JP2903191B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置に使用さ
れている接触孔の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3の古典的方法に示すように、シリコ
ン基板21内にボロン等のP型不純物元素が拡散された
+ 拡散層22とリン等のN型不純物元素が拡散された
+ 拡散層23が形成され、その上にシリコン酸化膜等
の絶縁膜24が形成され、さらにP+ 拡散層22および
+ 拡散層23と上部配線層27との接触を得るための
接触孔(コンタクト孔)25および26が形成される。
このコンタクト孔25、26の大きさが1μm以下の微
小になると上部配線層との接触を得る事が非常に困難と
なる。すなわち、蒸着により上部配線層27を積層する
とコンタクト孔25、26の内部に上部配線層27の材
料(例えばAl)が充分に入っていかないために拡散層
22、23と上部配線27との接触が充分に取れない
事、コンタクト孔25、26内に上部配線層27の入ら
ない領域28、すなわち空隙が存在する事などの問題点
があり、この改良の方法として図4(a)〜(f)で示
す方法が提示されている。
【0003】すなわち、図4(a)に示すように半導体
基板31内にP+拡散層32、N+ 拡散層33、その上
に絶縁膜34、コンタクト孔35、36を形成する。次
に図4(b)に示すようにドーピングされていない多結
晶シリコン膜37を積層し、コンタクト孔35、36を
完全に充填する。多結晶シリコン膜は化学気相成長法
(CVD法)で積層されるため段差被覆性が良好であ
り、コンタクト孔が1μm以下の微小な大きさになって
もコンタクト孔を充分に充填する事ができる。
【0004】次に図4(c)に示すように多結晶シリコ
ン膜37をエッチバックしコンタクト孔35、36を多
結晶シリコン膜37で充填した領域50、51のみを残
した状態にする。次に図4(d)に示すようにN+ 拡散
層のコンタクト孔36の側をフォトレジスト等38で選
択的に覆い、P+ 拡散層のコンタクト孔35を充填して
いる多結晶シリコン50にボロン等のP型不純物のイオ
ン注入を行い、P型不純物のドーピングを行う。
【0005】次に図4(e)に示すように、P+ 拡散層
のコンタクト孔35の側をフォトレジスト等39で選択
的に覆い、N+ 拡散層のコンタクト孔36を充填してい
る多結晶シリコン膜51にリンあるいは砒素等のN型不
純物のイオン注入を行い、N型不純物のドーピングを行
う。次に熱処理等を行った後に図4(f)に示すように
上部配線層40を形成する事により、P+ 拡散層32お
よびN+ 拡散層33と上部配線層40との接触をとる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4の方法による問題
点の第1は図4(d)および(e)で示すイオン注入に
ある。すなわち、P+ 拡散層32およびN+ 拡散層33
と上部配線層40との充分低い接触抵抗を得るには、多
結晶シリコン膜50、51を充分低い抵抗体にする必要
がある。そこでイオン注入の注入量を1×1016/cm
2 以上のドーズ量にする必要があり、イオン注入時間が
多くなり高い費用が発生する。さらにコンタクト孔3
5、36の深さは通常0.5μm以上あり、多結晶シリ
コン膜50、51の底の方までイオン注入するにはイオ
ン注入の際に高い加速エネルギーが必要となり、イオン
注入に大きな負荷がかかる。またイオン注入の際にダメ
ッジが生じ半導体装置の特性と信頼性に大きな影響を与
える。
【0007】問題点の第2は図4(d)と(e)で示す
ようにフォトレジスト等でマスキングを行うため、大幅
な工程増となり費用が大きく増大する。問題点の第3
は、絶縁膜34がP型あるいはN型の不純物元素を含む
場合に、絶縁膜34中からこれらの不純物がコンタクト
孔を埋め込んでいる多結晶シリコン膜50、51中へ拡
散してきて、接触抵抗を増大する可能性がある。その時
にはイオン注入量をさらに増大せねばならなくなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明では、P+ 拡散層の側のコンタクト孔はP
型の不純物元素を含む多結晶シリコン膜をCVD法にて
積層しエッチバックする事によりコンタクト孔を充填
し、N+ 拡散層の側のコンタクト孔はN型の不純物元素
を含む多結晶シリコン膜をCVD法にて積層しエッチバ
ックする事によりコンタクト孔を充填する。
【0009】
【作用】コンタクト孔の中を充填している多結晶シリコ
ン膜は既にP型あるいはN型の不純物濃度が充分に高い
ので、イオン注入の工程を省略する事ができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1(a)〜図1(g)、
図2により詳細に説明する。図1(a)に示すように、
半導体基板1内にP型の不純物拡散層であるP+ 拡散層
2およびN型の不純物拡散層であるN+ 拡散層3を形成
した後、絶縁膜4を形成する。半導体基板1はシリコン
(Si)基板あるいは砒化ガリウム(GaAs)、イン
ジウムリン(InP)などのような化合物半導体基板あ
るいはSOI(Silicon On Insulator)等の一般的な半
導体基板である。また絶縁膜4は、半導体基板1と後に
形成する配線との絶縁を行うもので、シリコン酸化膜
(SiO2 )やシリコン窒化膜(Si3 4 )、あるい
はシリコン酸窒化膜などである。シリコン酸化膜として
不純物を含まないノンドープシリコン酸化膜やボロン
(B)を含むBSG膜(Boron Silicate Glass) やリン
(P)を含むPSG膜(Phosphorus Silicate Glass)あ
るいはボロン(B)とリン(P)の両方を含むBPSG
膜(Boron Phosphorus Silicate Glass)や砒素(As)
を含むASG膜(Arsenide Silicate Glass)等が挙げら
れる。
【0011】次に図1(b)に示すようにフォトレジス
ト膜5等でパターニングし、絶縁膜4の一部を選択的に
エッチングし、コンタクト孔6を形成する。このコンタ
クト孔6は、まずP+ 拡散層2の側だけにあけ、N+
散層側にはあけない。このコンタクト孔6をあける方法
としてドライエッチングとウェットエッチングがある。
コンタクト孔6の直径または1辺の長さが1μm以下の
小さなコンタクト孔になるとコンタクト孔の側壁も垂直
に近くなってくる。
【0012】次に図1(c)に示すようにP型の不純物
を含む多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン
膜7を化学気相成長法(CVD法)にて積層する。この
方法として一例を挙げるとジボラン(B2 6 )ガスと
シラン(SiH4 )ガスを500℃以上の温度で熱分解
する事により、P型の不純物であるボロン(B)を含む
多結晶シリコン膜が形成される。また、この時熱分解温
度が550℃以下であればアモルファスシリコン膜が形
成される。また他の方法としてジボラン(B2 6 )ガ
スとシラン(SiH4 )ガスを常温以上の温度と高周波
プラズマあるいは光励起反応とで分解してBを含む多結
晶シリコン膜が形成される。又、この時の温度が350
℃以下であればアモルファスシリコン膜が形成される。
【0013】さらに一般的な方法としてP型の不純物元
素を含むガスとシリコン形成用のガスを組合わせる事に
より、熱分解またはプラズマ分解の方法でP型の不純物
を含む多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン
膜を形成できる。図1(c)にも示すように、以上のよ
うな化学気相成長法で積層したP型の不純物を含む多結
晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜7は段差
被覆性に優れているので、コンタクト孔6の大きさが1
μm以下あるいは0.5μm以下になっても、コンタク
ト孔6の内部に積層され、コンタクト孔6を埋め込んで
も内部に空隙が形成される事なく、コンタクト孔6を完
全に埋め込む事ができる。
【0014】次に図1(d)に示すように多結晶シリコ
ン膜あるいはアモルファスシリコン膜7を上からエッチ
ングする事により、コンタクト孔6の内部だけに多結晶
シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜7を残しコ
ンタクト孔を穴埋めする。これによりコンタクト孔の段
差を非常に小さくする事ができる。この方法は一般にエ
ッチバック法と呼ばれている。コンタクト孔のある部分
は図1(c)からも分かるように多結晶シリコン膜ある
いはアモルファスシリコン膜7が絶縁膜4の上にある多
結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜7の厚
みよりコンタクトの深さ分厚いので、絶縁膜4の上にあ
る多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜7
を全部エッチングしてもコンタクト孔6には多結晶シリ
コン膜あるいはアモルファスシリコン膜7を充分に残
し、コンタクト孔6を多結晶シリコン膜あるいはアモル
ファスシリコン膜7で埋め込む事ができる。
【0015】次に図1(e)に示すようにP+ 拡散層2
のコンタクト孔を埋め込んでいるP型不純物を含む多結
晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜7の表面
をキャップ絶縁膜8で覆う。このキャップ絶縁膜8は後
にN型不純物をドープした多結晶シリコン膜あるいはア
モルファスシリコン膜をエッチバックする時、コンタク
ト孔6に埋め込まれたP型不純物をドープした多結晶シ
リコン膜あるいはアモルファスシリコン膜7をエッチン
グさせないためのストッパーとなるためのものである。
【0016】従って、ある程度多結晶シリコン膜あるい
はアモルファスシリコン膜7がエッチングされてもよい
が、N型の多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリ
コン膜のエッチング速度がP型の多結晶シリコン膜ある
いはアモルファスシリコン膜7のエッチング速度よりも
充分に大きくP型の多結晶シリコン膜あるいはアモルフ
ァスシリコン膜7がエッチングされる可能性が小さけれ
ばキャップ絶縁膜8は必要ない。このキャップ絶縁膜8
の形成方法として、コンタクト孔6を埋め込んだ多結晶
シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜7の表面を
酸化して薄いシリコン酸化膜を形成する方法と、図1
(d)の後に全面に薄い絶縁膜を積層する方法がある。
【0017】ここで述べている薄いという意味はエッチ
ングのストッパになる程度の薄さであり、たとえばこの
後に積層するN型不純物をドープした多結晶シリコン膜
あるいはアモルファスシリコン膜の厚みをh、この多結
晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜とキャッ
プ絶縁膜8とのエッチング速度の比(選択比)をi、オ
ーバーエッチング量をj%とすると、キャップ絶縁膜8
の厚みはhj/100i以上となる。もちろん、多結晶
シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜7が少しエ
ッチングされても良ければ、キャップ絶縁膜の厚みは上
式より薄くなっても良い。
【0018】さて、このキャップ絶縁膜8を形成した後
にフォトレジスト膜9等でパターニングし、絶縁膜4の
一部を選択的にエッチングし、コンタクト孔10を形成
する。このコンタクト孔10はN+ 拡散層3の側だけに
あけ、P+ 拡散層側にはあけない。このコンタクト孔1
0をあける方法として、ドライエッチングとウェットエ
ッチングがある。
【0019】次に図1(f)に示すようにN型の不純物
を含む多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン
膜11を化学気相成長法(CVD法)にて積層する。こ
の方法として一例を挙げるとホスフィン(PH3 )ガス
とシラン(SiH4 )ガスを500℃以上の温度で熱分
解する事により、N型の不純物であるリン(P)を含む
多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜が形
成される。また、他の方法としてホスフィン(PH3
ガスとシラン(SiH4 )ガスを常温以上の温度と高周
波プラズマあるいは光励起反応により分解してPを含む
多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜を形
成できる。
【0020】さらに一般的な方法としてN型の不純物元
素(P,As,Sb等)を含むガスとシリコン形成用の
ガスを組合わせる事により熱分解またはプラズマ分解ま
たは光分解等の方法でN型の不純物を含む多結晶シリコ
ン膜あるいはアモルファスシリコン膜を形成できる。図
1(f)にも示すように、以上のような化学気相成長法
で積層したN型の不純物を含む多結晶シリコン膜あるい
はアモルファスシリコン膜11は、段差被覆性に優れて
いるので、コンタクト孔10の大きさが1μm以下ある
いは0.5μm以下になっても、コンタクト孔10の内
部に積層され、コンタクト孔10を埋め込んでも内部に
空隙が形成される事なくコンタクト孔10を完全に埋め
込む事ができる。
【0021】次に図1(g)に示すように多結晶シリコ
ン膜あるいはアモルファスシリコン膜11を上からエッ
チングする事により、コンタクト孔10の内部だけに多
結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜11を
残しコンタクト孔を穴埋めする。これによりコンタクト
孔の段差を非常に小さくする事ができる。この方法は一
般にエッチバック法と呼ばれている。コンタクト孔のあ
る部分は図1(f)からも分かるように多結晶シリコン
膜あるいはアモルファスシリコン膜11が絶縁膜4の上
にある多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン
膜11の厚みよりコンタクトの深さの分厚いので、絶縁
膜4の上にある多結晶シリコン膜あるいはアモルファス
シリコン膜11を全部エッチングしてもコンタクト孔6
には多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜
11を充分に残し、コンタクト孔10を多結晶シリコン
膜あるいはアモルファスシリコン膜11で埋め込む事が
できる。また、前に述べたようにP+ 拡散層側のコンタ
クト孔6を埋め込んだ多結晶シリコン膜あるいはアモル
ファスシリコン膜7の上にあるN型の不純物を含む多結
晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜11がす
べてエッチングされてもキャップ絶縁膜8が存在するの
で、多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜
7は殆どエッチングされない。
【0022】以上のようにして、P+ 拡散層側のコンタ
クト孔6はP型の不純物を含む多結晶シリコン膜あるい
はアモルファスシリコン膜7で完全に埋め込まれ、N+
拡散層側のコンタクト孔10はN型の不純物を含む多結
晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜11で完
全に埋め込まれている。その結果、コンタクト孔におけ
る表面段差は非常に小さい。
【0023】次に図2に示すように上部配線層12を形
成する。この上部配線層12を形成する前に当然キャッ
プ絶縁膜8は除去されていなければならない。コンタク
ト孔6および10における段差は小さいので上部配線層
12がコンタクト孔に充分に接触し、P+ 拡散層2およ
びN+ 拡散層3に対して穴埋めされた多結晶シリコン膜
あるいはアモルファスシリコン膜7および11を通して
上部配線層12との接触特性は非常に良好となる。
【0024】また上部配線層12はコンタクト孔6およ
び10でも段差形状が非常に良くなるため、コンタクト
孔の付近の配線の断線あるいはくびれというものがなく
なり、歩留まりの点でも信頼性の点でも良好となる。さ
らに、コンタクト孔の上の上部配線層の段差も非常に小
さくなり、その上に絶縁膜やさらなる配線層を形成する
場合も断線や悪い被覆性等の問題がなくなる。
【0025】図1(a)〜(g)、図2は本発明の基本
部分を説明しただけであるので、半導体デバイスを形成
する上での途中の工程は述べていない。従って、図1
(a)〜(g)、図2の前後および間の工程に種々の熱
処理、酸化、エッチング、膜形成などの工程が含まれて
いる事は言うまでもない。例えば、コンタクト形成後の
エッチングダメッジの除去などを目的とした熱処理など
もある。また、上部配線層として多結晶シリコン膜ある
いはシリサイド膜あるいは金属膜あるいはこれらの多層
膜が挙げられる。
【0026】さらにP型あるいはN型の不純物を含んだ
多結晶シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜を形
成した後のどこかの工程で多結晶シリコン膜あるいはア
モルファスシリコン膜中のP型あるいはN型の不純物を
活性化するための熱処理を行っても良い。また、コンタ
クトをテーパーにするための熱処理を行う場合もある。
【0027】また、図1(a)〜(g)、図2ではP+
およびN+ 拡散層とコンタクトをとる場合を示したが、
P型およびN型の不純物を含んだ配線層とコンタクトを
とる場合も本発明を用いる事ができる事は言うまでもな
い。例えばP型の不純物元素を含んだ多結晶シリコン膜
配線およびN型の不純物元素を含んだ多結晶シリコン膜
配線上のコンタクト孔についても本発明を用いる事がで
きる。
【0028】ところで、本発明の実施例ではP+ 拡散層
側のコンタクト孔を先に行ったが、N+ 拡散層側のコン
タクト孔を先に行っても何等問題がない事は明らかであ
る。また、図1(a)〜(g)、図2ではP+ およびN
+ 拡散層とコンタクトをとる場合を示したが、N型の不
純物元素を含んだ配線層とコンタクトをとる場合も本発
明が用いる事ができる事は言うまでもない。例えば、N
型の不純物元素を含んだ多結晶シリコン膜上のコンタク
ト孔についても本発明を用いる事ができる。
【0029】さらにN+ 拡散層ではなく金属あるいはシ
リサイドなどからなる配線層の上のコンタクト孔にも本
発明を用いる事ができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の効果として、高濃度のP型ある
いはN型の不純物を含有する多結晶シリコン膜をコンタ
クト孔の穴埋め材料に用いるので、以下の事が挙げられ
る。 (1)多結晶シリコン膜をコンタクト孔に穴埋めした後
のイオン注入をなくす事ができる。 (2)高濃度のP型あるいはN型の不純物を含有する多
結晶シリコン膜を使用できるので、コンタクト孔内に埋
め込まれた多結晶シリコン膜の抵抗を下げる事ができ
る。 (3)P+ あるいはN+ の拡散層と上部配線層との接触
抵抗(多結晶シリコン膜をはさんだ)を下げる事ができ
る。 (4)高濃度のP型あるいはN型の不純物を含有する多
結晶シリコン膜はCVD法にて積層するため、段差被覆
性(ステップカバレッジ)が良好で、1μm以下の大き
さのコンクタト孔も完全に充填できる。 (5)エッチバック法の最適化によりコンタクト孔での
段差を小さくでき、上部配線層がコンタクト孔で充填さ
れた多結晶シリコン膜と充分に接触させる事ができる。 (6)絶縁膜4がたとえN型あるいはP型の不純物を含
んだもので充填された多結晶シリコン膜中にN型あるい
はP型の不純物が拡散してきても、多結晶シリコン膜中
のP型あるいはN型の不純物濃度を大きくできるので、
多結晶シリコン膜の抵抗および接触抵抗の増加は殆ど起
こらないようにする事ができる。 (7)N型およびP型の拡散層を有する半導体装置に適
用できるので、応用範囲が広い。しかもマスク(パター
ニング)工程を最小限にできるので、プロセスコストを
低くできる。 (8)N型の拡散層の接触孔の形成およびN型不純物元
素を含む多結晶シリコン膜の充填を行う工程とP型の拡
散層の接触孔の形成およびP型不純物元素を含む多結晶
シリコン膜の充填を行う工程とは別個に行うので、互い
に干渉して問題を起こす事はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(g)は本発明の半導体装置の製造方
法を示す工程順断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の出来上がりを示す断面図
である。
【図3】古典的方法によるコンタクト孔の問題点を示す
断面図である。
【図4】(a)〜(f)は従来の半導体装置の製造方法
を示す工程順断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 P+ 拡散層 3 N+ 拡散層 4 絶縁膜 5,9 フォトレジスト膜 6,10 コンタクト孔 7 P型不純物をドープした多結晶(アモルファス)シ
リコン膜 8 キャップ絶縁膜 11 N型不純物をドープした多結晶(アモルファス)
シリコン膜 12 上部配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/3205 H01L 21/3213 H01L 21/44 - 21/445 H01L 21/768 H01L 29/40 - 29/51

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面部にP型及びN型の不純
    物拡散層を形成する工程と、前記半導体基板表面上に絶
    縁膜を形成する工程と、前記P型不純物領域部の前記絶
    縁膜にコンタクト孔を形成する工程と、前記コンタクト
    孔のみにP型の不純物を含む多結晶シリコン膜またはア
    モルファスシリコン膜で埋め込む工程と、前記埋め込ま
    れたコンタクト孔の多結晶シリコン膜またはアモルファ
    スシリコン膜の上を新たな絶縁膜で覆う工程と、前記N
    型の不純物領域部の前記絶縁膜に新たなコンタクト孔を
    形成する工程と、前記新たなコンタクト孔にN型の不純
    物を含む多結晶シリコン膜またはアモルファスシリコン
    膜で埋め込む工程によりP型およびN型不純物拡散層と
    上部配線層との接触領域を形成することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板表面部にP型及びN型の不純
    物拡散層を形成する工程と、前記半導体基板表面上に絶
    縁膜を形成する工程と、前記N型不純物領域部の前記絶
    縁膜にコンタクト孔を形成する工程と、前記コンタクト
    孔のみにN型の不純物を含む多結晶シリコン膜またはア
    モルファスシリコン膜で埋め込む工程と、前記埋め込ま
    れたコンタクト孔の多結晶シリコン膜またはアモルファ
    スシリコン膜の上を新たな絶縁膜で覆う工程と、前記P
    型の不純物領域部の前記絶縁膜に新たなコンタクト孔を
    形成する工程と、前記新たなコンタクト孔にP型の不純
    物を含む多結晶シリコン膜またはアモルファスシリコン
    膜で埋め込む工程によりP型およびN型不純物拡散層と
    上部配線層との接触領域を形成することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
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