JP2908596B2 - 焦点検出感度補正方法および光ピックアップ装置 - Google Patents

焦点検出感度補正方法および光ピックアップ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク等の光情
報記録媒体上に微小なスポットを形成して、情報の記
録,再生,消去を行う光情報記録再生装置の光ピックア
ップ装置の改良に係り、特に、フォーカス(焦点)検出
法として、3分割受光素子を用いたビームサイズ法にお
ける焦点検出感度の変動を低減することにより、高精度
のフォーカシング制御を可能にした焦点検出感度補正方
法および光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ディスク装置等の光情報記
録再生装置においては、フォーカス制御のためのフォー
カス(焦点)検出法として、3分割受光素子を用いたビ
ームサイズ法が知られている(特公昭57−18247
号公報)。
【0003】図6は、従来の光ピックアップ装置につい
て、3分割受光素子を用いたビームサイズ法による光学
系の要部構成の一例を示す図である。図において、1は
半導体レーザ、2はカップリングレンズ、3はビームス
プリッタ、4は対物レンズ、5は光ディスク等の光情報
記録媒体、6は集光レンズ、7は3分割受光素子を示
し、また、Pは集光点、dは集光点Pからの距離を示
す。
【0004】図6に示す光ピックアップ装置では、半導
体レーザ1から出射された光は、カップリングレンズ2
により平行光にされ、ビームスプリッタ3を透過して、
対物レンズ4へ入射される。この対物レンズ4によって
集光された光は、光ディスク等の光情報記録媒体5の記
録面上に約1μmの微小な光スポットを形成されて、情
報の記録,消去,再生が行われる。
【0005】また、光情報記録媒体5からの反射光は、
往路と逆に、対物レンズ4によって再び平行光とされ、
ビームスプリッタ3を反射する。ビームスプリッタ3を
反射した光は、集光レンズ6により収束光とされ、集光
点Pに集光される。そして、集光点Pから距離dだけ離
れた位置に、3分割受光素子7が配置されている。
【0006】図7は、3分割受光素子7によって検出さ
れるフォーカスエラー信号の取り出し方法の一例を説明
する図である。図において、a〜cは3分割受光素子7
の各受光面、8は電流−電圧変換アンプ、9は差動アン
プを示し、Sはスポット、FE1はフォーカスエラー信
号を示す。
【0007】フォーカスエラー信号FE1は、この図7
に示すように、3分割受光素子7の各受光面a〜cから
の出力信号を、それぞれSa,Sb,Scとすれば、フ
ォーカスエラー信号FE1は、 FE1=Sb−(Sa+Sc) …… (1) で表すことができる。
【0008】すなわち、先の図6に示したように、3分
割受光素子7の両端の受光面a,cから得られる差信号
を一方の電流−電圧変換アンプ8へ入力させると共に、
中央の受光面bからの出力信号を他方の電流−電圧変換
アンプ8へ入力させ、その各出力を差動アンプ9へ入力
させることによって、フォーカスエラー信号FE1を検
出することができる。
【0009】なお、図6では、3分割受光素子7は、集
光点Pの前方に配置した場合を示しているが、集光点P
の後方、あるいは集光点Pの前後にそれぞれ配置するこ
とも可能である。
【0010】次の図8は、3分割受光素子7の受光面a
〜c上に照射されるスポットSの状態を示す図で、(1)
は受光面上で横方向にずれた場合、(2) は集光点Pから
の距離dのずれによりスポットSが大きくなった場合、
(3) は逆に集光点Pからの距離dのずれによりスポット
Sが小さくなった場合を示す。
【0011】この図8(1) 〜(3) に示すように、3分割
受光素子7の受光面a〜c上で、スポットSが変化する
原因は、光ピックアップの初期組付け調整誤差、使用環
境条件(温湿度)などによるずれや、経時変化等による
ずれ等が考えられる。
【0012】次の図9は、光ピックアップにおけるフォ
ーカス検出用受光素子の受光面上におけるスポット位置
の分割線直交方向ずれ量と、焦点検出感度比との関係の
一例を示す特性図である。図で、横軸は受光面における
スポットの分割線直交方向ずれ量、縦軸は焦点検出感度
比を示す。
【0013】例えば、先の図8(1) のように、受光素子
の受光面上で、スポットSが左右に移動すると、この図
9に示すように、焦点検出感度が低下してしまう。ま
た、先の図8(2) や(3) のように、スポットSの径が変
化しても、次の図10に示すように、焦点検出感度が変
動してしまう。
【0014】図10は、受光素子の受光面上のスポット
径と、焦点検出感度比との関係の一例を示す特性図であ
る。図で、横軸は受光面上に形成されるスポット径、縦
軸は焦点検出感度比を示す。
【0015】すなわち、焦点検出感度比は、スポットS
の径が、光学系で定まるある値のとき最大となり、その
前後では低下する。
【0016】このように、従来の3分割受光素子を用い
たビームサイズ法による光ピックアップ装置では、その
初期組付け調整誤差、使用環境条件、経年変化等によっ
て、受光面上のスポットSの位置や、スポットSの径に
変化が生じることにより、焦点検出感度が変動する、と
いう不都合があった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
3分割受光素子を用いたビームサイズ法による光ピック
アップ装置において生じるこのような不都合、すなわ
ち、光ピックアップの初期組付け調整誤差、使用環境条
件、経年変化等によって、受光面上のスポットの位置や
スポットの径に変化が生じることにより、焦点検出感度
が変動する、という不都合を解決し、受光面上のスポッ
トの位置と、スポットの径とを検出し、検出された信号
に応じて、予め定められた感度補正係数に基いて焦点検
出感度を補正することにより、高精度の焦点制御を可能
にした焦点検出感度補正方法および光ピックアップ装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
半導体レーザからの光束を対物レンズによって集光さ
せ、光情報記録媒体上に微小なスポットを形成して、情
報の記録,再生,あるいは消去を行う光情報記録再生装
置の光ピンクアップ装置であり、前記光情報記録媒体か
らの反射光を集光レンズによリ収束光とし、3分割受光
素子を配して前記収束光によリ焦点検出を行う光ピック
アップ装置において、前記3分割受光素子の中央部に入
射する光量と、両端部に入射する光量との差信号により
形成されたスポットサイズ信号である第1の信号と、両
端部にそれぞれ入射する光量の差信号により形成された
スポット位置信号である第2の信号とによって、予め定
められた感度補正係数に基いて焦点検出感度の補正を行
う焦点検出感度の補正方法である。
【0019】第2に、半導体レーザからの光束を対物レ
ンズによって集光させ、光情報記録媒体上に微小なスポ
ットを形成して、情報の記録,再生,あるいは消去を行
う光情報記録再生装置の光ピックアップ装置であり、前
記光情報記録媒体からの反射光を集光レンズにより収束
光とし、3分割受光素子を配して前記収束光により焦点
検出を行う光ピックアップ装置において、前記3分割受
光素子の中央部に入射する光量の出力信号と、両端部に
入射する光量との差信号とによって、第1の信号を検出
する第1の信号検出手段と、前記3分割受光素子の両端
部にそれぞれ入射する光量の差信号によって、第2の信
号を検出する第2の信号検出手段と、予め定められた感
度補正係数に基いて焦点検出感度の補正を行う焦点検出
感度補正手段、とを備え、前記第1と第2の信号を前記
焦点検出感度補正手段へ入力することにより、焦点検出
感度を補正するように構成している。
【0020】第3に、上記第2の光ピックアップ装置に
おいて、3分割受光素子は、集光レンズの集光点の前後
にそれぞれ配置されている構成である。
【0021】
【実施例】次に、この発明の光ピックアップ装置につい
て、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明す
る。この実施例は、主として、請求項1と請求項2の発
明に対応している。
【0022】図1は、この発明の光ピックアップ装置に
おける3分割受光素子を用いたビームサイズ法による光
学系の要部構成について、その3分割受光素子によって
検出されるフォーカスエラー信号の取り出し部の一実施
例を示す図である。図における符号は図7と同様であ
り、また、81 〜83 は電流−電圧変換アンプ、91
2 は差動アンプ、10は加算アンプ、11は焦点検出
感度補正回路、SPはスポット位置信号、FE2はこの
発明によるフォーカスエラー信号を示す。
【0023】この発明の光ピックアップ装置でも、ビー
ムサイズ法による光学系の構成は、先の図6と同様であ
る。そのため、この図1では、先の図7に対応する3分
割受光素子7の各受光面a〜cからの出力信号Sa,S
b,Scの処理部の構成について、詳細に示している。
【0024】まず、3分割受光素子7の各受光面a〜c
上のスポット位置信号SPは、 SP=Sa−Sc …… (2) で表すことができる。
【0025】そして、この受光素子7の受光面上におい
て、スポット位置の分割線直交方向ずれ量と、式(2) で
示されるスポット位置信号SPとの間には、次の図2の
ような関係がある。
【0026】図2は、この発明の光ピックアップ装置に
おけるフォーカス検出用受光素子の受光面上におけるス
ポット位置の分割線直交方向ずれ量と、受光面から出力
されるスポット位置信号との関係の一例を示す特性図で
ある。図で、横軸は受光面上におけるスポット位置の分
割線直交方向ずれ量、縦軸は受光面から出力されるスポ
ット位置信号を示す。
【0027】すなわち、横軸に示す分割線直交方向のず
れ量が0のとき、スポット位置信号SPは、縦軸に0で
示すように、その差信号が0に設定されている。もし、
受光面上に形成されるスポット位置が、3分割受光素子
7の受光面a側にずれると、スポット位置信号SPは、
そのずれ量に対応して順次正方向に大となり、逆に、受
光面c側にずれると、位置信号SPは、そのずれ量に対
応して順次負方向に大きくなる。
【0028】このスポット位置信号SPは、式(2)に示
したように、3分割受光素子7の両端部の受光面a,c
にそれぞれ入射する光量の差信号であり、第2の信号に
相当し、3分割受光素子7の両端部の受光面a,cは、
第2の信号検出手段である。
【0029】また、従来と同様のフォーカスエラー信号
FE1は、この図1では、3分割受光素子7の受光面b
の出力が、電流−電圧変換アンプ82 を介して一方の入
力となり、受光面a,cの各出力が、電流−電圧変換ア
ンプ81 ,83 を介して入力される加算アンプ10の出
力信号が、他方の入力となる差動アンプ91 によって得
られる。なお、この構成は、従来例を示す先の図7と同
様である。
【0030】このフォーカスエラー信号FE1は、3分
割受光素子7の中央部の受光面bに入射する光量の出力
信号と、両端部の受光面a,cにそれぞれ入射する光量
との差信号とによって演算生成される信号であり、第1
の信号に相当している。
【0031】ところで、このフォーカスエラー信号FE
1は、3分割受光素子7の受光面a〜c上に形成される
スポット径に対応して、その出力が変化するので、実質
的には、スポットサイズ信号といえるものであり、3分
割受光素子7の受光面a〜cは、第1の信号検出手段で
ある。
【0032】図3は、この発明の光ピックアップ装置に
おけるフォーカス検出用受光素子の受光面上に形成され
るスポット径とフォーカスエラー信号FE1(スポット
サイズ信号)との関係の一例を示す特性図である。図
で、横軸は受光面上に形成されるスポット径、縦軸はフ
ォーカスエラー信号FE1(スポットサイズ信号)を示
す。
【0033】ここで、従来例を示す図9と、図2とに着
目すれば、横軸が共通であり、いずれも、受光素子の受
光面上におけるスポット位置の分割線直交方向ずれ量を
示しており、前者の図9は焦点検出感度比、後者の図2
はスポット位置信号SPである。したがって、この両図
から、スポット位置信号SPと焦点検出感度比との関係
を知ることができ、また、スポット位置信号SPの変動
に対応して、焦点検出感度比を補正することが可能にな
る。
【0034】次の図4は、この発明の光ピックアップ装
置によるスポット位置信号SPに対する感度補正係数の
一例を示す特性図である。図で、横軸は受光面から出力
されるスポット位置信号、縦軸は感度補正係数を示す。
【0035】この図4で、横軸に示すスポット位置信号
SPが初期設定値0のときは、縦軸の感度補正係数を
「×1」とし、スポット位置信号SPが図2のように正
負の方向に変動したときは、その変動量に対応した特性
曲線に従って、アナログ的に大きくし、感度補正係数を
「×2」,「×3」のように設定しておく。
【0036】このように、スポット位置信号SPの変動
に対応して、焦点検出感度比を補正すれば、受光面上に
おけるスポット位置が、分割線直交方向にずれても、そ
のずれ量に対応して焦点検出感度が補正される。この図
4のような補正曲線は、各光学系に応じて想定すること
ができるので、予め設定しておく。図1に示したブロッ
ク図で、式(2) で示されるスポット位置信号SPは、3
分割受光素子7の両端の受光面a,cの各出力が、それ
ぞれ電流−電圧変換アンプ81 ,83 を介して入力され
る差動アンプ92 によって得られる。
【0037】このような焦点検出感度の補正は、受光面
上に形成されるスポット径の変動に対しても、同様に行
うことができる。すなわち、従来例を示す図10と、図
3とに着目すれば、横軸が共通であり、いずれも、受光
素子の受光面上に形成されるスポット径を示しており、
前者の図10は焦点検出感度比、後者の図3はフォーカ
スエラー信号FE1(スポットサイズ信号)である。
【0038】したがって、この両図から、フォーカスエ
ラー信号FE1(スポットサイズ信号)と焦点検出感度
比との関係を知ることができ、また、スポットサイズ信
号の変動に対応して、焦点検出感度比を補正することが
可能になる。
【0039】図5は、この発明の光ピックアップ装置に
よるスポットサイズ信号に対する感度補正係数の一例を
示す特性図である。図で、横軸は受光面から出力される
スポットサイズ信号、縦軸は感度補正係数を示す。
【0040】この図5で、横軸に示すスポットサイズ信
号(FE1)が初期設定値0のときは、縦軸の感度補正
係数を例えば「×2」とする。そして、先の図10のよ
うな焦点検出感度比の変動が補正されるように、スポッ
トサイズ信号が図3のように正負の方向に変動したとき
は、その変動量に対応した特性曲線を設定する。この図
5の場合には、感度補正係数が「×1」となるのは、ス
ポットサイズ信号(FE1)が初期設定値0よりも大の
場合である。この図5のような補正曲線も、各光学系に
応じて想定することができるので、予め設定しておく。
【0041】以上のように、スポットサイズ信号(FE
1)の変動に対応して、焦点検出感度比を補正すれば、
受光面上に形成されるスポット径(スポットサイズ)が
変動しても、その変化量に対応して焦点検出感度が補正
される。
【0042】この発明では、以上のような基本認識によ
って、スポット位置信号SP、および従来と同様のフォ
ーカスエラー信号FE1(スポットサイズ信号)とを、
図1のブロック図で生成して、焦点検出感度補正回路1
1へ入力させる。この焦点検出感度補正回路11には、
すでに説明したように、図4と図5の感度補正係数の情
報が予め格納されており、スポット位置信号SPとフォ
ーカスエラー信号FE1(スポットサイズ信号)とを、
これらの感度補正係数の情報によって補正して、フォー
カスエラー信号FE2を演算生成する。
【0043】そして、この補正されたフォーカスエラー
信号FE2によって、焦点(フォーカス)制御が行われ
る。したがって、光ピックアップ装置において、組付け
調整誤差、使用環境条件、経年変化等により、3分割受
光素子の受光面に形成されるスポット径の大きさが変化
したり、分割線直交方向にずれが生じても、焦点制御系
の検出感度の変動が補正され、高精度のフォーカス制御
が可能になる。
【0044】なお、以上の実施例では、3分割受光素子
7を、集光レンズの集光点Pの前方に配置する場合につ
いて説明した。しかし、3分割受光素子7は、集光点P
の後方、あるいは集光点Pの前後にそれぞれ配置するこ
とも可能であり、いずれの場合でも、同様に実施するこ
とができる(請求項3の発明に対応する実施例)。
【0045】また、1個の3分割受光素子7を使用する
場合について述べたが、受光素子を3個使用しても、同
様の感度検出とその補正とを行うことが可能であること
は明らかである。
【0046】
【発明の効果】この発明の焦点検出感度補正方法および
光ピックアップ装置では、3分割受光素子を用いたビー
ムサイズ法によって焦点の検出感度を補正する光ピック
アップ装置において、3分割受光素子の受光面に形成さ
れるスポットの大きさと、分割線直交方向のずれ量を検
出し、その検出信号によって初期設定時とのずれを補正
するので、焦点検出感度の変動を低減することが可能に
なり、高精度のフォーカシング制御を行うことができる
(請求項1と請求項2の発明に対応する効果)。
【0047】すなわち、3分割受光素子の受光面上に形
成されるスポットと受光素子の相対位置精度に関連する
各構成素子の組付け時の調整誤差や環境条件、経時変
化、温度変化等に対しても、簡単に対応できるので、焦
点制御系の検出感度の変動が低減されるだけでなく、組
付け時の調整誤差等の制約にも充分に対応できる。
【0048】また、3分割受光素子を、集光点Pの前後
にそれぞれ配置し、それぞれの検出信号によって、焦点
検出感度の変動を補正すれば、一層、高精度のフォーカ
シング制御が可能になる(請求項3の発明に対応する効
果)、等の多くの優れた効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ピックアップ装置における3分割
受光素子を用いたビームサイズ法による光学系の要部構
成について、その3分割受光素子によって検出されるフ
ォーカスエラー信号の取り出し部の一実施例を示す図で
ある。
【図2】この発明の光ピックアップ装置におけるフォー
カス検出用受光素子の受光面上におけるスポット位置の
分割線直交方向ずれ量と、受光面から出力されるスポッ
ト位置信号との関係の一例を示す特性図である。
【図3】この発明の光ピックアップ装置におけるフォー
カス検出用受光素子の受光面上に形成されるスポット径
とフォーカスエラー信号FE1との関係の一例を示す特
性図である。
【図4】この発明の光ピックアップ装置によるスポット
位置信号SPに対する感度補正係数の一例を示す特性図
である。
【図5】この発明の光ピックアップ装置によるスポット
サイズ信号に対する感度補正係数の一例を示す特性図で
ある。
【図6】従来の光ピックアップ装置について、3分割受
光素子を用いたビームサイズ法による光学系の要部構成
の一例を示す図である。
【図7】3分割受光素子7によって検出されるフォーカ
スエラー信号の取り出し方法の一例を説明する図であ
る。
【図8】3分割受光素子7の受光面a〜c上に照射され
るスポットSの状態を示す図である。
【図9】光ピックアップにおけるフォーカス検出用受光
素子の受光面上におけるスポット位置の分割線直交方向
ずれ量と、焦点検出感度比との関係の一例を示す特性図
である。
【図10】受光素子の受光面上のスポット径と、焦点検
出感度比との関係の一例を示す特性図である。
【符号の説明】
7 3分割受光素子 a〜c 3分割受光素子7の各受光面 81 〜83 電流−電圧変換アンプ 91 と92 差動アンプ 10 加算アンプ 11 焦点検出感度補正回路 SP スポット位置信号 FE2 この発明によるフォーカスエラー信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザからの光束を対物レンズに
    よって集光させ、光情報記録媒体上に微小なスポットを
    形成して、情報の記録,再生,あるいは消去を行う光情報
    記録再生装置の光ピックアップ装置であり、 前記光情報記録媒体からの反射光を集光レンズによリ収
    束光とし、3分割受光素子を配して前記収束光によリ焦
    点検出を行う光ピックアップ装置において、 前記3分割受光素子の中央部に入射する光量と、両端部
    に入射する光量との差信号により形成されたスポットサ
    イズ信号である第1の信号と、両端部にそれぞれ入射す
    る光量の差信号により形成されたスポット位置信号であ
    る第2の信号とによって、予め定められた感度補正係数
    に基いて焦点検出感度の補正を行うことを特徴とする焦
    点検出感度補正方法。
  2. 【請求項2】半導体レーザからの光束を対物レンズによ
    って集光させ、光情報記録媒体上に微小なスポットを形
    成して、情報の記録,再生,あるいは消去を行う光情報記
    録再生装置の光ピックアップ装置であり、 前記光情報記録媒体からの反射光を集光レンズにより収
    束光とし、3分割受光素子を配して前記収束光によリ焦
    点検出を行う光ピックアップ装置において、 前記3分割受光素子の中央部に入射する光量の出力信号
    と、両端部に入射する光量との差信号とによって、第1
    の信号を検出する第1の信号検出手段と、 前記分割受光素子の両端部にそれぞれ入射する光量の
    差信号によって、第2の信号を検出する第2の信号検出
    手段と、 予め定められた感度補正係数に基いて焦点検出感度の補
    正を行う焦点検出感度補正手段、 とを備え、 前記第1と第2の信号を前記焦点検出感度補正手段へ入
    力することにより、焦点検出感度を補正することを特徴
    とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の光ピックアップ装置におい
    て、3分割受光素子は、集光レンズの集光点の前後にそ
    れぞれ配置されていることを特徴とする光ピックアップ
    装置。
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