JPH0639772Y2 - 溜水式集塵装置 - Google Patents

溜水式集塵装置

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JPH0639772Y2
JPH0639772Y2 JP553991U JP553991U JPH0639772Y2 JP H0639772 Y2 JPH0639772 Y2 JP H0639772Y2 JP 553991 U JP553991 U JP 553991U JP 553991 U JP553991 U JP 553991U JP H0639772 Y2 JPH0639772 Y2 JP H0639772Y2
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JP
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pipe
water
dust
air
guide
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JP553991U
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JPH0498419U (ja
Inventor
勝 山口
Original Assignee
有限会社アサヒエンジニアリング
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  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、含塵ガス例えば親水性
粉塵やペイントミストを含んだ空気または蒸気中の粉塵
を除去する溜水式集塵機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本考案者は、実公平1−43141号公
報に示されるように溜水式集塵機を考案したが、その構
成は、溜水槽内に含塵ガスの流れ方向と噴出方向が交わ
るよう空気噴出孔を列設したパイプを配置し、該パイプ
の両側面上方にガイドをその上端がほぼ溜水の水面すれ
すれになるように設け、該ガイドの上方に含塵ガスと溜
水より出る水滴とを導するガイドを設けてなるものであ
った。つまり、空気噴出孔より飛散し含塵ガス中の塵埃
等を捕集した水滴は、溜水内に還流するよう構成されて
いるので、捕集された粉塵が溜水槽内に配されたパイプ
の空気噴出孔を詰まらせ、集塵効率を低下させる原因と
なっていた。
【0003】従って、前記パイプが目詰まりを起こした
場合には、速やかに同パイプの清掃をせねばならなかっ
たが、その場合別個排水槽を用意しておき、同パイプ端
の栓を外しパイプの空気噴出孔からパイプ内部へと溜水
を流入させることにより目詰まりを解消させ、詰まって
いた粉塵等を含んだ水を、用意した排水槽に受けること
によりパイプの清掃を行っていた。そのため、溜水の水
位が下がり、集塵作業を再開するには前記排水槽内の水
をポンプを使って溜水内に戻すか又は新たに水を補給す
る必要があった。また排水槽の水を再使用しない場合は
別途廃水処理を施さねばならず大変煩わしいものであ
り、何れにしても他の設備が必要で経済的にかつ時間的
にも問題が多かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の問題点
に鑑みてなされたものであり、その課題は空気噴出孔が
目詰まりした場合、或いは目詰まりを未然に防ごうとす
る場合に、他に設備を用意することなく簡単にかつ清潔
にパイプの清掃ができるだけでなく、速やかに集塵作業
が再開できるよう改良した溜水式集塵装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本考案の要旨は、 1)装置本体下部を溜水槽とし、同溜水槽上方の装置本
体内部空間に、溜水面上で最狭となりその後曲折するガ
ス流路を形成するとともに、同最狭流路部の水面下に長
手方向に沿った複数の上向きの空気噴出孔を設けたパイ
プを配し、同パイプにはバルブを介して溜水面上で開口
した垂直なパイプ部を設けたことを特徴とする溜水式集
塵装置 2)空気噴出孔を設けたパイプの上部に、噴出する空気
を誘導するガイドを、その上端が水面近くまで来るよう
設けた請求項1記載の溜水式集塵装置にある。
【0006】
【作用】集塵作業をする場合は、バルブを閉じて空気送
入口より空気を圧入すると空気噴出孔より気泡が発生
し、その気泡は水面上に盛り上がり水の膜を形成する。
含塵ガスが必ずその水の膜を通過するように、ガイドを
使ってガス流路が水面上に狭く確保してあるので、含塵
ガスが水の膜を通過する際、ガス中の粉塵等は水滴によ
り捕集され、その後ガスが水滴を伴って流路を流れる間
に粉塵等は更に水滴によって捕集される。粉塵等を捕集
した水滴は曲折した流路を流れる間に遠心力により分離
され溜水槽内に還流する。
【0007】パイプが目詰まりした場合は、バルブを開
放して空気送入口より空気を送入すると、パイプ内部を
通り溜水槽上の開口部へと向かう気流が生ずる。そうす
るとパイプ壁の空気噴出孔においては、パイプ外部の溜
水がパイプの内部へと勢いよく流れ込み、その流れ込ん
だ水は空気噴出孔に詰まっていた粉塵等と共に溜水槽上
の開口部より流出し、同パイプの清掃をすると同時に溜
水槽の水位を保持する作用をする。もちろん前記バルブ
を閉じることにより集塵作業がすぐに再開できる。
【0008】
【実施例】実施例については、図面に基づいて説明す
る。第1実施例(図1,図2参照)本実施例では、吸気
口10と排気口11とを備えた装置本体4下部を溜水槽
1とし、同溜水槽上方の装置本体内部空間には、同溜水
面上でガス流路が最狭となるようガイド12を配し、同
ガイド12と水面との間隔によって通過するガスの流速
を決定できるので、含塵ガス17中の粉塵等の量に合わ
せてガイド12の位置または溜水槽1の水位を調節すれ
ばよい。同ガイド12下の水面下に配したパイプ2には
複数の空気噴出孔5を設け、噴出する空気によって水の
膜20を形成し、排気ファン15により吸込まれた含塵
ガス17が必ずその水の膜20を通過するよう構成して
ある。水の膜20を通過したガスはガイド13によって
形成された曲折流路を通り、排気口11より排気され
る。塵埃等は、水の膜20を通過する際にまた前記曲折
流路を流れる間に水滴により捕集される。塵埃等を捕集
した含塵水滴22は曲折流路を流れる間に遠心分離され
溜水槽1へ還流する。また空気噴出パイプ2には、溜水
槽1内で分岐して上方に向かって立上がる垂直なパイプ
部6を設け、同立上りパイプ部6は、バルブ3を介して
溜水面上に開口してある。7はパイプ開口部を示す。本
実施例の如く構成すれば、集塵とパイプ清掃の作業の切
換えが溜水槽外にあるバルブ操作だけで行えるので大変
清潔かつ簡単である。
【0009】第2実施例(図3参照)本実施例は、第1
実施例における立上りパイプ部の接続方法を変更した例
を示すもので、空気噴出パイプ2を分岐するのではなく
屈曲させることによって立上りパイプ部8を形成してい
る。21はパイプ固定具である。
【0010】第3実施例(図4参照)本実施例では、空
気噴出用パイプ2の上部に噴出空気ガイド14がその上
端が水面近くまで来るよう設けられており、発生する気
泡が乱れないようにしてある。これにより含塵ガス17
の流れに水の膜20がなびかず常に一定の効率で集塵を
行うことができる。さらに本実施例では、粉塵等を捕集
した後の含塵水滴22は誘導板18を伝って浮遊分離槽
19へ送られ、そこで粉塵等は浮上するか又は沈澱する
かして分離されるので常に溜水を清浄に保つことがで
き、高い集塵率を長期維持できる。また浮遊分離槽19
を設置しておけば、集塵作業中でも浮遊粉塵25や沈澱
した粉塵26を回収できるので簡単に廃塵処理ができ大
変便利である。また、浮遊分離槽19は装置本体4の溜
水槽1と接続されているので、溜水槽1の水位が変化す
ることはない。
【0011】尚、本実施例で示した噴出空気ガイド14
は1枚の垂直なものとしたが垂直でなくともよく、また
このガイドは水中で発生した気泡や水を水上に飛散さ
せ、水面を盛り上げるエネルギーに変換するためのもの
であるから、図5の23,図6の24に示すように2枚
組み合わせれば更に効果的である。
【0012】上記実施例では手動のバルブを用いてもよ
いが、電動や油圧等を利用して遠隔操作ができるように
しておけば一層使い易いものとなる。またパイプ清掃中
の水を溜水槽へ戻す前にろ過器を通すようにしておけ
ば、目詰まりの原因となる粉塵等を簡単に分離できパイ
プの目詰まりを解消しながら溜水槽の清掃もでき目詰ま
りを予防することにもなる。
【0013】
【考案の効果】本考案は上記の如く構成されているの
で、空気噴出用パイプの清掃が、他の設備も必要なく経
済的にかつ簡単に清潔に行えるので、パイプが目詰まり
した場合に限らず定期的にこれを行えばパイプの目詰ま
りを未然に防ぐことができ、長期間高い集塵率を維持す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるパイプ清掃作業を示す一部
切欠説明図である。
【図2】第1実施例における集塵作業を示す垂直断面説
明図である。
【図3】第2実施例を示す要部説明図である。
【図4】第3実施例を示す要部説明図である。
【図5】噴出空気ガイドの実施例を示す要部断面図であ
る。
【図6】噴出空気ガイドの実施例を示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 溜水槽 2 空気噴出パイプ 3 バルブ 4 装置本体 5 空気噴出孔 6 立上りパイプ部 7 パイプ開口部 8 立上りパイプ部 10 吸気口 11 排気口 12 ガイド 13 ガイド 14 噴出空気ガイド 15 排気ファン 17 含塵ガス 18 誘導板 19 浮遊分離槽 20 水の膜 21 パイプ固定具 22 含塵水滴 23 噴出空気ガイド 24 噴出空気ガイド 25 浮遊粉塵 26 沈澱した粉塵

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体下部を溜水槽とし、同溜水槽上
    方の装置本体内部空間に、溜水面上で最狭となりその後
    曲折するガス流路を形成するとともに、同最狭流路部の
    水面下に長手方向に沿った複数の上向きの空気噴出孔を
    設けたパイプを配し、同パイプにはバルブを介して溜水
    面上で開口した垂直なパイプ部を設けたことを特徴とす
    る溜水式集塵装置。
  2. 【請求項2】 空気噴出孔を設けたパイプの上部に、噴
    出する空気を誘導するガイドを、その上端が水面近くま
    で来るよう設けた請求項1記載の溜水式集塵装置。
JP553991U 1991-01-18 1991-01-18 溜水式集塵装置 Expired - Lifetime JPH0639772Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP553991U JPH0639772Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 溜水式集塵装置

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JP553991U JPH0639772Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 溜水式集塵装置

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Publication Number Publication Date
JPH0498419U JPH0498419U (ja) 1992-08-26
JPH0639772Y2 true JPH0639772Y2 (ja) 1994-10-19

Family

ID=31736156

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JP553991U Expired - Lifetime JPH0639772Y2 (ja) 1991-01-18 1991-01-18 溜水式集塵装置

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JP6421327B2 (ja) * 2014-12-16 2018-11-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気浄化装置
JP7341467B2 (ja) * 2019-10-04 2023-09-11 株式会社Azuma 集塵機及び濾過機付き集塵機

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Publication number Publication date
JPH0498419U (ja) 1992-08-26

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