JP2000073564A - スリップフォーム工法におけるコンクリート打設設備および打設方法 - Google Patents

スリップフォーム工法におけるコンクリート打設設備および打設方法

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JP2000073564A
JP2000073564A JP10246358A JP24635898A JP2000073564A JP 2000073564 A JP2000073564 A JP 2000073564A JP 10246358 A JP10246358 A JP 10246358A JP 24635898 A JP24635898 A JP 24635898A JP 2000073564 A JP2000073564 A JP 2000073564A
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pipe
casting
pump
horizontal
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JP10246358A
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English (en)
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Yuichi Tsukahara
裕一 塚原
Shigeto Handa
茂人 半田
Naoyuki Sugibashi
直行 杉橋
Hitoshi Tanaka
仁志 田中
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工を効率良く行うことのできるスリップフ
ォーム工法におけるコンクリート打設設備および打設方
法を提供することを課題とする。 【解決手段】 施工の進捗にともなって順次上昇するス
リップフォーム型枠の足場フレームに備えられた水平打
設管6に、開閉自在なバルブ8を間隔を隔てて複数設
け、各バルブ8には打設ホース6を接続する構成とし
た。そして、スリップフォーム型枠内にコンクリートを
打設する工程では、水平打設管6にコンクリートを供給
し、水平打設管6に備えた複数のバルブ8を順次開くこ
とによって、型枠内部空間にコンクリートを打設してい
く構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばサイロ等、
比較的大型のコンクリート構造物をスリップフォーム工
法で構築するときに用いて好適なスリップフォーム工法
におけるコンクリート打設設備および打設方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、サイロ、給水塔、煙突等、塔
状の高いコンクリート構造物を施工するときには、型枠
を徐々に上方に引き上げながらこの型枠内にコンクリー
トを打設するスリップフォーム工法が用いられている。
このようなスリップフォーム工法におけるコンクリート
の打設は、ディストリビュータで複数の打設管にコンク
リートを分岐供給したり、昇降バケットでコンクリート
を型枠上部に搬送し、型枠に備えたシュートから型枠内
に打設する方法等がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のスリップフォーム工法におけるコンクリ
ート打設方法には、以下のような問題が存在する。すな
わち、ディストリビュータを用いる方法では、コンクリ
ートを供給する打設管を切り替える時等に待ち時間が生
じる。また昇降バケットを用いる方法でも前後する昇降
バケットの間で待ち時間が生じる。このように従来いず
れの方法においても待ち時間が生じるため、作業効率が
上がらず、工期短縮の妨げとなっている。また、これを
解決するために設備台数を増やすことも考えられるが、
これでは設備費が増加し、工費全体の上昇を招くという
問題が伴う。そしてこのような問題は、施工すべき構造
物が大型であればあれほど、より顕著なものとなる。
【0004】また、スリップフォーム工法では、型枠の
上昇にともなって打設管も上昇するため、固定されてい
るポンプと、上昇する打設管との間は、ゴム製のホース
で接続されていた。しかし、ゴム製のホースでは、ポン
プで圧送するコンクリートの脈動によってホースが伸縮
するため、その部分でコンクリートが詰まりやすく、し
かもコンクリートが詰まったときには復旧も困難である
という問題がある。
【0005】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、施工を効率良く行うことのできるスリップ
フォーム工法におけるコンクリート打設設備および打設
方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
スリップフォーム工法に用いるコンクリート打設設備で
あって、施工の進捗にともなって順次上方に上昇する型
枠のフレームに、該型枠内にコンクリートを打設するた
め前記型枠に沿って略水平方向に延在する水平打設管が
備えられ、該水平打設管には、開閉自在なバルブが間隔
を隔てて複数設けられ、前記各バルブには前記型枠内に
コンクリートを打設する打設口が接続されていることを
特徴としている。
【0007】このようなコンクリート打設設備では、水
平打設管にコンクリートを供給し、水平打設管に設けら
れた複数のバルブを順次開くことによって、各打設口か
ら型枠内にコンクリートを連続的に打設していくことが
できる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載のス
リップフォーム工法におけるコンクリート打設設備であ
って、前記フレームには前記水平打設管にコンクリート
を送り込む第一ポンプが備えられ、該第一ポンプには、
下方に設けられた第二ポンプから、鉛直上方に延びる鉛
直管と、該鉛直管と前記第一ポンプとの間に設けられた
渡り配管とを介してコンクリートが供給される構成とさ
れ、前記渡り配管は、前記鉛直管の上端部に鉛直面内で
回動自在に連結されていることを特徴としている。
【0009】これにより、施工の進捗にともなって型枠
が上昇したときには、第一ポンプおよび水平打設管は型
枠と一体に上昇するが、渡り配管を型枠の上昇にともな
って鉛直面内で回動させることによってこれに追従する
ことができる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載のスリップフォーム工法におけるコンクリート打設
設備であって、前記垂直配管が鋼管からなることを特徴
としている。
【0011】これにより、コンクリートの配管内での脈
動によって配管が変形することはない。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項2または3
記載のスリップフォーム工法におけるコンクリート打設
設備であって、前記渡り配管が、緩衝機構を介して前記
フレームに支持されていることを特徴としている。
【0013】これにより、鉛直面内で回動自在とされた
渡り配管が、コンクリートの打設時の脈動によって揺れ
たときに、緩衝機構でその揺れを吸収することができ
る。
【0014】請求項5に係る発明は、型枠内にコンクリ
ートを打設する工程と、前記型枠を上昇させる工程とを
繰り返していくスリップフォーム工法において、前記型
枠に、該型枠内にコンクリートを打設するため前記型枠
に沿って略水平方向に延在する水平打設管を備えるとと
もに、該水平打設管に、開閉自在なバルブを間隔を隔て
て複数設け、各バルブには前記型枠内にコンクリートを
打設する打設口を接続しておき、前記型枠内にコンクリ
ートを打設する工程では、前記水平打設管にコンクリー
トを供給し、前記複数のバルブを順次開くことによっ
て、前記各打設口から前記型枠内にコンクリートを打設
していくことを特徴としている。
【0015】これにより、水平打設管にコンクリートを
供給しながら各バルブを順次開くことによって、コンク
リートを連続的に打設することができる。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項5記載のス
リップフォーム工法におけるコンクリート打設方法であ
って、前記水平打設管にコンクリートを送り込むための
第一ポンプを備えておき、該第一ポンプには、下方に備
えた第二ポンプから鉛直管を介してコンクリートを送り
込むことを特徴としている。
【0017】これにより、第一ポンプでは水平打設管に
コンクリートを送り込み、第二ポンプでは鉛直管を介し
て第一ポンプにコンクリートを送り込めば良く、各ポン
プの負荷を軽減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスリップフォ
ーム工法におけるコンクリート打設設備および打設方法
の実施の形態の一例を、図1ないし図17を参照して説
明する。
【0019】図1に示すものは、スリップフォーム工法
を適用して施工中の例えば平面視略円形のサイロ等の構
造物であって、この図において、符号1はスリップフォ
ーム型枠(型枠)、2はコンクリート打設設備である。
【0020】この図に示すように、スリップフォーム型
枠1は、所定間隔を隔てて対向した内型枠3と外型枠4
とが、所定間隔毎に配置された多数の連結部材5によっ
て一体に連結された構成となっており、図示しないジャ
ッキ等の上昇手段によってクライミング可能で、通常、
一日の間に、施工の進捗にともなって徐々に上昇してい
くようになっている。
【0021】コンクリート打設設備2は、平面視略円形
に組まれたスリップフォーム型枠1に、計2基設置され
ている。すなわち、各コンクリート打設設備2は、スリ
ップフォーム型枠1を2分割した略半周部分にわたって
設けられている。
【0022】図1および図2に示すように、各コンクリ
ート打設設備2は、スリップフォーム型枠1(図1参
照)の連続する水平方向、つまり平面視略円弧状に延在
する水平打設管6と、水平打設管6にコンクリートを供
給する供給機構7とから概略構成されている。
【0023】図1に示したように、水平打設管6は、前
記連結部材5等にブラケット(図示なし)を介して支持
されて、内型枠3と外型枠4とによって挟まれる型枠内
部空間の上方に位置している。図3に示すように、この
水平打設管6には、所定間隔毎に開閉自在なバルブ8が
配置され、各バルブ8には、鉛直下方に延びて前記型枠
内部空間に臨む打設ホース(打設口)9が接続されてい
る。
【0024】図4および図5に示すように、供給機構7
は、スリップフォーム型枠1と一体に設けられた足場フ
レーム(フレーム)10に、水平打設管6にコンクリー
トを送り込む第一ポンプ11が設けられ、下方の地上等
のスペースに設置された第二ポンプ12(図4参照)か
ら、供給管13を介して第一ポンプ11にコンクリート
が送り込まれるようになっている。
【0025】供給管13は、下端部が第二ポンプ12に
接続されて鉛直上方に延びる鉛直管14と、鉛直管14
の上端部に一端が連結されて他端が第一ポンプ11のタ
ンク11aに臨んだ渡り配管15とから構成されてい
る。
【0026】図4に示したように、鉛直管14は鋼管か
らなり、所定長の鋼管を接続していくことによってその
高さを順次延長できるようになっている。この鉛直管1
4は、足場フレーム10に、ガイドローラ16を介して
支持されている。
【0027】図6に示すように、ガイドローラ16は、
足場フレーム10に固定されたブラケット16aに、鉛
直管14の外周面に対応した形状の二個一対のローラ部
材16b,16bが回転自在に支持されたもので、これ
らローラ部材16b,16b間に鉛直管14を通し、足
場フレーム10がスライディングフォーム型枠1と一体
に上昇するときに、各ローラ部材16bが鉛直管14の
外周面に当接しながら回転し、足場フレーム10と鉛直
管14との位置関係を保持できるようになっている。
【0028】図5に示したように、渡り配管15は、そ
の一端側の水平部15aが、鉛直管14の上端部に設け
られたL字管18の水平部に回転可能に接続されてお
り、他端側の流出口15bが、第一ポンプ11のタンク
11aに臨むよう配置されている。
【0029】図5および図7に示すように、L字管18
と渡り配管15とのジョイント部には、渡り配管15が
L字管18に対して回転するため、ジョイント部の補強
のための吊り金物19が装着されている。図8に示すよ
うに、吊り金物19は、両端部に渡り配管15,L字管
18を回転可能に保持する保持部19a,19bが設け
られ、これら保持部19a,19bは連結部材19cに
よって一体に連結されている。
【0030】このようにして、図4に示したように、渡
り配管15は、水平部15aの軸線回りに鉛直面内で揺
動可能となっており、渡り配管15を揺動させることに
よって流出口15bの位置が昇降できるようになってい
る。
【0031】また、渡り配管15は、コンクリートの圧
送時にコンクリートの重量及び脈動によって上下に揺動
する。図7に示したように、この揺動を吸収するため、
足場フレーム10上に枠体20が設けられ、渡り配管1
5はこの枠体20に緩衝機構21を介して保持されてい
る。緩衝機構21は、チェーンブロック22と、チェー
ンブロック22に支持され、吊り金物19を支持したバ
ランサー23とから構成されている。チェーンブロック
22は、枠体20に設けられたレール24に沿って水平
方向に移動自在に支持されており、繰り出すチェーン2
2aの長さを電動で調整できるようになっている。バラ
ンサー23は、チェーン22aの先端部に取り付けられ
ており、内蔵したバネ(図示なし)の作用によって、荷
重に応じ、吊り金物19の連結部材19cに係止された
ワイヤー23aの長さが変化するようになっている。
【0032】図4に示したように、このような供給機構
7では、第二ポンプ12から鉛直管14および渡り配管
15を通して第一ポンプ11にコンクリートを送り込
む。そして、第一ポンプ11では、水平打設管6にコン
クリートを送り込み、図3に示したように、水平打設管
6に所定間隔毎に設けられたバルブ8を開閉することに
よって、打設ホース9からスリップフォーム型枠1の型
枠内部空間にコンクリートを打設するようになってい
る。そして、図4に示したように、一日の間にスリップ
フォーム型枠は、図示しないジャッキなどの昇降手段に
よって、徐々に上昇していくようになっている。スリッ
プ型枠1が上昇すると、これに伴って、渡り配管15が
水平部15a側を中心として揺動し、流出口15bが、
常に第一ポンプ11のタンク11aに臨んだ状態とな
る。また、スリップフォーム型枠1の上昇時には、ガイ
ドローラ16が鉛直管14の外周面に当接しながら回転
することによって、鉛直管14と足場フレーム10との
相対位置が保持されるようになっている。
【0033】次に、このようなコンクリート打設設備2
におけるコンクリートの打設方法について説明する。こ
こで、以下の説明においては、水平打設管6に所定間隔
毎に設けられた複数のバルブ8,8,…を、区別のた
め、水平打設管6の先端部側から第一ポンプ11側に向
けて、バルブ8A,8B,8C,…,…,8Zと称する
こととする。なお、以下の説明に用いる各図において、
各バルブ8に近接して記入したマークは、黒丸(塗りつ
ぶし)マークがバルブ8の閉じている状態、白丸(中抜
き)マークがバルブ8の開いている状態、をそれぞれ示
している。
【0034】まず、図9(a)に示すように、各作業日
の作業開始時には、水平打設管6のすべてのバルブ8を
閉じておき、供給機構7で、例えば0.5立方メートル
のみのモルタルを水平打設管6に送り込み、このモルタ
ルに引き続いて、コンクリートを供給機構7で送り込
む。そして、図9(b)に示すように、第二ポンプ12
から供給管13および第一ポンプ11を介して水平打設
管6に送り込まれたモルタルMが、水平打設管6の先端
部に設けられたエルボ25から吐出され、さらにこれに
引き続いて、コンクリートが吐出された時点で、水平打
設管6内はコンクリートが充填された状態となる。
【0035】以上で打設準備が完了するので、続いてコ
ンクリートの打設を開始する。これには、まず、図9
(b)に示すエルボ25において所定のレベルまでコン
クリートを打設し、続いて、図9(c)に示すように、
水平打設管6の最も先端部側に位置するバルブ8Aを開
け、このバルブ8Aに接続された打設ホース9から型枠
内部空間にコンクリートを打設する。そして、所定レベ
ルまでコンクリートを打設した時点で、これに隣接する
バルブ8Bを開け、打設ホース9からのコンクリート打
設を開始する。この作業を順次繰り返し、水平打設管6
において最も第一ポンプ11側に位置するバルブ8Zま
で、順次開いてコンクリートの打設作業を行っていく。
このとき、バルブ8,8,…が順次開かれていくので、
コンクリートは型枠空間内に途切れることなく連続的に
打設されることとなる。これによって、水平打設管6の
下方の型枠空間内には一層分のコンクリートが打設され
た状態となる。
【0036】図9(d)に示すように、第一ポンプ11
に最も近いバルブ8Zからの打設が完了した時点で、第
一ポンプ11側のバルブ8Zから、水平打設管6の先端
部側のバルブ8Aに向けて、各バルブ8を一つづつ閉め
ていく。すると、水平打設管6内にコンクリートが先送
りされていき、最終的に先端部のエルボ25からコンク
リートが流れ出る。これによって、水平打設管6内にコ
ンクリートが再充填される。
【0037】この後は、図9(b)〜(d)に示したよ
うに、前記と同様にして、順次、水平打設管6の先端部
側から第一ポンプ11側に向けて、エルボ25およびバ
ルブ8A,8B,…,8Zを順次開き、型枠内部空間に
コンクリートを連続的に打設し、一層分の打設の完了後
には順次バルブ8Z,…,8Aを閉じて水平打設管6内
でコンクリートを先送りする。
【0038】上記作業を繰り返して、所定レベルまで所
定層分のコンクリートの打設を行っていき、またその途
中で、必要に応じてスリップフォーム型枠1の上方への
盛り替えも行う。そして、最終層のコンクリート打設時
には、後述するコンクリート打設設備2の清掃作業を考
慮して送り込むコンクリートの量を決定する。
【0039】なお、コンクリートを水平打設管6内で先
送りしている途中や、コンクリートを断続的に打設した
とき、あるいは長時間放置したとき等に、水平打設管6
内がコンクリートで閉塞することがある。このような場
合には、図10に示すように、バルブ8の吐出口付近を
ハンマー26等でたたきながら各バルブ8を開閉して水
平打設管6内のコンクリートを先送りし、固まりかけた
コンクリートを排出する。
【0040】各作業日の作業終了時等にはコンクリート
打設設備2の残留コンクリートの処理および清掃作業を
行うが、これに対応するため、水平打設管6に組み付け
られた各バルブ8は以下のような構成となっている。す
なわち、図11に示すように、各バルブ8は水平打設管
6の底面に臨んで開口する吐出口27と、この吐出口2
7に設けられた開閉機構28とから構成されており、吐
出口27には、水平打設管6の底面と同一面内に位置
し、かつ水平打設管6の軸線方向に延在する丸棒29が
取り付けられている。吐出口27は、その開口径が水平
打設管6の内径と同寸に設定されており、また開口縁部
等は面取りあるいはR加工がなされている。開閉機構2
8は、吐出口27を塞ぐバルブシャッター28aが、シ
リンダー28bによって、吐出口27内に出没自在に駆
動される構成となっている。なお、このバルブシャッタ
ー28aの摺動部はパッキン(図示なし)を二重に備
え、また、バルブシャッター28aの先端部分にもゴム
パッキン(図示なし)が取り付けられて、開閉機構28
からの水漏れやエア漏れを防ぐようになっている。ま
た、水平打設管6には、吐出口27の上方位置に、内部
を観察するための点検口6aが備えられている。
【0041】さて、上記構成のバルブ8を備えたコンク
リート打設設備2においては、供給管13及び水平打設
管6内の残留コンクリートの処理および洗浄作業を、以
下のようにして行う。
【0042】まず、図12(a)に示すように、供給管
13においては、これを第二ポンプ12から取り外し、
供給管13内に、その内径と略同径を有したジャバラク
リーナー30を挿入した後、送水フランジ31を取り付
け、これを第二ポンプ12に接続する。そして、図12
(b)に示すように、第二ポンプ12から、供給管13
内に水を送り込み、ジャバラクリーナー30を供給管1
3内で移動させ、これによって、供給管13内に残留し
ていたコンクリートCを押し出して第一ポンプ11に送
り込む。このとき、供給管13の先端部には、一本ピン
バルブ32とクリーナー受け33を取り付けておき、ジ
ャバラクリーナー30の飛び出しを防止する。
【0043】一方、図12(c)に示すように、水平打
設管6においては、最終層の打設工程において、水平打
設管6の先端から例えば3番目のバルブ8まで打設が進
んだら、水平打設管6の先端部のエルボ25を取り外
す。そして、ここにレデューサ34を取り付け、水平打
設管6の内部にウレタンクリーナー35を挿入する。ウ
レタンクリーナー35は、例えば硬質ウレタン製で、水
平打設管6の内径と略同寸の外形を有している。さら
に、水平打設管6の先端部にエア送給フランジ36を装
着し、エア送給フランジ36にコンプレッサのエアホー
ス(図示なし)を接続する。
【0044】次いで、図13(a)に示すように、コン
プレッサからエアを水平打設管6に送り込み、ウレタン
クリーナー35を水平打設管6の先端部側から第一ポン
プ11側に移動させる。すると、図14に示すように、
水平打設管6内のコンクリートが押されて、コンクリー
トがバルブ8Aの打設ホース9から排出され、これが型
枠内部空間に打設される。これによって、水平打設管6
の先端部とこれに隣接するバルブ8Aとの間の1ピッチ
分のコンクリートCの排出が終了する。
【0045】図13(b)に示すように、1ピッチ分の
コンクリートが排出された時点でエアを一旦停止させ、
バルブ8Aから打設ホース9を取り外し、これに代えて
めくらフランジ39を取り付ける。図15に示すよう
に、このめくらフランジ39は、開閉自在なコック39
aに樋用ホース39bが接続されたものである。
【0046】続いて、図13(c)に示すように、水平
打設管6内にコンプレッサからエアを再度送り込み、ウ
レタンクリーナー35を第一ポンプ11側にさらに移動
させ、めくらフランジ39を取り付けたバルブ8Aと、
これに隣接する第一ポンプ11側のバルブ8Bとの間の
コンクリートをバルブ8Bの打設用ホース9から排出さ
せ、型枠内部空間に打設する。ところで、ウレタンクリ
ーナー35がバルブ8Aからバルブ8Bに移動するとき
には、図14に示したように、バルブ8Aの吐出口27
を通過することとなるが、吐出口27には丸棒29が取
り付けられているために、ウレタンクリーナー35が吐
出口27から落下することはない。
【0047】以降は、図13(c)に示したように、第
一ポンプ11側にウレタンクリーナー35を移動させな
がら、上記の、互いに隣接する1ピッチ分のバルブ8,
8間のコンクリートの排出(打設)作業と、排出の完了
したバルブ8へのめくらフランジ39の取付作業を繰り
返していく。
【0048】最も第一ポンプ11側に位置するバルブ8
Zにおいてコンクリートの排出作業が完了した後、第一
ポンプ11から水平打設管6を取り外し、ここにクリー
ナ受け40と一本ピンバルブ41を取り付ける。そし
て、13(d)に示すように、コンプレッサから水平打
設管6内に再度エアを送り込み、ウレタンクリーナ35
を水平打設管6の第一ポンプ11側の端部まで移動させ
て、バルブ8Zと水平打設管6の端部との間に残留して
いるコンクリートCを排出させる。以上で、水平打設管
6からの残留コンクリートの排出・打設が完了する。
【0049】次に、水平打設管6内の水洗い洗浄を行
う。これにはまず、図16(a)に示すように、エア送
給フランジ36に接続していたエアホース(図示なし)
を外し、さらに、エア送給フランジ36と各めくらフラ
ンジ39のコックをすべて開く。そして、水平打設管6
の第一ポンプ11側の端部からはクリーナ受け40を取
り外し、送水フランジ42を接続する。この送水フラン
ジ42から第一ポンプで11水平打設管6内に送水を行
い、ウレタンクリーナ35を水平打設管6の先端部側に
向けて移動させていく。
【0050】そして、図16(b)に示すように、ウレ
タンクリーナー35が、水平打設管6の最も第一ポンプ
11に近い位置のバルブ8Zを通過すると、めくらフラ
ンジ39の樋用ホース39bからコンクリートスラッジ
の混ざった水Wが排出される。このとき、図17に示す
ように、バルブ8のバルブシャッター28aを繰り返し
開閉操作することによって、バルブシャッター28a自
体も洗浄する。また、めくらフランジ39のコック39
aを繰り返し開閉操作することによって、コンクリート
スラッジの混ざった水Wの効率の良い排出が行われる。
【0051】排出される水Wに、コンクリートスラッジ
の混入がなくなった時点で、この位置のめくらフランジ
39のコック39aを閉じる。すると、水圧によってウ
レタンクリーナー35が水平打設管6の先端部側に向け
て移動する。
【0052】以降、ウレタンクリーナー35を送水フラ
ンジ42から送り込む水の圧力で水平打設管6の先端側
に向けて移動させながら、順次各バルブ8において、上
記の洗浄作業を繰り返す。
【0053】図16(c)に示すように、水平打設管6
の先端部のレデューサ34にウレタンクリーナー35が
入った時点で送水を停止し、送水フランジ42のコック
と、各バルブ8に装着されためくらフランジ39のコッ
ク39a(図15参照)を開け、樋用ホース39bに、
水平打設管6内の水を流す。なお、図15に示したよう
に、これらの樋用ホース39bの下端部には、横方向に
延在する横樋44が取り付けられており、また樋用ホー
ス39bが、例えば、水平打設管6の先端部側に配置さ
れたものから、第一ポンプ11側に配置されたものに向
けて、その長さが順次長くなっており、これによって横
樋44は傾斜して設置されるようになっている。これに
より、図16(c)に示したように、水平打設管6内か
ら樋用ホース39bに流された水は、横樋44を通っ
て、第一ポンプ11側に設けられた排水槽45に回収さ
れるようになっている。
【0054】このようにして、水平打設管6内の洗浄作
業が完了する。
【0055】しかる後には、図16(d)に示すよう
に、各作業日毎の片づけ作業を行い、次の作業日に向け
て各バルブ9への打設ホース9の取付等を行い、また、
作業最終日であればコンクリート打設設備2の解体撤去
作業を行う。
【0056】上述したスリップフォーム工法におけるコ
ンクリート打設設備2および打設方法では、施工の進捗
にともなって順次上昇するスリップフォーム型枠1の足
場フレーム10に備えられた水平打設管6に、開閉自在
なバルブ8が間隔を隔てて複数設けられ、各バルブ8に
は打設ホース9が接続された構成となっている。そし
て、スリップフォーム型枠1内にコンクリートを打設す
る工程では、水平打設管6にコンクリートを供給し、水
平打設管6に備えた複数のバルブ8を順次開くことによ
って、型枠内部空間にコンクリートを打設していく構成
となっている。これにより、複数のバルブ8の打設ホー
ス9から型枠内部空間にコンクリートを連続的に打設し
ていくことができる。したがって、コンクリートの打設
に待ち時間が生じず、作業効率を高めることができ、コ
ンクリート打設効率がネックとなっていたスリップフォ
ーム工法において、一日あたりの施工の進捗度を高める
ことが可能となり、その結果、工期の短縮化を図ること
ができる。このときに、ポンプなどの設備台数を増やす
こともなく、最小限の台数のポンプで済むので、設備費
の増加を招くことなく低コストで上記効果を得ることが
できる。そして、このような効果は、施工すべき構造物
が大型であればあるほど、より顕著なものとなる。
【0057】また、足場フレーム10には水平打設管6
にコンクリートを送り込む第一ポンプ11が備えられ、
第一ポンプ11には、下方に設けられた第二ポンプ12
から鉛直管14と渡り配管15とを介してコンクリート
が供給される構成となっている。これにより、第一ポン
プ11では水平打設管6にコンクリートを送り込み、第
二ポンプ12では第一ポンプ11にコンクリートを送り
込めば良く、第一ポンプ11,第二ポンプ12それぞれ
の負荷を軽減でき、配管内でのコンクリートの詰まりを
防止することができる。
【0058】さらに、渡り配管15は、鉛直管14の上
端部に鉛直面内で回動自在に連結された構成となってい
る。これにより、施工の進捗にともなってスリップフォ
ーム型枠1と一体に上昇する第一ポンプ11および水平
打設管6に追従して、渡り配管15が回動するようにな
っている。したがって、従来のようにゴム製のホースを
用いることなく第一ポンプ11や水平打設管6の上昇に
対応することができ、しかも垂直配管14が鋼管からな
るのでコンクリートの配管内での脈動によって垂直配管
14が変形することもなく、コンクリートの脈動による
配管の詰まりを回避して施工を円滑に行うことができ
る。
【0059】そして、この渡り配管15は、鉛直管14
の上端部に吊り金物19を介して接続された構成となっ
ている。これにより、揺動時に渡り配管15は鉛直管1
4に対してそのジョイント部で回動することとなるが、
この吊り金物19によって双方のジョイント部を補強す
ることができる。
【0060】加えて、渡り配管15が、緩衝機構21を
介して支持された構成となっている。これにより、渡り
配管15が、コンクリートの打設時の脈動によって揺れ
ても緩衝機構でその揺れを吸収することができ、配管の
破損等を防止することができる。
【0061】なお、上記実施の形態において示したスリ
ップフォーム型枠1の形状や構造、上昇させるための機
構等については、上記したものに限定する意図はなく、
他のいかなるスリップフォーム型枠であっても本発明を
適用することが可能である。また、水平打設管6や供給
管13の取り回し等についても同様、上記したものに限
定する意図はない。例えば鉛直管14については必ずし
も完全に鉛直である必要はなく、下方の第二ポンプ12
から足場フレーム10上の第一ポンプ11にコンクリー
トを送ることができるのであれば、傾斜していてもかま
わない。さらに、上記実施の形態では、二台のポンプを
用い、第二ポンプ12から第一ポンプ11にコンクリー
トを一旦送る構成となっているが、水平打設管6のレベ
ル等によっては一台のポンプでコンクリートの供給を行
う構成としても良い。また、他の細部の構成について
も、例えば緩衝機構21等に他の構成を適宜採用しても
良いし、また不要であれば省略することも可能である。
【0062】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るス
リップフォーム工法におけるコンクリート打設設備によ
れば、施工の進捗にともなって順次上昇する型枠のフレ
ームに備えられた水平打設管には、開閉自在なバルブが
間隔を隔てて複数設けられ、各バルブには打設口が接続
された構成となっている。これにより、コンクリート打
設設備では、水平打設管にコンクリートを供給し、複数
のバルブを順次開くことによって、各打設口から型枠内
にコンクリートを連続的に打設していくことができる。
したがって、コンクリートの打設に待ち時間が生じず、
作業効率を高めることができ、コンクリート打設効率が
ネックとなっていたスリップフォーム工法において、一
日あたりの施工の進捗度を高めることが可能となり、そ
の結果、工期の短縮化を図ることができる。このとき
に、ポンプなどの設備台数を増やすこともなく、最小限
の台数のポンプで済むので、設備費の増加を招くことな
く低コストで上記効果を得ることができる。そして、こ
のような効果は、施工すべき構造物が大型であればある
ほど、より顕著なものとなる。
【0064】請求項2に係るスリップフォーム工法にお
けるコンクリート打設設備によれば、フレームには水平
打設管にコンクリートを送り込む第一ポンプが備えら
れ、第一ポンプには、下方に設けられた第二ポンプから
鉛直管と渡り配管とを介してコンクリートが供給される
構成とされ、渡り配管は、鉛直管の上端部に鉛直面内で
回動自在に連結された構成となっている。これにより、
施工の進捗にともなって型枠が上昇したときには、渡り
配管が型枠の上昇にともなって鉛直面内で回動するの
で、第一ポンプおよび水平打設管の上昇に対応すること
ができる。したがって、従来のように鉛直管や渡り配管
にゴム製のホースを用いる必要がなく、その結果、コン
クリートの脈動による配管の詰まりを回避して施工を円
滑に行うことができる。
【0065】請求項3に係るスリップフォーム工法にお
けるコンクリート打設設備によれば、垂直配管が鋼管か
らなる構成となっている。これにより、コンクリートの
配管内での脈動によって配管が変形することもないの
で、この点においても、配管の詰まりを防止することが
でき、施工を円滑に行うことができる。
【0066】請求項4に係るスリップフォーム工法にお
けるコンクリート打設設備によれば、垂直配管から第一
ポンプへの渡り配管が、緩衝機構を介してフレームに支
持された構成となっている。これにより、渡り配管がコ
ンクリートの打設時の脈動によって揺れたときに、緩衝
機構でその揺れを吸収することができ、配管の破損等を
防止することができる。
【0067】請求項5に係るスリップフォーム工法にお
けるコンクリート打設方法によれば、型枠内にコンクリ
ートを打設する工程では、水平打設管にコンクリートを
供給し、水平打設管に備えた複数のバルブを順次開くこ
とによって、各打設口から順次前記型枠内にコンクリー
トを打設していく構成となっている。これにより、コン
クリート打設効率がネックとなっていたスリップフォー
ム工法において、コンクリートを連続的に打設すること
ができるので、一日あたりの施工の進捗度を高めること
ができ、工期の短縮化を図ることが可能となる。
【0068】請求項6に係るスリップフォーム工法にお
けるコンクリート打設方法によれば、フレームには第一
ポンプを備えておき、第一ポンプには、下方に備えた第
二ポンプから鉛直管を介してコンクリートを送り込む構
成となっている。これにより、第一ポンプでは水平打設
管にコンクリートを送り込み、第二ポンプでは鉛直管を
介して第一ポンプにコンクリートを送り込めば良く、各
ポンプの負荷を軽減でき、配管内でのコンクリートの詰
まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスリップフォーム工法における
コンクリート打設設備および打設方法の一例を示す図で
あって、前記コンクリート打設設備を備えたスリップフ
ォーム型枠を示す平面図である。
【図2】 前記コンクリート打設設備の概略構成を示す
斜視図である。
【図3】 同設備を構成する水平打設管を示す立面図で
ある。
【図4】 同設備を構成するポンプ、鉛直管、渡り配管
等を示す側断面図である。
【図5】 図4の平面図である。
【図6】 前記設備の一部を示す平断面図である。
【図7】 同設備に備えた緩衝機構を示す立面図であ
る。
【図8】 渡り配管と鉛直管とのジョイント部に用いる
吊り金具を示す側面図および正面図である。
【図9】 前記打設方法を示す図であって、コンクリー
トを打設する工程を示す工程図である。
【図10】 同、コンクリートが詰まったときの対処方
法を示す図である。
【図11】 前記水平打設管に備えたバルブを示す立面
図である。
【図12】 前記打設方法を示す図であって、コンクリ
ート打設設備内のコンクリートを排出・打設する工程を
示す工程図である。
【図13】 図12に続く状態を示す工程図である。
【図14】 図11に示したバルブにおいてコンクリー
トを排出している状態を示す平断面図および立断面図で
ある。
【図15】 前記水平打設管を洗浄するために樋用ホー
スを取り付けた状態を示す立面図である。
【図16】 同水平打設管を洗浄する工程を示す工程図
である。
【図17】 同水平打設管を洗浄している状態を示す平
断面図および立断面図である。
【符号の説明】
1 スリップフォーム型枠(型枠) 2 コンクリート打設設備 6 水平打設管 8 バルブ 9 打設ホース(打設口) 10 足場フレーム(フレーム) 11 第一ポンプ 12 第二ポンプ 14 鉛直管 15 渡り配管 21 緩衝機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉橋 直行 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 田中 仁志 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2E172 CA56 DE02 2E177 FA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリップフォーム工法に用いるコンクリ
    ート打設設備であって、 施工の進捗にともなって順次上方に上昇する型枠のフレ
    ームに、該型枠内にコンクリートを打設するため前記型
    枠に沿って略水平方向に延在する水平打設管が備えら
    れ、 該水平打設管には、開閉自在なバルブが間隔を隔てて複
    数設けられ、前記各バルブには前記型枠内にコンクリー
    トを打設する打設口が接続されていることを特徴とする
    スリップフォーム工法におけるコンクリート打設設備。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスリップフォーム工法に
    おけるコンクリート打設設備であって、前記フレームに
    は前記水平打設管にコンクリートを送り込む第一ポンプ
    が備えられ、 該第一ポンプには、下方に設けられた第二ポンプから、
    鉛直上方に延びる鉛直管と、該鉛直管と前記第一ポンプ
    との間に設けられた渡り配管とを介してコンクリートが
    供給される構成とされ、 前記渡り配管は、前記鉛直管の上端部に鉛直面内で回動
    自在に連結されていることを特徴とするスリップフォー
    ム工法におけるコンクリート打設設備。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のスリップフォー
    ム工法におけるコンクリート打設設備であって、前記垂
    直配管が鋼管からなることを特徴とするスリップフォー
    ム工法におけるコンクリート打設設備。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のスリップフォー
    ム工法におけるコンクリート打設設備であって、前記渡
    り配管が、緩衝機構を介して前記フレームに支持されて
    いることを特徴とするスリップフォーム工法におけるコ
    ンクリート打設設備。
  5. 【請求項5】 型枠内にコンクリートを打設する工程
    と、前記型枠を上昇させる工程とを繰り返していくスリ
    ップフォーム工法において、 前記型枠に、該型枠内にコンクリートを打設するため前
    記型枠に沿って略水平方向に延在する水平打設管を備え
    るとともに、該水平打設管に、開閉自在なバルブを間隔
    を隔てて複数設け、各バルブには前記型枠内にコンクリ
    ートを打設する打設口を接続しておき、 前記型枠内にコンクリートを打設する工程では、前記水
    平打設管にコンクリートを供給し、前記複数のバルブを
    順次開くことによって、前記各打設口から前記型枠内に
    コンクリートを打設していくことを特徴とするスリップ
    フォーム工法におけるコンクリート打設方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のスリップフォーム工法に
    おけるコンクリート打設方法であって、前記水平打設管
    にコンクリートを送り込むための第一ポンプを備えてお
    き、該第一ポンプには、下方に備えた第二ポンプから鉛
    直管を介してコンクリートを送り込むことを特徴とする
    スリップフォーム工法におけるコンクリート打設方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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