JP2580374Y2 - 汚水槽におけるスカムの除去装置 - Google Patents

汚水槽におけるスカムの除去装置

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JP2580374Y2
JP2580374Y2 JP8987292U JP8987292U JP2580374Y2 JP 2580374 Y2 JP2580374 Y2 JP 2580374Y2 JP 8987292 U JP8987292 U JP 8987292U JP 8987292 U JP8987292 U JP 8987292U JP 2580374 Y2 JP2580374 Y2 JP 2580374Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、下水処理場の汚水
槽、下水送水路に設ける中継汚水槽等において発生する
スカムの除去装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種汚水槽に発生するスカムの
除去装置としては、例えば、特公平4−56680号が
ある。この発明では、汚水槽中に水没させてドラフトチ
ューブを設け、このドラフトチューブ内で撹拌翼を回転
させて、その結果生ずる負圧を利用して汚水表層のスカ
ムを吸引すると同時に破砕して排出除去するようにして
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、発生したスカムを破砕する装置及び破砕したスカ
ムを誘導する装置が必要であり、小型の汚水槽等では設
置しにくいとともに、装置のコストも高価となる難点が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、水中ポンプ
の動力の一部を利用することによって、発生したスカム
を除去することを特長とするものであって、その要旨と
するところは、水中ポンプを設置した汚水槽に、水中ポ
ンプの近傍に位置させてスカム吸込用のドラフトチュー
ブを設け、そのドラフトチューブの上端を、汚水槽への
汚水の流入管底水位よりも下方近傍で開口させ、その下
端を水中ポンプの吸込口近傍で開口させるとともに、一
方、水中ポンプの揚水管には、分岐管を設けてその分岐
管の先端を前記ドラフトチューブの上端部内で開口さ
せ、さらに、分岐管には、開閉弁を付設したものであ
る。
【0005】
【作用】この考案に係る装置は上述のように構成してあ
り、汚水槽の水位をドラフトチューブの上端近傍まで下
げた状態で分岐管の弁を開いて水中ポンプを運転する
と、揚水した汚水の一部が分岐管を流れてドラフトチュ
ーブに流入する。この流入する汚水によって汚水槽の上
層水がドラフトチューブに引き込まれ、この引き込まれ
る際に上層面に発生したスカムが同時にドラフトチュー
ブに引き込まれる。そして、このスカムを含む汚水は水
中ポンプの羽根によってそのスカムが破砕され槽外に排
出される。すなわち、水中ポンプの排水動力の一部を利
用してスカムを引き込んでこれを排出除去することがで
きるものである。なお、引き込まれたスカムは分岐管中
も流れるのであるが、水中ポンプの羽根によって破砕さ
れているので、分岐管が詰まることはないものである。
以下、図面に基づいてこの考案を具体的に説明する。
【0006】
【実施例】図1において、符号1は汚水槽、2は水中ポ
ンプ、3は揚水管、4はドラフトチューブで、その上端
は、汚水槽1への汚水の流入管5の管底の水位H1の近
傍下方に開口させてあり、その下端は、水中ポンプ2の
吸込口2aの近傍に開口させてある。このドラフトチュ
ーブ4内には、前述分岐管3aの先端を挿入開口させて
ある。なお、図中、符号6は、水中ポンプ装置設置用の
架台、7はドラフトチューブの設置架台である。
【0007】この考案に係る装置は、上述のように構成
してあり、汚水槽1にスカムが発生した場合、図示する
ようにその水位が汚水の流入管5の管底付近に下ったと
ころで、開閉弁3bを開くことによって、揚水の一部が
ドラフトチューブ4内に流下する。この加圧された流下
水によってドラフトチューブ4の上端開口部近傍のスカ
ムがドラフトチューブ4内に引き込まれる。そして、そ
のスカムは、水中ポンプ2に吸引され、その羽根によっ
て破砕され、汚水槽1外に排出される。
【0008】すなわち、この考案では、汚水槽1中に設
けた水中ポンプ2とその揚水の一部を利用して、汚水槽
1に発生したスカムを除去することができるものであ
り、スカムの発生による汚水の腐敗や悪臭の発生を防止
できるものである。そして、装置としてもドラフトチュ
ーブ4と分岐管3aを付加するのみで特別に破砕装置を
必要とせず安価に製作することができる。なお、大きな
汚水槽の場合には、分岐管3aでインゼクターを構成す
る他に、揚水の一部を利用して、ドラフトチューブに向
かって表面スカムを押し流すようにすればよい。
【0009】
【考案の効果】このように、この考案に係る装置は、ド
ラフトチューブと分岐管を付加するのみの簡単な装置で
従来課題となっていた汚水槽のスカムを破砕除去できる
ものであって、操作簡単で、装置としても安価であり、
実用上得られる利益は著大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るスカム除去装置の概略の縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 汚水槽 2 水中ポンプ 2a 吸込口 3 揚水管 3a 分岐管 3b 開閉弁 4 ドラフトチューブ 流入管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中ポンプ2を設置した汚水槽1に、水
    中ポンプ2の近傍に位置させてスカム吸込用のドラフト
    チューブ4を設け、そのドラフトチューブ4の上端を、
    汚水槽1への汚水の流入管5の管底水位H1よりも下方
    近傍で開口させ、その下端を水中ポンプ2の吸込口2a
    の近傍で開口させるとともに、一方、水中ポンプ2の揚
    水管3には、分岐管3aを設けてその分岐管3aの先端
    を前記ドラフトチューブ4の上端部内で開口させ、さら
    に、分岐管3aに開閉弁3bを付設してなる汚水槽にお
    けるスカムの除去装置。
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RU2592093C1 (ru) * 2015-06-30 2016-07-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ярославский государственный технический университет" (ФГБОУВО "ЯГТУ") Устройство для гидротранспортирования сыпучих материалов

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