JP2906505B2 - マイクロ波プラズマ処理装置 - Google Patents

マイクロ波プラズマ処理装置

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JP2906505B2
JP2906505B2 JP270890A JP270890A JP2906505B2 JP 2906505 B2 JP2906505 B2 JP 2906505B2 JP 270890 A JP270890 A JP 270890A JP 270890 A JP270890 A JP 270890A JP 2906505 B2 JP2906505 B2 JP 2906505B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 マイクロ波を導入してプラズマを発生させ、複数の貫
通孔を分散配置した導電体のプラズマ遮蔽板で前記プラ
ズマの発生領域を隔離し、該プラズマ発生領域で生成し
て該貫通孔を通過する中性活性種で被加工物の加工処理
を行うマイクロ波プラズマ処理装置に関し、 被加工物に対する加工処理の面内ばらつきを低減させ
ることを目的とし、 前記プラズマ遮蔽板は、前記中性活性種の生成量が少
ない箇所に配置した貫通孔の口径を、該生成量が多い箇
所に配置した貫通孔の口径よりも大きくしてあるように
構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、マイクロ波を導入してプラズマを発生さ
せ、複数の貫通孔を分散配置した導電体のプラズマ遮蔽
板で前記プラズマの発生領域を隔離し、該プラズマ発生
領域で生成して該貫通孔を通過する中性活性種で被加工
物の加工処理を行うマイクロ波プラズマ処理装置に関す
る。
上記マイクロ波プラズマ処理装置は、近年、半導体装
置製造のウェーハプロセスにおいて、レジスト膜アッシ
ングなどの基板処理に使用されるようになってきたもの
である。
〔従来の技術〕
第4図は前記マイクロ波プラズマ処理装置の従来例の
側断面図である。
第4図において、チャンバ1は、石英窓2及びその下
のプラズマ遮蔽板3で仕切られて、上からマイクロ波導
入室A、プラズマ発生室B、処理室Cを構成している。
プラズマ遮蔽板3は、導電体例えばアルミニュームか
らなり、第5図の平面図に示すように口径が等しい複数
の貫通孔4を均一分布に配置してある。プラズマ遮蔽板
3の厚さは3mm、貫通孔4の口径は1mmφ、貫通孔4相互
間の間隔は5mmである。
そして、処理室C内でプラズマ遮蔽板3に対向させた
加熱ステージ5上に被加工物であるウェーハSを載置し
て加熱し、ガス導入口6からプラズマ発生室Bに反応ガ
スを導入すると共に排気口7から処理室Cを排気しなが
ら、導波管8からマイクロ波導入室Aにマイクロ波Mを
導入することによりウェーハSの加工処理が行われる。
即ち、マイクロ波導入室Aに導入されたマイクロ波M
の電場により、プラズマ発生室B内の反応ガスがプラズ
マ化し、そこに生成された中性活性種が貫通孔4を通過
してウェーハSを加工する。
この従来例を用いた加工処理の1例は、レジスト膜の
O2ダウンフローアッシングであり、その条件は次の如く
である。
ウェーハサイズ: 4インチφ レジスト : OFPR800 (東京応化工業(株)) レジスト厚 : 1.2μm ステージ温度 : 160℃ O2流量 : 1 SLM 圧力 : 0.8Torr マイクロ波出力: 1.5KW 〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、上記アッシングにおいて、処理時間が30秒
経過した時点のアッシング進行状態からアッシングレー
トの分布を求めると第6図の分布図の如くである。その
レートは、マイクロ波Mが侵入して来る側が大きく反対
側が小さくなっており、その分布が約60%になってい
る。なおこの分布の値は、各部のアッシングレートから
その最大値(max)と最小値(min)をとり、次の式で計
算したものである。
[(max−min)/(max+min)]×100 上記アッシングでは処理時間を長くすることによりレ
ジスト膜のすべてを除去することができるが、上記の分
布は、ウェーハSの加工処理において面内に大きなばら
つきが生ずる問題があることを意味する。
そこで本発明は、上述のマイクロ波プラズマ処理装置
において、被加工物に対する加工処理の面内ばらつきを
低減させることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、マイクロ波を導入してプラズマを発生さ
せ、複数の貫通孔を分散配置した導電体のプラズマ遮蔽
板で前記プラズマの発生領域を隔離し、該プラズマ発生
領域で生成して該貫通孔を通過する中性活性種でウェー
ハ上に塗布されたレジスト膜のアッシング処理を行なう
マイクロ波プラズマ処理装置であって、前記プラズマ遮
蔽板は、前記中性活性種の生成量が少ない箇所に配置し
た貫通孔の口径を、該生成量が多い箇所に配置した貫通
孔の口径よりも大きくしてあるように構成されたマイク
ロ波プラズマ処理装置によって達成される。
〔作用〕
先の従来例では、プラズマ発生室Bで生成する中性活
性種の生成量は、マイクロ波Mの電場の強さに依存する
のでマイクロ波Mが侵入して来る側で多く反対側で少な
くなり、これに対してプラズマ遮蔽板3に設けた複数の
貫通孔4は、口径が等しく均一分布に配置されているた
めに、貫通孔4を通過してウェーハSに作用する中性活
性種の量がウェーハSの面内でばらついて、上述のよう
な加工のばらつきが生ずるものと考えられる。
本発明は、この点に着目したものであり、プラズマ発
生領域となるプラズマ発生室内で生成する中性活性種の
生成量に上記の如く場所により差があっても、その中性
活性種が通過する貫通孔の口径を、前記生成量が少ない
箇所で大きく多い箇所で小さくしてあるので、被加工物
(ウェーハ)に作用する中性活性種の量が平準化されて
被加工物に対する加工処理の面内ばらつきが低減する。
〔実施例〕
以下本発明によるマイクロ波プラズマ処理装置の実施
例について第1図〜第3図を用いて説明する。第1図は
実施例の側断面図、第2図は実施例のプラズマ遮蔽板の
平面図、第3図は実施例を用いた場合のアッシングレー
ト分布図、であり、全図を通し同一符号は同一対象物を
示す。
第1図に示す実施例は、第4図で説明した従来例のプ
ラズマ遮蔽板3をプラズマ遮蔽板3aに替えたものであ
り、その他は従来例と同じである。
このことから、プラズマ遮蔽板3a以外の説明は、従来
例で述べた説明と同じであり省略する。
プラズマ遮蔽板3aは、厚さ3mmの導電体例えばアルミ
ニウム板からなり、第2図の平面図に示すように場所に
より口径の異なる複数の貫通孔4a,4b,4cを均一分布に配
置してある。貫通孔4aは口径が1mmφで中性活性種生成
量が多い箇所に、貫通孔4bは口径が1.1mmφで中性活性
種生成量が中程の箇所に、また、貫通孔4cは口径が1.2m
mφで中性活性種生成量が少ない箇所に配置され、それ
らの相互間の間隔は、従来例の貫通孔4の場合と同じく
5mmである。
そして、ウェーハSの加工処理は、従来例と同様にし
て行われる。
その1例として従来例で説明したO2ダウンフローアッ
シングを同一条件で行い、同一条件でアッシングレート
の分布を求めると第3図の分布図のようになる。そのレ
ートは、マイクロ波Mが侵入して来る側が大きく反対側
が小さいという従来例と同様な傾向が見られるも、その
大小の差が極めて小さくて、分布が従来例の約60%から
約5%に改善されている。
かくして実施例を用いれば、ウェーハSの加工処理に
おいて面内の加工ばらつきを大幅に低減させることがで
きる。
また、上記のアッシングでは、レジスト膜のすべてが
除去されるまでに要する処理時間が、従来例の場合の1/
4程度に短縮される。
なお、実施例において4a〜4cで示される口径の異なる
貫通孔の種類数、それぞれの口径寸法、貫通孔相互間の
間隔寸法は、実施例に限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の構成によれば、マイクロ
波を導入してプラズマを発生させ、複数の貫通孔を分散
配置した導電体のプラズマ遮蔽板で前記プラズマの発生
領域を隔離し、該プラズマ発生領域で生成して該貫通孔
を通過する中性活性種で被加工物の加工処理を行うマイ
クロ波プラズマ処理装置に関し、被加工物に対する加工
処理の面内ばらつきの低減を可能にさせる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の側断面図、 第2図は実施例のプラズマ遮蔽板の平面図、 第3図は実施例を用いた場合のアッシングレート分布
図、 第4図は従来例の側断面図、 第5図は従来例のプラズマ遮蔽板の平面図、 第6図は従来例を用いた場合のアッシングレート分布
図、 である。 図において、 1はチャンバ、2は石英窓、3、3aはプラズマ遮蔽板、
4、4a〜4cは貫通孔、5は加熱ステージ、6はガス導入
口、7は排気口、8は導波管、Aはマイクロ波導入室、
Bはプラズマ発生室、Cは処理室、Mはマイクロ波、S
はウェーハ(被加工物)、 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波を導入してプラズマを発生さ
    せ、複数の貫通孔を分散配置した導電体のプラズマ遮蔽
    板で前記プラズマの発生領域を隔離し、該プラズマ発生
    領域で生成して該貫通孔を通過する中性活性種でウェー
    ハ上に塗布されたレジスト膜のアッシング処理を行なう
    マイクロ波プラズマ処理装置であって、 前記プラズマ遮蔽板は、前記中性活性種の生成量が少な
    い箇所に配置した貫通孔の口径を、該生成量が多い箇所
    に配置した貫通孔の口径よりも大きくしてあることを特
    徴とするマイクロ波プラズマ処理装置。
JP270890A 1990-01-10 1990-01-10 マイクロ波プラズマ処理装置 Expired - Lifetime JP2906505B2 (ja)

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JPH03208337A JPH03208337A (ja) 1991-09-11
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