JP2906938B2 - 道路設備機器監視システム - Google Patents

道路設備機器監視システム

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JP2906938B2
JP2906938B2 JP5221620A JP22162093A JP2906938B2 JP 2906938 B2 JP2906938 B2 JP 2906938B2 JP 5221620 A JP5221620 A JP 5221620A JP 22162093 A JP22162093 A JP 22162093A JP 2906938 B2 JP2906938 B2 JP 2906938B2
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雅雄 森下
孝典 角田
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は道路照明灯など、道路
に沿って設置された複数の道路設備機器を監視する道路
設備機器監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば高速道路の照明灯設備では、高
速道路に沿って多数設けられている照明灯の状態(絶縁
劣化、不点灯、その他の装置異常等)を監視しなければ
ならない。一般的には保守員による定期的な保守点検作
業によってその監視が行われている。しかしながら、こ
のような保守員が個々の照明灯を順次点検する方法では
極めて効率が悪いだけでなくその保守点検作業に危険が
ともなうという問題があった。そこで、本願出願人は各
照明灯などに対して監視制御部を設け、照明灯などの状
態監視を自動化した装置(特開平2−284529号)
を既に提案している。図10にその構成例を示す。図1
0において3はそれぞれ監視制御対象である負荷として
の照明灯であり、略一定間隔で一次元配列され、それぞ
れが変電設備5の二次側である配電線4に接続されてい
る。各照明灯3には照明灯の状態の監視および制御を行
う負荷監視制御部2が設けられている。中央処理部1は
結合手段1a、送受信手段1bおよび中央処理手段1c
とを備えている。このような構成で、中央処理部1を親
局、各負荷監視制御部をそれぞれ個別のアドレスを有す
る子局として、中央処理部1および各負荷監視制御部2
は配電線を介して監視および制御のための情報を伝送す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような配電線搬送
装置を用いて照明灯などの監視制御を行うシステムで
は、常設された親局側で各子局の求めた監視情報を収集
でき、特に、上述した特開平2−284529号では、
子局が親局から遠く離れても情報伝送を確実に行うこと
ができる。しかし、照明灯など監視すべき機器が長距離
に亘って多数配置されている場合など、システムの構成
によっては経済性などの面で配電線搬送装置が有効に利
用できないこともある。
【0004】例えば、図10に示した構成で、中央処理
部1と各負荷監視制御部2間を無線通信によって情報伝
送するように構成すれば、配電線搬送装置が不要となる
が、中央処理部1をインターチェンジの変電所内や変電
塔に常設した場合、1つの中央処理部と複数の負荷監視
制御部を組とする設備を、ある一定の監視区間内に複数
組設けなければならず、それらの監視データを一箇所に
収集するための手段も用意しなければならない。また、
中央処理部1と負荷監視制御部2との最大直線離隔距離
は1km程度にも及ぶことがあり、またビルや丘等の電
波障害物が存在することがあるため、中央処理部1およ
び各負荷監視制御部はそれぞれ出力電力の大きな無線装
置を備えなければならず、またマルチパス等の電波障害
に対処するための対策を予め講じておかなければならな
い。
【0005】この発明の目的は、配電線搬送装置を用い
ることなく、照明灯などの複数の道路設備機器の状態を
示す監視情報を収集し得るようにするとともに、図10
に示した中央処理部1を常設する必要がなく、しかも複
数の道路設備機器の各々に設けた機器監視装置から監視
情報を収集する際に、扱う無線電力が小電力ですむよう
にした道路設備機器監視システムを提供することにあ
る。
【0006】この発明の他の目的は、監視すべき道路設
備機器の設けられている道路の巡回監視時に各道路設備
機器の監視情報を順次収集できるようにした道路設備機
器監視システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る道路設備機器監視システムは、道路に沿って設置され
た複数の道路設備機器の各々に設けられ、該道路設備機
器を監視し、該道路設備機器の状態を示す監視情報を求
める機器監視手段と、無線通信により前記監視情報の送
信を要求する信号を受信して前記監視情報とともに該道
路設備機器を特定する機器特定情報を無線送信する監視
情報無線送信手段とを備えた機器監視装置と、前記道路
上を移動する移動体に設けられ、前記機器監視装置に対
して監視情報の送信を要求する信号を無線送信し、前記
機器監視装置から無線送信された監視情報および前記機
器特定情報を受信する監視情報無線受信手段および、該
監視情報無線受信手段により受信された監視情報ととも
に機器特定情報を記憶する監視情報記憶手段とを備えた
監視情報収集装置とから成り、該監視情報収集装置の移
動にともなって、前記道路設備機器の各々の監視情報を
順次収集することを特徴とする。
【0008】請求項2に係る道路設備機器監視システム
は、道路に沿って設置された複数の道路設備機器の各々
に設けられ、該道路設備機器を監視し、該道路設備機器
の状態を示す監視情報を求める機器監視手段と、無線通
信により前記監視情報の送信を要求する信号を受信して
前記監視情報を無線送信する監視情報無線送信手段とを
備えた機器監視装置と、 前記道路上を移動する移動体に
設けられ、前記機器監視装置に対して監視情報の送信を
要求する信号を無線送信し、前記機器監視装置から無線
送信された監視情報を受信する監視情報無線受信手段お
よび、該監視情報無線受信手段により受信された監視情
報を、該監視情報の送信元である機器監視装置が設けら
れている道路設備機器を特定する機器特定情報とともに
記憶する監視情報記憶手段とを備えた監視情報収集装置
とから成り、該監視情報収集装置の移動にともなって、
前記道路設備機器の各々の監視情報を順次収集する道路
設備機器監視システムであって、 さらに、監視情報収集
装置が設けられている前記移動体の位置を測定する測位
手段と、該測位手段の測位情報から前記機器特定情報を
求める機器特定情報抽出手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0009】請求項3に係る道路設備機器監視システム
は、道路に沿って設置された複数の道路設備機器の各々
に設けられ、該道路設備機器を監視し、該道路設備機器
の状態を示す監視情報を求める機器監視手段と、無線通
信により前記監視情報の送信を要求する信号を受信して
前記監視情報を無線送信する監視情報無線送信手段とを
備えた機器監視装置と、 前記道路上を移動する移動体に
設けられ、前記機器監視装置に対して監視情報の送信を
要求する信号を無線送信し、前記機器監視装置から無線
送信された監視情報を受信する監視情報無線受信手段お
よび、該監視情報無線受信手段により受信された監視情
報を、該監視情報の送信元である機器監視装置が設けら
れている道路設備機器を特定する機器特定情報とともに
記憶する監視情報記憶手段とを備えた監視情報収集装置
とから成り、該監視情報収集装置の移動にともなって、
前記道路設備機器の各々の監視情報を順次収集する道路
設備機器監視システムであって、 さらに、監視情報収集
装置が設けられている前記移動体の位置を測定する測位
手段を設けるとともに、前記監視情報記憶手段が前記測
位手段の測位情報を前記機器特定情報として前記監視情
報とともに記憶することを特徴とする。
【0010】請求項4に係る道路設備機器監視システム
は、請求項2または請求高3記載のものにおいて、前記
測位手段を複数の測位用衛星からの送信電波を受信して
受信点の緯度・経度情報を求める受信機から構成したこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の請求項1に係る道路設備機器監視シ
ステムは、道路に沿って設置された複数の道路設備機器
をそれぞれ監視する機器監視装置と、前記道路上を移動
する移動体に設けられて、各機器監視装置から監視情報
を収集する監視情報収集装置とからなる。各機器監視装
置に備えられている機器監視手段は各々の道路設備機器
を監視して該道路設備機器の状態を示す監視情報を求
め、監視情報無線送信手段は無線通信により監視情報の
送信を要求する信号を受信して前記監視情報とともに該
道路設備機器を特定する機器特定情報を無線送信する。
一方、監視情報収集装置に備えられている監視情報無線
受信手段は機器監視装置に対して監視情報の送信を要求
する信号を無線送信し、無線機器監視装置から無線送信
された監視情報および機器特定情報を受信し、これらの
情報を記憶する。このように監視情報収集装置は監視す
べき道路設備機器の設けられている道路上を移動しつ
つ、機器監視装置から監視情報を順次収集する。その
際、監視情報収集装置と機器監視装置間の距離はたとえ
ば100m以内と比較的近距離に保つことができるた
め、上述した電波障害等を受けることなく、監視情報収
集装置が監視情報を収集する際に扱う無線電力は小電力
ですむ。また、1つの監視情報収集装置によって、道路
の巡回監視時に、長距離に亘って配置された多数の機器
監視装置から監視情報を収集することができるようにな
る。さらに、監視情報とともに機器特定情報を記憶する
ため、記憶した情報から故障している道路設備機器を特
定することができる。
【0012】請求項2に係る道路設備機器監視システム
では、監視情報収集装置に設けられた測位手段は監視情
報収集装置が設けられている移動体の位置を測定し、機
器特定情報抽出手段はその測位情報から前記機器特定情
報を求める。すなわち、移動体の位置は、監視情報を収
集すべき機器監視装置に近接しているため、監視情報収
集装置に設けられている測位手段による測位結果によっ
て、機器監視装置の設けられている道路設備機器の位置
が求められ、道路設備機器の位置から例えばアドレスや
シリアル番号等のその機器を特定する情報が求められ
る。
【0013】請求項3に係る道路設備機器監視システム
では、監視情報収集装置に設けられた測位手段は監視情
報収集装置が設けられている移動体の位置を測定し、監
視情報記憶手段は、前記測位手段の測位情報を前記機器
特定情報として前記監視情報とともに記憶する。すなわ
ち、移動体の位置は、監視情報を収集すべき機器監視装
置に近接しているため、監視情報収集装置に設けられて
いる測位手段による測位結果によって、機器監視装置の
設けられている道路設備機器の位置が求められ、その測
位情報自体で複数存在する道路設備機器のうちの1つの
道路設備機器を特定することができる。
【0014】請求項4に係る道路設備機器監視システム
では、測位手段として、例えばGPS(全世界測位シス
テム)における利用者側の受信装置など、複数の測位用
衛星からの送信電波を受信する受信機から構成され、受
信点の緯度・経度情報が求められる。
【0015】
【実施例】
〈第1の実施例〉この発明の実施例である道路設備機器
監視システムの構成をブロック図として図1に示す。図
1において、3はそれぞれ道路設備機器の例としての照
明灯であり、変電設備5の二次側である配電線4に接続
されている。各照明灯3には照明灯の状態を監視する機
器監視装置6が設けられている。また8は道路上を走行
する保守用点検車であり、監視情報収集装置7を車載し
ている。この保守用点検車8は監視すべき道路上を走行
するとともに各機器監視装置6から監視情報を順次収集
する。このようにして収集した情報は表示装置に表示す
るとともにプリンタに印字出力して、保守員に保守情報
として提供する。
【0016】次に、図1に示した各機器監視装置6の構
成をブロック図として図2に示す。
【0017】図2において負荷装置3は図1に示した例
では照明灯であり、監視回路11は負荷装置3に流れる
電流または電力、負荷装置3の絶縁劣化、球切れ等によ
る不点灯およびその他の装置異常等の状態を監視する。
送受信回路14はアンテナ13を介して、図1に示した
監視情報収集装置7との間で各種データの送受信を行
う。CPU16はROM17に予め書き込んだプログラ
ムを実行して、インタフェース12を介して監視回路1
1を制御するとともに監視情報を読み取る。またCPU
16はインタフェース15を介して送受信回路14に対
して送信すべきデータを出力し、また受信データを読み
取る。RAM18はCPU16のプログラムの実行に際
して監視情報の一時記憶や送信データの作成および受信
データの一時記憶等各種ワーキングエリアとして用い
る。図2における監視回路11、インタフェース12、
CPU16、ROM17およびRAM18はこの発明の
機器監視手段に相当し、アンテナ13、送受信回路1
4、インタフェース15、CPU16、ROM17およ
びRAM18はこの発明の監視情報無線送信手段に相当
する。
【0018】次に、図1に示した監視情報収集装置7の
構成をブロック図として図3に示す。図3において送受
信回路22はアンテナ21を介して図1に示した機器監
視装置6との間で各種データの送受信を行う。キー入力
部24は監視情報の収集開始指示や終了指示および監視
すべき道路名等の入力のために用いる。表示部26はキ
ー入力部24からの入力内容の表示、および収集した監
視情報の表示等を行う。外部メモリ35の所定領域には
監視情報を蓄積記憶する。また、この外部メモリ35の
他の領域には各照明灯の位置情報とその照明灯のアドレ
ス情報との対応を予め記憶している。プリンタ37は収
集した監視情報を印字出力する。CPU31はROM3
2に予め書き込んでいるプログラムを実行して、インタ
フェース23を介して送受信回路22に対し送信すべき
データを出力し、また受信データを読み取る。またCP
U31はインタフェース25を介してキー入力部24の
操作内容を読み取り、インタフェース27を介して表示
部26に表示データを出力し、インタフェース36を介
してプリンタ37へ印字データを出力する。さらにCP
U31はインタフェース34を介して外部メモリ35か
ら前記照明灯の位置情報とアドレス情報との対応データ
を読み取り、また機器監視装置から受信した監視情報を
逐次書き込んでいく。尚、図3における送受信回路2
2、インタフェース23、CPU31、ROM32、R
AM33がこの発明に係る監視情報無線受信手段に相当
し、外部メモリ35、インタフェース34、CPU3
1、ROM32、RAM33がこの発明に係る監視情報
記憶手段に相当する。
【0019】次に、監視情報収集装置7と各機器監視装
置6との間で無線通信されるデータフォーマットの例を
図4に示す。図4においてフレームヘッダは特定小電力
無線によってデータなどの通信を行うために必要な信号
であり、ビット同期信号、フレーム同期信号および呼出
信号からなる。フレーム本体はデータ通信の内容であ
り、「アドレスコード」は送信局アドレスと宛先局アド
レスを含み、たとえば監視情報収集装置7から送信され
る場合には監視情報収集装置7に割り当てられているア
ドレスを送信局アドレスとし、監視情報の送信を要求す
る機器監視装置のアドレスを宛先局アドレスとする。逆
に機器監視装置6から監視情報収集装置7に対して監視
情報の送信を行う場合には、自局である機器監視装置の
アドレスを送信局アドレス、監視情報収集装置7のアド
レスを宛先局アドレスとする。「制御信号コード」は送
受信データの内容部分であり、監視情報収集装置7から
機器監視装置6に対して監視情報の送信を要求する場合
には、この部分に監視情報送信要求コードが入り、逆に
機器監視装置6から監視情報収集装置7に対して監視情
報を送信する場合には、この部分に監視情報が入る。
「エラーチェックコード」はアドレスコードと制御信号
コードの通信誤りチェック用コードである。なお、監視
情報収集装置と各機器監視装置間の通信形態として、監
視情報収集装置が各機器監視装置からポーリング方式に
より監視情報を順次収集することに限定すれば、図4に
おける「アドレス」は機器監視装置のアドレスのみでよ
く、また、監視情報収集装置7から機器監視装置6に対
して監視情報の送信を要求する場合、「制御信号コー
ド」を空とし、機器監視装置6から監視情報収集装置7
に対して監視情報を送信する場合には、「制御信号コー
ド」部分に監視情報が入るようにしてもよい。
【0020】次に、監視情報収集装置7の処理手順をフ
ローチャートとして図5に示す。まず順次監視すべき最
初の照明灯のアドレス情報を外部メモリ35から読み出
し、そのアドレス情報を宛先局アドレスとする監視情報
送信要求コードを送信する(n1→n2)。その後、前
記宛先局アドレスに該当する機器監視装置からの監視情
報の送信を待ち、それを受信する(n3)。続いて、受
信した監視情報を照明灯のアドレス情報とともに記憶す
る(n4)。その後、次の位置にある照明灯の監視を行
うべく、照明灯のアドレス情報を更新して監視情報送信
要求コードを再び送信する(n5→n2)。保守用点検
車の移動とともに以上の処理を繰り返し、各照明灯の監
視情報を蓄積記憶していく。なお、もし要求先の機器監
視装置と保守用点検車とが通信可能な距離まで接近して
いない場合には、該当の機器監視装置から監視情報が送
信されないが、その後の保守用点検車の移動によって、
要求先の機器監視装置と保守用点検車とが充分接近した
時点で監視情報を受信することができる。ステップn2
では監視情報を受信するまで待つが、予め定めた一定時
間経過しても受信できないときには、監視情報送信要求
を再送し、その再送回数が一定数を超えたとき、要求先
である機器監視装置が異常であるものと見なす。
【0021】次に、機器監視装置6の処理手順をフロー
チャートとして図6に示す。まず何らかの受信信号があ
れば、それを受信し、データとしてデコードする(n1
1)。続いてデコードしたデータが、監視情報収集装置
から送信された自局に対する監視情報送信要求コードで
あるか否かの判定を行う(n12)。自局に対する監視
情報送信要求コードであれば、すでに求めている監視情
報を図4に示したフォーマットに従って送信する(n1
3)。
【0022】〈第2の実施例〉図5に示した例では、監
視情報収集装置が監視情報を受信すべき照明灯のアドレ
ス情報を、予め決められた順序で更新していく例であっ
たが、保守用点検車の位置によって宛先局アドレスを変
更してもよい。具体的には、図3に示した破線部分の構
成を付加する。図3においてGPS受信機29はアンテ
ナ28を介してこの監視情報の収集装置を搭載した保守
用点検車8の位置を測位する。CPU31はインタフェ
ース30を介してGPS受信機29から位置データを読
み取る。
【0023】ここで、GPS受信機29、インタフェー
ス30、CPU31、ROM32、RAM33がこの発
明に係る測位手段に相当する。
【0024】図7は監視情報収集装置7の処理手順を示
すフローチャートである。まず図3に示したGPS受信
機29から現在位置を読み取り、外部メモリ35からそ
の現在位置に対応する照明灯のアドレス情報を検索する
(n21→n22)。この場合、外部メモリ35には、
各照明灯の位置とアドレス情報との対応関係が予め書き
込まれていて、保守用点検車の位置と照明灯の位置関係
から、保守用点検車に最も接近している照明灯のアドレ
ス情報を得る。アドレス情報が前回のアドレス情報と異
なる状態となれば、続いてそのアドレス情報を宛先局ア
ドレスとして図4に示したフォ−マットに従って監視情
報送信要求コードを送信する(n24)。その後、該当
する機器監視装置から送信される監視情報を受信し、そ
の監視情報を照明灯のアドレス情報とともに蓄積記憶す
る(n25→n26)。その後は再び現在位置を読み取
って同様の処理を繰り返す。もし、ステップn23の判
断でアドレス情報に変化がなければステップn21へ戻
る。このように保守用点検車の移動にともない、照明灯
のアドレス情報が順次変わり、それとともに監視情報を
順次収集する。このように構成すれば、監視すべき照明
灯のアドレス情報を先頭から順次更新していく必要がな
く、また監視範囲の任意の位置から監視情報の収集を開
始することができる。
【0025】〈第3の実施例〉以上に述べた例では、監
視情報収集装置7から監視情報送信要求コードを送信す
る際、目的の照明灯を特定する宛先局アドレスを付加し
て送信し、機器監視装置6が自局に対する要求である時
にのみ監視情報を送信するように構成したが、監視情報
収集装置から監視情報送信要求コードを送信する際の送
信出力を設定して、監視情報送信要求コードを同時に受
信できる機器監視装置の数を常に1以下にするか、機器
監視装置から監視情報を送信する際の送信出力を設定し
て、監視情報収集装置が同時に受信する監視情報の数を
常に1以下にすれば、監視情報収集装置は常に1つの機
器監視装置から監視情報を受信することができる。この
場合、監視情報を受信したときの保守用点検車の位置に
よって、照明灯を特定することができる。次に、監視情
報収集装置7と機器監視装置6との間の送受信データに
宛先局アドレスを付加しない場合の例を図8および図9
に示す。図8は監視情報収集装置7の処理手順を示すフ
ローチャートであり、まず宛先局アドレスを特定せずに
監視情報送信要求コードを送信する(n31)。その
後、これに応答して送信される機器監視装置側からの監
視情報を受信する。もし、保守用点検車が2つの照明灯
の中間位置にあれば監視情報を受信できないが、保守用
点検車の移動にともなって、監視情報が受信できるまで
待つ(n32)。続いて保守用点検車8の現在位置を読
み取り、その位置に近接する照明灯のアドレス情報を検
索し、これを監視情報とともに蓄積記憶する(n33→
n34→n35)。このステップn34の処理がこの発
明に係る機器特定情報抽出手段に相当する。以上の処理
を繰り返すことによって保守用点検車8の移動にともな
い、近接する機器監視装置から順次監視情報を収集す
る。
【0026】図9は機器監視装置の処理手順であり、ま
ず何らかの信号を受信すれば、その受信信号をデコード
してデータを求める(n41)。そのデータが監視情報
送信要求コードであれば、すでに求めている監視情報を
送信する(n42→n43)。
【0027】なお、図8におけるステップn33の処理
の後、監視情報を現在位置情報とともに蓄積記憶するよ
うにすれば、照明灯のアドレス情報を全く用いることな
く、各照明灯をその位置情報により特定して監視情報を
収集することも可能である。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、保守員の目視および
測定作業によって得られていた監視情報を自動的に収集
できるようになり、しかも配電線搬送装置を用いること
なく、各機器監視装置から監視情報を収集するための設
備を常設する必要がなく、監視情報収集のための設備規
模を大幅に簡略化できる。また監視情報収集装置を搭載
する保守用点検車の移動にともない、その監視情報収集
装置が道路設備機器の監視を行う機器監視装置付近を通
過する際に、監視情報収集装置と機器監視装置間の直線
離間距離を短くすることができるため、機器監視装置お
よび監視情報収集装置のいずれも小電力の無線通信手段
で通信を行うことができる。さらに、監視情報とともに
機器特定情報を記憶しているので、記憶した情報から故
障している道路設備機器を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る道路設備機器監視システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す機器監視装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】図1に示す監視情報収集装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】監視情報収集装置と機器監視装置間で行われる
送受信データのフォーマット例を示す図である。
【図5】第1の実施例に係る監視情報収集装置の処理手
順を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施例に係る機器監視装置の処理手順を
示すフローチャートである。
【図7】第2の実施例に係る監視情報収集装置の処理手
順を示すフローチャートである。
【図8】第3の実施例に係る監視情報収集装置の処理手
順を示すフローチャートである。
【図9】第3の実施例に係る機器監視装置の処理手順を
示すフローチャートである。
【図10】従来の照明灯監視装置の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
3−照明灯 4−配電線 5−変電設備 6−機器監視装置 7−監視情報収集装置 8−保守用点検車
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08G 1/00 - 1/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路に沿って設置された複数の道路設備
    機器の各々に設けられ、該道路設備機器を監視し、該道
    路設備機器の状態を示す監視情報を求める機器監視手段
    と、無線通信により前記監視情報の送信を要求する信号
    を受信して前記監視情報とともに該道路設備機器を特定
    する機器特定情報を無線送信する監視情報無線送信手段
    とを備えた機器監視装置と、 前記道路上を移動する移動体に設けられ、前記機器監視
    装置に対して監視情報の送信を要求する信号を無線送信
    し、前記機器監視装置から無線送信された前記監視情報
    および前記機器特定情報を受信する監視情報無線受信手
    段および、該監視情報無線受信手段により受信された監
    視情報とともに機器特定情報を記憶する監視情報記憶手
    段とを備えた監視情報収集装置とから成り、該監視情報
    収集装置の移動にともなって、前記道路設備機器の各々
    の監視情報を順次収集する道路設備機器監視システム。
  2. 【請求項2】 道路に沿って設置された複数の道路設備
    機器の各々に設けられ、該道路設備機器を監視し、該道
    路設備機器の状態を示す監視情報を求める機器監視手段
    と、無線通信により前記監視情報の送信を要求する信号
    を受信して前記監視情報を無線送信する監視情報無線送
    信手段とを備えた機器監視装置と、 前記道路上を移動する移動体に設けられ、前記機器監視
    装置に対して監視情報の送信を要求する信号を無線送信
    し、前記機器監視装置から無線送信された監視情報を受
    信する監視情報無線受信手段および、該監視情報無線受
    信手段により受信された監視情報を、該監視情報の送信
    元である機器監視装置が設けられている道路設備機器を
    特定する機器特定情報とともに記憶する監視情報記憶手
    段とを備えた監視情報収集装置とから成り、該監視情報
    収集装置の移動にともなって、前記道路設備機器の各々
    の監視情報を順次収集する道路設備機器監視システムで
    あって、 さらに、 前記監視情報収集装置に、該監視情報収集装置
    が設けられている前記移動体の位置を測定する測位手段
    と、該測位手段の測位情報から前記機器特定情報を求め
    る機器特定情報抽出手段とを設けた道路設備機器監視シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 道路に沿って設置された複数の道路設備
    機器の各々に設けら れ、該道路設備機器を監視し、該道
    路設備機器の状態を示す監視情報を求める機器監視手段
    と、無線通信により前記監視情報の送信を要求する信号
    を受信して前記監視情報を無線送信する監視情報無線送
    信手段とを備えた機器監視装置と、 前記道路上を移動する移動体に設けられ、前記機器監視
    装置に対して監視情報の送信を要求する信号を無線送信
    し、前記機器監視装置から無線送信された監視情報を受
    信する監視情報無線受信手段および、該監視情報無線受
    信手段により受信された監視情報を、該監視情報の送信
    元である機器監視装置が設けられている道路設備機器を
    特定する機器特定情報とともに記憶する監視情報記憶手
    段とを備えた監視情報収集装置とから成り、該監視情報
    収集装置の移動にともなって、前記道路設備機器の各々
    の監視情報を順次収集する道路設備機器監視システムで
    あって、 さらに、 前記監視情報収集装置に、該監視情報収集装置
    が設けられている前記移動体の位置を測定する測位手段
    を設けるとともに、前記監視情報記憶手段は前記測位手
    段の測位情報を前記機器特定情報として前記監視情報と
    ともに記憶する道路設備機器監視システム。
  4. 【請求項4】 前記測位手段を、複数の測位用衛星から
    の送信電波を受信して受信点の緯度・経度情報を求める
    受信機から構成した請求項2または請求項3記載の道路
    設備機器監視システム。
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