JP2906668B2 - ディスクカセットの装着装置 - Google Patents

ディスクカセットの装着装置

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JP2906668B2
JP2906668B2 JP2408749A JP40874990A JP2906668B2 JP 2906668 B2 JP2906668 B2 JP 2906668B2 JP 2408749 A JP2408749 A JP 2408749A JP 40874990 A JP40874990 A JP 40874990A JP 2906668 B2 JP2906668 B2 JP 2906668B2
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disk
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shutter
holder
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清明 辻
浩之 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクカセットをカ
セットホルダ内の途中まで挿入すると後は自動的に挿入
動作をする引込みタイプのディスクカセットの装着装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクカセットの装着装置の従来例を
図12から図17によって説明する。図12及び図15
にはディスクカセットDの手動挿入過程、図13及び図
15にはディスクカセットDの自動挿入過程、図14及
び図16にはディスクカセットDの装着状態がそれぞれ
示されている。図12から図17において、シャーシ1
上には昇降操作部材8が矢印a,a′方向にスライド自
在に設けられ、この昇降操作部材8上にカセットホルダ
11が配置されている。
【0003】カセットホルダ11の左右両側部は相対向
してほぼコ字状に折曲され、これら両側部11aの外側
には前後一対のローラ50が支持されている。この前後
一対のローラ50が昇降操作部材8の両側部8aのロー
ラ移動面51に載置されている。後方側の一対のローラ
50はシャーシ1の垂直ガイド溝1a内に係合されてい
る。又、カセットホルダ11とシャーシ1との間にはカ
セットホルダ11を下方に付勢するバネ52が掛けられ
ている。
【0004】カセットホルダ11の上面には復帰アーム
37が支点ピン部38によって矢印b,b′方向に回転
自在に設けられ、カセットホルダ11との間に掛けられ
た駆動バネ53によって矢印b方向に付勢されている。
復帰アーム37の一端のピン部37aは昇降操作部材8
の被押圧部54に当接されている。
【0005】カセットホルダ11の上面後端部にはシャ
ッタ開閉アーム19が支点軸55によって矢印c,c′
方向に回転自在に設けられ、カセットホルダ11との間
に掛けられた戻しバネ56によって矢印c方向に付勢さ
れている。このシャッタ開閉アーム19の先端にはシャ
ッタ掛止部21が設けられている。
【0006】ロックレバー57はシャッタ開閉アーム1
9と同じ支点軸55によって矢印c,c′方向に回転自
在に設けられ、その突部58が前記戻しバネ56にて側
方から押圧されることによって矢印c方向に付勢されて
いる。このロックレバー57の先端側にはロックピン5
9が設けられ、このロックピン59が昇降操作部材8の
被ロック部60に係合可能に設けられている。ロックレ
バー57と被ロック部60にてトリガー手段Eを構成し
ている。
【0007】また、カセットホルダ11の上面には引込
部材15がガイド軸61によって矢印d,d′方向にス
ライド自在に設けられ、この引込部材15の後端の切欠
部62内に前記復帰アーム37の他端のピン部63が係
合されている。この引込部材15の前端には係合部材6
4が支点軸65によって矢印e,e′方向に回転自在に
設けられ、引込部材15との間に掛けられた戻しバネ6
6によって矢印e方向の離脱位置に付勢されている。こ
の係合部材64のアーム部67は下方に垂直状に折曲さ
れてからカセットホルダ11の下方で前方へ水平状に折
曲され、このアーム部67の先端に係合ピン68が設け
られている。
【0008】カセットホルダ11の側部11aの前方に
は案内部69が構成され、図12から図13に示すよう
に、引込部材15の矢印d方向への往動に伴って係合部
材64が移動されると案内部69により係合部材64が
案内されることによって戻しバネ66に抗して離脱位置
から矢印e′方向の係合位置に回転されるよう構成され
ている。又、引込部材15の矢印d′方向への復動に伴
って係合部材64が移動されると上記と反対に戻しバネ
66によって係合位置から矢印e方向の離脱位置に回転
される。
【0009】前記シャーシ1にはヘッド装置4がディス
クの半径方向にスライド自在に設けられ、ヘッド装置4
は上ヘッド部5と下ヘッド部(図示せず)から成る。上
ヘッド部5は下ヘッド部に対して回転自在に設けられて
いると共に上ヘッド部5のヘッド素子が下ヘッド部のヘ
ッド素子に近づく方向にバネ7にて付勢されている。上
ヘッド部5には突部5aが設けられ、この突部5aがカ
セットホルダ11のヘッド昇降用ロッド部14に載置さ
れている。
【0010】上記構成において、ディスクカセットDを
カセットホルダ11内に挿入(f方向)すると、シャッ
タ開閉アーム19が戻しバネ56に抗して矢印c′方向
に回転し、シャッタ掛止部21にてシャッタ40が徐々
に開かれる。ディスクカセットDの挿入が進むと、シャ
ッタ開閉アーム19がさらに矢印c′方向に回転されて
ロックレバー57が同様に矢印c′方向に回転する。そ
して、ロックレバー57のロックピン59が昇降操作部
材8の被ロック部60から離脱されてロックが解除され
る。すると、駆動バネ53によって復帰アーム37が矢
印b方向に回転されて引込部材15が矢印d方向に往動
される。この引込部材15の往動によって係合部材64
が戻しバネ66に抗して矢印e′方向の係合位置に回転
されて係合ピン68がディスクカセットDの引込み溝2
9に係合される。そして、この係合状態で引込部材15
は駆動バネ53によって矢印d方向に変位するためディ
スクカセットDが引込開始位置から引込終了位置まで引
込まれ、この引込終了位置でシャッタ40が全開状態と
なる。
【0011】また、ディスクカセットDの引込み動作と
同時に復帰アーム37の矢印b方向の回動によって昇降
操作部材8が矢印a方向にスライドする。すると、カセ
ットホルダ11の各ローラ50が昇降操作部材8のロー
ラ移動面51によって下方に案内され、カセットホルダ
11が図15の挿入位置から図17の装着位置に下降さ
れ、これに伴って上ヘッド部5も降下される。
【0012】次に、所望の記録再生後、イジェクトモー
ドを選択すると、昇降操作部材8が矢印a′方向にスラ
イドされる。すると、カセットホルダ11の各ローラ5
0が昇降操作部材8のローラ移動面51によって上方に
案内され、カセットホルダ11が図17の装着位置から
図15の挿入位置へ上昇され、これに伴って上ヘッド部
5も上昇される。
【0013】また、昇降操作部材8の矢印a′方向への
スライドに際して復帰アーム37が矢印b′方向に回転
され、引込部材15が矢印d′方向に復動される。この
引込部材15の復動によってディスクカセットDが引込
終了位置から引込開始位置に変位するべく矢印f′方向
に押し出される。このディスクカセットDの押し出しに
よってシャッタ開閉アーム19が矢印c方向に回転して
シャッタ40が徐々に閉じられると共にロックレバー5
7も矢印c方向に回転してロックピン59が被ロック部
60に係合されてロックされる。
【0014】そして、昇降操作部材8の矢印d′方向へ
の復動最終段階で係合部材64が戻しバネ66によって
矢印e方向に回転され、係合ピン68がディスクカセッ
トDの引込み溝29から離脱される。すると、シャッタ
開閉アーム19が戻しバネ56にてさらに矢印c方向に
回転してシャッタ40がさらに閉じられると共にディス
クカセットDが矢印f′方向に押し出されて排出され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記装着過程におい
て、操作者がディスクカセットDを挿入する手動挿入過
程とロックピン59が解除されて自動的に引込む自動挿
入過程とに分けると、図13及び図16に示すように自
動挿入過程開始と同時に昇降操作部材8のスライド動作
が始まるため、自動挿入過程とカセットホルダ11のダ
ウン動作が同時進行する。そして、シャッタ開閉アーム
19によるシャッタ開動作が自動挿入過程終了まで行わ
れる一方、カセットホルダ11のダウン動作による上ヘ
ッド部5の降下動作が行われるため、シャッタ40が上
ヘッド部5のヘッド素子に接触するおそれがあった。ま
た、イジェクト過程においても同様のことがいえる。
【0016】そこで、本発明は装着過程及びイジェクト
過程でディスクカセットのシャッタが上ヘッド部のヘッ
ド素子に接触するおそれがないディスクカセットの装着
装置を提供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係るディスクカセットの装着装置は、シャー
シに対しイジェクト位置とアンイジェクト位置の間でス
ライド自在で且つ前記アンイジェクト位置側に付勢され
る昇降操作部材と、この昇降操作部材のスライド動作に
追従して前記シャーシに対し昇降動作し、前記昇降操作
部材のイジェクト位置でディスクカセットを挿入する挿
入位置に位置し前記昇降操作部材のアンイジェクト位置
で前記ディスクカセットを装着する装着位置に位置する
カセットホルダと、このカセットホルダに対し引込み開
始位置と引込み終了位置の間でスライド自在で且つこの
引込み終了位置側に付勢される引込部材と、前記カセッ
トホルダの昇降に追従して昇降する上ヘッド部とを備
え、前記ディスクカセットを前記カセットホルダ内に挿
入すると、前記ディスクカセットを引込部材が引込み開
始位置から引込み終了位置まで引込むと共に前記カセッ
トホルダが挿入位置から装着位置へ変位するディスクカ
セットの装着装置において、前記ディスクカセットの挿
入ストロークによって前記ディスクカセットのシャッタ
を開くシャッタ開閉アームを前記引込部材に取付けたも
のである。
【0018】
【作用】ディスクカセットをカセットホルダ内に挿入す
ると、シャッタ開閉アームがディスクカセットの挿入ス
トロークによってシャッタを徐々に開けディスクカセッ
トが引込み開始位置まで挿入された時点でシャッタが全
開状態となり、その後引込部材が引込み動作をすると共
に昇降操作部材がアンイジェクト位置側へ変位してカセ
ットホルダが挿入位置から装着位置へ変位する。また、
イジェクト過程ではカセットホルダが装着位置から挿入
位置へ変位されると共に引込部材が引込み終了位置から
引込み開始位置まで変位し、その後ディスクカセットが
排出される過程でシャッタが閉じられる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1にはディスクカセットの装着装置の分解斜視図
が示されている。図1において、ディスクカセットDは
偏平方形状をなし、ケース内には記録用のディスクD1
が回転自在に収納されている。ケースの挿入前端側には
シャッタ40がスライド自在に設けられ、シャッタ40
のスライドによってケースのヘッド挿入孔41が開閉さ
れる。又、ケース下面の挿入前端両側には引込溝29が
形成されている。
【0020】装着装置のシャーシ1の下面側にはディス
ク用モータ(図示せず)が固定され、このディスク用モ
ータの回転軸2がシャーシ1上に突出している。回転軸
2の突出部分にはターンテーブル3が固定され、このタ
ーンテーブル3に装着状態にあるディスクカセットのデ
ィスクがチャッキングされる。
【0021】前記シャーシ1にはヘッド装置4がディス
クの半径方向にスライド自在に設けられ、ヘッド装置4
は上ヘッド部5と下ヘッド部6から成る。上ヘッド部5
は下ヘッド部6に対して回転自在に設けられていると共
に上ヘッド部5のヘッド素子が下ヘッド部6のヘッド素
子に近づく方向にバネ7にて付勢されている。
【0022】昇降操作部材8はシャーシ1上でイジェク
ト位置(図8の位置)とアンイジェクト位置(図9の位
置)の間をスライド自在に設けられていると共にシャー
シ1との間に掛けられた引っ張りバネ9にてアンイジェ
クト位置側に付勢されている。昇降操作部材8の両側部
8aにはガイド溝10が2箇所に形成され、この各ガイ
ド溝10にカセットホルダ11の各ガイド部12が挿入
されている。
【0023】カセットホルダ11は昇降操作部材8上に
配置され、ディスクカセットDを保持可能に構成されて
いる。カセットホルダ11の両側部11aには前記した
ガイド部12の他にガイド突部13が設けられ、このガ
イド突部13がシャーシ1の垂直ガイド溝1aに挿入さ
れている。カセットホルダ11は昇降操作部材8のスラ
イド動作に追従して昇降し、昇降操作部材8のイジェク
ト位置でディスクカセットDの挿入位置(図8の位置)
に位置し、アンイジェクト位置でディスクカセットDの
装着位置(図9の位置)に位置する。又、カセットホル
ダ11の挿入前方にはヘッド昇降用ロッド部14が一体
的に設けられ、このヘッド昇降用ロッド部14に前記上
ヘッド部5の突部5aが乗っている。カセットホルダ1
1が挿入位置にあるときには上ヘッド部5が離隔位置
(図8の位置)に位置し、カセットホルダ11が装着位
置にあるときには上ヘッド部5が圧接位置(図9の位
置)に位置する。
【0024】引込部材15はカセットホルダ11上に配
置され、この引込部材15には3箇所に長孔16が形成
されている。この長孔16にはカセットホルダ11の突
起17が配置され、引込部材15は引込み開始位置(図
2,図3の位置)と引込み終了位置(図6の位置)の間
でスライド自在に設けられている。又、引込部材15と
カセットホルダ11の間には引っ張りバネ18が掛けら
れ、引込部材15は引込み終了位置側に付勢されてい
る。
【0025】シャッタ開閉アーム19は引込部材15上
に配置され、シャッタ開閉アーム19の基部が支点ピン
部20にて回転自在に支持されている。シャッタ開閉ア
ーム19の先端にはシャッタ掛止部21が設けられ、こ
のシャッタ掛止部21は引込部材15の孔22より下方
に突出している。シャッタ開閉アーム19はシャッタ閉
位置(図2の位置)とシャッタ開位置(図3の位置)の
間で変位し、引込部材15との間で掛けられた引っ張り
バネ23にてシャッタ閉位置側に付勢されている。
【0026】また、係合部材24は引込部材15の前端
の支点ピン部25に回転自在に支持され、係合部材24
には引込部材15の孔26より下方に突出するカセット
被押圧部27が設けられている。又、係合部材24には
ディスクカセットDの挿入の支障にならないように折曲
して爪部28が設けられている。係合部材24は爪部2
8がディスクカセットDの引込溝29に係合する係合位
置(図4の位置)と引込溝29に係合しない非係合位置
(図3の位置)の間で移動し、引込部材15との間で掛
けられた引っ張りバネ30にて非係合位置側に付勢され
ている。
【0027】引込みトリガー手段Aは、図10に詳しく
示され、係合部材24に形成された係止溝31を有し、
この係止溝31にカセットホルダ11の係止突起32が
配置されている。係止溝31には端面を利用して係止面
31aが構成され、この係止面31aに係止突起32が
係止されるロック状態(実線位置)では係合部材24が
非係合位置で、且つ、引込部材15が引っ張りバネ30
に抗して引込み開始位置に位置される。係合部材24が
係合位置に変位すると係止面31aから係止突起32が
離脱してロックが解除される(仮想線位置)。
【0028】ダウントリガー手段Bは、図11に詳しく
示され、カセットホルダ11上に配置されたホルダロッ
ク部材33を有する。ホルダロック部材33は支点ピン
部34にて回転自在に支持され、規制位置(実線位置)
と解除位置(仮想線位置)の間で変位する。規制位置で
はホルダロック部材33のロック爪部33aが昇降操作
部材8の突部35に係止して昇降操作部材8がイジェク
ト位置に位置規制される。解除位置では昇降操作部材8
が引っ張りバネ9のバネ力にてアンイジェクト位置に変
位される。
【0029】このホルダロック部材33にはピン部33
bが突設され、このピン部33bが引込部材15の案内
溝36に挿入されてピン部33bと案内溝36にてカム
機構Cが構成されている。このカム機構Cは引込部材1
5のスライドによってホルダロック部材33の位置を変
位するもので、引込部材15が引込み開始位置から引込
み終了直前位置まで規制位置に位置し、引込み終了直前
位置から徐々に変位して引込み終了位置で解除位置に位
置する。
【0030】復帰アーム37はカセットホルダ11上で
支点ピン部38にて回転自在に支持されており、復帰ア
ーム37の一端側のピン部37aが引込部材15に係止
している。この復帰アーム37の他端側は被押圧部37
bとして構成され、被押圧部37bは昇降操作部材8の
押圧部39にてアンイジェクト位置からイジェクト位置
への後半ストロークで押圧される。被押圧部37bが押
圧力を受けると、図3の矢印a方向に回転力を受けて引
込部材15が引っ張りバネ18に抗して引込み終了位置
から引込み開始位置へ変位される。
【0031】以下、上記構成の作用について説明する。
【0032】図2のカセット挿入待機状態にあって、操
作者がディスクカセットDをカセットホルダ11内に挿
入すると、ディスクカセットDの前端がシャッタ掛止部
21を押圧しシャッタ開閉アーム19が引っ張りバネ2
3に抗してシャッタ開位置側に移動する。このシャッタ
開閉アーム19の移動でシャッタ40が徐々に開口しシ
ャッタ開閉アーム19のシャッタ開位置で図3のシャッ
タ開口完了状態となる。
【0033】この状態よりさらにディスクカセットDを
挿入すると、ディスクカセットDの前端がカセット被押
圧部27を押圧し係合部材24が引っ張りバネ30に抗
して係合位置に回転する。この回転によって係合部材2
4の爪部28が引込溝29に係合すると共に係止突起3
2が係止面31aより外れて図4の引込みトリガー手段
Aの解除直後状態となる。すると、引込部材15が引っ
張りバネ18にて引込み終了位置側にスライドしてこの
引込部材15と共にディスクカセットDが引込み終了位
置まで引き込まれる。
【0034】また、この引込部材15のスライドに際
し、引込み終了位置直前(図5のダウントリガー手段の
解除直前状態)から後のスライドでホルダロック部材3
3が解除位置に変位される(図6のダウントリガー手段
Bの解除直後状態)。すると、昇降操作部材8が引っ張
りバネ9にてアンイジェクト位置側に変位し、各ガイド
部12が各ガイド溝10の傾斜を降りてカセットホルダ
11がディスクカセットDと共に降下して装着位置に位
置される(図7のカセット装着状態)。このカセットホ
ルダ11の降下と共に上ヘッド部5も降下し、装着状態
のディスクカセットDは上ヘッド部5と下ヘッド部6の
各ヘッド素子がディスクD1に圧接状態となると共にデ
ィスクD1がターンテーブル3に回転自在に支持され
る。
【0035】この装着過程において、ディスクカセット
Dが引込み開始位置まで挿入された時点ですでにシャッ
タ40が全開状態となり、その後にカセットホルダ11
のダウン動作が開始されるためシャッタ40が上ヘッド
部5のヘッド素子に接触するおそれが全くない。
【0036】また、所望の記録再生が終了してイジェク
トモードを選択すると、昇降操作部材8が引っ張りバネ
9に抗してイジェクト位置側に移動される。すると、各
ガイド部12が各ガイド溝10の傾斜を昇ってカセット
ホルダ11が上昇して挿入位置に位置され、このカセッ
トホルダ11の上昇と共に上ヘッド部5も上げられる。
この状態よりさらに昇降操作部材8がイジェクト位置側
に移動されると、昇降操作部材8の押圧部39が復帰ア
ーム37の被押圧部37bを押圧して復帰アーム37が
図6の矢印a方向に回転する。復帰アーム37の回転に
より引込部材15が引っ張りバネ18に抗して引込み開
始位置側にスライドされる。引込部材15のスライドに
際して先づホルダロック部材33が規制位置に変位し、
次に係合部材24が引っ張りバネ30にて回転して爪部
28が非係合位置に変位される。爪部28が非係合位置
に変位されると、シャッタ開閉アーム19が引っ張りバ
ネ23にてシャッタ閉位置側に回転する。すると、シャ
ッタ40が徐々に閉じられながらディスクカセットDが
カセット挿入口側に押し出される。
【0037】このイジェクト過程において、カセットホ
ルダ11のアップ動作が完了し上ヘッド部5が完全に上
位置に移動した後にシャッタ40が全閉位置に移動され
るためシャッタ40が上ヘッド部5のヘッド素子に接触
するおそれが全くない。
【0038】また、従来の構成ではシャッタ開閉アーム
のバネ力に抗して引込部材がスライドするよう駆動バネ
のバネ力を強くするためイジェクト時における昇降操作
部材のスライドに大きな力を要したが、本実施例によれ
ば引込部材15のスライド時にシャッタ開閉アーム19
の引っ張りバネ23のバネ力が作用しないため引込部材
15の引っ張りバネ18のバネ力を大きくする必要がな
くイジェクト時における昇降操作部材8のスライド力が
小さくて良い。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シャ
ーシに対しカセットホルダを昇降自在に設け、このカセ
ットホルダの昇降を操作する昇降操作部材を設け、前記
カセットホルダに引込部材をスライド自在に設け、この
引込部材にシャッタ開閉アームを設けたので、装着過程
においてはディスクカセットをカセットホルダ内の引込
み開始位置まで挿入した時点でシャッタが全開状態とな
り、その後にカセットホルダのダウン動作が行われ、
又、イジェクト過程においてはカセットホルダのアップ
動作完了後にシャッタの全閉位置への移動が行われるた
め、装着過程及びイジェクト過程でディスクカセットの
シャッタが上ヘッド部のヘッド素子に接触してヘッドダ
メージを受けるおそれがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクカセットの装着装置の分解斜視図(実
施例)。
【図2】カセット挿入待機状態における装着装置の概略
平面図(実施例)。
【図3】シャッタ開口完了状態における装着装置の概略
平面図(実施例)。
【図4】引込みトリガー手段の解除直後状態における装
着装置の概略平面図(実施例)。
【図5】ダウントリガー手段の解除直前状態における装
着装置の概略平面図(実施例)。
【図6】ダウントリガー手段の解除直後状態における装
着装置の概略平面図(実施例)。
【図7】カセット装着状態における装着装置の概略平面
図(実施例)。
【図8】カセット挿入待機状態における装着装置の概略
側面図(実施例)。
【図9】カセット装着状態における装着装置の概略側面
図(実施例)。
【図10】引込みトリガー手段付近の要部斜視図(実施
例)。
【図11】ダウントリガー手段付近の要部斜視図(実施
例)。
【図12】手動挿入過程における装着装置の概略平面図
(従来例)。
【図13】自動挿入過程における装着装置の概略平面図
(従来例)。
【図14】カセット装着状態における装着装置の概略平
面図(従来例)。
【図15】手動挿入過程における装着装置の概略側面図
(従来例)。
【図16】自動挿入過程における装着装置の概略側面図
(従来例)。
【図17】カセット装着状態における装着装置の概略平
面図(従来例)。
【符号の説明】 1…シャーシ 5…上ヘッド部 8…昇降操作部材 11…カセットホルダ 15…引込部材 19…シャッタ開閉アーム、 D…ディスクカセット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに対しイジェクト位置とアンイ
    ジェクト位置の間でスライド自在で且つ前記アンイジェ
    クト位置側に付勢される昇降操作部材と、 この昇降操作部材のスライド動作に追従して前記シャー
    シに対し昇降動作し、前記昇降操作部材のイジェクト位
    でディスクカセットを挿入する挿入位置に位置し前記
    昇降操作部材のアンイジェクト位置で前記ディスクカセ
    ットを装着する装着位置に位置するカセットホルダと、 このカセットホルダに対し引込み開始位置と引込み終了
    位置の間でスライド自在で且つこの引込み終了位置側に
    付勢される引込部材と、 前記カセットホルダの昇降に追従して昇降する上ヘッド
    部とを備え、 前記ディスクカセットを前記カセットホルダ内に挿入す
    ると、前記ディスクカセットを引込部材が引込み開始位
    置から引込み終了位置まで引込み、この引込み動作に連
    動して前記カセットホルダが挿入位置から装着位置へ変
    位するディスクカセットの装着装置において、 前記ディスクカセットの挿入ストロークによって前記デ
    ィスクカセットのシャッタを開くシャッタ開閉アームを
    前記引込部材に取付けたことを特徴とするディスクカセ
    ットの装着装置。
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