JP2899286B2 - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、半導体発光素子を有する光半導体装置に関
するもので、特に半導体レーザ装置を用いた光情報処理
装置や光通信等の光源として有効である。
従来の技術 近年、半導体レーザ装置はコンパクトディスクやビデ
オディスク等の光情報処理装置の光源として広く使用さ
れている。しかしながら、半導体レーザ装置を安価に市
場へ提供するためのコストダウンは決して容易ではな
い。LEDや他の半導体デバイスにくらべて、半導体レー
ザのコストダウンが難しいのは、単に歩留まりの問題だ
けではなく、材料・部品等が高価であることも主因とし
て上げられる。現状の半導体レーザ装置は第5図に示す
ようなキャンタイプであり、約1μm厚の金メッキを施
したステム6と反射防止膜コート(以下ARコートと略記
する)の窓ガラス8を有するキャップ7、Siサブマウン
ト4およびレーザチップ3から構成されている。なお、
1はステム6に植設された外部リード、2はフォトダイ
オードである。このような構成ではコストを下げること
は極めて難しく、何らかのブレークスルーがないかぎ
り、半導体レーザのコストダウンは困難を極める。
さらに、半導体レーザ装置は構造上、出射ビームが楕
円形であるために、それを補正するレンズ系が必要とな
り、光学系を構成するピックアップ全体も高価なものと
なっている。
発明が解決しようとする課題 現状のキャンタイプの半導体レーザ装置では、レーザ
チップ以外の部品であるステムやキャップが構成上高価
なため、コストダウンに限界がある。さらに、半導体レ
ーザ装置特有の楕円形出射ビームや非点収差といった光
学的な問題に対して、レーザ構造でこれらの問題を解決
しようとすれば、歩留まりの低下は避けられない。
本発明はこのような問題点を解決し、容易かつ安価に
作製できる構造の半導体レーザ装置を提供しようとする
ものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本願発明の光半導体装置
は、半導体発光素子の活性領域を含んだ光出射端面に凹
所を設け、その凹所の少なくとも一部を利用して、その
凹所の一部の周辺の屈折率を他部の屈折率と相違させ
て、前記凹所と直近し一体化されたレンズを設けるもの
で、例えば、エッチドキャビティ法(参考文献;和田
他、昭和59年秋応物予稿集13p−R−5)によって形成
された活性領域近傍の凹所を利用し、成型樹脂がその表
面張力によって凹所のなかに入り込まないように構成さ
れている。
作用 この構成の半導体レーザ装置は、従来のようにAuメッ
キが施されたステムやARコートの窓ガラス付のキャップ
といった高価な部品を使用することなく通常の樹脂封止
形の半導体装置と同じ材料とプロセスを用いて製作する
ことができる。さらに、プラスチック樹脂の外形をレン
ズ状に成型でき、かつ、活性領域近傍のくぼみのところ
では成型樹脂の表面張力によって、その断面形状をシリ
ンドリカルなレンズ状にすることができることから、出
射ビームの円形化あるいは平行化が可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は本発明の実施例における半導体レーザ装置の
構造を示すものである。同図(a)は全体の外観斜視
図、同図(b)はレーザチップ近傍の断面図である。
本発明の半導体レーザ装置は、図示するように、外部
リード1の1本の先端部にフォトダイオード2とレーザ
チップ3が取りつけられたSiサブマウント4とを固着
し、さらに、残余の外部リードとフォトダイオードおよ
びレーザチップの電極との間を金属細線で接続すること
によって形成した組立構体を透明樹脂5で封止した構造
となっている。なお、活性領域近傍に形成した凹所16の
部分は、透明樹脂の表面張力によって透明樹脂の浸入が
阻止されるため、中空部となる。この構造を得るための
構成部品と製造プロセスは、リードフレームを使用する
既知の樹脂封止形半導体装置と同様となる。
第2図は本発明の半導体レーザ装置の製造プロセスを
示す図である。本発明の半導体レーザ装置の製造に際し
ては、まず、第2図(a)に示すように、エッチドキャ
ビティ形成技術(参考文献;和田他、昭和59年秋応物予
稿集13p−R−5)を用いて反射端面を形成する。1例
として化学エッチング法による反射端面の形成プロセス
を説明する。
n型GaAs(100)基板9の上にn型Ga0.6Al0.4Asクラ
ッド層10、GaAs活性層11、p型Ga0.6Al0.4Asクラッド層
12、p型GaAsキャップ層13およびアンドープのGa0.5Al
0.5As最上層14を順次成長させる。そのうえに<011>方
向にそってストライプ状の開口を持つマスク15を形成し
たのち、開口を通して、硫酸+過酸化水素形エッチャン
トで前記n型GaAs基板9に達するまでエッチングを行な
い凹所16を形成する。この凹所の側壁面、すなわち、エ
ッチング端面はpn接合面に垂直で、しかも平滑な面であ
り、へき開面とほぼ同等な反射率をもつ。
次に、反射面となるエッチング端面上にAl2O3膜17を
付け、さらにGa0.5Al0.5As最上層14を除去した後、p型
GaAsキャップ層13にp型電極18を、裏面にn型電極19を
形成する。このようにして電極形成までが完了したウエ
ハをブレイクして第2図(b)に示すような単体のレー
ザチップ形成し、エピタキシャル層形成面側を下にする
いわゆるアップサイドダウンでSiサブマウント4上にレ
ーザチップをボンディングする。ここで用いるSiサブマ
ウントは第2図(c)に示すように、エッジ部でレーザ
のキャビティ近傍とほぼ同一の断面形状となるように、
あらかじめ深さ15μmの段差20を設けている。これは、
レーザ光のけられを無くすためだけでなく、樹脂封止の
際に樹脂の表面張力によって出来る活性層近傍のレンズ
形状を理想的なシリンドリカル状にするためでもある。
以上の工程を経てレーザチップが取り付けられたSiサ
ブマウント4をフォトダイオード2とともに第3図
(a)に示すリードフレーム21の支持部22の上にボンデ
ィングする。次に、第2図(b)で示すように全線23で
ワイヤボンディングを行った後、この部分を透明樹脂で
封止する。最後に、リードフレーム19を素子単位で切断
することにより第3図(c)に示す個別の半導体レーザ
装置が得られる。
第4図は、以上のようにして形成された本発明の半導
体レーザ装置の出射ビームの光路と遠視野像の様子を示
した図であり、第4図(a)は光路を、第4図(b)は
光路の要部を切断して示した遠視野像の形状である。
レーザの端面から出射された光の遠視野像は一般にX
−X断面に示すような楕円形を成している。この光が透
明樹脂5のなかにはいるとシリンドリカルなレンズの効
果でpn接合面に垂直な方向の広がりが補正されて、Y−
Y断面に示すようなほぼ円形の形状となる。さらに、空
気中に出るときには透明樹脂の曲面によって、pn接合面
に垂直な方向および水平な方向のいずれにおいても光が
屈曲し、Z−Z断面に示すような円形状の平行光線もし
くは所定の焦点距離を有する集光光線が得られる。
発明の効果 本発明の半導体レーザ装置では、従来の半導体レーザ
装置で必要とされたAuメッキの施されたステムやARコー
ト付のキャップといった高価な部品が不要となる。しか
も、通常の樹脂封止形半導体装置と同じ材料とプロセス
をもちいて作ることができるため、大幅なコストダウン
が実現できる。
さらに、プラスチック樹脂の外形をレンズ状に整形で
き、かつ、活性領域近傍の凹所のところでは樹脂の表面
張力によって、その断面形状をシリンドリカルなレンズ
状にすることができることから、出射ビームの円形化あ
るいは平行化が可能となる。このことは、特に、光情報
処理装置において、ピックアップのレンズ系の省略ある
いは簡素化をもたらすところとなり、半導体レーザ装置
を利用する機器そのものの製作コストの低減にもつなが
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明にかかる半導体レーザ装
置の外観斜視図および部分拡大断面図、第2図は半導体
レーザチップの製造過程を示す図、第3図は本発明の半
導体レーザ装置の組み立て過程を示す図、第4図は、出
射ビームの光路および遠視野像の様子を示す図、第5図
は従来の半導体レーザ装置の構造を示す斜視図である。 1……外部リード、2……フォトダイオード、3……レ
ーザチップ、4……Siサブマウント、5……透明樹脂、
6……Auメッキステム、7……キャップ、8……ARコー
トの窓ガラス、9……n型GaAs(100)基板、10……n
型Ga0.6Al0.4Asクラッド層、11……アンドープGaAs活性
層、12……p型Ga0.6Al0.4Asクラッド層、13……p型Ga
Asキャップ層、14……アンドープGa0.5Al0.5As最上層、
15……ストライプの開口をもつ状マスク、16……凹所、
17……Al2O3膜、18……p型電極、19……n型電極、20
……段差、21……リードフレーム、22……支持部、23…
…金(Au)線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−150796(JP,A) 特開 昭60−63977(JP,A) 特開 昭60−63981(JP,A) 特開 昭62−131592(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性領域を含んで光出射端面に凹所を有す
    る光半導体素子の前記凹所の一部の周辺が空所で他部が
    樹脂封止されていて前記樹脂が凹所側に凸状になってい
    る光半導体装置。
  2. 【請求項2】光半導体素子の切り欠き部を凹所とした請
    求項1の光半導体装置。
  3. 【請求項3】サブマウントの切り欠き部と光半導体素子
    との切り欠き部とが一体となって凹所を形成した請求項
    1の光半導体装置。
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