JP2905823B2 - 内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気ガス浄化装置

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JP2905823B2
JP2905823B2 JP41265690A JP41265690A JP2905823B2 JP 2905823 B2 JP2905823 B2 JP 2905823B2 JP 41265690 A JP41265690 A JP 41265690A JP 41265690 A JP41265690 A JP 41265690A JP 2905823 B2 JP2905823 B2 JP 2905823B2
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exhaust gas
muffler
internal combustion
combustion engine
catalyst
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慶幸 細田
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Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、曲りを持った筒状の
マフラ内に取付ける内燃機関の排気ガス浄化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では、筒状のマフラの中央の中
心線に合せて触媒を入れた触媒筒を取付け、排気ガスを
触媒筒内を通過させ、酸化反応を起させて浄化してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オートバイ用の内燃機
関などでは、マフラを直管状にできず、車体などの形状
に合せて曲りを持たせたマフラにすることがある。この
場合、触媒筒を中心線に合せて取付けると、排気ガスが
触媒筒に角度を持って吹込むことになり、触媒反応が触
媒筒内に不均一になって、浄化性能が劣るものになる。
【0004】かかる点に鑑み、この発明は、曲りを持っ
た筒状のマフラ内に触媒筒を設けて排気ガスを浄化する
もので、浄化性能を向上できる内燃機関の排気ガス浄化
装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の内燃機関の排気ガス浄化装置は、曲りを
持った筒状のマフラで、モノリス型又はペレット型の触
媒を収容した触媒筒の入口を排気ガス流れに直面させて
触媒筒後部をマフラの曲率の大きい側に寄せ、触媒筒後
端のラッパ管に連結する排出管をマフラの曲率の大きい
側に寄せて曲率を大きくするようにしたことにある。
【0006】
【作用】触媒筒は、後側をマフラの曲率の大きい側に寄
せて前面の入口を排気ガスの流れに直面させてあるの
で、排気ガスが触媒筒に均一に流入できて、触媒筒内全
体で触媒反応体ができて浄化性能が向上する。又、排出
管は、マフラの曲率の大きい側に寄せることによって、
マフラの中心線に沿って通すのに較べて曲率を大きくで
き、曲りを少くして排気ガスが通る抵抗を少くできて、
出力を向上できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5によっ
て説明する。マフラ1は、エンジン2の排気口に連結さ
れ、一度下って上方に曲げられ、更に後側に曲げられ
て、曲りを持った筒状のもので、断面の大きさも前端及
び後端が細く、順次変化させてあって、排気ガスが膨脹
できるようにしてある。そして、マフラ1の太い部分
に、ハニカム状のモノリス型又はペレット型の触媒を入
れた触媒筒3を収容する。触媒筒3は、後側をマフラ1
の曲率の大きい側に寄せて、前面の入口4を排気ガスの
流れに直面させ、ステー5でマフラ1の内面に固定す
る。触媒筒3の後側には、ラッパ状に絞ったラッパ管6
を連結する。そして、ラッパ管6に排出管7の前端を挿
入連結する。排出管7は、マフラ1の中心線よりマフラ
1の曲率の大きい側に寄せて通し、排出管7の曲率を大
きくする。排出管7の後端は、保持板8でマフラ1の内
面に固定する。又、排出管7は、図1及び図2に二点鎖
線で示したように、マフラ1の後端まで伸すこともでき
る。尚マフラ1の後端には、消音を行う第二マフラ9の
前端を連結する。
【0008】触媒筒3の前面の入口4は、排気ガスの流
れに向けて直面させてあるので、触媒筒3内に均一に排
気ガスが流入できて、触媒筒3内での触媒反応が均一に
行われ、排気ガスの浄化量が多くなり、浄化性能が向上
する。又、排出管7は、マフラ1の中心線からマフラ1
の曲率の大きい側に寄せて通したので、曲率を大きくで
き、排気ガスが通過する抵抗を少くできて、出力ロスを
少くできる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、曲りを持ったマフラ内に触媒筒を
適切に配置できて、触媒筒全体に有効に排気ガスを通す
ことができて、触媒筒全体で触媒反応が行われ、浄化性
能が向上する。又、排出管の曲りも大きく、排気ガス流
れの抵抗を少くできて、出力ロスを少くできる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図5は本発明の実施例を示すもので、
【図1】側面図、
【図2】底面図、
【図3】正面図、
【図4】マフラの曲りに合せた縦断面図、
【図5】全体側面図である。
【符号の説明】
1 マフラ 3 触媒筒 4 入口 6 ラッパ管 7 排出管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲りを持った筒状のマフラで、モノリス
    型又はペレット型の触媒を収容した触媒筒の入口を排気
    ガス流れに直面させて触媒筒後部をマフラの曲率の大き
    い側に寄せ、触媒筒後端のラッパ管に連結する排出管を
    マフラの曲率の大きい側に寄せて曲率を大きくするよう
    にしたことを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置。
JP41265690A 1990-12-21 1990-12-21 内燃機関の排気ガス浄化装置 Expired - Lifetime JP2905823B2 (ja)

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