JP2897225B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2897225B2
JP2897225B2 JP29333488A JP29333488A JP2897225B2 JP 2897225 B2 JP2897225 B2 JP 2897225B2 JP 29333488 A JP29333488 A JP 29333488A JP 29333488 A JP29333488 A JP 29333488A JP 2897225 B2 JP2897225 B2 JP 2897225B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラテンと印字ヘッドとを含む印字部の用
紙給送方向上流側および下流側に各一対の送りローラを
設けた構成のプリンタに関する。
〔従来技術〕
従来から、プリンタは種々な厚みの用紙を使用可能と
する関係上、どのような用紙でも用紙送りを良好とする
ため、上流側,下流側の送りローラによる用紙の圧接力
を可変可能とする機能を備えさせたものがある。この圧
接力調節は駆動ローラに対して従動ローラを圧接するば
ね圧力を段階的に変化させるよう動作させるものが考え
られている。
ところで、印字品質の向上を図るために、印字位置に
できるだけ近い位置に前記上流側,下流側の各送りロー
ラを配置するよう要求されるが、このように配置する
と、印字部近傍の空間が前記送りローラによって塞がれ
るため、例えば印字部で紙詰まりなどが発生した場合あ
るいは印字ヘッドの修理,交換,インクリボンの交換を
行う場合などに、特に用紙排出側すなわち用紙給送方向
で下流側の送りローラが邪魔になり、作業が非常に困難
になる。
このような点を考慮して、本件出願人は、前記下流側
の送りローラのうち、駆動ローラに対し従動ローラを公
転可能となるよう構成し、前記作業を行う際などには、
この従動ローラを公転させて印字部から離れた位置にま
で退避させ、印字部近傍の空間を開放するようにしたも
のを提案している(特開昭62−242572号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、後者のような従動ローラの退避動作を行え
る構成のプリンタでは、前述したようなローラ圧接力調
節動作を行うことができない。一方ローラ圧接力調節動
作を行えるプリンタについては前記ローラ退避動作を行
うことができない。
つまり、従来のプリンタでは、前記いずれか一方の動
作についてしか行えず、機能が充実していなかった。
本発明はこのような事情に鑑みて創案されたもので、
下流側送りローラについてローラ圧接力調節動作と従動
ローラ退避動作とを行えるよう機能充実させたプリンタ
の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような目的を達成するために、プラテン
と印字ヘッドとを含む印字部の用紙給送方向上流側およ
び下流側に各一対の送りローラを設けた構成のプリンタ
において、次のような構成をとる。
即ち、本発明にかかるプリンタは、下流側送りローラ
の従動ローラを支持しており、この従動ローラを駆動ロ
ーラの軸線の周りに旋回可能としつつ、駆動ローラの軸
線と交差する方向に沿う第1の一定範囲でのみ従動ロー
ラを駆動ローラに対して遠近可能としている支持部材
と、少なくとも用紙給送時には、従動ローラを駆動ロー
ラに圧接させるよう支持部材を付勢している付勢部材
と、支持部材でもって支持された従動ローラを駆動ロー
ラと対面させながら第1の一定範囲よりも短い第2の一
定範囲でのみ駆動ローラに対して遠近可能に案内してお
り、第2の一定範囲を越えた遠方位置では従動ローラの
旋回を許容する案内部材と、案内部材でもって案内され
る従動ローラが係脱させられる凹部を有すると共に、従
動ローラを駆動ローラに圧接させるよう付勢する付勢部
材が取着されており、かつ、凹部と係合した従動ローラ
を駆動ローラに対して第2の一定範囲を越える遠方位置
までの範囲で遠近変位させる変位部材と、変位部材に対
する変位作用状態及び非変位作用状態があり、変位作用
状態では付勢部材のみによって従動ローラを駆動ローラ
に圧接させる一方、非変位作用状態では両付勢部材によ
って従動ローラを駆動ローラに圧接させる調整部材と、
を備えていることに特徴を有する。
〔作用〕
本発明の構成による作用は次のとおりである。
下流側送りローラの従動ローラを支持部材を介して駆
動ローラ周りに旋回自在としたから、この従動ローラを
印字部から遠ざけた所定位置に退避させれば、例えばイ
ンクリボンの交換作業や印字ヘッドの修理,交換作業が
行いやすくなる。
一方、案内部材により前記従動ローラを駆動ローラに
対する所定角度位置に配置された状態において、変位手
段で従動ローラを駆動ローラに対して遠近変位させる
と、ローラ間圧接力が可変調節される。
このように、従動ローラの退避動作と遠近変位動作と
を行えるようにしたから、どのような用紙でも確実に送
り出せるだけでなく、紙詰まりや印字ヘッド修理などの
作業をも行いやすくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図ないし第6図に本発明の一実施例を示してい
る。図において、1は長尺なプラテン、2はプラテン1
の上方に配置されプラテン1の長手方向に沿って移送さ
れる印字ヘッドであり、印字ヘッド2のノーズ部3とプ
ラテン1との間にはインクリボンが介入され、ここで印
字がなされる。この印字部を挟んで用紙給送方向の上流
側,下流側には各一対の送りローラ4,5が設けられ、い
ずれも駆動ローラ4a,5aと従動ローラ4b,5bとで構成され
る。以下では、上流側送りローラ4を供給側、下流側送
りローラ5を排出側と称する。
そして、プラテン1,両送りローラ4,5の駆動ローラ4a,
5aはそれらの長手方向両端に設けられる左右両側の立壁
6A,6B間に架設されている。この両立壁6A,6Bの各外側に
は、第1図および第2図に示すように、各送りローラ4,
5のローラ間隔,ローラ間圧接力を調節するとともに排
出側従動ローラ5bを旋回自在とする動作を実現する機構
が設けられている。
この機構は、支持部材である少なくとも一対の支持レ
バー10A,10Bと、変位部材である一対の第1揺動アーム2
0A,20Bと、調整部材である一対のカム30A,30Bと、単一
のカム駆動機構とを備えている。
まず、カム駆動機構は、第2図,第3図に示すよう
に、一方のカム30Bに固着されるカムギヤ40と、カムギ
ヤ40に噛合する大小ギヤが一体に形成された中間減速ギ
ヤ41と、中間減速ギヤ41を駆動するステッピングモータ
42とからなり、この機構は一方立壁6Bの外側に配置され
ている。一方のカム30Bと他方のカム30Aとは左右立壁6
A,6B間に回動自在に横架される回転軸7によって同期動
作するよう連結されている。そして、ステッピングモー
タ42により中間減速ギヤ41を第2図で時計方向に回転さ
せると、カムギヤ40を介してカム30A,30Bが反時計方向
に回転駆動され、また中間減速ギヤ41を反時計方向に回
転させると、カム30A,30Bが時計方向に回転駆動され
る。つまり、後述する第6図のフローチャートに基づき
制御回路からステッピングモータ42への供給駆動パルス
数を制御することで、カム30A,30Bの回転位置が適宜可
変調節される。
支持レバー10A,10Bは、排出側従動ローラ5bを駆動ロ
ーラ5a周りに旋回自在に支持するもので、請求項に記載
の支持部材に相当する。この支持レバー10A,10Bは、そ
の一端が排出側従動ローラ5bの軸5cの両端に固着されて
いるとともに、他端に形成してある長孔11A,11Bが駆動
ローラ5aの軸5dの両端に遊動自在に係合されており、付
勢部材であるコイルばね12A,12Bによって所定角度位置
の排出側従動ローラ5bを駆動ローラ5a側に圧接させるよ
う引張付勢されている。前述の長孔11A,11Bは、当該レ
バーの他端から中心にまで延びる領域に形成されてい
る。
第1揺動アーム20A,20Bは、その一端に排出側従動ロ
ーラ5bの軸5cに係脱可能な二叉状の突片22A,23A,22B,23
Bが設けられているとともに、その突片近傍の一辺には
カム30A,30Bの外周に転接される回動輪24A,24Bが回動自
在に取り付けられている。前記二叉状の突片22A,23A,22
B,23B間の各凹部25A,25Bは用紙排出側に向けて開放され
ており、この凹部25A,25Bに軸5cが係脱させられるよう
になっている。この第1揺動アーム20A,20Bは、その他
端側が立壁6A,6Bに固定した支軸21A,21Bに揺動自在に枢
着されており、前記凹部25A,25Bに軸5cを係合したう
え、付勢部材として機能するコイルばね26A,26Bにより
排出側従動ローラ5bを駆動ローラ5a側に圧接させるよう
引張付勢されている。なお、コイルばね12A,12Bによる
従動ローラ5bの引張付勢力はコイルばね26A,26Bによる
それよりも十分弱い。
カム30A,30Bは、立壁6A,6B間に横架された回転軸7に
固着され、前述の回動輪24A,24Bとの転接位置に応じて
第1揺動アームの揺動角を可変調節するものである。こ
のカム30A,30Bの周面には凹溝が形成されており、この
凹溝内に前記回動輪24A,24Bが嵌入されている。このカ
ム30A,30Bにおいて、半径の大きい順に記載すると、D1
〜D2間,D4〜D5間,D3〜D4間およびD8〜D9間,D6〜D7間に
設定され、各間は一定の半径に設定されている。
上記第1揺動アーム20A,20Bと、カム30A,30Bと、カム
駆動機構とで請求項に記載の変位手段を構成している。
さらに、立壁6A,6Bの上端には、排出側従動ローラ5b
の軸5cが係脱させられるU溝8A,8Bが設けられ、このU
溝8A,8Bの近傍には当該U溝の開放端に続いて反印字ヘ
ッド方向にゆるやかなカーブを描く湾曲部9A,9Bが形成
されている。この湾曲部9A,9Bの頂部が排出側従動ロー
ラ5bの退避位置となるのである。前記U溝8A,8Bは用紙
給送方向と直交する方向(第1図では右斜め上、第2図
では左斜め上)に開放しており、排出側従動ローラ5bを
駆動ローラ5aに対して遠近方向に案内する。このU溝8
A,8Bが請求項に記載の案内部材に相当する。
ところで、本実施例では、供給ローラ4についてもそ
の従動ローラ4bを駆動ローラ4aに対して所定角度位置で
遠近変位自在に構成した例を挙げている。この動作は、
前記カム30A,30Bによって揺動される第2揺動アーム50
A,50Bの揺動角を可変調節することで行わせる。つま
り、この第2揺動アーム50A,50Bは、その一端に供給側
従動ローラ4bの軸4cに遊動挿通される四角形状の孔部52
A,52Bが設けられているとともに、他端にカム30A,30Bの
外周に転接される回動輪53A,53Bが設けられている。こ
の第2揺動アーム50A,50Bは、前述の第1揺動アーム20
A,20Bとほぼ同様に、その所定部位が立壁6A,6Bに固定し
た支軸51A,51Bに揺動自在に枢着されており、コイルば
ね54A,54Bにより供給側従動ローラ4bを駆動ローラ4aに
圧接させるよう引張付勢されている。なお、排出側従動
ローラ4bは上記コイルばね54A,54Bとは別に、これより
も弱いばね(図示省略)により駆動ローラ4aに向けて付
勢されている。
次に、カム30A,30Bの操作による第1,第2揺動アーム2
0A,20B,50A,50Bの一連動作を説明する。
(a) 第4図(a)に示すように、カム30A,30BのD1
〜D2間を第1揺動アーム20A,20Bの回動輪24A,24Bに位置
させると、カム30A,30BのD6〜D7間が第2揺動アーム50
A,50Bの回動輪53A,53Bに位置するので、排出ローラ5は
最大分離状態になり、その従動ローラ5bの軸5cが立壁6
A,6BのU溝8A,8Bから抜け出る一方、供給ローラ4はコ
イルばね54Aの付勢力を第2揺動アーム50A,50Bを介して
受け、強接触状態になる。
(b) 第4図(b)に示すように、カム30A,30BのD4
〜D5間を第1揺動アーム20A,20Bの回動輪24A,24Bに位置
させると、カム30A,30BのD1〜D2間が第2揺動アーム50
A,50Bの回動輪53A,53Bに位置するので、排出ローラ5は
前記(a)よりも小さな分離状態となる一方、供給ロー
ラ4もほぼ同程度の分離状態となる。
(c) 第4図(c)に示すように、カム30A,30BのD3
〜D4間を第1揺動アーム20A,20Bの回動輪24A,24Bに位置
させると、カム30A,30BのD8〜D9間が第2揺動アーム50
A,50Bの回動輪53A,53Bに位置するので、排出ローラ5に
は支持レバー10A,10Bを介してばね12A,12Bの圧接力のみ
が作用する。二叉状の突片の上片23Aが軸5cから離れて
いるため、コイルばね26A,26Bは排出ローラ5に作用し
ない。また、供給ローラ4においても孔部52Aの上辺が
軸4cから離れていないため、コイルばね54A,54Bは作用
することなく、弱いばね(図示しない)のみの作用で相
互に圧接する。したがって、排出ローラ5,供給ローラ4
ともにローラ間圧接力が弱に設定される。
(d) 第4図(d)に示すように、カム30A,30BのD7
点を第1揺動アーム20A,20Bの回動輪24A,24Bに位置させ
ると、カム30A,30BのD6点が第2揺動アーム50A,50Bの回
動輪53A,53Bに位置するので、供給ローラ4,排出ローラ
5のいずれもコイルばね26A,26B,54A,54Bの作用を各揺
動アーム20A,20B,50A,50Bを介して受け、ローラ間圧接
力が強に設定される。
なお、上記(a)〜(d)のいずれの状態において
も、排出側従動ローラ5bを持って、軸5cをU溝8A,8Bに
沿って抜き出すことができる。この場合、ばね12A,12B
だけでなく、第1揺動アーム20A,20Bを介してコイルば
ね26A,26Bの作用に抗して従動ローラ5bを操作すること
になる。軸5cがU溝8A,8Bから抜け出たところで、第1
揺動アーム20A,20Bの凹部25A,25Bからも抜け出て、湾曲
部9A,9Bに沿って矢印Z方向に軸5cを従動ローラ5bとと
もに旋回移動させることができる。ばね12A,12Bは支持
レバー10A,10Bを湾曲部9A,9B方向にも引張っているの
で、軸5cは湾曲部9A,9Bの端部に当たって保持される
(第5図参照)。
この状態では、排出側従動ローラ5bが印字ヘッドの上
方から他の位置に退避させられて印字ヘッドの上方に空
間ができるので、例えばインクリボンの交換作業や印字
ヘッドの修理,交換作業が行いやすくなる。
排出側従動ローラ5bを駆動ローラ5aと圧接する位置に
戻すには、従動ローラ5bをばね12A,12Bに抗してU溝8A,
8Bへ向けて押す。すると、支持レバー10A,10Bの傾斜面1
0−1が第1揺動アーム20A,20Bの突出ピン20−1を押し
て当該アーム20A,20Bを持ち上げる。その結果、軸5cが
凹部25A,25Bに入り、ばね12A,12B,26A,26Bの作用で、U
溝8A,8Bに沿って駆動ローラ5aに向かって移動する。
上記機構を備えるプリンタでは、例えば印字時の動作
と関連して前記供給ローラ4,排出ローラ5の動作を制御
するように構成している。その制御の一例を、第6図の
フローチャートを参照して説明する。
まず、印字前準備において、図示しないパネルスイッ
チに備える用紙選択キーがオペレータによって操作され
るので、プリンタ制御用CPUは用紙の種類を判断する
(ステップS1)。そこで、連帳用紙であると判断しなが
らばブロックAの処理を、単票用紙であると判断したな
らばブロックBの処理を実行する。
ブロックAでは、ステップS2において、排出ローラ5
に印字すべき連帳用紙が挟持されているか否かを判断す
る。これは、排出ローラ5の近傍に配設される図示しな
いセンサの出力信号によって行う。または供給ローラ4
の近傍に配設したセンサの検出信号の後どれだけの距離
の紙送りがされているかに基づいて判断される。挟持し
ていると判断したならば、ステップS3で、第4図(c)
に示すように、供給ローラ4および排出ローラ5の両方
のローラ間圧接力を弱に設定する。一方、挟持していな
いと判断したならば、ステップS4で、第4図(a)に示
すように、排出ローラ5を最大分離状態にし、供給ロー
ラ4のローラ間圧接力を強に設定する。このステップS
3,S4が終了すると、共にステップS5に進み、一行分の用
紙送りつまり改行動作を行い、続くステップS6において
印字すべきデータがあれば印字動作を行う。この改行動
作,印字動作は周知の手法と同様とするので説明を省
く。ステップS7では総ての印字が終了したか否かを判断
する。印字終了と判断すれば総ての処理を終了するが、
印字が終了していないと判断したならばステップS2に戻
り、ステップS2〜S7を繰り返す。
一方のブロックBでは、ステップS8において前記ステ
ップS2と同様の判断をし、挟持していると判断したなら
ば前記ステップS3に対応するステップS9に、挟持してい
ないと判断したならば前記ステップS4と同一のステップ
S10にそれぞれ進む。ステップS9では、第4図(d)に
示すように、供給ローラ4,排出ローラ5の両方のローラ
間圧接力を強に設定する。一方のステップS10では第4
図(a)に示すように排出ローラ5を最大分離状態に
し、供給ローラ4のローラ間圧接力を強に設定する。以
下のステップS11〜S13はブロックAのステップS5〜S7と
同一であるので説明を省く。
以上の説明のように、連帳用紙を使用する場合には供
給ローラ4,排出ローラ5とピントラクタ装置(図示しな
い)との協働で紙送りをするために両ローラ4,5の送り
速度がピントラクタ装置よりも僅かに速くても、ローラ
間圧接力を弱く設定するので、両ローラ4,5と連帳用紙
との間ですべりを生じながら用紙を弛ませることなく送
ることができる。
単票用紙を使用する場合には、ローラ間圧接力を強く
設定するので、はがきなどの厚い紙でも容易に送ること
ができる。
なお、上記ステップS2,S8において、排出ローラ5に
用紙がまだ届いていない場合には、ステップS4,S10にお
いて排出ローラ5を最大分離状態にして、用紙の先端が
排出ローラ5の間に入り易いようにするから、例えば先
端に折れのある用紙の挟み込みの際の用紙詰まりを未然
に防止できるものである。また、用紙を挿入する際に、
供給ローラ4を分離状態にすれば、そこでの用紙挟み込
みをスムーズにできる。
第4図(b)のように、供給ローラ4,排出ローラ5を
ともに分離状態にするには、作業者がスイッチ操作して
ステッピングモータ42を駆動する。この分離状態では、
紙詰まりを除いたり、挿入された用紙を幅方向に位置調
整することができる。
なお、この発明は上記実施例の構成に限定されるもの
でなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で各部の構成
を任意に変更して具体化することも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、下流側送りロ
ーラでは従動ローラを駆動ローラに対して遠近自在にし
たからローラ間圧接力を可変調節でき、また、従動ロー
ラを旋回自在としたからそれを印字部近傍から他の位置
に退避させることができる。したがって、本発明のプリ
ンタでは、用紙送り出しを用紙種類に応じて確実に行え
るとともに、インクリボンの交換作業や印字ヘッドの修
理,交換作業などを簡単に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例にかかり、第1
図はプリンタの一側の構成を示す側面図、第2図はプリ
ンタの他側の構成を示す側面図、第3図は印字部の背面
図、第4図(a)〜(d)は第1,第2揺動アームの一例
動作を説明するための動作説明図、第5図はローラ退避
状態の側面を示す動作説明図、第6図は印字動作説明に
供するフローチャートである。 1……プラテン、2……印字ヘッド、 4……供給ローラ、4a……駆動ローラ、 4b……従動ローラ、5……排出ローラ、 5a……駆動ローラ、5b……従動ローラ、 8A,8B……U溝、10A,10B……支持レバー、12A,12B……
コイルばね、26A,26B……コイルばね、20A,20B……第1
陽動アーム、30A,30B……カム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテン(1)と印字ヘッド(2)とを含
    む印字部の用紙給送方向の上流側および下流側それぞれ
    に各一対の送りローラ(4,5)を設けてなるプリンタで
    あって、 下流側送りローラ(5)の従動ローラ(5b)を支持して
    おり、この従動ローラ(5b)を駆動ローラ(5a)の軸線
    の周りに旋回可能としつつ、駆動ローラ(5a)の軸線と
    交差する方向に沿う第1の一定範囲でのみ従動ローラ
    (5b)を駆動ローラ(5a)に対して遠近可能としている
    支持部材(10A,10B)と、 少なくとも用紙給送時には、従動ローラ(5b)を駆動ロ
    ーラ(5a)に圧接させるよう支持部材(10A,10B)を付
    勢している付勢部材(12A,12B)と、 支持部材(10A,10B)でもって支持された従動ローラ(5
    b)を駆動ローラ(5a)と対面させながら第1の一定範
    囲よりも短い第2の一定範囲でのみ駆動ローラ(5a)に
    対して遠近可能に案内しており、第2の一定範囲を越え
    た遠方位置では従動ローラ(5b)の旋回を許容する案内
    部材(8A,8B)と、 案内部材(8A,8B)でもって案内される従動ローラ(5
    b)が係脱させられる凹部(25A,25B)を有すると共に、
    従動ローラ(5b)を駆動ローラ(5a)に圧接させるよう
    付勢する付勢部材(26A,26B)が取着されており、か
    つ、凹部(25A,25B)と係合した従動ローラ(5b)を駆
    動ローラ(5a)に対して第2の一定範囲を越える遠方位
    置までの範囲で遠近変位させる変位部材(20A,20B)
    と、 変位部材(20A,20B)に対する変位作用状態及び非変位
    作用状態があり、変位作用状態では付勢部材(12A,12
    B)のみによって従動ローラ(5b)を駆動ローラ(5a)
    に圧接させる一方、非変位作用状態では両付勢部材(12
    A,12B,26A,26B)によって従動ローラ(5b)を駆動ロー
    ラ(5a)に圧接させる調整部材(30A,30B)と、 を備えていることを特徴とするプリンタ。
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