JP2909247B2 - 蓄圧器 - Google Patents
蓄圧器Info
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- accumulator
- water
- gas
- reactor system
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C15/00—Cooling arrangements within the pressure vessel containing the core; Selection of specific coolants
- G21C15/18—Emergency cooling arrangements; Removing shut-down heat
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C1/00—Reactor types
- G21C1/04—Thermal reactors ; Epithermal reactors
- G21C1/06—Heterogeneous reactors, i.e. in which fuel and moderator are separated
- G21C1/08—Heterogeneous reactors, i.e. in which fuel and moderator are separated moderator being highly pressurised, e.g. boiling water reactor, integral super-heat reactor, pressurised water reactor
- G21C1/086—Pressurised water reactors
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C15/00—Cooling arrangements within the pressure vessel containing the core; Selection of specific coolants
- G21C15/18—Emergency cooling arrangements; Removing shut-down heat
- G21C15/182—Emergency cooling arrangements; Removing shut-down heat comprising powered means, e.g. pumps
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Plasma & Fusion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，原子炉系の圧力が減少
したときに，蓄圧器本体内の蓄圧ガスにより蓄圧水を出
口ラインから原子炉系へ注水して，炉心を冷却する蓄圧
器に関するものである。
したときに，蓄圧器本体内の蓄圧ガスにより蓄圧水を出
口ラインから原子炉系へ注水して，炉心を冷却する蓄圧
器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の蓄圧器を図７，及び図８，９に示
した。先ず図７の蓄圧器を説明すると，１が蓄圧器本
体，２が原子炉系（図示せず）へ延びた蓄圧水出口ライ
ン，３が同蓄圧水出口ライン２の途中に設けた逆止弁，
４がガス注入ライン，５が同ガス注入ライン４の途中に
設けたガス注入弁，６が蓄圧水注入ライン，７が同蓄圧
水注入ライン６の途中に設けた蓄圧水注入弁，８が蓄圧
器本体１内の蓄圧ガス（加圧ガスで，例えば窒素ガ
ズ），９が蓄圧器本体１内の蓄圧水である。
した。先ず図７の蓄圧器を説明すると，１が蓄圧器本
体，２が原子炉系（図示せず）へ延びた蓄圧水出口ライ
ン，３が同蓄圧水出口ライン２の途中に設けた逆止弁，
４がガス注入ライン，５が同ガス注入ライン４の途中に
設けたガス注入弁，６が蓄圧水注入ライン，７が同蓄圧
水注入ライン６の途中に設けた蓄圧水注入弁，８が蓄圧
器本体１内の蓄圧ガス（加圧ガスで，例えば窒素ガ
ズ），９が蓄圧器本体１内の蓄圧水である。
【０００３】上記図７に示す蓄圧器では，蓄圧器本体１
内に蓄圧ガス８と蓄圧水９とが蓄えられている。この蓄
圧器本体１内の圧力と原子炉系の圧力とを比較すると，
原子炉系の方が高くて，互いの間が逆止弁３により遮断
されている。この状態で，原子炉系に事故が発生して，
原子炉系の圧力が低下すると，蓄圧ガス８により加圧さ
れている蓄圧器本体１内の蓄圧水９が蓄圧水出口ライン
２→逆止弁３→原子炉系へ注水されて，炉心が冷却され
る。
内に蓄圧ガス８と蓄圧水９とが蓄えられている。この蓄
圧器本体１内の圧力と原子炉系の圧力とを比較すると，
原子炉系の方が高くて，互いの間が逆止弁３により遮断
されている。この状態で，原子炉系に事故が発生して，
原子炉系の圧力が低下すると，蓄圧ガス８により加圧さ
れている蓄圧器本体１内の蓄圧水９が蓄圧水出口ライン
２→逆止弁３→原子炉系へ注水されて，炉心が冷却され
る。
【０００４】次に図８，９に示す蓄圧器を説明すると，
１〜９が前記と同一の部分，１０が出口渦巻ダンパー
で，同出口渦巻ダンパー１０が蓄圧器本体１内の下部に
設置されている。また１０ａが出口渦巻ダンパー本体
で，同出口渦巻ダンパー本体１０ａには，頂部入口１０
ｂと下部入口１０ｃと出口１０ｄとが設けられて，同出
口１０ｄが蓄圧水出口ライン２に接続されている。
１〜９が前記と同一の部分，１０が出口渦巻ダンパー
で，同出口渦巻ダンパー１０が蓄圧器本体１内の下部に
設置されている。また１０ａが出口渦巻ダンパー本体
で，同出口渦巻ダンパー本体１０ａには，頂部入口１０
ｂと下部入口１０ｃと出口１０ｄとが設けられて，同出
口１０ｄが蓄圧水出口ライン２に接続されている。
【０００５】上記図８，９に示す蓄圧器でも，蓄圧器本
体１内に蓄圧ガス８と蓄圧水９とが蓄えられている。こ
の蓄圧器本体１内の圧力と原子炉系の圧力とを比較する
と，原子炉系の方が高くて，互いの間が逆止弁３により
遮断されている。この状態で，原子炉系に事故が発生し
て，原子炉系の圧力が低下すると，蓄圧ガス８により加
圧されている蓄圧器本体１内の蓄圧水９が出口渦巻ダン
パー１０の頂部入口１０ｂと下部入口１０ｃとから渦巻
ダンパー本体１０ａ内へ入り，渦流が形成される。また
この蓄圧水９が出口１０ｄ→蓄圧水出口ライン２→逆止
弁３→原子炉系へ注水されて，炉心が冷却される。
体１内に蓄圧ガス８と蓄圧水９とが蓄えられている。こ
の蓄圧器本体１内の圧力と原子炉系の圧力とを比較する
と，原子炉系の方が高くて，互いの間が逆止弁３により
遮断されている。この状態で，原子炉系に事故が発生し
て，原子炉系の圧力が低下すると，蓄圧ガス８により加
圧されている蓄圧器本体１内の蓄圧水９が出口渦巻ダン
パー１０の頂部入口１０ｂと下部入口１０ｃとから渦巻
ダンパー本体１０ａ内へ入り，渦流が形成される。また
この蓄圧水９が出口１０ｄ→蓄圧水出口ライン２→逆止
弁３→原子炉系へ注水されて，炉心が冷却される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記図７，及び図８，
９に示す従来の蓄圧器には，次のことが要求されてい
る。即ち，蓄圧ガス８は，蓄圧水９の注水が進むととも
に膨張し，その機能を終えて，原子炉系へ入ってゆくこ
とになるが，この蓄圧ガス８は，炉心冷却を阻害する可
能性があり，原子炉系へ入ってゆく前に原子炉系外へ放
出することが望ましい。しかし原子炉系外への放出を早
く行うと，蓄圧器本来の機能を達成する前に蓄圧器本体
内を減圧させることになるので，原子炉系外へ放出を適
切な時期に行うように要求されている。
９に示す従来の蓄圧器には，次のことが要求されてい
る。即ち，蓄圧ガス８は，蓄圧水９の注水が進むととも
に膨張し，その機能を終えて，原子炉系へ入ってゆくこ
とになるが，この蓄圧ガス８は，炉心冷却を阻害する可
能性があり，原子炉系へ入ってゆく前に原子炉系外へ放
出することが望ましい。しかし原子炉系外への放出を早
く行うと，蓄圧器本来の機能を達成する前に蓄圧器本体
内を減圧させることになるので，原子炉系外へ放出を適
切な時期に行うように要求されている。
【０００７】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり，その目的とする処は，蓄圧器本体内の減圧を適
切な時期に行うことができて 蓄圧ガスの原子炉系への
流入を防止できる蓄圧器を提供しようとする点にある。
であり，その目的とする処は，蓄圧器本体内の減圧を適
切な時期に行うことができて 蓄圧ガスの原子炉系への
流入を防止できる蓄圧器を提供しようとする点にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに，本発明は，原子炉系の圧力が減少したときに，蓄
圧器本体内の蓄圧ガスにより蓄圧水を蓄圧水出口ライン
から原子炉系へ注水して，炉心を冷却する蓄圧器におい
て，蓄圧ガスを導入する頂部入口と，蓄圧器本体内の蓄
圧水を接線方向に入れ渦流を形成して抵抗を大きくする
ことにより放出水量を少なくする下部入口と，原子炉系
以外のガス放出ラインに接続したガス出口とを具えた減
圧用渦巻ダンパーを蓄圧器本体内に設置している。
めに，本発明は，原子炉系の圧力が減少したときに，蓄
圧器本体内の蓄圧ガスにより蓄圧水を蓄圧水出口ライン
から原子炉系へ注水して，炉心を冷却する蓄圧器におい
て，蓄圧ガスを導入する頂部入口と，蓄圧器本体内の蓄
圧水を接線方向に入れ渦流を形成して抵抗を大きくする
ことにより放出水量を少なくする下部入口と，原子炉系
以外のガス放出ラインに接続したガス出口とを具えた減
圧用渦巻ダンパーを蓄圧器本体内に設置している。
【０００９】
【作用】本発明の蓄圧器は前記のように構成されてお
り，原子炉系に事故が発生して，原子炉系の圧力が低下
したときに，蓄圧ガスにより加圧している蓄圧器本体内
の蓄圧水を蓄圧水出口ライン→逆止弁→原子炉系へ注水
して，炉心を冷却する一方，蓄圧器本体内の蓄圧水を減
圧用渦巻ダンパーの下部入口から減圧用渦巻ダンパー本
体内へ接線方向に入れて，渦流を形成し，抵抗を大きく
して，蓄圧器本体内→減圧用渦巻ダンパー内→ガス放出
ラインへの放出水量を少なくする。そして蓄圧水の水位
が減圧用渦巻ダンパーの下部入口以下になったときに，
蓄圧ガスを頂部入口及び下部入口→減圧用渦巻ダンパー
内→ガス出口→ガス放出ラインを経て原子炉系外へ放出
する。
り，原子炉系に事故が発生して，原子炉系の圧力が低下
したときに，蓄圧ガスにより加圧している蓄圧器本体内
の蓄圧水を蓄圧水出口ライン→逆止弁→原子炉系へ注水
して，炉心を冷却する一方，蓄圧器本体内の蓄圧水を減
圧用渦巻ダンパーの下部入口から減圧用渦巻ダンパー本
体内へ接線方向に入れて，渦流を形成し，抵抗を大きく
して，蓄圧器本体内→減圧用渦巻ダンパー内→ガス放出
ラインへの放出水量を少なくする。そして蓄圧水の水位
が減圧用渦巻ダンパーの下部入口以下になったときに，
蓄圧ガスを頂部入口及び下部入口→減圧用渦巻ダンパー
内→ガス出口→ガス放出ラインを経て原子炉系外へ放出
する。
【００１０】
【実施例】次に本発明の蓄圧器を図１乃至図５に示す一
実施例により説明すると，１が蓄圧器本体，２が原子炉
系（図示せず）へ延びた蓄圧水出口ライン，３が同蓄圧
水出口ライン２の途中に設けた逆止弁，４がガス注入ラ
イン，５が同ガス注入ライン４の途中に設けたガス注入
弁，６が蓄圧水注入ライン，７が同蓄圧水注入ライン６
の途中に設けた蓄圧水注入弁，８が蓄圧器本体１内の蓄
圧ガス（加圧ガスで，例えば窒素ガズ），９が蓄圧器本
体１内の蓄圧水である。
実施例により説明すると，１が蓄圧器本体，２が原子炉
系（図示せず）へ延びた蓄圧水出口ライン，３が同蓄圧
水出口ライン２の途中に設けた逆止弁，４がガス注入ラ
イン，５が同ガス注入ライン４の途中に設けたガス注入
弁，６が蓄圧水注入ライン，７が同蓄圧水注入ライン６
の途中に設けた蓄圧水注入弁，８が蓄圧器本体１内の蓄
圧ガス（加圧ガスで，例えば窒素ガズ），９が蓄圧器本
体１内の蓄圧水である。
【００１１】１１が本発明で最も特徴とする減圧用渦巻
ダンパーで，同減圧用渦巻ダンパー１１が蓄圧器本体１
内に設置されている。そして同減圧用渦巻ダンパー１１
は，減圧用渦巻ダンパー本体１１ａと，頂部入口１１ｂ
と，下部入口１１ｃと，ガス出口１１ｄとにより構成さ
れている。１２が上記減圧用渦巻ダンパー１１のガス出
口１１ｄに接続したガス放出ラインで，同ガス放出ライ
ン１２の途中に設けた並列枝路には，ガス放出弁１３が
介装されている。
ダンパーで，同減圧用渦巻ダンパー１１が蓄圧器本体１
内に設置されている。そして同減圧用渦巻ダンパー１１
は，減圧用渦巻ダンパー本体１１ａと，頂部入口１１ｂ
と，下部入口１１ｃと，ガス出口１１ｄとにより構成さ
れている。１２が上記減圧用渦巻ダンパー１１のガス出
口１１ｄに接続したガス放出ラインで，同ガス放出ライ
ン１２の途中に設けた並列枝路には，ガス放出弁１３が
介装されている。
【００１２】次に前記図１乃至図５に示す蓄圧器の作用
を具体的に説明する。蓄圧器本体１内に蓄圧ガス８と蓄
圧水９とが蓄えられている。この蓄圧器本体１内の圧力
と原子炉系の圧力とを比較すると，原子炉系の方が高く
て，互いの間が逆止弁により遮断されている。この状態
で，原子炉系に事故が発生して，原子炉系の圧力が低下
すると，蓄圧ガス８により加圧されている蓄圧器本体１
内の蓄圧水９が蓄圧水出口ライン２→逆止弁→原子炉系
へ注水されて，炉心が冷却される。
を具体的に説明する。蓄圧器本体１内に蓄圧ガス８と蓄
圧水９とが蓄えられている。この蓄圧器本体１内の圧力
と原子炉系の圧力とを比較すると，原子炉系の方が高く
て，互いの間が逆止弁により遮断されている。この状態
で，原子炉系に事故が発生して，原子炉系の圧力が低下
すると，蓄圧ガス８により加圧されている蓄圧器本体１
内の蓄圧水９が蓄圧水出口ライン２→逆止弁→原子炉系
へ注水されて，炉心が冷却される。
【００１３】このとき，蓄圧器本体１内の蓄圧水９が図
４に実線矢印で示すように減圧用渦巻ダンパー１１の下
部入口１１ｃから減圧用渦巻ダンパー本体１１ａ内へ接
線方向に入って，渦流が形成され，抵抗が大きくなっ
て，蓄圧器本体１内から減圧用渦巻ダンパー１１内を経
てガス放出ライン１２へ放出される水量を少なくする。
この水は，無効水であり，出来るだけ少ないように設計
される。
４に実線矢印で示すように減圧用渦巻ダンパー１１の下
部入口１１ｃから減圧用渦巻ダンパー本体１１ａ内へ接
線方向に入って，渦流が形成され，抵抗が大きくなっ
て，蓄圧器本体１内から減圧用渦巻ダンパー１１内を経
てガス放出ライン１２へ放出される水量を少なくする。
この水は，無効水であり，出来るだけ少ないように設計
される。
【００１４】上記蓄圧器本体１内の蓄圧ガス８は，蓄圧
水９の注水が進むとともに膨張して，その機能を終え，
図５に示すように減圧用渦巻ダンパー１１の下部入口１
１ｃが蓄圧水９の水位から上に出るが，この状態になる
と，蓄圧ガス８が頂部入口１１ｂと下部入口１１ｃとか
ら減圧用渦巻ダンパー本体１１ａ内へ入り，互いが合流
して，ガス出口１１ｄ→ガス放出ライン１２から原子炉
系外へ放出される。
水９の注水が進むとともに膨張して，その機能を終え，
図５に示すように減圧用渦巻ダンパー１１の下部入口１
１ｃが蓄圧水９の水位から上に出るが，この状態になる
と，蓄圧ガス８が頂部入口１１ｂと下部入口１１ｃとか
ら減圧用渦巻ダンパー本体１１ａ内へ入り，互いが合流
して，ガス出口１１ｄ→ガス放出ライン１２から原子炉
系外へ放出される。
【００１５】なお上記図１に示す実施例の場合，蓄圧水
９の水位が減圧用渦巻ダンパー１１の下部入口１１ｃに
到達した時点で，蓄圧水９の炉心注入特性が変化する。
それに対して図７に示す実施例では，出口渦巻ダンパー
１０が蓄圧器本体１内の下部に設置されており，蓄圧水
９の水位が出口渦巻ダンパー１０の下部入口１０ｃに到
達した時点，及び減圧用渦巻ダンパー１１の下部入口１
１ｃに到達した時点で，蓄圧水９の炉心注入特性が変化
する。
９の水位が減圧用渦巻ダンパー１１の下部入口１１ｃに
到達した時点で，蓄圧水９の炉心注入特性が変化する。
それに対して図７に示す実施例では，出口渦巻ダンパー
１０が蓄圧器本体１内の下部に設置されており，蓄圧水
９の水位が出口渦巻ダンパー１０の下部入口１０ｃに到
達した時点，及び減圧用渦巻ダンパー１１の下部入口１
１ｃに到達した時点で，蓄圧水９の炉心注入特性が変化
する。
【００１６】また誤操作や機器の故障により，ガス放出
弁１３が開放したときでも，図４のように渦流が生じ，
抵抗が大きくて，減圧用渦巻ダンパー１１からガス放出
ライン１２への放出水量が少ないので，プラントを止め
ることなく，放出水量分を補給しながら，故障確認，閉
弁を行うことが可能になって，プラントの稼働率が向上
する。
弁１３が開放したときでも，図４のように渦流が生じ，
抵抗が大きくて，減圧用渦巻ダンパー１１からガス放出
ライン１２への放出水量が少ないので，プラントを止め
ることなく，放出水量分を補給しながら，故障確認，閉
弁を行うことが可能になって，プラントの稼働率が向上
する。
【００１７】
【発明の効果】本発明の蓄圧器は前記のように原子炉系
に事故が発生して，原子炉系の圧力が低下したときに，
蓄圧ガスにより加圧している蓄圧器本体内の蓄圧水を蓄
圧水出口ライン→逆止弁→原子炉系へ注水して，炉心を
冷却する一方，蓄圧器本体内の蓄圧水を減圧用渦巻ダン
パーの下部入口から減圧用渦巻ダンパー本体内へ接線方
向に入れて，渦流を形成し，抵抗を大きくして，蓄圧器
本体内→減圧用渦巻ダンパー内→ガス放出ラインへの放
出水量を少なくする。そして蓄圧水の水位が減圧用渦巻
ダンパーの下部入口以下になったときに，蓄圧ガスを頂
部入口及び下部入口→減圧用渦巻ダンパー内→ガス出口
→ガス放出ラインを経て原子炉系外へ放出するので，蓄
圧器本体内の減圧を適切な時期に行うことができて 蓄
圧ガスの原子炉系への流入を防止できる。
に事故が発生して，原子炉系の圧力が低下したときに，
蓄圧ガスにより加圧している蓄圧器本体内の蓄圧水を蓄
圧水出口ライン→逆止弁→原子炉系へ注水して，炉心を
冷却する一方，蓄圧器本体内の蓄圧水を減圧用渦巻ダン
パーの下部入口から減圧用渦巻ダンパー本体内へ接線方
向に入れて，渦流を形成し，抵抗を大きくして，蓄圧器
本体内→減圧用渦巻ダンパー内→ガス放出ラインへの放
出水量を少なくする。そして蓄圧水の水位が減圧用渦巻
ダンパーの下部入口以下になったときに，蓄圧ガスを頂
部入口及び下部入口→減圧用渦巻ダンパー内→ガス出口
→ガス放出ラインを経て原子炉系外へ放出するので，蓄
圧器本体内の減圧を適切な時期に行うことができて 蓄
圧ガスの原子炉系への流入を防止できる。
【図１】本発明に係わる蓄圧器の一実施例を示す縦断側
面図である。
面図である。
【図２】減圧用渦巻ダンパーを示す側面図である。
【図３】減圧用渦巻ダンパーを示す正面図である。
【図４】減圧用渦巻ダンパーの蓄圧水流入時の作用を示
す正面図である。
す正面図である。
【図５】減圧用渦巻ダンパーの蓄圧ガス流入時の作用を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図６】同蓄圧器の他の実施例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図７】従来の蓄圧器の一例を示す縦断側面図である。
【図８】従来の蓄圧器の他の例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図９】同蓄圧器の出口渦巻ダンパーを示す斜視図であ
る。
る。
１ 蓄圧器本体 ２ 蓄圧水出口ライン ４ ガス注入ライン ８ 蓄圧ガス ９ 蓄圧水 １１ 減圧用渦巻ダンパー １１ａ 減圧用渦巻ダンパー本体 １１ｂ 頂部入口 １１ｃ 下部入口 １１ｄ ガス出口
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G21C 15/18 GDP G21D 1/00
Claims (1)
- 【請求項１】 原子炉系の圧力が減少したときに，蓄圧
器本体内の蓄圧ガスにより蓄圧水を蓄圧水出口ラインか
ら原子炉系へ注水して，炉心を冷却する蓄圧器におい
て，蓄圧ガスを導入する頂部入口と，蓄圧器本体内の蓄
圧水を接線方向に入れ渦流を形成して抵抗を大きくする
ことにより放出水量を少なくする下部入口と，原子炉系
以外のガス放出ラインに接続したガス出口とを具えた減
圧用渦巻ダンパーを蓄圧器本体内に設置したことを特徴
とする蓄圧器。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3097272A JP2909247B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 蓄圧器 |
| EP92303740A EP0511016B1 (en) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Emergency coolant accumulator for nuclear reactor |
| DE69204524T DE69204524T2 (de) | 1991-04-26 | 1992-04-24 | Notkühlungsspeicher für Kernreaktor. |
| CN92103986A CN1031609C (zh) | 1991-04-26 | 1992-04-25 | 反应堆应急冷却液蓄液器 |
| US07/965,951 US5309488A (en) | 1991-04-26 | 1992-10-26 | Emergency reactor coolant accumulator |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3097272A JP2909247B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 蓄圧器 |
| US07/965,951 US5309488A (en) | 1991-04-26 | 1992-10-26 | Emergency reactor coolant accumulator |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04328494A JPH04328494A (ja) | 1992-11-17 |
| JP2909247B2 true JP2909247B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=26438454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3097272A Expired - Lifetime JP2909247B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 蓄圧器 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5309488A (ja) |
| EP (1) | EP0511016B1 (ja) |
| JP (1) | JP2909247B2 (ja) |
| CN (1) | CN1031609C (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017519161A (ja) * | 2014-05-05 | 2017-07-13 | アスヴァッド イント， エス．エル．Ａｓｖａｄ Ｉｎｔ， Ｓ．Ｌ． | 原子炉内の加圧コンテナのための受動的減圧システム |
Families Citing this family (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5434201A (en) * | 1994-07-29 | 1995-07-18 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Process for production of starch based hot melt adhesives |
| US5519743A (en) * | 1994-09-02 | 1996-05-21 | Westinghouse Electric Corporation | Primary coolant system of a nuclear power plant for providing coolant to a primary loop |
| DE19653526C1 (de) * | 1996-12-20 | 1998-06-10 | Siemens Ag | Druckhalter mit Sprühvorrichtung |
| KR100556288B1 (ko) * | 2003-07-16 | 2006-03-03 | 한국원자력연구소 | 피동형 유량조절기구용 기체 누출 방지장치를 구비한차세대 안전주입탱크 |
| DE102005013791B3 (de) * | 2005-03-24 | 2006-06-08 | Zweckverband Landeswasserversorgung | Vorrichtung zur Druckstosssicherung in einem Rohrleitungssystem |
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