JP2898629B1 - 非結球葉菜収穫機 - Google Patents

非結球葉菜収穫機

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JP2898629B1
JP2898629B1 JP11980798A JP11980798A JP2898629B1 JP 2898629 B1 JP2898629 B1 JP 2898629B1 JP 11980798 A JP11980798 A JP 11980798A JP 11980798 A JP11980798 A JP 11980798A JP 2898629 B1 JP2898629 B1 JP 2898629B1
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準一 西沢
洋二 細川
孝広 島
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株式会社ニシザワ
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Abstract

【要約】 【課題】 従来の非結球葉菜収穫機では、収穫作業時に
車体の上下動に伴って、地中を進行する根切り用のカッ
ターが上下動して葉菜の根切り深さが変動し、収穫され
る葉菜の品質が悪くなるという問題があった。 【解決手段】 収穫装置2を車体1に対して上下揺動自
在で且つ該収穫装置2が前低後高姿勢になるように付勢
させた状態で設置するとともに、収穫装置の支持フレー
ム21の先端部に地表に対して圧接抵抗力を有する地面
接触体51を、カッター25の取付け高さよりやや高位
置において車体前後方向の鉛直面内で上下に揺動し得る
ように枢着させることにより、地面接触体51を常時地
表に対して全面接触させた状態で進行させ、それによっ
てカッター25を常時地表から所定深さ位置を進行させ
ることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ホウレン草やコ
マツ菜のような非結球葉菜を圃場から収穫するための非
結球葉菜収穫機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圃場に植生させた非結球葉菜(例えばホ
ウレン草)を収穫するための非結球葉菜収穫機として、
従来から図5に示すようなものが知られている。
【0003】この従来(図5)の非結球葉菜収穫機は、
モータ114によって走行せしめられる自走式の車体1
01上に非結球葉菜Aを収穫するための収穫装置102
を取付けて構成されている。
【0004】車体101には、前後一対づつの4つの車
輪(前輪112A、後輪112B)を有している。各車
輪112A,112Bは、圃場の畝B間に形成された溝
C部分を進行する。
【0005】収穫装置102は、支持フレーム121に
支持された挟持搬送装置131と、支持フレーム121
の先端部の下方位置に取付けた根切り用のカッター12
5と有している。尚、この収穫装置102は、車体10
1に前低後高姿勢の傾斜状態で取付けられている。挟持
搬送装置131は、左右一対の無端帯状体をそれぞれ図
示しないモータで循環させて、両無端帯状体間に葉菜A
を挟持して斜め上方に搬送し得るようになっている。カ
ッター125は、畝Bの表面Baから例えば10〜20
mm程度の深さの地中を進行するようにセットされてい
る。尚、符号161は収穫装置102の前部に一対あっ
て、左右に隣接する葉菜Aを掻き分けるためのデバイダ
ーである。
【0006】図5に示す従来の非結球葉菜収穫機は、運
転時に左右の各車輪が畝Bを跨いで左右の各溝C部分を
進行するように配置するが、そのとき前輪112Aが溝
底Caに接した状態でカッター125が畝Bの所定深さ
(10〜20mmの深さ)の地中に埋没するように設定さ
れる。そして、収穫装置102を作動させながら車体1
01を前進させると、カッター125で葉菜Aの根を切
断し、続いて根切りされた葉菜Aが挟持搬送装置131
の先端部で捕捉されて、該挟持搬送装置131で斜め上
方に搬送された後、その後端部から自動的に収納バケッ
ト106内に投入されるようになっている。従って、こ
の非結球葉菜収穫機を使用すると、畝Bを跨いだ状態で
車体101を走行させるだけで、畝B上に植生している
葉菜Aを順次自動で収穫できる。
【0007】尚、非結球葉菜収穫機による収穫作業時に
は、カッター125が畝Bの表面Baから常時所定深さ
位置(例えば10〜20mmの深さ)を進行させるように
することが好ましい。即ち、カッター125の進行深さ
が浅過ぎる(例えば畝表面Ba付近を進行する)と、葉
菜Aの茎付近を切断して葉柄がバラバラになり、逆にカ
ッター125の進行深さが深すぎる(例えば畝表面Ba
から50mm程度の深さを進行する)と、根が長く残り
(葉菜の引き抜きに大きな力が必要となる)、挟持搬送
装置131による引き抜き時に葉菜を傷めるという問題
が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来(図5)の非結球葉菜収穫機では、収穫作業時に車体
の前輪112Aが畝Bを跨いで溝底Ca上を進行する
が、溝底Caは平坦ではなく、かなりの高低差の凹凸が
あるのが現状である。そして、該前輪112Aが溝底C
aの凹み部分に落ち込むと収穫装置102の前部が下が
ってカッター125が畝B中に深く沈み込み、逆に前輪
112Aが溝底Caの隆起部に乗り上げると、該カッタ
ー125が浮き上がるようになる。このように、従来の
非結球葉菜収穫機では、前輪112Aが転動する溝底C
aに高低差があると、その高低差によってカッター12
5の進行深さが変動し、葉菜Aの根を適正深さで切断で
きないものが発生する。従って、収穫された葉菜Aの中
には、品質の悪いもの(葉柄がバラバラになったもの
や、傷んだもの)が混じるようになり、機械化はされる
ものの、手作業による収穫作業に比して品質が低下する
という問題があった。
【0009】又、従来の非結球葉菜収穫機の中には、前
輪が進行する溝底の凹凸によるカッターの上下動を防止
するための機構を備えたものがある。この機構は、前輪
の直前位置の溝底の凹凸形状を検出する検出器(距離セ
ンサ)を有し、該検出器からの検出データに対応して前
輪を収穫装置(カッター)に対して上下に調整する調整
装置を設けて構成されている。ところが、このような前
輪高さ調整機構を備えたものでは、カッターの進行深さ
をある程度一定に維持させることが可能であるが、その
機構が複雑(検出器、前輪上下動装置が必要)となって
コストアップになるという問題があった。
【0010】本願発明は、上記した従来の非結球葉菜収
穫機の問題点に鑑み、簡単な構造でカッターの進行深さ
を一定に維持させ得るようにした非結球葉菜収穫機を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。即
ち、本願発明は、長尺の支持フレームに非結球状葉菜を
挟持して搬送させ得る挟持搬送装置を取付け、さらに支
持フレームの先端部の下方位置に根切り用のカッターを
取付けた収穫装置を車体に前後方向に向く姿勢で装備し
た非結球葉菜収穫機を対象にしている。
【0012】そして、本願発明の非結球葉菜収穫機で
は、収穫装置を車体に対して上下揺動自在で且つ該収穫
装置が前低後高姿勢になるように付勢させた状態で設置
している。収穫装置の付勢方法としては、該収穫装置を
その重心より後位置部分において水平軸で車体に枢着し
て、該収穫装置が自重で前低後高姿勢になるようにした
り、あるいはバネによって収穫装置を前低後高姿勢に付
勢させるようにしてもよい。
【0013】又、支持フレームの先端部には、車体前後
方向に所定長さを有し且つ地表に対して圧接抵抗力を有
する構造の地面接触体をカッターの取付け高さより所定
高位置において車体前後方向の鉛直面内で上下に揺動し
得るように枢着している。地面接触体としては、例えば
前後方向に向けた2本の棒材を所定間隔をもって平行に
配置し、その各棒材の後端部寄り(カッター位置よりさ
らに後側)において連結板で連結したものが好適であ
る。又、カッターは、この地面接触体の下面側に所定間
隔をもって直に取付けてもよい。
【0014】本願発明の非結球葉菜収穫機では、収穫装
置が車体に対して前低後高姿勢となるように付勢されて
おり、従って支持フレームの先端部に取付けた地面接触
体が地表に対して常時所定圧力で接触するようになる。
又、地面接触体は支持フレームの先端部に対して上下に
揺動し得るので、該地面接触体が地表に対して常時全面
接触するようになる。
【0015】この非結球葉菜収穫機は、車体の左右の車
輪が葉菜を植生している畝を跨ぐ状態で使用されるが、
そのとき車輪が進行する畝間の溝底に凹凸があると、車
体が上下動したり前後に傾動することがある。例えば前
輪が凹部に落ち込む(あるいは後輪が隆起部に乗り上げ
る)と車体が前低傾斜し、逆に前輪が隆起部に乗り上げ
る(あるいは後輪が凹部に落ち込む)と車体が後低傾斜
するようになる。そして、車体が上下動したり傾斜した
りすると、それにつれて収穫装置部分も上下動するよう
になる。
【0016】ところが、この非結球葉菜収穫機では、収
穫装置が車体に対して前低後高側に付勢され、又収穫装
置先端部の地面接触体は地表に対して圧接抵抗力を有
し、さらに地面接触体が支持フレームに対して上下に揺
動できるようになっているので、車体の上下動時あるい
は前後傾動時にはそれに応じて収穫装置の角度が自動で
変化するようになる。従って、車体が上下動したり傾動
しても、地面接触体が地中に埋没したり地表から離間し
たりすることがなく、しかも地面接触体の下面が地表に
平行で且つ常に全面接触状態に維持される。このよう
に、地面接触体が地表に全面接触した状態で車体が前進
すると、地面接触体の下方位置にあるカッターが常時地
中の所定深さ位置を進行するようになり、葉菜の根切り
深さが一定となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して本願の実施
形態の非結球葉菜収穫機を説明すると、この非結球葉菜
収穫機は、ホウレン草やコマツ菜等の非結球葉菜Aを収
穫するのに適したものである。そして、この実施形態の
非結球葉菜収穫機は、自走式の車体1上に非結球葉菜A
を収穫するための収穫装置2を搭載して構成されてい
る。
【0018】車体1は、車体フレーム11を前後4つの
車輪(前輪12A、後輪12B)で支持し、該車輪をバ
ッテリー13から給電されるモータ14によって駆動し
得るようにしている。左右の前輪12A,12A及び左
右の後輪12B,12B間の間隔は、図2に示すように
圃場の畝Bの幅よりやや広い間隔を有しており、左右の
車輪が畝Bを跨いでそれぞれ溝C,C部分を進行し得る
ようになっている。尚、左右の車輪間の間隔は、畝幅に
よって調節し得るようにすることが好ましい。車体フレ
ーム11の上面前部には、収穫装置2を取付けるための
取付台15が設けられている。この取付台15は、図2
に示すように平面視でコ形に形成されている。又、取付
台15の左右の側板16,16間には、収穫装置2を左
右移動させるためにかなりの間隔を形成している。
【0019】収穫装置2は、車体前後方向に向く支持フ
レーム21上に葉菜Aを挟持して搬送する挟持搬送装置
31を取付け、さらに支持フレーム21の先端部に地面
接触体51と根切り用のカッター25を取付けて構成し
ている。
【0020】支持フレーム21は、前後方向にかなりの
長さを有している。又、該支持フレーム21の先端部に
は、地面接触体51を取付けるための2本の取付棒2
2,22を突出させている。
【0021】挟持搬送装置31は、図2に示すように左
右一対の無端帯状体33,33をそれぞれモータ32
(図1)で循環駆動させるようにしている。尚、各無端
帯状体33,33にはスポンジのような弾性材が使用さ
れている。又各無端帯状体33,33の内面間の間隔
は、1株当たりの葉菜Aを挟持して搬送させるのに適し
た間隔に設定している。
【0022】地面接触体51は、この実施形態では、車
体前後方向に所定長さ(例えば600mm)を有する左右
2本の棒材52,52の後端寄り部分を連結板53で連
結して構成している。各棒材52,52は、例えば15
0mm程度の間隔をもって平行に配置されている。又、連
結板53は、棒材長さ方向に例えば100mm程度の長さ
を有している。そして、この地面接触体51は、地表に
対してかなりの圧接抵抗力を有しており、従って該地面
接触体51が地中に埋没することはない。
【0023】各棒材52,52の長さ方向中間部には、
それぞれカッター取付け用の小片54,54が固定され
ている。そして、該各小片54,54に、細板状のカッ
ター25の各端部をそれぞれボルトで固定している。こ
のカッター25は、図3に示すように地面接触体51の
下面から例えば10〜20mm程度だけ下方に離間する位
置に取付けられている。尚、カッター25と地面接触体
51との上下間隔は、対象葉菜に応じて適宜に設定でき
る。
【0024】各棒材52,52の長さ方向中間部の上面
側には、この地面接触体51を支持フレーム21側に連
結するためのブラケット55,55が上向きに取付けら
れている。このブラケット55,55は、カッター25
つき地面接触体51のほぼ重心位置の左右両側に取付け
るのがよい。又、各棒材52,52の先端寄り上部に
は、葉菜Aを掻き分けるためのデバイダー61,61が
取付けられている。
【0025】そして、この地面接触体51は、各ブラケ
ット55,55を支持フレーム21先端部の各取付棒2
2,22にそれぞれ左右水平方向に向く同一軸線上の各
軸50,50で枢着している。従って、地面接触体51
は、支持フレーム21の先端部において各軸50,50
を中心にして上下に揺動し得るようになっている。
【0026】地面接触体51つきの収穫装置2は、支持
フレーム21部分を車体フレーム11の上面前部におい
て水平軸17で枢着して、該収穫装置2が前後方向の鉛
直面内で上下に揺動し得るように取付けている。水平軸
17による枢着位置は、図1に示すように地面接触体5
1つきの収穫装置2全体の重心位置Gより所定長さだけ
後側に変位させている。従って、地面接触体51つき収
穫装置2は、その自重によって常時前低後高姿勢となる
ように付勢されている。尚、他の実施形態では、収穫装
置2を付勢させるための手段としてバネを使用すること
ができ、該バネによって収穫装置2を前低後高姿勢に付
勢させるようにしてもよい。
【0027】支持フレーム21を枢着している水平軸1
7はかなりの長さ(例えば600〜800mm)を有して
いる。そして、該水平軸17の両端部を図2に示すよう
に取付台15の各側板16,16部分に軸受けを介して
回転自在に支承している。又、この実施形態では、水平
軸17として螺条が使用されており、該螺条部分に支持
フレーム21側の螺筒を螺合させている。
【0028】又、この実施形態では、移動装置4で該水
平軸17を回転させることにより、収穫装置2を左右方
向に移動させ得るようにしている。即ち、移動装置4に
は、モータ41が使用されている。そして、該モータ4
1で水平軸(螺条)17を可逆的に回転させることによ
り、収穫装置2が左方又は右方に移動し得るようにして
いる。
【0029】この実施形態の非結球葉菜収穫機は、図1
及び図2に示すように車体1の左右の車輪12A,12
Bが葉菜Aを植生している畝Bを跨ぐ状態で使用され
る。尚、左右の車輪は、畝Bの両側に形成された溝C,
C部分を進行する。又、この収穫機の使用状態では、収
穫装置2が自重により車体1に対して前低後高姿勢とな
るように付勢されており、従って支持フレーム21の先
端部に取付けた地面接触体51が畝表面Baに対して常
時接触している。又、地面接触体51は、支持フレーム
21に対して上下揺動自在に取付けているので、図3に
示すように該地面接触体51の下面は畝表面Baに全面
接触している。尚、この状態では、カッター25は畝表
面Baより所定深さ(例えば10〜20mm)だけ地中に
埋没している。
【0030】そして、この非結球葉菜収穫機では、車体
1を走行させると、前後の各車輪12A,12Bが畝B
の両側にある溝C,Cを進行し、地面接触体51が畝表
面Baに摺接しながら前進するとともに、カッター25
が地中の所定深さ位置を進行して、畝Bに植生している
条列の各葉菜Aの根を順次切断していく。そして、根が
切断された葉菜Aは、挟持搬送装置31の先端部に挟み
込まれて順次斜め上方に搬送され、その終端部から車体
フレーム11上の収納バケット6内に落下・収納され
る。
【0031】ところで、車輪が進行する溝底Ca(図
1)には凹凸があり、収穫作業時には車輪が凹部に落ち
込んだり隆起部に乗り上げると、車体1が上下動したり
傾斜したりする。そのとき、車体の上下動又は傾動につ
れて収穫装置2も上下動するが、該収穫装置2は車体1
に対して上下揺動自在で且つ前低後高側に付勢され、又
収穫装置先端部の地面接触体51は地表(畝表面Ba)
に対して圧接抵抗力を有し、さらに地面接触体51が支
持フレーム21に対して上下に揺動できるようになって
いるので、車体1の上下動時あるいは前後傾動時には収
穫装置2の角度が自動で変化するようになる。従って、
車体1が上下動したり傾動しても、地面接触体51が地
中に埋没したり地表から離間したりすることがなく、地
面接触体51の下面が常に畝表面Baに平行で且つ全面
接触状態に維持される。このように、地面接触体51が
畝表面Baに全面接触した状態で車体1が前進すると、
カッター25が畝表面Baから所定深さ位置(例えば1
0〜20mm深さ)を進行し、順次葉菜Aの根を所定小長
さだけ残して切断するようになる。従って、根切り長さ
が一定となり、収穫される葉菜Aの品質が良好となる。
尚、1つの畝B上の1列の葉菜群の収穫が終わると、移
動装置4で収穫装置2を左右方向に1ピッチだけ移動さ
せると、隣の条列の葉菜群の収穫作業が行える。
【0032】
【発明の効果】本願請求項1の非結球葉菜収穫機は、次
のような効果がある。即ち、この請求項1の非結球葉菜
収穫機は、収穫装置2を車体1に対して上下揺動自在で
且つ収穫装置2が前低後高姿勢になるように付勢させた
状態で設置し、さらに支持フレーム21の先端部に地面
接触体51を車体前後方向の鉛直面内で上下に揺動し得
るように枢着させているので、収穫作業時に車体1が上
下動したり傾斜したり、あるいは畝表面Baに凹凸があ
っても、地面接触体51が常に地表(畝表面Ba)に対
して全面接触した状態で進行し、該地面接触体51の下
方位置に取付けているカッター25が常時地表から所定
深さだけ埋没した位置を進行するようになる。従って、
車体1が上下動しても、あるいは畝表面Baに凹凸があ
っても、カッター25で畝Bに植生している葉菜Aの根
を常に所定長さだけ残して切断することができ、品質が
良好な状態で葉菜Aを収穫できるという効果がある。
【0033】又、この請求項1の非結球葉菜収穫機で
は、収穫装置2及び地面接触体51をそれぞれ上下揺動
自在に枢着するという簡単な構成で上記効果を達成で
き、収穫機の製造コストを安価にできるという効果もあ
る。
【0034】さらに、本願請求項2の非結球葉菜収穫機
では、収穫装置2を自重により前低後高姿勢に付勢する
ようにしているので、該収穫装置2を前低後高姿勢に付
勢させる機構が簡単となる(例えばバネのような特別な
付勢部材が不要となる)という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の非結球葉菜収穫機の側面図であ
る。
【図2】図1の非結球葉菜収穫機の平面図である。
【図3】図1の一部拡大図である。
【図4】図1の非結球葉菜収穫機に使用されている地面
接触体の平面図である。
【図5】従来の非結球葉菜収穫機の側面図である。
【符号の説明】
1は車体、2は収穫装置、11は車体フレーム、17は
水平軸、21は支持フレーム、25はカッター、31は
挟持搬送装置、51は地面接触体、50は軸である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−308353(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 45/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持フレーム(21)に非結球状葉菜
    (A)を挟持して搬送させ得る挟持搬送装置(31)を
    取付けさらに支持フレーム(21)の先端部の下方位置
    に根切り用のカッター(25)を取付けてなる収穫装置
    (2)を、車体(1)に対して前後方向に向く姿勢で装
    備した非結球葉菜収穫機であって、 前記収穫装置(2)は、前記車体(1)に対して上下揺
    動自在で且つ該収穫装置(2)が前低後高姿勢になるよ
    うに付勢させた状態で設置するとともに、 前記支持フレーム(21)の先端部に、車体前後方向に
    所定長さを有し且つ地表に対して圧接抵抗力を有する地
    面接触体(51)を、前記カッター(25)の取付け高
    さよりやや高位置において車体前後方向の鉛直面内で上
    下に揺動し得るように枢着させた、 ことを特徴とする非結球葉菜収穫機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、収穫装置(2)は、
    その重心(G)より後側部分において水平軸(17)で
    車体(1)に枢着して、該収穫装置(2)が自重で前低
    後高姿勢になるように設置していることを特徴とする非
    結球葉菜収穫機。
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