JP2898907B2 - 装飾体の回転運動構造 - Google Patents

装飾体の回転運動構造

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JP2898907B2 JP17539095A JP17539095A JP2898907B2 JP 2898907 B2 JP2898907 B2 JP 2898907B2 JP 17539095 A JP17539095 A JP 17539095A JP 17539095 A JP17539095 A JP 17539095A JP 2898907 B2 JP2898907 B2 JP 2898907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目覚まし時計、からく
り時計等に設けられており、正時や目安時刻等の所定時
刻になると装飾体が動作する装飾体の回転運動構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装飾体の回転運動構造と
しては、実開平2−140494号公報に開示されてい
るように、装飾体に取り付けられたガイド支柱を回転す
る回転板の透孔に挿通し、回転板の下方に設けた円形波
形のガイド盤にガイド支柱の先端を当接させることによ
り、装飾体を上下動させるものがあった。また、この
他、実開昭53−94799号公報に開示されているよ
うに、回転板により支持された装飾体の軸杆の先端に回
転子を取り付け、回転板の下方に設けた軌道板の傾斜面
が回転子に掛合することにより装飾体が自転しながら回
転板と共に回転するようにしたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、からくり時計
等に組み込まれる装飾体の回転運動構造には、装飾体の
動きに変化が多いことが要求される。また、その一方
で、複雑な機構や大型な部材を時計等に組み込むことが
コストや小型化の面から困難であるため、比較的単純な
構造でしかも設置スペースをあまり必要としないことも
要求されている。
【0004】上記従来例においては、装飾体を上下動さ
せたり、あるいは自転又は回転させるために、平面形状
が円形の回転板や、それとほぼ同じ大きさのガイド盤や
軌道板を上下に重ねて配置することが必要であった。こ
のため、平面形状が大きくなると共に厚みも増し、更に
軌道板のように複雑な形状の部材を必要とするため、小
型化が困難であると共にコストが高くなるという課題が
あった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、簡素な構造で変化に富んだ動作を得る
ことができ、更に小型化が可能であると共にコストも低
く抑えることが可能な装飾体の回転運動構造を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾体の回転運
動構造は、所定時刻に装飾体が動作する装飾体の回転運
動構造において、前記装飾体の下方に突出する軸部材
と、該軸部材を遊嵌する支持体と、前記軸部材の軸線に
交差する回転軸を中心として回転し、周面上に前記回転
軸に対して傾きを持つ傾斜面を有するカム体と、からな
り、前記カム体の周面と前記軸部材の先端部周縁とが接
して該軸部材が軸線方向に移動すると共に軸線を中心と
して回転するものである。
【0007】
【作用】本発明の装飾体の回転運動構造における軸部材
の先端部周縁は、カム体の周面に接しており、カム体の
1回転により軸部材の軸線方向、即ち上下方向に1回往
復運動するように動作する。また、カム体の周面には傾
斜面が設けられており、この傾斜面に軸部材の先端部周
縁が接することにより、カム体の回転に連動して軸部材
はその軸線を中心として回転することになる。これによ
り、軸部材が設けられた装飾体は、上下に移動すると共
に軸部材の軸線を中心として回転することになる。
【0008】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例に係る装飾
体の回転運動構造を示す側面図、図3及び図4はその要
部の斜視図である。2はボールを模した装飾体であり、
その下部には下方に突出する棒状の軸部材4が取り付け
られている。この軸部材4の下端には円柱形状をなす先
端部6が設けられている。
【0009】8は時計のケース等の一部を構成する支持
体である。この支持体8には貫通孔8aが設けられてお
り、ここに軸部材4を遊嵌させることにより軸部材4を
介して装飾体2を上下動及び回動自在に支持している。
尚、本実施例においては、貫通孔8aよりも先端部6の
方が径が大きくなるように設定しており、これにより軸
部材4が抜脱することを防いでいる。従って、貫通孔8
aに軸部材4を通した後、その下端に先端部6を取り付
けるか、又は予め先端部6が先端に形成された軸部材4
を下方から貫通孔8aに通し、その上端に装飾体2を取
り付けている。
【0010】10はカム体であり、軸部材4の軸線12
に直交する位置に回転軸14が設けられている。このカ
ム体10の周面10a上には、回転軸14に対して傾き
を持つ傾斜面10b、10cが設けられている。図1に
おいてこの傾斜面10b、10cはそれぞれ右下がりと
左下がりの傾きを持ち、周面上の相対する位置に設けら
れている。換言すると、このカム体10は、楕円形、円
形、卵形等のカム特有の底面形状を有する柱体を、その
底面を平行状態に保ちつつ互いに反対の径方向に引っ張
ってずらしたような形状に形成されている。
【0011】16はモーター、減速用輪列等からなる駆
動部である。その出力軸18にはその回転軸とカム体1
0の回転軸14とが合致するようにカム体10が取り付
けられている。尚、当然、カム体10の回転軸14の位
置は、その回転によりカム体10の周面10aが装飾体
2の移動方向に移動して先端部6を押圧するように設定
されている。
【0012】次に上記構成からなる本実施例の装飾体の
回転運動構造の動作を説明する。はじめに、図1及び図
3に示すように、カム体10により軸部材4及び装飾体
2が押し上げられると、図中右下がりの傾斜を持つカム
体10の傾斜面10bに先端部6の周縁が接する。この
状態で、図3に示すように、図中左方から見て出力軸1
8が矢印20で示す時計方向に回転すると、カム体10
の周面10aも図中左方から見て矢印22で示す時計方
向に回転する。このときに、カム体10の周面10aは
先端部6にその図中左側から接することになるので、先
端部6は図中下方から見て矢印24で示す時計方向に回
転することになる。
【0013】一方、図2及び図4に示すように、カム体
10が回転してその図中左下がりの傾斜を持つ傾斜面1
0cが出離欲軸18の上方に位置する状態になると、軸
部材4及び装飾体2は下降し、傾斜面10cは先端部6
の周縁に図中右側から接することになる。この状態のと
きにも図4に示すように、図中左方から見て出力軸18
とカム体10が矢印20、22のように時計方向に回転
していると、先端部6は図中下方から見て矢印26で示
すように反時計方向に回転することになる。
【0014】上記のように、本実施例においては、カム
体10を一定の方向に回転させるだけで、装飾体2が上
下に移動し、これと共に軸線12を中心として装飾体2
が時計方向及び反時計方向に回転することになる。
【0015】尚、カム体10の傾斜面10b、10c
は、その一方だけが周面10aの一部に設けられていて
も良いものであり、この場合には装飾体2は上下動しな
がら軸線12を回転軸として一方向に回転することにな
る。また、この傾斜面10b、10cをそれぞれ周面1
0aの複数箇所に形成することにより、更に複雑に装飾
体2の回転方向が変わるようにすることもできる。
【0016】また、カム体10の周面10aに断面がV
字形をなすV溝を周面に沿って形成し、その内面に形成
される傾斜面に先端部6の周縁が当接するようにしても
良い。この場合には、V溝内に形成される傾斜の方向が
異なる2つの傾斜面の何れに先端部6が接するかにより
装飾体2の回転方向が決められる。従って、装飾体2の
回転方向はランダムに変わることになり、簡単な構造で
装飾体を複雑に回転させることが可能となる。また、カ
ム体10を高速回転させると、先端部6の周縁と傾斜面
10cとの間でスリップが発生し、装飾体の回転を更に
ランダムにすることができる。
【0017】更に、実施例における駆動部16はその出
力軸18を一方向に回転させているが、リバーシブルモ
ーター等を使用することにより、出力軸18を正逆回転
させて装飾体2の回転方向をより複雑に変化させること
もできる。この場合、リバーシブルモーターをマイコン
で制御することにより、その回転方向をランダムに変化
させることも可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、装飾体の下方に突出す
る軸部材の先端周縁がカム体の周面の傾斜部に接して回
転方向を変えながら回転するので、カム体が1回転する
間に装飾体が上下方向の動作を1回行い、その動作中
に、軸部材の軸線を中心として時計方向に回ったり反時
計方向に回ることになり、簡素な構造でより複雑な動作
を得ることができる。
【0019】特に、本発明の装飾体の回転運動構造は、
軸部材の軸線上で装飾体の上下動と回転を行っているの
で、極めて狭いスペースに組み込むことが可能であり、
時計等に容易に組み込むことができる。
【0020】また、特殊な構造や極端に複雑な形状の部
材を必要としておらず、更に部品点数も少ないので、コ
ストを低く抑えることができ、量産性も優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装飾体の回転運動構造
の一動作態様を示す側面図である。
【図2】図1に示す装飾体の回転運動構造の他の動作態
様を示す側面図である。
【図3】図1に示す装飾体の回転運動構造の要部の斜視
図である。
【図4】図2に示す装飾体の回転運動構造の要部の斜視
図である。
【符号の説明】
2 装飾体 4 軸部材 6 先端部 8 支持体 10 カム体 10a 周面 10b、10c 傾斜面 12 軸線 14 回転軸 16 駆動部 18 出力軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時刻に装飾体が動作する装飾体の回
    転運動構造において、 前記装飾体の下方に突出する軸部材と、 該軸部材を遊嵌する支持体と、 前記軸部材の軸線に交差する回転軸を中心として回転
    し、周面上に前記回転軸に対して傾きを持つ傾斜面を有
    するカム体と、 からなり、前記カム体の周面と前記軸部材の先端部周縁
    とが接して該軸部材が軸線方向に移動すると共に軸線を
    中心として回転することを特徴とする装飾体の回転運動
    構造。
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