JP2901058B2 - 電子メール装置付き構内自動交換システム - Google Patents

電子メール装置付き構内自動交換システム

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JP2901058B2
JP2901058B2 JP24336797A JP24336797A JP2901058B2 JP 2901058 B2 JP2901058 B2 JP 2901058B2 JP 24336797 A JP24336797 A JP 24336797A JP 24336797 A JP24336797 A JP 24336797A JP 2901058 B2 JP2901058 B2 JP 2901058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子メール装置付き
構内自動交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電話機等の端末装置を多数備えた施設で
は一般的に構内自動交換機(以下、PBXという)が使
用されている。最近では、情報の伝達をより便利に行う
ために、このPBXに電子メール装置を付設するという
ことが行なわれている。
【0003】電子メール装置(以下、単にメール装置と
いう)は、電子信号に変換された例えば音声情報等の情
報を蓄積しておき、必要に応じて所望の相手先へ送出す
ることができるようにした装置である。メール装置をP
BXに付設し、電話機などの端末装置からその構内自動
交換機を介してメール装置を操作することによって、そ
のメール装置に、情報登録動作(情報を蓄積する動作で
あって音声情報の場合であれば録音動作)、情報取出動
作(音声情報の場合であれば再生動作)、情報消去動作
(不要となった情報を消去する動作)等々を行なえるよ
うにすることにより、メール装置を様々に利用すること
ができる。
【0004】それらの様々な利用法の中の代表的なもの
に、例えば代行受信や同報通信等がある。代行受信は、
通信相手先が不在の場合に、伝達したい内容を一旦メー
ル装置に蓄積しておき、後刻、このメール装置からその
相手先を呼び出すか、あるいはその相手先がメール装置
を呼び出すことによって、蓄積しておいた内容を伝達す
るものである。また、同報通信は、複数の相手先へ伝達
すべき内容をメール装置に蓄積し、このメール装置から
それらの通信相手先を呼び出し、あるいはそれらの相手
先がメール装置を呼び出すことによって、それら全員に
伝達を行うのもである。
【0005】メール装置を電話機等の端末装置から操作
できるようにする方法としては、メール装置の各種のサ
ービス(各種の動作)ごとにサービス番号(サービスコ
ード)を予め定めておき、このサービス番号がプッシュ
ボタン信号(以下、PB信号という)でメール装置へ送
られたならば、メール装置がそれに応答するようにして
おくという方法が取られている。
【0006】従って、メール装置を利用する際の従来の
一般的な操作法では、利用者が端末装置のプッシュボタ
ンを操作して(即ちPB信号を送出して)メール装置を
呼び出した上で、更にプッシュボタンを操作してサービ
ス番号をPB信号で送出するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
説明したような、従来の電子メール装置付き構内自動交
換システムにおいては、メール装置が高機能化されてサ
ービスの種類が増加すると、それに対応してサービス番
号の桁数が増加し、そのため一度の操作に必要な全ての
番号を、利用者が記憶しておくことが困難となるという
問題があった。従って、メール装置の高機能化が操作性
の低下につながってしまうという矛盾が存在していた。
【0008】また、情報の受取側では、誰が情報を登録
したかを認識するためには、登録されている情報を取り
出す必要があるため、必要な情報の取り出しを瞬時に行
なうことができないといった問題があった。
【0009】さらに、情報の受取側の利用者が、メール
装置に自分宛の情報が登録されていることを知らされて
いる場合には、メール装置を呼び出してその情報を取り
出すことに大きな面倒を感じることはないが、自分宛の
登録情報の有無を確認するために反復してメール装置を
呼び出さねばならず、しかも実際には登録情報が無かっ
たというような場合には、利用者の精神的負担が大き
い。そのため、情報の有無の確認を怠るようにもなりが
ちであり、それによって情報の不達が増加することか
ら、結果的にメール装置が十分に利用されないという問
題もあった。
【0010】本発明は以上の問題を解決すべくなされた
ものであり、本発明の目的は、簡易な操作で電子メール
機能を利用することができると共に、電子メール装置に
おける情報の登録状況(誰から情報が登録されているか
等)を容易に確認することができ、従ってすぐれた利便
性を有する、電子メール装置付き構内自動交換システム
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、メッセージ送信先端末装置及びメッセ
ージ送信元端末装置を含む複数の端末装置と、該複数の
端末装置を収容する構内自動交換機と、該構内自動交換
機に付設された情報の登録及び読出しの機能を有する電
子メール装置とを有する電子メール装置付き構内自動交
換システムにおいて、前記電子メール装置に、メッセー
ジ送信先端末装置のメールボックスであって、メッセー
ジ送信元端末装置に対応する専用メールボックスを設定
し、前記メッセージ送信元端末装置に、前記メッセージ
送信先端末装置に対応するキーを備え、前記メッセージ
送信先端末装置に、前記メッセージ送信元端末装置に対
応する表示部を備え、前記構内自動交換機に、前記メッ
セージ送信元端末装置からのメッセージ登録の際に、前
記キーの押下を認識したときには、前記専用メールボッ
クスに対して前記メッセージ送信元端末装置からのメッ
セージを保存するように前記電子メール装置を制御する
手段と、該メッセージが前記専用メールボックスに保存
されたことを認識すると、前記表示部に保存表示を行な
うように制御する制御手段を備えた構成としている。
【0012】かかる構成により、情報の登録者は、簡単
なキー操作で所望の相手のメールボックスにメッセージ
を登録できるようになり、一方、情報の受信側では、一
目で、誰(どの端末装置)から情報が登録されているか
等のメッセージ登録状況を容易に認識することができ、
メール装置を利用する際の操作性が顕著に向上する。
【0013】また、本発明は、以上の目的を達成するた
めに、さらに、前記メッセージ送信先端末装置に、前記
専用メールボックスに対応したメッセージ読出し用キー
を備え、前記構内自動交換機に、前記メッセージ送信先
端末装置からのメッセージ読出しに際し、前記メッセー
ジ読出し用キーの押下を認識したときには、前記専用メ
ールボックスに保存されているメッセージを、前記メッ
セージ送信先端末装置に送出するように前記電子メール
装置を制御する手段を備えた構成としている。
【0014】かかる構成により、情報の受信側では、一
目で誰から情報が登録されているかを認識することがで
きるので、余分な操作を必要とすることなく、必要な情
報の取り出しを瞬時に行なうことができる。従って、メ
ール装置を介した情報の伝達が容易にしかも確実に行な
われるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照し詳細に説明する。 1.全体構成 図1は、本発明の実施の形態のシステムの全体の概略構
成を示す中継方式図である。
【0016】図1において、破線で囲んだブロック10
0は構内自動交換機、破線のブロック200は電子メー
ル装置、破線のブロック300−1〜300−3の各々
は、構内自動交換機100に接続された端末である(そ
れらの端末を以下の説明では概括的に引用符号300で
表わす)。 1−(1)構内自動交換機(PBX) 構内自動交換機(PBX)100は、通話路ユニット1
02を含んでおり、この通話路ユニット102には、バ
ス104を介して中央処理装置(CC)106が接続さ
れている。中央処理装置106は、PBX100の全体
を制御するばかりでなく、メール装置200や各端末3
00に対しても影響力を及ぼすものであり、それについ
ては後に詳述する。
【0017】バス104には更に、種々の制御データや
処理状態、それに処理プログラム等を記憶する記憶装置
(MM)108が接続されていると共に、メンテナンス
パネル(MP)として構成した外部入力装置110が、
入出力装置(IOC)112を介して接続されている。
記憶装置108は、このPBX100自体の動作に関す
るデータばかりでなく、メール装置200や各端末30
0に関するデータも格納するものであり、これについて
も後に詳述する。
【0018】PBX100は更に、内線接続のための複
数のライン回路114、中継台制御装置116、局線ト
ランク118、メール・インターフェース回路(MI
F)120、三者通話等を行なう際に使用する会議トラ
ンク(CFT)122等を備えており、これらはいずれ
も通話路ユニット102に接続されている。
【0019】PBX100は局線トランク118を介し
て公衆網404に接続されており、図中に406で模式
的に図示してあるのは公衆網404に接続された外部の
電話機である。またこのPBX100には、中継台制御
装置116を介して中継台402が接続されている。 1−(2)電子メール装置 電子メール装置(以下、メール装置)200は、この実
施の形態のシステムにおいてはいわゆる音声メール装置
(VMS)が用いられている。
【0020】メール装置200は情報蓄積ユニット20
2とコントローラ204とから構成されており、情報蓄
積ユニット202はPBX100のライン回路114の
うちの1つに接続されており、また、コントローラ20
4はPBX100のMIF120に接続されている。コ
ントローラ204として、一般的な料金管理装置等を使
用することができ、また、このコントローラ204が接
続されるMIF120として、一般的な課金アダプタを
使用することができる。
【0021】メール装置200内には複数のメールボッ
クスが設定される。特に本実施の形態においては、特定
の端末における情報登録(録音)の際に使用される、そ
の端末専用のメールボックスや、特定の情報発信元端末
から特定の情報宛先端末への伝達情報のみを蓄積してお
くための専用のメールボックス等の、種々の専用メール
ボックスが設定される。それらの専用メールボックス
は、各々が複数のメッセージを登録できると共に、登録
された複数のメッセージのうちの特定のものを選択的に
消去したり、他のメールボックスへ転送したりすること
ができるようになっている。専用メールボックスの種類
とその詳細とは、後の説明の中の関連部分においてその
都度説明することにする。 1−(3)端末装置 各々の端末300は、一般的な多機能電話機(以下、M
FT)302と、それとは別体のユニットとして形成し
た操作/表示装置304とを並置して構成したものであ
る。1つの端末を構成するMFT302と操作/表示装
置304とはその端末内において互いに接続されておら
ず、また、それらは、PBX100の別々のライン回路
104に接続されている。
【0022】MFT302は、メールサービスを利用し
ないときにはそのまま通常の電話機として使用され、ま
た、メールサービスを利用する際には、そのハンドセッ
トを介して音声情報の登録、並びに再生情報の聴取を行
なうものである。メール装置の操作は操作/表示装置3
04によって行なわれる。従って、MFT302には、
既存の多機能電話機を、特別の機能を付加する必要も無
くそのまま使用することができるため、システムのコス
トの低減という点において有利なものとなっている。
【0023】MFT302と操作/表示装置304とは
PBX100の通常のライン回路114に接続されるた
め、このPBX100には容易に多数の端末を接続する
ことができるが、図1には説明のために3つの端末だけ
を図示してある。後に述べる、端末の詳細な説明や、動
作の具体例においては、MFT302−1と操作/表示
装置304−1とから成る端末300−1は、ある会社
の役員Lが使用するためのもの、MFT302−2と操
作/表示装置304−2とから成る端末300−2は、
その会社の部長Aが使用するためのもの、そしてMFT
302−3と操作/表示装置304−3とから成る端末
300−3は、その会社の秘書が使用するためのものと
想定して説明が行われる。 2.操作/表示装置(DSS) 各端末300ごとに備えられた操作/表示装置304
は、図2ないし図4に示すように、ケースの上面に並設
された多数のキー(押しボタン)と、それらのキーの各
々に組合わされた発光ダイオード等の視覚表示器(表示
灯)308とを備えている。また、この操作/表示装置
304には、それらの各キーが押下されたときに、その
キーに対応した、キーごとに異なったコード(即ちその
キーの識別コード)を表わすPB信号を発生してPBX
100へ送出する、PB信号発生回路を備えている。ま
た、各々の表示灯308はこの操作/表示装置304の
外部から、点火、滅火、点滅等の制御を行なうことがで
きるようになっている。
【0024】この種の機能は、通常の電話交換機に広く
用いられているダイレクト・ステーション・セレクショ
ン装置(DSS)が持つ機能と同等であるため、本実施
の形態ではこの操作/表示装置304にはDSSを使用
しており、それゆえ、以下、操作/表示装置304のこ
とをDSS304という。
【0025】本実施の形態によれば、既に述べたような
一般的な多機能電話機と、それに通常のダイレクト・ス
テーション・セレクション装置とを組合わせて端末を構
成できるため、更にシステムのコストの低減という点に
おいて有利である。
【0026】メール装置200の利用操作は各端末30
0のDSS304を操作することによって行なわれ、そ
の場合、そのDSS304から送出されるキー識別信号
のPB信号に基づいて、PBX100の中央処理装置1
06が、必要な回線の接続、メール装置200の制御、
それにDSS304の表示灯の制御等を行なう。これに
ついては後に詳述する。 2−(1)DSSキーの機能割当 次に、図2ないし図4のDSS盤面図を参照しつつ、D
SS304の各キー(以下、DSSキーという)の機能
割当の3つの具体例について説明する。
【0027】DSSキーの機能割当の意味するところを
容易に理解できるように、ここで本実施の形態の構成に
関して、以下の3つの点を予め説明しておく。
【0028】第1の点は、DSSキーの機能割当は、P
BX100の記憶装置108の中のデータの設定という
形で行なわれるということである。既述の如く、夫々の
DSSキー自体に付随している本来の機能は、キーの押
下によって、そのキーの識別コードを表わすPB信号が
PBX100へ送出されるということである。そして、
このキー識別コードを受け取った中央処理装置106
が、記憶装置108を参照して、押下されたDSSキー
(以下、起動キーという)の機能を読出し、その読出し
た機能に対応する動作をメール装置200に行なわせる
ように、PBX100及びメール装置200を制御す
る。そのため、記憶装置108の中には、このシステム
中の全ての端末のDSSの各々のキーについて、その機
能を書き込むための専用の格納位置が設定されている
(これについては後に更に詳しく説明する)。尚、この
ように実際の作業は中央処理装置106が行なうのであ
るが、以下に述べるDSSキーの機能割当の説明では、
各キーを、その押下の結果として得られる機能に関連し
て説明する。
【0029】第2の点は、DSSキーは、その機能によ
ってグループ分けすることができるということである。
即ち、(1)メール装置に行なわせる種々の動作(録
音、再生、消去、等々)を指定するためのメール操作キ
ーと、(2)メール情報を登録する際のメール宛先端末
の指定、並びにメール情報を再生する際のメール発信元
端末の指定を行なうための端末指定キーと、(3)その
他の、例えば端末のMFTとメール装置との間の接続や
切断等をはじめとする種々の動作をPBX100に行な
わせるためのキーとに大きく分けられる。端末指定キー
は更に、登録時単独宛先指定キー、登録時複数宛先指定
キー、再生時発信元指定キー等に細分される。
【0030】尚、これらのグループ分けの詳細について
は後に図5に関して詳述する。
【0031】第3の点は、前述の如く、メール装置20
0内には、特定の発信元端末から特定の宛先端末へのメ
ール情報だけを蓄積するように使用される、専用のメー
ルボックスが設定されるということである。それら専用
メールボックスの各々は、発信元端末と宛先端末との特
定の組合わせに対応することになるため、発信可能端末
がm、受取可能端末がn存在する場合には、少なくとも
m×n個の専用ボックスが設定される。それゆえ一例と
して、ある端末XのDSSの盤面に、別のある端末Yを
メールの宛先として指定する端末指定キーが設定されて
いるならば、メール装置200内には、端末Xから端末
Yへの情報伝達のための専用のボックスが設定されてお
り、また、端末YのDSSには端末Xを発信元として指
定するキーが存在している。メール装置200内には更
に、メール情報の優先度に対応させたメールボックス
や、情報伝達以外の目的に使用される、録音や保存のた
めのメールボックスも設定され、それらについても随時
詳述する。
【0032】図2ないし図4のキーの機能割当の具体例
は、本実施の形態のシステムが、例えばかなりの人数の
役員と部長とが所属している会社に導入された場合を想
定したものである。この会社では、自室に不在がちの役
員L〜役員Vから部長A〜部長Kへの指示の下達と、逆
に部長A〜部長Kからそれら役員L〜役員Vへの報告と
が滑らかに行なわれるようにするために、また、役員L
〜役員Vの不在時に社外から入った連絡を伝言として残
すために、本実施の形態のシステムを採用することにし
たものである。
【0033】特に図2は、役員Lの机上におかれるDS
S304−1のキーの機能設定を示すDSS盤面図、図
3は部長Aの机上に置かれるDSS304−2のキーの
機能設定を示すDSS盤面図、そして図4は主として役
員L〜役員Vへ外線を取り次ぐ仕事にあたっている秘書
の机上におかれるDSS304−3のキーの機能設定を
示す盤面図である。
【0034】それら3種類のいずれのDSSも同一のハ
ードウェアを使用している。即ち、それらのDSSはそ
のケースの上面に48個の押しボタン形のキーを備えて
おり、それらのキーの各々には、表示灯308が組合わ
せてある。機能を割当てたキーの上面には文字が記され
ており、文字が記されてないキーは、記憶装置108内
においては未登録扱いとされている。 2−(2)DSSキーの機能割当の第1例 図2において、役員Lの机上のDSS304−1は、そ
の48個のキーのうちの46個に機能割当がなされてお
り、それら46個のキーはその機能によって4つのグル
ープと1つの特別のキーとに区分することができ、それ
らのグループを仮想線310、312、314、316
で囲んで示し、また、ここで特別のキーとは「メール呼
出キー」318である。
【0035】図2中、上から3つ目のグループ314は
前述のメール操作キーであり、一方、その他のグループ
310、312、316は前述の端末指定キーであっ
て、更に細分すると、グループ310は登録時複数宛先
指定キー、グループ312は登録時単独宛先指定キー、
グループ316は再生時発信元指定キーである。
【0036】先ず、「メール呼出キー」318と、グル
ープ314に含まれる7個のメール操作キー(「録
音」、「確認」、「消去」、「継続」、「再生」、「保
存」、「終了」の各キー)とについて説明する。
【0037】「メール呼出キー」318は、端末300
からメール装置200を呼び出すための、即ち、端末の
MFT302とメール装置200とを接続させるための
キーであり、電子メールを利用する際には、最初に押下
されるキーである。
【0038】「録音キー」320は、メール装置にメー
ル情報の登録(録音)を行なう際に押下するキーであ
る。「確認キー」322は、メール装置に自らが登録し
た情報を再生して確認する際に押下するキーである。
「消去キー」324は、メール装置に登録されている情
報を消去する際に押下するキーである。「継続キー」3
26は、メール装置を操作してあるサービスを行なわせ
た後に、更に続けて別のサービスを行なわせる際に押下
するキーである。「再生キー」328は、他の端末から
メール装置に登録された自分宛のメール情報を再生して
受取る際に押下するキーである。「保存キー」330
は、受取ったメール情報を保存用のメールボックスに転
送して保存しておく際に押下するキーである。そして、
「終了キー」332は、メール装置の利用を終了する際
に押下するキーである。
【0039】以上の7個のメール操作キーのいずれを押
下した場合にも、中央処理装置106がそれに応答し
て、その起動キーの表示灯を点火し、そしてその起動キ
ーに割当てられている機能を実行させるための制御信号
をPB信号の形でメール装置200へ送出する。
【0040】次に、グループ310に含まれる12個の
登録時複数宛先指定キーについて説明する。これらのキ
ーは、役員Lが複数の部長に宛てて同一のメール情報を
送る場合に使用するものである。これらのうち、仮想線
ブロック310内の右下の「複数宛先キー」334を除
いた11個のキーは、メールの宛先となり得る11人の
部長A〜Kの各々に対応させた端末指定キーである。役
員Lは、メッセージの録音、即ちメール情報の登録を行
なった後に、続けて「複数宛先キー」334を押下す
る。そして更に、例えばその登録したメールの宛先の中
に部長Aが含まれているのであれば、「部長A」と記さ
れているキー310Aを押下し、更に、そのメールの宛
先とする全ての部長の夫々に対応した端末指定キーを次
々に押下する。
【0041】以上の登録時単独宛先指定キーのいずれが
押下されて起動された場合にも、中央処理装置106が
それに応答して、その起動キーの表示灯を点火すると共
に、その起動キーに対応した所定のPB信号をメール装
置200へ送出する。
【0042】特に、「複数宛先キー」334が押下され
た場合には、中央処理装置106は、その直前に役員L
が行なっている情報登録(即ちメッセージ録音)に使用
されたメールボックス(即ち役員Lの録音用の専用メー
ルボックス)の内容を別のメールボックスへ転送させる
制御指令を、PB信号でメール装置200へ送出する。
続いて中央処理装置106は、各部長に対応する端末指
定キーが押下されるたびに、役員Lからその起動キーに
対応する部長へ宛てた情報のみを蓄積する専用メールボ
ックスの識別番号(ボックス番号)を、転送先ボックス
番号としてPB信号で送出する。メール装置200は、
このボックス番号に従って情報の転送を行なう。
【0043】次に、グループ312に含まれる11個の
登録時単独宛先指定キーについて説明する。これらのキ
ーは、役員Lが特定の1人の部長に宛ててメール情報を
送る場合に使用するものである。これら11個のキーの
各々は、メールの宛先となり得る11人の部長の夫々に
対応した、端末指定キーとなっている。役員Lは、メッ
セージの録音を行なった後に、続けてそのメッセージの
宛先の部長に対応したキーを選択して押下する。例えば
それが部長Aであれば、上面に「部長A」と記されてい
るキー312Aを押下する。
【0044】以上の11個の登録時単独宛先指定キーの
いずれが押下されて起動された場合にも、中央処理装置
106がそれに応答して、その起動キーの表示灯を点火
すると共に、その起動キーに対応した所定のPB信号を
メール装置200へ送出する。
【0045】以上の登録時単独宛先指定キーを押下した
場合に送出されるPB信号について、特に、登録時複数
宛先指定キーを押下した場合の信号と比較して説明する
と、以下のようになる。
【0046】即ち、例えば登録時単独宛先指定キーのう
ちの「部長Aキー」312Aを例にとると、そのPB信
号は、登録時複数宛先指定キーのうちの「複数宛先キ
ー」334を押下した場合に送出される信号と、同じく
登録時複数宛先指定キーのうちの「部長Aキー」310
Aを押下した場合に送出される信号とを連続させたもの
に等しい。従って、送出されるPB信号に関しては、キ
ー312Aを1個押下する操作と、キー334とキー3
10Aの2個を連続して押下する操作とは同じことであ
るが、図2の機能割当の例において敢えて登録時単独宛
先指定キーを設けてあるのは、メール装置の利用のため
の操作を可及的に簡易化するためである。メール情報の
宛先は単独であることが多いため、ワンタッチで宛先を
指定できるようにすることは、実際上、大いに歓迎され
る。
【0047】次に、グループ316に含まれる15個の
再生時発信元指定キーについて説明する。これらのキー
は、役員Lを宛先として他の端末(この場合部長A〜部
長Kの端末のうちのいずれか、或いは前述の秘書の端
末)において登録されたメール情報を、この役員Lが、
前述の「再生キー」328を操作して再生させ受取る際
に、どの発信元からの登録メール情報を再生するかを指
定するために使用するものである。これら15個のキー
のうちの最上列の4つのキー316−1〜316−4
は、秘書の端末において情報に優先度を付与して登録し
たメール情報(この優先度については後に詳述する)を
受取るためのものである。それらのうち「優先1」と記
されたキー316−1は、役員L宛の、しかも優先度が
最上位のメール情報のみを蓄積するための専用メールボ
ックスに対応させてあり、そのメールボックスを指定し
てその中のメール情報を再生させるために使用される。
また、その他の3つのキー316−2〜316−4も同
様にして、優先度が2番目から最下位(4番目)までの
メールボックスに対応させたものである。15個のキー
のうちの残りの11個は、11人の部長A〜Kの各々か
ら役員Lへ宛てたメール情報のみを蓄積する、夫々の専
用メールボックスに対応したキーであり、再生時にそれ
らのメールボックスを夫々に指定するために使用され
る。
【0048】以上の再生時発信元指定キーの各々に組合
わされている表示灯308は、そのキーに対応したメー
ルボックス内に情報が登録されているときには、中央制
御装置106の制御の下に、点滅させられている。ま
た、それら15個の発信元指定キーのいずれが押下され
て起動された場合にも、中央処理装置106がそれに応
答して、その起動キーの表示灯を点火すると共に、その
起動キーに対応した所定のPB信号をメール装置200
へ送出する。
【0049】役員Lは、再生時発信元指定キーの表示灯
の点滅によって、受取るべきメール情報が存在している
ことと、そのメール情報の発信元とを認識することがで
きる。そして、そのメール情報を受取るためには、自分
の端末のMFT302−1をオフフックし、そして自分
の端末のDSS304−1の「メール呼出キー」318
を押下して、MFT302とメール装置200とを接続
させる。次に、表示灯が点滅している再生時発信元指定
キーを押下することにより、そのキーに対応したメール
ボックス内に登録されている、そのキーに対応した発信
元からのメール情報を再生させる用意が整う(このと
き、押下されたキーの表示灯は点滅から点火へと変化す
る)。そして、「再生キー」328を押下することによ
ってそのメールボックス内のメール情報が再生され、そ
れをMFT302−1のハンドセットで聴取することが
できる。その際に、もしそのメールボックスに複数のメ
ール情報が登録されていた場合には、「再生キー」32
8を押下するごとに、それらのメール情報が1つづつ順
番に再生される。
【0050】以上で、図2の、役員Lの端末300−1
のDSS304−1のためのDSSキーの機能割当の説
明を終わる。前述の如く、DSSキーの機能割当は記憶
装置108内のデータによって設定されるものであるた
め、この機能割当の変更は任意であり、しかも容易であ
る。 2−(3)DSSキーの機能割当の第2例 図3に示す、部長Aが使用するDSS304−2におけ
る機能割当も、基本的には図2の役員LのDSS304
−1におけるものと変わらず、小さな相違が存在するの
みである。それゆえ図3のDSS304−2において、
図2のDSS304−1と同一ないし対応する部分に
は、同一の引用符号を付した上でその詳細な説明は省略
し、以下の説明においては主として相違点について説明
することにする。
【0051】図3のDSS304−2では、メール情報
をやり取りする相手先が役員L〜役員Vであるため、図
2のDSS304−1において部長A〜部長Kと記され
ていた夫々のキーに対応するキーは、ここでは役員L〜
役員Vと記されている。しかしながら、これは単に相手
先の名称が異なるだけで本質的な違いではない。
【0052】また、「メール呼出キー」318と、登録
時複数宛先指定キーのグループ310、登録時単独宛先
指定キーのグループ312、並びにメール操作キーのグ
ループ314も、このDSSの利用者が部長Aであり、
その通信相手先が役員L〜役員Vであること以外、図2
のものと同一である。
【0053】実質的な相違点は、再生時発信元指定キー
のグループ316に関して、図2のDSS304−1に
は設けられていた「優先キー」316−1〜316−4
が、このDSS304−2には設けられていないことで
ある。これは、秘書が外線からの伝言をメール装置で取
り次ぐのは役員だけとしているため、部長用の端末には
それらのキーは不要だからである。
【0054】以上のDSS304−2の各キーの使用法
は、図2について説明したものと同様であるので説明を
省略する。 2−(4)DSSキーの機能割当の第3例 図4に示す、秘書が使用するDSS304−3のキーの
機能割当は、図2や図3のDSSとはかなり異なってい
る。これは、秘書の場合、外線から役員L〜役員Vへの
伝言をメール装置に登録するためにこのDSS304−
3を使用するという、特別の事情があるからである。
【0055】図4において、秘書の机上におかれるDS
S304−3は、その48個のキーのうちの23個に機
能割当がなされており、それら23個のキーはその機能
によって3つのグループと3つの特別キーとに区分する
ことができる。それらのグループのうちの第1は登録時
宛先指定キーのグループであり、図中に仮想線338で
囲んで表わす。第2のグループは優先度付与キーのグル
ープであり、これを仮想線340で囲んで表わす。第3
のグループはメール操作キーのグループであり、このグ
ループは、図2及び図3に対応させて仮想線314で囲
んで表わす。また3つの特別のキーは、「メール呼出キ
ー」318、「自動録音キー」342、それに「終話キ
ー」344である。
【0056】先ず、グループ314には、5個のメール
操作キーが含まれており(「録音キー」320、「確認
キー」322、「消去キー」324、「再生キー」32
8、及び「終了キー」332)、それらの各キーは、図
2のDSS304−1に備えられている同名のキーと同
一の機能を果たすものである。また、この秘書用のDS
S304−3には、図2のDSSとは異なり、「継続キ
ー」と「保存キー」とは備えられていない。
【0057】登録時宛先指定キーのグループ338には
11個のキーが含まれており、それらのキーは、その上
面に記された宛先名称が、図3の重役AのDSS304
−2の登録時単独宛先指定キーのものと同一となってい
る。また、機能の点でも同様であり、宛先に対応した専
用メールボックスを指定することのできるキーである
が、ただし、この秘書用DSS304−3における登録
時宛先指定キー338は、それを押下した後に続けて、
4個の優先度付与キー340のうちのいずれかを押下す
ることによって、はじめて、指定メールボックスが確定
するという点が異なる。
【0058】即ち、秘書が取り次いだいずれかの役員宛
のメール情報は、その宛先の役員とそのメール情報の優
先度との特定の組合わせに対応して設定されている専用
メールボックス内に蓄積されるようになっており、この
情報優先度は、情報を取り次ぐ秘書が、その情報の内容
や性質を個々に判断した上で、いずれかの優先度付与キ
ーを押下することによって、そのメール情報に付与され
るようになっている。
【0059】優先度付与キーのグループ340には4個
のキー340−1〜340−4が含まれており、それら
のうち「優先1」と記されたキー340−1を押下する
ことによって、それに先立って登録されたメール情報に
対し、最上位の優先度が付与される。また、その他の3
つのキー340−2〜340−4も、同様にして、2番
目から最下位(4番目)までの優先度をメール情報に付
与するために使用される。
【0060】以上に説明した、メール操作キー、登録時
宛先指定キー、及び優先度付与キーのうちのいずれのキ
ーを押下した場合にも、中央処理装置106がそれに応
答して、その押下されたキーの表示灯を点火すると共
に、その押下されたキーに対応する所定の信号をPB信
号の形でメール装置200へ送出する。
【0061】この秘書用DSS304−3に設けられた
3つの特別のキーのうち、「メール呼出キー」318
は、図2の役員L用のDSS304−1に関して説明し
た同名のキーと同じ機能を有するものであり、メール装
置200を呼び出して秘書の端末のMFT302−3と
接続するために使用される。「自動録音キー」342
は、これもメール装置200を呼び出すためのキーであ
るが、ただしこのキー342は、秘書がMFT302−
3を用いて相手先と通話している通話中状態からメール
装置200を呼び出し、そして録音のために、秘書と通
話相手先とメール装置200との三者通話状態とするた
めに使用するキーである。この「自動録音キー」342
が押下されると、中央処理装置106がそれに応答し
て、このキー342の表示灯308を点火すると共に、
所定の信号をPB信号の形でメール装置200へ送出す
る。この「自動録音キー」342の表示灯308は、三
者通話状態が続いている間は、点火状態に保持されてい
る。また「終話キー」344は、この三者通話録音サー
ビスを終了する際に、三者通話状態から局線(通話相手
先)を開放するために使用するキーである。この「終話
キー」344が押下されると、中央処理装置106がそ
れに応答して、このキー344の表示灯308を点火す
ると共に、このキー344に対応する所定の信号をPB
信号の形でメール装置200へ送出する。
【0062】以上で秘書用DSS304−3のDSSキ
ーの機能割当の説明を終わる。尚、この秘書用DSS3
04−3についても、他のDSSと同様、機能の割当て
方は様々に、そして容易に変更することができる。 3.記憶装置内の登録データ 次に、PBX100の記憶装置108内に登録ないし格
納されるデータについて説明する。
【0063】記憶装置108には、中央制御装置106
が動作するために必要な全てのデータが格納されるので
あるが、ここでは、通常の構内自動交換機としての動作
に関するものは説明せず、本発明に特に関係のあるデー
タについてだけ説明する。
【0064】図5〜図9は、記憶装置108内の様々な
データ登録用メモリ領域を示す図である。これらの図を
参照して種々のデータの設定について説明をするが、そ
の前に、「キー番号」並びに「DSS番号」という用語
について説明しておく。
【0065】既に説明したようにDSS304は、その
各々が48個づつのキーを備えている。1台のDSSに
おけるそれら48個のキーを互いに区別して識別するた
めに各キーに付番した番号が「キー番号」であり、例え
ば1番から48番までの連続番号とすれば良い。また、
システム中に使用されている全てのDSS304を互い
に区別して識別するために各々のDSSに付番した番号
が「DSS番号」であり、これもDSSの総台数に応じ
た連続番号とすれば良い。
【0066】システム中のあるDSSのあるキーが押下
されて(即ち起動されて)そのキーに対応するPB信号
がPBX100へ送出されたならば、中央処理装置10
6は、受取ったそのPBX信号の内容に基づいて、その
起動キーのキー番号を判別することができ、また、その
PB信号が着信したライン回路114を識別することに
よって、そのキーの押下が行なわれたDSS(起動DS
S)のDSS番号を判別することができる。「DSS番
号」と「キー番号」とを組合わせることによって、シス
テム中の全てのDSSキーを個々に特定することができ
るため、このように判別したDSS番号とキー番号とか
ら、起動キーを特定することができる。 3−(1)キー情報とキーの種別 図5は、システム中の全てのDSSキーについて、それ
らの個々のキーごとに、当該キーのキー情報を登録する
メモリ領域510を示し、以後、このメモリ領域を「D
SSDATA」という。このDSSDATA510に
は、夫々のキーのキー情報がシーケンシャルに格納され
ており、1つのキーについてのキー情報は、図示の如く
連続する4つの格納位置をひとまとまりとして、そこに
格納しており、そしてDSS番号とキー番号とを用いて
必要なキー情報を検索するようにしている。
【0067】1つのキーに対応するそれら4つの記憶位
置のうちの先頭の記憶位置の前半にはキーの種別が登録
され、その記憶位置の後半と続く3つの記憶位置とから
なる部分には、そのキーの機能により、PBX100内
の特定の収容位置を表わす収容位置情報(512)か、
或いは、送出すべきPB信号を表わすダイヤル情報(5
14)かのいずれかが、データ内容として登録される。
【0068】登録されるキーの種別は、図5に示す如
く、8種類に分けられている。
【0069】種別0は、未登録キーであり、その内容の
登録は行われない。
【0070】種別1は、内線呼び出しキーであり(ただ
し図2〜図4に示したDSSキーの機能割当の例ではこ
の種別に相当するキーは設定されていない)、その内容
として登録されるのは、呼び出すべき内線の収容位置の
情報である。
【0071】種別2は、オートダイヤルキーであり(こ
の種別のキーも前述のDSSキーの機能割当の例では設
定されていない)、その内容として登録されるのは、呼
出す相手先のダイヤル番号を表わす情報である。
【0072】種別3は、メール呼び出しキー(図2〜図
4の318)であり、その内容として登録されるのは、
メール装置200を収容した内線の収容位置の情報であ
る。
【0073】種別4は、そのキーの押下によって、中央
処理装置106からメール装置200へ向けて、メール
装置200において実行すべき動作を指定したり、その
動作対象とすべきメールボックスを指定したりするPB
信号が送出されることになるキーが各種あるうちから、
再生時発進元指定キーを除いた残りのキーである。この
場合、このPB信号の送出に先立って、押下したキーに
組合わされている表示灯が点火される。具体的には、こ
の種別に該当するキーは、録音時宛先指定キー(録音時
単独宛先指定キーと録音時複数宛先指定キーとを含む)
と、「録音キー」や「再生キー」をはじめとする各種の
メール操作キーとである。
【0074】種別5は、種別4で除外された再生時発進
元指定キーであり、これを押下すると、押下したキーに
組合わされている表示灯が点火され、そして中央処理装
置106からメール装置200へ向けて、情報再生を行
なうべきメールボックスのボックス番号を表わすPB信
号が送出される。このキーを種別4から区別してあるの
は、このキーに組合わされている表示灯は、キーに対応
するメールボックス内に情報が登録されているときに
は、点火時以外は、点滅させておく必要があるからであ
る。
【0075】種別6は、「自動録音キー」342(図
4)である。
【0076】種別7は、「終話キー」344(図4)で
ある。
【0077】尚、種別4から種別7までのキーについて
はいずれも、その内容として登録されるのは、中央処理
装置106がメール装置200へ送出するPB信号を表
わすダイヤル情報であり、特に、録音時宛先指定キー
(種別4)と再生時発信元指定キー(種別5)について
は、登録内容のダイヤル情報は、当該キーに対応するメ
ールボックスのボックス番号を表わすものとなってい
る。 3−(2)ボックス内の登録の有無を表わすフラグ 図6は、音声メール装置(VMS)200内に設定され
ている各々のメールボックス内に、現在、メール情報が
登録されているか否かを表わすフラグを立てるためのメ
モリ領域520を示しており、このメモリ領域を「VM
SFLG」で表わす。VMSFLG520内において
は、システム中に使用されている全てのDSS304の
各々ごとに、当該DSSの個々のキーに対応する48個
のビットが割り当てられている。メモリがバイト単位の
ものであれば、図6に示すように、連続する6バイトを
ひとまとまりとして1台のDSSに割り当てることがで
きる。また、夫々のDSSへの割当領域がシーケンシャ
ルに並ぶようにしておけば検索に好都合である。
【0078】既に述べた如く、メール装置200内に設
定されている夫々の情報伝達用メールボックスは、その
各々が固有の宛先を持っており、その宛先端末のDSS
には、そのメールボックスに対応する再生時発信元指定
キーが1つ備えられている。それゆえ、特定のメールボ
ックス内の登録情報の有無は、そのボックスの宛先端末
のDSSに設けられている、そのボックスに対応する再
生時発信元指定キーに対応したVMSFLG内のビット
のフラグで表わされる。そして、該当するフラグを調べ
る際には、DSS番号を用いて、該当する割当領域を検
索するようにしている。 3−(3)一時的に格納されるデータ システムの設定時に登録されるデータとは別に、システ
ムの動作に応じて一時的に格納されるデータもあり、図
7〜図9はその種のデータの格納位置を示している。
【0079】図7は、呼処理用のワークエリア(TEM
BC)530内に、「引き継ぎダイヤル情報」格納位置
532が設けられているところを示す。
【0080】図8は、従来より構内自動交換機に用いら
れている、個々のトランクごとの情報の記憶領域である
トランクメモリ(TRM)540に、「起動DSS収容
位置情報(起動DSSのPBX100内における収容位
置の情報)」を一時的に格納するための格納位置542
と、「起動DSSキー番号情報(起動DSSキーのキー
番号)」を一時的に格納するための格納位置544とが
設けられているところを示す。
【0081】図9は、従来より構内自動交換機に用いら
れている、ダイヤル処理用のメモリであるレジスタセン
ダメモリ(RSM)550に、送出ダイヤル情報が一時
的に格納されているところを示す。
【0082】以上の情報がどのような場合に登録され、
転送され、或いは読出されるかについては、以下のサブ
ルーチンの説明の中で詳しく説明する。 4.サブルーチン 以上に説明した実施の形態のシステムの動作について以
下に説明する。システムの動作において中心的な機能を
果たしているのは中央処理装置106であり、この中央
処理装置106によって実行される処理の中には、特に
頻繁に反復して実行される5つのサブルーチンがあるた
め、最初にそれらを、夫々、図10、図11、図12及
び図13、図14及び図15、並びに図16及び図17
のフローチャートと、図18及び図19のシーケンスフ
ロー図とを参照して説明する。 4−(1)キー情報抽出サブルーチン 図10は、「キー情報抽出サブルーチン」を示す、中央
処理装置106の処理のフローチャートである。
【0083】システム中のあるDSS304に設けられ
ているあるDSSキーが押下されたとき、そのDSSが
起動された、ないしはそのDSSキーが起動されたと言
い表す。このように、あるDSS304が起動されたと
きには、その起動DSS304に接続されたライン回路
114が、そのDSSキーの押下を検出し、そして中央
処理装置106へ、キーが押下されたことと、そのキー
のキー番号とを通知する。中央処理装置106はこの通
知を受けると「キー情報抽出サブルーチン」へ入る。
【0084】通知を受けた中央処理装置106は、その
通知を発信したライン回路114についての登録情報を
参照して起動DSSのDSS番号を抽出すると共に、通
知された内容から、押下されたDSSキーのキー番号を
抽出する(ステップ580)。続いて、抽出したそれら
のDSS番号とキー番号とに基づいて、DSSDATA
510(図5)を検索し(ステップ582)、そしてそ
こに登録されている、押下されたDSSキーのキー情報
(即ちそのキー種別と、登録内容である収容位置情報ま
たはダイヤル情報)を抽出する(ステップ584)。以
上が終了したならば、中央処理装置106による処理
は、このサブルーチンを脱出してリターンする。
【0085】この「キー情報抽出サブルーチン」は、シ
ステム中のいずれのDSSのいずれのキーが押下された
場合にも、その都度実行されるサブルーチンである。 4−(2)PB送出サブルーチン 図11は、「PB送出サブルーチン」を示す、中央処理
装置106の処理のフローチャートである。
【0086】DSSキーの押下に応答して上述の「キー
情報抽出サブルーチン」を実行し、それによって得たキ
ー情報から、その起動DSSキーが前途の種別4または
5のいずれかに該当するキーであることが判明した場合
には、中央処理装置106の処理は、この「PB送出サ
ブルーチン」か、或いは次に説明する「PB送出中PB
送出キー押下サブルーチン」かのいずれかへ入る。
【0087】種別4または5のいずれかに該当するキー
が押下された場合には、常に、中央処理装置106から
メール装置200へPB信号の送出が行なわれるため、
種別4のDSSキーと種別5のDSSキーとをまとめて
言い表わす場合には、以下、「PB送出キー」というキ
ー種別名を用いることにする。
【0088】上述の2つのサブルーチンのいずれに入る
かは以下のようにして決まる。即ち、あるPB送出キー
が押下されて、それに応答して開始された中央処理装置
106からメール装置200へのPB信号送出が完了す
る前に、即ちそのPB信号の送出中に、更にもう1つの
PB送出キーが押下された場合には、処理は「PB送出
中PB送出キー押下サブルーチン」へ入り、一方、PB
信号の送出が行なわれていないときに単にあるPB送出
キーが押下された場合には、処理は「PB送出サブルー
チン」へと入る。
【0089】これら2種類のいずれのサブルーチンも、
その目的とするところは同じである。即ち、PB送出キ
ーのうちのいずれかが押下されたときに、その押下され
たPB送出キーに組合わされている表示灯を点火すると
共に、その押下されたキーに対応する所定のPB信号を
中央処理装置106からメール装置200へ送出するこ
とを目的としている。
【0090】従って、中央処理装置106は、あるDS
Sキーの起動に応答して実行した「キー情報抽出サブル
ーチン」において抽出した、その起動DSSキーのキー
情報のうちの、キー種別から、その起動DSSキーがP
B送出キーであることを識別したならば、しかもそのと
きPB信号の送出中でなかったならば、「PB送出サブ
ルーチン」へ入る。
【0091】図11に示すように、このサブルーチンへ
入ったならば、中央処理装置106は、直前に抽出した
キー情報の、その登録内容であるダイヤル情報(PB送
出キーは種別4または種別5のキーであるため、このダ
イヤル情報は当該キーに対応するメールボックスのボッ
クス番号を含んでいる)を、TEMBC530(図7)
の引き継ぎダイヤル情報エリア532に転送する(ステ
ップ586)。
【0092】続いて中央処理装置106は、起動DSS
収容位置情報と起動DSSキー番号情報とを、起動DS
Sと同じ端末に備えられているMFTに対応したTRM
540(図8)の、起動DSS収容位置情報エリア54
2と起動DSSキー番号情報エリア544とにセーブす
る(ステップ588)。
【0093】続いて、中央処理装置106は、TRM5
40にセーブされたそれら起動DSS収容位置情報と起
動DSSキー番号情報とに基づいて起動キーの表示灯の
点火を行ない(ステップ590)、先にTEMBC53
0の引き継ぎダイヤル情報エリア532に転送して登録
しておいた引き継ぎダイヤル情報をレジスタセンダメモ
リ(RSM)550(図9)の送出ダイヤル情報エリア
552へ転送し(ステップ592)、そして、このRS
M550に転送され格納された送出ダイヤル情報の内容
を、メール装置(VMS)200へ向けてPB信号で送
出する(ステップ594)。以上が終了したならば、処
理はこの「PB送出サブルーチン」を脱出してリターン
する。 4−(3)PB送出中PB送出キー押下サブルーチン 図12及び図13は、「PB送出中PB送出キー押下サ
ブルーチン」を示す、中央処理装置106の処理のフロ
ーチャートである。
【0094】例えば後述するシステム動作例のうちの第
2動作例においては、録音時宛先指定キーを押下した後
に、それに連続して優先順位付与キーを押下するという
操作が行われるが、そのような場合には、後のキーが押
下されたときにはまだ、前のキーの押下に伴う中央処理
装置106からメール装置200へのPB信号の送出が
行なわれている最中である。「PB送出中PB送出キー
押下サブルーチン」はそのような事態に好適に対応する
ためのものである。
【0095】中央処理装置106は、あるDSSキーの
起動に応答してメール装置200へPB信号を送出して
いるときに更に別のDSSキーが起動されたならば、こ
の後続起動キーに応答して「キー情報抽出サブルーチ
ン」を実行する。そして、それによって抽出した、この
後続起動DSSキーのキー情報のうちのキー種別から、
この後続起動DSSキーがPB送出キーであることを識
別したならば、「PB送出中PB送出キー押下サブルー
チン」へ入る。
【0096】図12及び図13に示すように、このサブ
ルーチンへ入ったならば、中央処理装置106は、直前
に抽出した後続起動DSSキーのキー情報の、その登録
内容であるダイヤル情報の合計桁数を算出し(ステップ
802)、そして、この後続起動DSSキーのダイヤル
情報を、RSM550(図9)の送出ダイヤル情報エリ
アに既に登録されているダイヤル情報に追加して格納す
ることができるか否かを判別し(ステップ804)、追
加が可能である場合には、この後続起動DSSキーのダ
イヤル情報をTEMBC530(図7)の引き継ぎダイ
ヤル情報エリアに転送する(ステップ806)。
【0097】続いて、中央処理装置106は、後続起動
DSSキーに関する、起動DSS収容位置情報と起動D
SSキー番号情報とを、後続起動DSSと同じ端末に備
えられているMFTに対応したTRM540(図8)
の、起動DSS収容位置情報エリア542と起動DSS
キー番号情報エリア544とにセーブする(ステップ8
08)。
【0098】続いて、中央処理装置106は、TRM5
40にセーブされたそれら起動DSS収容位置情報と起
動DSSキー番号情報とに基づいて、後続起動DSSキ
ーの表示灯の点火を行ない(ステップ810)、次い
で、先にTEMBC530の引き継ぎダイヤル情報エリ
ア532に転送して登録しいおいた引き継ぎダイヤル情
報を、レジスタセンダメモリ(RSM)550(図9)
の送出ダイヤル情報エリア552に登録されている送出
ダイヤル情報の末尾に付加し(ステップ812)、そし
て、このRSM550の送出ダイヤル情報の内容を、メ
ール装置(VMS)200へ向けてPB信号で送出する
(ステップ814)。
【0099】また、ステップ804において、RSM5
50の送出ダイヤル情報に更に情報を追加することは不
可能であると判別された場合には、一旦、このRSM5
50の送出ダイヤル情報の内容をメール装置200へ向
けてPB信号で送出するPB信号送出動作を行ない(ス
テップ816)、そして、RSM550の送出ダイヤル
情報から、この送出完了したダイヤル桁数分のダイヤル
情報の削除を行なった上で(ステップ818)、再度ス
テップ804で情報追加の可否を判別する。
【0100】全てのPB信号の送出を完了したならば、
処理はこの「PB送出中PB送出キー押下サブルーチ
ン」を脱出してリターンする。 4−(4)PB送出完了時点滅/滅火サブルーチン 図14及び図15は、「PB送出完了時点滅/滅火サブ
ルーチン」を示す、中央処理装置106の処理のフロー
チャートである。
【0101】前述の如く、種別4または5のDSSキー
が押下されて、「PB送出サブルーチン」または「PB
送出中PB送出キー押下サブルーチン」が実行される
と、その起動DSSキーに組合わされた表示灯が点火さ
れた後に、メール装置200へ然るべきPB信号が送出
される。このPB信号の送出が完了したときに、先に点
火された表示灯を点滅状態ないし滅火状態に復帰させる
ためのサブルーチンが、この「PB送出完了時点滅/滅
火サブルーチン」である。
【0102】図示の如く、中央処理装置106からメー
ル装置200へのPB信号の送出が完了したならば、中
央処理装置106は、先にTRM540(図8)に転送
して格納しておいた起動DSS収容位置情報を抽出し
(ステップ602)、続いて記憶装置108のワークエ
リア内の、検索の対象とするキー(検索対象キー)を指
定するキー番号(検索対象キー番号)を格納する所定の
位置に、最小のキー番号を設定する(ステップ60
4)。
【0103】中央処理装置106は、抽出した起動DS
S収容位置情報と、設定した検索対象キー番号との組合
せによって同定されるキーに関して、先ずDSSDAT
A(図5)を検索して当該キーの種別をチェックし、そ
して、当該キーが、このサブルーチンにおいてその表示
灯が点滅/滅火処理の対象となるキーである処理対象キ
ー(即ち、種別4ないし種別5のキー)であるか否かに
応じて、処理を分岐する(ステップ606)。そのとき
の検索対象キーが、種別4または5に属さない処理対象
外のキーであった場合には、後述のステップ616まで
処理をスキップさせて、同じ起動DSSに備えられてい
る次のキーの検索を行なうために、検索対象キー番号を
インクリメントする。
【0104】一方、検索対象キーが処理対象キーであっ
た場合には、更に、その検索対象キーが、種別4のキー
かそれとも種別5のキーであるのかをチェックする(ス
テップ608)。
【0105】既に述べたように、種別4のDSSキーは
再生時発信元指定キーである。従って、そのキーに対応
する専用メールボックス内に登録情報が存在している間
は、その表示灯を点滅させておかねばならない。それゆ
え、ステップ608において検索対象キーが種別4であ
ることが判明した場合には、続いて対応メールボックス
内の情報の有無のチェックを、VMSFLG(図6)内
のそのキーに対応するビットのフラグを参照することに
よって行ない(ステップ610)、もし情報が存在して
いたならば、起動DSS収容位置情報とそのときの検索
対象キー番号とに基づいて、この検索対象キーの表示灯
を点滅状態とする(ステップ612)。
【0106】また、ステップ608において検索対象キ
ーが種別5に属することが判明した場合には、起動DS
S収容位置情報と検索対象キー番号とに基づいて、この
検索対象キーの表示灯を滅火する(ステップ614)。
【0107】更に、ステップ610において、検索対象
キーが種別4のキーであってもその対応メールボックス
内に登録情報が存在していないことが判明した場合に
も、処理は同じくステップ614へ進み、検索対象キー
の表示灯が滅火される。
【0108】ステップ612とステップ614のいずれ
からも、処理はステップ616へ進み、こそで中央処理
装置106は、設定されている検索対象キー番号をイン
クリメントする。続いて、このインクリメントしたキー
番号がDSSの最大キー番号(例えば本実施の形態のよ
うにDSSが48個のキーを備え、それらのキーに
「1」から「48」までの連続番号が付番されている場
合であれば、最大キー番号は「48」である)を超えた
か否かをチェックすることによって、起動DSSに備え
られている全てのキーについて、検索をして必要な処理
を終了したか否かを判定する(ステップ618、まだ検
索されずに残っているキーがあることが判明した場合に
は、処理をステップ606へ戻して次のキーの検索を行
ない、また、全てのキーについて必要な処理を終了した
ことが判明したならば、処理はこの「PB送出完了時点
滅/滅火サブルーチン」を脱出してリターンする。 4−(5)登録時点滅/解除時滅火サブルーチン 図16及び図17は、「登録時点滅/解除時滅火サブル
ーチン」を示す、中央処理装置106の処理のフローチ
ャートである。また、図18及び図19は、中央処理装
置106の処理がこの「登録時点滅/解除時滅火サブル
ーチン」へ入るための条件となる情報登録/解除通知
の、信号の伝達を示すシーケンスフロー図である。
【0109】既に述べたように、メール装置200内に
設定されている各々の専用メールボックスの中にメッセ
ージ(情報)が登録されているか否かは、その専用メー
ルボックスに対応してメッセージ受取側のDSS上に設
定されている再生時発信元指定キーの表示灯が点滅して
いるか滅火しているかによって表示される。従って、メ
ッセージの登録の有無に変化があったときには、それに
応じて該当する表示灯の状態を変化させなければならな
い。そのため、あるメールボックスにメッセージの登録
がなされたとき(メッセージ登録時)と、あるメールボ
ックス内の全てのメッセージが取り出されてそのボック
スが空になったとき(メッセージ解除時)に、それに応
じた表示灯制御を行なうためのサブルーチンが、この
「登録時点滅/解除時滅火サブルーチン」である。
【0110】情報蓄積ユニット202に、メッセージ登
録、或いはメッセージ解除のいずれかが行われたなら
ば、メール装置200のコントローラ204がインター
フェース回路120を介して中央処理装置106へ「情
報登録/解除通知信号」を送出する。この信号は、登
録、解除の別と、該当するメールボックスのボックス番
号とを通知する信号であり、中央処理装置106はこの
信号を受信したならば「登録時点滅/解除時滅火サブル
ーチン」へ入る。尚、以上の通知が行われる際の、メー
ル装置200の情報蓄積ユニット202並びにコントロ
ーラ204と、PBX100と、端末300との間の信
号の伝達を、図18及び図19のシーケンスフロー図に
示す。
【0111】図16及び図17に示す如く、「登録時点
滅/解除時滅火サブルーチン」へ入ったならば、先ず中
央処理装置106は、受信した「情報登録/解除通知信
号」から、登録、解除の別とメールボックス番号とを読
み取り、それらの情報を適当な記憶位置に記録しておく
(ステップ634)。これらの情報は後に、ステップ6
44と642とにおいて、夫々参照される。
【0112】続いて中央処理装置106は、記憶装置1
08のワークエリア内の、検索対象DSSを指定するD
SS番号(検索対象DSS番号)を設定するための所定
の位置に、最小のDSS番号を設定し(ステップ63
6)、その後更に、検索対象キーを指定するキー番号
(検索対象キー番号)を設定するための所定の位置に、
最小のキー番号を設定する(ステップ638)。
【0113】次に中央処理装置106は、こうして設定
した検索対象DSS番号と検索対象キー番号との組合せ
によって同定されるキー(検索対象キー)に関して、D
SSDATA510(図5)を検索して当該キーの種別
をチェックし、そして、この登録時点滅/解除時滅火サ
ブルーチンにおいて、その表示灯が処理の対象となるキ
ー(即ち、種別5の再生時発信元指定キー)であるか否
かに応じて処理を分岐する(ステップ640)。検索対
象キーが、種別5ではない、即ち処理対象外のキーであ
った場合には、後述のステップ650まで処理をスキッ
プさせて、その検索対象DSSの次のキーの検索を行な
うために、検索対象キー番号をインクリメントする。
【0114】一方、ステップ640において、検索対象
キーが処理対象キーであると判明した場合には、更にD
SSDATA510から、この検索対象キーに対応する
メールボックス番号を読出し、先にステップ634にお
いて格納しておいた受信信号中のメールボックス番号と
照合して、一致するか否かをチェックし(ステップ64
2)、不一致の場合には、ステップ650へ処理をスキ
ップさせる。
【0115】それらのメールボックス番号が一致した場
合には、メール装置200のコントローラ204から情
報登録/解除通知信号によって先に通知されたメールボ
ックスは、このとき検索対象とされている再生時発信元
指定キーに対応したメールボックスであったということ
が判る。従って、先に受信した信号が、メッセージ登録
を通知するものであったか、それともメッセージ解除を
通知するものであったかを調べた上で(ステップ64
4)、それが登録通知であったならば、このとき設定さ
れている検索対象DSS番号と検索対象キー番号とに基
づいて、当該キーの表示灯を点滅させ(ステップ64
6)、また、それが解除通知であったならば、それらの
番号に基づいて当該キーの表示灯を滅火する(ステップ
648)。
【0116】以上のように表示灯を制御したならば、処
理はステップ650へ進む。前述の如く、このステップ
において、中央処理装置106は、設定されている検索
対象キー番号をインクリメントする。続いて、このイン
クリメントしたキー番号がDSSの最大キー番号を超え
たか否かをチェックすることによって(ステップ65
2)、そのとき検索対象とされているDSSの全てのキ
ーについて、検索をして必要な処理を終了したか否かの
判定を行なう。もし、この判定の結果、まだ検索されず
に残っているキーがあることが判明した場合には、処理
をステップ640へ戻して同じDSSの次のキーの検索
を行なう。一方、当該DSSの全てのキーについて必要
な表示灯の処理が終了したことが判明した場合には、処
理をステップ654へ進め、そこで中央処理装置106
は、設定されている検索対象DSS番号をインクリメン
トし、続いて、このインクリメントしたDSS番号がこ
のシステムにおける最大DSS番号を超えたか否かをチ
ェックすることによって(ステップ656)、システム
内の全てのDSSについて、検索をして必要な処理を終
了したか否かを判定する。まだ検索されずに残っている
DSSがあることが判明した場合には、処理をステップ
638へ戻し、再び検索対象キー番号を最小値に設定し
て、次の端末のDSSに備えられているDSSキーの検
索を開始し、また、システム内の全ての端末のDSSに
ついて必要な処理を終了したことが判明したならば、中
央処理装置106の処理は、この「登録時点滅/解除時
滅火サブルーチン」を脱出してリターンする。
【0117】以上で、中央処理装置106によって実行
される処理に関する、頻用される5つのサブルーチンに
ついての説明を終わる。 5.具体的動作例 次に、以上に説明した実施の形態のシステムの具体的な
動作の例として、以下の3とおりの場合におけるシステ
ムの動作を説明する。 (1)役員Lが自分の端末を操作して部長A宛のメッセ
ージをメール装置に登録する際のシステム動作例(図2
0、図21、図22及び図23)。この動作例は、秘書
の端末を除く通常の端末(役員ないし部長の端末)の間
でメール情報のやり取りをするための登録動作の例を示
すものである。 (2)自室に不在の役員L宛に外部から電話がかかって
きたときに、役員Lの代わりにその電話を受けた秘書が
役員Lへの伝言をメール装置に登録する際のシステム動
作例(図22及び図23、図24、図25、図26及び
図27)。 (3)部長Aが自分宛に登録された役員Lからのメール
情報を再生して取り出す際のシステム動作例(図28、
図29)。 5−(1)第1動作例 図20、図21、図22及び図23は、役員Lが部長A
宛のメッセージをメール装置に登録する際のシステム動
作例を示し、図20は操作者(役員L)が行なう動作と
押下するDSSキーとを示す操作手順図、図21はPB
X100、メール装置200、及び端末300の間の接
続手順のシーケンスフロー図、そして図22及び図23
はシステム内の各要素間の接続状態を表す状態チャート
である。
【0118】このシステム動作が行なわれるときに中央
処理装置106が実行する主要な処理は、既に説明した
サブルーチンの組合せであるため、中央処理装置106
のフローチャートは省略する。また、以下の説明におい
てはそれらのサブルーチンに対する言及という形で、説
明を進めていくことにする。
【0119】尚、以下の説明中、先頭に「M」の付いた
引用符号は図20のもの、先頭に「P」の付いた引用符
号は図21のもの、先頭に「S」の付いた引用符号は図
22及び図23のものである。
【0120】メッセージを登録するために、役員Lは先
ず、自分の端末300−1のMFT302−1をオフフ
ックし(M10、P100、S120)、続いて、その
MFT302−1の隣に置かれたDSS304−1の
「メール呼出キー」(318/図2)を押下する(M1
2、P104)。
【0121】すると、役員LのDSS304に接続され
たライン回路114が、このキーの押下を検出して、キ
ーの押下とキー番号とを中央処理装置106に通知す
る。通知を受けた中央処理装置106は、前述の「キー
情報抽出サブルーチン」を実行して、押下されたキー
(このときは未だ中央処理装置106は押下されたキー
が「メール呼出キー」であることを識別していない)の
キー情報(キー種別並びにその登録内容)を抽出する。
【0122】中央処理装置106は、抽出して得たキー
種別情報から、押下されたキーが「メール呼出キー」で
あることを識別し、また、このキー情報の登録内容であ
るメール装置収容位置情報に従って、メール装置200
の呼出しを行なう(P106、S121)。
【0123】この呼出しに対してはメール装置200が
自動応答し(P108)、そしてこの応答を、メール装
置200の情報蓄積ユニット202に接続されたライン
回路114が検出して、その応答の検出を中央処理装置
106に通知する。通知を受けた中央処理装置106
は、役員LがオフフックしたMFT302−1とメール
装置200との間の通話路を設定する(S122)。
【0124】メール装置200と通話状態に入ったなら
ば、役員Lは、DSS304−1の「録音キー」(32
0/図2)を押下する(M14、P110)。
【0125】すると、役員LのDSS304−1に接続
されたライン回路114がそれを検出して、そのキーの
押下とキー番号とを中央処理装置106に通知し、通知
を受けた中央処理装置106は「キー情報抽出サブルー
チン」へ入る。
【0126】中央処理装置106は、この「キー情報抽
出サーブルーチン」の実行によって得たキー情報から、
押下されたキーの種別が前述の種別4に該当するもので
あることを識別し、続いて「PB送出サブルーチン」へ
入る。この場合、この「PB送出サブルーチン」の実行
により、「録音キー」320の表示灯308が点火され
ると共に、この「録音キー」320のキー情報の登録内
容が中央処理装置106からメール装置200へPB信
号で送出される(P112、P123)。ここで送出さ
れる「録音キー」の登録内容は、メール装置200に対
して録音動作を行なうべき旨を指示するサービス番号
と、役員Lが録音を行なうときに使用する専用のメール
ボックスのボックス番号とを表わす、ダイヤル情報であ
る。
【0127】中央処理装置106は、このPB信号をメ
ール装置200へ送出完了したならば「PB送出完了時
点滅/滅火サブルーチン」へ入る。この場合、このサブ
ルーチンの実行によって、「録音キー」320の表示灯
308が滅火される。
【0128】役員Lの録音用の専用メールボックスのボ
ックス番号をPB信号で受信したメール装置200は、
そのメールボックスを開放して録音動作を開始する(S
122)。この開始の際には、メール装置200からP
BX100へ録音可能音が送出され(P114)、この
録音可能音は更に役員Lの端末のMFT320−1へ送
られる。役員Lは、MFT302−1のハンドセットを
介してこの録音可能音を聞いたならば、録音を開始する
(M16)。
【0129】録音を終了した役員Lは、DSS304−
1の「録音時宛先指定キー」のうちの、録音した情報を
送るべき宛先に対応したキーを押下することによって、
宛先の指定をする。ここでは部長A一人にだけ情報を送
るものとしているため、役員Lは、録音時単独宛先指定
キーのグループ312の中の「部長Aキー」312A
(図2)を押下する(M18、P116)。
【0130】すると、役員LのDSS304−1に接続
されたライン回路114がそれを検出して、そのキーの
押下とキー番号とを中央処理装置106に通知し、通知
を受けた中央処理装置106は「キー情報抽出サブルー
チン」へ入る。
【0131】中央処理装置106は、この「キー情報抽
出サブルーチン」の実行によって得たキー情報から、押
下されたキーの種別が前述の種別4に該当するものであ
ることを識別し、続いて「PB送出サブルーチン」へ入
る。この場合、この「PB送出サブルーチン」の実行に
より、「部長Aキー」312Aの表示灯308が点火さ
れると共に、この「部長Aキー」312Aのキー情報の
登録内容が、中央処理装置106からメール装置200
へPB信号で送出される(P118、S123)。この
とき送出される「部長Aキー」312Aに対応した登録
内容は、役員Lが自分の専用ボックスに録音した情報を
他のボックスへ転送する転送サービスを実行すべきこと
を表わすサービス番号と、その転送先とすべき、役員L
から部長Aへメッセージを送るための専用ボックスのボ
ックス番号とを表わす、ダイヤル情報である。
【0132】中央処理装置106は、以上のPB信号を
メール装置200へ送出完了したならば「PB送出完了
時点滅/滅火サブルーチン」へ入り、この場合このサブ
ルーチンの実行によって「部長Aキー」312Aの表示
灯308が滅火される。
【0133】一方、中央処理装置106からこのPB信
号を受信したメール装置200は、その信号の内容に従
って、役員Lの専用ボックスの情報を、役員Lから部長
Aへの情報を登録する専用ボックスへと転送した後に、
次に実行すべきサービスを指定するサービス番号の受信
を待機する(S122)。
【0134】次に役員Lは、自分のDSS304−1の
「終了キー」332を押下し(M20、P120)、そ
して、MFT302−1をオンフックする(M22)。
【0135】すると、DSS304−1に接続されたラ
イン回路114がこのキーの押下を検出して、そのキー
の押下とキー番号とを中央処理装置106に通知し、通
知を受けた中央処理装置106は、「キー情報抽出サブ
ルーチン」へ入る。
【0136】中央処理装置106は、この「キー情報抽
出サブルーチン」の実行によって得たキー情報から、押
下されたキーの種別が前述の種別4であることを識別
し、「PB送出サブルーチン」へ入る。この場合、この
「PB送出サブルーチン」の実行によって、「終了キ
ー」332の表示灯308が点火されると共に、この
「終了キー」332のキー情報の登録内容が中央処理装
置106からメール装置200へPB信号で送出される
(P122、S123)。このとき送出される「終了キ
ー」に対応した登録内容は、メール装置200に対して
サービスの終了を知らせる一種のサービス番号を表わ
す、ダイヤル情報である。
【0137】中央処理装置106は、以上のPB信号を
メール装置200へ送出完了したならば「PB送出完了
時点滅/滅火サブルーチン」へ入り、この場合、このサ
ブルーチンの実行により「終了キー」332の表示灯3
08が滅火される。
【0138】一方、中央処理装置106から、この「終
了キー」に対応するPB信号を受信したメール装置20
0は、自動的にオンフックを行ない、通話を終了する
(P128)。また、このメール装置200のオンフッ
クを、メール装置200の情報蓄積ユニット202に接
続されたライン回路114が検出して中央処理装置10
6に通知し、通知を受けた中央処理装置106は、役員
LのMFT302−1とメール装置200との間の通話
路を解放して通話を終了する。
【0139】ここまでの動作によって、役員Lから部長
Aへの情報は、メール装置200に登録された。
【0140】この後、続いて、先に説明した「登録時点
滅/解除時滅火サブルーチン」(図16及び図17、図
18及び図19が実行される。即ち、先ずメール装置2
00内において、その情報蓄積ユニット202からコン
トローラ204へ、情報の登録がなされたことと、登録
が行なわれたメールボックス(この場合は役員Lから部
長Aへの専用ボックス)のボックス番号とが通知され
る。通知を受けたコントローラ204は、インターフェ
ース回路120を介して中央処理装置106へ「情報登
録/解除通知信号」を送出することにより、この情報の
登録と、そのボックス番号とを中央処理装置106へ通
知し、通知を受けた中央処理装置106は「登録時点滅
/解除時滅火サブルーチン」へ入る。この動作例におい
ては、情報登録が行なわれた役員Lから部長Aへの専用
ボックスに対応する再生時発信元指定キーは、情報の受
取側である部長Aの端末のDSS304−2(図3)
の、再生時発信元指定キーのグループ316に含まれる
「役員Lキー」316Lである。従ってこの場合、この
「登録時点滅/解除時滅火サブルーチン」の実行によっ
て、この部長Aの端末のDSSの「役員Lキー」316
Lの表示灯308が点滅させられるようになる。
【0141】従って部長Aは、役員Lからのメッセージ
が登録されていることを、この「役員Lキー」316L
の表示灯308を見るだけで、容易に知ることができ
る。
【0142】以上で、役員Lが、部長Aに宛てたメッセ
ージをメール装置に登録する際のシステム動作例の説明
を終わる。 5−(2)第2動作例 図22及び図23、図24、図25、並びに図26及び
図27は、自室に不在の役員L宛に外部から電話がかか
ってきたときに、役員Lの代わりにその電話を受けた秘
書が、役員Lへの伝言をメール装置に登録する際のシス
テム動作例を示すものである。
【0143】既に述べたように図22及び図23はシス
テム内の各要素間の接続状態を表わす状態チャートであ
る。また、図24は操作者(秘書)が行なう動作と押下
するDSSキーとを示す操作手順図、図25はPBX1
00、メール装置200、及び端末300の間の接続手
順のシーケンスフロー図、そして図26及び図27は、
このシステム動作が行なわれる際に、「自動録音キー」
が押下されてから、三者間通話が終了して表示灯の制御
を行なうまでの間に中央処理装置106が実行する処理
のフローチャートである。
【0144】尚、以下の説明中、先頭に「M」の付いた
引用符号は図24のもの、先頭に「P」の付いた引用符
号は図25のもの、先頭に「S」の付いた引用符号は図
22及び図23のもの、そして、括弧で括られて数字で
始まる引用符号は図26及び図27のものである。
【0145】この第2具体例のシステム動作が行なわれ
るには、先ず公衆網404に接続された電話機406か
ら着信があり、これを局線トランク118が検出して中
央処理装置106へ通知し、更に中央処理装置106
は、この局線からの着信を、中継台制御装置116を通
して中継台402に通知し、通知を受けた中継台402
が応答することによって、中継台402のオペレータと
電話機406の通話者との間で通話が行なわれる。そし
て、中継台402のオペレータは、この着信を秘書の端
末300−3のMFT302−3へ転送する。
【0146】以上の手順により、図24にM30で示
す、秘書のMFT302−3と電話機406との間の局
線通話が行なわれるようになる。そして秘書は、自分の
端末のDSS304−3(図4)を以下のように操作す
ることによって、この局線通話の内容を、役員Lへの伝
言情報としてメール装置200に登録する。
【0147】即ち、先ず秘書は、自分のMFT302−
3で通話中(S124)に、同じく自分の端末のDSS
304−3の「自動録音キー」342を押下する(M3
2、P130)。
【0148】すると、このDSS304−3に接続され
たライン回路114がそれを検出して、キーの押下とキ
ー番号とを中央処理装置106に通知し、通知を受けた
中央処理装置106は「キー情報抽出サブルーチン」へ
入る(690)。
【0149】中央処理装置106は、この「キー情報抽
出サブルーチン」の実行によって得たキー情報のうちの
キー種別から、この押下されたキーが「自動録音キー」
342であることを識別する。また、このときキー種別
と共に得られる「自動録音キー」に対応した登録内容
は、メール装置200の内線番号と、メール装置200
に対して録音の開始を指示する一種のサービス番号と、
秘書の端末の操作によって情報登録が行なわれるときに
のみ使用される専用メールボックスのボックス番号とを
表わす、ダイヤル情報となっている。
【0150】中央処理装置106は、それらの情報のう
ちから、メール装置200の内線番号を抽出しておく
(692)。
【0151】続いて中央処理装置106は、この「自動
録音キー」の登録内容を表わす、それらのダイヤル情報
のうち、メール装置200の内線番号以外のダイヤル情
報を、TEMBC530(図7)の引き継ぎダイヤル情
報エリアへ転送し(694)、更に続いて、起動DSS
収容位置情報と起動DSSキー番号情報とを、秘書のM
FT302−3に対応したTRM540(図8)の、起
動DSS収容位置情報エリア542と起動DSSキー番
号情報エリア544とにセーブする(696)。
【0152】次に中央処理装置106は、TRM540
にセーブされたそれら起動DSS収容位置情報と起動D
SSキー番号情報とに基づいて、起動キーである秘書の
DSS304−3の「自動録音キー」342の表示灯3
08の点火を行ない(698)、三者通話を行なうため
の会議トランク(CFT)122を捕捉し(700、P
132)、そして先に抽出しておいたメール装置200
の内線番号に基づいてメール装置200を呼び出す(7
02、P134、S125)。
【0153】呼出しを受けたメール装置200は自動応
答し(P136)、そしてその応答を検出したライン回
路114が、それを中央処理装置106に通知する(7
04)。
【0154】この通知を受けた中央処理装置106は、
先にTEMBC530(図7)に転送して登録しておい
た引き継ぎダイヤル情報を、RSM550(図9)の送
出ダイヤル情報エリア552へ転送し(706)、そし
て、このRSM550に転送され登録された送出ダイヤ
ル情報の内容を、メール装置(VMS)200へ向けて
PB信号で送出する(708、P138、S126)。
【0155】中央処理装置106は、このPB信号の送
出を完了したならば、秘書のMFT302−3、その通
話相手の電話機406、及びメール装置200からなる
三者について、CFT122を使用して三者間通話路を
設定する(710、S127)。
【0156】一方、メール装置200は、受信したこの
PB信号に従って秘書の専用メールボックスを開放し
て、三者間通話状態で録音動作を開始する。秘書は三者
間録音を行ない(M34)、そしてそれが終了したなら
ば、DSS304−3の「終話キー」344(図4)を
押下する(M36)。
【0157】すると、このDSS304−3に接続され
たライン回路114がそれを検出して、キーの押下とキ
ー番号とを中央処理装置106に通知し(712、P1
40)、通知を受けた中央処理装置106は「キー情報
抽出サブルーチン」へ入る(714)。
【0158】中央処理装置106は、この「キー情報抽
出サブルーチン」の実行によって得たキー情報のうちの
キー種別から、この押下されたキーが「終話キー」34
4であることを識別する。そして、このDSS304−
3の「終話キー」344の表示灯308を点火すると共
に、この「終話キー」のキー情報の登録内容に従って、
CFT122の開放(P142)と局線トランク118
の(従って電話機406の)解放(P144)とを行な
い、それによって、秘書のMFT302−3とメール装
置200との間の通話路を設定する(716、S12
2)。
【0159】次に中央処理装置106は、「PB送出完
了時点滅/滅火サブルーチン」へ入る(718)。この
場合、このサブルーチンを実行することによって、録音
の開始の際に点火された「自動録音キー」342の表示
灯308と、点火されたばかりの「終話キー」344の
表示灯308とが、共に滅火される。図26及び図27
のフローチャートに示すのはここまでである、以下の処
理は主としてサブルーチンの組合せとなるため、そのフ
ローチャートは省略する。
【0160】以上の処理が完了した時点では、秘書の端
末のMFT302−3とメール装置200との二者間通
話の状態となっており、この状態で秘書は、必要に応じ
て、先に録音した三者間録音情報に関する補足コメント
等の、追加情報の録音を開始する(M38)。
【0161】秘書は、この追加録音を終了したならば、
以上の三者録音情報と追加録音情報とを送るべき宛先に
対応した録音時宛先キーを選択して押下し、更にそれに
続けて、自らが判断したその情報の優先度に対応した優
先度付与キーを押下する。ここでは録音情報の宛先は役
員Lであることを想定しており、また、優先度について
は、最高の優先度を付与すべきであると秘書が判断した
ものとする。従ってこの場合、追加録音が終了したなら
ば、秘書は、自分の端末のDSS304−3に設定され
ている、録音時宛先指定キーのグループ338の中の
「役員Lキー」338L(図4)を押下し(M40)、
そしてその後に続けて、優先度付与キーのグループ34
0の中の「優先1キー」340−1を押下する(M4
2)。
【0162】このように、秘書が、自分のDSS304
−3に設定されている、録音時宛先指定キーのうちの1
つと優先度付与キーのうちの1つとを組合せて連続して
押下したならば、メールボックス間における情報の転送
とそれに付随するDSSキーの表示灯の制御とが行なわ
れ、これらの処理は、先に説明した、役員用DSSない
し部長用DSSに設定されている録音時単独宛先指定キ
ー312を情報の録音の後に押下した場合と、同様に行
なわれる。
【0163】即ち、秘書が、DSS304−3の「役員
Lキー」338Lを押下したならば(P146)、この
DSS304−3に接続されたライン回路114がそれ
を検出することにより、中央処理装置106は「キー情
報抽出サブルーチン」へ入り、更に続いて、この「キー
情報抽出サブルーチン」の実行により得たキー情報に従
って「PB送出サブルーチン」へ入る。
【0164】この場合、この「PB送出サブルーチン」
の実行により、押下された「役員Lキー」338Lの表
示灯308が点火されると共に、この「役員Lキー」3
38Lのキー情報の登録内容が、中央処理装置106か
らメール装置200へPB信号で送出される(P14
8)。このとき送出される「役員Lキー」に対応したキ
ー情報の登録内容は、秘書の専用メールボックス(即
ち、秘書が録音を行なうときに使用する、上で説明した
三者間録音及び追加録音に用いたメールボックス)の中
の情報を他のボックスへ転送する転送サービスのサービ
ス番号と、その転送先とすべき、秘書から特定の役員へ
宛てて情報送るために使用される専用メールボックスの
ボックス番号とを表わす、ダイヤル情報である。
【0165】ただし、秘書から1人の特定の役員宛の専
用メールボックスは、4段階の優先度の各々ごとに1つ
づつ、合計4つが設定されており、それら4つのメール
ボックスのボックス番号は下1桁だけが互いに異なるよ
うに定められている。上に例示した、「役員Lキー」3
38Lのキー情報に登録されている転送先のボックス番
号は、この下1桁の番号を除外した、役員Lに対応した
4つのボックスに共通する部分の番号である。そして、
特定の1つの転送先ボックスを確定させるために必要な
下1桁の番号は、優先度付与キーの夫々に、キー情報と
して登録されている。
【0166】また、秘書は「役員Lキー」338Lを押
下した後に連続して「優先1キー」340−1を押下す
る(P150)ため、後の「優先1キー」が押下された
ときには、前の「役員Lキー」の押下に応答して実行開
始された、中央処理装置106からメール装置200へ
のPB信号の送出はまだ完了しておらず、PB信号送出
中であるのが普通である。実際にPB信号送出中であれ
ば、中央処理装置106の処理は「PB送出中PB送出
キー押下サブルーチン」へ入り、また、そうでなければ
「PB送出サブルーチン」へ入る。
【0167】既述の如く、これらのいずれのサブルーチ
ンが実行される場合でも、その結果として達成される機
能は同一である。即ち、押下された「優先1キー」34
0−1の表示灯が点火されると共に、この「優先1キ
ー」340−1のキー情報の登録内容が中央処理装置1
06からメール装置200へPB信号で送出される(P
152)。このとき送出される「優先1キー」の登録内
容は、上で述べたように、情報転送先ボックスのボック
ス番号の下1桁であり、これによってメール装置200
は、転送サービスを実行するために必要な全ての情報を
受取ることになる。
【0168】中央処理装置106は、それら全てのPB
信号をメール装置200へ送出完了したならば「PB送
出完了時点滅/滅火サブルーチン」へ入り、この場合、
このサブルーチンの実行によって「役員Lキー」338
Lの表示灯308と「優先1キー」340−1の表示灯
308とが、共に滅火される。
【0169】一方、中央処理装置106から、以上の全
てのPB信号を受信したメール装置200は、その信号
の内容に従って、秘書の専用ボックスに登録された情報
を、役員L宛の、しかも優先度が最高の情報を登録する
専用ボックスへと転送する。
【0170】情報転送のためのキー操作を終えた秘書
は、続いて、DSS304−3の「終了キー」332を
押下し(M44、P154)、そしてMFT302−3
をオンフックする(M46、P158)。
【0171】この「終了キー」332の押下に応答して
中央処理装置106が実行する処理については、既に上
の第1動作例において説明したとおりである。即ち、
「終了キー」332の表示灯308を点火し、この「終
了キー」332のキー情報の登録内容である、サービス
の終了をメール装置200に知らせる一種のサービス番
号を表わすダイヤル情報を、メール装置200へ向けて
PB信号で送出し(P156)、そして、「終了キー」
332の表示灯308を滅火する。
【0172】一方、中央処理装置106から、この「終
了キー」に対応するPB信号を受信したメール装置20
0は、自動的にオンフックを行ない、通話を終了する
(P162)。また、このメール装置200のオンフッ
クを、メール装置200の情報蓄積ユニット202に接
続されたライン回路114が検出して中央処理装置10
6に通知し、通知を受けた中央処理装置106は、秘書
のMFT302−3とメール装置200との間の通話路
を解放して通話を終了する。
【0173】ここまでの動作により、役員Lへの情報が
メール装置200に登録される。
【0174】続いて、前述の第1動作例の場合と同様
に、メール装置200のコントローラ204から中央処
理装置106へ、この情報の登録とそのボックス番号と
が通知され、通知を受けた中央処理装置106は、登録
が行なわれた、役員Lへの優先度が最高の専用ボックス
に対応する再生時発信元指定キーである、役員LのDS
S304−1に設定されている、再生時発信元指定キー
のグループ316の中の「優先1キー」316−1の表
示灯308を点滅させる。
【0175】以上で、不在の役員Lに代わって外部から
の電話を受けた秘書が、役員Lへの伝言をメール装置に
登録する際のシステム動作例の説明を終わる。 5−(3)第3動作例 図28並びに図29は、部長Aが、自分宛に登録された
役員Lからのメール情報を再生して取り出す際のシステ
ム動作例を示し、図28は操作者(部長A)が行なう動
作と押下するDSSキーとを示す操作手順図、図25は
PBX100、メール装置200、及び端末300の間
の接続手順のシーケンスフロー図である。
【0176】このシステム動作が行なわれるときに中央
処理装置106が実行する主要な処理は、既に説明した
サブルーチンの組合せであるため、ここでは中央処理装
置106の処理に関するフローチャートは省略する。
【0177】以下の説明中、先頭に「M」の付いた引用
符号は図28のもの、先頭に「P」の付いた引用符号は
図29のものである。
【0178】また、以下に説明する動作において、押下
されたDSSキーの表示灯を中央処理装置106が点火
する際の手順、並びに点火した表示灯を再び滅火する際
の手順は、前述の第1ないし第2動作例において説明し
たものと同一であり、それゆえ、この第3動作例の説明
においては、簡明化のためにそれらの処理手順の詳細な
説明は省略する。
【0179】また、押下されたDSSキーが、中央処理
装置106からメール装置200へPB信号を送出する
ことを要求するものであった場合の、そのPB信号送出
手順も、前述の他の動作例において説明した手順と基本
的に同一であり、主に異なるのは送出されるPB信号の
内容と、その内容に応答して行なわれるメール装置20
0の動作である。従って以下の説明においては、主にそ
の相違点について説明することにする。
【0180】この第3動作例として示す聴取動作(情報
受取動作)が行なわれるのは、部長Aが、自分のDSS
304−2の盤面(図3)を見ることによって、再生時
発信元指定キーのグループ316の中の「役員Lキー」
316Lの表示灯308が点滅していることを認識し、
それによって役員Lから情報が送られていることを知っ
た場合である。
【0181】部長Aは、その情報を再生して聴取するた
めに、自分の端末のMFT302−2をオフフックし
(M50、P170)、続いて、同じく自分の端末のD
SS304−2の「メール呼出キー」318を押下する
(M52、P174)。
【0182】すると、DSS304−2に接続されたラ
イン回路114がこのキーの押下を検出し、以下、第1
動作例の場合と同様に、中央処理装置106がメール装
置200の呼出しを行ない(P176)、部長AのMF
T302−2とメール装置200との間の通話路を設定
する。
【0183】部長Aは、MFT302−2を介してメー
ル装置200と通話状態となったならば、前述のように
DSS304−2の盤面上でその表示灯308が点滅し
ているところの、「役員Lキー」316Lを押下する
(M54、P180)。
【0184】すると、それに応答して中央処理装置10
6は、この「役員Lキー」316Lの表示灯308を点
火すると共に、この「役員Lキー」のキー情報の登録内
容をメール装置200へPB信号で送出する(P18
2)。この場合に送出されるPB信号は、役員Lから部
長Aへの情報を登録するための専用メールボックスのボ
ックス番号を表わす、ダイヤル情報である。
【0185】これに対してメール装置200からは、P
B信号により指定された当該メールボックス内にそのと
き登録されているメッセージの件数を音声で知らせる音
声信号が、PBX100へ向けて送出され(PIF8
4)、この音声信号はPBX100から部長AのMFT
302−2へ送られ、部長Aはそれを聴取する。
【0186】部長Aは、次に、自分のDSS304−2
の、メール操作キーのグループ314の中の「再生キ
ー」328を押下する(M56、P186)。
【0187】すると、それに応答して中央処理装置10
6は、この「再生キー」328の表示灯308を点火す
ると共に、この「再生キー」のキー情報の登録内容をメ
ール装置200へPB信号で送出する(P188)。こ
の場合に送出されるPB信号は、メール装置200に対
して再生動作を行なうべき旨を指示するサービス番号を
表わす、ダイヤル情報である。
【0188】中央処理装置106は、このPB信号をメ
ール装置200へ送出完了したならば、「PB送出完了
時点滅/滅火サブルーチン」を実行することにより、D
SS320−2の盤面上の表示灯の制御処理を行なう。
この場合、このサブルーチンの実行によって、直前に点
火された「再生キー」328の表示灯308が滅火され
ると共に、先に点火状態とされていた「役員Lキー」3
16Lの表示灯308が点滅状態へと復帰させられる。
【0189】この「再生キー」に対応したPB信号を中
央処理装置106から受信したメール装置200は、役
員Lから部長A宛の専用ボックス内の登録情報の再生動
作を開始する。このボックスに複数の情報が登録されて
いた場合には(即ち役員Lが部長Aに宛てて2回以上に
わたってメッセージを登録していた場合には)最初に登
録されたメッセージが1番先に再生される。部長Aは、
MFT302−2を介して、この再生された情報を聴取
する(M58)。
【0190】この再生情報の聴取の後に、更にもう一度
「再生キー」328を押下すると(M60)、2番目に
登録されたメッセージを再生して聴取することができ
る。この「再生キー」328を反復して押下すれば、こ
のボックス内の登録情報を、その登録順に、エンドレス
型式で、次々に再生することができる。
【0191】部長Aは、聴取した情報を保存しておきた
い場合には、DSS340−2の「保存キー」330を
押下すれば良い。すると、転送サービスを指示するサー
ビス番号と、部長Aの保存用の専用メールボックスのボ
ックス番号とを表わすPB信号が、メール装置200へ
送出される。これによってその情報は、部長Aの保存用
ボックスへ転送されて保存されることになる。
【0192】部長Aが、自分宛の役員Lからのメッセー
ジを常に受入れ可能としておくためには、また、役員L
からのメッセージが新たに登録されたことを、DSSの
表示灯から容易に判るようにしておくためには、登録情
報を再生して聴取した後に、そのメールボックスを空に
戻しておくのが良い。それには、情報を聴取した後にそ
の情報の保存の必要性を判断し、必要であれば保存用ボ
ックスへ転送することにより登録してあったボックスか
ら消去し、また、その必要がないと判断したならば、
「消去キー」324を押下することによって、登録して
あったボックスからその情報を単に消去するようにす
る。この消去動作は、他のメール操作キーの場合と同様
に、当該動作を指示するPB信号が中央処理装置106
からメール装置200へ送出されることによって行なわ
れる。
【0193】以上の操作を、この、役員Lから部長A宛
の専用ボックス内の全ての登録情報について行なったな
らば、このボックスは空になる。部長Aは、「再生キ
ー」328を押下しても情報が再生されなくなることに
よって、或いはメール装置200からの音声通知によっ
て、そのボックスが空になったことを知ったならば、D
SS304−2の「終了キー」332を押下して(M6
2、P192)通話を終了し、MFT302−2をオン
フックする(M64、P196)。
【0194】中央処理装置106は、この「終了キー」
332の押下に応答して、メール装置200へ向けて、
サービスの終了を知らせるPB信号を送出する(P19
4)。このPB信号を受信したメール装置200は、自
動的にオンフックを行なって通話を終了する。このメー
ル装置200のオンフックは中央処理装置106に通知
され(P200)、通知を受けた中央処理装置106
は、部長AのMFT302−2とメール装置200との
間の通話路を解放する。
【0195】以上の操作によって、メール装置200の
メールボックスの1つが新たに空になった(即ち情報解
除された)ため、この後、中央処理装置106の処理は
「登録時点滅/解除時滅火サブルーチン」へ入ることに
なる。
【0196】そのためには、先ず、メール装置200の
内部において、その情報蓄積ユニット202からコント
ローラ204へ、情報解除されたメールボックスがある
ことと、そのボックス(ここでは役員Lから部長Aへの
専用ボックス)のボックス番号とが通知される。この通
知は、コントローラ204からインターフェース回路1
20を介して中央処理装置106へ、「情報登録/解除
通知信号」によって伝えられ、そしてこの通知を受ける
ことによって、中央処理装置106は「登録時点滅/解
除時滅火サブルーチン」へ入る。この動作例において
は、情報解除が行われたボックスに対応する再生時発信
元指定キーは、情報の受取側である部長Aの端末のDS
S304−2に設定されている「役員Lキー」316L
(図3)である。従ってこの場合、この「登録時点滅/
解除時滅火サブルーチン」が実行されることによって、
この「役員Lキー」316Lの表示灯308が滅火され
る。
【0197】この処理によって、部長Aは、新たに役員
Lから自分宛の情報が登録されたときには、この「役員
Lキー」316Lの表示灯308が点滅しているのを見
ることによって、それを容易に知ることができる。
【0198】以上で、部長Aが、自分宛に登録された役
員Lからのメッセージを再生して取出す際のシステム動
作例の説明を終わる。
【0199】尚、以上に説明した実施の形態のシステム
においては、端末には多機能電話機を装備し、メール装
置には音声メール装置を用いているが、本発明が適用可
能なシステムはその種のものに限定されない。即ち、例
えば端末にはファクシミリ装置等を装備し、メール装置
にはファクシミリメール装置を用いたシステム等を初め
とする様々なシステムに、本発明を適用することができ
る。
【0200】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、情報の
登録者は、簡単なキー操作で所望の相手のメールボック
スにメッセージを登録できるようになり、一方、情報の
受信側では、一目で、誰(どの端末装置)から情報が登
録されているか等のメッセージ登録状況を容易に認識す
ることができ、メール装置を利用する際の操作性が顕著
に向上する。
【0201】また、情報の受信側では、一目で誰から情
報が登録されているかを認識することができるので、余
分な操作を必要とすることなく、必要な情報の取り出し
を瞬時に行なうことができる。従って、メール装置を介
した情報の伝達が容易にしかも確実に行なわれるように
なるという、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子メール装置付き
構内自動交換システムの全体の概略構成を示す中継方式
図である。
【図2】役員Lの机上に置かれるDSSのキーの機能設
定を示すDSS盤面図である。
【図3】部長Aの机上に置かれるDSSのキーの機能設
定を示すDSS盤面図である。
【図4】秘書の机上に置かれるDSSのキーの機能設定
を示すDSS盤面図である。
【図5】構内自動交換機の記憶装置の中の、夫々のデー
タ登録用メモリ領域を示す図である。
【図6】構内自動交換機の記憶装置の中の、夫々のデー
タ登録用メモリ領域を示す図である。
【図7】構内自動交換機の記憶装置の中の、夫々のデー
タ登録用メモリ領域を示す図である。
【図8】構内自動交換機の記憶装置の中の、夫々のデー
タ登録用メモリ領域を示す図である。
【図9】構内自動交換機の記憶装置の中の、夫々のデー
タ登録用メモリ領域を示す図である。
【図10】「キー情報抽出サブルーチン」を示す、構内
自動交換機の中央処理装置の処理のフローチャートであ
る。
【図11】「PB送出サブルーチン」を示す、構内自動
交換機の中央処理装置の処理のフローチャートである。
【図12】PB送出中PB送出キー押下サブルーチン」
を示す、構内自動交換機の中央処理装置の処理のフロー
チャートである。
【図13】PB送出中PB送出キー押下サブルーチン」
を示す、構内自動交換機の中央処理装置の処理のフロー
チャートである。
【図14】「PB送出完了時点滅/滅火サブルーチン」
を示す、構内自動交換機の中央処理装置の処理のフロー
チャートである。
【図15】「PB送出完了時点滅/滅火サブルーチン」
を示す、構内自動交換機の中央処理装置の処理のフロー
チャートである。
【図16】「登録時点滅/解除時滅火サブルーチン」を
示す、構内自動交換機の中央処理装置の処理のフローチ
ャートである。
【図17】「登録時点滅/解除時滅火サブルーチン」を
示す、構内自動交換機の中央処理装置の処理のフローチ
ャートである。
【図18】中央処理装置の処理が図16及び図17の
「登録時点滅/解除時滅火サブルーチン」へ入るための
条件となる、情報登録/解除通知の信号の伝達を示すシ
ーケンスフロー図である。
【図19】中央処理装置の処理が図16及び図17の
「登録時点滅/解除時滅火サブルーチン」へ入るための
条件となる、情報登録/解除通知の信号の伝達を示すシ
ーケンスフロー図である。
【図20】上記実施の形態のシステムの第1動作例にお
いて、操作者が行なう動作と押下するDSSキーとを示
す操作手順図である。
【図21】同第1動作例における、PBX、メール装
置、及び端末の間の接続手順のシーケンスフロー図であ
る。
【図22】同第1動作例における、上記実施の形態のシ
ステム内の各要素間の接続状態を表す状態チャートであ
る。
【図23】同第1動作例における、上記実施の形態のシ
ステム内の各要素間の接続状態を表す状態チャートであ
る。
【図24】上記実施の形態のシステムの第2動作例にお
いて、操作者が行なう動作と押下するDSSキーとを示
す操作手順図である。
【図25】同第2動作例における、PBX、メール装
置、及び端末の間の接続手順のシーケンスフロー図であ
る。
【図26】同第2動作例における、「自動録音キー」が
押下されてから、三者間通話が終了して表示灯の制御を
行なうまでの間に中央処理装置が実行する処理のフロー
チャートである。
【図27】同第2動作例における、「自動録音キー」が
押下されてから、三者間通話が終了して表示灯の制御を
行なうまでの間に中央処理装置が実行する処理のフロー
チャートである。
【図28】上記実施の形態のシステムの第3動作例にお
いて、操作者が行なう動作と押下するDSSキーとを示
す操作手順図である。
【図29】同第3動作例における、PBX、メール装
置、及び端末の間の接続手順のシーケンスフロー図であ
る。
【符号の説明】
100 構内自動交換機(PBX)、 106 中央処理装置(CC)、 108 記憶装置(MM)、 200 電子メール装置(VMS)、 300 端末(端末装置)、 302 多機能電話機(MFT)、 304 操作/表示装置(DSS)、 308 表示灯、 310,312 登録時宛先指定キー、 314 メール操作キー、 316 再生時発信元指定キー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−217857(JP,A) 特開 平1−296844(JP,A) 特開 昭63−217857(JP,A) 特開 昭63−174459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/42 H04M 3/50 H04Q 3/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージ送信先端末装置及びメッセー
    ジ送信元端末装置を含む複数の端末装置と、該複数の端
    末装置を収容する構内自動交換機と、該構内自動交換機
    に付設された情報の登録及び読出しの機能を有する電子
    メール装置とを有する電子メール装置付き構内自動交換
    システムにおいて、 前記電子メール装置に、メッセージ送信先端末装置のメ
    ールボックスであって、メッセージ送信元端末装置に対
    応する専用メールボックスを設定し、 前記メッセージ送信元端末装置に、前記メッセージ送信
    先端末装置に対応するキーを備え、 前記メッセージ送信先端末装置に、前記メッセージ送信
    元端末装置に対応する表示部を備え、 前記構内自動交換機に、前記メッセージ送信元端末装置
    からのメッセージ登録の際に、前記キーの押下を認識し
    たときには、前記専用メールボックスに対して前記メッ
    セージ送信元端末装置からのメッセージを保存するよう
    に前記電子メール装置を制御する手段と、該メッセージ
    が前記専用メールボックスに保存されたことを認識する
    と、前記表示部に保存表示を行なうように制御する制御
    手段を備えた、 ことを特徴とする電子メール装置付き構内自動交換シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記メッセージ送信先端末装置に、前記
    専用メールボックスに対応したメッセージ読出し用キー
    を備え、 前記構内自動交換機に、前記メッセージ送信先端末装置
    からのメッセージ読出しに際し、前記メッセージ読出し
    用キーの押下を認識したときには、前記専用メールボッ
    クスに保存されているメッセージを、前記メッセージ送
    信先端末装置に送出するように前記電子メール装置を制
    御する手段を備えた、 ことを特徴とする請求項1記載の電子メール装置付き構
    内自動交換システム。
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