JP2906884B2 - コンクリート打設装置 - Google Patents

コンクリート打設装置

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JP2906884B2
JP2906884B2 JP4324197A JP32419792A JP2906884B2 JP 2906884 B2 JP2906884 B2 JP 2906884B2 JP 4324197 A JP4324197 A JP 4324197A JP 32419792 A JP32419792 A JP 32419792A JP 2906884 B2 JP2906884 B2 JP 2906884B2
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JP
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concrete
opening
pipe
casting
outer tube
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JP4324197A
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茂幸 十河
宣典 竹田
律彦 三浦
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OOBAYASHIGUMI KK
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OOBAYASHIGUMI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート圧送管
によりコンクリートを輸送しつつ打設するためのコンク
リート打設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば超流動コンクリートは、高い流動
性と分離抵抗性に富むコンクリート素材であり、ポンプ
圧送性に優れるため、例えば図4に示すように、打設位
置Aの上部に沿ってコンクリート圧送管1を配管し、こ
の圧送管1を通じてコンクリートCを吐出することがで
きる。この吐出方式として従来では圧送管1の下部に複
数の筒状のゲート2を配列するとともに、各ゲート2に
はこれに付属するゲートバルブ3を設け、ゲートバルブ
3の開閉調整によって各ゲート2から交互にコンクリー
トCを吐出する構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このゲートバルブ方式
による打設では、吐出したコンクリートCの流動勾配が
その流動性に対応して定まるので、図示のごとくゲート
2の直下の打設天端が高く、その周辺では低くなる。し
たがって、打設天端を平坦化するためには、コンクリー
ト打設作業終了後、バイブレータなどによって流動させ
たり、トンボなどで敷き均す作業が必要であり、多くの
労力を必要とする。特にバイブレータなどを用いた場合
には材料分離などの惧れも生ずる。
【0004】このような労力をなくし、打設天端を平坦
化するための手段としてはゲート2の数を増せば良い
が、機構が複雑化する上に、個々のゲート2の解放のた
めの待ち時間が長くなり、ゲート2内に滞留するコンク
リートの固化によるゲート閉塞が問題となる。したがっ
て、ゲート数を増すとゲートバルブの頻繁な開閉動作が
必要となり、操作が極めて面倒になるとともに、打設後
のコンクリートの排出、清掃などのメンテナンスも厄介
なものとなる。
【0005】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、コンクリートの滞留を生ずることな
く、任意の吐出間隔で自在にコンクリートを吐出できる
ようにしたコンクリート打設装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、コンクリート圧送管に接続され、底部
長手方向に沿って複数のコンクリート吐出用開口部を
設けた内管と、該内管の外周に回転可能に軸支され、
記内管に設けられた一の開口部以外の開口部を覆うとと
もに、該開口部に対して長手方向の位置が一致し、かつ
周方向の位置が異なる複数の開口部を開口させたバルブ
体を構成する外管と、該外管を回転させる駆動機構
設けた。
【0007】
【作用】以上の構成によれば、構造上コンクリートの滞
留箇所がない。ここからの吐出作用は、外管の回転に応
じて内管の開口部に外管の開口部が一致した箇所が開
き、この一致箇所からコンクリートが吐出される。した
がって、コンクリートの吐出間隔は、外管に形成された
開口部の形成位置と間隔に応じて定まり、一ケ所当たり
の吐出時間は、外管の回転に応じて定まる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1〜3はこの発明によるコンクリート打
設装置を示すもので、コンクリート打設箇所Aの上部長
手方向に沿って配管されたコンクリート圧送管10に両
端をフランジ結合された内管12と、内管12の外周に
その両端を水密軸受などを介して回転可能に軸支された
バルブ体を構成する外管14と、内管12の一端上部に
固定されるとともに、その駆動軸を外管14の一端外周
に設けたギア16にピニオン18を介して連結した駆動
モータ20とを備えている。
【0009】内管12の底部にはその長手方向に沿って
長孔状をしたコンクリート吐出用開口部22が開口形成
されている。これに対応して外管14の外周には長孔状
の複数の開口部24がその周方向に交互に開口形成さ
れ、いずれの開口部24とも底面に移動すると開口部2
2の長手方向の異なる箇所に一致する。
【0010】したがって、図2(a),(b)に示すよ
うに、駆動モータ20の回転によって、外管14側の各
開口部24が内管12の開口部22に一致すると、この
箇所の開口部24の大きさに応じた開口面積で内部が開
口され、この箇所のみからコンクリートCが吐出され
る。
【0011】次いでさらに回転すると別の箇所が開口
し、この箇所からコンクリートが吐出される。したがっ
て、図3(a)〜(c)に示すように、外管14の一回
転の間に各開口部24の形成位置と間隔に応じて順次コ
ンクリートCが連続的に吐出されるため、コンクリート
Cの打設天端は可及的に平坦化されることになる。
【0012】なお、前記モータ20にエンコーダ等の回
転角度検出手段を設けておき、各開口部24が開口部2
2に一致した時点で一定時間駆動を停止する制御などを
行うこともできる。また、以上の打設装置は打設位置の
長さに応じて多連に連結して用いることもできるし、コ
ンクリート打設位置上部だけでなくコンクリート圧送管
10の配管途中に設け、打設後の残余コンクリートの排
出にも利用できる。
【0013】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明によるコンクリート打設装置にあっては、
構造上コンクリートの滞留箇所がないため、従来に比べ
てコンクリートの滞留する箇所がなくこれによるコンク
リートの固化や,閉塞を未然に防止できる。
【0014】またこの発明では配管方向に沿って連続的
なコンクリートの吐出を行うことができ打設天端が平坦
化するため、バイブレータ,トンボ等による敷き均しが
不要となり、打設作業の自動化を図る上で好適である。
【0015】さらには残余コンクリートの排出などにも
好適であり、メンテナンス性に富む利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるコンクリート打設装置の一部破
断側面図である。
【図2】同打設装置において、(a)は開口部が閉じら
れた状態、(b)は開口部を開けコンクリートを吐出し
た状態を示す横断面図である。
【図3】同打設装置を用いた打設手順を示す説明図であ
る。
【図4】従来のゲートバルブ方式によるコンクリート打
設装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10 コンクリート圧送管 12 内管 14 外管 20 駆動モータ 22,24 開口部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−24233(JP,U) 実開 昭58−1031(JP,U) 特公 平5−55672(JP,B2) 特公 昭49−19142(JP,B1) 実公 昭56−19640(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/04 E04G 21/02 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート圧送管に接続され、底部に
    長手方向に沿って複数のコンクリート吐出用開口部を設
    けた内管と、該内管の外周に回転可能に軸支され、前記
    内管に設けられた一の開口部以外の開口部を覆うととも
    に、該開口部に対して長手方向の位置が一致し、かつ周
    方向の位置が異なる複数の開口部を開口させたバルブ体
    を構成する外管と、該外管を回転させる駆動機構を設
    けたことを特徴とするコンクリート打設装置。
JP4324197A 1992-12-03 1992-12-03 コンクリート打設装置 Expired - Lifetime JP2906884B2 (ja)

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JP4324197A JP2906884B2 (ja) 1992-12-03 1992-12-03 コンクリート打設装置

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JPH06173450A JPH06173450A (ja) 1994-06-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2781505B2 (ja) * 1993-01-20 1998-07-30 社団法人日本建設機械化協会 圧送コンクリートへの添加材の混合装置
JP2810605B2 (ja) * 1993-01-20 1998-10-15 社団法人日本建設機械化協会 圧送コンクリートへの添加材の混合装置

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JPH06173450A (ja) 1994-06-21

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Effective date: 20040402