JP2901664B2 - 多層配線板における自動配線方法 - Google Patents

多層配線板における自動配線方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、任意の深さのスルーホールを作成できる多
層配線板の配線パターンを計算機により自動決定する方
法に係わり、特に配線パターンの高密度化に有効な多層
配線板における自動配線方法に関する。
〔従来の技術〕 従来、自動配線方法は一般に、配線パターンがX方向
の配線層とY方向の配線層を2層で1ペアとするか、あ
るいはさらに斜め方向の配線層を2層加えた4層で1ペ
アとして、そのペアの中で配線パターンを探索する方法
がとられている。その際、部品ピンなどの信号点は全て
の層を貫通するスルーホールとして登録され、ペア内で
層を変更する時のビアホールは、全穴明け可能点の数よ
りスルーホールの数を減じた数がビアホール穴明け可能
数となる。
特開昭62−60296は、ペア層の構成を3層以上とし
て、信号配線層は2層を1組として配線し、この1組の
配線層のうち、どちらか一方の配線層に関しては、他の
配線層の組と重複して使用することを特徴とする配線パ
ターン接続方法で、層ペアが1対1に限定されず1対n
で構成でき、nは任意に決定することが可能である。こ
の技術の利点は、一方向に片寄った配線をその配線パタ
ーンの特性を悪化させることなく、以前に比べ効率良く
収容させることができる点にある。
〔発明が解決しようとする課題〕
現在、配線パターンの自動決定方法において課題とな
っているのは、限られた条件の中でいかにして高密度配
線を実現するかである。その背景には高密度実装化が進
むことにより従来の2層ペア、4層ペアの配線技術で
は、信号ピンは全て全層貫通のスルーホールとなるた
め、ビアホールを作成可能な位置が少なく、このため不
要な配線パターンの迂回が発生すること、及び信号ピン
により配線パターンが妨害される等の問題がある。
特開昭62−60296は、層構成について配線層を重複さ
せることにより配線パターンの収容効率を改善している
が、信号ピンの増加に対しては、効果が少い。
本発明は、この信号ピンの増加による、不要な配線パ
ターンの迂回、配線パターンの妨害を防止することによ
り、高密度配線を実現しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、あらかじめ配
線区間を構成する信号ピンの相対位置により、表と裏の
信号ピンを接続するグループと表と表あるいは裏と裏の
信号ピンを接続するグループとに分け、表と裏で接続す
るグループの配線区間については、信号ピンの位置を貫
通のスルーホールとして配線パターンを接続し、接続後
スルーホールの未使用部分を削除して、削除された部分
についてはビアホールとして再利用可能とし、表と表、
裏と裏で信号ピンを接続する配線区間については、初め
から信号ピンの位置を貫通のスルーホールにするのでは
なく、配線パターンを作成する層を信号ピンの存在する
層より除々に拡大して配線することにより、本当に必要
な範囲の層のみをスルーホールとして使用する様にした
ものである。
〔作 用〕
前記手段を用いることにより、信号ピンの不要部分の
スルーホール、作成が抑制できる。このためスルーホー
ルを必要としない層については、ライン及びビアホール
で使用することができるようになる。そのため配線パタ
ーンを使用できるチャネルが増加し、且つビアホールを
作成する位置の自由度が増すので、不適当なビアホール
設定位置による不要な配線パターンの迂回を防止でき
る。
このことにより、従来技術よりも単位面積当りの配線
パターンの密度が向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図乃至第13図により説
明する。
本発明のシステム構成は第2図に示すように自動配線
処理を行なうコンピュータ20、配線区間の信号ピンの位
置情報の入った信号情報ファイル21、プリント基板等の
構造情報(部品間の配線パターン本数等)を持つ構造情
報ファイル22、自動配線処理により決定された配線パタ
ーン情報を格納する配線情報ファイル23、から成り立
つ。
本発明による配線パターン設計方法は第1図に示すよ
うに、配線区間を信号ピンの位置により分類するグルー
プ分け、配線区間として表と裏または裏と表の信号ピン
を接続するグループの配線処理、前記グループの配線処
理で生じた不要部分スルーホールの削除処理、表と表ま
たは裏と裏の信号ピンを接続するグループの配線処理、
の4つの処理段階を持っている。
以下、各段階について第3図に示す様な、基板の画面
に部品5及び信号ピン1を持ったセラミック基板への配
線処理を例に説明する。セラミック基板の層構成は第3
図の様に、第1層、第8層は部品搭載層6、第2層、第
4層、第6層は配線パターンの方向がX方向の配線層
7、第3層、第5層、第7層は配線パターンの方向がY
方向の配線層7として、第1層側を表側、第8層側を裏
側とする。また、スルーホール3は、任意の深さを持て
るものとする。
<段階1> 配線区間の信号ピンの位置によるグループ
分け、 配線区間の信号ピンの位置によるグループ分けの処理
フローを第4図に示す。また、配線区間の例を第5図に
示す。信号情報ファイルより入力された配線区間2を構
成する2つの信号ピンA、信号ピンBの位置関係によ
り、信号ピンA、信号ピンBがともに表側が存在する場
合をタイプ1とする。信号ピンA、信号ピンBがともに
裏側に存在する場合をタイプ2とする。信号ピンA、信
号ピンBのどちらか一方が表側で残りの一方が裏側の場
合をタイプ3として、それぞれにグループ分けをする。
第5図の場合、配線区間(イ)はタイプ1、配線区間
(ロ)はタイプ2、配線区間(ハ)はタイプ3にそれぞ
れ該当する。
<段階2> 表と裏、裏と表の信号ピンを接続するグル
ープの配線処理 段階1で分類したタイプ3に対する配線処理フローを
第6図に示す。また、信号ピンの拡張の例を第7図に示
す。第7図の様に接続すべき信号ピン1を全ての配線層
7にスルーホール3を使用して拡張し、これを拡張信号
ピン8とする。次に従来技術である、2層、または4層
を1ペアとする自動配線アルゴリズム(迷路法等)によ
り、配線パターンを決める。
<段階3> 不要部分スルーホールの削除 段階2を1つの配線区間について実施後、不要部分の
拡張信号ピンを削除する。削除処理のフローを第8図に
示す。また、削除例を第9図、第10図に示す。全ての層
に拡張された拡張信号ピン8は、第9図の様に、信号ピ
ンAの存在する層第1層と配線パターンP14の存在する
層第4層の間を有効拡張信号ピンとし、それ以外の第5
層から第7層までの拡張信号ピンを不要拡張信号ピンと
する。次に、有効拡張信号ピンを接続する部分のみをス
ルーホール3として登録し、不要拡張信号ピンは削除す
る。本処理が終了すると第9図は第10図の様になる。
以上を段階3として、段階2、段階3を段階1のグル
ープ分けで分類されたタイプ3の配線区間の全ての配線
が終了するまで実施する。
<段階4> 表と表、裏と裏の信号ピンを接続するグル
ープの配線処理 段階1で分類した、タイプ1、タイプ2について実施
する。配線処理フローを第11図に示す。表と表の信号ピ
ンを接続する場合の例を第12図に示す。第1層の信号ピ
ンA、信号ピンBを第2層まで拡張して、それぞれ拡張
信号ピンH1、信号ピンH2とする。次に、拡張された信号
ピンH1、信号ピンH2間を従来の配線アルゴリズム(迷路
法等)により、配線パターンを決める。しかし、第12図
の例では第2層は配線禁止領域9が存在し、配線パター
ンが作成できない。このため、さらに第3層へ信号ピン
を拡張する。第3層にて、配線パターンP2が拡張信号ピ
ンH2より作成することが出来るが、第3層ではX方向の
パターンが作成出来ないため、拡張信号ピンH1と接続で
きない。このためさらに1層信号ピンを拡張し第4層で
配線パターンを決める。この時、拡張信号ピンH1から配
線パターンP1が作成できる。次に、信号ピンAについて
は配線パターンP1と接続する第4層までを有効拡張信号
ピンとして、拡張信号ピン8間をスルーホール3として
登録する。信号ピンBについては、同様に第3層までを
スルーホールとして登録する。また、配線パターンP1
配線パターンP2間を接続するため、第3層、第4層間を
ビアホール10として登録する。最後に不要な拡張信号ピ
ン8を削除する。本処理を行なうと第12図は第13図の様
になる。これにより、スルーホールT1については第5層
から第7層まで、スルーホールT2については第4層から
第7層までを他の配線区間の配線ライン、ビアホールで
使用することができる。
以上を段階4として、段階4を段階1でグループ分け
したすべてのタイプ1、タイプ2について実施る。
上記、4段階の処理によって、信号ピンによる不要な
スルーホールを抑止することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、信号ピンの増加による、不要な配線
パターンの迂回、配線パターンの妨害を防止することが
できるので、配線密度の向上に著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略フローチャート、第2図は本発明
を構成するシステム図、第3図は本発明を両面実装セラ
ミック基板を使って、配線パターンの接続を実施した一
例の斜視図、第4図はグループ分け処理のフローチャー
ト、第5図はグループ分けの一例の斜視図、第6図は実
施例の段階1の内、タイプ3についての配線処理のフロ
ーチャート、第7図は信号ピンを拡張する前と全層に拡
張後の一例の斜視図、第8図は不要部品の拡張信号ピン
削除処理のフローチャート、第9図は有効拡張信号ピ
ン、不要拡張信号ピンの一例の斜視図、第10図は不要拡
張信号ピン削除後の一例の斜視図、第11図は実施例の段
階1の内、タイプ1とタイプ2についての配線処理のフ
ローチャート、第12図は前記タイプ1の配線パターン接
続の一例で、不要部分拡張信号ピンの削除前の斜視図、
第13図は第12図より不要拡張信号ピンを削除した例の斜
視図である。 1……信号ピン、2……配線区間、3……スルーホー
ル、4……配線パターン、5……部品、6……部品搭載
層、7……配線層、8……拡張信号ピン、9……配線禁
止領域、10……ビアホール。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルーホールとして任意の深さのものを作
    成できる多層配線板の配線パターンを、計算機を使用し
    て自動決定する方法において、前記多層配線板の接続す
    べき配線区間を構成する2つの信号点が、配線板の表裏
    どちら側にあるかにより、タイプ1(表と表)、タイプ
    2(裏と裏)、タイプ3(表と裏または裏と表)の3つ
    のタイプに分ける第1の手段と、表と裏または裏と表の
    配線区間について、接続すべき信号点を全ての層にスル
    ーホールを使用して拡張後、任意の層で配線パターンに
    より接続する第2の手段と、前記第2の手段で拡張した
    信号点の内、配線パターンの存在する層から表裏に存在
    する信号点までをスルーホールとして登録し、スルーホ
    ールとして登録しなかった拡張された信号点を削除する
    第3の手段と、表と表、裏と裏のタイプの配線区間につ
    いて、信号点の存在する層(表/裏)+1層まで信号点
    を拡張し、信号点を拡張した範囲の任意の層で配線パタ
    ーンを決定し、配線パターンが決まらない場合、さらに
    1層分、信号点を拡張して配線パターンを決定し、該処
    理を配線パターンにより接続されるか、または全ての層
    に信号点が拡張されるまで繰返す第4の手段とを設ける
    ことにより配線を行なうことを特徴とする、多層配線板
    における自動配線方法。
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