JP2906332B2 - テレシネ信号変換方法、及びアップコンバータ - Google Patents
テレシネ信号変換方法、及びアップコンバータInfo
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/01—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
- H04N7/0112—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level one of the standards corresponding to a cinematograph film standard
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
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- G11B27/322—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on separate auxiliary tracks of the same or an auxiliary record carrier used signal is digitally coded
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- H04N7/012—Conversion between an interlaced and a progressive signal
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインタレース方式の
テレビジョンシネマ信号（以下、インタレーステレシネ
信号と言う）を順次走査方式のテレビジョンシネマ信号
（以下、順次走査テレシネ信号と言う）に変換する変換
技術に関し、例えば映画フィルム等のように毎秒のコマ
数がフィールド周波数よりも少ない画像から変換された
インタレーステレシネ信号を、順次走査テレシネ信号に
変換する技術に関する。
テレビジョンシネマ信号（以下、インタレーステレシネ
信号と言う）を順次走査方式のテレビジョンシネマ信号
（以下、順次走査テレシネ信号と言う）に変換する変換
技術に関し、例えば映画フィルム等のように毎秒のコマ
数がフィールド周波数よりも少ない画像から変換された
インタレーステレシネ信号を、順次走査テレシネ信号に
変換する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より映画フィルム等から得られる画
像をテレビ信号に変換する技術として２−３プルダウン
方式がある。この２−３プルダウン方式は、映画フィル
ム等のように毎秒のコマ数がフィールド周波数よりも少
ない画像からインタレース信号に変換する技術である。
像をテレビ信号に変換する技術として２−３プルダウン
方式がある。この２−３プルダウン方式は、映画フィル
ム等のように毎秒のコマ数がフィールド周波数よりも少
ない画像からインタレース信号に変換する技術である。
【０００３】例えば映画フィルムを考えると、映画フィ
ルムは１秒間に２４コマである。これに対し、現行のイ
ンタレース信号は１秒間に６０フィールドである。従っ
て、単に映画フィルムの画像をインタレース方式に変換
すると、画像に不都合が生じる。そこで、上述した２−
３プルダウン方式により、映画フィルムにより得られる
画像をインタレース方式に変換する。以下、図１１を用
いて、２−３プルダウン方式を説明する。 ２−３プル
ダウン方式では、最初の１コマをインタレース信号の２
フィールドに対応させ、次の２コマをインタレース信号
の３フィールドに対応させ、これを１／１２秒毎に繰り
返す。すなわち映画フィルムの２コマをインタレース信
号の５フィールドと対応させ、これを一つのシーケンス
として処理していく。
ルムは１秒間に２４コマである。これに対し、現行のイ
ンタレース信号は１秒間に６０フィールドである。従っ
て、単に映画フィルムの画像をインタレース方式に変換
すると、画像に不都合が生じる。そこで、上述した２−
３プルダウン方式により、映画フィルムにより得られる
画像をインタレース方式に変換する。以下、図１１を用
いて、２−３プルダウン方式を説明する。 ２−３プル
ダウン方式では、最初の１コマをインタレース信号の２
フィールドに対応させ、次の２コマをインタレース信号
の３フィールドに対応させ、これを１／１２秒毎に繰り
返す。すなわち映画フィルムの２コマをインタレース信
号の５フィールドと対応させ、これを一つのシーケンス
として処理していく。
【０００４】例えば、図１１に示すフィルムのコマＡ，
Ｂ，Ｃ，Ｄ……と言う連続する画面において、１コマめ
のＡというコマの画像情報Ａは、インタレース方式の第
１のフィールドＩ１の内容となる画像情報Ａの奇数走査
線の信号Ａ１と、インタレース方式の第２のフィールド
Ｉ２の内容となる画像情報Ａ２の偶数走査線の信号とに
変換される。
Ｂ，Ｃ，Ｄ……と言う連続する画面において、１コマめ
のＡというコマの画像情報Ａは、インタレース方式の第
１のフィールドＩ１の内容となる画像情報Ａの奇数走査
線の信号Ａ１と、インタレース方式の第２のフィールド
Ｉ２の内容となる画像情報Ａ２の偶数走査線の信号とに
変換される。
【０００５】続いて、２コマめのＢというコマの画像情
報Ｂは、インタレース方式の第３のフィールドＩ３の内
容となる画像情報Ｂ１の奇数走査線の信号と、インタレ
ース方式の第４のフィールドＩ４の内容となる画像情報
Ｂ２の偶数走査線の信号と、インタレース方式の第５の
フィールドＩ５の内容となる画像情報Ｂ３の奇数走査線
の信号とに変換される。
報Ｂは、インタレース方式の第３のフィールドＩ３の内
容となる画像情報Ｂ１の奇数走査線の信号と、インタレ
ース方式の第４のフィールドＩ４の内容となる画像情報
Ｂ２の偶数走査線の信号と、インタレース方式の第５の
フィールドＩ５の内容となる画像情報Ｂ３の奇数走査線
の信号とに変換される。
【０００６】以下、３コマめ以降のＣ，Ｄ……も同様に
変換される。
変換される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、平成７年７
月より放送が開始されているワイドクリアビジョン放送
等の信号源は順次走査信号である。この為、順次走査信
号を得る為の順次走査方式に対応したカメラや順次走査
ＶＴＲが必要となってくる。同様に、映画フィルム等か
ら順次走査テレシネ信号を得る為には、順次走査カメラ
を使用したテレシネ装置が必要である。
月より放送が開始されているワイドクリアビジョン放送
等の信号源は順次走査信号である。この為、順次走査信
号を得る為の順次走査方式に対応したカメラや順次走査
ＶＴＲが必要となってくる。同様に、映画フィルム等か
ら順次走査テレシネ信号を得る為には、順次走査カメラ
を使用したテレシネ装置が必要である。
【０００８】しかし、順次走査カメラを使用したテレシ
ネ装置は、従来から使用されているインタレース方式の
テレシネ装置等と比べて高価であり、現在、設置されて
いる放送局はまだない。そこで、本発明の目的は、高価
な順次走査方式のテレシネ装置を用いず、インタレース
テレシネ信号を順次走査テレシネ信号に変換する方法及
び装置を提供することにある。
ネ装置は、従来から使用されているインタレース方式の
テレシネ装置等と比べて高価であり、現在、設置されて
いる放送局はまだない。そこで、本発明の目的は、高価
な順次走査方式のテレシネ装置を用いず、インタレース
テレシネ信号を順次走査テレシネ信号に変換する方法及
び装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記本発明は、第１のコ
マの画像を第１及び第２のフィールドのインタレース信
号に変換し、前記第１のコマに続く第２のコマの画像を
第３、第４及び第５のフィールドのインタレース信号に
変換する２−３プルダウン方式により生成されたインタ
レーステレシネ信号を、順次走査テレシネ信号に変換す
るテレシネ信号変換方法であって、前記インタレーステ
レシネ信号のタイムコード値に基づいて、前記インタレ
ーステレシネ信号のプルダウン位相を検出する工程と、
検出されたプルダウン位相に基づいて前記第１のフィー
ルドと前記第２のフィールドとを特定し、特定された第
１のフィールドの画像信号と第２のフィールドの画像信
号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第１のフレー
ムの画像信号と第２のフレームの画像信号とを生成する
工程と、検出されたプルダウン位相に基づいて前記第３
のフィールドと前記第４のフィールドとを特定し、特定
された第３のフィールドの画像信号と第４のフィールド
の画像信号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第３
のフレームの画像信号、第４のフレームの画像信号及び
第５のフレームの画像信号を生成する工程とを有するこ
とを特徴とするテレシネ信号変換方法によって達成され
る。
マの画像を第１及び第２のフィールドのインタレース信
号に変換し、前記第１のコマに続く第２のコマの画像を
第３、第４及び第５のフィールドのインタレース信号に
変換する２−３プルダウン方式により生成されたインタ
レーステレシネ信号を、順次走査テレシネ信号に変換す
るテレシネ信号変換方法であって、前記インタレーステ
レシネ信号のタイムコード値に基づいて、前記インタレ
ーステレシネ信号のプルダウン位相を検出する工程と、
検出されたプルダウン位相に基づいて前記第１のフィー
ルドと前記第２のフィールドとを特定し、特定された第
１のフィールドの画像信号と第２のフィールドの画像信
号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第１のフレー
ムの画像信号と第２のフレームの画像信号とを生成する
工程と、検出されたプルダウン位相に基づいて前記第３
のフィールドと前記第４のフィールドとを特定し、特定
された第３のフィールドの画像信号と第４のフィールド
の画像信号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第３
のフレームの画像信号、第４のフレームの画像信号及び
第５のフレームの画像信号を生成する工程とを有するこ
とを特徴とするテレシネ信号変換方法によって達成され
る。
【００１０】
【００１１】上記インタレーステレシネ信号のタイムコ
ード値に基づいて、前記インタレーステレシネ信号のプ
ルダウン位相を検出する工程は、具体的には、インタレ
ーステレシネ信号に付随するフィールド毎のタイムコー
ド値によって、５フィールドのシーケンス（プルダウン
位相）を検出する。
ード値に基づいて、前記インタレーステレシネ信号のプ
ルダウン位相を検出する工程は、具体的には、インタレ
ーステレシネ信号に付随するフィールド毎のタイムコー
ド値によって、５フィールドのシーケンス（プルダウン
位相）を検出する。
【００１２】上記本発明は、第１のコマの画像を第１及
び第２のフィールドのインタレース信号に変換し、前記
第１のコマに続く第２のコマの画像を第３、第４及び第
５のフィールドのインタレース信号に変換する２−３プ
ルダウン方式により生成されたインタレーステレシネ信
号を、順次走査テレシネ信号に変換するテレシネ信号変
換方法であって、前記インタレーステレシネ信号の所定
のフィールドの画像信号と、この所定のフィールドから
２フィールド前のフィールドの画像信号との差分に基づ
いてプルダウン位相を検出する工程と、前記検出された
プルダウン位相と同期した同期信号を前記インタレース
テレシネ信号のタイムコード値に基づいて生成し、前記
同期信号が示す位相を新たなプルダウン位相とする工程
と、前記新たなプルダウン位相に基づいて前記第１のフ
ィールドと前記第２のフィールドとを特定し、特定され
た第１のフィールドの画像信号と第２のフィールドの画
像信号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第１のフ
レームの画像信号と第２のフレームの画像信号とを生成
する工程と、前記新たなプルダウン位相に基づいて前記
第３のフィールドと前記第４のフィールドとを特定し、
特定された第３のフィールドの画像信号と第４のフィー
ルドの画像信号とを合成して、順次走査テレシネ信号の
第３のフレームの画像信号、第４のフレームの画像信号
及び第５のフレームの画像信号を生成する工程とを有す
ることを特徴とするテレシネ信号変換方法によって達成
される。上記新たなプルダウン位相とする工程は、具体
的には、まず上述した第１の方法により５フィールドの
シーケンス（プルダウン位相）を検出し、この５フィー
ルドのシーケンスと同期した同期信号をインタレーステ
レシネ信号のタイムコード値に基づいて生成する。この
ようにすれば、フィールドの差分が５フィールド毎にほ
ぼ０とならない、すなわちプルダウン位相を誤検出する
ような同一の画像が連続する場合であっても、プルダウ
ン位相と同期したタイムコード値による同期信号によ
り、正しくプルダウン位相を求めることが出来る。
び第２のフィールドのインタレース信号に変換し、前記
第１のコマに続く第２のコマの画像を第３、第４及び第
５のフィールドのインタレース信号に変換する２−３プ
ルダウン方式により生成されたインタレーステレシネ信
号を、順次走査テレシネ信号に変換するテレシネ信号変
換方法であって、前記インタレーステレシネ信号の所定
のフィールドの画像信号と、この所定のフィールドから
２フィールド前のフィールドの画像信号との差分に基づ
いてプルダウン位相を検出する工程と、前記検出された
プルダウン位相と同期した同期信号を前記インタレース
テレシネ信号のタイムコード値に基づいて生成し、前記
同期信号が示す位相を新たなプルダウン位相とする工程
と、前記新たなプルダウン位相に基づいて前記第１のフ
ィールドと前記第２のフィールドとを特定し、特定され
た第１のフィールドの画像信号と第２のフィールドの画
像信号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第１のフ
レームの画像信号と第２のフレームの画像信号とを生成
する工程と、前記新たなプルダウン位相に基づいて前記
第３のフィールドと前記第４のフィールドとを特定し、
特定された第３のフィールドの画像信号と第４のフィー
ルドの画像信号とを合成して、順次走査テレシネ信号の
第３のフレームの画像信号、第４のフレームの画像信号
及び第５のフレームの画像信号を生成する工程とを有す
ることを特徴とするテレシネ信号変換方法によって達成
される。上記新たなプルダウン位相とする工程は、具体
的には、まず上述した第１の方法により５フィールドの
シーケンス（プルダウン位相）を検出し、この５フィー
ルドのシーケンスと同期した同期信号をインタレーステ
レシネ信号のタイムコード値に基づいて生成する。この
ようにすれば、フィールドの差分が５フィールド毎にほ
ぼ０とならない、すなわちプルダウン位相を誤検出する
ような同一の画像が連続する場合であっても、プルダウ
ン位相と同期したタイムコード値による同期信号によ
り、正しくプルダウン位相を求めることが出来る。
【００１３】上記本発明は、第１のコマの画像を第１及
び第２のフィールドのインタレース信号に変換し、前記
第１のコマに続く第２のコマの画像を第３、第４及び第
５のフィールドのインタレース信号に変換する２−３プ
ルダウン方式により生成されたインタレーステレシネ信
号を、順次走査テレシネ信号に変換するアップコンバー
タであって、前記インタレーステレシネ信号の所定のフ
ィールドの画像信号と、この所定のフィールドから２フ
ィールド前のフィールドの画像信号との差分を求める減
算器と、前記差分と所定のしきい値とを比較し、前記差
分が前記しきい値よりも小さい場合にはパルスを出力す
る手段と、前記インタレーステレシネ信号のタイムコー
ド値に基づいて、前記パルスと同期した同期信号を生成
する手段と、前記同期信号に基づいて前記第１のフィー
ルドと前記第２のフィールドとを特定し、特定された第
１のフィールドの画像信号と第２のフィールドの画像信
号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第１のフレー
ムの画像信号と第２のフレームの画像信号とを生成する
手段と、前記同期信号に基づいて前記第３のフィールド
と前記第４のフィールドとを特定し、特定された第３の
フィールドの画像信号と第４のフィールドの画像信号と
を合成して、順次走査テレシネ信号の第３のフレームの
画像信号、第４のフレームの画像信号及び第５のフレー
ムの画像信号を生成する手段とを有することを特徴とす
るアップコンバータによって達成される。
び第２のフィールドのインタレース信号に変換し、前記
第１のコマに続く第２のコマの画像を第３、第４及び第
５のフィールドのインタレース信号に変換する２−３プ
ルダウン方式により生成されたインタレーステレシネ信
号を、順次走査テレシネ信号に変換するアップコンバー
タであって、前記インタレーステレシネ信号の所定のフ
ィールドの画像信号と、この所定のフィールドから２フ
ィールド前のフィールドの画像信号との差分を求める減
算器と、前記差分と所定のしきい値とを比較し、前記差
分が前記しきい値よりも小さい場合にはパルスを出力す
る手段と、前記インタレーステレシネ信号のタイムコー
ド値に基づいて、前記パルスと同期した同期信号を生成
する手段と、前記同期信号に基づいて前記第１のフィー
ルドと前記第２のフィールドとを特定し、特定された第
１のフィールドの画像信号と第２のフィールドの画像信
号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第１のフレー
ムの画像信号と第２のフレームの画像信号とを生成する
手段と、前記同期信号に基づいて前記第３のフィールド
と前記第４のフィールドとを特定し、特定された第３の
フィールドの画像信号と第４のフィールドの画像信号と
を合成して、順次走査テレシネ信号の第３のフレームの
画像信号、第４のフレームの画像信号及び第５のフレー
ムの画像信号を生成する手段とを有することを特徴とす
るアップコンバータによって達成される。
【００１４】尚、各フレームの画像信号を生成する手段
としては、例えばインタレーステレシネ信号をフィール
ド毎に記憶するメモリと、記憶された信号から走査線１
本毎に読み出し、奇数走査線と偶数走査線とを合成させ
る手段とから構成することが出来る。又、上記インタレ
ーステレシネ信号の所定のフィールドの画像信号と、こ
の所定のフィールドから２フィールド前のフィールドの
画像信号との差分を求める減算器と、前記差分と所定の
しきい値とを比較し、前記差分が前記しきい値よりも小
さい場合にはパルスを出力する手段は、前記差分は二つ
のフィールドのそれぞれの画素の差分を取ることが好ま
しく、差が５％以上ある画素が全体の画素のうち５％以
下であれば同期信号を出力するようにしきい値を設定す
る。
としては、例えばインタレーステレシネ信号をフィール
ド毎に記憶するメモリと、記憶された信号から走査線１
本毎に読み出し、奇数走査線と偶数走査線とを合成させ
る手段とから構成することが出来る。又、上記インタレ
ーステレシネ信号の所定のフィールドの画像信号と、こ
の所定のフィールドから２フィールド前のフィールドの
画像信号との差分を求める減算器と、前記差分と所定の
しきい値とを比較し、前記差分が前記しきい値よりも小
さい場合にはパルスを出力する手段は、前記差分は二つ
のフィールドのそれぞれの画素の差分を取ることが好ま
しく、差が５％以上ある画素が全体の画素のうち５％以
下であれば同期信号を出力するようにしきい値を設定す
る。
【００１５】又、上記同期信号を生成する手段は、イン
タレーステレシネ信号の所定のフィールドの画像信号
と、この所定のフィールドから２フィールド前のフィー
ルドの画像信号との差分を求める減算器と、前記差分と
所定のしきい値とを比較し、前記差分が前記しきい値よ
りも小さい場合にはパルスを出力する手段と、前記イン
タレーステレシネ信号のタイムコード値に基づいて、前
記パルスと同期した同期信号を生成する手段とから構成
される。このようにすれば、同一の画像が連続する場合
であっても、プルダウン位相と同期したタイムコード値
による同期信号により、正しくプルダウン位相を求める
ことが出来る。
タレーステレシネ信号の所定のフィールドの画像信号
と、この所定のフィールドから２フィールド前のフィー
ルドの画像信号との差分を求める減算器と、前記差分と
所定のしきい値とを比較し、前記差分が前記しきい値よ
りも小さい場合にはパルスを出力する手段と、前記イン
タレーステレシネ信号のタイムコード値に基づいて、前
記パルスと同期した同期信号を生成する手段とから構成
される。このようにすれば、同一の画像が連続する場合
であっても、プルダウン位相と同期したタイムコード値
による同期信号により、正しくプルダウン位相を求める
ことが出来る。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。まず、テレシネ信号変換方法について、
図１を用いて説明する。本発明のテレシネ信号変換方法
は、送信側（放送局側）においてインタレーステレシネ
信号を順次走査テレシネ信号に変換するものである。
して説明する。まず、テレシネ信号変換方法について、
図１を用いて説明する。本発明のテレシネ信号変換方法
は、送信側（放送局側）においてインタレーステレシネ
信号を順次走査テレシネ信号に変換するものである。
【００１７】フィルムのコマＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄ……と連続
する画面から、従来の技術で説明した２−３プルダウン
方式に生成されたインタレーステレシネ信号を図１に示
す。このインタレーステレシネ信号の１フィールドは１
／６０秒であり、２コマ分の画像が５フィールド分の画
像に変換されている。例えば、１コマめの画像情報Ａ
は、第１のフィールドＩ１の画像情報Ａの奇数走査線信
号Ａ１と、第２のフィールドＩ２の画像情報Ａの偶数走
査線信号Ａ２とに変換される。続いて、２コマめの画像
情報Ｂは、第３のフィールドＩ３の画像情報Ｂの奇数走
査線信号Ｂ１と、第４のフィールドＩ４の画像情報Ｂの
偶数走査線信号Ｂ２と、インタレース方式の第５のフィ
ールドＩ５の画像情報Ｂの奇数走査線信号Ｂ１とに変換
される。
する画面から、従来の技術で説明した２−３プルダウン
方式に生成されたインタレーステレシネ信号を図１に示
す。このインタレーステレシネ信号の１フィールドは１
／６０秒であり、２コマ分の画像が５フィールド分の画
像に変換されている。例えば、１コマめの画像情報Ａ
は、第１のフィールドＩ１の画像情報Ａの奇数走査線信
号Ａ１と、第２のフィールドＩ２の画像情報Ａの偶数走
査線信号Ａ２とに変換される。続いて、２コマめの画像
情報Ｂは、第３のフィールドＩ３の画像情報Ｂの奇数走
査線信号Ｂ１と、第４のフィールドＩ４の画像情報Ｂの
偶数走査線信号Ｂ２と、インタレース方式の第５のフィ
ールドＩ５の画像情報Ｂの奇数走査線信号Ｂ１とに変換
される。
【００１８】本実施の形態では、このようにして生成さ
れたインタレーステレシネ信号を連続する５フィールド
を一つのシーケンスとして、順次、順次走査テレシネ信
号に変換していく。例えば、図２示される如く、第１の
フィールドＩ１の奇数走査線信号Ａ１と、第２のフィー
ルドＩ２の偶数走査線信号Ａ２とを合成して、順次走査
テレシネ信号の第１のフレームＰ１の走査線信号Ａを生
成する。そして、この走査線信号を第２のフレームＰ２
の走査線信号としても用いる。
れたインタレーステレシネ信号を連続する５フィールド
を一つのシーケンスとして、順次、順次走査テレシネ信
号に変換していく。例えば、図２示される如く、第１の
フィールドＩ１の奇数走査線信号Ａ１と、第２のフィー
ルドＩ２の偶数走査線信号Ａ２とを合成して、順次走査
テレシネ信号の第１のフレームＰ１の走査線信号Ａを生
成する。そして、この走査線信号を第２のフレームＰ２
の走査線信号としても用いる。
【００１９】又、第３のフィールドＩ３の奇数走査線信
号Ｂ１と、第４のフィールドＩ４の偶数走査線信号Ｂ２
とを合成して、順次走査テレシネ信号の第３のフレーム
Ｐ３の走査線信号Ｂを生成する。そして、この走査線信
号を第４のフレームＰ４の走査線信号と、第５のフレー
ムＰ５の走査線信号として用いる。上述の工程を行う為
には５フィールドのシーケンス、すなわちブルダウン位
相を知る必要がある。
号Ｂ１と、第４のフィールドＩ４の偶数走査線信号Ｂ２
とを合成して、順次走査テレシネ信号の第３のフレーム
Ｐ３の走査線信号Ｂを生成する。そして、この走査線信
号を第４のフレームＰ４の走査線信号と、第５のフレー
ムＰ５の走査線信号として用いる。上述の工程を行う為
には５フィールドのシーケンス、すなわちブルダウン位
相を知る必要がある。
【００２０】ブルダウン位相を知る方法として、図３に
示される如く、現フィールドの信号と、この２フィール
ド前の信号との差分を取り、この差分があるしきい値よ
りも小さい場合、例えば差分が０の場合にパルス（同期
信号）を発生させてブルダウン位相を検出する。これ
は、２−３ブルダウン方式の特色を生かしたものであ
り、５フィールドの一つのシーケンスにおいて、第３番
目のフィールドと第５番目のフィールドの画像情報は同
一である為、第３番目のフィールドの信号と第５番目の
フィールドの信号との差分は０に近い値となるからであ
る。
示される如く、現フィールドの信号と、この２フィール
ド前の信号との差分を取り、この差分があるしきい値よ
りも小さい場合、例えば差分が０の場合にパルス（同期
信号）を発生させてブルダウン位相を検出する。これ
は、２−３ブルダウン方式の特色を生かしたものであ
り、５フィールドの一つのシーケンスにおいて、第３番
目のフィールドと第５番目のフィールドの画像情報は同
一である為、第３番目のフィールドの信号と第５番目の
フィールドの信号との差分は０に近い値となるからであ
る。
【００２１】例えば、図３において、第３のフィールド
Ｉ３の画像信号はＢ１であり、第５のフィールドＩ５の
画像信号もＢ１である。従って、第３のフィールドＩ３
の信号と第５のフィールドＩ５の信号との差分は０とな
る。この特性を用いて、差分が０となったタイミングで
同期信号を出力するようにすれば、５フィールドのシー
ケンス、すなわちプルダウン位相を知ることが出来る。
Ｉ３の画像信号はＢ１であり、第５のフィールドＩ５の
画像信号もＢ１である。従って、第３のフィールドＩ３
の信号と第５のフィールドＩ５の信号との差分は０とな
る。この特性を用いて、差分が０となったタイミングで
同期信号を出力するようにすれば、５フィールドのシー
ケンス、すなわちプルダウン位相を知ることが出来る。
【００２２】又、プルダウン位相を知る別の方法とし
て、インタレーステレシネ信号に付随するタイムコード
信号で示される各フィールドのタイムコード値を用いる
方法が考えられる。これは、インタレーステレシネ信号
の各フィールドに対応したタイムコード値をカウントし
ていき、５フィールドの周期で同期信号を出力する。
て、インタレーステレシネ信号に付随するタイムコード
信号で示される各フィールドのタイムコード値を用いる
方法が考えられる。これは、インタレーステレシネ信号
の各フィールドに対応したタイムコード値をカウントし
ていき、５フィールドの周期で同期信号を出力する。
【００２３】例えば、図４に示される如く、タイムコー
ド値をｔ１，ｔ２，ｔ３，ｔ４とカウントしていき、ｔ
５となったら、同期信号を出力するようにすれば、５フ
ィールドのシーケンス、すなわちプルダウン位相を知る
ことが出来る。但し、一つのシーケンスの一番先頭のフ
ィールドからカウントしなければ、正確なプルダウン位
相が得られない。従って、上述した差分を取る方法によ
り、まず一番先頭のフィールドを発見し、その後にタイ
ムコード値による方法で同期信号を生成すれば、安定し
たプルダウン位相が得られる。
ド値をｔ１，ｔ２，ｔ３，ｔ４とカウントしていき、ｔ
５となったら、同期信号を出力するようにすれば、５フ
ィールドのシーケンス、すなわちプルダウン位相を知る
ことが出来る。但し、一つのシーケンスの一番先頭のフ
ィールドからカウントしなければ、正確なプルダウン位
相が得られない。従って、上述した差分を取る方法によ
り、まず一番先頭のフィールドを発見し、その後にタイ
ムコード値による方法で同期信号を生成すれば、安定し
たプルダウン位相が得られる。
【００２４】次に上述した方法を実際に行うアップコン
バータについて説明する。図５はアップコンバータのブ
ロック図である。図５中、５１はプルダウン位相検出器
であり、プルダウン位相に対応した同期信号を出力す
る。５２は順次走査化回路であり、インタレーステレシ
ネ信号を同期信号に基づいて順次走査テレシネ信号に変
換する。
バータについて説明する。図５はアップコンバータのブ
ロック図である。図５中、５１はプルダウン位相検出器
であり、プルダウン位相に対応した同期信号を出力す
る。５２は順次走査化回路であり、インタレーステレシ
ネ信号を同期信号に基づいて順次走査テレシネ信号に変
換する。
【００２５】図６はプルダウン位相検出器５１の詳細な
ブロック図である。図６中、６１は遅延回路である。こ
の遅延回路６１は、入力されたインタレーステレシネ信
号を２フィールド分遅延する。６２は減算器である。こ
の減算器６２は、インタレーステレシネ信号と、遅延回
路６１から出力される２フィールド分遅延されたインタ
レーステレシネ信号とを減算し、差分値を求める。すな
わち、あるフィールドの信号と、このフィールドから２
フィールド前の信号の差分を求める。尚、差分値は二つ
のフィールドのそれぞれの画素の差分を取る。
ブロック図である。図６中、６１は遅延回路である。こ
の遅延回路６１は、入力されたインタレーステレシネ信
号を２フィールド分遅延する。６２は減算器である。こ
の減算器６２は、インタレーステレシネ信号と、遅延回
路６１から出力される２フィールド分遅延されたインタ
レーステレシネ信号とを減算し、差分値を求める。すな
わち、あるフィールドの信号と、このフィールドから２
フィールド前の信号の差分を求める。尚、差分値は二つ
のフィールドのそれぞれの画素の差分を取る。
【００２６】６３は比較器である。この比較器６３は、
減算器６２の出力信号（差分値）と予めセットされたし
きい値とを比較し、差分の方が大きい場合にＯＮとな
る。尚、ここでは、画素の差分値が５％以上である画素
が、全体の画素のうち５％以上ある場合にＯＮとなる。
６４は反転器であり、比較器６３からの出力を反転して
出力する。従って、比較器６３がＯＦＦの場合のみ信号
を出力、すなわち差分値がしきい値よりも小さい場合に
のみ同期信号を出力する。
減算器６２の出力信号（差分値）と予めセットされたし
きい値とを比較し、差分の方が大きい場合にＯＮとな
る。尚、ここでは、画素の差分値が５％以上である画素
が、全体の画素のうち５％以上ある場合にＯＮとなる。
６４は反転器であり、比較器６３からの出力を反転して
出力する。従って、比較器６３がＯＦＦの場合のみ信号
を出力、すなわち差分値がしきい値よりも小さい場合に
のみ同期信号を出力する。
【００２７】このようにして、プルダウン位相検出器５
１は、プルダウン位相と同期した同期信号を出力するこ
とが出来る。次に、順次走査化回路５２について詳細に
説明する。図７は順次走査化回路５２の詳細なブロック
図、図８は順次走査化回路５２のタイムチャートであ
る。図７中、７１はクロック生成回路である。このクロ
ック生成回路７１は、インタレーステレシネ信号を入力
し、インタレーステレシネ信号の各画素に同期した書き
込みクロックを生成する。
１は、プルダウン位相と同期した同期信号を出力するこ
とが出来る。次に、順次走査化回路５２について詳細に
説明する。図７は順次走査化回路５２の詳細なブロック
図、図８は順次走査化回路５２のタイムチャートであ
る。図７中、７１はクロック生成回路である。このクロ
ック生成回路７１は、インタレーステレシネ信号を入力
し、インタレーステレシネ信号の各画素に同期した書き
込みクロックを生成する。
【００２８】７２はクロック周波数変換器であり、クロ
ック生成回路７１で生成されたクロックの速度を２倍
し、読み出しクロックを生成する。７３はタイミング信
号生成回路である。このタイミング信号生成回路７３
は、クロック生成回路７１のクロックとプルダウン位相
検出器５１の同期信号に基づいて、後述するフィールド
メモリ７４，７５，７６，７７の書き込みタイミング信
号ＷＲ１，ＷＲ２及び読み出しタイミング信号ＲＤ１，
ＲＤ２及びと、フィールドメモリ７４，７５，７６，７
７を制御するＳＥＬ信号とを生成する。
ック生成回路７１で生成されたクロックの速度を２倍
し、読み出しクロックを生成する。７３はタイミング信
号生成回路である。このタイミング信号生成回路７３
は、クロック生成回路７１のクロックとプルダウン位相
検出器５１の同期信号に基づいて、後述するフィールド
メモリ７４，７５，７６，７７の書き込みタイミング信
号ＷＲ１，ＷＲ２及び読み出しタイミング信号ＲＤ１，
ＲＤ２及びと、フィールドメモリ７４，７５，７６，７
７を制御するＳＥＬ信号とを生成する。
【００２９】７４，７５は奇数フィールドの信号を記憶
するフィールドメモリである。このフィールドメモリ７
４，７５は書き込みタイミング信号ＷＲ１とＳＥＬ信号
とのタイミングに従って、書き込みクロックの速度でイ
ンタレーステレシネ信号のうち、奇数フィールドの信号
を記憶していく。そして、読み出しタイミング信号ＲＤ
１とＳＥＬ信号とのタイミングに従って、読み出しクロ
ックの速度で記憶されている奇数走査線を一本毎に読み
出していく。
するフィールドメモリである。このフィールドメモリ７
４，７５は書き込みタイミング信号ＷＲ１とＳＥＬ信号
とのタイミングに従って、書き込みクロックの速度でイ
ンタレーステレシネ信号のうち、奇数フィールドの信号
を記憶していく。そして、読み出しタイミング信号ＲＤ
１とＳＥＬ信号とのタイミングに従って、読み出しクロ
ックの速度で記憶されている奇数走査線を一本毎に読み
出していく。
【００３０】７６，７７は偶数フィールドの信号を記憶
するフィールドメモリである。このフィールドメモリ７
６，７７は書き込みタイミング信号ＷＲ２とＳＥＬ信号
とのタイミングに従って、書き込みクロックの速度でイ
ンタレーステレシネ信号のうち、偶数フィールドの信号
を記憶していく。そして、読み出しタイミング信号ＲＤ
２とＳＥＬ信号とのタイミングに従って、読み出しクロ
ックの速度で記憶されている偶数走査線を一本毎に読み
出していく。
するフィールドメモリである。このフィールドメモリ７
６，７７は書き込みタイミング信号ＷＲ２とＳＥＬ信号
とのタイミングに従って、書き込みクロックの速度でイ
ンタレーステレシネ信号のうち、偶数フィールドの信号
を記憶していく。そして、読み出しタイミング信号ＲＤ
２とＳＥＬ信号とのタイミングに従って、読み出しクロ
ックの速度で記憶されている偶数走査線を一本毎に読み
出していく。
【００３１】７８ａ〜７８ｔはＡＮＤ回路、７９ａ〜７
９ｊは反転器、８０ａ〜８０ｄはトライステートバッフ
ァである。次に、順次走査化回路５２の動作を図８のタ
イムチャートを用いて説明する。まず、第１のフィール
ドでは、書き込みタイミング信号ＷＲ１とＳＥＬ信号が
Ｈｉｇｈレベルなので、フィールドメモリ７４に奇数走
査線信号Ａ１が書き込まれる。第２のフィールドでは、
書き込みタイミング信号ＷＲ２とＳＥＬ信号がＨｉｇｈ
レベルなので、フィールドメモリ７６に偶数走査線信号
Ａ２が書き込まれる。
９ｊは反転器、８０ａ〜８０ｄはトライステートバッフ
ァである。次に、順次走査化回路５２の動作を図８のタ
イムチャートを用いて説明する。まず、第１のフィール
ドでは、書き込みタイミング信号ＷＲ１とＳＥＬ信号が
Ｈｉｇｈレベルなので、フィールドメモリ７４に奇数走
査線信号Ａ１が書き込まれる。第２のフィールドでは、
書き込みタイミング信号ＷＲ２とＳＥＬ信号がＨｉｇｈ
レベルなので、フィールドメモリ７６に偶数走査線信号
Ａ２が書き込まれる。
【００３２】第３のフィールドでは、書き込みタイミン
グ信号ＷＲ１がＨｉｇｈレベル、ＳＥＬ信号がＬｏｗレ
ベルである。従って、フィールドメモリ７５に奇数走査
線信号Ｂ１が書き込まれる。第４のフィールドでは、書
き込みタイミング信号ＷＲ２がＨｉｇｈレベル、ＳＥＬ
信号がＬｏｗレベルである。従って、フィールドメモリ
７７に偶数走査線信号Ｂ２が書き込まれる。
グ信号ＷＲ１がＨｉｇｈレベル、ＳＥＬ信号がＬｏｗレ
ベルである。従って、フィールドメモリ７５に奇数走査
線信号Ｂ１が書き込まれる。第４のフィールドでは、書
き込みタイミング信号ＷＲ２がＨｉｇｈレベル、ＳＥＬ
信号がＬｏｗレベルである。従って、フィールドメモリ
７７に偶数走査線信号Ｂ２が書き込まれる。
【００３３】一方、第３のフィールドではＳＥＬ信号が
Ｌｏｗレベルである為、フィールドメモリ７４に書き込
まれた奇数走査信号Ａ１が読み出しタイミング信号ＲＤ
１のタイミングに基づいて、書き込み速度の２倍の速度
で走査線一本づつ読み出され、トライステートバッファ
８０ａから出力される。同様に、ＳＥＬ信号がＬｏｗレ
ベルである為、フィールドメモリ７６に書き込まれた偶
数走査信号Ａ２が読み出しタイミング信号ＲＤ２のタイ
ミングに基づいて、書き込み速度の２倍で走査線一本づ
つ読み出され、トライステートバッファ８０ｃから出力
される。従って、出力端子８１からは奇数走査信号Ａ１
と偶数走査信号Ａ２とが合成された順次走査テレシネ信
号Ａが出力される。尚、ＳＥＬ信号は２フィールドの間
Ｌｏｗレベルである為、フィールドメモリ７４，７６か
らは２フィールド分の信号が順次読み出されるため、順
次走査テレシネ信号の第１フレームと第２フレームの順
次走査テレシネ信号Ａが生成されることになる。
Ｌｏｗレベルである為、フィールドメモリ７４に書き込
まれた奇数走査信号Ａ１が読み出しタイミング信号ＲＤ
１のタイミングに基づいて、書き込み速度の２倍の速度
で走査線一本づつ読み出され、トライステートバッファ
８０ａから出力される。同様に、ＳＥＬ信号がＬｏｗレ
ベルである為、フィールドメモリ７６に書き込まれた偶
数走査信号Ａ２が読み出しタイミング信号ＲＤ２のタイ
ミングに基づいて、書き込み速度の２倍で走査線一本づ
つ読み出され、トライステートバッファ８０ｃから出力
される。従って、出力端子８１からは奇数走査信号Ａ１
と偶数走査信号Ａ２とが合成された順次走査テレシネ信
号Ａが出力される。尚、ＳＥＬ信号は２フィールドの間
Ｌｏｗレベルである為、フィールドメモリ７４，７６か
らは２フィールド分の信号が順次読み出されるため、順
次走査テレシネ信号の第１フレームと第２フレームの順
次走査テレシネ信号Ａが生成されることになる。
【００３４】又、第５のフィールドからＳＥＬ信号がＨ
ｉｇｈレベルとなる為、フィールドメモリ７５に書き込
まれた奇数走査信号Ｂ１が、読み出しタイミング信号Ｒ
Ｄ１のタイミングに基づいて、書き込み速度の２倍の速
度で走査線一本づつ読み出され、トライステートバッフ
ァ８０ｂから出力される。同様に、フィールドメモリ７
７に書き込まれた偶数走査信号Ｂ２が読み出しタイミン
グ信号ＲＤ２のタイミングに基づいて、書き込み速度の
２倍の速度で走査線一本づつ読み出され、トライステー
トバッファ８０ｄから出力される。従って、出力端子８
１からは奇数走査信号Ｂ１と偶数走査信号Ｂ２とが合成
された順次走査テレシネ信号Ｂが出力される。尚、ＳＥ
Ｌ信号は３フィールドの間Ｈｉｇｈレベルである為、フ
ィールドメモリ７５，７７からは３フィールド分の信号
が読み出され、順次走査テレシネ信号の第３フレーム、
第４フレーム及び第５フレームの順次走査テレシネ信号
Ｂが生成されることになる。
ｉｇｈレベルとなる為、フィールドメモリ７５に書き込
まれた奇数走査信号Ｂ１が、読み出しタイミング信号Ｒ
Ｄ１のタイミングに基づいて、書き込み速度の２倍の速
度で走査線一本づつ読み出され、トライステートバッフ
ァ８０ｂから出力される。同様に、フィールドメモリ７
７に書き込まれた偶数走査信号Ｂ２が読み出しタイミン
グ信号ＲＤ２のタイミングに基づいて、書き込み速度の
２倍の速度で走査線一本づつ読み出され、トライステー
トバッファ８０ｄから出力される。従って、出力端子８
１からは奇数走査信号Ｂ１と偶数走査信号Ｂ２とが合成
された順次走査テレシネ信号Ｂが出力される。尚、ＳＥ
Ｌ信号は３フィールドの間Ｈｉｇｈレベルである為、フ
ィールドメモリ７５，７７からは３フィールド分の信号
が読み出され、順次走査テレシネ信号の第３フレーム、
第４フレーム及び第５フレームの順次走査テレシネ信号
Ｂが生成されることになる。
【００３５】次に、プルダウン位相の検出を安定させる
為、タイムコード値を用いたアップコンバータについて
説明する。図９はタイムコード値を用いたアップコンバ
ータのブロック図である。図９中、プルダウン位相検出
器５１、順次走査化回路５２は図５のものと同様な構成
なので説明を省略する。
為、タイムコード値を用いたアップコンバータについて
説明する。図９はタイムコード値を用いたアップコンバ
ータのブロック図である。図９中、プルダウン位相検出
器５１、順次走査化回路５２は図５のものと同様な構成
なので説明を省略する。
【００３６】９１はタイムコード比較器である。このタ
イムコード比較器９１は、プルダウン位相検出器５１か
らの同期信号を用いて、プルダウン位相に同期した安定
した同期信号を生成する。９２は、プルダウン位相検出
器５１からの同期信号とタイムコード比較器９１からの
同期信号とを切り換えるスイッチである。
イムコード比較器９１は、プルダウン位相検出器５１か
らの同期信号を用いて、プルダウン位相に同期した安定
した同期信号を生成する。９２は、プルダウン位相検出
器５１からの同期信号とタイムコード比較器９１からの
同期信号とを切り換えるスイッチである。
【００３７】以下、図１０を用いて、タイムコード比較
器９１を詳細に説明する。１０１はフィールドパルス発
生器である。このフィールドパルス発生器１０１は、イ
ンタレーステレシネ信号のタイムコード信号を入力し、
タイムコード値と同期した、すなわちインタレーステレ
シネ信号のフィールドと同期したフィールドパルスを発
生する。
器９１を詳細に説明する。１０１はフィールドパルス発
生器である。このフィールドパルス発生器１０１は、イ
ンタレーステレシネ信号のタイムコード信号を入力し、
タイムコード値と同期した、すなわちインタレーステレ
シネ信号のフィールドと同期したフィールドパルスを発
生する。
【００３８】１０２は比較器である。この比較器１０２
は、タイムコード信号で示されるタイムコード値と予め
設定されたタイムコード値とを比較し、両者が一致する
とパルスを出力する。１０３はカウンタである。このカ
ウンタ１０３は、比較器１０２のパルスでカウント動作
開始し、フィールドパルスをカウントする。そして、プ
ルダウン位相検出器５１からの同期信号でカウント動作
を中止し、カウント値を出力する。
は、タイムコード信号で示されるタイムコード値と予め
設定されたタイムコード値とを比較し、両者が一致する
とパルスを出力する。１０３はカウンタである。このカ
ウンタ１０３は、比較器１０２のパルスでカウント動作
開始し、フィールドパルスをカウントする。そして、プ
ルダウン位相検出器５１からの同期信号でカウント動作
を中止し、カウント値を出力する。
【００３９】１０４は表示器である。この表示器１０４
は、カウンタ１０３から出力されたカウント値を表示す
る。尚、表示されたカウント値は、設定されたタイムコ
ード値のタイミングとプルダウン位相との差である。１
０５は５進カウンタである。この５進カウンタ１０５
は、比較器１０２のパルスで動作を開始し、フィールド
パルスをカウントする。そして、５パルス毎に１回、パ
ルスを出力する。
は、カウンタ１０３から出力されたカウント値を表示す
る。尚、表示されたカウント値は、設定されたタイムコ
ード値のタイミングとプルダウン位相との差である。１
０５は５進カウンタである。この５進カウンタ１０５
は、比較器１０２のパルスで動作を開始し、フィールド
パルスをカウントする。そして、５パルス毎に１回、パ
ルスを出力する。
【００４０】１０６は遅延回路である。この遅延回路１
０６は、５進カウンタ１０５のパルスをセットされた遅
延量だけ遅延する。セットする遅延量は、表示器１０４
に表示された値をセットする。次に、上述の如く構成さ
れたタイムコード比較器９１の動作を説明する。ここで
は、比較器１０２に設定するタイムコード値を３とす
る。
０６は、５進カウンタ１０５のパルスをセットされた遅
延量だけ遅延する。セットする遅延量は、表示器１０４
に表示された値をセットする。次に、上述の如く構成さ
れたタイムコード比較器９１の動作を説明する。ここで
は、比較器１０２に設定するタイムコード値を３とす
る。
【００４１】まず、比較器１０２にタイムコード値が、
１，２…と順次入力される。タイムコード値３が入力さ
れると、比較器１０２はパルスを出力する。すると、カ
ウンタ１０３はカウント動作を開始し、フィールドパル
スをカウントする。ここで、カウンタ１０３は、２をカ
ウントした時点でプルダウン位相検出器５１からの同期
信号が入力される。そして、カウント動作を中止し、表
示器１０４にカウント値を出力する。表示器１０４は２
を表示する。
１，２…と順次入力される。タイムコード値３が入力さ
れると、比較器１０２はパルスを出力する。すると、カ
ウンタ１０３はカウント動作を開始し、フィールドパル
スをカウントする。ここで、カウンタ１０３は、２をカ
ウントした時点でプルダウン位相検出器５１からの同期
信号が入力される。そして、カウント動作を中止し、表
示器１０４にカウント値を出力する。表示器１０４は２
を表示する。
【００４２】ここで、表示器１０４に表示された値、２
を遅延回路１０６にセット、すなわち遅延回路１０６の
遅延量を２とする。一方、５進カウンタ１０５は、比較
器１０２のパルスでカウント動作を開始している。そし
て、タイムコード値が２，３，４，５，６となり、５カ
ウントした時点でパルスを出力する。５進カウンタ１０
５のパルスは、遅延回路１０６で２フィールド分遅延さ
れて出力される。
を遅延回路１０６にセット、すなわち遅延回路１０６の
遅延量を２とする。一方、５進カウンタ１０５は、比較
器１０２のパルスでカウント動作を開始している。そし
て、タイムコード値が２，３，４，５，６となり、５カ
ウントした時点でパルスを出力する。５進カウンタ１０
５のパルスは、遅延回路１０６で２フィールド分遅延さ
れて出力される。
【００４３】遅延回路１０６から出力されるパルスは、
タイムコード値５，１０，１５…と同期した、すなわち
プルダウン位相と同期した信号となる。このようにすれ
ば、プルダウン位相を正しく検出することが出来るフィ
ールドにおいてプルダウン位相検出器５１を用い、その
後タイムコード値を用いた同期信号にスイッチ９２を用
いて切り換えれば、プルダウン位相を誤って検出してし
まう場合、例えば、同一の画像のコマが連続する場合
等、現フィールドの信号とこのフィールドから２フィー
ルド前の信号の差分以外の差分が０となってしまう場合
であっても、プルダウン位相と同期した同期信号を安定
して得られる。
タイムコード値５，１０，１５…と同期した、すなわち
プルダウン位相と同期した信号となる。このようにすれ
ば、プルダウン位相を正しく検出することが出来るフィ
ールドにおいてプルダウン位相検出器５１を用い、その
後タイムコード値を用いた同期信号にスイッチ９２を用
いて切り換えれば、プルダウン位相を誤って検出してし
まう場合、例えば、同一の画像のコマが連続する場合
等、現フィールドの信号とこのフィールドから２フィー
ルド前の信号の差分以外の差分が０となってしまう場合
であっても、プルダウン位相と同期した同期信号を安定
して得られる。
【００４４】
【発明の効果】本発明によれば、高価な順次走査方式の
テレシネ装置を用いず、インタレーステレシネ信号を順
次走査テレシネ信号に変換することが出来る。又、タイ
ムコード値を用いてプルダウン位相を得るようにすれ
ば、同一の画像のコマが連続する場合等であっても、安
定してプルダウン位相と同期した同期信号が得られる。
テレシネ装置を用いず、インタレーステレシネ信号を順
次走査テレシネ信号に変換することが出来る。又、タイ
ムコード値を用いてプルダウン位相を得るようにすれ
ば、同一の画像のコマが連続する場合等であっても、安
定してプルダウン位相と同期した同期信号が得られる。
【図１】本発明のテレシネ変換方法を説明する為の図で
ある。
ある。
【図２】本発明のテレシネ変換方法を説明する為の図で
ある。
ある。
【図３】プルダウン位相と同期した同期信号を説明する
為の図である。
為の図である。
【図４】プルダウン位相と同期した同期信号を説明する
為の図である。
為の図である。
【図５】本発明の第１のアップコンバータのブロック図
である。
である。
【図６】本発明のプルダウン位相検出器のブロック図で
ある。
ある。
【図７】本発明の順次走査化回路のブロック図である。
【図８】順次走査化回路のタイムチャートである。
【図９】本発明の第２のアップコンバータのブロック図
である。
である。
【図１０】本発明のタイムコード比較器のブロック図で
ある。
ある。
【図１１】インタレーステレシネ信号を説明する為の図
である。
である。
５１ プルダウン位相検出器 ５２ 順次走査化回路 ９１ タイムコード比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04N 5/253 H04N 7/01
Claims (3)
- 【請求項１】 第１のコマの画像を第１及び第２のフィ
ールドのインタレース信号に変換し、前記第１のコマに
続く第２のコマの画像を第３、第４及び第５のフィール
ドのインタレース信号に変換する２−３プルダウン方式
により生成されたインタレーステレシネ信号を、順次走
査テレシネ信号に変換するテレシネ信号変換方法であっ
て、前記インタレーステレシネ信号のタイムコード値に基づ
いて、前記インタレーステレシネ信号のプルダウン位相
を検出する工程と、 検出されたプルダウン位相に基づいて前記第１のフィー
ルドと前記第２のフィールドとを特定し、特定された第
１のフィールドの画像信号と第２のフィールドの画像信
号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第１のフレー
ムの画像信号と第２のフレームの画像信号とを生成する
工程と、 検出されたプルダウン位相に基づいて前記第３のフィー
ルドと前記第４のフィールドとを特定し、特定された第
３のフィールドの画像信号と第４のフィールドの画像信
号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第３のフレー
ムの画像信号、第４のフレームの画像信号及び第５のフ
レームの画像信号を生成する工程とを有することを特徴
とするテレシネ信号変換方法。 - 【請求項２】 第１のコマの画像を第１及び第２のフィ
ールドのインタレース信号に変換し、前記第１のコマに
続く第２のコマの画像を第３、第４及び第５のフィール
ドのインタレース信号に変換する２−３プルダウン方式
により生成されたインタレーステレシネ信号を、順次走
査テレシネ信号に変換するテレシネ信号変換方法であっ
て、 前記インタレーステレシネ信号の所定のフィールドの画
像信号と、この所定のフィールドから２フィールド前の
フィールドの画像信号との差分に基づいてプルダウン位
相を検出する工程と、 前記検出されたプルダウン位相と同期した同期信号を前
記インタレーステレシネ信号のタイムコード値に基づい
て生成し、前記同期信号が示す位相を新たなプルダウン
位相とする工程と、 前記新たなプルダウン位相に基づいて前記第１のフィー
ルドと前記第２のフィ ールドとを特定し、特定された第
１のフィールドの画像信号と第２のフィールドの画像信
号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第１のフレー
ムの画像信号と第２のフレームの画像信号とを生成する
工程と、 前記新たなプルダウン位相に基づいて前記第３のフィー
ルドと前記第４のフィールドとを特定し、特定された第
３のフィールドの画像信号と第４のフィールドの画像信
号とを合成して、順次走査テレシネ信号の第３のフレー
ムの画像信号、第４のフレームの画像信号及び第５のフ
レームの画像信号を生成する工程とを有することを特徴
とするテレシネ信号変換方法。 - 【請求項３】 第１のコマの画像を第１及び第２のフィ
ールドのインタレース信号に変換し、前記第１のコマに
続く第２のコマの画像を第３、第４及び第５のフィール
ドのインタレース信号に変換する２−３プルダウン方式
により生成されたインタレーステレシネ信号を、順次走
査テレシネ信号に変換するアップコンバータであって、 前記インタレーステレシネ信号の所定のフィールドの画
像信号と、この所定のフィールドから２フィールド前の
フィールドの画像信号との差分を求める減算器と、前記
差分と所定のしきい値とを比較し、前記差分が前記しき
い値よりも小さい場合にはパルスを出力する手段と、 前記インタレーステレシネ信号のタイムコード値に基づ
いて、前記パルスと同期した同期信号を生成する手段
と、 前記同期信号に基づいて前記第１のフィールドと前記第
２のフィールドとを特定し、特定された第１のフィール
ドの画像信号と第２のフィールドの画像信号とを合成し
て、順次走査テレシネ信号の第１のフレームの画像信号
と第２のフレームの画像信号とを生成する手段と、 前記同期信号に基づいて前記第３のフィールドと前記第
４のフィールドとを特定し、特定された第３のフィール
ドの画像信号と第４のフィールドの画像信号とを合成し
て、順次走査テレシネ信号の第３のフレームの画像信
号、第４のフレームの画像信号及び第５のフレームの画
像信号を生成する手段とを有することを特徴とするアッ
プコンバータ。
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