JP2902359B2 - 空気環境調整機能付収納体 - Google Patents
空気環境調整機能付収納体Info
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/40—Geothermal heat-pumps
Landscapes
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Description
存館、公文書館、資料館、倉庫、書庫、病院、地下貯蔵
庫等において主に用いられる、内部の収納物の保存に適
する環境条件を整える機能を有する環境条件調整機能付
収納体に関する。
おくと浮遊する塵埃等に影響され、品質が劣化したり故
障を発生する虞があるため、通常、収納体内部に保管さ
れる。また、美術品や貴金属等は、品質の劣化あるいは
盗難等を防止するため、展示の際には展示ケース内に収
納される。
あるいは展示ケースでは、内部の空気が浄化されないこ
とから、何らかの理由で塵埃や黴、あるいはバクテリア
等が収納体内に侵入した場合にその除去を行うことがで
きないため、収納物の品質低下を防止することができな
いという問題点があった。
し、収納物の品質を低下させることなく長期の収納が可
能な空気環境調整機能付収納体の提供を目的とする。
収納物を収納する収納部を有する収納体において、前記
収納部内部の空気を清浄する送風器を含む空気清浄手段
と、前記空気清浄手段を通過した空気を前記収納部の内
部に前記送風器により循環させる前記収納体に設けられ
た循環路とを有することを特徴とする。
に前記空気清浄手段が設けられ、前記収納の下部に前記
収納物を載置する載置板を有すると共に該載置板の下部
に空間を有し、前記載置板が空気通路を有し、前記循環
路が前記空間に向けて前記空気清浄手段からの空気を送
り出すことを特徴とする。
気環境調整機能付収納体において、さらに、前記空気清
浄手段が前記収納部の下部に設けられていることを特徴
とする。
気環境調整機能付収納体において、さらに、前記空間に
前記空気清浄手段からの空気を加熱する加熱手段を有す
ることを特徴とする。
求項4のうちの何れか一つに記載の空気環境調整機能付
収納体において、さらに、前記空気清浄手段と併用され
る除湿手段と、前記空気の湿度を検出するセンサーと、
前記センサーの検出結果に基づいて前記除湿手段の作動
を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
気環境調整機能付収納体において、さらに、前記空気を
加湿する加湿手段を有することを特徴とする。
気環境調整機能付収納体において、さらに、前記加湿手
段は、前記除湿手段によって処理された水分を用いて加
湿を行うことを特徴とする。
収納体であって、収納物を収納する収納部と、前記収納
部の上部に設けられた、前記収納部内部の空気を清浄す
る送風器を含む空気清浄手段と、前記収納部の下部に設
けられた、空気流路を有し前記収納物を載置する載置板
と、前記載置板の下部に設けられた空間と、前記空気清
浄手段を通過した空気を前記空間に向けて送り出す前記
収納体に設けられた循環路とを有することを特徴とす
る。
環境調整機能付収納体の斜視図を、図2は同断面図をそ
れぞれ示している。同図において空気環境調整機能付収
納体としての展示ケース1は、ケース本体2、空気清浄
手段3、循環路であるパイプ4から主に構成されてお
り、空気清浄手段3がケース本体2の上部に配置されて
いる。
れる上箱5、支柱6、載置板7、脚部8、ガラス9から
主に構成されている。
は、その上面が開放自在に構成されており、その下面に
は後述する空気清浄手段3を取り付けるための開孔5a
が形成されている。また、上箱5の四隅には、パイプ4
が貫通可能な孔5bがそれぞれ形成されている。
支柱6の一端がそれぞれ取り付けられており、各支柱6
の他端は、表面に空気通路としての無数の貫通孔7a
(直径0.3〜5mm程度)を有し、その上面に展示物
を載置される載置板7の四隅に取り付けられている。載
置板7の四隅にはパイプ4が貫通可能な孔7bがそれぞ
れ形成されている。
て構成され、その高さ方向の略中央に、床面と平行して
配設された仕切板8aを一体的に有する脚部8が配設さ
れている。
付けられている。各ガラス9は、4枚のうちの3枚が上
箱5、支柱6、載置板7に固着されており、残りの1枚
が支柱6に開閉自在に支持されている。
及び各ガラス9、載置板7の上面で囲まれた空間が収納
部10を形成しており、ガラス9を開閉することによっ
て収納部10への展示物の出し入れが可能となってい
る。
れている。空気清浄手段3は、送風器であるファン11
とフィルター12とから主に構成されており、フィルタ
ー12としては、電子式空気清浄フィルター((株)カ
ンキョー製、形式:EFB−1)が用いられる。このフ
ィルター12は通風抵抗が非常に小さく、これを用いる
ことにより、ファン11の風量にほとんど影響を与えず
に1ミクロン以下の微細な粒子(黴の胞子、バクテリ
ア、花粉、塵埃、ダニの死骸等)を捕集することができ
る。また、捕集できなかった粒子に関しても電気的に帯
電されることがないため、これらが収納部10内の展示
物に電気的に付着することが防止でき、展示物の品質低
下を極力防止することができる。
の上部に4個設けられた吹出口11aにそれぞれ接続さ
れており、その他端は、孔5b、支柱6、孔7bを介し
て載置板7の下面と仕切板8aの上面との間の空間13
内にそれぞれ配置されている。
と、各吹出口11aからパイプ4を介して収納部10の
下部に位置する空間13に送られた空気は、貫通穴7a
を通って収納部10に送られる。さらに、収納部10内
の空気は、ファン11の吸引力によって上部に向かって
流れる際に載置板7、ガラス9、あるいは展示物等に付
着した微細な粒子を巻き上げ、フィルター12を通過し
て浄化される。
り、載置板7、ガラス9、展示物等に付着した微細な粒
子が除去され、さらにこの空気が空気清浄手段3によっ
て浄化された後に繰り返して循環されるため、徐々に収
納部10内の空気環境が浄化されて展示物の品質低下を
防止することができる。
部に配設されているため、空気清浄手段の清掃やメンテ
ナンス等を容易に行うことができる。
aに4本のパイプ4を接続し、これを4本の支柱6の各
々に貫通させる構成としたが、パイプ4を1箇所に集約
する構成、あるいはパイプ4を集約してその経路中にフ
ァン11を配設した構成等を採用してもよい。
る。この変形例は、第1の実施例と比較すると、空間1
3に加熱手段としてのヒーター14を有する点において
のみ相違し、他の構成は同一である。
た空気を加熱し、温度差により収納部10の内部で空気
の対流を引き起こさせるヒーター14は、空間13内に
取り付けられている。ヒーター14には図示しない電源
からの電力が供給される。
れた後にファン11が回転すると、吹出口11aからパ
イプ4を介して空間13に送られた空気はヒーター14
によって加熱され、貫通穴7aを通って収納部10に送
られる。さらに、加熱された空気は収納部10の内部全
般に行き渡り、加熱されていない内部の空気と対流を起
こすことにより載置板7、ガラス9、あるいは展示物等
に付着した微細な粒子を巻き上げつつ、収納部10の上
部においてファン11によって吸引され、フィルター1
2を通過して浄化される。
ることにより、載置板7、ガラス9、あるいは展示物等
に付着した微細な粒子が除去され、さらにこの空気が空
気清浄手段3によって浄化された後に繰り返して循環さ
れるため、徐々に収納部10内部の空気環境が浄化され
て展示物の品質低下をより一層防止することができる。
空気環境調整機能付収納体を示している。この第2の実
施例は、第1の実施例と比較すると、除湿手段としての
除湿器15、センサー16、制御手段17を有している
点においてのみ相違し、他の構成は同一である。
の内部に、各パイプ4に対応して4個配設されている。
除湿器15としては、湿式除湿器または乾式除湿器の何
れを用いてもよいが、水捨て業務が不要な点、溜まった
水分による収納物への影響が少ない点等から乾式除湿器
を用いた方が有利である。
も湿度の高い場所、すなわち空間13内に配設されてい
る。センサー16としては、湿度情報を出力するタイプ
のもの、あるいは設定湿度に達したら信号を出力するタ
イプのものが用いられる。センサー16からの信号は制
御手段17に向けて出力される。
れる制御手段17には、センサー16からの信号が入力
される。制御手段17は、この入力信号に基づいて各除
湿器15に作動信号を出力する。
10の内部の湿度をある一定範囲内に維持することがで
きるので、高湿度による展示物への悪影響を極力防止す
ることができる。
応させて4個設けたが、ファン11から吹き出された空
気を1箇所に集めた後、展示ケース1の四隅に分散させ
るようにパイプ4を配設し、空気が分散される手前の箇
所に除湿器15を1個だけ設ける構成を採用してもよ
い。
13の内部に設けた構成としたが、センサー16を収納
部10の内部に設けた構成としてもよい。
示している。この変形例は、第2の実施例と比較する
と、空気清浄手段3及び除湿器15に代えて、除湿手段
としての乾式除湿器19を有する空気清浄手段18を用
いる点と、継手20を用いる点においてのみ相違し、他
の構成は同一である。
風器としての乾式除湿器19の内部に設けられた図示し
ないファンとから主に構成されている。
00またはドライボーイW20(共に商品名;(株)カ
ンキョー製)が用いられる。この乾湿除湿器19は、吸
入口19a、第1排出口19b、第2排出口19cを有
しており、取付部材21を介してフィルター12の上部
に取り付けられている。
されており、この空気取入口21aと吸入口19aとの
間には、フィルター12を通過した空気を乾式除湿器1
9に送り込むためのパイプ22が接続されている。ま
た、第2排出口19cには、気化湿気を上箱5の外部に
排出するためのパイプ23が接続されている。
略することができ、構成を簡略化すると共に省スペース
化を図ることができる。
図6、7に示すように、底板8の下部にヒーター14を
取り付けた構成としてもよい。
空気環境調整機能付収納体を示している。この第3の実
施例は、図4に示した第2の実施例と比較すると、加湿
手段としての加湿器24を有する点においてのみ相違
し、他の構成は同一である。
れた開孔5c,5cに取り付けられており、収納部10
に向けて水蒸気を放散する周知の構成である。この加湿
器24は、センサー16からの湿度情報に基づいて、そ
の作動を制御手段17によって制御される。
15と加湿器24とによって収納部10の内部を常に一
定の湿度に保つことができ、湿度変化に伴う展示物への
悪影響を防止することができる。
示している。この変形例は、上述の第3の実施例と比較
すると、加湿器24に代えて、加湿手段としての調湿剤
25を用いた点においてのみ相違し、他の構成は同一で
ある。
付けられており、その一面を収納部10の内部に、他面
を収納部10の外部に臨ませている。調湿剤25は、シ
リカゲル(二酸化珪素)より主に構成されており、湿度
が高い場合には大気中の水分をその内部に貯留し、湿度
の低下に伴って内部に貯留した水分を大気中に放散する
という性能を有する。調湿剤25としては、アートソー
ブ(商品名;富士シリシア化学株式会社製)等が挙げら
れる。
り、加湿器24を用いた場合のように制御手段を必要と
することなく、調湿剤25のみで収納部10の内部の加
湿を行うことができ、制御及び構成を簡略化することが
できる。
形例を示している。この変形例は、第3の実施例と比較
すると、空気清浄手段3及び除湿器15に代えて乾式除
湿器19を有する空気清浄手段18を用いた点と、加湿
器24に代えて調湿剤25を用いた点においてのみ相違
し、他の構成は同一である。
5,25の上面には、開孔47aを有するカバー47が
それぞれ配置されており、各開孔47aには、一端を乾
式除湿器19の第2排出口19cに接続されたダクト4
8の他端がそれぞれ接続されている。
に乾湿除湿器19によって除去された収納部10の水分
を調湿剤25に貯留し、冬場等の湿度の低い時期に調湿
剤25より水分を放散させることにより、簡単な構成で
長期間にわたって収納部10の湿度を一定に保つことが
できる。
おいても、底板8の下部にヒーター14を取り付けた構
成としてもよい。
は、パイプ4と支柱6とを用い、各支柱6の内部にパイ
プ4を通す構成としたが、パイプ4として透明の樹脂性
チューブを用い、これを意匠的に収納部10の内部に配
置した後、その端部を空間13に臨ませる構成とするこ
とにより、支柱6を細く、あるいは省略することがで
き、見栄えを向上させることができる。
た展示ケース26の断面図を示している。同図において
展示ケース26は、ケース本体27、空気清浄手段2
8、循環路としてのパイプ29から主に構成されてお
り、空気清浄手段28がケース本体27の下部に配置さ
れている。
設される下箱30、載置板31、カバー32から主に構
成されている。
た直方体である下箱30の内部には、図示しない取付部
材に固定され、フィルター34と共に空気清浄手段28
を構成し、吸引口33aと吹出口33bとを有する送風
器としてのファン33が配設されている。
ている。開放された下箱30の上面を覆うべく配設され
た載置板31には、貫通孔7aと同様の貫通孔31aが
多数穿設されたブロック31b,31cが形成されてい
る。
12と同材質のフィルター34を有し、他端をブロック
31bが形成された載置板31の下面に接続したパイプ
29の一端が接続されており、また、吹出口33bに
は、他端をブロック31cが形成された載置板31の下
面に接続したパイプ29の一端が接続されている。
れている。ガラスあるいはアクリル樹脂等の透明部材か
らなり、その下面が開放された直方体であるカバー32
は、載置板31上に着脱自在に取り付けられる。載置板
31の上面とカバー32とで囲まれた空間が収納部35
を形成しており、カバー32を着脱することによって収
納部35への展示物の出し入れが可能となっている。
と、吹出口33bからパイプ29、貫通穴31aを通っ
て収納部35に送られた空気は、収納部35内を流れる
際に載置板31、カバー32、あるいは展示物等に付着
した微細な粒子を巻き上げた後、貫通孔31a、パイプ
29を通り、フィルター34を通過して浄化される。
り、載置板31、カバー32、展示物等に付着した微細
な粒子が除去され、さらにこの空気が空気清浄手段28
によって浄化された後に繰り返して循環されるため、徐
々に収納部35内の空気環境が浄化されて展示物の品質
低下を防止することができる。
部に配設されているため、カバー32の5面全てを透明
部材で構成することができ、見栄えが向上すると共に収
納部35内の展示物を外部から見易い構成とすることが
できる。
様に、加熱手段としてのヒーターを設けてもよい。この
場合、ファン33の上方であって載置板31の下方にヒ
ーターを配置し、載置板7と同様に載置板31の全面に
貫通孔31aを穿設することにより、収納部35の内部
に対流を引き起こすことができる。
た空気環境調整機能付収納体を示している。この第5の
実施例は、第4の実施例と比較すると、除湿器15、セ
ンサー37、制御手段38を有している点においてのみ
相違し、他の構成は同一である。
パイプ29の経路中に配設されている。センサー37
は、収納部35内の最も湿度の高い場所、すなわち収納
部35の下角部に配設されている。周知のマイクロコン
ピューターから構成される制御手段38には、センサー
37からの信号が入力される。制御手段38は、この入
力信号に基づいて除湿器15に作動信号を出力する。
35内の湿度をある一定範囲内に維持することができる
ので、高湿度による展示物への悪影響を極力防止するこ
とができる。
を示している。この変形例は、第5の実施例と比較する
と、空気清浄手段28及び除湿器15に代えて、乾式除
湿器19を有する空気清浄手段39を用いる点と、継手
40,41を用いる点においてのみ相違し、他の構成は
同一である。
式除湿器19の内部に設けられた図示しないファンとか
ら主に構成されている。乾式除湿器19は、下箱30の
内部に設けられた図示しない取付部材に固設されてお
り、その作動を制御手段38に制御される。
は、フィルター34を通過した空気を乾式除湿器19に
送り込むための継手40が接続されており、第1排出口
19bとパイプ29との間には継手41が接続されてい
る。また、第2排出口19cには、気化湿気を下箱5の
外部に排出するためのパイプ42が接続されている。
略することができ、構成を簡略化すると共に省スペース
化を図ることができる。
第4の実施例と同様に、空気清浄手段28,39と載置
板31との間にヒーターを取り付けた構成としてもよ
い。
た空気環境調整機能付収納体としての展示ケース46を
示している。この展示ケース46は、図12に示した展
示ケース26と比較すると、ケース本体27に代えて、
載置板7と同様にその全面に多数の図示しない貫通孔を
有する載置板44を具備したケース本体43を用いる点
と、加湿手段としての加湿器24を有する点においての
み相違し、他の構成は同一である。
られており、図示しない貫通孔を介して収納部35に向
けて水蒸気を放散する周知の構成である。この加湿器2
4は、センサー37からの湿度情報に基づいて、その作
動を制御手段38によって制御される。
15と加湿器24とによって収納部35の内部を常に一
定の湿度に保つことができ、湿度変化に伴う展示物への
悪影響を防止することができる。
を示している。この変形例は、上述の第6の実施例と比
較すると、加湿器24に代えて、加湿手段としての調湿
剤25を用いた点においてのみ相違し、他の構成は同一
である。
られている。調湿剤25から放散された水分は、図示し
ない貫通孔を通って収納部35に供給される。
り、加湿器24を用いた場合のように制御手段を必要と
することなく、調湿剤25のみで収納部35の内部の加
湿を行うことができ、制御及び構成を簡略化することが
できる。
形例を示している。この変形例は、第6の実施例と比較
すると、空気清浄手段28及び除湿器15に代えて乾式
除湿器19を有する空気清浄手段39を用いた点と、加
湿器24に代えて調湿剤25を用いた点においてのみ相
違し、他の構成は同一である。
25の上面には、開孔36aを有するカバー36が配置
されており、開孔36aには、一端を乾式除湿器19の
第2排出口19cに接続されたダクト45の他端が接続
されている。
に乾湿除湿器19によって除去された収納部35の水分
を調湿剤25に貯留し、冬場等の湿度の低い時期に調湿
剤25より水分を放散させることにより、簡単な構成で
長期間にわたって収納部35の湿度を一定に保つことが
できる。
おいても、第4の実施例と同様に、空気清浄手段28,
39と載置板31との間にヒーターを取り付けた構成と
してもよい。
た空気環境調整機能付収納体としての展示ケース49を
示している。この展示ケース49は、ケース本体50、
空気清浄手段51、循環路としてのパイプ52から主に
構成されており、空気清浄手段51がケース本体50の
側部に配置されている。
設される枠体53、パイプ52が配設される下箱54、
第1の実施例と同様の載置板7、カバー55、側板56
から主に構成されている。
れた直方体である枠体53の内部には、図示しない取付
部材に固定され、フィルター34と同材質のフィルター
57と共に空気清浄手段51を構成し、吸引口58aと
吹出口58bとを有する送風器としてのファン58が配
設されている。また、開放された枠体53の一側面に対
応して、下箱54の一側面と側板56とが配設されてい
る。側板56には、貫通孔7aと同様の貫通孔56aが
多数穿設されたブロック56bが形成されている。
57を有し、他端をブロック56bが形成された側板5
6の外面に接続したパイプ59の一端が接続されてお
り、また、吹出口58bには、複数の吹出口52a,5
2a,52aを有し、下箱54の内部に延出したパイプ
52の一端が接続されている。
た直方体である下箱54は、その上面を載置板7の下面
に接続されており、その一側面にはパイプ52が貫通可
能な孔54aが穿設されている。孔54aの周囲には、
パイプ52から吹き出された空気を、下箱54と載置板
7とで囲まれた空間60から逃がさないための図示しな
いシール部材が設けられている。
ている。ガラスあるいはアクリル樹脂等の透明部材から
なり、その下面及び一側面が開放された直方体であるカ
バー55は、載置板7上に着脱自在に取り付けられる。
載置板7の上面、側板56、及びカバー55によって囲
まれた空間が収納部61を形成しており、カバー55を
着脱することによって収納部61への展示物の出し入れ
が可能となっている。
と、吹出口58bからパイプ52、貫通孔7aを通って
収納部61に送られた空気は、収納部61内を流れる際
に載置板7、カバー55、側板56、あるいは展示物等
に付着した微細な粒子を巻き上げた後、貫通孔56a、
パイプ59を通り、フィルター57を通過して浄化され
る。
り、載置板7、カバー55、側板56、展示物に付着し
た微細な粒子が除去され、さらにこの空気が空気清浄手
段51によって浄化された後に繰り返して循環されるた
め、徐々に収納部61内の空気環境が浄化されて展示物
の品質低下を防止することができる。
様に、加熱手段、除湿手段、あるいは加湿手段を設けた
構成を採用することができる。
は、収納体として展示ケースを用いたが、本発明が適用
できる収納体は展示ケースに限られることなく、例えば
収納棚、カメラケース、動物や昆虫などを飼育するケー
ス等、幅広く適用することが可能である。
送り込まれることにより、収納体内部や収納物に付着し
た微細な粒子が除去され、さらにこの空気が空気清浄手
段によって浄化された後に循環手段を通って繰り返し循
環されるため、徐々に収納体内部の空気環境が浄化され
て収納物の品質低下を防止することができる。
機能付収納体の全体斜視図である。
付収納体の断面図である。
調整機能付収納体の断面図である。
付収納体の断面図である。
調整機能付収納体の断面図である。
環境調整機能付収納体の部分断面図である。
環境調整機能付収納体の部分断面図である。
付収納体の部分断面図である。
調整機能付収納体の部分断面図である。
気環境調整機能付収納体の部分断面図である。
能付収納体の断面図である。
能付収納体の断面図である。
境調整機能付収納体の断面図である。
能付収納体の部分断面図である。
境調整機能付収納体の部分断面図である。
気環境調整機能付収納体の部分断面図である。
能付収納体の部分断面図である。
示ケース) 2,27,43,50収納体(ケース本体) 3,18,28,39,51 空気清浄手段 4,29,52 循環路(パイプ) 7,31,44 載置板 7a,31a 空気流路(貫通孔) 10,35,61 収納部 11,33,58 送風器(ファン) 13 空間 14 加熱手段(ヒーター) 15 除湿手段(除湿器) 16,37 センサー 17,38 制御手段 19 除湿手段(乾式除湿器) 24 加湿手段(加湿器) 25 加湿手段(調湿剤)
Claims (8)
- 【請求項1】収納物を収納する収納部を有する収納体に
おいて、 前記収納部内部の空気を清浄する送風器を含む空気清浄
手段と、 前記空気清浄手段を通過した空気を前記収納部の内部に
前記送風器により循環させる前記収納体に設けられた循
環路とを有することを特徴とする空気環境調整機能付収
納体。 - 【請求項2】前記収納部の上部に前記空気清浄手段が設
けられ、前記収納の下部に前記収納物を載置する載置板
を有すると共に該載置板の下部に空間を有し、前記載置
板が空気通路を有し、前記循環路が前記空間に向けて前
記空気清浄手段からの空気を送り出すことを特徴とする
請求項1記載の空気環境調整機能付収納体。 - 【請求項3】前記空気清浄手段が前記収納体の下部に設
けられていることを特徴とする請求項1記載の空気環境
調整機能付収納体。 - 【請求項4】前記空間に前記空気清浄手段からの空気を
加熱する加熱手段を有することを特徴とする請求項2記
載の空気環境調整機能付収納体。 - 【請求項5】前記空気清浄手段と併用される除湿手段
と、空気の湿度を検出するセンサーと、前記センサーの
検出結果に基づいて前記除湿手段の作動を制御する制御
手段とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項
4のうちの何れか1つに記載の空気環境調整機能付収納
体。 - 【請求項6】空気を加湿する加湿手段を有することを特
徴とする請求項5記載の空気環境調整機能付収納体。 - 【請求項7】前記加湿手段は、前記除湿手段によって処
理された水分を用いて加湿を行うことを特徴とする請求
項6記載の空気環境調整機能付収納体。 - 【請求項8】収納物を収納する収納体であって、 収納物を収納する収納部と、 前記収納部の上部に設けられた、前記収納部内部の空気
を清浄する送風器を含む空気清浄手段と、 前記収納部の下部に設けられた、空気流路を有し前記収
納物を載置する載置板と、 前記載置板の下部に設けられた空間と、 前記空気清浄手段を通過した空気を前記空間に向けて送
り出す前記収納体に設けられた循環路とを有することを
特徴とする空気環境調整機能付収納体。
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JP17497996A JP2902359B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 空気環境調整機能付収納体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17497996A JP2902359B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 空気環境調整機能付収納体 |
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JP17497996A Expired - Fee Related JP2902359B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | 空気環境調整機能付収納体 |
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