JPS6311669B2 - - Google Patents
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- JPS6311669B2 JPS6311669B2 JP53012182A JP1218278A JPS6311669B2 JP S6311669 B2 JPS6311669 B2 JP S6311669B2 JP 53012182 A JP53012182 A JP 53012182A JP 1218278 A JP1218278 A JP 1218278A JP S6311669 B2 JPS6311669 B2 JP S6311669B2
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Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は常に一定量のオフセツト防止液を定着
ローラに供給するオフセツト防止液供給装置に関
するものである。
ローラに供給するオフセツト防止液供給装置に関
するものである。
従来より、電子写真法においては、光導電性物
質を利用して静電潜像を形成し、帯電した微粉粒
によつて潜像の現像を行ない、支持体上にこの顕
像を転写し、最終的には加熱によつて支持体上へ
微粉粒を定着するというプロセスが実用化されて
いる。現像方式として、乾式の粉体現像を採用す
る場合は、加熱したローラと圧着ローラの間に顕
像を載せた支持体を通すことにより粉像の定着を
行なう熱ローラ定着器が広く用いられている。こ
の種の定着器では顕像を構成する微粉粒の加熱ロ
ーラへの融着が起きやすく、画像品質を劣化させ
る一因となつていた。この所謂オフセツト現象を
防止するために、顕像と接触する加熱ローラの表
面層の材質として表面自由エネルギーが小さい物
質、例えばシリコーンゴムやテトラフルオロエチ
レン樹脂などを用い、更にその表面にオフセツト
防止液を供給してオフセツト防止用の液膜を形成
することが行なわれている。これにより、オフセ
ツト現象を回避することができるが、この場合ロ
ーラ表面に供給されるオフセツト防止液の量が問
題となつてくる。即ち、オフセツト防止液の供給
量が少なければオフセツトしやすくなり、逆に多
ければ余剰のオフセツト防止液がシリコーンゴム
等の膨潤を惹起し、ローラの耐久性を低下させる
と共に顕像支持体上へオフセツト防止液のシミを
作つたり、又、より短かい周期でオフセツト防止
液を補給しなければならないなどの不都合な事態
を招来する。従つて、ローラ表面には常に安定し
て適量のオフセツト防止液を供給することが必要
となつてくる。
質を利用して静電潜像を形成し、帯電した微粉粒
によつて潜像の現像を行ない、支持体上にこの顕
像を転写し、最終的には加熱によつて支持体上へ
微粉粒を定着するというプロセスが実用化されて
いる。現像方式として、乾式の粉体現像を採用す
る場合は、加熱したローラと圧着ローラの間に顕
像を載せた支持体を通すことにより粉像の定着を
行なう熱ローラ定着器が広く用いられている。こ
の種の定着器では顕像を構成する微粉粒の加熱ロ
ーラへの融着が起きやすく、画像品質を劣化させ
る一因となつていた。この所謂オフセツト現象を
防止するために、顕像と接触する加熱ローラの表
面層の材質として表面自由エネルギーが小さい物
質、例えばシリコーンゴムやテトラフルオロエチ
レン樹脂などを用い、更にその表面にオフセツト
防止液を供給してオフセツト防止用の液膜を形成
することが行なわれている。これにより、オフセ
ツト現象を回避することができるが、この場合ロ
ーラ表面に供給されるオフセツト防止液の量が問
題となつてくる。即ち、オフセツト防止液の供給
量が少なければオフセツトしやすくなり、逆に多
ければ余剰のオフセツト防止液がシリコーンゴム
等の膨潤を惹起し、ローラの耐久性を低下させる
と共に顕像支持体上へオフセツト防止液のシミを
作つたり、又、より短かい周期でオフセツト防止
液を補給しなければならないなどの不都合な事態
を招来する。従つて、ローラ表面には常に安定し
て適量のオフセツト防止液を供給することが必要
となつてくる。
ところで、定着ローラへオフセツト防止液を供
給する手段としては、従来よりオフセツト防止液
を含浸させたフエルトを直接定着ローラへ接触さ
せてオフセツト防止液を供給することが行なわれ
ている。しかしながら、この構成ではフエルトの
定着ローラに接触する先端部における含浸量によ
つて、定着ローラへのオフセツト防止液供給量が
決定されるため、フエルト先端部のオフセツト防
止液含浸量が、オフセツト現象を起さない最低限
の量、且つ像支持体へのシミを起さない最大限の
量の間の適正量になるように常時維持する必要が
あつたが、これはなかなか困難であり、どうして
も長時間休止後の初期には定着ローラにオフセツ
ト防止液が多く供給され、逆に連続コピー時には
フエルトへのオフセツト防止液の含浸量が十分で
なくなつて、定着ローラへのオフセツト防止液供
給量が少なくなつてしまうといつた問題があつ
た。また、この構成ではフエルトが直接定着ロー
ラに接触しているため、フエルトで塗布する際の
塗布ムラが少なからず生じていた。
給する手段としては、従来よりオフセツト防止液
を含浸させたフエルトを直接定着ローラへ接触さ
せてオフセツト防止液を供給することが行なわれ
ている。しかしながら、この構成ではフエルトの
定着ローラに接触する先端部における含浸量によ
つて、定着ローラへのオフセツト防止液供給量が
決定されるため、フエルト先端部のオフセツト防
止液含浸量が、オフセツト現象を起さない最低限
の量、且つ像支持体へのシミを起さない最大限の
量の間の適正量になるように常時維持する必要が
あつたが、これはなかなか困難であり、どうして
も長時間休止後の初期には定着ローラにオフセツ
ト防止液が多く供給され、逆に連続コピー時には
フエルトへのオフセツト防止液の含浸量が十分で
なくなつて、定着ローラへのオフセツト防止液供
給量が少なくなつてしまうといつた問題があつ
た。また、この構成ではフエルトが直接定着ロー
ラに接触しているため、フエルトで塗布する際の
塗布ムラが少なからず生じていた。
これに対し、特に上記塗布ムラを防止するため
に、フエルトによつて汲み上げたオフセツト防止
液を、このフエルトと定着ローラとの間に設けた
塗布ローラに一旦供給し、この塗布ローラによつ
て定着ローラにオフセツト防止液を塗布する構成
のものも知られている。しかしながら、従来この
塗布ローラは定着ローラに従動して回転するもの
であつて、あくまでオフセツト防止液の定着ロー
ラへの供給量を制御しているのはオフセツト防止
液を含浸しているフエルトであるため、依然とし
て長時間休止後の初期はオフセツト防止液供給量
が多く、連続コピー時はオフセツト防止液が少な
くなるのは避けられない。
に、フエルトによつて汲み上げたオフセツト防止
液を、このフエルトと定着ローラとの間に設けた
塗布ローラに一旦供給し、この塗布ローラによつ
て定着ローラにオフセツト防止液を塗布する構成
のものも知られている。しかしながら、従来この
塗布ローラは定着ローラに従動して回転するもの
であつて、あくまでオフセツト防止液の定着ロー
ラへの供給量を制御しているのはオフセツト防止
液を含浸しているフエルトであるため、依然とし
て長時間休止後の初期はオフセツト防止液供給量
が多く、連続コピー時はオフセツト防止液が少な
くなるのは避けられない。
そこで、オフセツト防止液を含浸するフエルト
の塗布ローラに接触する先端部分に、長時間休止
後でも連続コピー時でも常時一定の供給量が維持
できるようにしたものに、本件出願人による特願
昭52―78402号がある。これは、フエルトが漬け
られたオフセツト防止液を収納する容器内の液面
レベルを一定に維持し、更にスタート時からの時
間に応じてこの液面レベルを適宜変化させるよう
にしたものである。しかし、この方法で、ある程
度の解決はみられたが、液面レベルを変化させる
ために必然的に装置の複雑化は免れなかつた。
の塗布ローラに接触する先端部分に、長時間休止
後でも連続コピー時でも常時一定の供給量が維持
できるようにしたものに、本件出願人による特願
昭52―78402号がある。これは、フエルトが漬け
られたオフセツト防止液を収納する容器内の液面
レベルを一定に維持し、更にスタート時からの時
間に応じてこの液面レベルを適宜変化させるよう
にしたものである。しかし、この方法で、ある程
度の解決はみられたが、液面レベルを変化させる
ために必然的に装置の複雑化は免れなかつた。
一方、オフセツト防止液はその粘度がオフセツ
ト防止液の温度変化に応じて変化するため、オフ
セツト防止液の供給量もその温度変化に応じて変
化する。このようなオフセツト防止液供給量の変
動を防止する為に、上記特願昭52―78402号では
常にオフセツト防止液の温度を温度検知手段によ
り検知し、この結果に従つて液面レベルを制御す
るといつた複雑な構成となつており、決して満足
なものではなかつた。
ト防止液の温度変化に応じて変化するため、オフ
セツト防止液の供給量もその温度変化に応じて変
化する。このようなオフセツト防止液供給量の変
動を防止する為に、上記特願昭52―78402号では
常にオフセツト防止液の温度を温度検知手段によ
り検知し、この結果に従つて液面レベルを制御す
るといつた複雑な構成となつており、決して満足
なものではなかつた。
本発明の目的は上記欠点を解消し、常に一定量
のオフセツト防止液を供給することができるオフ
セツト防止液供給装置を提供することにある。
のオフセツト防止液を供給することができるオフ
セツト防止液供給装置を提供することにある。
本発明の他の目的はオフセツト防止液の温度上
昇に伴つてオフセツト防止液の粘性率の変化があ
つても、常に一定量のオフセツト防止液を供給す
ることができる。簡易な構成のオフセツト防止液
供給装置を提供することにある。
昇に伴つてオフセツト防止液の粘性率の変化があ
つても、常に一定量のオフセツト防止液を供給す
ることができる。簡易な構成のオフセツト防止液
供給装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的はオフセツト防止液を十
分に吸収保持したオフセツト防止液保持部材から
オフセツト防止液を受けて定着ローラにオフセツ
ト防止液を供給するオフセツト防止液供給ローラ
を、所定の周速で回転させることにより、常に一
定量のオフセツト防止液を供給することができる
オフセツト防止液供給装置を提供することにあ
る。
分に吸収保持したオフセツト防止液保持部材から
オフセツト防止液を受けて定着ローラにオフセツ
ト防止液を供給するオフセツト防止液供給ローラ
を、所定の周速で回転させることにより、常に一
定量のオフセツト防止液を供給することができる
オフセツト防止液供給装置を提供することにあ
る。
上記目的を達成する本発明は、加熱源によつて
加熱される定着ローラにオフセツト防止液を供給
するオフセツト防止液供給装置において、上記オ
フセツト防止液供給装置は、室温下において所定
の粘性率を有するオフセツト防止液を収容する容
器と、この容器内のオフセツト防止液を吸収して
オフセツト防止液を常に十分に保持するオフセツ
ト防止液保持部材と、このオフセツト防止液保持
部材からオフセツト防止液を受けて上記定着ロー
ラにオフセツト防止液を供給する回転可能なオフ
セツト防止液供給ローラと、このオフセツト防止
液供給ローラを回転駆動させる駆動手段とを有
し、上記駆動手段は、オフセツト防止液供給ロー
ラが室温下のオフセツト防止液を室温下で定着ロ
ーラに供給する場合の供給可能な最大量よりも少
ない量のオフセツト防止液を供給する周速で、上
記オフセツト防止液供給ローラを回転駆動させる
ことを特徴とするものである。
加熱される定着ローラにオフセツト防止液を供給
するオフセツト防止液供給装置において、上記オ
フセツト防止液供給装置は、室温下において所定
の粘性率を有するオフセツト防止液を収容する容
器と、この容器内のオフセツト防止液を吸収して
オフセツト防止液を常に十分に保持するオフセツ
ト防止液保持部材と、このオフセツト防止液保持
部材からオフセツト防止液を受けて上記定着ロー
ラにオフセツト防止液を供給する回転可能なオフ
セツト防止液供給ローラと、このオフセツト防止
液供給ローラを回転駆動させる駆動手段とを有
し、上記駆動手段は、オフセツト防止液供給ロー
ラが室温下のオフセツト防止液を室温下で定着ロ
ーラに供給する場合の供給可能な最大量よりも少
ない量のオフセツト防止液を供給する周速で、上
記オフセツト防止液供給ローラを回転駆動させる
ことを特徴とするものである。
以下、本発明を図面に示した実施例により説明
する。
する。
第１図は電子写真装置における定着器の一部を
示すものである。１はオフセツト防止液供給装
置、２はオフセツト防止液たるシリコーンオイル
を収納する第１容器、３はシリコーンオイルを収
納する第２容器、４はシリコーンオイル供給パイ
プ、５はシリコーンオイル供給ポンプ、６は第２
容器に設けた液面レベル規制板、７は液排出口で
ある。
示すものである。１はオフセツト防止液供給装
置、２はオフセツト防止液たるシリコーンオイル
を収納する第１容器、３はシリコーンオイルを収
納する第２容器、４はシリコーンオイル供給パイ
プ、５はシリコーンオイル供給ポンプ、６は第２
容器に設けた液面レベル規制板、７は液排出口で
ある。
第１容器２内のシリコーンオイル８は供給ポン
プ５によつて供給パイプ４を通つて第２容器３に
供給される。第２容器の規制板６から溢れたシリ
コーンオイルは排出口７を通つて第１容器８に回
収され、これによつて第２容器３内のシリコーン
オイル液面は常に一定レベルに保たれる。９はシ
リコーンオイルを吸収保持するオフセツト防止液
保持部材（以下、単に保持部材という。）、１０は
保持部材９を支持する支持部材、１１はオフセツ
ト防止液供給ローラ（以下、単に供給ローラとい
う。）、１２は塗布フエルト、１３は供給ローラ１
１を回転させる駆動手段たるモータ、１４は定着
ローラである。保持部材９は毛細管現象により液
体を吸収して保持するフエルトからなり、一端が
第２容器３のシリコーンオイル中に浸漬されてい
て、他端が供給ローラ１１に接触している。そし
て、このフエルト他端は常に十分なオフセツト防
止液が含浸された状態となつている。保持部材９
に吸収されたシリコーンオイルは供給ローラ１１
の回転に伴つて供給ローラの周面に供給され、供
給ローラ１１上のシリコーンオイルは定着ローラ
１４の表面に均一に供給される。尚、本実施例に
おいては定着ローラ表面の損傷を防止するため
に、シリコーンオイルの供給を妨げない程度の薄
いフエルト１２を供給ローラ１１と定着ローラ１
４との間に設け、このフエルト１２を介してシリ
コーンオイルを定着ローラ１４に供給している
が、シリコーンオイルの供給を迅速に行なうに
は、供給ローラ１１と定着ローラ１４とを直接接
触させてシリコーンオイルを供給することが好ま
しい。
プ５によつて供給パイプ４を通つて第２容器３に
供給される。第２容器の規制板６から溢れたシリ
コーンオイルは排出口７を通つて第１容器８に回
収され、これによつて第２容器３内のシリコーン
オイル液面は常に一定レベルに保たれる。９はシ
リコーンオイルを吸収保持するオフセツト防止液
保持部材（以下、単に保持部材という。）、１０は
保持部材９を支持する支持部材、１１はオフセツ
ト防止液供給ローラ（以下、単に供給ローラとい
う。）、１２は塗布フエルト、１３は供給ローラ１
１を回転させる駆動手段たるモータ、１４は定着
ローラである。保持部材９は毛細管現象により液
体を吸収して保持するフエルトからなり、一端が
第２容器３のシリコーンオイル中に浸漬されてい
て、他端が供給ローラ１１に接触している。そし
て、このフエルト他端は常に十分なオフセツト防
止液が含浸された状態となつている。保持部材９
に吸収されたシリコーンオイルは供給ローラ１１
の回転に伴つて供給ローラの周面に供給され、供
給ローラ１１上のシリコーンオイルは定着ローラ
１４の表面に均一に供給される。尚、本実施例に
おいては定着ローラ表面の損傷を防止するため
に、シリコーンオイルの供給を妨げない程度の薄
いフエルト１２を供給ローラ１１と定着ローラ１
４との間に設け、このフエルト１２を介してシリ
コーンオイルを定着ローラ１４に供給している
が、シリコーンオイルの供給を迅速に行なうに
は、供給ローラ１１と定着ローラ１４とを直接接
触させてシリコーンオイルを供給することが好ま
しい。
定着ローラ１４は金属パイプ１５の外周面にテ
トラフルオロエチレン樹脂の被覆層１６を有して
いて、内部のヒータ１７によつて所定の温度に加
熱される。電子写真法によつて形成された支持体
上の粉像は定着ローラ１４と圧接ローラ（不図
示）の間を通過する際加熱溶融し定着される。
トラフルオロエチレン樹脂の被覆層１６を有して
いて、内部のヒータ１７によつて所定の温度に加
熱される。電子写真法によつて形成された支持体
上の粉像は定着ローラ１４と圧接ローラ（不図
示）の間を通過する際加熱溶融し定着される。
定着動作開始に応じて供給ローラ１１が回転
し、塗布フエルト１２を介して定着ローラ１４に
シリコーンオイルの塗布が行なわれる。一方ポン
プ５が作動し第２容器３内のシリコーンオイルの
液面は規制板６により常に一定レベルに保たれて
いる。
し、塗布フエルト１２を介して定着ローラ１４に
シリコーンオイルの塗布が行なわれる。一方ポン
プ５が作動し第２容器３内のシリコーンオイルの
液面は規制板６により常に一定レベルに保たれて
いる。
尚、本実施例ではシリコーンオイルの液面レベ
ルを一定に保持しているが、必ずしもこれに限る
ものではない。つまり、本発明においては、塗布
フエルト１２の供給ローラ１１に接触する部分
に、定着ローラに供給すべきオフセツト防止液の
必要量以上の十分な量のオフセツト防止液が常に
吸収保持されるようになつていれば良いものであ
る。
ルを一定に保持しているが、必ずしもこれに限る
ものではない。つまり、本発明においては、塗布
フエルト１２の供給ローラ１１に接触する部分
に、定着ローラに供給すべきオフセツト防止液の
必要量以上の十分な量のオフセツト防止液が常に
吸収保持されるようになつていれば良いものであ
る。
上記構成の装置において、供給ローラ１１の周
速ｖとこの供給ローラに供給される液量Ｑの関係
を測定した結果を第２図に示す。
速ｖとこの供給ローラに供給される液量Ｑの関係
を測定した結果を第２図に示す。
なお、実験例において、供給ローラ１１と保持
部材９の接触点と第２容器３の液面との垂直距離
ｈは８mmとし、保持部材９は密度0.12gr／cm3、厚
さ4.5mm、長手方向長さ380mmのノーメツクフエル
ト（商品名）、供給ローラ１１の直径は約16mmの
ものを使用した。
部材９の接触点と第２容器３の液面との垂直距離
ｈは８mmとし、保持部材９は密度0.12gr／cm3、厚
さ4.5mm、長手方向長さ380mmのノーメツクフエル
ト（商品名）、供給ローラ１１の直径は約16mmの
ものを使用した。
第２図において、曲線Ａは動粘性率30csのシリ
コーンオイルを用いたとき、曲線Ｂは動粘性率
100csのシリコーンオイルを用いたときのもので
ある。第２図から明らかな様に、周速ｖとオイル
供給量Ｑとの関係は曲線の傾斜部ｓと水平部ｐと
で大きく異つている。傾斜部ｓでは周速ｖの変化
に対してオイル供給量Ｑは比例関係に単調増加す
るが、水平部ｐでは周速ｖの変化に対してオイル
供給量Ｑは一定で変化せず、最大供給量はそれぞ
れQa，Qbに保たれる。従つて、保持部材によつ
て供給可能なシリコーンオイルの最大供給量はそ
れぞれ30cs、100csでQa，Qbであり、供給ローラ
をva，vb（これを臨界周速という。）以上の周速で
回転すれば、シリコーンオイルの供給量は最大と
なる。この最大供給量は動粘性率30csのシリコー
ンオイルと動粘性率100csのシリコーンオイルと
で、シリコーンオイルの動粘性率の変化によつて
大きく異なるが、第２図の曲線Ａ，Ｂの傾斜部Ｓ
における傾きはほぼ同一であり、従つて、臨界周
速vbより低速においては供給ローラの周速に対す
るオイル供給量の変化率は両者とも同じである。
コーンオイルを用いたとき、曲線Ｂは動粘性率
100csのシリコーンオイルを用いたときのもので
ある。第２図から明らかな様に、周速ｖとオイル
供給量Ｑとの関係は曲線の傾斜部ｓと水平部ｐと
で大きく異つている。傾斜部ｓでは周速ｖの変化
に対してオイル供給量Ｑは比例関係に単調増加す
るが、水平部ｐでは周速ｖの変化に対してオイル
供給量Ｑは一定で変化せず、最大供給量はそれぞ
れQa，Qbに保たれる。従つて、保持部材によつ
て供給可能なシリコーンオイルの最大供給量はそ
れぞれ30cs、100csでQa，Qbであり、供給ローラ
をva，vb（これを臨界周速という。）以上の周速で
回転すれば、シリコーンオイルの供給量は最大と
なる。この最大供給量は動粘性率30csのシリコー
ンオイルと動粘性率100csのシリコーンオイルと
で、シリコーンオイルの動粘性率の変化によつて
大きく異なるが、第２図の曲線Ａ，Ｂの傾斜部Ｓ
における傾きはほぼ同一であり、従つて、臨界周
速vbより低速においては供給ローラの周速に対す
るオイル供給量の変化率は両者とも同じである。
一方、上記構成の装置において、オイル供給量
の経時的変化という観点から、同様の条件下で供
給ローラの周速を一定とし、時間経過に対するオ
イル供給量の変化を測定した実験結果を第３図に
示す。第３図では動粘性率30csのシリコーンオイ
ルを用いた場合を示している。
の経時的変化という観点から、同様の条件下で供
給ローラの周速を一定とし、時間経過に対するオ
イル供給量の変化を測定した実験結果を第３図に
示す。第３図では動粘性率30csのシリコーンオイ
ルを用いた場合を示している。
第３図において、曲線Ｃは供給ローラの周速が
ｖ＝46mm／sec（＞臨界周速va＝28mm／sec）のと
き、曲線Ｄは供給ローラの周速がｖ＝25mm／sec
（＜臨界周速va＝28mm／sec）のときのものであ
る。第３図から明らかな様に、第２図の水平部ｐ
に対応する周速ｖ＝46mm／secでは供給開始時点
から所定の期間はシリコーンオイルの供給量が大
きく変化し供給量が過剰となり、顕像支持体にオ
イルのシミを生じる問題がある。これに対して、
傾斜部ｓに対応する周速ｖ＝25mm／secではオイ
ル供給量は供給開始時点からほぼ一定である。
ｖ＝46mm／sec（＞臨界周速va＝28mm／sec）のと
き、曲線Ｄは供給ローラの周速がｖ＝25mm／sec
（＜臨界周速va＝28mm／sec）のときのものであ
る。第３図から明らかな様に、第２図の水平部ｐ
に対応する周速ｖ＝46mm／secでは供給開始時点
から所定の期間はシリコーンオイルの供給量が大
きく変化し供給量が過剰となり、顕像支持体にオ
イルのシミを生じる問題がある。これに対して、
傾斜部ｓに対応する周速ｖ＝25mm／secではオイ
ル供給量は供給開始時点からほぼ一定である。
なお、動粘性率100csのシリコーンオイルを用
いた場合も前述と同様であり、臨界周速vb以上の
周速では供給開始当初のオイル供給量が過剰とな
つた。
いた場合も前述と同様であり、臨界周速vb以上の
周速では供給開始当初のオイル供給量が過剰とな
つた。
以上の実験結果から理解されるように、臨界周
速vbよりも低速においては動粘性率が変化しても
供給ローラの周速に対するオイル供給量の変化率
は同じであり（第２図）、しかも臨界周速vbより
も低速ではオイル供給量に関して経時的変化はみ
られない（第３図）。
速vbよりも低速においては動粘性率が変化しても
供給ローラの周速に対するオイル供給量の変化率
は同じであり（第２図）、しかも臨界周速vbより
も低速ではオイル供給量に関して経時的変化はみ
られない（第３図）。
従つて、動粘性率100csのシリコーンオイルに
対する臨界周速vbよりも低速（たとえば第２図に
おいて周速vc）で供給ローラを回転してオイル供
給を行なえば、オイルの供給開始当初及び供給
中、オイルの供給量はオイルの粘性率の変化によ
らず、常に一定となる。すなわち室温下の動粘性
率100csのシリコーンオイルが定着ローラによつ
て加熱されて温度上昇し、この温度上昇に伴つて
それ以下の動粘性率、例えば30csになつても常に
一定のオイル供給量を保つことができる。
対する臨界周速vbよりも低速（たとえば第２図に
おいて周速vc）で供給ローラを回転してオイル供
給を行なえば、オイルの供給開始当初及び供給
中、オイルの供給量はオイルの粘性率の変化によ
らず、常に一定となる。すなわち室温下の動粘性
率100csのシリコーンオイルが定着ローラによつ
て加熱されて温度上昇し、この温度上昇に伴つて
それ以下の動粘性率、例えば30csになつても常に
一定のオイル供給量を保つことができる。
実験によると、第１図に示した構成において、
供給ローラ１１を８mm／sec以下の周速で回転す
ることにより、第２容器３の液面レベルを変化さ
せる操作なしに、常に一定量のシリコーンオイル
を供給することができた。しかもシリコーンオイ
ルの温度上昇による動粘性率の変化の影響も全く
受けずに一定のオイル供給量を保つことができ
た。
供給ローラ１１を８mm／sec以下の周速で回転す
ることにより、第２容器３の液面レベルを変化さ
せる操作なしに、常に一定量のシリコーンオイル
を供給することができた。しかもシリコーンオイ
ルの温度上昇による動粘性率の変化の影響も全く
受けずに一定のオイル供給量を保つことができ
た。
以上説明したように、本発明によれば、オフセ
ツト防止液供給ローラが室温下のオフセツト防止
液を室温下で定着ローラに供給する場合の供給可
能な最大量よりも少ない量のオフセツト防止液を
供給する周速で、オフセツト防止液供給ローラを
回転させることにより、オフセツト防止液の温度
が変化して、その粘性率が変化しても定着ローラ
には常に一定量のオフセツト防止液を供給するこ
とができる。
ツト防止液供給ローラが室温下のオフセツト防止
液を室温下で定着ローラに供給する場合の供給可
能な最大量よりも少ない量のオフセツト防止液を
供給する周速で、オフセツト防止液供給ローラを
回転させることにより、オフセツト防止液の温度
が変化して、その粘性率が変化しても定着ローラ
には常に一定量のオフセツト防止液を供給するこ
とができる。
第１図は本発明が適用可能な定着装置の一例を
示す概要構成図、第２図はオイルの動粘性率が変
化した場合の、供給ローラの周速とオイル供給量
との関係を示すグラフ、第３図は供給ローラの周
速を一定とした場合の、時間とオイル供給量との
関係を示すグラフである。 ９…オフセツト防止液保持部材、１１…オフセ
ツト防止液供給ローラ、１３…駆動手段、１４…
定着ローラ、１７…加熱源。
示す概要構成図、第２図はオイルの動粘性率が変
化した場合の、供給ローラの周速とオイル供給量
との関係を示すグラフ、第３図は供給ローラの周
速を一定とした場合の、時間とオイル供給量との
関係を示すグラフである。 ９…オフセツト防止液保持部材、１１…オフセ
ツト防止液供給ローラ、１３…駆動手段、１４…
定着ローラ、１７…加熱源。
Claims (1)
- １ 加熱源によつて加熱される定着ローラにオフ
セツト防止液を供給するオフセツト防止液供給装
置において、上記オフセツト防止液供給装置は、
室温下において所定の粘性率を有するオフセツト
防止液を収容する容器と、この容器内のオフセツ
ト防止液を吸収してオフセツト防止液を常に十分
に保持するオフセツト防止液保持部材と、このオ
フセツト防止液保持部材からオフセツト防止液を
受けて上記定着ローラにオフセツト防止液を供給
する回転可能なオフセツト防止液供給ローラと、
このオフセツト防止液供給ローラを回転駆動させ
る駆動手段とを有し、上記駆動手段は、オフセツ
ト防止液供給ローラが室温下のオフセツト防止液
を室温下で定着ローラに供給する場合の供給可能
な最大量よりも少ない量のオフセツト防止液を供
給する周速で、上記オフセツト防止液供給ローラ
を回転駆動させることを特徴とするオフセツト防
止液供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1218278A JPS54106310A (en) | 1978-02-06 | 1978-02-06 | Method of supplying liquid |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1218278A JPS54106310A (en) | 1978-02-06 | 1978-02-06 | Method of supplying liquid |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54106310A JPS54106310A (en) | 1979-08-21 |
| JPS6311669B2 true JPS6311669B2 (ja) | 1988-03-15 |
Family
ID=11798271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1218278A Granted JPS54106310A (en) | 1978-02-06 | 1978-02-06 | Method of supplying liquid |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54106310A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6032016A (en) * | 1997-09-19 | 2000-02-29 | Minolta Co., Ltd. | Fixing apparatus including apparatus for controlling the supply of releasing agent |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5279939A (en) * | 1975-12-26 | 1977-07-05 | Fuji Xerox Co Ltd | Heat contact fixing apparatus |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339556Y2 (ja) * | 1974-12-09 | 1978-09-26 |
-
1978
- 1978-02-06 JP JP1218278A patent/JPS54106310A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5279939A (en) * | 1975-12-26 | 1977-07-05 | Fuji Xerox Co Ltd | Heat contact fixing apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54106310A (en) | 1979-08-21 |
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