JP2901935B2 - コード類巻取り用リール,およびこのリールに取付けて用いられるワイヤクリップ - Google Patents

コード類巻取り用リール,およびこのリールに取付けて用いられるワイヤクリップ

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JP2901935B2 JP9068975A JP6897597A JP2901935B2 JP 2901935 B2 JP2901935 B2 JP 2901935B2 JP 9068975 A JP9068975 A JP 9068975A JP 6897597 A JP6897597 A JP 6897597A JP 2901935 B2 JP2901935 B2 JP 2901935B2
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cords
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明はコード類巻取り用リール,およ
びこのリールに取付けて用いられるワイヤクリップに関
する。
【0002】コード類(またはコード)とは,スチール
・コード,フィラメント,金属線,ワイヤ,ロープ,鋼
索,合成樹脂線,綱,ひも等の種々の名称で呼ばれる線
状体(撚り線を含む)のすべてを意味し,その材質は問
わない。
【0003】
【従来技術】コード類,特に弾性の強い金属製のコード
類をリールに巻取ったのち,その端末部分をリールの適
所に止めることが必要である。コード類の端末部分を止
めるための一つの構造が実開平3−62069号公報に
記載されている。
【0004】これは,リールのフランジの外周縁に,コ
ード類の端末部を引出すことが可能な長孔を形成し,か
つこの長孔に近接する位置においてフランジの外面にク
リップ,ばね等(係止片)を設けたものである。コード
類の端末部(端末から少し戻った部分)をU字状または
V字状に塑性変形して上記長孔を通してフランジの外側
に引出し,この引出した屈曲部分をクリップで止める。
【0005】この構造のものは,コード類の端末部を長
孔を通して外部に引出さなければならず,端末止め作業
が煩雑であり,その自動化には不適である。またコード
類をU字状またはV字状に屈曲させるために,かなり長
い部分が無駄になる。
【0006】
【発明の開示】この発明は端末止め作業が容易でかつ確
実にコード類の端末部を固定することができるコード類
巻取り用リールを提供するものである。
【0007】この発明はまた,リールにおいて,コード
類の無駄になる端末部分の量をできるだけ少なくする構
造を提供するものである。
【0008】この発明はさらに,リールにおいて,コー
ド類の端末が外へ飛び出さないように保持できる構造を
提供するものである。
【0009】この発明によるコード類巻取り用リール
は,巻胴の両端にフランジが設けられ,少なくとも一方
のフランジの外周縁付近に弾性体よりなるコード保持片
が取付けられ,コード保持片は中央の押え指,その両側
に設けられた取付指,および押え指と取付指とを連結す
る連結部を備え,フランジの外周縁付近には窓があけら
れ,窓の両側に第1の係止部が形成され,コード保持片
の取付指には第1の係止部に係止する第2の係止部が形
成され,押え指の先端部が窓からフランジの内側に入っ
てフランジの内面を弾性的に押し,少なくとも取付指お
よび連結部がフランジの外側からフランジを押している
ものである。
【0010】この発明によるコード類巻取り用リールに
よると,リールにコード類を巻取ったのち,コード保持
片の中央の押え指を外側から作業者の指または機械の一
部で押すことにより,押え指の先端部分とフランジの外
周縁部分の内側面との間に隙間ができる。コード類の端
末部分をこの隙間に入れればコード類の端末部分は押え
指の先端部分とフランジの外周縁部の内側面との間に挟
まれ固定される。したがって,コード類の端末止め作業
が簡単である。また,コード保持片は弾性体により形成
されているので,その弾性力によりコード類の端末部分
が確実に固定される。
【0011】コード保持片の中央の押え指は機械の押棒
(プッシャ),その他の部材により押すことも可能であ
るから,コード類のリールへの巻回のみならず,その端
末止めも機械で自動的に行なえるようになる。
【0012】コード保持片の中央の押え指の先端部分は
フランジの外周縁部の内側面に沿っており,この部分で
コードの端末部分が固定されるので,ここに係止された
コード類の端末部分が外方に飛び出すおそれが少ない。
【0013】リールに巻取られたコード類の端末部分は
ほんの少しの長さがあればこれをコード保持片の位置に
導くことができるので,端末止めのために無駄になるコ
ード類の長さが短くてすみ,経済的である。
【0014】コード保持片は第1の係止部と第2の係止
部との係止により位置決めされ,押え指の先端部がフラ
ンジの内側から,取付指および連結部がフランジの外側
からそれぞれ弾性的にフランジを押すことによりフラン
ジに取付けられる。したがって,組立てが簡単である。
また,コード保持片を必要に応じて交換することができ
るので,リールを長い間にわたって使うことができる。
【0015】コード保持片の連結部は窓の下縁にフラン
ジの外側から当っているだけである。この連結部を溶接
等で固定すると,固定部分付近に応力が集中し,コード
保持片が折れやすくなる。この発明では連結部は固定さ
れていないから,コード端末部分の保持に伴って発生す
る応力が分散し,コード保持片の寿命が長くなるととも
にコード端末部分保持のための弾性も大きくなる。
【0016】一実施態様では取付指の先端部に第3の係
止部が形成される。この第3の係止部はフランジの外周
縁の折返し部分の内部に係止する。これにより,コード
保持片の取付けが一層強固になる。
【0017】この発明の他の実施態様においては,コー
ド保持片の押え指の先端部分が接するフランジの外周縁
部分の内側面には,押え指の先端部分を収める窪みが形
成されている。コード保持片の押え指を窪み内に収める
ことができるので,コード類をリールに巻取るときに押
え指が邪魔になることがない。
【0018】上記の第1の係止部は,たとえば上記フラ
ンジの外方に突出した突起である。上記の第2の係止部
の例としては穴,切欠き,凹部等がある。
【0019】好ましい実施態様では,押え指の先端部分
にコード類の端末部の抜け止め用の突起またはリブが形
成される。
【0020】必要ならば,押え指の一部もしくは全部,
または上記取付指の一部もしくは全部に補強用リブが形
成される。
【0021】コード保持片は金属板によっても,金属針
金によっても形成できる。
【0022】コード保持片の押え指に保持される部分は
コード類の端末(先端)ではなく,先端から少し戻った
箇所である。コード類の端末は自由に動きうる状態にあ
る。
【0023】そこで,フランジの外周縁に沿ってコード
類巻取り方向にコード保持片から適当な距離離れた位置
において,フランジの外周縁部にコード端末保持部を形
成することが好ましい。
【0024】この端末保持部によってコード類の端末も
確実に固定することができる。コード類の端末が外に飛
び出すことによる事故(作業者の目を突いたり,輸送中
に他のリールと接触して傷つけること等)を未然に防止
することができる。
【0025】好ましくはこのコード端末保持部はフラン
ジの最外周縁よりも内側に寄った位置に設けられる。こ
れにより,コード類の端末がリールから外に出ることが
なく,リールを床上を転がした場合にもコード端末が床
等に当ったり,接触したりすることがない,または少な
い。
【0026】この発明は上述したコード類巻取り用リー
ルに取付けて使用されるコード保持片(ワイヤクリッ
プ)を提供している。
【0027】このワイヤクリップは,巻胴とその両端に
取付けられたフランジとを備えたコード類巻取り用リー
ルの少なくとも一方のフランジの外周縁付近に取付けら
れる弾性体よりなるワイヤクリップであって,中央の押
え指,その両側に設けられた取付指,および押え指と取
付指とを連結する連結部を備え,取付指にはフランジに
設けられた第1の係止部に係止する第2の係止部が形成
されているものである。
【0028】このワイヤクリップはコード類巻取り用リ
ールに着脱自在に取付けられて,コード類の端末部を保
持するために使用できる。
【0029】
【実施例の説明】
第1実施例 図1から図10はこの発明によるコード類巻取り用リール
の第1実施例を示している。
【0030】図1において,コード類巻取り用リールは
円筒状の巻胴1と,その両端に取付けられた円板状のフ
ランジ2Aおよび2Bとから構成される。巻胴1は外筒
1Aと内筒1Bの2つの筒によって強固に形成されてい
る。巻胴1の内筒1Bの両端に固着されたフランジ1C
がフランジ2Aおよび2Bに溶接により固定されてい
る。巻胴1の内筒1Bは,このリールを巻取り軸(スピ
ンドルやテール・ストック)または巻戻し軸に取付ける
ために用いられる。内筒1Bの周囲においてフランジ2
A(および2B)ならびに1Cに形成された穴1Dは,
特にコード類の巻取りにおいてリールを回転駆動するた
めのピンを挿入するために用いられる。フランジ2Aお
よび2Bの外周縁部は外側に折返されている(この折返
し部分を符号3で示す)。また,フランジ2Aならびに
2B(およびフランジ1C)には放射状に複数の補強リ
ブ4が一体形成されている。リブ4はフランジの外側面
において突出し,内側面においてへこんでいる。
【0031】両方のフランジ2A,2Bのほぼ対応する
位置において,その外周縁付近に窓5が形成されてい
る。窓5の上縁(外縁)は折返し部分3の内縁とほぼ一
致している。折返し部分3の内側面には,窓5の位置に
窪み3aが形成されている。窓5を中心とした位置には
後に説明するワイヤクリップ(コード保持片)10が取付
けられる。窓5の両側の位置に外方に突出した突起6が
形成されている。
【0032】窓5の位置から巻取り方向に適当な長さ離
れた箇所において,フランジ2Aおよび2Bの外周縁部
(折返し部分3)にコード端末保持用長孔40が形成され
ている。このコード端末保持用孔40はフランジ2Aおよ
び2Bの最外周縁部よりも内方に寄った位置にある(図
5参照)。
【0033】フランジ2Aおよび2Bの外面には,矢印
8で示すように,コード類の巻取り方向を明示しておく
ことが好ましい。また,コード端末保持用孔40の位置が
分かるように,矢印9で示すような目印をつけておくと
よい。窓5(ワイヤクリップ10)の位置も同じように明
示するとよい。これらの矢印8および9はフランジ2A
および2Bに矢印の形の凸部を形成することによって設
けることもできるし,矢印が印刷されたシールをフラン
ジ2Aおよび2Bに貼付することにより設けてもよい。
【0034】ワイヤクリップ10の構成,およびこのワイ
ヤクリップ10を用いたコード類の端末部の固定作用は,
フランジ2Aおよび2Bのいずれにおいても同じである
から,以下ではフランジ2Aに取付けられたワイヤクリ
ップ10について説明する。
【0035】ワイヤクリップ10は図2から図4に拡大し
て示されているように,中央の押え指11,その両側に間
隔をはなして設けられた取付指12,およびこれらの押え
指11と取付指12とをそれらの下部で連結する連結片13か
ら構成されている。ワイヤクリップ10は鋼等の弾性体に
より形成される。たとえばワイヤクリップ10はSUS3
04H,SUS634などを用いてつくられ,340 度で
2時間熱処理される。そのときの硬度はHRC32であ
る。
【0036】中央の押え指11は両側の取付指12よりも正
面からみて短い。押え指11は連結片13との境界から外方
に傾斜し(部分11a),先端部において内方に屈曲し
(部分11b),さらに外方に向っている(部分11c)。
部分11aと11bとの境界および部分11bと11cの境界に
は補強リブ11dが形成されている。
【0037】取付指12は連結片13との連結部分付近にお
いては比較的細く(部分12a),先端近くで幅広く形成
されている(部分12b,12c)。さらに先端部は内方に
屈曲している(部分12c)。取付指12の幅広い部分12b
には位置決め用の穴14があけられている。連結片13の下
端は内方に湾曲している。
【0038】このようなワイヤクリップ10は図6から図
8に示すように,窓5を中心とした位置においてコード
類巻取り用リールに取付けられる。すなわち,ワイヤク
リップの取付指12の先端部をコード類巻取り用リールの
フランジ2Aの外側からフランジ外周縁の折返し部分3
内に入れ,かつ押え指11の先端部を窓5内に入れる。取
付指12の穴14にはフランジ2Aの突起6が嵌り込む。ワ
イヤクリップ10の持つ弾性により,ワイヤクリップ10は
コード類巻取り用リールに取付け固定される。すなわ
ち,ワイヤクリップ10を固定するための特別の手段(た
とえば溶接,リベット,かしめ止めなど)は必要ない。
もっとも,フランジ外周縁の折返し部分3をかしめて,
取付指12の先端部を強固に固定してもよい。押え指11の
先端部分11b,11cのみが窓5内に入り,その他の部分
(押え指11の部分11a,取付指12および連結片13)はフ
ランジ12Aの外側からフランジ2Aを押す。押え指11の
先端部分11cが窪み3a内に入り,内側から外側に向っ
て付勢する。これにより,ワイヤクリップ10はしっかり
と固定される。突起6が穴14に嵌るのでワイヤクリップ
10はずれることがない。
【0039】フランジ2Aの外周縁の内面には上述のよ
うに窪み3aが形成されている。窓5内に収められた押
え指11の先端部11cがこの窪み3a内に収まる。これに
より,押え指11の先端部11cはフランジ2Aの内側面よ
りも内方に突出しない(またはほとんど突出しない)。
コード類をリールに巻取る作業において,押え指11の先
端部11cが邪魔になることはない。
【0040】ワイヤクリップ10の連結片13はフランジ2
Aの外面に当接しているだけで,この部分13が溶接,リ
ベット等の固定手段によってフランジ2Aに固定される
ことはない。もし,連結片13をフランジ2Aに固定した
とすると,コード類の末端部を押え指11で固定したとき
に押え指11の下端部(連結片13との境界付近)に応力が
集中しやすくなる。長い間の使用によって押え指11の下
端部が疲労し,折れやすくなる。コード類の端末部分を
保持したときに発生する応力は,連結片13をフランジ2
Aに固定しないことにより,連結片13,押え指11の下端
部,および取付指12の下端部付近の全体に分散し,ワイ
ヤクリップ10の寿命が長くなる。また,押え指11による
コード端末部保持のためのばね性も向上する。
【0041】図9および図10を参照して,このようなリ
ールの巻胴1にコード類を適当な量巻回したのち,その
端末部を固定する場合には,ワイヤクリップ10の押え指
11をフランジ2Aの外側から作業者の指で内側に押す。
すると,押え指11の先端部11cがフランジ2Aの外周縁
内側面(窪み3a)から離れ間隙ができる。この間隙に
固定すべきコード類の端末部を入れ,押え指11の押圧を
解除すると,押え指11はその弾性によって元の状態に戻
り,押え指11の先端部11cとフランジ2Aの外周縁内側
面との間にコード類の端末部Cが挟持され,固定される
ことになる。
【0042】コード類の押え指11によって狭持された部
分よりも先端(コード類の端末)は,図9に示すように
長孔40内に入れられる。これによって,コード類の端末
が外に飛び出すことによる事故(作業者の目を突いた
り,輸送中に他のリールと接触して傷つけること等)を
未然に防止することができる。また長孔40はフランジの
最外周縁よりも内側に形成されているので,コード類の
端末がフランジ2A,2Bよりも外方に突出することが
ない。リールを回転させたときに,コード類の端末が床
等に当らない。
【0043】コード類の端末部を押え指11で押えるとき
に,押え指11を作業者の手の指によって内側に押すこと
に代えて,機械の一部(押棒,プッシャ等)によって押
すようにすることもできる。すなわち,コード類のリー
ルへの巻回のみならず,その端末止めも機械で自動的に
行なえるようになる。
【0044】ワイヤクリップ10はコード類巻取り用リー
ルに着脱自在である。ワイヤクリップ10に金属疲労等が
生じることにより使用に耐えられなくなったときに,新
しいワイヤクリップと交換することができる。
【0045】コード端末保持用長孔40は必ずしも設けな
くてもよい。ワイヤクリップ10を,一方のフランジ2A
にのみ設けるようにしてもよい。
【0046】図11は変形例を示している。上述した第1
実施例では押え指11の先端部11cの幅は一定である。こ
の方が,コード類を挟持するのに充分な力が確保でき
る。しかし,図11に示すように,押え指11の先端部11e
を先細にしてもよい。
【0047】図12は他の変形例を示している。取付指12
の穴14に代えて,切欠き14aでもよい。
【0048】図13はさらに他の変形例を示している。取
付指12の穴14に代えて,突起6が嵌り込む凹部14bを形
成してもよい。
【0049】第2実施例 図14から図16は第2実施例を示している。第1実施例に
示すものと同一物には同一符号を付し重複説明を避け,
異なる部分について説明する。このことは他の実施例に
ついても同じである。
【0050】押え指11の先端部11cに小突起11fが形成
されている。この小突起11fの存在によって,押え指11
の先端部11cとフランジ12Aの内面との間に挟持された
コード類の端末部が充分に抜け止めされる。
【0051】押え指11の先端部11cにコード類の端末部
が収まる窪みを形成してもよい。
【0052】第3実施例 図17から図19は第3実施例を示している。押え指11の先
端部11cにリブ11gが形成され,この先端部11cが補強
されている。
【0053】第4実施例 図20から図24は第4実施例を示している。押え指11の部
分11a,取付指12の部分12a,12bおよび連結片13の全
体にわたって補強用リブ15が形成されている。
【0054】第5実施例 図25から図31は第5実施例を示している。
【0055】押え指11の先端部11cの両側には補強用兼
コード類抜け止め用リブ11hが形成されている。また,
押え指11の部分11aにも補強用リブ11iが形成されてい
る。
【0056】取付指12の部分12a,12bにも補強用リブ
12eが形成されている。
【0057】取付指12の先端部12cの一部には外方に屈
曲した係止片12dが形成されている。この係止片12dは
フランジ外周縁の折返し部分3aの内側に引っかかり,
ワイヤクリップ10の固定をより強固にする。
【0058】第6実施例 図32は1本の鋼製針金で作製したワイヤクリップ10Aを
示すものである。押え指に相当する部分11Aを中心にし
て,連結片に相当する部分13A,取付指に相当する部分
12Aを形成するように針金が曲げられ,さらに穴を形成
するように1回巻回されたのち(部分14A),両端12B
が重なっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すものでコード類巻
取り用リールの全体の斜視図である。
【図2】第1実施例のワイヤクリップの正面図である。
【図3】第1実施例のワイヤクリップの側面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】コード端末保持用孔を示すための断面図であ
る。
【図6】コード類巻取り用リールに取付けられたワイヤ
クリップを示す正面図である。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】コード類の端末部が固定された状態を示す斜視
図である。
【図10】コード類の端末部が固定された状態を示す断
面図である。
【図11】変形例を示すもので,ワイヤクリップの押え
指を示す。
【図12】他の変形例を示すもので,ワイヤクリップの
取付指を示す。
【図13】さらに他の変形例を示すもので,図7に相当
する断面図である。
【図14】第2実施例のワイヤクリップを示す正面図で
ある。
【図15】図14のXV−XV線に沿う断面図である。
【図16】コード類の端末部が固定された状態を示す断
面図である。
【図17】第3実施例のワイヤクリップを示す正面図で
ある。
【図18】図17のXVIII −XVIII 線に沿う断面図であ
る。
【図19】コード類の端末部が固定された状態を示す断
面図である。
【図20】第4実施例のワイヤクリップを示す正面図で
ある。
【図21】図20のXXI −XXI 線に沿う断面図である。
【図22】図20のXXII−XXII線に沿う断面図である。
【図23】図20のXXIII −XXIII 線に沿う断面図であ
る。
【図24】コード類の端末部が固定された状態を示す断
面図である。
【図25】第5実施例のワイヤクリップを示す正面図で
ある。
【図26】第5実施例のワイヤクリップの側面図であ
る。
【図27】図25のXXVII −XXVII 線に沿う断面図であ
る。
【図28】図25のXXVIII−XXVIII線に沿う断面図であ
る。
【図29】図25のXXIX−XXIX線に沿う断面図である。
【図30】図25のXXX −XXX 線に沿う断面図である。
【図31】コード類の端末部が固定された状態を示す断
面図である。
【図32】第6実施例のワイヤクリップを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 コード類巻取り用リール 1A 巻胴 2A,2B フランジ 3 折返し部 3a 窪み 5 窓 6 突起(第1の係止部) 10,10A コード保持片(ワイヤクリップ) 11,11A 押え指 11c 押え指の先端部 11d,11g,11i,12e,15 補強リブ 11f 抜け止め用小突起 11h 抜け止め用リブ 12,12A 取付指 12d 係止片(第3の係止部) 13,13A 連結片(連結部) 14 位置決め用穴(第2の係止部) 14a 切欠き(第2の係止部) 14b 凹部(第2の係止部) C コード類
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−245083(JP,A) 特開 平6−107377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 75/00 - 75/32

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻胴の両端にフランジが設けられ,少な
    くとも一方の上記フランジの外周縁付近に弾性体よりな
    るコード保持片が取付けられ,上記コード保持片は中央
    の押え指,その両側に設けられた取付指,および上記押
    え指と取付指とを連結する連結部を備え,上記フランジ
    の外周縁付近には窓があけられ,上記窓の両側に第1の
    係止部が形成され,上記コード保持片の取付指には上記
    第1の係止部に係止する第2の係止部が形成され,上記
    押え指の先端部が上記窓から上記フランジの内側に入っ
    て上記フランジの内面を弾性的に押し,少なくとも上記
    取付指および連結部が上記フランジの外側から上記フラ
    ンジを押している,コード類巻取り用リール。
  2. 【請求項2】 上記押え指の先端部分が接する上記フラ
    ンジの外周縁部分の内側面には,上記押え指の先端部分
    を収める窪みが形成されている,請求項1に記載のコー
    ド類巻取り用リール。
  3. 【請求項3】 上記第1の係止部が上記フランジの外方
    に突出した突起である,請求項1に記載のコード類巻取
    り用リール。
  4. 【請求項4】 上記第2の係止部が穴である,請求項1
    に記載のコード類巻取り用リール。
  5. 【請求項5】 上記第2の係止部が切欠きである,請求
    項1に記載のコード類巻取り用リール。
  6. 【請求項6】 上記第2の係止部が凹部である,請求項
    1に記載のコード類巻取り用リール。
  7. 【請求項7】 上記押え指の先端部分にコード類の端末
    部の抜け止め用の突起またはリブが形成されている,請
    求項1に記載のコード類巻取り用リール。
  8. 【請求項8】 上記押え指の一部もしくは全部,または
    上記取付指の一部もしくは全部に補強用リブが形成され
    ている,請求項1に記載のコード類巻取り用リール。
  9. 【請求項9】 上記取付指の先端部に第3の係止部が形
    成され,上記第3の係止部が上記フランジの外周縁の折
    返し部分の内部に係止している,請求項1に記載のコー
    ド類巻取り用リール。
  10. 【請求項10】 上記コード保持片が金属板により形成
    されている,請求項1に記載のコード類巻取り用リー
    ル。
  11. 【請求項11】 上記コード保持片が金属針金により形
    成されている,請求項1に記載のコード類巻取り用リー
    ル。
  12. 【請求項12】 上記フランジの外周縁に沿ってコード
    類巻取り方向に上記コード保持片から離れた位置におい
    て,上記フランジの外周縁部にコード端末保持部が形成
    されており,上記コード端末保持部は上記フランジの最
    外周縁よりも上記リールの内側に寄った位置に設けられ
    ている,請求項1に記載のコード類巻取り用リール。
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