JP2900453B2 - 感光ドラムの製造方法 - Google Patents
感光ドラムの製造方法Info
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- JP2900453B2 JP2900453B2 JP32211489A JP32211489A JP2900453B2 JP 2900453 B2 JP2900453 B2 JP 2900453B2 JP 32211489 A JP32211489 A JP 32211489A JP 32211489 A JP32211489 A JP 32211489A JP 2900453 B2 JP2900453 B2 JP 2900453B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive drum
- coating
- manufacturing
- peripheral surface
- heating heater
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に使用する感光ドラムの製造方法に関し、
特に浸漬塗布方法で行なう場合の感光ドラムの製造方法
に関する。
ァクシミリ等に使用する感光ドラムの製造方法に関し、
特に浸漬塗布方法で行なう場合の感光ドラムの製造方法
に関する。
従来、この種の浸漬塗布方法を用いた感光ドラムの製
造方法は、被塗布物を加温する等の温度コントロールは
行なわれていないため、厚膜を塗布する場合、一般に塗
布に使用する溶剤は低沸点の揮発性の大きい溶剤に限ら
れてしまい、溶剤の選択性はなく、又、塗布後の感光ド
ラムは乾燥機中で乾燥を行ない製膜されていた。
造方法は、被塗布物を加温する等の温度コントロールは
行なわれていないため、厚膜を塗布する場合、一般に塗
布に使用する溶剤は低沸点の揮発性の大きい溶剤に限ら
れてしまい、溶剤の選択性はなく、又、塗布後の感光ド
ラムは乾燥機中で乾燥を行ない製膜されていた。
上述した従来の浸漬塗布方法による感光ドラムの製造
方法において被塗布物の温度コントロールは行なわれて
いないので、一般に厚膜を塗布する場合、塗料の溶剤と
して低沸点で高い揮発性を示す溶剤に限られてしまう。
この低沸点て高い揮発性の溶剤を使用した場合、塗料の
濃度が変化しやすく、そのため安定した膜厚が得られな
くなってしまう。また、高沸点溶剤を用いた場合、常温
の塗料、常温の被塗布物で浸漬塗布を行なっても厚膜を
形成することはできなかった。また、高沸点溶剤を用い
た塗料を加温した場合、塗料の温度コントロールは難し
く、濃度も変化しやすくなり、被塗布物の膜厚は不安定
となっていた。浸漬塗布後の乾燥は一般に乾燥機等の装
置を用いて行なっていた。
方法において被塗布物の温度コントロールは行なわれて
いないので、一般に厚膜を塗布する場合、塗料の溶剤と
して低沸点で高い揮発性を示す溶剤に限られてしまう。
この低沸点て高い揮発性の溶剤を使用した場合、塗料の
濃度が変化しやすく、そのため安定した膜厚が得られな
くなってしまう。また、高沸点溶剤を用いた場合、常温
の塗料、常温の被塗布物で浸漬塗布を行なっても厚膜を
形成することはできなかった。また、高沸点溶剤を用い
た塗料を加温した場合、塗料の温度コントロールは難し
く、濃度も変化しやすくなり、被塗布物の膜厚は不安定
となっていた。浸漬塗布後の乾燥は一般に乾燥機等の装
置を用いて行なっていた。
本発明の目的は前記課題を解決した感光ドラムの製造
方法を提供することにある。
方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る感光ドラムの
製造方法は、高沸点溶剤を用いた塗料を感光ドラムの外
周面に浸漬塗布方法により塗布する感光ドラムの製造方
法であって、 感光ドラムの内周面に沿ってフィルム状の加温ヒータ
ーを添設し、感光ドラムに設置した温度センサーの出力
信号に基づき前記加温ヒーターの熱容量を調節して、感
光ドラムの温度をコントロールし、かつ、感光ドラム内
部の空気量を調節し、 高沸点溶剤の塗料液中に前記感光ドラムを浸漬させ
て、該感光ドラムの外周面に塗布液を塗布するものであ
る。
製造方法は、高沸点溶剤を用いた塗料を感光ドラムの外
周面に浸漬塗布方法により塗布する感光ドラムの製造方
法であって、 感光ドラムの内周面に沿ってフィルム状の加温ヒータ
ーを添設し、感光ドラムに設置した温度センサーの出力
信号に基づき前記加温ヒーターの熱容量を調節して、感
光ドラムの温度をコントロールし、かつ、感光ドラム内
部の空気量を調節し、 高沸点溶剤の塗料液中に前記感光ドラムを浸漬させ
て、該感光ドラムの外周面に塗布液を塗布するものであ
る。
以下、本発明の一実施例を図により説明する。
第1図は本発明に係る感光ドラムの製造方法を実施す
る塗布装置を示す正面図、第2図は感光ドラムを示す斜
視図である。
る塗布装置を示す正面図、第2図は感光ドラムを示す斜
視図である。
図において、感光ドラム2はドラム固定チャック1に
保持させる。該ドラム固定チャック1は感光ドラム2の
一端を塗布液がドラム内部に侵入しないように固定保持
し、また、ドラム内部の空気量を調節しドラム内部から
の空気洩れが生じないようにする。感光ドラム2の保持
方法については特願昭63−35590号に開示されている。
保持させる。該ドラム固定チャック1は感光ドラム2の
一端を塗布液がドラム内部に侵入しないように固定保持
し、また、ドラム内部の空気量を調節しドラム内部から
の空気洩れが生じないようにする。感光ドラム2の保持
方法については特願昭63−35590号に開示されている。
本発明はドラム固定チャック1に保持された感光ドラ
ム2の内周面に沿ってフィルム状の加温ヒータ4を添設
し、かつ感光ドラム2の温度を測定する温度センサ3を
設置する。尚、加温ヒータ4は耐溶剤性の良いテフロン
シートで被覆してある。
ム2の内周面に沿ってフィルム状の加温ヒータ4を添設
し、かつ感光ドラム2の温度を測定する温度センサ3を
設置する。尚、加温ヒータ4は耐溶剤性の良いテフロン
シートで被覆してある。
本発明は温度センサ3により感光ドラム2の温度を関
知し、温度センサ3の出力信号に基いて加温ヒータ4の
熱容量を調節し感光ドラム2の温度をコントロールしつ
つ、該感光ドラム2を塗料タンク5内の塗布液中に浸漬
させ、浸漬方法により該感光ドラム2の外周面に塗布液
を塗布する。
知し、温度センサ3の出力信号に基いて加温ヒータ4の
熱容量を調節し感光ドラム2の温度をコントロールしつ
つ、該感光ドラム2を塗料タンク5内の塗布液中に浸漬
させ、浸漬方法により該感光ドラム2の外周面に塗布液
を塗布する。
塗布処理後、感光ドラム2を塗料タンク5より引上げ
て加温ヒータ4により、感光ドラム2の外周面に成膜さ
れた感光体層の乾燥工程を行う。
て加温ヒータ4により、感光ドラム2の外周面に成膜さ
れた感光体層の乾燥工程を行う。
以上説明したように本発明は感光ドラム内に加温ヒー
タを設置し、加温ヒータにより感光ドラムの温度をコン
トロールすることにより、高沸点溶剤を用いた塗料でも
浸漬塗布方法で塗布する場合に感光ドラムを加温してあ
るため、塗布液の乾燥が速く厚膜を形成することができ
る。これにより、溶剤揮発による濃度変化が起こりにく
く、濃度調整の必要のない高沸点溶剤を用いることがで
きる。また、この感光ドラムの加温ヒータを配置した固
定治具を用いることにより、浸漬塗布後の乾燥が感光ド
ラムの加温ヒータで行なえるため、乾燥機は不要とな
る。
タを設置し、加温ヒータにより感光ドラムの温度をコン
トロールすることにより、高沸点溶剤を用いた塗料でも
浸漬塗布方法で塗布する場合に感光ドラムを加温してあ
るため、塗布液の乾燥が速く厚膜を形成することができ
る。これにより、溶剤揮発による濃度変化が起こりにく
く、濃度調整の必要のない高沸点溶剤を用いることがで
きる。また、この感光ドラムの加温ヒータを配置した固
定治具を用いることにより、浸漬塗布後の乾燥が感光ド
ラムの加温ヒータで行なえるため、乾燥機は不要とな
る。
第1図は本発明に係る感光ドラムの製造方法を実施する
塗布装置を示す正面図、第2図は感光ドラムを示す斜視
図である。 1……ドラム固定チャック 2……感光ドラム、3……温度センサ 4……加温ヒータ、5……塗料タンク
塗布装置を示す正面図、第2図は感光ドラムを示す斜視
図である。 1……ドラム固定チャック 2……感光ドラム、3……温度センサ 4……加温ヒータ、5……塗料タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/00 - 5/16
Claims (1)
- 【請求項1】高沸点溶剤を用いた塗料を感光ドラムの外
周面に浸漬塗布方法により塗布する感光ドラムの製造方
法であって、 感光ドラムの内周面に沿ってフィルム状の加温ヒーター
を添設し、感光ドラムに設置した温度センサーの出力信
号に基づき前記加温ヒーターの熱容量を調節して、感光
ドラムの温度をコントロールし、かつ、感光ドラム内部
の空気量を調節し、 高沸点溶剤の塗料液中に前記感光ドラムを浸漬させて、
該感光ドラムの外周面に塗布液を塗布することを特徴と
する感光ドラムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32211489A JP2900453B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | 感光ドラムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32211489A JP2900453B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | 感光ドラムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03181949A JPH03181949A (ja) | 1991-08-07 |
JP2900453B2 true JP2900453B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18140077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32211489A Expired - Fee Related JP2900453B2 (ja) | 1989-12-12 | 1989-12-12 | 感光ドラムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900453B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100438699B1 (ko) * | 2001-08-11 | 2004-07-05 | 삼성전자주식회사 | 열원을 이용한 코팅장치 |
JP5954773B2 (ja) | 2012-03-13 | 2016-07-20 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 超音波プローブおよび超音波プローブの製造方法 |
-
1989
- 1989-12-12 JP JP32211489A patent/JP2900453B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03181949A (ja) | 1991-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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