JP2910579B2 - メタリック顔料及びそれを配合してなる合成樹脂組成物 - Google Patents

メタリック顔料及びそれを配合してなる合成樹脂組成物

Info

Publication number
JP2910579B2
JP2910579B2 JP6246154A JP24615494A JP2910579B2 JP 2910579 B2 JP2910579 B2 JP 2910579B2 JP 6246154 A JP6246154 A JP 6246154A JP 24615494 A JP24615494 A JP 24615494A JP 2910579 B2 JP2910579 B2 JP 2910579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
coated
metal
synthetic resin
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6246154A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08109340A (ja
Inventor
輝夫 松葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON GARASU SENI KK
Original Assignee
NIPPON GARASU SENI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON GARASU SENI KK filed Critical NIPPON GARASU SENI KK
Priority to JP6246154A priority Critical patent/JP2910579B2/ja
Publication of JPH08109340A publication Critical patent/JPH08109340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2910579B2 publication Critical patent/JP2910579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C3/00Treatment in general of inorganic materials, other than fibrous fillers, to enhance their pigmenting or filling properties
    • C09C3/06Treatment with inorganic compounds
    • C09C3/066Treatment or coating resulting in a free metal containing surface-region
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/28Compounds of silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/28Compounds of silicon
    • C09C1/30Silicic acid
    • C09C1/3045Treatment with inorganic compounds
    • C09C1/3054Coating

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメタリック顔料及びそれ
を配合してなる合成樹脂組成物に係り、特に、ウエルド
マークなどの成形不良を引き起こすことがなく、しか
も、優れた金属的光輝性を付与することができる、メタ
リック顔料、及び、このメタリック顔料を配合してな
る、高い光輝性と優れた外観の成形品を提供し得る合成
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無機質材料、例えば、フレーク状
ガラスなどに金属被覆を施し、美麗な金属光沢、或い
は、反射性を付与した粉体を塗料のような比較的粘度の
低い材料の用途に使用することは知られている(特開昭
55−165970号公報,特開昭60−86177号
公報)。
【0003】また、アルミニウム細片を熱可塑性樹脂を
加えて練り込み、金属光沢を有する合成樹脂組成物を得
ることも知られている(特公昭57−40181号公
報)。更に、金属被覆フレーク状ガラスを熱可塑性樹脂
に加え、樹脂組成物とし、これを成形品に加工した例も
知られている(特開平4−359937号公報)。
【0004】一方、特開昭62−96566号公報に
は、光沢粒子の樹脂中でのウエルドラインマーク防止の
ために、その粒径や形状を特定することが開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来提供されている金
属被覆フレーク状ガラスは、塗料等の粘性の低い樹脂に
対しては、良好な配合効果を得ることができるが、粘稠
度の高い合成樹脂に配合した場合には、成形時の破損等
により本来の光輝性に優れた美粧外観が得られないとい
う欠点がある。
【0006】即ち、金属被覆フレーク状ガラスは、その
厚さが通常2〜5μmと非常に薄いものであるが、この
ように厚みの薄い金属被覆フレーク状ガラスを高粘稠の
合成樹脂等と混練して成形すると、金属被覆フレーク状
ガラスの片状粉が強力な剪断力を受け、表面に亀裂を生
じたり、細かく破壊されたりする。その結果、本来ある
べき成形品表面の美粧外観を損うこととなる。
【0007】とりわけ、混練ないし成形時に金属被覆フ
レーク状ガラスが破壊されて生じた細かな粒子、最初か
ら混入している微粒子などは、射出成形の成形金型内に
おける溶融樹脂の流れの先端付近において集中し、それ
が、流れの合流点において不均一層を生成させる。この
不均一層が成形品表面のウエルドラインマークとして残
り、製品の外観を著しく損なうこととなる。特に、フレ
ーク状ガラスは、アルミニウム等の金属フレークに比べ
て、表面が平滑で輝度が高いために、破壊された場合、
ウエルドラインマークが非常に目立つものとなる。この
様にこのウエルドラインマークは、上記溶融樹脂の流れ
の先端付近における金属被覆フレーク状ガラスの配向の
乱れ(例えば、成形物表面に対し垂直に突き立つ)によ
っても生じ、このようなウエルドラインマークは、用い
る金属被覆フレーク状ガラス平均形状比(平均厚さ/平
均粒度)が小さいほど発生し易い。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決し、合成
樹脂に混練して成形する際に、破壊され難く、成形品表
面にウエルドラインマークなどを生成させることがな
く、しかも優れた金属的光輝性を付与することができる
メタリック顔料、及び、このメタリック顔料を用いるこ
とにより、良好な美粧外観を呈する成形品を得ることが
できる合成樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のメタリック顔
料は、粉状体の表面を金属被覆してなる、平均粒度が3
0〜500μmの金属被覆粉状体よりなるメタリック顔
料であって、該粉状体が、ガラス又は珪砂を粉砕して得
られる、平滑な破断面を有する、粒形状の粉状体である
ことを特徴とする。
【0010】請求項2の合成樹脂組成物は、合成樹脂1
00重量部に対して、請求項1に記載のメタリック顔料
を0.05〜10重量部配合してなることを特徴とす
る。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明のメタリック顔料を構成する金属被
覆粉状体は、ガラス又は珪砂を振動ミル、ボールミル等
により粉砕し、必要に応じて篩分けして得られる、平滑
な破断面を有する、粒形状の粉状体に金属被覆を施して
なる、非フレーク状の平均粒度が30〜500μmのも
のである。
【0013】この金属被覆粉状体の平均粒度が30μm
未満では大きさが小さ過ぎて本発明の目的を達成し得
ず、500μmを超えると粒子が余りにも目立ち過ぎる
ため、高級なイメージを損なう。
【0014】なお、この金属被覆粉状体の金属被覆厚さ
は、被覆コストや被覆層の耐久性等の面から、30〜5
00nm程度とするのが好ましい。
【0015】この金属被覆粉状体の被覆金属の種類とし
ては特に制限はなく、金、銀、プラチナ、パラジウム等
の貴金属、ニッケル、銅、クロム、錫等の卑金属等や、
これらの合金を使用することができる。
【0016】なお、粉状体のガラス材料としては一般板
ガラス用ガラス、含アルカリガラス、E−ガラス、鉛ガ
ラスなどを用いることができる。
【0017】このような金属被覆粉状体よりなる本発明
のメタリック顔料を配合する合成樹脂としては、特に制
限されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ABS樹脂、AES樹
脂、AS樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂、ポ
リブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレンエー
テル樹脂、ポリスルホン樹脂、フッ素樹脂などの熱可塑
性樹脂が挙げられる。また、これらのポリマーの共重合
体、混合物、変性物などでも良い。本発明のメタリック
顔料は、これらのうち、アクリル樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂等の透明性の高い樹脂に好適
である。
【0018】本発明の合成樹脂組成物は、上記合成樹脂
100重量部に対して、前述の本発明のメタリック顔料
を0.05〜10重量部配合したものである。この合成
樹脂組成物の配合量が0.05重量部未満では、合成樹
脂組成物粒子がまばらになりすぎて外観不良となる。逆
に、10重量部を超えて配合しても配合量を増加したこ
とによる美麗な外観の向上効果は得られず、その上、メ
タリック顔料自体の色調の影響を受けるようになり、か
えって意匠性に悪影響を与える。従って、メタリック顔
料の配合量は、合成樹脂100重量部に対し0.05〜
10重量部、好ましくは0.5〜5重量部とする。
【0019】なお、本発明の合成樹脂組成物には、上記
合成樹脂と金属被覆粉状体の他に、本発明の効果を損わ
ない範囲で、着色剤、安定剤、帯電防止剤、発泡剤、難
燃剤、離型剤等を添加することができる。
【0020】このような本発明の合成樹脂組成物を用い
て成形品を製造する場合、その成形方法は通常の方法で
良く、射出成形や射出圧縮成形、押し出し成形等で製造
することができる。本発明の合成樹脂組成物は、特に、
射出成形や射出圧縮成形による場合優れた効果を発揮す
る。
【0021】成形品の製造に当っては、合成樹脂と金属
被覆粉状体とを混合した組成物を直接成形加工すること
もできるが、一旦、樹脂を溶融させ金属被覆粉状体を均
一に分散させてから、例えばペレットに成形し、これを
使用して成形加工しても良い。特に、後者の方法であれ
ば、成形品中に金属被覆粉状体を均一に分散することが
でき好ましい。
【0022】
【作用】ガラス又は珪砂は、粉砕すると任意の形状に
破砕されるが、その破砕面は後掲の図1からも明らかな
ように、滑らかである。そのため、その面を金属被覆す
ると鏡面を形成し、可視光を効率良く反射する。その結
果、一粒、一粒がキラキラ美しく輝く粒子として見るこ
とができる。
【0023】特に、本発明で用いる金属被覆粉状体は、
従来の金属被覆フレーク状ガラスに対して次のような利
点を有する。
【0024】即ち、金属被覆フレーク状ガラスのように
表面が極めて平滑な粒子は光の散乱が抑制されるため、
一方向に強い輝きを持つ。従って、視角内であれば鋭い
反射光を検出することができるが、一旦視角外に置かれ
ると反射光が目に届かなくなるため、粒子は黒色斑点状
に視認される。
【0025】この結果、金属被覆フレーク状ガラスを樹
脂中に加えて分散させて得られた成形品では、金属被覆
フレーク状ガラスの内、反射光が目に入らない粒子が後
掲の比較例1,2にも示す通り、黒色斑点状に検出さ
れ、あたかも黒色異物であるかのように認められる。
【0026】これに対して、本発明で用いる金属被覆粉
状体であれば、このような一方向の輝きではなく、他方
向への散乱で広角視野において良好な光輝性が得られ
る。
【0027】しかも、本発明に係る金属被覆粉状体は、
平均粒径30〜500μmという、従来のフレーク状ガ
ラスと異なる粒形状でしかも粒径が大きいものである。
【0028】従って、当該金属被覆粉状体の加工工程や
高粘稠の合成樹脂との混練及び成形時に、外力や強力な
剪断力を受けても亀裂を生じたり、細かく破砕されたり
することは殆どない。
【0029】このため、金属被覆粉状体の破壊により微
小粒子を生じることなく、溶融樹脂の合流位置での流れ
の影響を受け難いため、ウエルドマーク或いは流れ模様
などの発生を抑制することができる。しかも、微小粒
子、損傷粒子が排除されたものであるため、成形品中に
良好に配合して、金属被覆粉状体本来の高い光輝性を発
現し、少量配合であっても良好な美粧外観を成形品に付
与して高級感のある製品を提供することができる。
【0030】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例により何ら限定されるものではない。
【0031】実施例1 ソーダライムシリケート組成のガラス板を振動ミルによ
り粉砕して、篩分けし、下記表1に示す粒度分布のガラ
ス粉状体を得た。このガラス粉状体の平均粒度は約11
0μmである。
【0032】
【表1】
【0033】このガラス粉状体の表面に通常の無電解め
っき法により銀を100nm厚さに被覆させた。得られ
た銀被覆ガラス粉状体1.0重量部と下記構造のビスフ
ェノールAタイプのポリカーボネート樹脂(「出光カー
ボネート一般グレードA−2500」出光石油化学
(株)製)100重量部を混合した後、押出し成形機
(VS−30型、田辺プラスチックス機械(株)製)に
よりシリンダー温度290℃で押出し、ペレット化し
た。
【0034】このペレットを120℃において5時間乾
燥させた後、射出成形機(「プロマット80/40」住
友重機械工業(株)製)により下記条件により平板(8
5mm×75mm×3mm)を成形した。
【0035】
【化1】
【0036】成形条件 シリンダー温度 :ゾーンNo.1=290℃ 〃 2=305℃ 〃 3=310℃ 〃 5=300℃ 〃 15=300℃ 金型温度 :100℃ 充填最高圧力 :60kg/cm2 スクリュー回転数:150rpm 得られた成形物にはウエルドラインマークの発生は認め
られず、美麗な外観を有していた。
【0037】実施例2,3 銀被覆ガラス粉状体の配合割合を表2に示す割合とした
こと以外は実施例1と同様にして成形品を得、その外観
の観察結果を実施例1の結果と共に表2に示した。
【0038】実施例4,5,6 銀被覆ガラス粉状体として表2に示す平均粒度及び平均
形状比のものを用い、銀被覆ガラス粉状体の配合割合を
表2に示す通りとしたこと以外は実施例1と同様にして
成形品を得、その外観の観察結果を表2に示した。
【0039】実施例7 珪砂を粉砕、篩分けして、表2に示す平均粒度及び平均
形状比の粉状体を得た。この珪砂粉状体を用い、表面に
通常の無電解めっき法により銀を100nm厚さに被覆
させて得られた銀被覆珪砂粉状体を用いたこと以外は実
施例1と同様にして成形品を得、その外観の観察結果を
表2に示した。
【0040】比較例1 ガラス粉状体の代りに、平均粒径15μm,平均厚さ2
μm,平均形状比1/7.5のフレーク状ガラスを用
い、このフレーク状ガラスの表面に通常の無電解めっき
法により銀を100nm厚さに被覆させて得られた銀被
覆フレーク状ガラスを用いたこと以外は実施例1と同様
にして成形品を得、その外観の観察結果を表2に示し
た。
【0041】比較例2 フレーク状ガラスとして、平均粒径230μm,平均厚
さ5μm,平均形状比1/46のフレーク状ガラスを用
いたこと以外は、比較例1と同様にして成形品を得、そ
の外観の観察結果を表2に示した。
【0042】比較例3 銀被覆ガラス粉状体の代りに、フレーク状銀粉(平均粒
径80μm,平均形状比1/10,堀金箔粉社製)を用
いたこと以外は実施例1と同様にして成形品を得、その
外観の観察結果を表2に示した。
【0043】
【表2】
【0044】表2より、本発明によれば、成形不良がな
く、光輝性に優れ、商品価値の高い美麗な成形品を得る
ことができることが明らかである。
【0045】なお、実施例1でガラス板を粉砕、篩分け
して得られたガラス粉状体、このガラス粉状体に銀被覆
を施した銀被覆ガラス粉状体、比較例3で用いたフレー
ク状銀粉及び市販の銀粉(平均粒径10μm,顆粒状,
キシダ化学社製)について、各々、走査電子顕微鏡(J
SM−T330A型、日本電子(製))を用いて、加速
電圧:20kV、倍率:500〜7500倍で写真撮影
したものを図1〜4に示す。 図1,2より、本発明で
用いる銀被覆ガラス粉状体は、平均形状比が大きい粒形
状であるため、成形不良を引き起こすことがなく、しか
も、平滑な破断面を有し、この面により良好な光輝性が
得られることが明らかである。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のメタリック
顔料及びそれを配合した合成樹脂組成物によれば、ウエ
ルドラインマーク等の成形不良を生じることなく、可視
光反射性の高い金属被覆粉状体による高い光輝性を広角
視野で得ることができ、黒色斑点が視認されることがな
く、良好な光輝性及び美麗な外観を有する、高級感のあ
る製品が提供される。
【0047】本発明の合成樹脂組成物は、特に、電話機
の操作盤、カメラ、VTR、自動車部品(ホイールカバ
ー、スポイラー、フロントグリル等)等の成形材料とし
て極めて好適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で用いたガラス粉状体の粒子構造を示
す電子顕微鏡写真である。
【図2】実施例1で用いた銀被覆ガラス粉状体の粒子構
造を示す電子顕微鏡写真である。
【図3】比較例3で用いたフレーク状銀粉の粒子構造を
示す電子顕微鏡写真である。
【図4】銀粉の粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉状体の表面を金属被覆してなる、平均
    粒度が30〜500μmの金属被覆粉状体よりなるメタ
    リック顔料であって、 該粉状体が、ガラス又は珪砂を粉砕して得られる、平滑
    な破断面を有する、粒形状の粉状体であることを特徴と
    するメタリック顔料。
  2. 【請求項2】 合成樹脂100重量部に対して、請求項
    1に記載のメタリック顔料を0.05〜10重量部配合
    してなる合成樹脂組成物。
JP6246154A 1994-10-12 1994-10-12 メタリック顔料及びそれを配合してなる合成樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2910579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246154A JP2910579B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 メタリック顔料及びそれを配合してなる合成樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6246154A JP2910579B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 メタリック顔料及びそれを配合してなる合成樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08109340A JPH08109340A (ja) 1996-04-30
JP2910579B2 true JP2910579B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=17144304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6246154A Expired - Fee Related JP2910579B2 (ja) 1994-10-12 1994-10-12 メタリック顔料及びそれを配合してなる合成樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2910579B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006121291A1 (en) * 2005-05-11 2006-11-16 Lg Chem, Ltd. Polymer resin composition and method of preparing the same
KR20110079466A (ko) 2009-12-31 2011-07-07 제일모직주식회사 열가소성 수지 조성물 및 이를 이용한 성형품

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08109340A (ja) 1996-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2999119C (en) Powder coating and method for preparing a powder coating
JP2001262003A (ja) メタリック顔料の製造法、これを用いたメタリック調成形品用組成物及びメタリック調成形品
CN110041676B (zh) 具有金属色彩、光泽度可调的聚乳酸3d打印材料及其制备方法
JP2008546853A (ja) 高分子樹脂組成物及びその製造方法
JP3456252B2 (ja) 射出成形又は射出圧縮成形用合成樹脂組成物及び樹脂成形品の製造方法
JP2910579B2 (ja) メタリック顔料及びそれを配合してなる合成樹脂組成物
US5530051A (en) Synthetic resin composition and metallic pigment for incorporation into synthetic resin
JP3171085B2 (ja) 合成樹脂成形品
JP4948722B2 (ja) 金属調光沢を有する樹脂組成物
WO2004026970A1 (ja) 樹脂添加用光沢顔料並びにそれを含む樹脂組成物及び樹脂成形体
EP3730556A1 (en) Powder coating composition
JP2004224829A (ja) 導電性組成物、導電性成型品及び導電性塗料
JP2000159926A (ja) 樹脂練り混み用アルミニウムフレーク及び樹脂成形体
JPH0455462B2 (ja)
JP3473914B2 (ja) 塗膜付き樹脂成形品の塗膜微細化方法
JP2004237551A (ja) 金属光沢調筆記具部材用樹脂組成物及びそれを用いた筆記具部材
JPH07196901A (ja) ポリエステル系樹脂組成物およびポリエステル系樹脂成形品
JPH0699593B2 (ja) 樹脂成形品
US7754805B2 (en) Polymer resin composition and method of preparing the same
JPWO2020178981A1 (ja) 金属調成形品および金属調成形品の製造方法
JPH0699592B2 (ja) 樹脂成形品
JPS6375054A (ja) ポリプロピレン樹脂組成物
CN115612178A (zh) 一种多面体特殊效应颜料及其制备方法和免喷涂材料
JP2917276B2 (ja) 金属粒子含有カプセル化粉体
JP3389661B2 (ja) 樹脂射出成形品および合成樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees