交点が隣接する場合であり、この場合は、周辺の
存在データ、すなわち、前後のX方向画素規定線上の対
応する位置のドット状況を検索して、それに応じて存在
データを補正設定すればよいことがわかる。
の補正処理(S12)について図5、図6及び図7を参
照して説明する。まず、S20では、周辺の画素の状況
を示す以下の4つの変数を初期化する。変数UPLEF
Tは、対象となるX方向画素規定線の前の画素規定線上
の変数X2に相当するX座標に存在データがある場合に
1になる変数である。変数UPRIGHTは、対象とな
るX方向画素規定線の前の画素規定線上の変数X1に相
当するX座標に存在データがある場合に1になる変数で
ある。変数DOWNLEFTは、対象となるX方向画素
規定線の後の画素規定線上の変数X2に相当するX座標
に存在データがある場合に1になる変数である。変数D
OWNRIGHTは、対象となるX方向画素規定線の後
の画素規定線上の変数X1に相当するX座標に存在デー
タがある場合に1になる変数である。続いて、S21と
S22においては、変数UPRIGHTの設定を行う。
また、S23とS24では、変数UPLEFTの設定を
行う。さらに、S25とS26にて、変数DOWNRI
GHTの設定を行う。そして、S27とS28では、変
数DOWNLEFTの設定を行う。
の状態を検索して、図8に示すような存在データの設定
方法に基づいて、変数X1又はX2のどちらを存在デー
タに設定するかを選択している。S29では、UPRI
GHTとDOWNLEFTがともに1のとき、S30で
交点の中央により近いドットを存在データに設定する。
これにより設定されるのは図8の(1)の部分である。
また、S31では、UPLEFTとDOWNRIGHT
がともに1のとき、S32で交点の中央により近いドッ
トを存在データに設定する。これにより設定されるのは
図8の(2)の部分である。さらに、S33では、UP
RIGHTとDOWNRIGHTがともに1のとき、S
34で変数X1を存在データに設定する。これにより設
定されるのは図8の(3)の部分である。そして、S3
5では、UPLEFTとDOWNLEFTがともに1の
とき、S36で変数X2を存在データに設定する。それ
により設定されるのは図8の(4)の部分である。
Tがともに1のとき、S38で交点の中央により近いド
ットを存在データに設定する。これにより設定されるの
は図8の(5)の部分である。また、S39では、DO
WNLEFTとDOWNRIGHTがともに1のとき、
S40で交点の中央により近いドットを存在データに設
定する。これにより設定されるのは図8の(6)の部分
である。さらに、S41では、UPRIGHTまたはD
OWNRIGHTのどちらか一方が1のとき、S42で
変数X1を存在データに設定する。これにより設定され
るのは図8の(7)の部分である。そして、S43で
は、UPLEFTまたはDOWNLEFTのどちらか一
方が1のとき、S44で変数X2を存在データに設定す
る。これにより設定されるのは図8の(8)の部分であ
る。以上の条件に当てはまらない場合はS45で交点の
中央により近いドットを存在データに設定する。これに
より設定されるのは図8の(9)の部分である。
て説明する。(N−1)番目のX方向画素規定線では変
数X1は6であり、これは図9のドット78に相当す
る。また変数X2は5であり、これは図9のドット76
に相当する。前のX方向画素規定線である(N−2)番
目の画素規定線では、ドット72は存在データに設定さ
れているが、ドット74は設定されていない。また、後
のX方向画素規定線であるN番目の画素規定線ではドッ
ト80、ドット82はともに未だ存在データではない。
従って、4つの変数の状態は次のようになる。 UPLEFT=1,UPRIGHT=0,DOWNLE
FT=0,DOWNRIGHT=0 このため、ドット位置の補正処理のS43の判断結果が
YESとなり、S44で変数X2にドットが設定、すな
わち、ドット76が存在データに設定される。
6であり、これは図9のドット82に相当する。また、
変数X2は5であり、これは図9のドット80に相当す
る。前のX方向画素規定線である(N−1)番目の画素
規定線ではドット76は存在データに設定されたが、ド
ット78は設定されていない。また、後のX方向画素規
定線上のドット84、ドット86はともに存在データで
はない。従って、4つの変数の状態は次のようになる。 UPLEFT=1,UPRIGHT=0,DOWNLE
FT=0,DOWNRIGHT=0 このため、上記と同様にS43での判断結果がYESと
なり、変数X2にドットが設定、すなわちドット80が
存在データに設定される。
ば、文字・記号等キャラクタの輪郭を表すアウトライン
データを画素毎のドットデータに変換するに際して、極
めて細い線や小さいサイズの文字・記号等の変換であっ
ても、周辺の画素規定線上の存在データを考慮すること
により、好適なドットデータを存在データとして設定す
ることができ、滑らかな輪郭を持った見栄えのよい良好
な印字及びディスプレイ表示ができ、さらには、存在デ
ータ補正処理の処理手順が簡単かつ容易になる。さら
に、文字・記号等の種類、出力サイズや解像度に応じ
て、存在データの設定方法を適宜に選択することによ
り、より細やかな存在データ設定の制御が可能である。
なく種々の変形が可能であり、例えば、上記実施例で
は、S5において交点座標を小さい順に並べたが、大き
い順に並べることも同様に考えられる。また、上記実施
例においては、S9及びS10で数値を切り捨てて存在
データを求めたが、切り上げることにより存在データを
求めることも同様に考えられる。また、上記実施例にお
いては、不定なドットの上下のドットが存在データに設
定されているかどうかのみを調べて不定なドットのどち
らを存在データに設定するかを選択したが、斜め方向の
存在データやX方向画素規定線の所定線分だけ離れた画
素規定線上の存在データを考慮することも同様に考えら
れる。
トから存在データを選択する条件を固定的に考えたが、
文字・記号等の種類、出力(表示)サイズ、解像度に応
じて存在データの設定方法を変えることも同様に考えら
れる。また、上記実施例においては、不定なドットのど
ちらかを常に存在データに設定することを考えたが、存
在データを設定しない方が出力(表示)品質が向上する
と考えられる場合においては、存在データを設定しない
ことにより表示品質を確保することも同様に考えられ
る。また、上記実施例においては、不定なドットのどち
らかのみを常に存在データに設定することを考えたが、
両方のドットを存在データに設定した方が表示品質が向
上すると考えられる場合においては、両方のドットを存
在データに設定することにより表示品質を確保すること
も同様に考えられる。
項1の発明に係るデータ変換装置によれば、文字・記号
等キャラクタの輪郭を表すアウトラインデータを画素毎
のドットデータに変換するに際して、極めて細い線や小
さいサイズの文字・記号等の変換においても、周辺の画
素規定線上の存在データを考慮することにより、好適な
ドットデータを存在データとして設定することが可能で
あり、滑らかな輪郭を持った見栄えのよい良好な印字及
びディスプレイ表示が可能となる。また、請求項2の発
明に係るデータ変換装置によれば、請求項1の発明に係
るデータ変換装置の効果の他、存在データ補正処理の処
理手順が簡単かつ容易になるという効果がある。さら
に、請求項3の発明に係るデータ変換装置によれば、文
字・記号等の種類、出力サイズや解像度に応じて、存在
データの設定方法を適宜に選択することにより、より細
やかな存在データ設定の制御が可能となり、請求項1ま
たは請求項2の発明に係るデータ変換装置の効果をより
一層上げることが可能である。
ク図である。
る。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
図である。
ある。
の交点 61 キャラクタ輪郭線71とX方向画素規定線56と
の交点 70,71 キャラクタ輪郭線 72〜86 ドット
Claims (3)
- 【請求項1】 文字・記号等キャラクタの輪郭を表すア
ウトラインデータを画素毎のドットデータに変換するデ
ータ変換装置において、 前記アウトラインデータを規定する座標面上に想定され
る前記キャラクタの輪郭線と、互いに平行な複数の走査
線との交点の座標を求める交点座標算出手段と、 前記交点座標算出手段により求められた交点の座標を各
走査線毎に座標値の大きさの順に並べて記憶する交点座
標記憶手段と、 前記交点座標記憶手段より隣接する2個ずつの座標を対
として取り出し、その対の座標間に画素が存在するか否
かを判定する画素判定手段と、 前記画素判定手段により画素が存在すると判定された場
合に、前記対の座標間の全ての画素に対応するドットデ
ータを一括して前記キャラクタを構成するキャラクタ構
成線の存在を表すデータに設定する存在データ設定手段
と、 前記画素判定手段により画素が存在しないと判定された
場合に、その対となる座標の周辺の画素の状況を検索
し、その状況とドットのつながりを滑らかとする所定の
基準とに基づいて存在データを設定する存在データ補正
手段とを含むことを特徴とするデータ変換装置。 - 【請求項2】 前記存在データ補正手段による所定の基
準は、対象とする走査線の前後についての走査線上の対
応する座標の左右座標に存在データがあるか否かに応じ
て決定されていることを特徴とする請求項1記載のデー
タ変換装置。 - 【請求項3】 前記存在データ補正手段による所定の基
準は、文字・記号等の種類、出力サイズ、解像度のいず
れかまたはそれらの任意の組合せに応じて決定されてい
ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデー
タ変換装置。
Priority Applications (2)
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