JP2909050B1 - 油煙除去装置 - Google Patents
油煙除去装置Info
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- JP2909050B1 JP2909050B1 JP1764098A JP1764098A JP2909050B1 JP 2909050 B1 JP2909050 B1 JP 2909050B1 JP 1764098 A JP1764098 A JP 1764098A JP 1764098 A JP1764098 A JP 1764098A JP 2909050 B1 JP2909050 B1 JP 2909050B1
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- smoke
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Abstract
【要約】
【課題】 食品油揚げ装置の油揚げ作業中や工作機械の
切削中に発生する油煙を簡易かつコンパクトな構成によ
って効率的に行う。 【解決手段】 油煙誘導パイプ2を有する油煙回収タン
ク3内の油煙を送風機4で油煙除去水槽6に送り込み、
油煙除去水槽6内に設けた水膜形成回転翼7による水膜
7′とこの水膜7′による飛沫に衝突せしめて貯留水
6′中に吸収除去し、必要に応じてこれを還流パイプ8
で再度油煙回収タンク3に還流させて反覆除去作用を行
うようにする。
切削中に発生する油煙を簡易かつコンパクトな構成によ
って効率的に行う。 【解決手段】 油煙誘導パイプ2を有する油煙回収タン
ク3内の油煙を送風機4で油煙除去水槽6に送り込み、
油煙除去水槽6内に設けた水膜形成回転翼7による水膜
7′とこの水膜7′による飛沫に衝突せしめて貯留水
6′中に吸収除去し、必要に応じてこれを還流パイプ8
で再度油煙回収タンク3に還流させて反覆除去作用を行
うようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品油揚げ装置で油
揚げ作業中に発生する油煙や工作機械の切削中の添加す
る油で発生する油煙を除去する装置に関する。
揚げ作業中に発生する油煙や工作機械の切削中の添加す
る油で発生する油煙を除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】さつま揚げ、その他の食品油揚げ装置の
油揚げ作業や工作機械の切削中に発生する油煙を除去す
る手段としては、食品油揚げ作業室や工作機械の作業室
の排気口又はその排気パイプにフィルターを取付けて除
去しているのが現状である。
油揚げ作業や工作機械の切削中に発生する油煙を除去す
る手段としては、食品油揚げ作業室や工作機械の作業室
の排気口又はその排気パイプにフィルターを取付けて除
去しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記フィ
ルターによる除去方式は、その清掃又は交換を作業終了
後頻繁に行わなければならず、その作業に多大の労力を
要すると共に交換するフィルターの消耗も烈しい等の問
題点がある。これらの現状に鑑み、本発明は発生する油
煙の除去作用を作業中でも容易に行うことができる構成
が簡易かつコンパクトな油煙除去装置を提供することを
目的とするものである。
ルターによる除去方式は、その清掃又は交換を作業終了
後頻繁に行わなければならず、その作業に多大の労力を
要すると共に交換するフィルターの消耗も烈しい等の問
題点がある。これらの現状に鑑み、本発明は発生する油
煙の除去作用を作業中でも容易に行うことができる構成
が簡易かつコンパクトな油煙除去装置を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために油煙誘導パイプを有しかつ送風機を設けた油
煙回収タンクを貯留水を有する油煙除去水槽に連結し、
該油煙除去水槽内には水膜形成回収翼を設けて油煙を形
成された水膜と飛沫に衝突せしめて吸収除去し、油煙回
収タンクと油煙徐去水槽の気相部とを還流パイプで連結
し油煙を反覆除去することにより一層効率を向上でき
る。また、水膜形成回収翼を複数設置することができ、
この場合この回転方向は同一方向でも反対方向でも何れ
でもよく、油煙が吸収された貯留水は適宜油煙除去水槽
の排水孔から排水して新たな貯留水を補充するものであ
る。
するために油煙誘導パイプを有しかつ送風機を設けた油
煙回収タンクを貯留水を有する油煙除去水槽に連結し、
該油煙除去水槽内には水膜形成回収翼を設けて油煙を形
成された水膜と飛沫に衝突せしめて吸収除去し、油煙回
収タンクと油煙徐去水槽の気相部とを還流パイプで連結
し油煙を反覆除去することにより一層効率を向上でき
る。また、水膜形成回収翼を複数設置することができ、
この場合この回転方向は同一方向でも反対方向でも何れ
でもよく、油煙が吸収された貯留水は適宜油煙除去水槽
の排水孔から排水して新たな貯留水を補充するものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面の実施
例について説明すると、先端を長大なフライヤー1の上
部に開口した油煙誘導パイプ2の基端は適宜大きさの油
煙回収タンク3の上部に連通されると共に該油煙回収タ
ンク3に設けられた送風機4を有する送風パイプ5は貯
留水6′を有する油煙除去水槽6の一側上部の気相部
6″に連結されている。
例について説明すると、先端を長大なフライヤー1の上
部に開口した油煙誘導パイプ2の基端は適宜大きさの油
煙回収タンク3の上部に連通されると共に該油煙回収タ
ンク3に設けられた送風機4を有する送風パイプ5は貯
留水6′を有する油煙除去水槽6の一側上部の気相部
6″に連結されている。
【0006】しかして前記油煙除去水槽内には貯留水
6′を掻き上げて気相部6″に水膜7′を形成する水膜
形成回転翼7が一乃至複数設置され、更に油煙除去水槽
6の他端の気相部6″と油煙回収タンク3の上部とは還
流パイプ8で連結されていると共に油煙除去水槽6には
貯留水の排水栓9と注水栓10とが設けられている。し
かして通常は送風機4による送風量が毎分5m3程度の
とき水膜の厚さ5〜10mmになるように水膜形成回転
翼7の周速度を選定し、また水膜形成回転翼7は油煙除
去水槽の大きさに応じて複数個設置するのが好適であ
る。
6′を掻き上げて気相部6″に水膜7′を形成する水膜
形成回転翼7が一乃至複数設置され、更に油煙除去水槽
6の他端の気相部6″と油煙回収タンク3の上部とは還
流パイプ8で連結されていると共に油煙除去水槽6には
貯留水の排水栓9と注水栓10とが設けられている。し
かして通常は送風機4による送風量が毎分5m3程度の
とき水膜の厚さ5〜10mmになるように水膜形成回転
翼7の周速度を選定し、また水膜形成回転翼7は油煙除
去水槽の大きさに応じて複数個設置するのが好適であ
る。
【0007】本発明の実施例は上記のように構成されて
いるので、フライヤー1から発生する油煙は、油煙誘導
パイプ2を介して油煙回収タンク3内に送り込まれ、更
に送風機4によって送風パイプ5で油煙除去水槽6の気
相部6″に送り込まれたあと、水膜形成回転翼7が形成
する水膜7′とその上天井部に衝接して飛散する飛沫中
に衝突して吸収除去され、次いで必要に応じて更に還流
パイプ8で再び油煙回収タンク3に還流されて再度除去
作用を反復し油煙を一層確実に吸収除去するものであ
る。なお油煙を吸収除去した貯留水は随時必要に応じて
排水栓9から排水し新たな貯留水を注水栓10から適宜
補給することができる。
いるので、フライヤー1から発生する油煙は、油煙誘導
パイプ2を介して油煙回収タンク3内に送り込まれ、更
に送風機4によって送風パイプ5で油煙除去水槽6の気
相部6″に送り込まれたあと、水膜形成回転翼7が形成
する水膜7′とその上天井部に衝接して飛散する飛沫中
に衝突して吸収除去され、次いで必要に応じて更に還流
パイプ8で再び油煙回収タンク3に還流されて再度除去
作用を反復し油煙を一層確実に吸収除去するものであ
る。なお油煙を吸収除去した貯留水は随時必要に応じて
排水栓9から排水し新たな貯留水を注水栓10から適宜
補給することができる。
【0008】
【発明の効果】本発明はフライヤー等から発生する油煙
を誘導した油煙回収タンク内の油煙を油煙除去水槽内に
設置された水膜形成回転翼による水膜とその天井部に衝
突した飛沫の双方によって吸収除去せしめるようにした
ので、発生する油煙を水膜とその飛沫によって貯留水中
に簡易かつ能率よく吸収除去することができ、しかも貯
留水の交換はその注排水によって作業中でも行うことが
できると共にその操作も労力を要することがなく容易に
でき、この種油煙の除去作用を簡易かつコンパクトな装
置で確実に行うことができ環境衛生の改善に寄与するこ
とができる。
を誘導した油煙回収タンク内の油煙を油煙除去水槽内に
設置された水膜形成回転翼による水膜とその天井部に衝
突した飛沫の双方によって吸収除去せしめるようにした
ので、発生する油煙を水膜とその飛沫によって貯留水中
に簡易かつ能率よく吸収除去することができ、しかも貯
留水の交換はその注排水によって作業中でも行うことが
できると共にその操作も労力を要することがなく容易に
でき、この種油煙の除去作用を簡易かつコンパクトな装
置で確実に行うことができ環境衛生の改善に寄与するこ
とができる。
【0009】さらに、本発明においては、油煙除去水槽
内において前記のようにして油煙を除去されたものを再
び還流パイプで油煙回収タンク内に還流させて反覆除去
作用を行うことにより、一層油煙除去を効率よく確実に
行うことができるものである。また、水膜形成回収翼の
設置個数を増加することによっても一層油煙除去を効率
よく確実に行うことができるものである。
内において前記のようにして油煙を除去されたものを再
び還流パイプで油煙回収タンク内に還流させて反覆除去
作用を行うことにより、一層油煙除去を効率よく確実に
行うことができるものである。また、水膜形成回収翼の
設置個数を増加することによっても一層油煙除去を効率
よく確実に行うことができるものである。
【図1】本発明の断面図。
2 油煙誘導パイプ 3 油煙回収タンク 4 送風機 5 送風パイプ 6 油煙除去水槽 6′ 貯留水 6″ 気相部 7 水膜形成回転翼 7′ 水膜 8 還流パイプ 9 排水栓 10 注水栓
Claims (2)
- 【請求項1】 油煙誘導パイプを有しかつ送風機を設け
た油煙回収タンクを貯留水を有する油煙除去水槽に連結
し、該油煙除去水槽内には水膜形成回収翼を設けて油煙
を形成された水膜と飛沫に衝突せしめて吸収除去し、油
煙回収タンクと油煙徐去水槽の気相部とを還流パイプで
連結し油煙を反覆除去することを特倣とする油煙徐去装
置。 - 【請求項2】 油煙除去水槽内に水膜形成回収翼を複数
設けことを特倣とする請求項1に記載の油煙徐去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1764098A JP2909050B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 油煙除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1764098A JP2909050B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 油煙除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2909050B1 true JP2909050B1 (ja) | 1999-06-23 |
JPH11197430A JPH11197430A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11949471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1764098A Expired - Lifetime JP2909050B1 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 油煙除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2909050B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102229357B1 (ko) * | 2020-02-13 | 2021-03-17 | 전종문 | 페인트부스 공기정화장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101291999B1 (ko) * | 2010-09-24 | 2013-08-01 | 김종인 | 대기오염 물질 제거장치 |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP1764098A patent/JP2909050B1/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102229357B1 (ko) * | 2020-02-13 | 2021-03-17 | 전종문 | 페인트부스 공기정화장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11197430A (ja) | 1999-07-27 |
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