JP2908743B2 - 掘削土供給装置および掘削土供給方法 - Google Patents
掘削土供給装置および掘削土供給方法Info
- Publication number
- JP2908743B2 JP2908743B2 JP34674995A JP34674995A JP2908743B2 JP 2908743 B2 JP2908743 B2 JP 2908743B2 JP 34674995 A JP34674995 A JP 34674995A JP 34674995 A JP34674995 A JP 34674995A JP 2908743 B2 JP2908743 B2 JP 2908743B2
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- JP
- Japan
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- excavated soil
- intake pipe
- soil
- excavated
- screw conveyor
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削土供給装置及
び掘削土供給方法に関し、特に、地中での掘削土を吸気
配管を用いて地上に空気搬送する際に、前記掘削土を吸
気配管に供給するための掘削土供給装置及び掘削土供給
方法に関する。
び掘削土供給方法に関し、特に、地中での掘削土を吸気
配管を用いて地上に空気搬送する際に、前記掘削土を吸
気配管に供給するための掘削土供給装置及び掘削土供給
方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】従来、一
般に、シールド工法により初期掘進を行う場合、その掘
削土の搬出は、本掘進時のように圧送ポンプ等の搬出設
備を設置する空間がないため、ベルトコンベアやバケッ
トを用い、人力に頼っている。
般に、シールド工法により初期掘進を行う場合、その掘
削土の搬出は、本掘進時のように圧送ポンプ等の搬出設
備を設置する空間がないため、ベルトコンベアやバケッ
トを用い、人力に頼っている。
【0003】例えば、バケットを用いて掘削土を搬出す
る場合には、シールドチャンバーからスクリューコンベ
アによりシールド機内に取り込んだ掘削土を、積み込み
作業員がバケットに積み込み、このバケットを立坑下ま
で搬送し、立坑下で立坑下作業員がバケットから門型ク
レーンに掘削土を積み替え、門型クレーンにより掘削土
を地上まで搬送し、地上で積み込み作業員が門型クレー
ンからダンプトラックへと掘削土を積み替えて搬出する
ようにしている。
る場合には、シールドチャンバーからスクリューコンベ
アによりシールド機内に取り込んだ掘削土を、積み込み
作業員がバケットに積み込み、このバケットを立坑下ま
で搬送し、立坑下で立坑下作業員がバケットから門型ク
レーンに掘削土を積み替え、門型クレーンにより掘削土
を地上まで搬送し、地上で積み込み作業員が門型クレー
ンからダンプトラックへと掘削土を積み替えて搬出する
ようにしている。
【0004】このような掘削土の搬出による場合には、
バケットへの積み込み作業員、門型クレーンへの積み替
えを行う立坑下作業員及び地上でのダンプトラックへの
積み替えを行う積み込み作業員等少なくとも3名の作業
員が必要となり、人手が多く必要となり、搬出に要する
時間も長くなり、施工期間が長くなる上に、坑内が汚
れ、足場が悪くなる。
バケットへの積み込み作業員、門型クレーンへの積み替
えを行う立坑下作業員及び地上でのダンプトラックへの
積み替えを行う積み込み作業員等少なくとも3名の作業
員が必要となり、人手が多く必要となり、搬出に要する
時間も長くなり、施工期間が長くなる上に、坑内が汚
れ、足場が悪くなる。
【0005】ところで、本出願人は以前、試験施工とし
て、シールド工事における一次覆工後の坑内清掃に、バ
キュームを用いた空気搬送工法を採用し、裏込材等の固
形物の搬出が容易にできることを確認した。
て、シールド工事における一次覆工後の坑内清掃に、バ
キュームを用いた空気搬送工法を採用し、裏込材等の固
形物の搬出が容易にできることを確認した。
【0006】そして、その後の試験施工により、前記空
気搬送工法をさらに発展させて、地中連続壁のコンクリ
ートがら等の重量物を搬出することができることを確認
した。
気搬送工法をさらに発展させて、地中連続壁のコンクリ
ートがら等の重量物を搬出することができることを確認
した。
【0007】この空気搬送装置は、図5に示すように、
地上に、フィルター装置100を介して真空発生装置1
02に接続したレシーバタンク104を設置し、このレ
シーバタンク104から立坑106を通して横坑108
まで、吸気配管110を配設し、この吸気配管110の
先端に供給装置112を接続し、この供給装置112に
スクリューコンベア114から固形物等を搬出するよう
にしている。
地上に、フィルター装置100を介して真空発生装置1
02に接続したレシーバタンク104を設置し、このレ
シーバタンク104から立坑106を通して横坑108
まで、吸気配管110を配設し、この吸気配管110の
先端に供給装置112を接続し、この供給装置112に
スクリューコンベア114から固形物等を搬出するよう
にしている。
【0008】この供給装置112は、図6に示すよう
に、スクリューコンベア114からの固形物を2連アジ
テータ116にてスライドプレート118に供給し、こ
のスライドプレート118上で固形物等をスライドさ
せ、ロータリー羽根120の回転によって固形物等を吸
気配管110の管口へと供給すると共に、注水ジェット
ポンプ122を用い、ジェットノズル124より注水す
るようにしている。
に、スクリューコンベア114からの固形物を2連アジ
テータ116にてスライドプレート118に供給し、こ
のスライドプレート118上で固形物等をスライドさ
せ、ロータリー羽根120の回転によって固形物等を吸
気配管110の管口へと供給すると共に、注水ジェット
ポンプ122を用い、ジェットノズル124より注水す
るようにしている。
【0009】そして、このような空気搬送装置をシール
ドによる初期掘削時の掘削土の搬出に用いることで、掘
削土搬出の自動化を図ろうとしたが、吸気配管110の
先端で掘削土を取り込む供給装置112が、土圧式シー
ルド工法の掘削土のような粘性土に対しては不適当なも
のであった。
ドによる初期掘削時の掘削土の搬出に用いることで、掘
削土搬出の自動化を図ろうとしたが、吸気配管110の
先端で掘削土を取り込む供給装置112が、土圧式シー
ルド工法の掘削土のような粘性土に対しては不適当なも
のであった。
【0010】これは、粘性土を吸気配管110にて搬送
するためには、吸気配管110に対し適切な大きさの掘
削土を供給しなければならず、図7に示すように、掘削
土126が小さすぎると、吸気配管110と掘削土12
6との間に隙間が生じてしまい、吸気配管110内を密
閉することができず、搬送がうまくいかない状態とな
り、また、逆に大きすぎると、掘削土の粘性のために、
吸気配管内で掘削土が詰まってしまい、搬送できない状
態となってしまうものである。
するためには、吸気配管110に対し適切な大きさの掘
削土を供給しなければならず、図7に示すように、掘削
土126が小さすぎると、吸気配管110と掘削土12
6との間に隙間が生じてしまい、吸気配管110内を密
閉することができず、搬送がうまくいかない状態とな
り、また、逆に大きすぎると、掘削土の粘性のために、
吸気配管内で掘削土が詰まってしまい、搬送できない状
態となってしまうものである。
【0011】そこで、図8に示すように、スクリューコ
ンベアに接続管128を設け、掘削土を一端供給ホッパ
130内に取り込み、この供給ホッパ130内で、掘削
土を空気搬送に適した大きさの土塊にスコップ等を用い
て切断し、この供給ホッパ130に接続された吸気配管
110の管口へホース132により注水しながら供給を
行ったところ、適切な搬送を行えることが判明した。
ンベアに接続管128を設け、掘削土を一端供給ホッパ
130内に取り込み、この供給ホッパ130内で、掘削
土を空気搬送に適した大きさの土塊にスコップ等を用い
て切断し、この供給ホッパ130に接続された吸気配管
110の管口へホース132により注水しながら供給を
行ったところ、適切な搬送を行えることが判明した。
【0012】しかし、このような土塊の供給方法による
場合には、土塊を人力で切断しなければならず、少なく
とも1名の作業員が必要となり、しかも、土塊を適切な
大きさに切る手間がかかるものである。
場合には、土塊を人力で切断しなければならず、少なく
とも1名の作業員が必要となり、しかも、土塊を適切な
大きさに切る手間がかかるものである。
【0013】本発明は、前述の問題点に着目してなされ
たもので、その目的は粘性土等の掘削土を人力によるこ
となく、適切な大きさに切断して空気搬送の完全自動化
を図ることのできる掘削土供給装置及び掘削土供給方法
を提供することにある。
たもので、その目的は粘性土等の掘削土を人力によるこ
となく、適切な大きさに切断して空気搬送の完全自動化
を図ることのできる掘削土供給装置及び掘削土供給方法
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、地中での掘削土を吸気配管
を用いて地上に空気搬送する際に、前記掘削土を前記吸
気配管に供給する掘削土供給装置であって、前記掘削土
を所定量ずつ搬送するスクリューコンベアと、前記スク
リューコンベアの吐出口側に設けられ、前記スクリュー
コンベアから吐出される掘削土を前記吸気配管の口径よ
りも大きな土塊に切断可能にする切断手段と、前記スク
リューコンベアの吐出口下方にあって前記吸気配管に接
続されると共に、前記スクリューコンベアから落下した
前記土塊を前記吸気配管の管口に向けて案内する傾斜面
を有する供給ホッパとを備えることを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、地中での掘削土を吸気配管
を用いて地上に空気搬送する際に、前記掘削土を前記吸
気配管に供給する掘削土供給装置であって、前記掘削土
を所定量ずつ搬送するスクリューコンベアと、前記スク
リューコンベアの吐出口側に設けられ、前記スクリュー
コンベアから吐出される掘削土を前記吸気配管の口径よ
りも大きな土塊に切断可能にする切断手段と、前記スク
リューコンベアの吐出口下方にあって前記吸気配管に接
続されると共に、前記スクリューコンベアから落下した
前記土塊を前記吸気配管の管口に向けて案内する傾斜面
を有する供給ホッパとを備えることを特徴としている。
【0015】請求項1記載の発明によれば、スクリュー
コンベアから吐出される掘削土を切断手段により吸気配
管の口径よりも大きな土管に切断して供給ホッパ内に供
給し、この供給ホッパの傾斜面によりスクリューコンベ
アから落下した土塊を吸気配管の管口に向けて案内する
ことで、人力によらずに適切な大きさの土塊を吸気配管
に供給することができ、粘性の高い掘削土であっても、
空気搬送を確実に行うことができ、しかも、空気搬送の
完全自動化を達成することができる。
コンベアから吐出される掘削土を切断手段により吸気配
管の口径よりも大きな土管に切断して供給ホッパ内に供
給し、この供給ホッパの傾斜面によりスクリューコンベ
アから落下した土塊を吸気配管の管口に向けて案内する
ことで、人力によらずに適切な大きさの土塊を吸気配管
に供給することができ、粘性の高い掘削土であっても、
空気搬送を確実に行うことができ、しかも、空気搬送の
完全自動化を達成することができる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記スクリューコンベアの吐出口には、吐出される
掘削土を徐々に圧縮する先細状のテーパ管が接続される
ことを特徴としている。
て、前記スクリューコンベアの吐出口には、吐出される
掘削土を徐々に圧縮する先細状のテーパ管が接続される
ことを特徴としている。
【0017】請求項2記載の発明によれば、スクリュー
コンベアの吐出口に接続したテーパ管により吐出される
掘削土を徐々に圧縮することで、スクリューコンベアか
らまちまちの大きさで搬出される掘削土を圧縮して切れ
目のない状態とし、その後切断して土中に隙間のない適
切な大きさの土塊を得ることができ、確実な空気搬送を
可能としている。
コンベアの吐出口に接続したテーパ管により吐出される
掘削土を徐々に圧縮することで、スクリューコンベアか
らまちまちの大きさで搬出される掘削土を圧縮して切れ
目のない状態とし、その後切断して土中に隙間のない適
切な大きさの土塊を得ることができ、確実な空気搬送を
可能としている。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、前記切断手段は、前記掘削土が自重によって
前記土塊に切断可能に、前記掘削土を吐出方向に沿って
切断するカッタで構成されることを特徴としている。
において、前記切断手段は、前記掘削土が自重によって
前記土塊に切断可能に、前記掘削土を吐出方向に沿って
切断するカッタで構成されることを特徴としている。
【0019】請求項3記載の発明によれば、カッタによ
って掘削土を吐出方向に沿って切断し、掘削土を細くす
ることで、吐出された掘削土が落下する時点で自重によ
り切断されて適切な大きさの土塊とすることができる。
吐出された掘削土をカッタによって適性土量ごとに吐出
方向で切断して土塊を形成することで、人力によらずに
確実に適正土量の土塊を形成することができ、空気搬送
の完全自動化を行うことができる。
って掘削土を吐出方向に沿って切断し、掘削土を細くす
ることで、吐出された掘削土が落下する時点で自重によ
り切断されて適切な大きさの土塊とすることができる。
吐出された掘削土をカッタによって適性土量ごとに吐出
方向で切断して土塊を形成することで、人力によらずに
確実に適正土量の土塊を形成することができ、空気搬送
の完全自動化を行うことができる。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1または2
において、前記切断手段は、前記吐出された掘削土を適
正土量ごとに吐出方向で切断して前記土塊を形成するカ
ッタで構成されることを特徴としている。
において、前記切断手段は、前記吐出された掘削土を適
正土量ごとに吐出方向で切断して前記土塊を形成するカ
ッタで構成されることを特徴としている。
【0021】請求項4記載の発明によれば、吐出された
掘削土をカッタにより適正土量ごとに吐出方向で切断し
て土塊を形成することで、適正土量の土塊を確実に形成
し、この適正土量の土塊を吸気配管に供給して、確実な
空気搬送を行うことができ、空気搬送の完全自動化を確
実に行うことが可能となる。
掘削土をカッタにより適正土量ごとに吐出方向で切断し
て土塊を形成することで、適正土量の土塊を確実に形成
し、この適正土量の土塊を吸気配管に供給して、確実な
空気搬送を行うことができ、空気搬送の完全自動化を確
実に行うことが可能となる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4におい
て、前記吐出された掘削土を受ける受けシュートを傾斜
角度可変に備え、前記カッタは、前記受けシュート上で
前記掘削土を切断することを特徴としている。
て、前記吐出された掘削土を受ける受けシュートを傾斜
角度可変に備え、前記カッタは、前記受けシュート上で
前記掘削土を切断することを特徴としている。
【0023】請求項5記載の発明によれば、受けシュー
トで吐出された掘削土を受け、この受けシュート上で掘
削土を切断した後、受けシュートの傾斜角度によって切
断された土塊を確実に供給ホッパ内の吸気配管の管口付
近に落下させて吸気配管へと吸入させることができる。
トで吐出された掘削土を受け、この受けシュート上で掘
削土を切断した後、受けシュートの傾斜角度によって切
断された土塊を確実に供給ホッパ内の吸気配管の管口付
近に落下させて吸気配管へと吸入させることができる。
【0024】また、受けシュートの傾斜角度を掘削土の
土質に応じて角度調整することで、種々の土質の掘削土
の供給に容易に対応することができる。
土質に応じて角度調整することで、種々の土質の掘削土
の供給に容易に対応することができる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項4または5
において、前記カッタで切断すべき適正土量を検出する
センサを有することを特徴としている。
において、前記カッタで切断すべき適正土量を検出する
センサを有することを特徴としている。
【0026】請求項6記載の発明によれば、吐出された
掘削土をカッタにより適性土量ごとに吐出方向で切断す
る際に、センサによってカッタで切断すべき適正土量を
検出することで、より適正な土量の土塊を容易に形成す
ることができ、確実な空気搬送を行うことが可能とな
る。
掘削土をカッタにより適性土量ごとに吐出方向で切断す
る際に、センサによってカッタで切断すべき適正土量を
検出することで、より適正な土量の土塊を容易に形成す
ることができ、確実な空気搬送を行うことが可能とな
る。
【0027】請求項7記載の発明は、地中での掘削土を
吸気配管を用いて地上に空気搬送する際に、前記掘削土
を前記吸気配管に供給する掘削土供給方法であって、前
記掘削土をスクリューコンベアにより所定量ずつ搬送す
る工程と、前記所定量ずつ搬送された掘削土をテーパ管
により徐々に圧縮する工程と、前記圧縮された掘削土を
カッタにより吐出方向に沿って切断し、各切断された掘
削土を自重で切断させて前記吸気配管の口径よりも大き
な土塊として落下させる工程と、前記落下した土塊を供
給ホッパ内の傾斜面上を転動させて供給ホッパに接続さ
れた前記吸気配管の管口に案内する工程と、を含むこと
を特徴としている。
吸気配管を用いて地上に空気搬送する際に、前記掘削土
を前記吸気配管に供給する掘削土供給方法であって、前
記掘削土をスクリューコンベアにより所定量ずつ搬送す
る工程と、前記所定量ずつ搬送された掘削土をテーパ管
により徐々に圧縮する工程と、前記圧縮された掘削土を
カッタにより吐出方向に沿って切断し、各切断された掘
削土を自重で切断させて前記吸気配管の口径よりも大き
な土塊として落下させる工程と、前記落下した土塊を供
給ホッパ内の傾斜面上を転動させて供給ホッパに接続さ
れた前記吸気配管の管口に案内する工程と、を含むこと
を特徴としている。
【0028】請求項7記載の発明によれば、カッタによ
って吐出方向に沿って切断した掘削土を落下の際に自重
で切断させ、落下した土塊を供給ホッパ内の傾斜面上を
転動させて吸気配管の管口に案内することで、吸気配管
に対する土塊の供給を完全自動にて行うことができ、確
実な空気搬送を行うことができる。
って吐出方向に沿って切断した掘削土を落下の際に自重
で切断させ、落下した土塊を供給ホッパ内の傾斜面上を
転動させて吸気配管の管口に案内することで、吸気配管
に対する土塊の供給を完全自動にて行うことができ、確
実な空気搬送を行うことができる。
【0029】請求項8記載の発明は、地中での掘削土を
吸気配管を用いて地上に空気搬送する際に、前記掘削土
を前記吸気配管に供給する掘削土供給方法であって、前
記掘削土をスクリューコンベアにより所定量ずつ搬送す
る工程と、前記所定量ずつ搬送された掘削土を所定の傾
斜角度に角度調整された受けシュート上に吐出する工程
と、前記受けシュート上に吐出された掘削土の適正土量
をセンサにて検出する工程と、前記適正土量位置で掘削
土をカッタにより吐出方向で切断して前記吸気配管の口
径よりも大きな土塊を形成し、この土塊を前記受けシュ
ート上から落下させる工程と、前記落下した土塊を供給
ホッパ内の傾斜面上を転動させて供給ホッパに接続され
た前記吸気配管の管口に案内する工程と、を含むことを
特徴としている。
吸気配管を用いて地上に空気搬送する際に、前記掘削土
を前記吸気配管に供給する掘削土供給方法であって、前
記掘削土をスクリューコンベアにより所定量ずつ搬送す
る工程と、前記所定量ずつ搬送された掘削土を所定の傾
斜角度に角度調整された受けシュート上に吐出する工程
と、前記受けシュート上に吐出された掘削土の適正土量
をセンサにて検出する工程と、前記適正土量位置で掘削
土をカッタにより吐出方向で切断して前記吸気配管の口
径よりも大きな土塊を形成し、この土塊を前記受けシュ
ート上から落下させる工程と、前記落下した土塊を供給
ホッパ内の傾斜面上を転動させて供給ホッパに接続され
た前記吸気配管の管口に案内する工程と、を含むことを
特徴としている。
【0030】請求項8記載の発明によれば、所定量づつ
搬送された掘削土を受けシュート上で適正土量をセンサ
にて検出し、この適正土量位置で掘削土をカッタにより
吐出方向で切断して受けシュート上から供給ホッパ内の
傾斜面に土塊を落下させ吸気配管の管口に案内すること
で、より適正な土量の土塊を吸気配管に完全自動供給す
ることができ、より確実な空気搬送を可能とすることが
できる。
搬送された掘削土を受けシュート上で適正土量をセンサ
にて検出し、この適正土量位置で掘削土をカッタにより
吐出方向で切断して受けシュート上から供給ホッパ内の
傾斜面に土塊を落下させ吸気配管の管口に案内すること
で、より適正な土量の土塊を吸気配管に完全自動供給す
ることができ、より確実な空気搬送を可能とすることが
できる。
【0031】請求項9及び10の発明に係る掘削土供給
装置及び掘削土供給方法は、前記適宜な断面積とは、吸
気配管の管口を閉塞できる大きさとし、前記適宜な長さ
とは、吸気配管内における摩擦力が、土塊に作用させる
吸引力よりも大きくならない長さとすることを特徴とす
る。
装置及び掘削土供給方法は、前記適宜な断面積とは、吸
気配管の管口を閉塞できる大きさとし、前記適宜な長さ
とは、吸気配管内における摩擦力が、土塊に作用させる
吸引力よりも大きくならない長さとすることを特徴とす
る。
【0032】請求項9及び10の発明によれば、落下し
た土塊によって吸気配管の管口を確実に閉塞して、土塊
に対し吸引力を確実に作用させることができ、しかも、
吸気配管に吸引された土塊は吸引力よりも大きくならな
い摩擦力となる長さに設定されるため確実な吸引搬送を
行うことができる。
た土塊によって吸気配管の管口を確実に閉塞して、土塊
に対し吸引力を確実に作用させることができ、しかも、
吸気配管に吸引された土塊は吸引力よりも大きくならな
い摩擦力となる長さに設定されるため確実な吸引搬送を
行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0034】図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態
に係る掘削土供給装置を示す図である。
に係る掘削土供給装置を示す図である。
【0035】この掘削土供給装置10は、土圧式シール
ド工法の初期掘進時において、空気搬送装置12を用い
て地中での掘削土を地上に空気搬送する際に、掘削土を
空気搬送装置12に供給するようになっている。
ド工法の初期掘進時において、空気搬送装置12を用い
て地中での掘削土を地上に空気搬送する際に、掘削土を
空気搬送装置12に供給するようになっている。
【0036】空気搬送装置12は、図3に示すように、
地上にフィルター装置14を介して真空発生装置16に
接続されたレシーバタンク18を設置し、このレシーバ
タンク18から立坑20を通して横坑20内に吸気配管
24を配設し、真空発生装置16の作動により、吸気配
管24内を吸気し、吸気配管24によって掘削土を地上
まで空気搬送し、レシーバタンク18内まで掘削土を搬
送し、このレシーバタンク18内に収納された掘削土を
ダンプトラック26上に積載して、搬出するようになっ
ている。
地上にフィルター装置14を介して真空発生装置16に
接続されたレシーバタンク18を設置し、このレシーバ
タンク18から立坑20を通して横坑20内に吸気配管
24を配設し、真空発生装置16の作動により、吸気配
管24内を吸気し、吸気配管24によって掘削土を地上
まで空気搬送し、レシーバタンク18内まで掘削土を搬
送し、このレシーバタンク18内に収納された掘削土を
ダンプトラック26上に積載して、搬出するようになっ
ている。
【0037】掘削土供給装置10は、図1に示すよう
に、吸気配管24の先端に配設されるもので、スクリュ
ーコンベア28と、テーパ管30と、切断手段としての
十字カッタ32と、供給ホッパ34とから構成されてい
る。
に、吸気配管24の先端に配設されるもので、スクリュ
ーコンベア28と、テーパ管30と、切断手段としての
十字カッタ32と、供給ホッパ34とから構成されてい
る。
【0038】スクリューコンベア28は、一端が図示せ
ぬシールドチャンバー内に臨み、他端はシールド機内に
位置し、シールドチャンバー内の掘削土をシールド機内
に排出するようになっている。
ぬシールドチャンバー内に臨み、他端はシールド機内に
位置し、シールドチャンバー内の掘削土をシールド機内
に排出するようになっている。
【0039】テーパ管30は、スクリューコンベア28
の吐出位置に接続され、その先端が供給ホッパ34の上
方に位置するように配設されている。
の吐出位置に接続され、その先端が供給ホッパ34の上
方に位置するように配設されている。
【0040】また、このテーパ管30は先細状に形成さ
れ、スクリューコンベア28から吐出される掘削土を徐
々に圧縮するようにされている。
れ、スクリューコンベア28から吐出される掘削土を徐
々に圧縮するようにされている。
【0041】そして、このテーパ管30によって、スク
リューコンベア28から吐出されるまちまちの大きさの
掘削土を圧縮して、掘削土内の隙間をなくし、切れ目の
ない連続した掘削土が形成されることとなる。
リューコンベア28から吐出されるまちまちの大きさの
掘削土を圧縮して、掘削土内の隙間をなくし、切れ目の
ない連続した掘削土が形成されることとなる。
【0042】十字カッタ32は、テーパ管30の吐出口
内に配設され、テーパ管30により圧縮された掘削土を
掘削土の吐出方向に沿って切断するようになっている。
内に配設され、テーパ管30により圧縮された掘削土を
掘削土の吐出方向に沿って切断するようになっている。
【0043】また、この十字カッタ32は、図2に示す
ように、テーパ管30の吐出口の内径にほぼ相応したリ
ング部36と、このリング部36内に形成された十字状
の歯部38とで構成され、この歯部38によってテーパ
管30によって圧縮された掘削土を吐出方向に沿って4
分割し、吸気配管24の管口に対し適宜な断面積及び長
さの土塊40となって自重で切断落下する太さに形成す
るようにしている。
ように、テーパ管30の吐出口の内径にほぼ相応したリ
ング部36と、このリング部36内に形成された十字状
の歯部38とで構成され、この歯部38によってテーパ
管30によって圧縮された掘削土を吐出方向に沿って4
分割し、吸気配管24の管口に対し適宜な断面積及び長
さの土塊40となって自重で切断落下する太さに形成す
るようにしている。
【0044】ここで、適宜な断面積とは、吸気配管24
の管口を閉塞できる大きさとされ、かつ、適宜な長さと
は、吸気配管24内における摩擦力が土塊40に作用さ
せる吸引力よりも大きくならない長さとされる。
の管口を閉塞できる大きさとされ、かつ、適宜な長さと
は、吸気配管24内における摩擦力が土塊40に作用さ
せる吸引力よりも大きくならない長さとされる。
【0045】供給ホッパ34は、スクリューコンベア2
8の吐出口下方にあって、その下部で吸気配管24に接
続されている。
8の吐出口下方にあって、その下部で吸気配管24に接
続されている。
【0046】この吸気配管24の先端は、供給ホッパ3
4の内部まで挿入され、その管口42が若干上方を向く
状態とされている。
4の内部まで挿入され、その管口42が若干上方を向く
状態とされている。
【0047】また、供給ホッパ34内には、スクリュー
コンベア28(具体的には、テーパ管30の吐出口)か
ら落下した土塊40を吸気配管24の管口42に向けて
案内する傾斜面44a、44bが形成されている。
コンベア28(具体的には、テーパ管30の吐出口)か
ら落下した土塊40を吸気配管24の管口42に向けて
案内する傾斜面44a、44bが形成されている。
【0048】一方の傾斜面44aは、他方の傾斜面44
bよりも傾斜角度が大きく設定され、この傾斜角度の大
きな傾斜面44a上に、テーパ管30からの土塊40が
落下され、この傾斜面44a上を土塊40が転動して管
口42位置まで落下すると、他方の傾斜面44bによっ
て案内されて、土塊40が確実に管口42内に案内され
て管口42を閉塞するようになっている。
bよりも傾斜角度が大きく設定され、この傾斜角度の大
きな傾斜面44a上に、テーパ管30からの土塊40が
落下され、この傾斜面44a上を土塊40が転動して管
口42位置まで落下すると、他方の傾斜面44bによっ
て案内されて、土塊40が確実に管口42内に案内され
て管口42を閉塞するようになっている。
【0049】なお、傾斜面44aには、ホース46によ
って注水され、土塊40の滑りをよくするとともに、吸
気配管24内での摩擦抵抗を減少させるようにしてい
る。
って注水され、土塊40の滑りをよくするとともに、吸
気配管24内での摩擦抵抗を減少させるようにしてい
る。
【0050】次に、このような掘削土供給装置10を用
いた掘削土供給方法について説明する。
いた掘削土供給方法について説明する。
【0051】まず、シールドチャンバー内の掘削土をス
クリューコンベア28により所定量づつシールド機内に
搬送する。
クリューコンベア28により所定量づつシールド機内に
搬送する。
【0052】この場合、スクリューコンベア28から搬
出される掘削土は、まちまちの大きさで、掘削土内に隙
間を有する状態で搬送される。
出される掘削土は、まちまちの大きさで、掘削土内に隙
間を有する状態で搬送される。
【0053】次に、スクリューコンベア28から所定量
づつ搬送された掘削土をテーパ管30により徐々に圧縮
する。
づつ搬送された掘削土をテーパ管30により徐々に圧縮
する。
【0054】この場合、テーパ管30の圧縮によって、
掘削土内の隙間がなくなり、しかも切れ目のない連続し
た状態とされる。
掘削土内の隙間がなくなり、しかも切れ目のない連続し
た状態とされる。
【0055】次いで、テーパ管30によって圧縮され、
隙間のない連続状態とされた掘削土を十字カッタ32に
よって吐出方向に沿って4分割しつつ、テーパ管30の
吐出口より吐出させる。
隙間のない連続状態とされた掘削土を十字カッタ32に
よって吐出方向に沿って4分割しつつ、テーパ管30の
吐出口より吐出させる。
【0056】この場合、テーパ管30の吐出口より吐出
された掘削土は、吸気配管24の口径に対し適宜な断面
積及び長さの土塊40となる状態で、自重により切断す
る細さになっているため、吸気配管24の管口を閉塞で
き、かつ吸引可能な土塊40として供給ホッパ34内に
落下する。
された掘削土は、吸気配管24の口径に対し適宜な断面
積及び長さの土塊40となる状態で、自重により切断す
る細さになっているため、吸気配管24の管口を閉塞で
き、かつ吸引可能な土塊40として供給ホッパ34内に
落下する。
【0057】次に、供給ホッパ34内に落下した土塊4
0は、供給ホッパ34内の一方の傾斜面44a上を転動
し、傾斜面44aの下部まで案内され、そこで、他方の
傾斜面44bによって吸気配管24の管口42へと案内
されて、管口42を閉塞し、吸気配管24内へと吸入さ
せる。
0は、供給ホッパ34内の一方の傾斜面44a上を転動
し、傾斜面44aの下部まで案内され、そこで、他方の
傾斜面44bによって吸気配管24の管口42へと案内
されて、管口42を閉塞し、吸気配管24内へと吸入さ
せる。
【0058】この場合、一方の傾斜面44a上には、ホ
ース46によって注水され、この注水によって、土塊4
0の滑りをよくするとともに、吸気配管24内の土塊4
0の摩擦を少なくして、土塊40が吸気配管24内をス
ムーズに通過するようになっている。従って、粘性の高
い土塊40であっても、砂質土よりも若干多く注水する
ことにより、吸気配管24内を確実に搬送することがで
きる。
ース46によって注水され、この注水によって、土塊4
0の滑りをよくするとともに、吸気配管24内の土塊4
0の摩擦を少なくして、土塊40が吸気配管24内をス
ムーズに通過するようになっている。従って、粘性の高
い土塊40であっても、砂質土よりも若干多く注水する
ことにより、吸気配管24内を確実に搬送することがで
きる。
【0059】また、吸気配管24内に供給された土塊4
0は、適切な土量に形成され、しかも、内部に隙間を有
しない状態となっているため、詰まったり、隙間によっ
て吸入搬送できない状態となることがなく、確実に搬送
することができ、粘性土の空気搬送に対しても、完全自
動化を行うことができ、特に、本掘進時のように圧送ポ
ンプ等の搬出設備を設置する空間がない初期掘進時の掘
削土搬出にも十分に適応することができる。
0は、適切な土量に形成され、しかも、内部に隙間を有
しない状態となっているため、詰まったり、隙間によっ
て吸入搬送できない状態となることがなく、確実に搬送
することができ、粘性土の空気搬送に対しても、完全自
動化を行うことができ、特に、本掘進時のように圧送ポ
ンプ等の搬出設備を設置する空間がない初期掘進時の掘
削土搬出にも十分に適応することができる。
【0060】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
掘削土供給装置を示す図である。
掘削土供給装置を示す図である。
【0061】この掘削土供給装置50は、スクリューコ
ンベア28と、受けシュート52と、超音波センサ54
と、切断手段としてのカッタ56と、供給ホッパ58と
から構成されている。
ンベア28と、受けシュート52と、超音波センサ54
と、切断手段としてのカッタ56と、供給ホッパ58と
から構成されている。
【0062】スクリューコンベア28は、前記第1の実
施の形態と同様に、シールドチャンバー内の掘削土をシ
ールド機内へ搬出するようになっている。
施の形態と同様に、シールドチャンバー内の掘削土をシ
ールド機内へ搬出するようになっている。
【0063】受けシュート52は、スクリューコンベア
28の吐出口と供給ホッパ58との間に配設され、スク
リューコンベア28からの掘削土を受けとめて供給ホッ
パ58内へと供給するためのもので、供給ホッパ58上
で、傾斜角度可変にされている。
28の吐出口と供給ホッパ58との間に配設され、スク
リューコンベア28からの掘削土を受けとめて供給ホッ
パ58内へと供給するためのもので、供給ホッパ58上
で、傾斜角度可変にされている。
【0064】即ち、受けシュート52は、その下面ほぼ
中央位置で、ヒンジ60を介して供給ホッパ58の上面
に垂直方向で回転可能に取り付けられ、その底面のスク
リューコンベア28側端部と供給ホッパ58の側面との
間に受けシュートジャッキ62が取り付けられ、この受
けシュートジャッキ62の駆動によりヒンジ60を中心
に垂直方向で傾斜角度可変とされている。
中央位置で、ヒンジ60を介して供給ホッパ58の上面
に垂直方向で回転可能に取り付けられ、その底面のスク
リューコンベア28側端部と供給ホッパ58の側面との
間に受けシュートジャッキ62が取り付けられ、この受
けシュートジャッキ62の駆動によりヒンジ60を中心
に垂直方向で傾斜角度可変とされている。
【0065】この受けシュート52の傾斜角度は、掘削
土の土質に応じて、砂質では小さく、粘性土では大きく
設定可能とし、掘削土の供給ホッパ58への供給を確実
に行えるようにしている。また、この傾斜角度は、後続
の土塊40が若干時間をあけて落下できる程度に設定さ
れる。なお受けシュート52には、スクリューコンベア
28から直接掘削土が供給されるようになっているが、
前記第1の実施の形態と同様に、スクリューコンベア2
8の吐出口にテーパ管30を接続して掘削土を徐々に圧
縮するようにしてもよい。
土の土質に応じて、砂質では小さく、粘性土では大きく
設定可能とし、掘削土の供給ホッパ58への供給を確実
に行えるようにしている。また、この傾斜角度は、後続
の土塊40が若干時間をあけて落下できる程度に設定さ
れる。なお受けシュート52には、スクリューコンベア
28から直接掘削土が供給されるようになっているが、
前記第1の実施の形態と同様に、スクリューコンベア2
8の吐出口にテーパ管30を接続して掘削土を徐々に圧
縮するようにしてもよい。
【0066】超音波センサ54は、受けシュート52の
先端側上方位置に配設され、スクリューコンベア28か
ら受けシュート52上に供給された掘削土の適正土量を
検知するようになっている。
先端側上方位置に配設され、スクリューコンベア28か
ら受けシュート52上に供給された掘削土の適正土量を
検知するようになっている。
【0067】カッタ56は、超音波センサ54よりもス
クリューコンベア28寄りの受けシュート52上方位置
に配設され、掘削土切断ジャッキ64により、受けシュ
ート52の上面に対し進退駆動可能にされている。
クリューコンベア28寄りの受けシュート52上方位置
に配設され、掘削土切断ジャッキ64により、受けシュ
ート52の上面に対し進退駆動可能にされている。
【0068】そして、超音波センサ54が受けシュート
52上の掘削土の適正土量を検知して掘削土切断ジャッ
キ64を作動させることにより、カッタ56が掘削土を
適正土量ごとに、吐出方向で切断して吸引管24の口径
に対して適宜な断面積及び長さの土塊40を形成するよ
うになっている。
52上の掘削土の適正土量を検知して掘削土切断ジャッ
キ64を作動させることにより、カッタ56が掘削土を
適正土量ごとに、吐出方向で切断して吸引管24の口径
に対して適宜な断面積及び長さの土塊40を形成するよ
うになっている。
【0069】供給ホッパ58は、下部で吸気配管24と
接続し、この吸気配管24の管口42を供給ホッパ58
の中央部付近に位置させ、この管口42に対して傾斜す
る傾斜面66を内部に形成している。
接続し、この吸気配管24の管口42を供給ホッパ58
の中央部付近に位置させ、この管口42に対して傾斜す
る傾斜面66を内部に形成している。
【0070】そして、受けシュート52から落下した適
正土量の土塊40を傾斜面66上で案内しつつホース4
6により注水して土塊40を管口42に導き、管口42
を閉塞して吸気配管24による吸入を行うようにしてい
る。
正土量の土塊40を傾斜面66上で案内しつつホース4
6により注水して土塊40を管口42に導き、管口42
を閉塞して吸気配管24による吸入を行うようにしてい
る。
【0071】次に、この掘削土供給装置50を用いた掘
削土供給方法について説明する。
削土供給方法について説明する。
【0072】まず、スクリューコンベア28により、シ
ールドチャンバー内の掘削土を所定量づつシールド機内
に搬送する。
ールドチャンバー内の掘削土を所定量づつシールド機内
に搬送する。
【0073】次に、スクリューコンベア28により搬送
された掘削土は、スクリューコンベア28の吐出口か
ら、受けシュート52上に供給される。
された掘削土は、スクリューコンベア28の吐出口か
ら、受けシュート52上に供給される。
【0074】この場合受けシュート52は、受けシュー
トジャッキ62を作動させて掘削土の土質に応じ、掘削
土が確実にスライドして落下できる傾斜角度に角度調整
されている。
トジャッキ62を作動させて掘削土の土質に応じ、掘削
土が確実にスライドして落下できる傾斜角度に角度調整
されている。
【0075】次いで、受けシュート52上に吐出された
掘削土の適正土量を超音波センサ54にて検出し、この
超音波センサ54から、掘削土切断ジャッキ64へ信号
を送る。
掘削土の適正土量を超音波センサ54にて検出し、この
超音波センサ54から、掘削土切断ジャッキ64へ信号
を送る。
【0076】この場合、適正土量は、吸気配管24の口
径に対して適宜な断面積及び長さの土塊40が得られる
土量とされる。
径に対して適宜な断面積及び長さの土塊40が得られる
土量とされる。
【0077】次に、超音波センサ54からの信号を受け
て、受けシュートジャッキ62が作動し、カッタ56を
受けシュート52の上面に向けてスライドさせ、受けシ
ュート52上の掘削土を適正土量位置で切断して吐出方
向で分断することにより、吸気配管24の口径よりも大
きな適正土量の土塊40を形成する。
て、受けシュートジャッキ62が作動し、カッタ56を
受けシュート52の上面に向けてスライドさせ、受けシ
ュート52上の掘削土を適正土量位置で切断して吐出方
向で分断することにより、吸気配管24の口径よりも大
きな適正土量の土塊40を形成する。
【0078】このカッタ56により切断された土塊40
は、受けシュート52の傾斜によって、受けシュート5
2上をスライドし、受けシュート52上から供給ホッパ
58内へと落下することとなる。
は、受けシュート52の傾斜によって、受けシュート5
2上をスライドし、受けシュート52上から供給ホッパ
58内へと落下することとなる。
【0079】次に、受けシュート52上から落下した土
塊40は、供給ホッパ58の傾斜面66上を、ホース4
6からの注水を受けつつ転動して、吸気配管24の管口
42まで供給されて管口42を確実に閉塞し、吸気配管
24内へと吸入されていくこととなる。また、吸気配管
24内に吸入された土塊40は、吸気配管24内の摩擦
力が土塊40に作用する吸引力よりも大きくならない長
さにされているため、確実に吸引搬送されることとな
る。
塊40は、供給ホッパ58の傾斜面66上を、ホース4
6からの注水を受けつつ転動して、吸気配管24の管口
42まで供給されて管口42を確実に閉塞し、吸気配管
24内へと吸入されていくこととなる。また、吸気配管
24内に吸入された土塊40は、吸気配管24内の摩擦
力が土塊40に作用する吸引力よりも大きくならない長
さにされているため、確実に吸引搬送されることとな
る。
【0080】このように、吸気配管24に対し適正土量
の土塊40を完全自動により供給することができ、しか
も、粘性の高い掘削土に対しても適応ができ、シールド
工法における初期掘削時の完全自動による空気搬送を可
能とするものである。
の土塊40を完全自動により供給することができ、しか
も、粘性の高い掘削土に対しても適応ができ、シールド
工法における初期掘削時の完全自動による空気搬送を可
能とするものである。
【0081】本発明は、前記各実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形
態に変形可能である。
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形
態に変形可能である。
【0082】例えば、前述のような土圧式シールド工法
の初期掘進時の掘削土の搬出に留まらず、中小口径シー
ルド工事の初期掘進、推進工事の前掘進、深さ30m前
後の立坑掘進、あるいは機械の搬入できない狭い場所で
の掘削等における掘削土の搬出にも採用することができ
る。
の初期掘進時の掘削土の搬出に留まらず、中小口径シー
ルド工事の初期掘進、推進工事の前掘進、深さ30m前
後の立坑掘進、あるいは機械の搬入できない狭い場所で
の掘削等における掘削土の搬出にも採用することができ
る。
【0083】また、第1の実施の形態においては、切断
手段として十字カッタを用い、掘削土を吐出方向に沿っ
て4分割する場合について説明したが、この例に限ら
ず、掘削土を吐出方向に沿って2分割あるいは3分割す
るカッタを用いることも可能である。
手段として十字カッタを用い、掘削土を吐出方向に沿っ
て4分割する場合について説明したが、この例に限ら
ず、掘削土を吐出方向に沿って2分割あるいは3分割す
るカッタを用いることも可能である。
【0084】さらに、第2の実施の形態においては、適
正土量を検出するセンサとして超音波センサを用いた
が、この例に限らず、適正土量を検出できるものであれ
ば、各種センサを用いることも可能である。
正土量を検出するセンサとして超音波センサを用いた
が、この例に限らず、適正土量を検出できるものであれ
ば、各種センサを用いることも可能である。
【0085】そしてさらに、第2の実施の形態において
は、掘削土切断ジャッキを用いてカッタを作動させる場
合について説明したが、この例に限らず、回転式のカッ
タ等種々の駆動手段にてカッタを作動させることも可能
である。
は、掘削土切断ジャッキを用いてカッタを作動させる場
合について説明したが、この例に限らず、回転式のカッ
タ等種々の駆動手段にてカッタを作動させることも可能
である。
【0086】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る掘削土供給装
置の要部を拡大して示す断面図である。
置の要部を拡大して示す断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る掘削土供給装置の全体
概略図である。
概略図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る掘削土供給装
置の要部を拡大して示す断面図である。
置の要部を拡大して示す断面図である。
【図5】空気搬送装置をシールド工事に用いた状態を示
す背景技術の全体概略図である。
す背景技術の全体概略図である。
【図6】図5の供給装置の詳細を示す断面図である。
【図7】図5及び図6の吸気配管で吸気配管よりも小さ
な土塊を搬送する状態を示す断面図である。
な土塊を搬送する状態を示す断面図である。
【図8】図5〜図7の供給装置の改善例を示す断面図で
ある。
ある。
10、50 掘削土供給装置 12 空気搬送装置 24 吸気配管 28 スクリューコンベア 30 テーパ管 32 十字カッタ 34、58 供給ホッパ 40 土塊 42 管口 44a、44b、66 傾斜面 52 受けシュート 54 超音波センサ 56 カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅原 勉 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 橋本 司 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (72)発明者 樋口 忠 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−239848(JP,A) 特開 平4−261922(JP,A) 特開 昭61−68937(JP,A) 特開 平6−306888(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 7/10 E02F 7/00
Claims (10)
- 【請求項1】 地中での掘削土を吸気配管を用いて地上
に空気搬送する際に、前記掘削土を前記吸気配管に供給
する掘削土供給装置であって、 前記掘削土を所定量ずつ搬送するスクリューコンベア
と、 前記スクリューコンベアの吐出口側に設けられ、前記ス
クリューコンベアから吐出される掘削土を前記吸気配管
の口径に対して適宜な断面積及び長さを有する土塊に切
断可能にする切断手段と、 前記スクリューコンベアの吐出口下方にあって前記吸気
配管に接続されると共に、前記スクリューコンベアから
落下した前記土塊を前記吸気配管の管口に向けて案内す
る傾斜面を有する供給ホッパとを備えることを特徴とす
る掘削土供給装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記スクリューコンベアの吐出口には、吐出される掘削
土を徐々に圧縮する先細状のテーパ管が接続されること
を特徴とする掘削土供給装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記切断手段は、前記掘削土が自重によって切断・落下
するような大きさで、前記掘削土を吐出方向に沿って切
断するカッタで構成されることを特徴とする掘削土供給
装置。 - 【請求項4】 請求項1または2において、 前記切断手段は、前記吐出された掘削土を吐出方向で切
断して前記土塊を形成するカッタで構成されることを特
徴とする掘削土供給装置。 - 【請求項5】 請求項4において、 前記吐出された掘削土を受ける受けシュートを傾斜角度
可変に備え、 前記カッタは、前記受けシュート上で前記掘削土を切断
することを特徴とする掘削土供給装置。 - 【請求項6】 請求項4または5において、 前記カッタで切断すべき掘削土の適正土量を検出するセ
ンサを有することを特徴とする掘削土供給装置。 - 【請求項7】 地中での掘削土を吸気配管を用いて地上
に空気搬送する際に、前記掘削土を前記吸気配管に供給
する掘削土供給方法であって、 前記掘削土をスクリューコンベアにより所定量ずつ搬送
する工程と、 前記所定量ずつ搬送された掘削土をテーパ管により徐々
に圧縮する工程と、 前記圧縮された掘削土をカッタにより吐出方向に沿って
切断し、前記吸気配管の口径に対して適宜な断面積及び
長さを有する土塊として落下させる工程と、 前記落下した土塊を供給ホッパ内の傾斜面上を転動させ
て供給ホッパに接続された前記吸気配管の管口に案内す
る工程と、 を含むことを特徴とする掘削土供給方法。 - 【請求項8】 地中での掘削土を吸気配管を用いて地上
に空気搬送する際に、前記掘削土を前記吸気配管に供給
する掘削土供給方法であって、 前記掘削土をスクリューコンベアにより所定量ずつ搬送
する工程と、 前記所定量ずつ搬送された掘削土を所定の傾斜角度に角
度調整された受けシュート上に吐出する工程と、 前記受けシュート上に吐出された掘削土の適正土量をセ
ンサにて検出する工程と、 前記適正土量位置で掘削土をカッタにより吐出方向で切
断して前記吸気配管の口径に対して適宜な断面積及び長
さを有する土塊を形成し、この土塊を前記受けシュート
上から落下させる工程と、 前記落下した土塊を供給ホッパ内の傾斜面上を転動させ
て供給ホッパに接続された前記吸気配管の管口に案内す
る工程と、 を含むことを特徴とする掘削土供給方法。 - 【請求項9】 請求項1〜6において、 前記適宜な断面積とは、吸気配管の管口を閉塞できる大
きさとし、 前記適宜な長さとは、吸気配管内における摩擦力が、土
塊に作用させる吸引力よりも大きくならない長さとする
ことを特徴とする掘削土供給装置。 - 【請求項10】 請求項7又は8において、 前記適宜な断面積とは、吸気配管の管口を閉塞できる大
きさとし、 前記適宜な長さとは、吸気配管内における摩擦力が、土
塊に作用させる吸引力よりも大きくならない長さとする
ことを特徴とする掘削土供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34674995A JP2908743B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 掘削土供給装置および掘削土供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34674995A JP2908743B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 掘削土供給装置および掘削土供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09158246A JPH09158246A (ja) | 1997-06-17 |
JP2908743B2 true JP2908743B2 (ja) | 1999-06-21 |
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ID=18385557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34674995A Expired - Lifetime JP2908743B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 掘削土供給装置および掘削土供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2908743B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111287244A (zh) * | 2020-02-05 | 2020-06-16 | 山东大学 | 高陡边坡施工弃渣处置安全高效装置及其使用方法 |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP34674995A patent/JP2908743B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09158246A (ja) | 1997-06-17 |
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