JP2908856B2 - 除草用組成物 - Google Patents

除草用組成物

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【発明の詳細な説明】 本発明は 一般式(I) (式中、R1およびR2は同一若しくは異なって、低級アル
キル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基を表すか、又はR1およびR2はそれらが結合している窒
素原子とともに炭素数4〜6のアザシクロアルカンを表
し、 Aは次式: の基を表し、 Xは、水素原子又は、水酸基で置換されてもよい低級
アルキル若しくは、シクロアルキル基、アルコキシ基、
アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、フェ
ノキシ基、ベンジル基、α−ヒドロキシベンジル基、ハ
ロゲン、ニトロ基、アミノ基またはトリフルオロメチル
基を表し、mは0、1、2または3の数を表し、そして
nは0、1または2の数を表す。) で示されるトリアゾール系化合物とナプロアニリド、MC
PB、シメトリン、ジメタメトリン、ビフェノックスおよ
びダイムロンからなる群(以下、既知除草剤群と略
す。)より選ばれる1種又は2種以上の化合物とを混合
してなる除草剤組成物に関する。
一般式(I)で示される化合物は、本発明者らが発明
に至り、先に出願した特願昭63−53153に記載された化
合物であり、該明細書には、一般式(I)で示される化
合物がタイヌビエ等に対して優れた除草効果を示すこと
が記されている。
又既知除草剤群の化合物は、広葉雑草やカヤツリグサ
科雑草等の多年生雑草に効果を示すことが知られてい
る。
(特開昭49−35533号、西ドイツ特許第1000632号、スイ
ス特許第337019号、南アフリカ特許第6802977号、米国
特許3784635号、特公昭48−35454号公報参照) ところで、一般式(I)で示される化合物は、生育の
進んだ広葉雑草やカヤツリグサ科雑草等に対しては、そ
の除草効果が弱く、十分な効果を示すには、高薬量を必
要としなければならなかった。
一方、既知除草剤群の化合物のうち、ナプロアニリド
及びMCPBのフェノキシ系の除草剤は、ウリカワ、広葉雑
草等に効果が高いが、タイヌビエにはほとんど効果が期
待できない。次にシメトリン及びジメタメトリンのトリ
アジン系の除草剤は、広葉雑草に高い除草効果を示す
が、タイヌビエやホタルイ等の雑草には効果が小さい。
又、ビフェノックスは、雑草の発芽時における薬剤処理
でタイヌビエ、広葉雑草に高い効果を示すが、ホタル
イ、ミズガヤツリには効果が小さく、生育の進んだタイ
ヌビエには効果が不十分である。さらにダイムロンは、
ホタルイ、ミズガヤツリ等のカヤツリグサ科雑草には効
果が高いが、タイヌビエや広葉雑草には効果がほとんど
認められないなどの問題があった。
近年、水田の強害雑草であるタイヌビエや広葉雑草、
ミズガヤツリ、ホタルイ、ウリカワ等の多年生雑草の多
発が問題となっており、殺草スペクトルの狭い又は少量
の除草剤施用では、完全な雑草防除を期待できない傾向
にある。このため、同一もしくは相違なる除草剤を数回
にわたり、又は多量に使用しなければならず、労力やコ
ストの点のみならず、イネに対する薬害や土壌残留性等
の問題点が多くあげられている。
本発明者らは上記の問題点を解決すべく鋭意研究した
結果、一般式(I)で示される化合物と既知除草剤群よ
り選ばれる1種又は2種以上の化合物とを混合すると、
驚くべきことに各々単剤施用で得られていた適用範囲を
越えて、広い殺草スペクトルが得られ、しかもイネに対
する薬害を与えずに低薬量で著しい除草効果を示し、さ
らには、その効力持続性が長期に及ぶなど全く予想でき
ない相乗効果を見出し、本発明に至った。
本発明の混合剤の有効成分の1つである一般式(I)
で示される化合物は、例えば、 一般式(II) (式中、Aおよびnは前記の意味を表す。) で示される化合物に、次式III: (式中、Y、R1およびR2は前記の意味を表す。) の化合物を反応させ、必要により適当な酸化剤で酸化す
ることにより得られる。
上記反応において、目的とする化合物Iが、スルフィ
ニル化合物(n=1)またはスルフォニル化合物(n=
2)である場合、出発物質としてS部分が同様に酸化さ
れた式IIの化合物を用いてもよく、あるいは、最初にS
が未酸化の式Iの化合物を製造し、必要に応じてこれを
酸化しても良い。酸化または未酸化の化合物IIを化合物
IIIと反応させる工程は、化合物IIに対して1等量以
上、好ましくは1〜2等量の脱酸剤の存在下、適当な溶
媒中1〜2等量、好ましくは1〜1.2等量の化合物IIIを
反応させる。反応温度は0〜100℃、好ましくは20〜70
℃が適当である。ここで、脱酸剤としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、
水素化ナトリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ピ
リジン等の有機塩基、または溶媒としてベンゼル、トル
エン、キシレン等の炭化水素系、メチレンクロライド、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素系、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
系、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系、その
他酢酸エチルエステル、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、ピリジン、ジメチルスルホキサイド、水等の
溶媒、あるいはこれらの適当な混合溶媒をあげることが
できる。
また、酸化工程は、例えば適当な溶媒中、酸化剤で酸
化することによって行える。
ここで使用される酸化剤としては、過酸化水素、過マ
ンガン酸カリウム、クロム酸等の無機酸化剤、過酢酸、
m−クロル過安息香酸等の有機酸化剤を挙げることがで
き、その際使用する溶媒としては、塩化メチレン、クロ
ロホルム、アセトン、酢酸、水等あるいはこれらの混合
溶媒をあげることができる。反応温度は0〜50℃が適当
であるが、溶媒の種類あるいは反応の進行状況によって
は適宜加温あるいは冷却することもできる。
このようにして得られる一般式(I)で示される化合
物のうち、本発明混合剤に好ましい様態としては、 一般式(IV) (式中、X及びmは、前記と同一のものを表す。) で示される化合物があげられ、 さらに好ましくは、 式(V) 式(VI) 式(VII) 式(VIII) 式(IX) で示される化合物等があげられる。
又、本発明混合剤のもう一方の有効成分となる既知除
草剤の化合物は、いずれも公知のもので、例えば以下の
公報記載の方法又は公知の方法で得ることができる。
本発明混合剤のうち、一般式(I)で示される化合物
とダイムロンとの混合剤では、相乗的殺草作用の他に、
漏水が激しく、かつ薬害の発生しやすい砂壌土水田での
一般式(I)で示される化合物の高薬量処理におけるイ
ネ生育成抑制作用を完全になくすことができる。
本発明による混合剤は、文献未記載の新規な組合せで
あり、もちろんその特異な効力増強を言及した文献もな
い。
本発明に係る相乗作用は、広い範囲の混合比で認めら
れ、一般式(I)で示される化合物1重量部に対して、
既知除草剤群の化合物を0.05〜10重量部の割合で混合し
て、有用な除草剤を作成することができる。こうして得
られた本発明除草剤は雑草の発芽前および発芽後の土壌
処理により高い効果が得られる。
本発明混合剤は、原体そのものを散布してもよいが、
より便利に使用できるように一般の農薬の調剤に用いら
れる固体、液体の各種担体と混合して、水和剤、乳剤、
油剤、粉剤、粒剤、フロアブル剤等に製造することがで
きる。更に薬剤に分散剤、希釈剤、乳化剤、展着剤、湿
展剤、吸着剤、増粘剤、消泡剤、凍結防止剤等の補助剤
を添加することもできる。
ここに言う担体とは、固体、液体のいずれでも良く、
又これらの組合わせでもよい。
その例を列記すれば、タルク、クレー、ベントナイ
ト、カオリン、珪そう土、炭酸カルシウム、木炭、澱
粉、アラビアゴム、水、アルコール、ケロシン、ナフ
サ、キシレン、シクロヘキサン、メチルナフタレン、ベ
ンゼン、アセトン、ジメチルホルムアミド、グリコール
エーテル、N−メチルピロリドン等があげられる。
補助剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート、エチレンオキシドプロピレンオキシド共重
合体、リグニンスルホン酸塩、ソルビタンエステル、石
鹸類、硫酸化油類、アルキル硫酸エステル塩類、石油ス
ルホネイト類、ジオクチルスルホサクシネイト塩類、ア
ルキルベンゼンスルホン酸類、脂肪族アミン塩類、第4
級アンモニウム塩類、アルキルピリジニウム塩類、アル
キルジメチルベタイン、アルキルアミノエチルグリシ
ン、ポリグリコール硫酸エステル、アルキルアミンスル
ホン酸、リン酸イソプロピル、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリビニールアルコール、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、エチレングリコリール、キサンタンガム等が
あげられる。
製剤化にあたり、混合比率は一般的には本発明の混合
剤の割合を、重量%として0.05〜95%の範囲で自由に選
択することができるが、好ましくは1〜70%を含有し、
担体を1〜99%、好ましくは40〜90%、補助剤を0〜20
%、好ましくは1〜7%含有する製剤が好ましい。ま
た、他の殺菌剤あるいは除草剤、植物成長調節剤、殺虫
剤、殺ダニ剤等の農薬や肥料等と混合して使用すること
により、より広範囲な効果を期待することができる。
本発明の混合剤を実際に使用するにさいしては、使用
時期、気象条件、使用方法、使用剤形、使用場所、対象
雑草、対象作物等によって、使用量を適宜選択すること
は、当業者に明らかであるが、使用薬量は、本発明の混
合として一般的には、10アール当たり5〜1000g、好ま
しくは10アール当たり10〜500gである。
次に試験例をあげて本発明の有用性を具体的に示す。
試験例1 1/5000アールのワグネルポットに水田土壌(植壌土)
を充填し、水を加え代かきを行い、タイヌビエ、広葉雑
草(アゼナ、キカシグサ、ミゾハコベ)及びホタルイの
種子を播種し、またミズガヤツリ、ウリカワの塊茎を植
えつけた。さらに2葉期のイネを2cmの深さに3本1株
植えした。
薬剤の処理は、雑草の播種7日目、タイヌビエが1葉
期の時期に後記製剤例1に準じて得た粒剤の所定量を水
面に手まき処理した。管理、育成は温室内において行
い、薬剤処理20日後に、除草効果およびイネの薬害を調
査した。その結果を第1表に示す。
尚、表中の数値は除草効果およびイネに対する薬害を
示すもので、具体的には下記のとおりである。
又、表中( )内の数字は、Colbyの次式により算出
した混合剤の雑草抑制値の予想値(E)である[Colby,
S.R.,WEEDS,15,20−22,1967参照] α、β:混合剤中に存在する各成分の薬量を単剤で施用
した時の雑草抑制値 この結果、混合剤の雑草抑制値の実測値は、ほとんど
の場合で予想値(E)より大であり、相乗効果があるこ
とが立証される。
試験例2 1/5000アールのワグネルポットに漏水の大きい水田土
壌(砂壌土)を充填し、水を加え代かきを行い、2葉期
のイネを1cmの深さに移植し、4cmに湛水した。
薬剤の処理は、イネ移植2日後に製剤例2に準拠して
製造した水和剤の所定量を5mlに希釈して、ポットに滴
下処理した。
薬剤処理翌日から2日間、3cmの水深に相当する量の
水をポットの下部から漏水させた。その後は水深を3〜
4cmに保った。
管理,育成は温室内で行い、薬剤処理30日後にイネの
地上部生体重を測定し、対無処理区比を求めた。その結
果を第2表に示す。
次に、本発明の除草剤組成物の製剤例を示す。
製剤例1 粒 剤 式(V)の化合物 1重量部 シメトリン 4 リグニンスルホン酸ソーダ 2 ベントナイト 30 タルク 63 これらの成分を均一になるまで良く混合し、 造粒して粒剤を得る。
製剤例2 水和剤 式(VII)の化合物 30重量部 ビフェノックス 6 アルキル硫酸ソーダ 2.5 ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル 2.5 クレー 59 これらの成分を均一になるまで良く混合し、微粉砕し
て水和剤を得る。
製剤例3 乳 剤 式(VIII)の化合物 20重量部 ナプロアニリド 4 アルキルベンゼンスルホン酸塩 3 ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 10 キシロール 63 これらの成分を均一になるまで良く混合し、溶解して
乳剤を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 47/30 A01N 47/30 C //(A01N 47/38 39:04) (A01N 47/38 39:02) (A01N 47/38 43:70) (A01N 47/38 37:48) (A01N 47/38 47:30)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、R1およびR2は同一若しくは異なって、低級アル
    キル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル
    基を表すか、又はR1およびR2はそれらが結合している窒
    素原子とともに炭素数4〜6のアザシクロアルカンを表
    し、 Aは次式: の基を表し、 Xは、水素原子又は、水酸基で置換されてもよい低級ア
    ルキル基、若しくは、シクロアルキル基、アルコキシ
    基、アルコキシカルボニル基、アルキルカルボニル基、
    フェノキシ基、ベンジル基、α−ヒドロキシベンジル
    基、ハロゲン、ニトロ基、アミノ基またはトリフルオロ
    メチル基を表し、mは0、1、2または3の数を、nは
    0、1または2の数を表す。) で示されるトリアゾール系化合物とナプロアニリド、MC
    PB、シメトリン、ジメタメトリン、ビフェノックスおよ
    びダイムロンからなる群より選ばれる1種又は2種以上
    の化合物とを混合してなる除草剤組成物。
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