JP2902263B2 - 防災監視装置 - Google Patents

防災監視装置

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JP2902263B2
JP2902263B2 JP8598693A JP8598693A JP2902263B2 JP 2902263 B2 JP2902263 B2 JP 2902263B2 JP 8598693 A JP8598693 A JP 8598693A JP 8598693 A JP8598693 A JP 8598693A JP 2902263 B2 JP2902263 B2 JP 2902263B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災などの異常を監視
するとともに異常発生時には端末と制御負荷の連動情報
に基づいて制御負荷を駆動制御する防災監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監視装置としては、
例えば特開平4−299495号公報に記載されたもの
がある。この防災監視装置にあっては、火災感知器が接
続された回線または火災感知器と防排煙装置等の被制御
機器との連動関係を予め設定し、火災感知器が火災を検
出したときに、その火災を検出した火災感知器と連動関
係にある被制御機器を制御する。
【0003】この防災監視装置の目的は、火災感知器が
接続された回線または火災感知器と被制御機器との連動
関係を示す連動情報を格納するROMが火災報知設備に
接続されたままで、その連動情報を書換える場合、また
は新たな連動情報が格納されたROMと差し換える場
合、その書換えるべき連動情報の入力時間が長くても、
または新たな連動情報が格納されたROMと差し換える
時間が長くても、被制御機器の起動停止と誤った連動関
係での被制御機器の起動とを防止できるようにすること
にある。
【0004】このため、この防災監視装置は、次のよう
に構成される。すなわち、この防災監視装置は、連動情
報を記憶する書換可能な第1ROMと、火災地区に対応
した必要最小限の制御内容を記憶する第2ROMとを有
し、火災感知器が火災を検出したときに、通常は、第1
ROMに書き込まれている連動情報に応じて被制御機器
を制御し、第1ROMの書換え中または差し換え中に
は、第2ROMに書き込まれている連動情報に応じて被
制御機器を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災監視装置にあっては、CPUがROM内
に書き込まれている連動情報を読み出して被制御機器を
連動制御するようにしているため、CPUが暴走した場
合には、それまで蓄積してきた連動情報が破壊されてし
まい、実際の動作時に誤った連動制御を行ってしまう恐
れがあった。
【0006】また、ROMに対する連動情報の書込み中
に電源断などが生じた場合には、連動情報が正しく書込
みされず、誤った連動制御を行ってしまうという問題も
あった。本発明は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、CPUが暴走しても、連動情報の
破壊を防止し、また書込み中に電源断などが生じたとき
も、連動情報が正しく書込みされ、誤った連動制御を行
わないようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、受信手段10から端末11に対し
て端末アドレスを指定したコマンド信号を送出し、端末
アドレスに自己アドレスが一致した端末11が受信した
コマンド信号に基づいて制御負荷26を駆動制御すると
き、書換え可能なROM80に予め設定されている前記
端末11と前記制御負荷26の連動情報を制御部28に
より読み出して駆動制御を行う防災監視装置を対象と
し、前記連動情報を前記ROM80に書き込むための書
込みスイッチ88と、該書込みスイッチ88の操作によ
る書込み信号と該書込みスイッチ88の操作による書込
み信号を受けて出力される前記制御部28からの書込み
信号の入力により前記ROM80を書込み可能とする
信号を出力する論理積回路94を備えたことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明は、前記制御部28内に、前
記連動情報と該連動情報を有効とする有効フラグを前記
ROMに書き込む際該ROM内に存在する有効フラグを
リセットし、連動情報の書込み後、正しく連動情報が書
き込まれた際にその連動情報に有効フラグをセットする
フラグセットリセット手段28Aを設けたことを特徴と
する。また、本発明は、前記書込みスイッチ88は、手
動で操作されるノンロック式の押ボタン型のスイッチよ
りなることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、前記ROM80に連動情
報を書き込むことができなかったときは、書込み失敗を
報知する報知部36を前記受信手段10に設けたことを
特徴とする。
【0010】
【作用】このような構成を備えた本発明の防災監視装置
によれば、書込みスイッチ88をオンにすると、書込み
信号が論理積回路94に入力し、また、制御部28から
の書込み信号が論理積回路94に入力し、論理積回路9
4からの出力により、ROM80は書込み可能な状態と
なるので、制御部28が暴走しても、制御部28の作動
だけでは、ROM80はライトイネーブルとならないの
で、これまで蓄積してきた連動情報が破壊されるのを防
止することができる。
【0011】また、連動情報の有効フラグをリセットし
た後に連動情報を書込み、書込みした連動情報の有効フ
ラグをセットするようにしたため、書込み中に電源断な
どが生じ、書込み動作が途中で中断された場合でも連動
情報が正しく書込まれていないことを表示することがで
きる。その結果、実際の動作時に誤った連動制御を行っ
てしまうのを防止することができる。
【0012】
【実施例】図2は本発明の防災監視装置における全体構
成を示した説明図である。図2において、10は受信機
であり、中央監視室や管理人室等に設置される。受信機
10からは伝送路12が引き出され、感知器用中継器1
6、アナログ感知器18および制御用中継器20−1,
20−2を接続している。感知器用中継器16からは電
源兼用信号線22が引き出され、電源兼用信号線22に
1または複数のオンオフ感知器24を接続している。
【0013】アナログ感知器18は中継器としての機能
を内蔵しており、熱センサや煙濃度センサで検出したア
ナログ信号を受信機10に送出する。制御用中継器20
には、この実施例にあっては4つの制御負荷26が制御
回線27によって接続されている。制御負荷26として
は地区ベル、防火扉のレリーズ、防排煙口のダンパを駆
動するソレノイド、モータ等の適宜の防災機器が対象と
なる。
【0014】一方、受信機10にはCPUを用いた制御
部28が設けられ、制御部28に対しては表示部30、
操作部32、報知部36、更に電源部38が設けられて
いる。報知部36は端末と制御負荷26の連動関係を示
す連動情報を後述するROMに書き込むとき、交流電源
断などにより、書込み失敗となったとき、これを音声で
報知する。また、表示部30でこの書込み失敗を表示し
ても良い。
【0015】操作部32は、連動情報をROMに書込む
ためのテンキーを有し、また、後述する書込みスイッチ
を有し、この書込みスイッチがオンのときのみ、連動情
報をROMに書込みができるようにしている。受信機1
0の制御部28は端末アドレスと制御コマンドを含むフ
ォーマット構成の電文を作成して伝送路12に送出し、
感知器用中継器16、アナログ感知器18および制御用
中継器20−1,20−2に対するポーリングを行って
いる。
【0016】感知器用中継器16、アナログ感知器18
および制御用中継器20のそれぞれには固有の端末アド
レスが予め設定されており、受信機10からの端末アド
レスに自己アドレスが一致すると、受信したコマンド信
号に基づいた処理を実行する。この場合、定常状態にお
けるポーリングに対し感知器用中継器16およびアナロ
グ感知器18にあっては、検出情報の返送コマンドが入
っていることから自己アドレスとそのときの検出情報の
応答データを作成して受信機10に返送する。
【0017】また、制御用中継器20にあっては、通常
時にあっては特別な制御コマンドがないことから制御処
理は行わないが、火災時にあっては端末アドレスに続い
て制御負荷26を駆動する制御コマンドが受信され、受
信した制御コマンドに基づいて制御負荷26を駆動す
る。また、制御負荷26を作動した後に復旧コマンド信
号を受信した場合には、制御負荷26の復旧制御を行
う。
【0018】図3は図2に示した制御用中継器20の一
実施例を示した回路ブロック図である。図3において、
制御用中継器20の端子S,SC間には一対の信号線1
4が接続される。端子S,SCに続いてはダイオードD
1とサージ吸収用のツェナダイオードZD1が設けられ
る。続いて定電圧回路40が設けられ、制御IC等の駆
動に必要なDC3.2Vを作り出している。定電圧回路
40に続いては送受信回路42が設けられ、送受信回路
42には送信または受信状態で点滅する伝送表示灯44
が設けられる。
【0019】送受信回路42には例えば受信機10から
の送信データを線路電圧の変化から検出し、受信信号を
制御回路46に出力する。また制御回路46からの送信
データは電流信号に変換して信号線14に送出する。制
御回路46に対してはアドレス設定回路48が設けられ
る。アドレス設定回路48にはディップスイッチを用い
たアドレス設定スイッチ50が設けられ、予め定めた端
末アドレス、具体的には中継器が属するグループアドレ
スと固有の端末アドレスが設定される。
【0020】また、制御回路46に対しては遅延時間設
定回路52が設けられる。遅延時間設定回路52には受
信機側より制御負荷の一斉復旧コマンドを受信した際
に、中継器20から引き出している制御負荷26に対す
る例えば4本の制御回線27毎の一括復旧のタイミング
を決める固有の遅延時間が設定されている。更に制御回
路46に対してリレー駆動回路54が設けられ、リレー
駆動回路54には中継器20に接続可能な制御負荷26
の数に対応して4つのラッチングリレー56−1〜56
−4が設けられている。
【0021】ラッチングリレー56−1〜56−4はセ
ットコイルSとリセットコイルRを備える。ラッチング
リレー56−1〜56−4のリレー接点は例えばラッチ
ングリレー56−1について示すように、受信機10か
らの電源線15の接続端子DD側にリレー接点66−1
として設けられている。ラッチングリレー56−1はセ
ットコイルSに通電するとリレー接点66−1が閉じ、
その後、セットコイルSに対する通電を断ってもリレー
接点66−1の閉じた状態は機械的に保持される。
【0022】一方、一度閉じたリレー接点66−1を開
くためにはリセットコイルRに通電しなければならな
い。従ってラッチングリレー56−1〜56−4のそれ
ぞれは負荷の制御時と復旧時のそれぞれにセットコイル
SまたはリセットコイルRに駆動電流を流す必要があ
る。受信機10からの電源線15は端子DD,DDCに
接続され、負荷接続回路64−1〜64−4のそれぞれ
を介して対応する制御負荷26を接続している。負荷接
続回路64−1〜64−4は負荷接続回路64−1に代
表して示すように、リレー駆動回路54に設けたラッチ
ングリレー56−1のリレー接点66−1を有する。ま
た確認検出回路68−1が設けられ、ダイオードD3を
介して端子DAより負荷26に確認用の信号線を出して
いる。
【0023】このような確認検出回路68−1およびリ
レー接点66−1は他の負荷接続回路64−2〜64−
4側についても同様に並列的に設けられる。負荷接続回
路64−1〜64−4に設けた確認検出回路68−1に
対しては、共通に電圧監視回路62が設けられ、電圧監
視回路62はダイオードD2を介して平滑回路60で得
た電源電圧を監視している。
【0024】ここで、負荷接続回路64−1に制御回線
27を介して接続した負荷26を説明する。例えば防火
扉のレリーズを例にとると、レリーズを駆動するための
ソレノイドコイル70が設けられ、更に防火扉の閉じた
状態でa側にあり防火扉が開くとb側に切り替わるタン
パスイッチ72が設けられている。受信機10からの制
御コマンド信号により制御回路46がリレー駆動回路5
4のラッチングリレー56−1のセットコイルSに通電
したとすると、負荷接続回路64−1に設けているリレ
ー接点66−1が閉じ、ソレノイドコイル70に通電
し、例えば防火扉を開放状態に保持しているレリーズの
引離しを行う。防火扉の保持が解除されるとタンパスイ
ッチ72がa側からb側に切り替わり、ダイオードD3
を介して制御負荷26側に確認検出回路68−1より信
号電流が流れる。
【0025】この信号電流により確認検出回路68−1
に設けているフォトカプラPC2の発光ダイオードが発
光し、制御回路46に設けているフォトカプラPC2の
フォトトランジスタで受光され、制御回路46は割込み
により送受信回路42を介して受信機10側に確認検出
情報を送出する。尚、制御回路46のフォトカプラPC
3〜PC5のフォトトランジスタに対応した発光ダイオ
ードは残りの負荷接続回路64−2〜64−4の確認検
出回路(図示せず)に設けている。
【0026】更に、制御回路46で電圧監視コマンドを
受信した際には、電圧監視回路62を動作する。即ち、
制御回路46による電圧監視コマンドに基づく制御時に
は、フォトカプラPC1の発光ダイオードを発光駆動
し、電圧監視回路62に設けたフォトカプラPC1のフ
ォトトランジスタで受光し、平滑回路60より得られた
電源電圧が正常か否かチェックする。
【0027】電源電圧が正常であれば、電圧監視回路6
2に設けているフォトカプラPC6の発光ダイオードが
発光駆動され、制御回路46のフォトカプラPC6のフ
ォトトランジスタで受光し、この場合には応答データの
正常ビットを立てる。一方、電源線15の断線等で電源
電圧が得られていない場合には、電圧監視回路62に設
けているフォトカプラPC6の発光ダイオードの発光駆
動が行われず、信号回路のフォトカプラPC6のフォト
トランジスタの受光動作がないことから、制御回路46
は電源異常を示すデータビットを立て、受信機10に電
源障害を示すデータをポーリングに対し返送する。
【0028】なお、制御回路46における電源異常の検
出応答機能は電源線障害マスク回路58により抑止する
ことができる。すなわち、電源線障害マスク回路58か
ら引き出された端子NT,NTC間にジャンパ線74を
接続して短絡することで、電源線障害を示すビットが強
制的にマスクにより消された状態とする。また、図3に
あっては、制御用中継器20からの4つの制御回線27
に対する制御負荷の接続としては、負荷接続回路64−
1のように複数の制御負荷26を並列接続して回線単位
で駆動と復旧を行ってもよいし、負荷接続回路64−4
に示すように1つの制御負荷26を接続し、負荷単位で
駆動と復旧を行ってもよい。
【0029】図4は図2に示した受信機10と中継器間
での定常監視状態の呼出しおよび応答を示したタイミン
グチャートである。図4において、受信機10は呼出コ
マンドC1および端末アドレスA1,A2,A3,A
4,・・・を含む呼出信号を順次送信している。この呼
出信号は図5に取り出して示すように、8ビットのコマ
ンドフィールド、8ビットのアドレスフィールド、更に
8ビットのチェックサムフィールドの3バイトで構成さ
れる。
【0030】各バイトの前後にはスタートビット、パリ
ティビットおよびストップビットを1ビットずつ設けて
る。コマンドフィールドはアドレスとは無関係に全端末
に対し受信機10からの呼出信号が何を意味するかを示
すために使用される。一括復旧処理のときは、コマンド
フィールドに一括復旧コマンドをセットした状態でアド
レスフィールドに順次グループ化されたグループアドレ
スをセットして端末側に送出するようになる。
【0031】受信機10からの呼出信号に対し、呼出信
号に含まれるアドレスの一致照合が得られた場合には中
継器20−1,20−2,20−3に示すように端末応
答信号が送出される。端末応答信号は図6に取り出して
示すように、8ビットのデータフィールドと8ビットの
チェックサムフィールドの2バイトで構成され、各バイ
トの前後にはスタートビット、パリティビットおよびス
トップビットが設けられている。
【0032】次に、図7は本発明の要部を示す図であ
る。図7において、28は前記受信機10内に設けられ
たCPUよりなる制御部、80は書換え可能なEEP−
ROM(以下、ROM)であり、制御部28とROM8
0はアドレスバス82およびデータバス84を介して互
いに接続されている。
【0033】86はパラレルインタフェースであり、パ
ラレルインタフェース86はアドレスバス82およびデ
ータバス84を介して制御部28およびROM80に接
続されている。端末と制御負荷26の連動関係を示す連
動情報を前記操作部32からROM80に書き込むとき
は、パラレルインタフェース86を介して行う。具体的
には、書込みスイッチ88がオンになったことをパラレ
ルインタフェース86を介して制御部28で検出したと
きに連動情報を制御部28からROM80に書き込む。
【0034】連動情報をマトリックスで表わした例を図
8に示す。図8において、連動元としては、例えば感知
器用中継器1,2、アナログ煙感知器3、アナログ熱感
知器4があり、これらの連動元の連動先としては、例え
ば制御用中継器1,2,3ごとに4つの制御負荷1,
2,3,4がある。例えば、感知器用中継器1に連動す
る制御負荷としては、制御用中継器1の1と3があり、
感知器用中継器2に連動する制御負荷としては制御用中
継器2の2,3,4がある。
【0035】これらの連動情報は、予め出荷時にROM
80内に書き込まれているが、必要により、変更するこ
とができるようになっている。図7中、88は操作部3
2内に設けられ、連動情報をROM80に書き込むため
の書込みスイッチであり、書込みスイッチ88は手動に
より操作されるノンロック式の押しボタン型スイッチよ
りなる。
【0036】書込みスイッチ88をロック式にすると、
誤って書込みスイッチ88を戻しわすれたときは、制御
部28が暴走した際には連動情報が破壊される恐れがあ
る。書込みスイッチ88には、抵抗R2、抵抗R3およ
びドライバ90がそれぞれ直列に接続され、書込みスイ
ッチ88と抵抗R2の間には電源92に接続される抵抗
R1が接続され、また、抵抗R2と抵抗R3の間にはコ
ンデンサC1が接続されている。
【0037】コンデンサC1は、チャタリング防止のた
めに設けられる。また、書込みスイッチ88がオンのと
き、コンデンサC1が急速に放電し、書込みスイッチ8
8がオフのとき、ゆっくり充電するように、抵抗R1の
値を抵抗R2の値よりも大きな値に設定している。ドラ
イバ90の出力端子は、アンド回路(論理積回路)94
の一方の入力端子に接続されるとともに、パラレルイン
タフェース86に接続されている。書込みスイッチ88
がオフのときは、ドライバ90からHレベルの書込み禁
止信号が出力され、書込みスイッチ88がオンのとき
は、Lレベルの書込み信号が出力される。
【0038】書込み信号は、アンド回路94の一方の入
力端子に極性が反転して入力するとともにパラレルイン
タフェース86を介して制御部28に送られ、制御部2
8はこの書込み信号に基づいてLレベルのライト信号を
アンド回路94の他方の入力端子に出力する。アンド回
路94は、書込みスイッチ88からのLレベルの書込み
信号および制御部28からのLレベルのライト信号を極
性を反転して入力し、ROM80にLレベルの書込み信
号(ライトイネーブル信号)を出力する。ROM80は
アンド回路94からのLレベルの書込み信号の入力によ
りライトイネーブルの状態となり、Hレベルの信号の入
力で書込み禁止の状態になる。
【0039】また、前記制御部28は、連動情報を有効
にする有効フラグをリセットし、連動情報の書込み後、
その連動情報をチェックし、有効フラグをセットするフ
ラグセットリセット手段28Aとしての機能を有してい
る。次に、図9は連動情報の書込みを説明するフローチ
ャートである。図9において、まず、ステップS1では
操作部32を操作することにより、表示部30にメニュ
ー表示画面を呼び出す。これにより、表示画面には、例
えば操作スイッチ、連動停止、試験、保守、データ一
覧、印字の各項目が表示される。次に、ステップS2で
メニュー表示のうちの試験、保守にカーソルを合わせ、
書込みスイッチ88をオンにする。これにより、表示部
30の画面には、例えば「11時刻設定、12自動断定
機能、13防排煙連動設定、14メニューに戻る」の各
項目が表示される。
【0040】次に、ステップS3で画面に表示された試
験、保守の各項目のうちの13防排煙連動設定にカーソ
ルを合わせ、ステップS4で暗証番号を入力し、書込み
スイッチ88をオンにする。これにより、画面には「1
防排煙連動設定、2メニューに戻る」の各項目が表示さ
れる。次に、ステップS5で1防排煙連動設定にカーソ
ルを合わせ、書込みスイッチ88をオンする。
【0041】これにより、画面には「設定できる連動デ
ータは、防排煙機器への連動だけです。受信機出荷時の
設定済みデータはデータ一覧を確認してください」など
のメッセージが表示される。次に、ステップS6で連動
元の回線番号を入力し、書込みスイッチ88をオンにす
る。これにより、ステップS7で設定手順、削除手順の
説明画面が表示される。
【0042】次に、ステップS8で以下の手順で連動設
定、削除を行う。連動設定の場合は、まず、(1)〜
(10)のマトリックス番号を入力し、次に、連動させ
る信号種別を指定する。信号種別としては、2火災,確
認,監視、3多信号感知器で火災より鈍い感度の種別が
ある。次に、連動先回線番号を入力し、画面に表示され
るまで書込みスイッチ88を押し続ける。これにより、
設定された連動内容が画面に表示される。
【0043】次に、連動情報の削除の場合には、まず、
(1)〜(10)までのマトリックス番号を入力し、次
に、画面に削除されるまで書込みスイッチ88を押し続
ける。このように、連動情報を操作部32で入力し、入
力した連動情報を表示部30で確認し、正しければ書込
みスイッチ88をオンにすると、制御部28はパラレル
インタフェース86を介して書込みスイッチ88がオン
になったことを判別し、ROM80に書込み信号(メモ
リライト信号)を出力するが、このとき、書込みスイッ
チ88はオンになっているため、アンド回路94の出力
は、制御部28の書込み信号に依存し、制御部28の出
力がそのままROM80の書込み信号となり、ROM8
0はライトイネーブルになるので、連動情報がROM8
0に書き込まれる。
【0044】したがって、制御部28が暴走しても、こ
れにより、ROM80がライトイネーブルにはならない
ので、これまで蓄積してきた連動情報が破壊されること
がない。すなわち、書込みスイッチ88をオンにするこ
とで、ROM80の書込みが可能となるので、制御部2
8の暴走により、連動情報が破壊されることを防止する
ことができる。
【0045】その結果、実際の動作時に、誤った連動を
行うことを防止することができる。次に、図10は制御
部28の処理を示すフローチャートである。図10にお
いて、まず、ステップS11で書込みスイッチ88がオ
ンになったか否かを判別し、オンでないときは、ステッ
プS12で通常の処理を行い、オンになったときは、連
動情報の書込み動作に移る。
【0046】ステップS13では連動情報を有効にする
有効フラグをリセットし、ステップS14で有効フラグ
がリセットされたか否かを判別する。有効フラグがリセ
ットされていないときは、ステップS19で書込みの失
敗の処理を行う。すなわち、報知部36により音声で、
または表示部30により表示で書込みの失敗を操作者に
報知する。
【0047】有効フラグがリセットされたことを確認し
たときは、ステップS15に進み、前述したように連動
情報の書込みを操作部32の操作により行う。連動情報
の書込みが終了したら、ステップS16に進み、書込ん
だ連動情報が正しいか否かをチェックする。チェックが
OKでないときは、ステップS19に進み、書込み失敗
の処理を行い、チェックがOKのときは、ステップS1
7に進み、連動情報に有効フラグをセットする。
【0048】次に、ステップS18に進み、有効フラグ
がセットされたか否かを判別し、セットされていないと
きは、ステップS19に進み、書込み失敗の処理を行
い、有効フラグのセットを確認したときは、リターンす
る。このように、連動情報の書込み中に電源断や書込み
スイッチ88のオフにより、正しく書き込めなかったと
きは、書込み失敗を操作者に報知する。
【0049】すなわち、有効フラグを設けて、書込んだ
連動情報に有効フラグをセットするようにしたため、書
込み中に電源断などが生じても、連動情報が正しく書込
まれないのを防止することができる。したがって、実際
の動作時に、誤った連動制御を行うことを防止すること
ができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、書込みスイッチからの書込み信号と制御部からの書
込み信号のアンドを取り、ROMの書込みが可能となる
ようにしたため、制御部が暴走した場合でもROMの連
動情報が破壊されることがない。
【0051】また、連動情報の有効フラグをオフとし、
その後書込んだ連動情報の有効フラグをオンにするよう
にしたため、書込み中に電源断などが生じた場合でも、
連動情報が正しく書込まれないのを防止することができ
る。その結果、実際の動作時に誤った連動制御を行うこ
とを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の全体構成を示した説明図
【図3】本発明の端末制御用の中継器の実施例を示した
回路ブロック図
【図4】本発明における受信機と中継器間の伝送動作を
示した説明図
【図5】本発明の受信機からの電文フォーマットの説明
【図6】本発明の中継器からの電文フォーマットの説明
【図7】本発明の要部説明図
【図8】連動情報をマトリックスで示した図
【図9】書込み処理を示したフローチャート
【図10】制御部の処理を示したフローチャート
【符号の説明】
10:受信機 11:端末 12:伝送路 14:信号線 15:電源線 16:感知器用中継器 18:アナログ感知器 20,20−1,20−2:制御用中継器 22:電源兼用信号線 24:オンオフ火災感知器 26:制御負荷 27:制御回線 28:制御部 28A:フラグセットリセット手段 30:表示部 32:操作部 36:報知部 38:電源部 40:定電圧回路 42:送受信回路 44:伝送表示灯 46:制御回路 48:アドレス設定回路 50:アドレス設定スイッチ 52:遅延時間設定回路 54:リレー駆動回路 56−1〜56−4:ラッチングリレー 58:電源線マスク回路 60:平滑回路 62:電圧監視回路 64−1〜64−4:負荷接続回路 66−1:リレー接点 68−1:確認検出回路 70:ソレノイドコイル 72:タンパスイッチ 74:ジャンパ線 80:E2 PROM 82:アドレスバス 84:データバス 86:パラレルインタフェース 88:書込みスイッチ 90:ドライバ 92:電源 94:アンド回路(論理積回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−40098(JP,A) 特開 平4−299495(JP,A) 特開 平4−117698(JP,A) 実開 昭56−48579(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 17/00 G08B 23/00 - 25/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信手段から端末に対して端末アドレスを
    指定したコマンド信号を送出し、端末アドレスに自己ア
    ドレスが一致した端末が受信したコマンド信号に基づい
    て制御負荷を駆動制御するとき、書換え可能なROMに
    予め設定されている前記端末と前記制御負荷の連動情報
    を制御部により読み出して駆動制御を行う防災監視装置
    において、 前記連動情報を前記ROMに書き込むための書込みスイ
    ッチと、該書込みスイッチの操作による書込み信号と
    書込みスイッチの操作による書込み信号を受けて出力さ
    れる前記制御部からの書込み信号の入力により前記R
    OMを書込み可能とする信号を出力する論理積回路を備
    えたことを特徴とする防災監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視装置において、前
    記制御部内に、前記連動情報と該連動情報を有効とする
    有効フラグを前記ROMに書き込む際該ROM内に存在
    する有効フラグをリセットし、連動情報の書込み後、正
    しく連動情報が書き込まれた際にその連動情報に有効フ
    ラグをセットするフラグセットリセット手段を設けたこ
    とを特徴とする防災監視装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の防災監視装置において、前
    記書込みスイッチは、手動で操作されるノンロック式の
    押しボタン型のスイッチよりなることを特徴とする防災
    監視装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の防災監視装置において、前
    記ROMに連動情報を書き込むことができなかったとき
    は、書込み失敗を報知する報知部を前記受信手段に設け
    たことを特徴とする防災監視装置。
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