JP2907919B2 - 遊技機の入賞装置 - Google Patents

遊技機の入賞装置

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JP2907919B2
JP2907919B2 JP3784290A JP3784290A JP2907919B2 JP 2907919 B2 JP2907919 B2 JP 2907919B2 JP 3784290 A JP3784290 A JP 3784290A JP 3784290 A JP3784290 A JP 3784290A JP 2907919 B2 JP2907919 B2 JP 2907919B2
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実 前野
幸朗 橋元
友和 田中
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はパチンコ機等の遊技機に関し、特に入賞口
に入賞した遊技球の動きを変化させる入賞装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の遊技機(例えばパチコン機)では、入賞口に遊
技球が入ったら単に賞球を払い出すだけでは面白みに欠
けるため、入賞口に入った遊技球の動きを変化させる機
構を備えた入賞装置を設けている。こうした入賞装置の
一例が特開平1−274787号公報に記載されている。
この入賞装置は複数の入賞領域を備えており、その複
数の入賞領域に至る遊技球の通過経路に障害部材を設け
ている。そのため、入賞した遊技球は通過経路上の障害
部材に衝突することがあり、その衝突具合によって遊技
球の動きが変化することになる。なお、その入賞装置
は、複数の入賞領域のうち所定の入賞領域に遊技球が入
ると、遊技者に有利な遊技状態を提供するように構成さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の入賞装置では、遊技者は遊技球の動き
を見てどの入賞領域に入るかを予測することができた。
したがって、遊技球の動きに意外性がなく、遊技性が向
上させることができなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
遊技球の動きに意外性を加えて遊技性が向上することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、特定領域を通過した遊技球を振り分けると
ともに、複数の入賞領域を備えている遊技機の入賞装置
において、特定領域を通過した遊技球を受け入れるキャ
ラクタ本体と、前記キャラクタ本体の内側に設けられ、
遊技球を受け止める中板と、前記中板に設けられ、受け
止めた後の遊技球を放出する放出穴とを備え、前記キャ
ラクタ本体を動かすことを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、特定領域を通過しキャラクタ本体に
受け入れられた遊技球は、中板で受け止められ、その後
に放出穴から放出される。中板で受け止められた後に放
出穴から放出されるまでの間にある遊技球の動きは、キ
ャラクタ本体が動くことにより変化する。そのため、キ
ャラクタ本体に受け入れらた遊技球は、キャラクタ本体
の動きに応じて放出穴から放出されるタイミングが異な
ってくる。また、キャラクタ本体の形態のよっては、遊
技者は中板で受け止められた後に放出穴より放出される
まで遊技球が見え難くなる。このようなことから、遊技
者はキャラクタ本体に受け入れられた遊技球がいつ放出
されるのかを予測し難くなる。したがって、遊技球の動
き(すなわち遊技球の放出タイミング)に意外性が加わ
るので、遊技性が向上する。
〔実施例〕
次に、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
遊技機の遊技盤1の中央には入賞装置Nが装着される
とともに、遊技盤1の遊技盤面1aには入賞装置Nの両側
方にそれぞれ配設された左右入賞口4,5と、入賞装置N
の下方に配設されて横方向へ配列された左始動口8、右
始動口9、中始動口10とがそれぞれ開設され、さらに、
遊技盤面1aの入賞装置Nの両側斜め下方にはそれぞれ規
定入賞数が1個となるように設定されたチューリップ式
役物6,7が取り付けられている。
入賞装置Nには入賞球を受け入れて通過させるための
球通過部N1と、入賞球の転落経路を変化させるために駆
動制御される伝動部材を備え、球通過部N1の後方及び下
方に配設された伝動部N2と、前記伝動部材を駆動する駆
動部材を備え、伝動部N2の後方に配置された駆動部N3
と、入賞装置Nの各種電気部品と外部配線とを接続する
配線部N4とが前から順に形成されている。
球通過部N1には遊技盤面1aに取着されて合成樹脂材で
枠状に形成されたベース枠11と、このベース枠11の裏面
に組付けられて合成樹脂材で前方開放の箱形状に形成さ
れた球受ケース12と、ベース枠11内に装入された仕切り
部材13とが設置されている。
ベース枠11にはその前部に形成された前枠板11aと、
前枠板11aの後側面の内側周縁に全周にわたって接合さ
れて後方へ突出された後枠部11bとが連設され、ベース
枠11には上下方向の中央部付近では開口幅が拡張され、
上端部付近及び下端部付近では開口幅が縮小された開口
部が形成されている。
前枠板11aの上端部付近の前面には上樋片16が取着さ
れ、この上樋片16内には円弧状に配列された多数個のLE
Dが装入されている。上樋片16の上面の左右端部には突
縁16がそれぞれ形成されるとともに、上樋片16の上面の
中央部には後方へ若干下傾した案内面16bが形成されて
いる。
前枠板11aの前側面の下端部付近にはほぼU形状の樋
部23aと、この樋部23aの前面に垂直状に接合された前板
23bとが連設された下樋片23が取着され、下樋片23の樋
部23aの底部の中央部付近上には左右1対の仕切り板25,
25が並行状に立設されている。
下樋片23内の前端部の中央部で両仕切り板25間の上端
には連続作動口26の開口されるとともに、下樋片23内の
左右部で両仕切り板25と両側板23aとの間の上端部には
それぞれ入賞球通過口27,27が開口されている。また、
両仕切り板25間の上端付近には連続作動口26内へ落入し
た入賞球を検出するための連続作動口入球検出スイッチ
28が挿入されている。ベース11の後枠部11bの底部上に
は連続作動口26内及び両入賞球通過口27へ落入した遊技
球をベース枠11の下方へ誘導する球通路が形成されてい
る。
透明合成樹脂材で成形された仕切り部材13はベース枠
11内に嵌装され、この仕切り部材13の上部にはベース枠
11内の上端部付近に装入されて上樋片16の案内面16bの
後方にほぼ水平状に設置された方形板状の天板13aと、
後方開放の箱形状で天板13aの上面の中央部付近に突設
されて上端面がベース枠11の後枠部11bの天板の内側面
に対接された区画片13bと、円弧状に湾曲された方形板
状で天板13aの若干下方に配列されて左右両端縁がベー
ス枠11の後枠部11bの左右側部に内側面上端にそれぞれ
連接された上壁板13cとが形成され、区画片13b内には連
続回数表示LED19が装入されている。
ベース枠11の前枠板11a内の上端付近には天板13aの前
端縁と、区画片13bの両側板の前端縁とによって仕切ら
れた左右1対の天入賞口15,15が開設され、区画片13bの
両側方で天板13a上には天入賞口15内へ落入した遊技球
を後方へ誘導する左右1対の球通路が並接されている。
仕切り部材13の下部にはベース枠11の前枠板11a内の
上下方向中央部付近の左右部にそれぞれ前側面が前枠板
11aの前側面に整合された状態で垂直状に嵌装されて上
壁板13cの前端縁の左右両端部に接合された左右1対の
カバー板13dと、左右両端部が両カバー板11dの内端縁の
上下方向中央部付近にそれぞれ接合されてほぼ水平状に
設置された球受棚13eとが形成されている。
両カバー板13dの内端縁の中央部付近にはそれぞれ前
方へ水平状に突出された左右1対のガイドピン18の基端
部がそれぞれ固着され、この両ガイドピン18の若干上方
と、上樋片16の左右両側面の下端縁16aとの間にはそれ
ぞれ大入賞口3,3が開設されている。
球受棚13eの前部は両カバー板13dの内端縁の間隔より
縮少された横幅を有する方形板状に形成されてカバー板
13aの前方へ突出されるとともに、球受棚13eの後部の中
央部にはほぼU形以上の切欠部が開設され、球受棚13e
の後部はベース枠11内及び球受ケース12内の上下方向中
央部付近に横架されて前端縁の左右端部が両カバー板13
dの後側面に接合されている。
球受ケース12には前方開放の異形ケース状の球受部12
aがその上端部付近から下端付近にわたって形成され、
この球受部12aには前端縁がベース枠11の後枠部11bの左
右部の後端縁及び仕切り部材13の上壁板13cの後端縁に
それぞれ直結状に連接された胴壁板32と、この胴壁板32
の後端縁に接合されて垂立された後壁板33と、胴壁板32
の下端部付近の両側内壁面及び後壁板33の下端部付近の
内壁面に接合されて前方へ下傾状に延出され、前端付近
がベース枠11内の下端付近に突入された底板34とが形成
されている。底板34の前端縁34aは連続作動口26及び両
入賞球通過口27の後側開口縁を形成している。
球受ケース12の後壁板33にはその中央部に方形状に開
設された挿通口33aと、この挿通口33aの上開口縁の両側
方にそれぞれ貫設された左右1対の円弧孔状の上通し孔
33bと、縦断面形状がコ形状で挿通口33aの左右開口縁の
下端部付近の後側面にそれぞれ接合されて後方へ並行状
に延出された左右1対のガイド片33dとが形成されてい
る。後壁板33の後側面の左右両端部には縦断面が<形状
で後方へ延出された左右1対の上取付片33eが一体状に
接合されるとともに、後壁板33の後側面下端の左右両端
部には後方へ並行状に延出された左右1対の丸棒状の下
取付片33fが一体状に接合されている。
球受ケース12の上端部には一側方開放の方形箱形状で
球受部12aの上端に段差状に連接されてベース枠11の後
枠部11bの上端部に組付けられたカバー部12bが形成さ
れ、このカバー部12bには仕切り部材13の区画片13bの後
側面に添着された垂立部29aと、仕切り部13の上壁板13c
の後側に一側方へ下傾した状態で横設された底部29bと
を有する樋片29が取着され、底部29b上には両天入賞口1
5内へ落入して後方へ転動した遊技球を樋片29の一側方
へ誘導するための球通路29cが形成されている。
球受ケース12の下端部には横断面形状がほぼ∩形状で
球受部12aの下端に段差状に連接されてベース枠11の後
枠部11bの下端に組付けられたカバー部12cが形成され、
このカバー部12c内の下端には連続作動口26内及び両入
賞通過口27内へ落入した遊技球を下方へ誘導するための
送出口が開口されている。
球受ケース12の後壁板33の上端部付近の後側には多数
個のLEDが接続されたLED基板20が取付けられている。
球受ケース12の底板34の後部で左右方向の中央部に突
設されたほぼ方形台状の支持台35上には縦支持ピン35a
が立設されるとともに、支持台35の後端部には横支持ピ
ン35bが左右方向に沿って水平状に貫挿されている。
支持台35上には縦支持ピン35aを支点として回動可能
に支持されて著名なキャラクタを模擬した顔が表示され
たほぼ中空球状のキャラクタ本体37が仕切り部材13の球
受棚13eの後部を貫通して設置されている。キャラクタ
本体37にはその下部に配設されて上半部が切除された中
空半球状に形成された下殻体37aと、この下殻体37aの後
端に上下方向への傾動可能にヒンジ着されて下殻体37a
上に開口動際及び閉口動作可能に載置されかつ下半部が
切除された中空半球状に形成された上殻体37bと、下殻
体37a内に嵌着されて支持ピン35aに水平方向への回動可
能に支持され、かつ前方へ若干下傾した中板37cとが形
成され、この中板37cの上面中心部には円柱台状の突起4
1が突設されている。キャラクタ本体37の前部には下殻
体37aの前部と上殻体37bの前部とにわたって貫設された
球通路40が垂直状に形成され、球通路40の上端には開口
面積が拡張された球入口40aが中板37cに開口されるとと
もに、球通路40の下端には球放出口40bが開口されてい
る(第11図(B)図参照)。
ここで第11(B)図からも明らかなように、キャラク
タ本体37の内側には中板37c、球通路40が設けられてい
る。そして、当該キャラクタ本体37に受け入れられた遊
技球は中板37cで受け止められ、球通路40,球入口40aを
経て球放出口40bから放出される。中板37cで受け止めら
れた後に球放出口40bより放出されるまでの間にある遊
技球の動き(すなわち転がり態様)は、キャラクタ本体
37が動くことにより変化する。そのため、キャラクタ本
体37に受け入れられた遊技球は、キャラクタ本体37の動
きに応じて球放出口40bから放出されるタイミングが異
なってくる。また、キャラクタ本体37の形態によっては
(すなわちキャラクタ本体37が後述する第2状態となる
と)、遊技者は中板37cで受け止められた後に球放出口4
0bより放出されるまで遊技球が見え難くなる(第11
(A)図参照)。このようなことから、遊技者は遊技球
が放出出口40bからいつ放出されるのかを予測し難くな
る。したがって、遊技球の動き(すなわち遊技球の放出
タイミング)に意外性が加わるので、遊技性が向上す
る。なお、球入口40a,球通路40,球放出口40bはいずれも
放出穴に相当する。
下殻体37aの後端には後方へ突出されて後壁板33の挿
通口33a内に挿通された突片37eが一体状に形成され、こ
の突片37eの上面には連結ピン37fが直立状に突設されて
いる。
上殻体37bの後端面には突片37eに水平状に貫挿された
支持ピン37gを介して揺動可能に枢支されて後壁板33の
挿通口33a内に挿通された正面がほぼU形状の支持片37h
が一体状に接合され、この支持片37h内にはコロ37iが水
平回転可能に軸支されている。コロ37iが前方へ押動さ
れたときには上殻体37bが上方へ傾動してキャラクタ本
体37が開口され、キャラクタ本体37内への遊技球の落入
が可能となる一方、コロ37iに対する押動状態が解除さ
れたときには上殻体37bが自重で下方へ傾動してキャラ
クタ本体37が閉口され、キャラクタ本体37内への遊技球
の落入が不能となる。
支持台35の両側には遊技球を衝突させて遊技球の転落
態様を変化させるために並設された左右1対の第1キャ
ラクタ部品38が支持台35の後端部に水平状に貫挿された
支持ピン35bを介してそれぞれシーソー状の揺動動作可
能に支持され、この両第1キャラクタ部品38の前部には
球受ケース12の底板34上に設置されてキヤラクタの両足
を模擬した長方形台状の球衝突部38aがそれぞれ形成さ
れ、この両球衝突部38aの前端部の内側面にはそれぞれ
ほぼ横円錐形状に形成されて内方へ横出された突片38b
が突設される一方、両第1キャラクタ部品38の後部には
球受ケース12の後壁板33を貫通して後方へ延出された延
出部38cがそれぞれ形成され、両延出部38cの後端には球
状の伝動部38dがそれぞれ形成されている。
球受ケース12の後壁板33の前側面の左右部には後壁板
33の上下方向への揺動可能に枢着されてキャラクタの両
腕を模擬した左右1対の第2キャラクタ部品39が添設さ
れ、この両第2キャラクタ部品39の内端には後壁板33の
上通し孔33bを貫通して後方へ突出された連結ピン39aが
それぞれ挿着されている。
球受ケース12の後壁板33の後方には球受ケース12の後
端にビス着された取付ベース44が垂直状に設置され、こ
の取付ベース44の前面に突設された左右適数対の取付突
片44aの前端には取付ベース44と後壁板33との間に垂立
された中間壁板48がビス着され、この中間壁板48の上下
方向の中央部付近には横長状の挿通孔48aが貫設されて
いる。
前後方向に沿って並行状に横架された左右1対の開閉
軸45はベース枠11の中央部付近の左右部にそれぞれ形成
された左右1対の前軸受49と、取付ベース44の左右部に
それぞれ形成された左右1対の後軸受44bとによってそ
れぞれ水平状で回転可能に支持されている。
再開閉軸45の前端には開閉軸45の回動動作によって起
立姿勢と傾倒姿勢とに傾動する支持片56の基端部がそれ
ぞれ嵌着され、この両支持片56の先端部に突出形成され
た突部56aには後方へ開閉軸45と並行状に突出された支
持ピン57が挿着されている。
両大入賞口3を開放及び閉鎖するために両支持片56に
それぞれ支持ピン57を介して揺動可能に支持された左右
1対の開閉翼片46は縦断面がほぼ台形状に形成され、そ
の先端付近の前部には支持片56の突部56aが挿入された
切欠部46aが凹設されるとともに、その後端面には前記
ガイドピン18がそれぞれスライド可能に挿入された長孔
状のスライド孔46bがそれぞれ凹設され、開閉軸45が回
動して支持片56が約45°の範囲で傾動したときには開閉
翼片46の揺動支点が開閉軸45を支点として円弧移動し、
開閉翼片46がガイドピン18を支点として回動変位しなが
ら支持ピン57を支点として揺動して水平姿勢と垂立姿勢
とに転換され、大入賞口3が開閉される。
両開閉軸45の後端にはそれぞれ連動片47が嵌着され、
両連動片47の先端には後方へ横出された連結ピン47aが
挿着されている。
取付ベース44の後側面の左右部には左右1対の大入賞
口開閉ソレノイド60が取付プレート62を介して下向き状
に取着され、この両大入賞口開閉ソレノイド60の作動軸
60aには同作動軸60aを上方へ付勢するスプリング60bが
外嵌されるとともに、両作動軸60aの下端にはそれぞれ
連結ピン60cを介して伝動片61がピン着されている。両
伝動片61の下部には連動片47の連動ピン47aが挿入され
た横長状の連結孔61aがそれぞれ貫設されるとともに、
両伝動片61の前側面の下端に前方へ水平状に突出された
突片61bと、作動軸60a及び伝動片61を連結する連結ピン
60cとは取付ベース44の左右側縁付近にそれぞれ貫設さ
れた縦長状のガイド孔44e内にそれぞれ貫挿された上下
方向へ案内される。
両大入賞口開閉ソレノイド60が励磁されて両伝動片61
が両作動軸60aとともに上動したときには両連動片47が
それぞれ上方へ揺動して両開閉軸45が回動し、両開閉翼
片46がそれぞれ複合揺動して水平姿勢に転換され、両大
入賞口3がそれぞれ開放される一方、両大入賞口開閉ソ
レノイド60がそれぞれ消磁されたときには両開閉翼片46
がそれぞれ逆方向へ複合揺動して垂立姿勢に転換され、
両大入賞口3がそれぞれ閉鎖される。
球受ケース12の底板34の下面後端の中央部には側面形
状がL形状の下揺動片53がピンを介して揺動可能に枢支
され、この下揺動片53の下端部及び後端部には側方へ突
出された連結ピン53aがそれぞれ挿着されている。
球受ケース12の後壁板33の後側面の中央部付近には側
面形状がL形状の上揺動片54が揺動可能に枢支され、こ
の上揺動片の後端には側方へ横出された連結ピン54aが
挿着されるとともに、上揺動片54の前部には上方へ突出
された方形板状の押動部54bが形成されている。
上下揺動片54,53を連動可能に連結する縦長板状のリ
ンク55の上下端部には下揺動片53の後側の連結ピン53a
と上揺動片53の連結ピン54aとがそれぞれ貫挿されると
ともに、リンク55の前側面の中央部付近に突出された上
下1対の突起55aには正面形状がほぼU形状で球受ケー
ス12の後壁板33の後側面に添設された第1伝動プレート
59の下端部が締着され、この第1伝動プレート59の左右
の両上端にそれぞれ形成された係合部59a内には第1伝
動プレート59と両第2キャラクタ部品38を連動可能に連
繋するために両第2キャラクタ部品39の連結ピン39aが
それぞれ係入されている。
球受ケース12の両ガイド片33d内にはこの両ガイド片3
3dを介して水平状で前後方向へのスライド可能に支持さ
れた押動片58の両側縁がそれぞれ嵌挿されている。押動
片58の前端縁58aはキャラクタ本体37の下殻体37aの外周
面に沿って円弧状に湾曲されてコロ37iに対接されると
ともに、押動片58の中央部付近に貫設された横長状の係
合孔58b内には上揺動片54の押動部54bの先端縁が、押動
部54bの前後方向への揺動動作に連動して押動片60を前
後方向へ水平移動させるために嵌挿されている。
取付ベース44の後側面の下端に突設された角筒状の台
部44dの下面にはキャラクタ駆動ソレノイド50が取付プ
レート49を介して前向き状に取着され、このキャラクタ
駆動ソレノイド50の作動軸50aにはスプリング50bが外嵌
されるとともに、作動軸50aの前端には下揺動片53に下
側連結ピン53aを介して連動可能に連結された伝動片51
の基端部がピン50cで連結され、このキャラクタ駆動ソ
レノイド50が励磁されて作動軸50aが後退したときには
下揺動片53が揺動しかつリンク55が上動して上揺動片54
の押動部54aが前方へ揺動し、押動片60が前方へ移動し
てキャラクタ本体37のコロ37iが前方へ押動され、キャ
ラクタ本体37の上殻体37bが上方へ傾動してキャラクタ
本体37が開口される一方、キャラクタ駆動ソレノイド50
が消磁されたときにはコロ37iが解放されてキャラクタ
本体37の上殻体37bが自重で下方へ傾動し、キャラクタ
本体37が閉口される。
また、キャラクタ駆動ソレノイド50が励磁及び消磁さ
れたときには第1伝動プレート59がリンク55とともに上
下動して両第2キャラクタ部品39がキャラクタ本体37の
開閉口動作と同期して相反方向へ往復揺動する。
取付ベース4の上端部付近の後側面にはキャラクタ駆
動用のステップモータ63が前向き状に取着され、このス
テップモータ63の出力軸63aには前側面の偏心位置に上
突起64が突設された駆動ギヤ64が嵌着されている。
取付ベース44の中央部付近に後側にピンを介して回転
可能に支持された2段ギヤ状の中間ギヤ65の小径ギヤ65
aは、駆動ギヤ64と、取付ベース44の下端付近の後側に
ピンを介して回転可能に支持されて前側面の偏心位置に
下突起66aが突設されかつ駆動ギヤ64と等歯数を有する
従動ギヤ66とにそれぞれ噛合され、従動ギヤ66はステッ
プモータ63の回転によって駆動ギヤ64と同方向へ等速回
転する。
中間ギヤ65の大径ギヤ65bはこの中間ギヤ65の一側方
にピンを介して回転可能に支持されて後側面に円柱台状
の突部67aが偏心状に突設された伝動ギヤ67に噛合さ
れ、この伝動ギヤ67の突部67aは取付ベース44の前側面
に垂直状に添設された縦長状のクランク68の上端部に貫
挿され、伝動ギヤ67の回転でクランク68の下端部が伝動
ギヤ67の中心の回りへの回動してクランク68の下端部が
上下動する。
取付ベース44の下端付近の前側には従動ギヤ66の後方
に配設された横長板状の揺動プレート69がピン69cを介
してシーソー状の揺動動作可能に支持され、この揺動プ
レート69の中央部から偏位した位置にはクランク68の下
端部がピン69bを介して連動可能に連結されるととも
に、揺動プレート69の左右両端部には前後方及び両側方
開放の係合部69aがそれぞれ形成され、この両係合部69a
内には両第1キャラクタ部38の伝動部38bがそれぞれ嵌
合されている。ステップモータ63が回転して伝動ギヤ66
が回転したときにはクランク68の下端部が上下動して揺
動プレート69がシーソー状に揺動し、両第1キャラクタ
部品38の両伝動部38bが交互に上下動して両第1キャラ
クタ部品38の両脚部38aが相反方向へ反復揺動する。
取付ベース44の中央部付近の前側には横長板状のガイ
ドプレート70が横架されるとともに、ガイドプレート70
の前側には縦長状の第2伝動プレート71が垂直状の配置
され、この第2伝動プレート71の後側面の中央部にはガ
イドプレート70が係合されたスライド溝71aが左右方向
に沿って凹設されるとともに、第2伝動プレート71の下
部及び上部には駆動ギヤ64の上突起64a及び従動ギヤ66
の下突起66aがそれぞれスライド可能に嵌装された縦長
状のガイド孔71b,71bがそれぞれ貫設され、さらに、第
2伝動プレート71の前側面の中央部には前方へ水平状に
延出された丸棒状の伝動片72が一体状に突設され、この
伝動片72の前端にU形状に凹設された係合部72a内には
キャラクタ本体37の連結ピン37fが嵌挿されている。
ステップモータ63が回動して駆動ギヤ64及び従動ギヤ
66が回転したときには第2伝動プレート71が上下突起64
a,66aで押動されて伝動片72とともに左右方向へ往復移
動し、連結ピン37fが水平方向へ往復円弧移動してキャ
ラクタ本体37が正面向き−左向き−正面向き−右向き−
正面向き…の順に左右方向へ往復回動する。キャラクタ
本体37は両第1キャラクタ部品38が複数回(本例では6
回)往復揺動する間に1回往復回動し、キャラクタ本体
37の回動中にキャラクタ駆動ソレノイド50が励磁及び消
磁されたときにはキャラクタ本体37は回動しながら開口
及び閉口される。
駆動ギヤ64の後側面の中央部には凹部75aが凹設され
たカム75が一体状に突設される一方、取付ベース44の前
側面の下端には駆動ギヤ64の下突起64aが下死点付近へ
回動してキャラクタ本体37がほぼ正面向きとなったとき
に検出信号を発進する定位置検出スイッチ76がカム75に
対向して取着され、定位置検出スイッチ76の作動片76a
がカム75の凹部75aに対接したときには定位置検出スイ
ッチ76の接点が切換えられる。キャラクタ本体37はその
顔が正面を向いた状態、すなわち球通路40の放出口40b
が中央部に変位した状態で回動動作を開始し、またこの
状態で回動動作を停止するように設定されている。
取付ベース44の後側にはこの取付ベース44の後側面の
下端部に突設された左右1対の丸棒状の腕片44eの後端
部と、取付ベース44の台部44dの後端とにビス着された
中継基板73が垂直状に組付けられ、この中継基板73には
入賞装置N内の各電気部品と、入賞装置N外の電気配線
とが接続されたプリント回路が印刷されるとともに、中
継基板73にはプリント回路とリード線束とを解離可能に
接続する多数個のコネクタ74が取付けられている。
遊技盤1の裏面1bの中央部付近には第4図に示すよう
に、左右入賞口4,5、天入賞口15、大入賞口3内へ落入
して遊技盤1への裏面1b側へ転動した遊技球を集合して
定位置へ排出するための誘導樋77〜77が取付けられると
ともに、遊技盤1の裏面1bで入賞装置Nの下方には大入
賞口3内へ落入した入賞球を検出するための大入賞口入
球検出スイッチ78が取付られ、さらに、遊技盤1の下部
には中始動口10内へ落入した遊技球を検出するための中
始動口入球検出スイッチ79と、左右始動口8,9内へ落入
した遊技球を検出するための左右始動口入球検出スイッ
チ80,80とが取付けられている。
次に、上記した入賞装置Nが装着された遊技機におけ
るゲーム態様について説明する。
ゲームの開始に際し、遊技機の電源を投入し、発射装
置のハンドルを回動操作して上皿上の遊技球を1個ずつ
遊技盤面1aを任意の位置へ発射すると、遊技盤面1aへ打
ち込まれた各遊技球は各入賞口3,4,5,15内、チューリッ
プ式役物6,7内、始動口8,9,10内へ落入するか、もしく
はアウト口内へ落入する。遊技球が大入賞口3内へ落入
したときには13個、他の各入賞口4,5,15内、役物6,7
内、各始動口8,9,10内へ落入したときは8個の遊技球が
遊技者に払い出される。
遊技球が左右始動口8,9内へ落入すると、両大入賞口
開放ソレノイド60が0.503秒後に1回励磁及び消磁され
て両開閉翼片46が1回往復揺動し、両大入賞口3が0.40
0秒間1回開放される(第12回参照)。また、遊技球が
中始動口10内へ落入すると、両大入賞口開閉ソレノイド
60が0.503秒後に2回反復して励磁及び消磁されて両大
入賞口3が0.747秒間隔でそれぞれ0.400秒間2回開放さ
れる(第13図参照)。
両大入賞口3の開放中に大入賞口3内へ落入した遊技
球が連続作動口26内へ落入すると、両大入賞口3が両大
入賞口開閉ソレノイド60の反復励消磁によって、4.235
秒後に24.3秒間に18回反復して開閉される。この両大入
賞口3の18回の反復開閉に際し、A秒間(A=0.598)
開放されてからB秒間(B=0.796)閉鎖される両大入
賞口3の開閉サイクルが18回反復される(第14図参
照)。
また、連続作動口26内への入球時から4.235秒後にス
テップモータ63が2,000秒間回転して停止し、キャラク
タ本体37が1回往復回動して停止しかつ両第2キャラク
タ部品38が6回往復揺動して停止するとともに、連続作
動口26内への入球時から2.340秒後にキャラクタ駆動ソ
レノイド50がD秒間隔(D=0.557)間隔でC秒間(C
=0.499)2回励消磁され、キャラクタ本体37が回動し
ながら開閉口動作を2回反復する。
そして、18回反復開閉される両大入賞口3が3回目に
閉鎖された時点、もしくは大入賞口3内への入球を1個
カウントした時点でステップモータ63が再び起動されて
キャラクタ本体37が1往復2,000秒の速度で往復回動動
作を反復すると同時に、両第1キャラクタ部品38が交互
の往復揺動動作を反復し、また、両大入賞口3が5回目
に閉鎖された時点で、もしくは大入賞口3内への入球を
3個カウントした時点でキャラクタ駆動ソレノイド60が
反復励消磁されてキャラクタ本体37がE秒間(E=0.49
91)で1.997秒間開口される開閉口動作を回動しながら
反復する。
両大入賞口3が18回目に閉鎖された時点でキャラクタ
駆動ソレノイド60が消磁されてキャラクタ本体37が閉口
され、その後キャラクタ本体37の顔が正面向きとなる位
置までキャラクタ本体37が回動してから、ステップモー
タ63が停止し、キャラクタ本体37及び両第1キャラクタ
部品38が静止する。
大入賞口3の反復開閉中に10個の遊技球が大入賞口3
内へ落入したときには両大入賞口3は10個目の遊技球が
入球した時点で閉鎖されてそれ以後の両大入賞口3の開
放が禁止される(第15図参照)。
大入賞口3内へ落入した遊技球が連続作動口26内へ落
入し、両大入賞口3の18回反復開閉が開始されてから、
遊技球が再度連続作動口26内へ落入したときにはその時
点で両大入賞口3が一旦閉鎖されてから、4.235秒後に
再び両大入賞口3の18回反復開閉が開始され、大入賞口
3の開閉中に遊技球が連続作動口26内へ落入する都度上
記動作が繰り返され、その繰り返し回数は最初の開閉を
含めて最高9回までと規定されている。また、遊技球が
再度連続作動口26内へ落入したときには2.006秒後にス
テップモータ63が2,000秒間回転して停止し、2.340秒後
にキャラクタ駆動ソレノイド60がD秒間隔でC秒間2回
励消磁される(第16図参照)。
両大入賞口3の反復開閉中に遊技球が各始動口8,9,10
内へ落入したときにはそれぞれ8個の遊技球が払い出さ
れるだけで、両大入賞口3の反復開閉終了後、引き続い
て両大入賞口3が開閉されることはない。
なお、連続作動口26の有効作動時間は両大入賞口3の
開閉が終了してから2.501秒以後と設定されている。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説
明する。
本例の入賞装置Nには揺動可能で揺動支点が円弧移動
するように支持されて大入賞口3を開閉する開閉翼片46
と、大入賞口3内へ落入した遊技球が内部乃至外部を通
過するように開口動作及び閉口動作可能に形成されかつ
内部へ落入した遊技球の放出位置が変化するように回動
制御されるキャラクタ本体37とを設けてある。
このため、大入賞口3内へ落入した遊技球がキャラク
タ本体37に衝突してキャラクタ本体37の外部を通過した
場合、もしくはキャラクタ本体37内に落入してキャラク
タ本体37内を通過する場合と、遊技球が揺動中の第1キ
ャラクタ部品38に衝突した場合もしくは静止中の第1キ
ャラクタ部品38に衝突した場合と、遊技球が球受棚13e
に衝突する位置や角度等によって遊技球の転落態様や転
落経路が多様に変化し、また、キャラクタ本体37内へ落
入した遊技球がキャラクタ本体37内から放出される位置
やタイミングによって入賞の確率が微妙に変化するの
で、ゲームの興趣を高めることができる。キャラクタ本
体37に入った遊技球は、例えば第11(B)図の中板37c
上に示す矢印のような動きをする(破線部分は外側から
直接見えないことを示す)。なお、第11(A),11
(B)図には大入賞口3内へ落入した遊技球の動きを矢
印で示す。また、開閉翼片46が揺動しながら開閉翼片46
の揺動支点が円弧移動するので大入賞口3の開閉態様を
変更して大入賞口3の開閉速度を速めることができる。
さらに、第7図,第11(B)図に示すように、大入賞
口3の入口部位(特定領域)にあたる開閉翼片46を通過
した遊技球は、キャラクタ本体37に受け入れられ、球通
路40を備えた中板37cを誘導される。そのキャラクタ本
体37は後述する誘導先変位手段によって球通路40の放出
口40b(誘導先)が変位され、あるときは連続作動口26
に、またあるときは入賞球通過口27に遊技球を誘導す
る。これらの連続作動口26および入賞球通過口27は、複
数の入賞領域に相当する。
ここで、誘導先変位手段は、第2図,第8図,第9図
等に示すように、ステップモータ63,駆動ギヤ64、従動
ギヤ66,第2伝動プレート71,上下突起64a,66a,伝動片7
2,連結ピン37f等によって構成されている。この誘導先
変位手段はキャラクタ本体37を動かすものであり、キャ
ラクタ本体37を動かすと中板37cや球通路40等を動かす
ことになる。そのため、中板37cや球通路40を転がって
いる遊技球は、転がり態様が多様化する。このキャラク
タ本体37に設けられている球通路40の変位に伴って、結
果的に放出口40bも変位する。そのため、遊技球は球通
路40によって受け入れられて放出口40bに誘導される。
このとき、放出口40bの位置によっては、その球通路40
を誘導されてきた遊技球が連続作動口26(所定の入賞領
域)に入り易くなる。したがって、より有利な遊技状態
になるかもしれないという期待感を遊技者に持たせるこ
とができる。
そして、第14図〜第16図に示すように、上記誘導先変
位手段は球通路40を周期的に揺動している。より具体的
には、左右の水平方向に一定周期で揺動している。その
揺動によって、より有利な遊技状態になる連続作動口26
(所定の入賞領域)と、現在の遊技状態が継続する入賞
球通過口27(他の入賞領域)との間で、遊技球が周期的
に入り易くなったり、入り難くなったりする。そのた
め、遊技者は遊技球が連続作動口26に入り易くなる時期
を狙って遊技しようとするので、遊技意欲を向上させる
ことができる。
なお、誘導先変位手段による球通路40の揺動は周期的
だけでなく、偶発的(単独的)にも行うことも可能であ
る。例えば、第14図〜第16図において連続作動口26への
入球してから2.006秒後に球通路40を1回だけ揺動する
等のように、所定の契機によって球通路40を揺動する態
様がある。
上記実施例には、特許請求の範囲に記載した発明の態
様以外の発明の態様を有するものであり、それらの態様
を以下に示す。
〔態様1〕特許請求の範囲に記載された遊技機の入賞装
置において、 キャラクタ本体を動かして複数の入賞領域のいずれか
に変位させることを特徴とする遊技機の入賞装置。
〔態様1の関連説明〕本態様によれば、キャラクタ本体
37の内側に設けられた中板37cに受け入れらた遊技球
は、変位された誘導先(放出口40b)を通じて、複数の
入賞領域(すなわち連続作動口26または入賞球通過口2
7)のいずれかに誘導されることになる。そのため、遊
技球が特定領域(すなわち大入賞口3の入口部位)を通
過すれば、遊技者は賞球を得る機会が必ず与えられるこ
とになる。したがって、遊技者は安心感をもって遊技を
楽しむことができる。
〔態様2〕特許請求の範囲に記載された遊技機の入賞装
置において、 キャラクタ本体は、遊技球を受け入れ可能な第1状態
と、遊技球を受け入れ不能な第2状態との間で切り換え
ることができるように構成したことを特徴とする遊技機
の入賞装置。
〔態様2の関連説明〕本態様において、キャラクタ本体
37は第1状態と第2状態との間で切り換えることができ
るように構成されている。第1状態では、第11(B)図
に示すように上殻体37bと下殻体37aとが開いて中が見
え、遊技球を受け入れることができる。そのため、第1
状態ではキャラクタ本体37に受け入れらた遊技球の動き
が見える。第2状態では、第11(A)図に示すように上
殻体37bと下殻体37aとが閉じて中が見えず、遊技球を受
け入れることができない。第2状態ではキャラクタ本体
37に受け入れられた遊技球の動きが見えなくなるので、
放出穴から放出されるタイミングも分からなくなる。そ
のため、キャラクタ本体37の状態や遊技球の転がり態様
等によって、遊技者は遊技球が球放出口40bからいつ放
出されるのかを予測し難くなる。また、遊技球が所定の
入賞領域(連続作動口26)に入ることにより有利な遊技
状態になるかもしれないという期待感を遊技者に持たせ
ることができる。
その他、遊技球は上記障害物に衝突する態様のほか
に、脚部38aに衝突する態様や、その脚部38aの側面部位
に設けられた突片38bに衝突する態様もあるので、遊技
球の動きがより多様化される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、遊技球の動きに意外性が加わるの
で、遊技性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は入賞装
置の正面図、第2図は同じく側断面図、第3図は遊技盤
の正面図、第4図は遊技盤の裏面図、第5図は開閉翼片
の揺動動作を説明する要部の正面図、第6図は大入賞口
開閉機構の背面図、第7図は要部の拡大縦断面図、第8
図はキャラクタ本体開閉口機構の分解斜視図、第9図は
キャラクタク本体回動機構の正面図、第10図は第1キャ
ラクタ部品駆動機構及びキャラクタ本体回動機構の平面
図、第11図(A),(B)はそれぞれ大入賞口開放中の
キャラクタ本体の閉口状態と開口状態とを示す一部破断
斜視図、第12図は左右始動口入球時の大入賞口の開閉態
様を示すタイムチャート、第13図は中始動口入球時の大
入賞口の開閉態様を示すタイムチャート、第14図は連続
作動口入球時の大入賞口の18回開閉態様と、第1キャラ
クタ部品の作動態様と、キャラクタ本体の回動態様と、
キャラクタ本体の開閉口態様とをそれぞれ説明するタイ
ムチャート、第15図は大入賞口内へ10個入球したときの
大入賞口の開閉態様と、第1キャラクタ部品の作動態様
と、キャラクタ本体の回動態様と、キャラクタ本体の開
閉口態様とを説明するタイムチャート、第16図は連続作
動口内へ再度入球したときの大入賞口の開閉態様と、第
1キャラクタ部品の作動態様と、キャラクタ本体の回動
態様と、キャラクタ本体の開閉口態様とを説明するタイ
ムチャートである。 3……大入賞口 37……キャラクタ本体 37a……下殻体 37b……上殻体 46……開閉翼片 N……入賞装置
フロントページの続き (72)発明者 杉浦 直 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ 川1番地 株式会社大一商会内 (56)参考文献 特開 平1−274787(JP,A) 特開 平3−202082(JP,A) 特開 平2−195976(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定領域を通過した遊技球を振り分けると
    ともに、複数の入賞領域を備えている遊技機の入賞装置
    において、 特定領域を通過した遊技球を受け入れるキャラクタ本体
    と、 前記キャラクタ本体の内側に設けられ、遊技球を受け止
    める中板と、 前記中板に設けられ、受け止めた後の遊技球を放出する
    放出穴とを備え、 前記キャラクタ本体を動かすことを特徴とする遊技機の
    入賞装置。
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