JP2006221278A - トラクタ用車載端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 トラクタの乗務員がトレーラを探す時間を短縮させ、トレーラの稼働率を上げる。
【解決手段】 管理センタが管理するトレーラの位置を取得し(S300)、取得した情報に基づいて管理センタが管理するトレーラの位置を表示画面に表示させ(S302)、表示画面に表示されたトレーラの中からトラクタの乗務員によって特定のトレーラが選択されたことを判定すると、選択されたトレーラの位置までの案内ルートを探索し、探索した案内ルートに従ってルート案内する。
【選択図】 図4
【解決手段】 管理センタが管理するトレーラの位置を取得し(S300)、取得した情報に基づいて管理センタが管理するトレーラの位置を表示画面に表示させ(S302)、表示画面に表示されたトレーラの中からトラクタの乗務員によって特定のトレーラが選択されたことを判定すると、選択されたトレーラの位置までの案内ルートを探索し、探索した案内ルートに従ってルート案内する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、トラクタと未接続となっているトレーラの位置を管理する管理センタが、前記トレーラの位置をトラクタ用車載端末に提供するトレーラ位置管理システムに用いられるトラクタ用車載端末に関する。
従来、トレーラ側に搭載された機器に、トラクタとトレーラの連結または切離を検出させるとともに、検出した連結切離情報とGPS信号に基づいて取得したトレーラの位置情報を無線送信させ、この機器から送信されたトレーラの位置情報を受信してトレーラの位置を管理する管理システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−185057号公報
特許文献1に記載された管理システムは、トレーラ側に搭載された機器から送信されたトレーラの位置情報を受信してトレーラの位置を管理するようになっており、トラクタの乗務員にトレーラの位置を伝達する際には、管理センタからトラクタの乗務員に電話等を用いて口頭で伝達する必要があった。
しかし、このように口頭で情報を伝達する場合、トラクタの乗務員がそのトレーラの位置を正確に把握できるとは限らない。このため、トラクタの乗務員がトレーラを探すために無駄な時間を費やしてしまい、トレーラの稼働率を低下させてしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、トラクタの乗務員がトレーラを探す時間を短縮させ、トレーラの稼働率を上げることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、トラクタと未接続となっているトレーラの位置を管理する管理センタが、トレーラの位置をトラクタ用車載端末に提供するトレーラ位置管理システムに用いられるトラクタ用車載端末であって、管理センタが管理するトレーラの位置を取得する取得手段と、取得手段が取得した情報に基づいて管理センタが管理するトレーラの位置を表示画面に表示させる表示制御手段と、表示画面に表示されたトレーラの中からトラクタの乗務員によって特定のトレーラが選択されたことを判定すると、選択されたトレーラの位置までの案内ルートを探索し、探索した案内ルートに従ってルート案内する案内手段と、を備えたことを特徴としている。
このように、取得手段は、管理センタが管理するトレーラの位置を取得し、表示制御手段は、取得手段が取得した情報に基づいて管理センタが管理するトレーラの位置を表示画面に表示させ、案内手段は、表示画面に表示されたトレーラの中からトラクタの乗務員によって特定のトレーラが選択されたことを判定すると、選択されたトレーラの位置までの案内ルートを探索し、探索した案内ルートに従ってルート案内するから、トラクタの乗務員がトレーラを探す時間を短縮させ、トレーラの稼働率を上げることができる。
上記した取得手段としては、請求項2に記載の発明のように、管理センタからの配信によりトラクタと未接続となっているトレーラの位置を取得するもの、あるいは請求項6に記載の発明のように、記憶媒体を介してトレーラの位置を取得するものとすることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、判定手段は、トレーラがトラクタと未接続となったか否かを判定し、第1の送信手段は、判定手段によってトレーラがトラクタと未接続となったと判定されると、トレーラが未接続となった地点の位置を、トラクタと未接続となっているトレーラの位置として管理センタへ送信するので、例えば、定期的にトレーラの位置を管理センタへ送信する場合と比較して、管理センタへ送信するデータの回数を少なくすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、管理センタは、トラクタと未接続となっているトレーラの位置およびトラクタと接続中のトレーラの位置を管理し、トレーラの位置およびそのトラクタが接続中であるか未接続であるかの情報をトラクタ用車載端末に配信するようになっており、判定手段は、トレーラがトラクタと接続中であるか否かも判定するものであり、判定手段によってトレーラがトラクタと接続中であると判定されると、トレーラが接続中であることを管理センタへ送信する第2の送信手段を備え、取得手段は、管理センタからの配信によりトレーラの位置およびそのトラクタが接続中であるか未接続であるかの情報を取得し、表示制御手段は、トレーラが接続中であるか未接続であるかをトレーラの位置とともに表示画面に表示させることを特徴としている。
このように、判定手段は、トレーラがトラクタと接続中であるか否かも判定し、第2の送信手段は、判定手段によってトレーラがトラクタと接続中であると判定されると、トレーラが接続中であることを管理センタへ送信するから、管理センタには、トラクタと未接続となっているトレーラの位置およびトラクタと接続中のトレーラの位置が収集され、管理センタに収集された情報は各トラクタ用車載端末に配信される。したがって、取得手段は、管理センタからの配信によりトレーラの位置およびそのトラクタが接続中であるか未接続であるかの情報を取得し、表示制御手段は、トレーラが接続中であるか未接続であるかをトレーラの位置とともに表示画面に表示させることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、予約情報送信手段は、トラクタの乗務員によって選択されたトレーラが予約されたことを示す予約情報が管理センタへ送信するから、管理センタには予約情報が収集され、管理センタに収集された予約情報は各トラクタ用車載端末に配信される。したがって、取得手段は、管理センタから配信された予約状況も取得し、表示制御手段は、予約状況をトレーラの位置とともに表示画面に表示させることができる。
また、請求項7に記載の発明のように、表示制御手段は、管理センタが管理するトレーラの位置を表示画面の地図上に表示させるから、トラクタの乗務員は、管理センタが管理するトレーラの位置を地図上で把握することができる。
また、請求項8に記載の発明のように、表示制御手段は、管理センタが管理するトレーラの位置を表示画面にリスト表示させることができる。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態に係るトレーラ位置管理方法を実施するシステムの全体構成を図1に示す。トラクタ1にはナビゲーションシステム11と無線機12からなる車載装置10が搭載され、トレーラ2にはID発信機20が搭載されている。
本発明の一実施形態に係るトレーラ位置管理方法を実施するシステムの全体構成を図1に示す。トラクタ1にはナビゲーションシステム11と無線機12からなる車載装置10が搭載され、トレーラ2にはID発信機20が搭載されている。
トラクタ1とトレーラ2は図示しない連結装置によって連結、分離されるように構成されており、トラクタ1とトレーラ2との間には、各種電気信号の授受や電源供給のための電気ケーブルが設けられている。この電気ケーブルは、途中で切り離せるようにコネクタ接続されており、トラクタ1にトレーラ2が連結される場合、上記電気ケーブルはコネクタ部で接続され、トラクタ1からトレーラ2が分離される場合、上記電気ケーブルはコネクタ部で切り離される。
ID発信機20は、各トレーラに対して個別の識別番号が付与されたトレーラIDを定期的に送信する。このトレーラIDは、上記電気ケーブルに含まれる未使用の信号線を使用してナビゲーションシステム11に入力される。
ナビゲーションシステム11は、GPS受信機やジャイロセンサなどによって構成される位置検出器、地図データを入力するための地図データ入力器、乗務員の操作に応じた信号を入力するための操作部、入力される映像信号に応じた映像を表示画面に表示する表示装置、入力される音声信号に応じた音声を出力する音声出力装置、これらの各装置と接続された制御装置(いずれも図示せず)を備えている。また、制御装置は、CPU、メモリ、I/O等を備えたコンピュータによって構成され、制御装置のCPUは、メモリ等に記憶されたプログラムに従ってナビゲーション動作のための各種機能を実行する。
ナビゲーションシステム11は、GPS受信機やジャイロセンサなどの位置検出器(図示せず)を用いて搭載車両の位置(緯度、経度)および向き(方位)を求める現在位置測位機能、自車位置周辺の地図上に自車位置マークを表示する地図表示機能、ユーザーの操作によって特定された目的地までの案内ルートを探索するルート探索機能、ルート探索機能によって探索された案内ルートに従って案内を行う経路案内機能等、ナビゲーションのための各種機能を有している。なお、ルート探索は、ダイクストラ法などを用いて行われる。
また、本実施形態におけるナビゲーションシステム11の制御装置は、1秒ごとにカウントアップ動作を行うタイムカウンタを有している。このタイムカウンタは、制御装置のCPUによるリセットコマンドに応じてリセットされ、制御装置のCPUによるスタートコマンドによってカウント動作をスタートし、ストップコマンドによってカウント動作をストップする。
無線機12は、中継局4および通信網5を介して管理センタ3の管理端末(図中では管理PCと記す)30と双方向の無線データ通信を行うためのものである。この無線機12は、アンテナ12aを有し、このアンテナ12aを介してナビゲーションシステム11から入力されるデータを無線送信するとともに、アンテナ12aが受信したデータをナビゲーションシステム11へ出力する。
管理端末(図中では管理PCと記す)30は、管理センタ3に設置され、車載装置10から送信される各種情報を収集してトラクタに牽引(連結)されるトレーラの位置情報を管理する。この管理端末30は、CPU、ハードディスク等の記憶媒体、表示装置、操作部等を備えたパーソナルコンピュータによって構成されている。
ナビゲーションシステム11の制御装置は、ID発信機20から定期的に送信されるトレーラIDの受信状況に基づいてトレーラの検出を行うとともに、トレーラID情報を受信した場合、受信したトレーラIDを送信するトレーラ検出・情報送信処理を行う。
この処理について、図2を参照して説明する。ナビゲーションシステム11の制御装置は、上記ナビゲーションのための各種機能を実現するための処理と並行して、図2に示す処理を行う(なお、後述する図3、4、6に示す処理についても、上記ナビゲーションのための各種機能を実現するための処理と並行して行う)。
まず、初期化処理として、メモリの接続状態フラグを「未接続」とするとともにタイムカウンタのカウント動作をストップさせ、かつ、タイムカウンタをリセットする(S100)。この処理によってタイムカウンタの値は0となる。
次に、ID発信機20からトレーラIDを受信したか否かを判定する(S102)。トレーラIDはID発信機20から定期的に送信されるようになっているため、トラクタ1とトレーラ2が連結された状態、すなわち、トラクタ1とトレーラ2の間の電気ケーブルが接続された状態では、トレーラIDを受信し、S102の判定はYESとなり、タイムカウンタを再度リセットするとともにタイムカウンタのカウント動作をスタートさせる(S104)。これにより、タイムカウンタは0からカウントアップをスタートする。
次に、メモリの接続状態フラグが接続中であるか未接続であるかを判定する(S106)。S100においてメモリの接続状態フラグは「未接続」とされているため、ここでは、「未接続」と判定されるものとして説明する。
S106において、未接続と判定されると、次に、メモリの接続状態フラグを「接続中」とする(S108)。
次に、ナビゲーションシステム11の現在位置測位機能により搭載車両の現在位置情報(緯度、経度)および搭載車両の向き(方位)を取得する(S110)。
次に、取得した搭載車両の現在位置情報、搭載車両の向きとともに、S102において受信したトレーラIDおよびトラクタとトレーラが接続されていることを示す接続情報を無線機12により管理センタ3の管理端末30へ送信し(S112)、S102の判定へ戻る。
また、上記したようにS108においてメモリの接続状態フラグが「接続中」とされると、次回よりS106の判定は「接続中」となり、S108〜S112の処理を行うことなくS102の判定へ戻る。
このように、トラクタ1とトレーラ2の間の電気ケーブルが接続された場合、S102〜S112の処理によって、接続された地点の搭載車両の現在位置情報、搭載車両の向き、トレーラIDおよび接続情報が管理センタ3の管理端末30に送信される。
また、トラクタ1からトレーラ2が分離され、トラクタ1とトレーラ2の間の電気ケーブルが未接続の状態にされると、トレーラIDは受信されなくなるため、S102の判定はNOとなり、次に、タイムカウンタのカウント値(カウント時間)が予め定められた設定時間を超過したか否かを判定する(S114)。
ここで、タイムカウンタのカウント値が設定時間を超過すると、S114の判定はYESとなり、タイムカウンタのカウント動作をストップさせるとともにタイムカウンタをリセットする(S116)。
次に、メモリの接続状態フラグを「未接続」とし(S118)、ナビゲーションシステム11の現在位置測位機能により搭載車両の現在位置情報(緯度、経度)および搭載車両の向き(方位)を取得する(S120)。
次に、取得した搭載車両の現在位置情報、搭載車両の向きとともに、それまで受信していたトレーラIDおよびトラクタとトレーラが切断されていることを示す切断情報を無線機12により管理センタ3の管理端末30へ送信し(S122)、S102の判定へ戻る。
このように、トラクタ1とトレーラ2の間の電気ケーブルが未接続の状態となった場合、未接続となった地点の搭載車両の現在位置情報、搭載車両の向き、トレーラIDおよび切断情報が管理センタ3の管理端末30に送信される。
本実施形態における管理センタ3の管理端末30は、上記したトラクタ用車載端末1のナビゲーションシステム11から送信される情報を受信して表示画面に表示するトレーラ情報受信・展開処理を行う。
この処理について、図3を参照して説明する。まず、ナビゲーションシステム11より、搭載車両の現在位置情報、搭載車両の向き、トレーラIDおよび接続情報、切断情報および後述するトレーラを予約するための予約情報を無線により取得する(S200)。
次に、取得したこれらの情報より、トレーラ情報(トレーラID、トレーラの現在位置情報、トレーラの向き、予約状況(空き、予約)、使用状況(使用中、未使用))としてハードディスク等の記憶媒体に記憶する(S202)。具体的には、搭載車両の現在位置情報をトレーラの現在位置情報、搭載車両の向きをトレーラの向きとし、これらの情報とともに、予約情報に基づくトレーラの予約状況(予約、空き)、接続情報に基づくトレーラの使用状況(使用中、未使用)等の情報をトレーラ情報として記憶媒体に記憶する。なお、トレーラがトラクタに接続された状態を使用中、トレーラがトラクタに接続されていない状態を未使用として記憶媒体に記憶する。
次に、このトレーラ情報に基づく情報を管理端末30の表示画面に表示させる(S204)。具体的には、トレーラの位置およびトレーラの向きを表示するデジタル地図画面と、トレーラの予約状況およびトレーラの使用状況を表示する管理画面を管理端末30の表示画面に表示させる。
次に、記憶媒体に記憶した最新のトレーラ情報を各トラクタの車載装置10に送信し(S206)、S200の処理へ戻る。
このように、管理センタ3の管理端末30は、管理するトラクタに搭載されたトラクタ用車載端末1から取得した、トレーラの現在位置情報、搭載車両の向きをトレーラの向き、トレーラの予約状況(予約、空き)、トレーラの使用状況(使用中、未使用)等を管理するとともに最新のトレーラ情報を各トラクタの車載装置10に配信する。
本実施形態におけるナビゲーションシステム11の制御装置は、管理センタ3の管理端末30から送信される最新のトレーラ情報を受信して、表示画面にトレーラの位置、トレーラの向き等を表示するトレーラ情報受信・更新処理を行う。
この処理について、図4を参照して説明する。まず、管理センタ3の管理端末30よりトレーラ情報を取得する(S300)。
次に、取得したトレーラ情報をメモリに記憶するとともに、取得したトレーラ情報に基づいてナビゲーションシステム11の表示装置の地図上にトレーラの位置、トレーラの向き、空き状態等を表示させる(S302)。
図5に、トレーラの位置およびトレーラの向きがナビゲーションシステム11の表示画面の地図上に表示された例を示す。図中の丸と四角で示された各表示体A、B、Cによってトレーラの位置が示され、図中の矢印によって各トレーラの向きが示されている。なお、四角は空き状態、丸は予約状態を意味する。また、図5では示されていないが、トレーラID、トレーラの使用状況(使用中、未使用)、トレーラまでの距離も上記地図上に表示される。
本実施形態におけるナビゲーションシステム11の制御装置は、図4に示した処理によって表示画面に表示させたトレーラの中からトラクタの乗務員によって選択されたトレーラを予約するトレーラ選択処理を行う。
この処理について、図6を参照して説明する。まず、トラクタの乗務員によって地図画面上に表示したトレーラの中から特定のトレーラが選択されたか否かに基づき、地図画面上のトレーラが選択されたか否かを判定する(S400)。
ここで、特定のトレーラが選択されていないと判定した場合(S400でNOと判定)、S400の判定を繰り返す。
また、特定のトレーラが選択されたと判定した場合(S400でYESと判定)、選択されたトレーラのトレーラIDおよび選択されたトレーラが予約されたことを示す予約情報を管理センタ3の管理端末30へ送信する(S402)。
次に、トラクタの乗務員によってルート探索が指示されると、選択された特定のトレーラの位置を目的地として案内ルートを探索し、探索した案内ルートを表示装置の表示画面へ表示させるとともに音声出力装置による案内ルートの音声案内を開始し(S404)、S400の処理へ戻る。
このように、トラクタ1の乗務員の操作によって選択されたトレーラを予約するとともに、選択したトレーラまでのルート案内を行うことができる。
上記したように、トラクタ用車載器1のナビゲーションシステム11は、管理センタ3が管理するトレーラの位置を管理センタ3の管理端末30から受信し(図4のS300)、受信した情報に基づいて管理センタ3が管理するトレーラの位置を表示画面に表示させ(図4のS302)、表示画面に表示させたトレーラの中からトラクタの乗務員によって特定のトレーラが選択されたことを判定すると(図6のS400でYESと判定)、選択されたトレーラの位置までの案内ルートを探索し、探索した案内ルートに従ってルート案内する(S404)から、トラクタの乗務員がトレーラを探す時間を短縮させ、トレーラの稼働率を上げることができる。
また、ナビゲーションシステム11は、管理センタ3が管理するトレーラの位置をナビゲーションシステム11の表示画面の地図上に表示させるから、トラクタの乗務員は、地図上でトレーラの位置を把握することができる。
また、ナビゲーションシステム11は、トラクタの乗務員によって選択されたトレーラが予約されたことを示す予約情報を管理センタへ送信するから、管理センタ3は、この予約情報に基づいて管理するトレーラの予約を受け付けることができる。また、管理センタ3から管理センタ3が管理する各トラクタ用車載端末1へ予約情報を送信することにより、管理センタ3が管理する他のトラクタ用車載端末1のナビゲーションシステム11の表示画面にもトレーラの予約情報を表示させることができる。
また、上記したように、管理センタ3の管理端末30は、トラクタ用車載端末1から送信される情報に基づいて、トラクタ用車載端末1の表示画面に管理するトレーラの位置を表示させるための情報を送信するから、トラクタ用車載端末1は、この配信された情報に基づいて管理センタ3が管理するトレーラの位置を表示画面に表示させ、表示画面に表示されたトレーラの中からトラクタの乗務員によって選択されたトレーラの位置までの案内ルートを探索し、探索した案内ルートに従ってルート案内することができ、トラクタの乗務員がトレーラを探す時間を短縮させ、トレーラの稼働率を上げることができる。
なお、本実施形態における車載装置10と管理センタ3の管理端末30との間の無線通信としては、携帯電話会社やPHS事業者のパケット通信、MCA(Multi Channnel Access System)無線、業務無線等を用いることができる。
(第2実施形態)
次に、第2の実施形態に係るトレーラ位置管理方法を実施するシステムの全体構成を図7に示す。第1実施形態では、管理センタ3の管理端末30から車載装置10へ無線通信によってトレーラの位置情報を提供する例を示したが、この第2実施形態では、図7に示すように、メモリカード13を媒体としてトレーラの位置情報を提供することとしている。
次に、第2の実施形態に係るトレーラ位置管理方法を実施するシステムの全体構成を図7に示す。第1実施形態では、管理センタ3の管理端末30から車載装置10へ無線通信によってトレーラの位置情報を提供する例を示したが、この第2実施形態では、図7に示すように、メモリカード13を媒体としてトレーラの位置情報を提供することとしている。
図7に示すように、各地のトラクタの駐車場には、管理端末30と接続されたパーソナルコンピュータ(PC)31が設置されている。また、パーソナルコンピュータ31と車載装置10のナビゲーションシステム11は、それぞれメモリカード13の装着を可能とするカードスロット(図示せず)を備えている。
ナビゲーションシステム11においてトレーラが切り離された地点の位置情報やトレーラID等がメモリカード13に記憶され、トラクタが駐車場に到着した際に、乗務員がこのメモリカード13をパーソナルコンピュータ31のメモリカードスロットに挿入すると、メモリカード13に記憶された内容がパーソナルコンピュータ31によって読み取られ、管理端末30へ送信される。
また、業務の開始前に、乗務員がメモリカード13をパーソナルコンピュータ6のメモリカードスロットに挿入すると、管理端末30からメモリカード13に最新のトレーラ情報が書き込まれ、このメモリカード13をナビゲーションシステム11のカードスロットに挿入すると、メモリカード13に書き込まれた内容がナビゲーションシステム11のメモリに読み込まれる。すなわち、メモリカード13を媒体としてトレーラの位置情報がナビゲーションシステム11に提供される。このことにより、図5に示したような表示が表示される。
このように、メモリカード13を媒体として管理センタ3の管理端末30と車載装置10との間の各種データの授受を行うことができる。なお、管理センタ3の管理端末30と車載装置10との間の各種データの授受を行う媒体としては、メモリカードに限定されることなく、例えば、ICカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等の記憶媒体を用いてもよい。
(他の実施形態)
上記実施形態では、図5に示したように、ナビゲーションシステム11の表示装置の表示画面にトレーラの位置、トレーラの向き等の情報を地図上に表示する例を示したが、現在位置測位機能によって測位したトラクタの現在位置と管理センタが管理する各トレーラの位置情報に基づいて管理センタが管理する各トレーラとトラクタとの各距離を求め、図8に示すように、トラクタとの距離が短い順に、トレーラID(番号)、トレーラの予約状況、トレーラの位置(場所)、トレーラとの距離等をリスト表示してもよい。この場合、リスト表示されたトレーラの中からトラクタの乗務員によって特定のトレーラが選択されると、選択されたトレーラまでのルート案内が行われる。これにより、トラクタの乗務員はトラクタの近くに位置するトレーラをすぐに把握できる。
上記実施形態では、図5に示したように、ナビゲーションシステム11の表示装置の表示画面にトレーラの位置、トレーラの向き等の情報を地図上に表示する例を示したが、現在位置測位機能によって測位したトラクタの現在位置と管理センタが管理する各トレーラの位置情報に基づいて管理センタが管理する各トレーラとトラクタとの各距離を求め、図8に示すように、トラクタとの距離が短い順に、トレーラID(番号)、トレーラの予約状況、トレーラの位置(場所)、トレーラとの距離等をリスト表示してもよい。この場合、リスト表示されたトレーラの中からトラクタの乗務員によって特定のトレーラが選択されると、選択されたトレーラまでのルート案内が行われる。これにより、トラクタの乗務員はトラクタの近くに位置するトレーラをすぐに把握できる。
また、上記実施形態では、ID発信機20からナビゲーションシステム11へ電気ケーブルを介してトレーラIDを送信する例を示したが、例えば、ID発信機20からトレーラIDを小電力の無線によって送信してもよい。この場合、車載装置10は、ID発信機20からの無線を受信する無線受信機を備え、この無線受信機によって受信した信号をナビゲーションシステム11に入力するように構成すればよい。
また、上記実施形態では、トレーラ2に搭載されたID発信機20からトレーラIDを送信する例を示したが、例えば、トレーラIDを送信するIDタグをトレーラ2に搭載し、また、上記トレーラIDを受信するIDタグ受信機をトラクタ1に搭載し、IDタグから送信されるトレーラIDをIDタグ受信機によって受信する構成としてもよい。また、IDタグとして電子ナンバープレートを使用してもよい。
また、上記実施形態では、ナビゲーションシステム11の表示画面に表示される情報として、トレーラの位置、トレーラの向き、トレーラID、予約状況、空き状況、使用状況等を表示する例を示したが、例えば、トレーラ上にコンテナが載っているか、また、どんなコンテナが載っているかといった情報を追加してもよい。
また、上記実施形態では、トレーラの識別情報としてトレーラの識別番号が付与されたトレーラIDを例に示したが、識別番号に限定されることなく他の形式の識別情報としてもよい。
また、上記実施形態では、車載装置10から管理センタ3の管理端末30へ送信される搭載車両の位置情報として緯度経度情報を送信する例を示したが、デジタル地図で使用される道路リンク情報を用いてトレーラの位置情報を送信してもよい。この場合、例えば、トレーラの位置情報として、特定の道路リンク上の○○m地点といった情報を送信することができる。
また、ナビゲーションシステム11の地図データに、予めトレーラ駐車禁止区域の情報を登録しておき、トレーラを切り離した地点が駐車禁止区域である場合、その地点が駐車禁止区域であることをナビゲーションシステムの表示装置あるいは音声出力装置を用いて乗務員に報知してもよい。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、ナビゲーションシステム11が管理センタ3の管理端末30から管理センタ3が管理するトレーラの位置を受信する処理(図4のS300の処理)およびナビゲーションシステム11が管理センタ3の管理端末30と接続されたパーソナルコンピュータ31からメモリカード13を介してトレーラの位置を取得する処理が取得手段に相当し、図4のS302の処理が表示制御手段に相当し、図6のS400とS404の処理が案内手段に相当し、図2のS122の処理が送信手段に相当し、図2のS122の処理が第1の送信手段に相当し、図2のS112が第2の送信手段に相当し、図2のS102、S104、S106、S114の処理が判定手段に相当し、図6のS402の処理が予約情報送信処理に相当する。
1…トラクタ、2…トレーラ、3…管理センタ、10…車載装置、
11…ナビゲーションシステム、12…無線機、13…メモリカード、
20…ID発信機、30…管理端末、31…パーソナルコンピュータ。
11…ナビゲーションシステム、12…無線機、13…メモリカード、
20…ID発信機、30…管理端末、31…パーソナルコンピュータ。
Claims (8)
- トラクタと未接続となっているトレーラの位置を管理する管理センタが、前記トレーラの位置をトラクタ用車載端末に提供するトレーラ位置管理システムに用いられるトラクタ用車載端末であって、
前記管理センタが管理するトレーラの位置を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した情報に基づいて前記管理センタが管理するトレーラの位置を表示画面に表示させる表示制御手段と、
前記表示画面に表示された前記トレーラの中から前記トラクタの乗務員によって特定のトレーラが選択されたことを判定すると、前記選択されたトレーラの位置までの案内ルートを探索し、探索した案内ルートに従ってルート案内する案内手段と、を備えたことを特徴とするトラクタ用車載端末。 - 前記取得手段は、前記管理センタからの配信により前記トラクタと未接続となっているトレーラの位置を取得することを特徴とする請求項1に記載のトラクタ用車載端末。
- 前記トレーラが前記トラクタと未接続となったか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記トレーラが前記トラクタと未接続となったと判定されると、前記トレーラが未接続となった地点の位置を、前記トラクタと未接続となっているトレーラの位置として前記管理センタへ送信する第1の送信手段と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載のトラクタ用車載端末。 - 前記管理センタは、トラクタと未接続となっているトレーラの位置およびトラクタと接続中のトレーラの位置を管理し、トレーラの位置およびそのトラクタが接続中であるか未接続であるかの情報を前記トラクタ用車載端末に配信するようになっており、
前記判定手段は、前記トレーラが前記トラクタと接続中であるか否かも判定するものであり、
前記判定手段によって前記トレーラが前記トラクタと接続中であると判定されると、前記トレーラが接続中であることを前記管理センタへ送信する第2の送信手段を備え、
前記取得手段は、前記管理センタからの配信により前記トレーラの位置およびそのトラクタが接続中であるか未接続であるかの情報を取得し、前記表示制御手段は、前記トレーラが接続中であるか未接続であるかを前記トレーラの位置とともに前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項3に記載のトラクタ用車載端末。 - 前記管理センタは、前記トラクタと未接続となっているトレーラの予約状況を管理し、その予約状況を前記トラクタ用車載端末に配信するようになっており、
前記トラクタの乗務員によって選択されたトレーラが予約されたことを示す予約情報を前記管理センタへ送信する予約情報送信手段を備え、
前記取得手段は、前記管理センタから配信された前記予約状況も取得し、前記表示制御手段は、前記予約状況を前記トレーラの位置とともに前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項3または4に記載のトラクタ用車載端末。 - 前記取得手段は、記憶媒体を介して前記トレーラの位置を取得することを特徴とする請求項1に記載のトラクタ用車載端末。
- 前記表示制御手段は、前記管理センタが管理するトレーラの位置を前記表示画面の地図上に表示させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のトラクタ用車載端末。
- 前記表示制御手段は、前記管理センタが管理するトレーラの位置を前記表示画面にリスト表示させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のトラクタ用車載端末。
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- 2005-02-08 JP JP2005032091A patent/JP2006221278A/ja not_active Withdrawn
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