JP2653821B2 - 遊技機の変動入賞装置 - Google Patents

遊技機の変動入賞装置

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JP2653821B2
JP2653821B2 JP63062947A JP6294788A JP2653821B2 JP 2653821 B2 JP2653821 B2 JP 2653821B2 JP 63062947 A JP63062947 A JP 63062947A JP 6294788 A JP6294788 A JP 6294788A JP 2653821 B2 JP2653821 B2 JP 2653821B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、可動部材の作動によって遊技球が入賞す
る凹室内に、特別入賞口と一般入賞口とを備える遊技機
の変動入賞装置に関する。
(従来の技術) 凹室の左右に打球を受け入れない第1状態(起立状
態)と打球を受け入れ易い第2状態(傾動状態)とに変
換可能な一対の可動片を備え、遊技領域の特定位置への
入賞により所定回数可動片を第2状態(傾動状態)へ変
換させ、凹室内へ入賞した球が該凹室内に設けられた特
別入賞口へ入賞することに基づき、可動片を第2状態
(傾動状態)へ繰り返し変換可能な特別遊技態様を起生
するいわゆる第2種のパチンコ機の変動入賞装置が知ら
れている(例えば、特開昭62−102782号公報等)。
上記パチンコ機の変動入賞装置では、可動片が第2状
態(傾動状態)へ変換されると、該可動片が遊技領域を
流下する打球を受けて凹室内へ案内する遊技球の導入路
(導入樋)として機能している。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような変動入賞装置では、可動片
の状態により凹室内へ入賞した打球の流下方向が決定さ
れてしまうことが多い。例えば、上記特開昭62−102782
号公報に記載されたパチンコ機の変動入賞装置では、可
動片が完全に第2状態に変換された場合に入賞した打球
は、特別入賞口へは入賞することのない流路へ流入し、
可動片が第1状態と第2状態との変換途中において入賞
した打球は、特別入賞口へ入賞する可能性のある流路へ
流入することになる。
パチンコ機においては、遊技領域に複数の障害釘が植
設されており、発射された打球はこの障害釘に当接しな
がら流下するために、発射タイミングを調整する等の遊
技者の操作により可動片の状態に合わせて遊技球を入賞
させることは(可動片の変換時間が比較的短い始動遊技
等では)非常に困難であり、遊技者の技量を発揮するこ
とができず、興趣に欠けるものとなっていた。
この発明は、このような問題点を解決した遊技機の変
動入賞装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、遊技領域に配設され、遊技者にとって不
利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換
可能な可動部材(29a,29b)と、可動部材を駆動し、状
態変換を行う可動部材駆動手段(例えば、ソレノイド35
a,35b)と、可動部材駆動手段の作動により遊技球が入
賞可能な凹室(36)内に、遊技球の入賞に基づき可動部
材を繰り返し第2状態へ変換可能な特別遊技態様を起生
する特別入賞口(39)と、所定の遊技価値を付与する一
般入賞口(40a,40b)と、を備える遊技機の変動入賞装
置(4)において、上記第1の状態においては、凹室
(36)の上方側に開設した開口部を上記可動部材(29a,
29b)により覆い、上記第2の状態においては、上記可
動部材(29a,29b)が上記開口部の上方から左右方向に
移動し、かつ凹室(36)の内側壁を構成することのない
ように側方に退去し、上記遊技領域を流下する遊技球を
上記可動部材(29a,29b)と接触することなく凹室(3
6)内に流入可能としたことを特徴とする。
(作用) 可動部材の移動退去に基づき、変動入賞装置の凹室の
上方側に生じる開口部より凹室内へ、可動部材と一切衝
突することなく、遊技球を直接入賞させることが可能な
ため、遊技者は個々の遊技技量によって、可動部材によ
り影響を受けることなく、凹室内の希望の位置を狙って
直接入賞させることが可能になり、したがって遊技者が
狙って入賞させた位置からの流下経路によって、特別遊
技態様が発生する特別入賞口へ遊技球が入賞するかが変
わるので、遊技者の遊技技量が反映され、高い興趣が得
られる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図,第2図において、パチンコ機の遊技盤1の表
面にはガイドレール2で囲われた遊技部3が形成され、
遊技部3のほぼ中央に変動入賞装置4が、変動入賞装置
4の下方に第1の特定入賞口5とその両側に第2の特定
入賞口6a,6bが配設される。7,8,9は一般入賞口である。
遊技盤1の下部には、パチンコ機の供給皿10と、受皿
11と打球発射装置の操作部12が配設され、打球発射装置
により発射された打球は、ガイドレール2に案内されて
遊技部3内に入る。13は打球発射装置の作動中を示すラ
ンプ、14は後述する特別遊技態様の発生を示すランプ、
15は賞球ランプ、16は打止めランプである。
各入賞口5〜9は、遊技盤1の裏面側から見ると第3
図のように配置され、第1,第2の特定入賞口5,6a,6bに
は入賞球を検出するスイッチ17,18a,18bが設けられる。
また、19は変動入賞装置4内に入賞した入賞球を検出す
るスイッチ、20は変動入賞装置4内の特別入賞口(後述
する)に入賞した特別入賞球を検出するスイッチを示
す。21〜26は各入賞球を案内する流下樋である。
変動入賞装置4は、第4図〜第6図のように遊技盤3
の表面に取付ける基板27aの中央に開口部28が設けら
れ、開口部28の上方に流下してきた打球が開口部28内に
流入することを阻止する第1状態(遊技者にとって不利
な状態)と開口部28内に流入させる第2状態(遊技者に
とって有利な状態、点線で示す)とに変換可能な一対の
可動部材29a,29bが配設される。
可動部材29a,29bは、回動軸30a,30bに取付けたアーム
31a,31bの軸に軸着され連結されると共に、基板27aの案
内溝32a,32bに可動部材軸がガイドされ、回動軸30a,30b
の作動により案内溝32a,32bに沿って左右方向へ移動さ
れることにより、第1状態と第2状態とに変換される。
可動部材29a,29bの第2状態への変換により開口部28の
上方に開口領域が形成される。
回動軸30a,30bは、基板27a,前面部材27b,後面部材27
c,裏面板27dを貫通して軸端に駆動レバー33a,33bが固定
され、駆動レバー33a,33bに可動部材29a,29bを第1状態
に保持するリターンスプリング34と、通電時にリターン
スプリング34に抗して可動部材29a,29bを第2状態に駆
動するソレノイド35a,35bが連結される。
可動部材29a,29bのアーム31a,31bの基部の間には可動
部材29a,29bが受け入れた打球を凹室36内に案内する流
下棚37が開口部28から後方に向けてわずかに下り傾斜さ
せて配設され、アーム31a,31bの基部の下方には球流入
阻止壁38a,38bが突設され、球流入阻止壁38a,38bの下端
の間には中央に特別入賞口39が左右に一般入賞口40a,40
bが形成される。
流下棚37は、第7図および第8図(a)〜(c)のよ
うに中央後部に入賞球を凹室底面36aに落下させる連通
口41が形成されると共に、両側部に樋状に入賞球の貯溜
路42a,42bが形成され、貯溜路42a,42bの後方には貯溜路
42a,42bの終端を塞いで貯溜路42a,42bに入った球を一時
的に停留させる(それぞれ最大3個)停留部材43が配設
される。
即ち、可動部材29a,29bの第2状態への変換によって
開口部28の上方側に生じる開口領域から遊技球を凹室36
内へ入賞させることが可能なため、遊技者は個々の遊技
技量によって凹室36内の希望の位置を狙って直接入賞さ
せることが可能になる。
この場合、流下棚37の中央に入賞させれば、入賞球は
連通口41から特別入賞口39につながる凹室底面36aに落
下するようになる。したがって、特定の位置を狙って入
賞させることにより、特別遊技態様が発生する特別入賞
口39へ入賞しやすくなる。これによって、遊技者の遊技
技量が反映され、興趣が高められる。
停留部材43は、軸43aを介して後方部材27cに回動自由
に吊着されると共に、駆動レバー44を介してソレノイド
45に係合され、ソレノイド45の非通電時には駆動レバー
44が後退して停留部材43がウエイト43bの力により貯溜
路42a,42bを開き(第8図(b)参照)、サレノイド45
に通電されると駆動レバー44が伸出して停留部材43が貯
溜路42a,42bの終端を塞ぐ(第8図(c)参照)。
貯溜路42a,42bの終端下方には貯溜路42a,42bに入った
球を一般入賞球として受け入れる流下樋46a,46bが設け
られ、この流下樋46a,46bは変動入賞装置4内の一般入
賞口40a,40bに通じる流下樋と合流される。
変動入賞装置4内の特別入賞口39は、第9図、第10図
のように上方向にいくらか位置を変えられるように、軸
47aを介して前方部材27bに揺動自由に支持された可動枠
47に取付けられ、可動枠47の後部には駆動レバー48を介
してソレノイド49が連結される。ソレノイド49に通電さ
れると、駆動レバー48が下がって可動枠47が点線の位置
(第10図)に動き、特別入賞口39が上方に変位する。特
別入賞口39が上方に変位した状態では、流下棚37から凹
室底面36aに案内された入賞球が特別入賞口39に入賞し
易くなる。
また、凹室36には装飾効果を高めると共に前記可動枠
47と同様に特別入賞口39に入賞し易くなるように、金づ
ち等からなる誘導部材51,51を有する人形50a,50bが凹室
36の両側に配設される。人形50a,50bは、後面部材27cを
貫通する回動軸52a,52bに取付けられ、その軸端に固定
したアーム53a,53bを介して前記回動枠47の駆動レバー4
8に連結され、前記ソレノイド49に通電されると人形50
a,50bが揺動して誘導部材51,51により凹室底面36aを打
つように動作する。誘導部材51,51が凹室底面36aを打つ
動作状態では、凹室底面36aの両側が挾められるため、
凹室底面36aに案内された入賞球が誘導部材51,51の間に
より誘導され特別入賞口39に入賞し易くなる。
また、第4図のように基板27aの上部左右には特別入
賞口39に入賞すると実行される特別遊技態様(後述す
る)をランプの点灯により表示するモード実行表示器54
a,54bが、凹室36の中央後方には変動入賞装置4に入賞
した入賞球を数字にて表示する発行素子(7セグメント
LED)からなる入賞個数表示器55が、凹室底面36aの前端
には特別遊技態様のサイクル継続回数を点灯個数にて表
示する1群の発光素子(LED)からなる継続回数表示器5
6が設けられる。また、第2図のように第2特定入賞口6
a,6bの前端には0〜9の数字を一定の周期で順次表示す
る発光素子(7セグメントLED)からなる可変表示器57
a,57bが設けられる。
第11図は制御系のブロック構成を示すもので、制御装
置58はCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータか
ら構成され、前記各スイッチ17,18a,18b,19,20の検出信
号および予め定めたプログラムに基づいて各ソレノイド
35a,35b,45,49と各表示器54a,54b,55,56,57a,57bを制御
する。59〜63は各スイッチ17,18a,18b,19,20の検出信号
を所定の信号に変換して制御装置58に送る入賞球検出回
路、64〜66,67〜71は制御装置58からの信号に応じて各
ソレノイド35a,35b,45,49、各表示器54a,54b,55,56,57
a,57bを駆動する駆動回路、72は可変表示器57a,57bに表
示された数値を判定する判定回路である。なお、74は音
声制御回路73からの信号により音声を出力するスピーカ
を示す。
次に制御装置58による制御内容を第12図、第13図、第
14図(a),(b)、第15図(a)〜(c)に基づいて
説明する。なお、この場合第11図のようにスイッチはSW
1a,1b,…、ソレノイドはA〜Cにて示す。
第12図はメインフローを示すもので、各スイッチSW1
a,1b,…等に対する“入力処理”、“ゲーム処理”、各
ソレノイドA〜C、各表示器54〜57等に対する“出力編
集”、“出力処理”、および“音編集”等の処理が行な
われる(101,105〜108)。なお、電源投入直後およびメ
モリNGのときはRAM領域の初期化が行なわれ、不正行為
があったときは不正処理に入る(102,103→109,104→11
0)。
第13図〜第15図はゲームのディティルフローを示すも
ので、第13図において、ゲームに入り遊技部3内に発射
された打球が第2の特定入賞口6a,6bのいずれかに入賞
すると、スイッチSW1aまたはSW1bが導通しこの導通に応
じて、対応する特定入賞口6a,6bの前面に設けた可変表
示器57aまたは57bが停止されると共に、変動入賞装置4
の可動部材29a,29bを駆動するソレノイドAが所定時間O
Nされる。このとき、ソレノイドAは1回だけONされ、
可動部材29a,29bは打球を受け入れない第1状態から所
定時間打球を受け入れ易い第2状態に1回だけ開作動さ
れる(202〜204、205〜207)。
また、打球が第1の特定入賞口5に入賞すると、スイ
ッチSW2の導通に応じてソレノイドAが所定時間、所定
間隔で2回だけONされ、可動部材29a,29bは第1状態か
ら第2状態に2回だけ開作動される(208,209)。
そして、可動部材29a,29bの開作動により、打球が変
動入賞装置4内に受け入れられ、流下棚37、連通口41、
凹室底面36aを通って特別入賞口39へ入賞すると、スイ
ッチSW3の導通に応じて可変表示器57a,57bが停止状態か
どうかが判別され(210〜212)、可変表示器57a,57bが
いずれも作動中のときはAモードの特別遊技態様が選択
される(213)。また、可変表示器57a,57bのいずれかが
停止中のときは停止中の可変表示器57aまたは57bに表示
されている数値が例えば「3」もしくは「7」かどうか
が判定され(214)、「3」もしくは「7」以外のとき
はAモードの特別遊技態様が選択され(213)、「3」
もしくは「7」のときはBモードの特別遊技態様が選択
される(215)。
なお、特別入賞口39に入賞しないときはリターンし、
停止状態にある可変表示器57a,57bは再び0〜9の数字
を一定周期で順次表示するように作動される(201)。
ここで、第16図に特定入賞口5,6a,6bに入賞したとき
のタイミングチャートを示す。スイッチSW1,SW2がONし
てから0.8秒ウエイトタイム後にソレノイドAをONする
ことにより、可動部材29a,29bの開作動を打球の発射に
合わせ、また特定入賞口6a,6bに入賞したときに可変表
示器57a,57bを所定時間(ソレノイドOFF後1.996秒)停
止させることにより、変動入賞装置4内に入った打球が
特別入賞口39に達するまでの遅れを考慮している。
第13図にてAモードの特別遊技態様が選択されると、
第14図(a),(b)において、まずモード実行表示器
54aによりモードAが表示され、特別遊技態様のサイク
ルの継続回数カウンタが1(継続回数表示器56の1つが
点灯)に、可動部材29a,29bの開閉回数カウンタが0
に、変動入賞装置4内に入賞した入賞個数カウンタが0
(入賞個数表示器55に0を表示)におよびウエイトタイ
マ(3秒)がセットされる(301〜305)。
この、ウエイトタイム中に誘導部材51,51を有する人
形50a,50bおよび特別入賞口39の可動部材47を駆動する
ソレノイドCが所定時間、所定回数ONされ、ウエイトタ
イムが過ぎると凹室内貯溜路42a,42bの停留部材43を駆
動するソレノイドBがONされ、停留部材43により貯溜路
42a,42bの終端が塞がれると共に、可動部材29a,29bのソ
レノイドAが所定時間、所定間隔でONされ、可動部材29
a,29bの開作動が繰返し行なわれる(306〜310)。
この可動部材29a,29bの開作動により打球が変動入賞
装置4内に受け入れられ、その打球はいくつかが貯溜路
42a,42bに停留される(それぞれ最大3個)一方、この
停留されている打球を案内として残りの打球は流下棚37
から連通口41へ案内され凹室底面36aを通って一般入賞
口40a,40bもしくは特別入賞口39へ入賞する。この場
合、連通口41は特別入賞口39の直線状上方に位置してい
るため、打球は特別入賞口39へ比較的入賞し易い状態と
なる。
この場合、特別入賞口39へ入賞すると、スイッチSW3
の導通により継続回数カウンタが加算され、継続回数の
表示が更新つまり継続回数表示器56の点灯数が増加され
ると共に(311〜314)、各ソレノイドA〜Cをいったん
OFF(315〜319)した後、新しいサイクルへ入る。この
サイクル更新は継続回数カウンタが10になるまで行なわ
れる(313)。なお、サイクル更新時に一般入賞口40a,4
0bおよび特別入賞口39に入賞してもウエイトタイムによ
り新しいサイクルの入賞球としてカウントされることは
ない。
また、特別入賞口39に入賞しない場合、スイッチSW4
の導通に応じて一般入賞口40a,40bに入賞した入賞個数
がカウントされる(320,321)。そして入賞個数カウン
タが3以上になると、ソレノイドBがOFFされて停留部
材43により貯溜路42a,42bが開かれ、貯溜路42a,42bに停
留している打球が一般入賞球として入賞されると共に
(322,324)、これらの入賞により入賞個数カウンタが1
0になると、もしくは可動部材29a,29bの開閉回数カウン
トが18になると、各ソレノイドA〜CがOFFされ(328〜
333)、Aモードによる特別遊技は終了される。
なお、開閉回数カウンタが10以上になるとソレノイド
Cが再び所定間隔でONされ、誘導部材51,51、可動枠47
の作動により特別入賞口39に入賞し易くしてサイクルの
更新を行ない易くすると共に、ソレノイドAのOFF間隔
を短かくして可動部材29a,29bの開閉を早め、特別遊技
の終了が近いことを知らせている(325〜327)。
第17図にAモードの特別遊技のタイミングチャートを
示すが、このAモードでは変動入賞装置4への入賞数が
少なくても特別入賞口39に入賞するとその時点でサイク
ルが更新されるものであり、特別遊技の終了時点での獲
得数はそれほど多くない。
一方、第13図にてBモードの特別遊技態様が選択され
ると、第15図(a)〜(c)のフローにしたがって特別
遊技が行なわれ、まずモード実行表示器54bによりモー
ドBが表示され、特別遊技態様のサイクルの継続回数カ
ウンタが1(継続回数表示器56の1つが点灯)に、可動
部材29a,29bの開閉回数カウンタが0に、変動入賞装置
4内に入賞した入賞個数カウンタが0(入賞個数表示器
55に0を表示)に、フラグ(flag)が0におよびウエイ
トタイマ(3秒)がセットされる(401〜406)。
このウエイトタイム中に誘導部材51,51を有する人形5
0a,50bおよび特別入賞口39の可動枠47を駆動するソレノ
イドCが所定時間、所定回数ONされ、ウエイトタイムが
過ぎると凹室内貯溜路42a,42bの停留部材43を駆動する
ソレノイドBがONされ、停留部材43により貯溜路42a,42
bの終端が塞がれると共に、可動部材29a,29bのソレノイ
ドAが所定時間、所定間隔でONされ、可動部材29a,29b
の開作動が繰返し行なわれる(407〜411)。
そして、この可動部材29a,29bの開作動により打球が
変動入賞装置4内に受け入れられ、この打球が特別入賞
口39へ入賞すると、前述したAモードの場合にはただち
にサイクルの更新が行なわれるが、このBモードの場合
にはフラグ=0であれば、継続回数カウンタを加算し、
フラグを1にセットし、以下のフローに進む(412〜41
7)。
次に、スイッチSW4の導通に応じて一般入賞口40a,40
b、および特別入賞口39に入賞した入賞個数がカウント
され(418〜419)、入賞個数カウンタが3以上になる
と、ソレノイドBがOFFされて停留部材43により貯溜路4
2a,42bが開かれ、貯溜路42a,42bに停留している打球が
入賞球として入賞されると共に(420,421)、これらの
入賞により入賞個数カウンタが10になると、もしくは可
動部材29a,29bの開閉回数カウンタが18になると、各ソ
レノイドA〜CがOFFされる(425〜430)。
そして、このときフラグ=1であれば、継続回数表示
器55の点灯数が増加され(431〜433)、新しいサイクル
へ入る。新しいサイクルへ入ると、再びフラグを0にセ
ットして上記制御が繰返されるが、継続回数カウンタが
10になると(415)、フラグが0のままに保持され、サ
イクル中の入賞個数カウンタが10もしくは開閉回数カウ
ンタが18になった時点でBモードによる特別遊技は終了
される(425,426,431)。
また、特別入賞口39に入賞しない場合には、フラグが
0のままであり、入賞個数カウンタが10もしくは開閉回
数カウンタが18になると、特別遊技は終了される(412,
425,426,431)。
なお、開閉回数カウンタが10以上になったときのソレ
ノイドA,Cの制御は、Aモードの場合と同様である。
第18図にBモードの特別遊技のタイミングチャートを
示すが、このBモードでは特別入賞口39に入賞してもサ
イクルの更新はすぐには行なわれず、変動入賞装置4へ
の入賞数もしくは可動部材29a,29bの開閉回数が所定数
となってからサイクルの更新が行なわれるため、特別遊
技の終了時点で十分な獲得数が得られる。
このように複数の特別遊技態様を設定し、これを特別
入賞口6a,6bの入賞に応じて選択すると共に、特別入賞
口39の入賞により選択された特別遊技態様を実行するの
で、遊技者にとってどの特別遊技になるかの期待感が有
り、条件の良いときに特別入賞口39へ入賞させようとす
る楽しみも増し、高い興趣が得られると共に、遊技店側
にとっても特別入賞口39等を入賞し易くしたりあるいは
入賞しにくくせずとも、出球が所定の範囲に収まり、営
業上好適である。
第19図〜第23図はそれぞれ本発明の他の実施例を示す
ものである。
第19図はモード実行表示器75を特定入賞口76に設けた
もの、第20図は特定入賞口77にチューリップ式の入賞具
を用いたもの(78はスイッチ、79は可変表示器)、第21
図は特定入賞口80にルーレットのようにランプが点滅移
動するモード実行表示器81を設け、打球がスイッチ82を
通過したときにランプを停止させてそのとき点灯表示さ
れたモードを実行モードとするもので、可変表示器を兼
ねたものである。
また、第22図は通過球を検出するスイッチ83と、ラン
プが交互に点滅するモード実行表示器84とを取付具85を
介して遊技部の所定の位置に配置し、打球がスイッチ81
を通過したときにランプを停止させて実行モードを表示
させるものである。なお、この場合通過球は入賞とはな
らない。
また、第23図は3つの特定入賞口86〜88(86は第1特
定入賞口を示す)を取付板89に一体的に設けると共に、
取付板89の下部に各入賞口89〜88に入賞した打球を1箇
所に集合させる案内壁90を形成し、その集合部下流にス
イッチ91を配置したものである。この場合、特定入賞口
87,88にたいしてスイッチ91の数を減らせると共に、第
1特定入賞口84に入賞したときも実行モードの選択を行
うことができる。なお、92は可変表示器、93は実行モー
ド表示器である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、遊技者にとって不利な
第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能
な可動部材と、可動部材を駆動し、状態変換を行う可動
部材駆動手段とを備え、可動部材駆動手段の作動により
遊技球が入賞可能な凹室内に、可動部材を繰り返し第2
状態へ変換可能な特別遊技態様を起生する特別入賞口
と、所定の遊技価値を付与する一般入賞口とを備える遊
技機の変動入賞装置において、可動部材を左右方向の移
動により状態変換可能に形成し、この移動により上記凹
室の上方側に開口領域を生じるように可動部材を凹室の
上方側に配置すると共に、この開口領域を通って遊技球
が凹室内に入賞可能としたので、遊技者は個々の遊技技
量により遊技球を凹室内の希望の位置を狙って直接入賞
させることが可能であり、遊技者が狙って入賞させた位
置からの流下経路により特別遊技態様が発生する特別入
賞口への入賞が個々の遊技技量に対応して変化するの
で、遊技者の遊技技量が反映され、遊技者にとって興趣
ある遊技機の変動入賞装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例を示す遊技盤の正面図
と要部正面図と背面図、第4図〜第6図は変動入賞装置
の正面図と斜視図と分解斜視図、第7図,第8図(a)
〜(c)は停留部材の配置を示す部分斜視図と作動状態
を示す説明図、第9図,第10図は特別入賞口の可動部を
示す斜視図と作動状態を示す側断面図、第11図は制御系
のブロック構成図、第12図,第13図,第14図(a),
(b),第15図(a)〜(c)は制御内容を示すフロー
チャート、第16図〜第18図はタイミングチャート、第19
図〜第23図は本発明の他の実施例を示す部分平面図であ
る。 1……遊技盤、4……変動入賞装置、5,6a,6b……特定
入賞口、17,18a,18b,19,20……スイッチ、29a,29b……
可動部材、35a,35b……ソレノイド、39……特別入賞
口、40a,40b……一般入賞口、42a,42b……貯溜路、43…
…停留部材、45……ソレノイド、47……可動枠、49……
ソレノイド、50a,50b……人形、51……誘導部材、54a,5
4b……モード実行表示器、55……入賞個数表示器、56…
…継続回数表示器、57a,57b……可変表示器、58……制
御装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域に配設され、遊技者にとって不利
    な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可
    能な可動部材と、可動部材を駆動し、状態変換を行う可
    動部材駆動手段と、上記可動部材駆動手段の作動により
    遊技球が入賞可能な凹室内に、遊技球の入賞に基づき可
    動部材を繰り返し第2状態へ変換可能な特別遊技態様を
    起生する特別入賞口と、所定の遊技価値を付与する一般
    入賞口と、を備える遊技機の変動入賞装置において、 上記第1の状態においては、凹室の上方側に開設した開
    口部を上記可動部材により覆い、上記第2の状態におい
    ては、上記可動部材が上記開口部の上方から左右方向に
    移動し、かつ凹室の内側壁を構成することのないように
    側方に退去し、上記遊技領域を流下する遊技球を上記可
    動部材と接触することなく凹室内に流入可能としたこと
    を特徴とする遊技機の変動入賞装置。
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JPS59127681U (ja) * 1983-02-15 1984-08-28 立川商事株式会社 パチンコ機の打玉入賞装置
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JPH0714428B2 (ja) * 1986-09-01 1995-02-22 株式会社三洋物産 パチンコ機の中央入賞装置

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