JP2897061B2 - 車両用ステアリングホイール - Google Patents

車両用ステアリングホイール

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考察は自動車用ステアリングホイールに関するもの
である。
(従来の技術) 自動車のステアリングホイールの中央部表面には第7
図に示すようにステアリングホイール1の取付け取外し
を容易にするために、またホーン用スイッチを設置する
ためにステアリングホイール1とは別体のカバー2が取
付けられている。以下、これらステアリングホイール1
およびカバー2の取付状態を第8図及び第9図にもとづ
いて説明する。ステアリングホイール1のリム1aにはリ
ム1aから中心部に向けたスポーク3が設けられている
(第7図をも参照)。
ステアリングホイール1のリム1aの内部には補強材と
しての芯金4が入れられる共に、スポーク3の内部にも
補強材および支持材としてのスポーク芯金5が入れられ
ている。ステアリングホイール1はこのスポーク芯金5
を介してステアリングコラム6に取付けられることにな
る。
スポーク芯金5はステアリングホイール1のリム1a中
心部のステアリングコラム6に向いて下方に傾斜してい
るので、ステアリングホイール1のリム1aの中央にはス
ポーク芯金5によって凹部7が形成される。そして、こ
の凹部7の底にはエネルギ吸収部材8がビス9によって
立設、固定されている。エネルギ吸収部材8の上部には
カバー2取付用の嵌合孔10を形成したブラケット11(第
9図参照)が設けられている。カバー2は裏面に突設し
た固定ピン12をこのブラケット11の嵌合孔10に嵌めて固
定される。
このようなステアリングホイール1を有する自動車を
運転中に、自動車が衝突して運転者の頭部13等がステア
リングホイール1のカバー2にぶつかった場合(第8図
参照)、凹部7内のエネルギ吸収部材8は第10図に示す
ように8a,8b,8cの部分で折曲がり頭部13よりの衝撃エネ
ルギを吸収する。すなわち衝撃エネルギの吸収をエネル
ギ吸収部材8の折曲がり(8a,8b,8c部分)によって行っ
ている。
なお、衝撃を吸収するステアリングホイールとしてボ
スプレートにスポーク芯金の先端部分を内側に折曲げて
取付け、その上部に設けた断面ほぼコ字状のエネルギ吸
収体が衝撃によって座屈変形したとき、スポーク芯金の
先端部分がエネルギ吸収体の内側最大膨出部位より下側
にくるようにしたものがある(実公昭63−32540号公
報) (発明が解決しようとする課題) このように構成した従来の車両用ステアリングホイー
ル1にあっては、自動車が衝突してステアリングホイー
ル1のカバー2に頭部13等が当り、カバー2に衝撃が加
わったとき、圧縮力によってエネルギ吸収部材8を折曲
げ変形させてエネルギの吸収を行っているが、このよう
に圧縮力を折曲がりによって吸収していると折曲がり点
が常に不安定で一度折曲がりが発生すると、徐々に折曲
がらないで急激に折曲がるので、荷重が急激に低下し充
分なエネルギ吸収が得られにくい問題があった(第11図
参照、図中aは折曲がり点)。また衝撃位置が異なると
(第12図ないし第14図参照)エネルギ吸収部材の変形の
仕方も変わるため所望のエネルギ吸収が得られにくい問
題もあった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するための手段として、ス
テアリングホイールリム14aに該リム14aを支持する下方
向のスポーク芯金17を複数本取付け、該スポーク芯金17
により、前記ステアリングホイールリム14aの中央に形
成された凹部19に引伸自在のエネルギ吸収部材22を渡架
すると共に、該エネルギ吸収部材22の両端部を前記スポ
ーク芯金17に固定し、前記エネルギ吸収部材22は、その
両端部近傍と中央部との間に各々引伸ばし部23を備えて
いることを特徴とするものである。
また、前記引伸ばし部23をS字状に形成した帯状のも
のにしてもよい。
さらに、前記引伸ばし部23をS字状に形成した丸棒状
のものにしてもよい。
また、前記引伸ばし部23をエネルギ吸収部材22の端部
に設けてもよい。
(作用) 以上説明したように、ステアリングホイールリム14a
の中央部の凹部19に引伸自在の引伸ばし部23を備えたエ
ネルギ吸収部材22を渡架し、その両端部をスポーク芯金
17に固定させて、自動車の衝突によりステアリングホイ
ール14のカバー24に頭部27等が当たってカバー24に衝撃
荷重が加わった際には、引伸ばし部23を徐々に引伸ばし
て変形させ衝撃荷重を吸収させて、荷重が急激に低下す
るのを回避して、十分に衝撃エネルギを吸収させる。
エネルギ吸収部材22の引伸ばし部23をS字状に形成し
た帯状または丸棒状のものにし、さらに、引伸ばし部23
をエネルギ吸収部材22の両端部近傍と中央部との間、ま
たは端部のみに設けて、衝突の際の衝撃エネルギを十分
に吸収させる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図にもと
づいて説明する。図において、符号14はステアリングホ
イールを示し、符号15はステアリングホイール14のリム
14aの内側に、中心部に向けて形成されたステアリング
スポークを示している。また、ステアリングホイール14
のリム14aの内部中央には補強材として芯金16が入れら
れると共に、ステアリングスポーク15の内部中央にも補
強材、支持材としてのスポーク芯金17が入れられてい
る。
ステアリングホイール14のリム14aには一般に二本ま
たは三本のステアリングスポーク15及びスポーク芯金17
が取付けられている。本実施例のスポーク芯金17は板状
のもので、その一端部はステアリングホイール14のリム
14aの芯金16に取付けられ、他端部はすなわち中心部側
は中心部に向かうほど下方向に傾斜してスポーク底板18
に溶着されている。
ステアリング芯金17がこのような取付けられると、ス
テアリングホイール14のリム14aの中央部には凹部19が
形成されることになる。この凹部19の底部すなわちスポ
ーク底板18には本スイッチ機構(図示せず)を備えたカ
バー保持部材20がビス21によって立設されている。カバ
ー保持部材20の上部は内側に折り曲げられて平坦に形成
されている。
一方、凹部19の上部すなわちスポーク芯金17の上部側
には引伸自在のエネルギ吸収部材22が渡架されている。
このエネルギ吸収部材22はS字状の引伸ばし部23によっ
て主に構成された帯状のもので、その両端部22a,22bは
スポーク芯金17に溶接によって固着されており、その中
間部はカバー保持部材20の平坦部にステアリングホイー
ル14の中央上面に取付けるカバー24と共に、ビス25によ
って取付けられている。図中、符号26で示すものはステ
アリングホイール14を固定するナットの通し穴、符号27
で示すものは運転者の頭部、符号28で示すものはステア
リングコラムである。
以上のように構成された車両用ステアリングホイール
14を取付けた自動車を運転している最中に自動車が衝突
しステアリングホイール14のカバー24に頭部27等が当っ
てカバー24に衝撃荷重が加わった場合(第3図参照)、
カバー23の下部には引伸自在の、すなわち、S字状の引
伸ばし部23を備えた帯状のエネルギ吸収部材22が渡架さ
れているので、頭部27衝突時には、エネルギ吸収部材22
は徐々に引伸ばされて変形して衝突のエネルギを吸収す
るので衝突による衝撃荷重を一定に保つことができる。
このように衝突時にはエネルギ吸収部材22は折れ曲が
らないで引伸ばされていくので、急激な荷重の低下は起
こらない。すなわち、第4図に示すように本発明に係る
ステアリングホイール14の偏倚曲線Bは従来のステアリ
ングホイールの変位曲線Aに比べて急激な荷重の低下は
起こっていない。図中、符号bは本発明に係るエネルギ
吸収部材22の折曲がり点を示し、符号aは従来のエネル
ギ吸収部材の折曲がり点を示している。
なお、本実施例のエネルギ吸収部材22はS字状の引伸
ばし部23で構成された帯状のものにしたが、これに限ら
ず第5図に示すようにS字状の引伸ばし部23を丸棒状で
構成してもよい。また、第6図に示すように、引伸ばし
部23をエネルギ吸収部材22の両端部に形成して中央部を
カバー24取付け用のプレート29にしてもよい。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように構成したので、自動車
が衝突して運転者の頭部等がステアリングホイール中央
のカバーに当った場合には、エネルギ吸収部材の引伸ば
し部が徐々に引伸ばされて変形し、衝突によるエネルギ
を効率よく吸収することができる。したがって、衝突に
よる衝撃荷重を一定に保つことができ、急激な荷重の低
下を回避することができる。また、衝突位置が変わって
も変形の仕方が変わらないので、衝突による荷重を一定
に保つことができエネルギ吸収を確実に行うことができ
る。
また、エネルギ吸収部材の引伸ばし部をS字形に構成
された帯状のもの、または丸棒状のものにし、さらに、
引伸ばし部をエネルギ吸収部材の両端部近傍と中央部と
の間、または両端部のみに設けるようにしたので、衝突
の際には、確実に働いて衝撃荷重を十分に吸収すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部斜視図、第2図は
本発明のエネルギ吸収部材を取付けたステアリングホイ
ールの断面図、第3図は衝突時のエネルギ吸収部材の模
式図、第4図は従来のものと本願のものとの荷重変位曲
線の比較図、第5図は他の実施例を示す平面図、第6図
はさらに他の実施例を示す断面側面図、第7図はステア
リングホイールの平面図、第8図は第7図のものの断面
側面図、第9図はエネルギ吸収部材とブラケットの斜視
図、第10図は衝突状態を示す断面側面図、第11図は荷重
と変位の関係を示す図、第12図ないし第14図は衝撃が異
なった場合の変形状態を示す模式図である。 14……ステアリングホイール 14a……ステアリングホイールリム 15……ステアリングスポーク 17……スポーク芯金 19……凹部 22……エネルギ吸収部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイールリムに該リムを支持
    する下方向のスポーク芯金を複数本取付け、該スポーク
    芯金により、前記ステアリングホイールリムの中央に形
    成された凹部に引伸自在のエネルギ吸収部材を渡架する
    と共に、該エネルギ吸収部材の両端部を前記スポーク芯
    金に固定し、前記エネルギ吸収部材は、その両端部近傍
    と中央部との間に各々引伸ばし部を備えていることを特
    徴とする車両用ステアリングホイール。
  2. 【請求項2】前記引伸ばし部はS字状に構成された帯状
    のものであることを特徴とする請求項1記載の車両用ス
    テアリングホイール。
  3. 【請求項3】前記引伸ばし部はS字状に構成された丸棒
    状のものであることを特徴とする請求項1または2記載
    の車両用ステアリングホイール。
  4. 【請求項4】前記引伸ばし部がエネルギ吸収部材の端部
    に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか一項に記載の車両用ステアリングホイール。
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