JP2902123B2 - ガイドローラ支持機構 - Google Patents
ガイドローラ支持機構Info
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- JP2902123B2 JP2902123B2 JP40596590A JP40596590A JP2902123B2 JP 2902123 B2 JP2902123 B2 JP 2902123B2 JP 40596590 A JP40596590 A JP 40596590A JP 40596590 A JP40596590 A JP 40596590A JP 2902123 B2 JP2902123 B2 JP 2902123B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガイドローラ支持機構
に関し、更に詳しくは、ガイドローラ本体をガイドに付
勢する機能(予圧機能)を有するガイドローラ支持機構
に関する。
に関し、更に詳しくは、ガイドローラ本体をガイドに付
勢する機能(予圧機能)を有するガイドローラ支持機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】次に図面を用いて従来例を説明する。図
15は従来のガイドローラ支持機構を有する情報記録再
生装置の一例を示す平面構成図、図16は図15におけ
る正面構成図、図17は図15に示すキャリッジの構成
図、図18は図17におけるI方向矢視図である。
15は従来のガイドローラ支持機構を有する情報記録再
生装置の一例を示す平面構成図、図16は図15におけ
る正面構成図、図17は図15に示すキャリッジの構成
図、図18は図17におけるI方向矢視図である。
【0003】先ず、図15及び図16を用いて、情報記
録再生装置を説明する。図において、1は装置枠、2は
装置枠1内に設けられ、挿入される光磁気ディスクカー
トリッジ3がセットされるカートリッジホルダである。
カートリッジホルダ2にセットされた光磁気ディスクカ
ートリッジ3は、この光磁気ディスクカートリッジ3に
係脱可能に設けられた駆動手段4によって回転駆動され
るようになっている。
録再生装置を説明する。図において、1は装置枠、2は
装置枠1内に設けられ、挿入される光磁気ディスクカー
トリッジ3がセットされるカートリッジホルダである。
カートリッジホルダ2にセットされた光磁気ディスクカ
ートリッジ3は、この光磁気ディスクカートリッジ3に
係脱可能に設けられた駆動手段4によって回転駆動され
るようになっている。
【0004】レーザ光入射手段5は、半導体レーザ5
a、図示しないコリメータレンズ,プリズム,ビームス
プリッタ、及びレーザ光を光磁気ディスク上に集光させ
る対物レンズ5bを保持してレーザ光のスポットを光磁
気ディスクのトラックに追従させるためのアクチュエー
タ5c等より構成されるものである。
a、図示しないコリメータレンズ,プリズム,ビームス
プリッタ、及びレーザ光を光磁気ディスク上に集光させ
る対物レンズ5bを保持してレーザ光のスポットを光磁
気ディスクのトラックに追従させるためのアクチュエー
タ5c等より構成されるものである。
【0005】6は光磁気ディスクからの反射光を検出す
る反射光検出手段で、レーザ光入射手段5と共通の対物
レンズ、アクチュエータ、ビームスプリッタや図示しな
い検出光路のビームスプリッタ、集光レンズ、検光子
等、および光検出素子6a等より構成されるものであ
る。
る反射光検出手段で、レーザ光入射手段5と共通の対物
レンズ、アクチュエータ、ビームスプリッタや図示しな
い検出光路のビームスプリッタ、集光レンズ、検光子
等、および光検出素子6a等より構成されるものであ
る。
【0006】7はキャリッジで、レーザ光入射手段5及
び反射光検出手段6を搭載し、光磁気ディスクの所定の
トラック位置に移動するものである。このキャリッジ7
は、第1及び第2のガイドレール8,9によって案内さ
れるようになっている。
び反射光検出手段6を搭載し、光磁気ディスクの所定の
トラック位置に移動するものである。このキャリッジ7
は、第1及び第2のガイドレール8,9によって案内さ
れるようになっている。
【0007】10はキャリッジ移動手段で、キャリッジ
7の両サイド面に設けられた駆動コイル10aと、第1
及び第2のガイドレール8,9に沿って設けられた磁気
回路10bとからなっており、ムービングコイル型のリ
ニアモータとなっている。
7の両サイド面に設けられた駆動コイル10aと、第1
及び第2のガイドレール8,9に沿って設けられた磁気
回路10bとからなっており、ムービングコイル型のリ
ニアモータとなっている。
【0008】又、11は光磁気ディスクにバイアス磁界
を作用させる磁界発生手段である。次に、図12乃至図
14を用いて図15におけるキャリッジ7の説明を行な
う。キャリッジ7は、アッパボディ7aと、このアッパ
ボディ7aのガイドレール8側下部に係合するロアボデ
ィ7bとから構成される。アッパボディ7aには、ガイ
ドレール9に対して、斜上方及び斜下方より挟持するよ
うに当接する2組のベアリング12,13,14,15
が回転可能に取り付けられている(ベアリング15はベ
アリング14と対になっている。図示せず)。更に、ア
ッパボディ7aには、ガイドレール8に斜上方より当接
するガイドレール16が回転可能に取り付けられてい
る。
を作用させる磁界発生手段である。次に、図12乃至図
14を用いて図15におけるキャリッジ7の説明を行な
う。キャリッジ7は、アッパボディ7aと、このアッパ
ボディ7aのガイドレール8側下部に係合するロアボデ
ィ7bとから構成される。アッパボディ7aには、ガイ
ドレール9に対して、斜上方及び斜下方より挟持するよ
うに当接する2組のベアリング12,13,14,15
が回転可能に取り付けられている(ベアリング15はベ
アリング14と対になっている。図示せず)。更に、ア
ッパボディ7aには、ガイドレール8に斜上方より当接
するガイドレール16が回転可能に取り付けられてい
る。
【0009】又、ロアボディ7bには、ガイドレール8
に対して斜下方より当接するベアリング17が回転可能
に取り付けられている。
に対して斜下方より当接するベアリング17が回転可能
に取り付けられている。
【0010】キャリッジ7がスムーズに移動する(特に
上下方向のガタつきがない)ためには、下側のベアリン
グの内少なくとも1つはガイドレールに常に当接する必
要がある。従って、本従来例では、下側のベアリング1
7が設けられるロアボディ7bをアッパボディ7a方向
(図18の上方向)に付勢する機構を設けている。
上下方向のガタつきがない)ためには、下側のベアリン
グの内少なくとも1つはガイドレールに常に当接する必
要がある。従って、本従来例では、下側のベアリング1
7が設けられるロアボディ7bをアッパボディ7a方向
(図18の上方向)に付勢する機構を設けている。
【0011】次に、図12乃至図14を用いて、キャリ
ッジ7のアッパボディ7aとロアボディ7bとの取り付
けを説明する。アッパボディ7aには、アッパボディ7
aの上面より下面にかけて貫通する2ヵ所の段付き穴7
c,7dが設けられている。ロアボディ7bにも、アッ
パボディ7aの段付き穴7c,7dに対抗する穴7e,
7d(7dは図示せず)が穿設されている。
ッジ7のアッパボディ7aとロアボディ7bとの取り付
けを説明する。アッパボディ7aには、アッパボディ7
aの上面より下面にかけて貫通する2ヵ所の段付き穴7
c,7dが設けられている。ロアボディ7bにも、アッ
パボディ7aの段付き穴7c,7dに対抗する穴7e,
7d(7dは図示せず)が穿設されている。
【0012】そして、アッパボディ7aの一方の段付き
穴7cとロアボディ7bの一方の穴7eとには、シャフ
ト18が挿入されている。このシャフト18の下端部に
は、ロアボディ7bの底部に当接してロアボディ7bを
保持する第1のリング19が固着され、中間部にはアッ
パボディ7aの段付き穴7cの段部に当接可能な第2の
リング20がシャフト18の軸方向に移動可能に取り付
けられ、上端部には第3のリング21が固着されてい
る。更に、このシャフト18の第2のリング20と第3
のリング21との間には、シャフト18に巻き掛けら
れ、一端部が前記第2のリング20に、他端部が前記第
3のリング21に当接し、ロアボディ7bをアッパボデ
ィ7a方向に付勢するスプリング22が配設されてい
る。アッパボディ7aのロアボディ7bの近傍には、鋼
球23が固着されている。更に、ロアボディ7bにはこ
の鋼球23が嵌合する溝が形成され、ロアボディ7bは
鋼球23を中心に回転可能となっており、前述のスプリ
ング22の付勢力により、図14において、矢印方向に
回転付勢され、ベアリング17はガイドレール8に対し
て押圧状態(予圧状態)となっている。
穴7cとロアボディ7bの一方の穴7eとには、シャフ
ト18が挿入されている。このシャフト18の下端部に
は、ロアボディ7bの底部に当接してロアボディ7bを
保持する第1のリング19が固着され、中間部にはアッ
パボディ7aの段付き穴7cの段部に当接可能な第2の
リング20がシャフト18の軸方向に移動可能に取り付
けられ、上端部には第3のリング21が固着されてい
る。更に、このシャフト18の第2のリング20と第3
のリング21との間には、シャフト18に巻き掛けら
れ、一端部が前記第2のリング20に、他端部が前記第
3のリング21に当接し、ロアボディ7bをアッパボデ
ィ7a方向に付勢するスプリング22が配設されてい
る。アッパボディ7aのロアボディ7bの近傍には、鋼
球23が固着されている。更に、ロアボディ7bにはこ
の鋼球23が嵌合する溝が形成され、ロアボディ7bは
鋼球23を中心に回転可能となっており、前述のスプリ
ング22の付勢力により、図14において、矢印方向に
回転付勢され、ベアリング17はガイドレール8に対し
て押圧状態(予圧状態)となっている。
【0013】同様に、アッパボディ7aの他方の段付き
穴7dと、ロアボディ7bの他方の穴7dとにも、シャ
フト24が挿入され、シャフト18部分と同様な構造が
形成されている。図12中には、第1のリング25,第
3のリング27,スプリング28が表現されている。
穴7dと、ロアボディ7bの他方の穴7dとにも、シャ
フト24が挿入され、シャフト18部分と同様な構造が
形成されている。図12中には、第1のリング25,第
3のリング27,スプリング28が表現されている。
【0014】次に、上記構成の作動を説明する。カート
リッジホルダ2に光磁気ディスクカートリッジ3をセッ
トすると、カートリッジホルダ2は光磁気ディスクカー
トリッジ3を駆動手段4に係合させる。駆動手段4は光
磁気ディスクカートリッジ3を回転駆動する。
リッジホルダ2に光磁気ディスクカートリッジ3をセッ
トすると、カートリッジホルダ2は光磁気ディスクカー
トリッジ3を駆動手段4に係合させる。駆動手段4は光
磁気ディスクカートリッジ3を回転駆動する。
【0015】キャリッジ7は、キャリッジ移動手段10
により、光磁気ディスクカートリッジ3に対して目的の
トラックに移動し、光磁気ディスクカートリッジ3に対
して、データのリード/ライトを行なう。
により、光磁気ディスクカートリッジ3に対して目的の
トラックに移動し、光磁気ディスクカートリッジ3に対
して、データのリード/ライトを行なう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来例にお
いて、ベアリング17をガイドレール8に押圧させるた
めに、キャリッジ7をアッパボディ7aとロアボディ7
bとの2つの部分に分割し、この2つの部分を連結し、
更に、ロアボディ7bをアッパボディ7a方向に付勢す
る機構が必要であり、部品点数が多くなり、構成が複雑
で、装置の小型化やコストダウンを阻害するという問題
点がある。
いて、ベアリング17をガイドレール8に押圧させるた
めに、キャリッジ7をアッパボディ7aとロアボディ7
bとの2つの部分に分割し、この2つの部分を連結し、
更に、ロアボディ7bをアッパボディ7a方向に付勢す
る機構が必要であり、部品点数が多くなり、構成が複雑
で、装置の小型化やコストダウンを阻害するという問題
点がある。
【0017】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、構成が簡単で、部品点数が少なく、小
型化及びコストダウンが可能なガイドローラ支持機構を
提供することにある。
で、その目的は、構成が簡単で、部品点数が少なく、小
型化及びコストダウンが可能なガイドローラ支持機構を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は、ガイドレールに回転可能に当接するガイ
ドローラの転がり軸受の内輪に挿入固定される支持部
と、キャリッジに取り付けられるベース部と、前記支持
部と前記ベース部との間で弾性変形可能な中継部とから
なり、前記支持部、前記ベース部及び前記中継部が同一
材料で一体成形されていることを特徴とするものであ
る。請求項2の発明は、請求項1の発明において、支持
部は、筒の長さ方向にスリットが形成されて縮径可能な
円筒形状であることを特徴とするものである。
項1の発明は、ガイドレールに回転可能に当接するガイ
ドローラの転がり軸受の内輪に挿入固定される支持部
と、キャリッジに取り付けられるベース部と、前記支持
部と前記ベース部との間で弾性変形可能な中継部とから
なり、前記支持部、前記ベース部及び前記中継部が同一
材料で一体成形されていることを特徴とするものであ
る。請求項2の発明は、請求項1の発明において、支持
部は、筒の長さ方向にスリットが形成されて縮径可能な
円筒形状であることを特徴とするものである。
【0019】又、請求項3の発明は、請求項1の発明に
おいて、支持部及び前記ベース部は、筒の長さ方向にス
リットが形成されて縮径可能な円筒形状であることを特
徴とするものである。
おいて、支持部及び前記ベース部は、筒の長さ方向にス
リットが形成されて縮径可能な円筒形状であることを特
徴とするものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明において、同一材料で一体成形
された支持部とベース部と中継部のうち、支持部は、ガ
イドローラの転がり軸受の内輪に圧入等によって挿入固
定され、ベース部は、キャリッジに取り付けられる。こ
のベース部と支持部は、弾性変形可能な中継部によって
連結されている。そして、組立状態においては、中継部
は弾性変形した状態にある。このため、ガイドローラは
ガイドレールを常時押圧することになる。中継部はベー
ス部と支持部との間に存在するものであるため、その形
状は制約を受けることがない。よって、その形状や材質
を適宜選択することにより、ガイドローラの押圧力を自
由に設定できる。又、ガイドローラの転がり軸受の支持
には、通常、転がり軸受の内輪に軸の一端を固定し、こ
の軸に交差する別の支持部材でこの軸の他端を支持する
という、2部材を用いた支持構造をとるが、本発明で
は、この2部材(軸と支持部材)の機能を支持部に持た
せている。加えて、本発明では、この支持部に対して中
継部とベース部とを同一材料で一体成形し、ガイドロー
ラ支持機構を一部品で構成している。
された支持部とベース部と中継部のうち、支持部は、ガ
イドローラの転がり軸受の内輪に圧入等によって挿入固
定され、ベース部は、キャリッジに取り付けられる。こ
のベース部と支持部は、弾性変形可能な中継部によって
連結されている。そして、組立状態においては、中継部
は弾性変形した状態にある。このため、ガイドローラは
ガイドレールを常時押圧することになる。中継部はベー
ス部と支持部との間に存在するものであるため、その形
状は制約を受けることがない。よって、その形状や材質
を適宜選択することにより、ガイドローラの押圧力を自
由に設定できる。又、ガイドローラの転がり軸受の支持
には、通常、転がり軸受の内輪に軸の一端を固定し、こ
の軸に交差する別の支持部材でこの軸の他端を支持する
という、2部材を用いた支持構造をとるが、本発明で
は、この2部材(軸と支持部材)の機能を支持部に持た
せている。加えて、本発明では、この支持部に対して中
継部とベース部とを同一材料で一体成形し、ガイドロー
ラ支持機構を一部品で構成している。
【0021】このため、この発明では、部品点数を減ら
すことが可能になると共に、小型化やコストダウンも可
能になる。更に、ガイドローラ支持機構自体が一部品で
あるため、作業性が良好であり、この点からもコストダ
ウンが可能になる。請求項2及び3の発明においては、
支持部やベース部が縮径可能な円筒形状であるため、転
がり軸受の内輪への支持部の取り付けや、キャリッジへ
のベース部の取り付けが容易になり、一層のコストダウ
ンが可能になる。
すことが可能になると共に、小型化やコストダウンも可
能になる。更に、ガイドローラ支持機構自体が一部品で
あるため、作業性が良好であり、この点からもコストダ
ウンが可能になる。請求項2及び3の発明においては、
支持部やベース部が縮径可能な円筒形状であるため、転
がり軸受の内輪への支持部の取り付けや、キャリッジへ
のベース部の取り付けが容易になり、一層のコストダウ
ンが可能になる。
【0022】
【実施例】次に図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を示す構成図、図2は
図1における支持軸の説明図で、(a)は正面図、
(b)は底面図、(c)は右側面図、図3は本発明の第
1の実施例のガイドローラ支持機構が設けられた情報記
録再生装置を示す平面構成図、図4は図3における正面
図、図5は図3における底面図、図6は図3においてガ
イドローラ,ガイドレールを除いたD−D断面図、図7
は図3においてガイドローラ,ガイドレールを除いたC
−C断面図、図8は図3及び図4中の本発明に該当しな
いガイドローラ支持機構部分を示す構成図、図9乃至第
14図は本発明の他の実施例を示す構成図である。
る。図1は本発明の第1の実施例を示す構成図、図2は
図1における支持軸の説明図で、(a)は正面図、
(b)は底面図、(c)は右側面図、図3は本発明の第
1の実施例のガイドローラ支持機構が設けられた情報記
録再生装置を示す平面構成図、図4は図3における正面
図、図5は図3における底面図、図6は図3においてガ
イドローラ,ガイドレールを除いたD−D断面図、図7
は図3においてガイドローラ,ガイドレールを除いたC
−C断面図、図8は図3及び図4中の本発明に該当しな
いガイドローラ支持機構部分を示す構成図、図9乃至第
14図は本発明の他の実施例を示す構成図である。
【0023】先ず、図3乃至図7を用いて情報記録再生
装置を説明する。これらの図において、31は情報記録
媒体に対してデータのリード/ライトを行うヘッドが設
けられたキャリッジである。32,33は並設された第
1及び第2のガイドレールで、キャリッジ31に穿設さ
れた2ヶ所のガイド穴31a,31bに挿通するもので
ある。キャリッジ31の上部で、第1及び第2のガイド
レール32,33近傍には、第1乃至第4取り付け面3
1c〜31fが形成され、第1のガイドレール32に当
接するアッパガイドローラ34,35及び第2のガイド
レール33に当接するアッパガイドローラ36,37が
これら取り付け面31c〜31fにそれぞれ回転可能に
設けられている(図3参照)。
装置を説明する。これらの図において、31は情報記録
媒体に対してデータのリード/ライトを行うヘッドが設
けられたキャリッジである。32,33は並設された第
1及び第2のガイドレールで、キャリッジ31に穿設さ
れた2ヶ所のガイド穴31a,31bに挿通するもので
ある。キャリッジ31の上部で、第1及び第2のガイド
レール32,33近傍には、第1乃至第4取り付け面3
1c〜31fが形成され、第1のガイドレール32に当
接するアッパガイドローラ34,35及び第2のガイド
レール33に当接するアッパガイドローラ36,37が
これら取り付け面31c〜31fにそれぞれ回転可能に
設けられている(図3参照)。
【0024】又、キャリッジ31の下部で、第1及び第
2のガイドレール32,33近傍には、第5及び第6取
り付け面31g,31hが形成され、第1のガイドレー
ル32に当接するロアガイドローラ38及び第2のガイ
ドレール33に当接するロアガイドローラ39がこれら
取り付け面31g,31hにそれぞれ回転可能に設けら
れている。
2のガイドレール32,33近傍には、第5及び第6取
り付け面31g,31hが形成され、第1のガイドレー
ル32に当接するロアガイドローラ38及び第2のガイ
ドレール33に当接するロアガイドローラ39がこれら
取り付け面31g,31hにそれぞれ回転可能に設けら
れている。
【0025】ここで、ロアガイドローラ39以外のガイ
ドローラ(アッパガイドローラ34〜37及びロアガイ
ドローラ38)の支持機構を説明する。これらの支持機
構は同一であるので、図8に示すアッパガイドローラ3
5を用いて説明を行い、他は省略する。
ドローラ(アッパガイドローラ34〜37及びロアガイ
ドローラ38)の支持機構を説明する。これらの支持機
構は同一であるので、図8に示すアッパガイドローラ3
5を用いて説明を行い、他は省略する。
【0026】第2の取り付け面31dには、この面に直
交する穴31iが穿設されている。そして、この穴31
iにピン40の基端部が植設されている。このピン40
の先端部は転がり軸受41の内輪に圧入されている。
交する穴31iが穿設されている。そして、この穴31
iにピン40の基端部が植設されている。このピン40
の先端部は転がり軸受41の内輪に圧入されている。
【0027】次に、本発明の第1の実施例であるロアガ
イドローラ39の支持機構を図1を用いて説明する。第
6の取り付け面31hには、この取り付け面31hとの
直交軸よりも更に、水平方向に寝かされた穴31jが穿
設されている。この穴31jには、弾性体で製造された
支持軸42の基端部42a(ベース部)が植設されてい
る。支持軸42の先端部は、転がり軸受43の内輪に圧
入され、転がり軸受43を回転可能に支持する支持部4
2cが形成されている。そして、ベース部42aと支持
部42cとは、中継部42bを介して橋絡されている。
イドローラ39の支持機構を図1を用いて説明する。第
6の取り付け面31hには、この取り付け面31hとの
直交軸よりも更に、水平方向に寝かされた穴31jが穿
設されている。この穴31jには、弾性体で製造された
支持軸42の基端部42a(ベース部)が植設されてい
る。支持軸42の先端部は、転がり軸受43の内輪に圧
入され、転がり軸受43を回転可能に支持する支持部4
2cが形成されている。そして、ベース部42aと支持
部42cとは、中継部42bを介して橋絡されている。
【0028】又、図2に示すように、支持軸42の中継
部42bは板状に形成され、図1及び図2に示すように
矢印 III方向に可撓可能となっている。更に、ベース部
42aの上部にはつば部42dが形成され、支持軸42
を穴31jに圧入した時の軸方向の位置決めが容易にで
きるようになっている。
部42bは板状に形成され、図1及び図2に示すように
矢印 III方向に可撓可能となっている。更に、ベース部
42aの上部にはつば部42dが形成され、支持軸42
を穴31jに圧入した時の軸方向の位置決めが容易にで
きるようになっている。
【0029】上記構成によれば、支持軸42を取り付け
た場合、自然状態では、図1に示すように支持軸42及
び転がり軸受43は破線で示す位置にある。しかし、第
2のガイドレール33があるために、支持軸42の中継
部42bは実線位置まで弾性変形し、この弾性変形によ
る復元力により、転がり軸受43は、第2のガイドレー
ル33へ押接状態(予圧状態)となっている。
た場合、自然状態では、図1に示すように支持軸42及
び転がり軸受43は破線で示す位置にある。しかし、第
2のガイドレール33があるために、支持軸42の中継
部42bは実線位置まで弾性変形し、この弾性変形によ
る復元力により、転がり軸受43は、第2のガイドレー
ル33へ押接状態(予圧状態)となっている。
【0030】よって、転がり軸受43は常に第2のガイ
ドレール33に当接し、スムーズなキャリッジ31の移
動を行うことができる。
ドレール33に当接し、スムーズなキャリッジ31の移
動を行うことができる。
【0031】更に、このような構成をとったことによ
り、従来例に比べて、ガイドローラの支持機構の構成が
簡単で、部品点数が少なく、小型化及びコストダウンが
可能となる。
り、従来例に比べて、ガイドローラの支持機構の構成が
簡単で、部品点数が少なく、小型化及びコストダウンが
可能となる。
【0032】次に、ガイドローラ支持機構の他の実施例
を図9乃至第11図を用いて説明する。
を図9乃至第11図を用いて説明する。
【0033】先ず図9において、支持軸50は弾性の材
料で製造され、中継部50bは、ベース部50a及び支
持部50cに比べてくびれた形状となっており、このく
びれた中継部50bが360 °方向に可撓可能となってい
る。
料で製造され、中継部50bは、ベース部50a及び支
持部50cに比べてくびれた形状となっており、このく
びれた中継部50bが360 °方向に可撓可能となってい
る。
【0034】次に、図10において、支持軸51は弾性
の材料で製造され、ベース部51a及び支持部51c
は、円筒形状でこの円筒部が縮径可能なように円筒面に
スリットが形成されている。そして、中継部51bは可
撓可能なように棒状となっている。
の材料で製造され、ベース部51a及び支持部51c
は、円筒形状でこの円筒部が縮径可能なように円筒面に
スリットが形成されている。そして、中継部51bは可
撓可能なように棒状となっている。
【0035】このような構成にすることにより、ベース
部51aを第6の取り付け面31hの穴31jの挿入す
る場合、このベース部51aを縮径した状態で挿入し、
挿入後、縮径状態を解除すれば、ベース部51aは拡径
し、穴31jの壁面に押圧し、取り付けが簡便となる。
同様に、支持部51cを転がり軸受43の内輪に挿入す
る場合も同様に取り付けが簡便となる。
部51aを第6の取り付け面31hの穴31jの挿入す
る場合、このベース部51aを縮径した状態で挿入し、
挿入後、縮径状態を解除すれば、ベース部51aは拡径
し、穴31jの壁面に押圧し、取り付けが簡便となる。
同様に、支持部51cを転がり軸受43の内輪に挿入す
る場合も同様に取り付けが簡便となる。
【0036】次に、図11において、支持軸52は図1
0に示す支持軸51において、支持部52c,中継部5
1bの形状は同一であるが、ベース部52aを第6の取
り付け面31hにねじ止め可能なようにねじ止め用の穴
52d,52eを形成し、ねじ止めするようになってい
る。
0に示す支持軸51において、支持部52c,中継部5
1bの形状は同一であるが、ベース部52aを第6の取
り付け面31hにねじ止め可能なようにねじ止め用の穴
52d,52eを形成し、ねじ止めするようになってい
る。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、同一材料で一体成形された支持部とベース部と
中継部のうち、支持部は、ガイドローラの転がり軸受の
内輪に圧入等によって固定され、ベース部は、キャリッ
ジに取り付けられる。このベース部と支持部は、弾性変
形可能な中継部によって連結されている。そして、組立
状態においては、中継部は弾性変形した状態にある。こ
のため、ガイドローラはガイドレールを常時押圧するこ
とになる。又、中継部はベース部と支持部との間に存在
するものであるため、その形状は制約を受けることがな
い。よって、その形状や材質を適宜選択することによ
り、ガイドローラの押圧力を自由に設定できる。更に、
ガイドローラの転がり軸受の支持には、通常、転がり軸
受の内輪に軸の一端を固定し、この軸に交差する別の支
持部材でこの軸の他端を支持するという、2部材(軸と
支持部材)を用いた支持構造をとるが、本発明では、こ
の2部材の機能を支持部に持たせている。加えて、本発
明では、この支持部に対して中継部とベース部とを同一
材料で一体成形し、ガイドローラ支持機構を一部品で構
成している。このため、この発明では、部品点数を減ら
すことが可能になると共に、小型化やコストダウンも可
能になる。更に、ガイドローラ支持機構自体が一部品で
あるため、作業性が良好であり、この点からもコストダ
ウンが可能になる。請求項2及び3の発明によっても、
請求項1の発明と同様に、部品点数を減らすと共に、小
型化やコストダウンを可能になる。加えて、請求項2及
び3の発明では、支持部やベース部が縮径可能な円筒形
状であるため、転がり軸受の内輪への支持部の取り付け
や、キャリッジへのベース部の取り付けが容易になり、
一層のコストダウンが可能になる。
よれば、同一材料で一体成形された支持部とベース部と
中継部のうち、支持部は、ガイドローラの転がり軸受の
内輪に圧入等によって固定され、ベース部は、キャリッ
ジに取り付けられる。このベース部と支持部は、弾性変
形可能な中継部によって連結されている。そして、組立
状態においては、中継部は弾性変形した状態にある。こ
のため、ガイドローラはガイドレールを常時押圧するこ
とになる。又、中継部はベース部と支持部との間に存在
するものであるため、その形状は制約を受けることがな
い。よって、その形状や材質を適宜選択することによ
り、ガイドローラの押圧力を自由に設定できる。更に、
ガイドローラの転がり軸受の支持には、通常、転がり軸
受の内輪に軸の一端を固定し、この軸に交差する別の支
持部材でこの軸の他端を支持するという、2部材(軸と
支持部材)を用いた支持構造をとるが、本発明では、こ
の2部材の機能を支持部に持たせている。加えて、本発
明では、この支持部に対して中継部とベース部とを同一
材料で一体成形し、ガイドローラ支持機構を一部品で構
成している。このため、この発明では、部品点数を減ら
すことが可能になると共に、小型化やコストダウンも可
能になる。更に、ガイドローラ支持機構自体が一部品で
あるため、作業性が良好であり、この点からもコストダ
ウンが可能になる。請求項2及び3の発明によっても、
請求項1の発明と同様に、部品点数を減らすと共に、小
型化やコストダウンを可能になる。加えて、請求項2及
び3の発明では、支持部やベース部が縮径可能な円筒形
状であるため、転がり軸受の内輪への支持部の取り付け
や、キャリッジへのベース部の取り付けが容易になり、
一層のコストダウンが可能になる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】図1における支持軸の説明図で、(a)は正面
図、(b)は底面図、(c)は右側面図である。
図、(b)は底面図、(c)は右側面図である。
【図3】本発明の第1の実施例のガイドローラ支持機構
が設けられた情報記録再生装置を示す平面構成図であ
る。
が設けられた情報記録再生装置を示す平面構成図であ
る。
【図4】図3における正面図である。
【図5】図3における底面図である。
【図6】図3においてガイドローラ,ガイドレールを除
いたD−D断面図である。
いたD−D断面図である。
【図7】図3においてガイドローラ,ガイドレールを除
いたC−C断面図である。
いたC−C断面図である。
【図8】図3及び図4中の本発明に該当しないガイドロ
ーラ支持機構部分を示す構成図である。
ーラ支持機構部分を示す構成図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図12】図17において駆動コイルを除いた時のII方
向矢視図である。
向矢視図である。
【図13】図12におけるA−A断面図である。
【図14】図12におけるB−B断面図である。
【図15】従来のガイドローラ支持機構を有する情報記
録再生装置の一例を示す平面構成図である。
録再生装置の一例を示す平面構成図である。
【図16】図15における正面構成図である。
【図17】図15に示すキャリッジの構成図である。
【図18】図17におけるI方向矢視図である。
【符号の説明】 31 キャリッジ 32,33 ガイドレール 34,35,36,37,38,39 ローラ 42,50,51,52 支持軸 42a,50a,51a,52a ベース部 42b,50b,51b,52b 中継部 42c,50c,51c,52c 支持部
Claims (3)
- 【請求項1】 ガイドレールに回転可能に当接するガイ
ドローラの転がり軸受の内輪に挿入固定される支持部
と、 キャリッジに取り付けられるベース部と、 前記支持部と前記ベース部との間で弾性変形可能な中継
部とからなり、 前記支持部、前記ベース部及び前記中継部が同一材料で
一体成形されている ことを特徴とするガイドローラ支持
機構。 - 【請求項2】 前記支持部は、筒の長さ方向にスリット
が形成されて縮径可能な円筒形状であることを特徴とす
る請求項1記載のガイドローラ支持機構。 - 【請求項3】 前記支持部及び前記ベース部は、筒の長
さ方向にスリットが形成されて縮径可能な円筒形状であ
ることを特徴とする請求項1記載のガイドローラ支持機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40596590A JP2902123B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | ガイドローラ支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40596590A JP2902123B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | ガイドローラ支持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04222968A JPH04222968A (ja) | 1992-08-12 |
JP2902123B2 true JP2902123B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=18515594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40596590A Expired - Lifetime JP2902123B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | ガイドローラ支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902123B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP40596590A patent/JP2902123B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04222968A (ja) | 1992-08-12 |
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