JP2896540B2 - 合成樹脂成形歯車及び駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

合成樹脂成形歯車及び駆動装置及び画像形成装置

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JP2896540B2 JP3155586A JP15558691A JP2896540B2 JP 2896540 B2 JP2896540 B2 JP 2896540B2 JP 3155586 A JP3155586 A JP 3155586A JP 15558691 A JP15558691 A JP 15558691A JP 2896540 B2 JP2896540 B2 JP 2896540B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともはすば歯車
を1個以上含む合成樹脂成形歯車及びこれを用いた駆動
装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂成形された歯車(以下モールド
ギアという)の特徴は、量産性に優れ、低コスト、低騒
音など種々あり、各方面において広く利用されているこ
とは今更言うまでもない。従来、モールドギアは、ゲー
トから充填された樹脂が全歯先に同時に充填されること
により、圧力バランス、冷却速度の均一性を良くし、歯
車精度を向上しようとされてきた。その一つに、軸受ボ
ス端面にゲートを数個設ける方法がある。この方法によ
れば、軸受ボス部にまず樹脂が充填され、充填された樹
脂がウエブ部まで到達すると、充填された樹脂が全歯先
の方向に同時に流入し、精度の良い歯車を成型できる。
又、少なくとも1個以上のはすば歯車を有するモールド
ギアの場合、スラスト荷重が発生し、多くの場合、その
反力を軸受ボス部端面の外周付近で受けることになる
が、この時、この接触部において円周方向に摩擦力が発
生し、トルクの損失となる。このトルクの損失は、該軸
受ボス部端面の半径が小さければ小さいほど少なくなる
ため、該軸受ボス部端面の半径は極力小さいほうがモー
タの最大負荷トルクを小さくできる。又、トルク損失が
大きいということはそれだけ歯車にかかる荷重が大きく
なるということであるが、歯車の歯は荷重がかかること
によりたわみ、この歯のたわみ量は噛み合い周期で変動
するため、歯車は速度むらを生じる。つまり、トルク損
失が大きくなるということは、この回転むらも大きくな
るということであり、歯車の回転むらを小さくするため
にもトルク損失は小さいほうが良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、軸受端部に数個ゲートを設けることにより、歯
車精度を向上できるが、この部分の肉厚は、ゲートを設
けるための適度な値があり(例えば、POMであればゲ
ート径は肉厚の60〜70%が望ましい。)余り薄くで
きない。反面、駆動系全体のトルク損失を少なくするた
めには、この部分の肉厚は極力薄くしたいというジレン
マがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の第1の発明はスラスト荷重の反力を受ける側の軸
受ボス端面(A)の円の直径が、スラスト荷重の反力を
受けない側の軸受ボス端面(B)の円の直径よりも小さ
く、且つ、該スラスト荷重の反力を受けない側の軸受ボ
ス端面(B)上に合成樹脂注入用ゲートを設けて製造し
たことを特徴とするはすば歯車を1個以上含む合成樹脂
成形歯車である。
【0005】本発明の第2の発明はスラスト荷重の反力
を受ける側の軸受ボス端面(A)とスラスト荷重の反力
を受けない側の軸受ボス端面(B)とは軸受ボス外径が
ほぼ等しく、スラスト荷重の反力を受ける側の軸受ボス
端面(A)の面取り量が、前記スラスト荷重の反力を受
けない側の軸受ボス端面(B)の面取り量よりも大きい
ことを特徴とする第1の発明に記載のはすば歯車を1個
以上含む合成樹脂成形歯車である。
【0006】本発明の第3の発明は軸受ボス端面で歯車
のスラスト荷重の反力を摺動し乍ら受けるはすば歯車を
備えた駆動装置において、該はすば歯車はスラスト荷重
の反力を受ける側の軸受ボス端面(A)の円の直径が、
スラスト荷重の反力を受けない側の軸受ボス端面(B)
の円の直径よりも小さく、且つ、該スラスト荷重の反力
を受けない側の軸受ボス端面(B)上に合成樹脂注入用
ゲートを設けて製造したことを特徴とする駆動装置であ
る。
【0007】本発明の第4の発明は感光体ドラムへ露光
する露光装置と感光体を含む一次帯電器、現像器、クリ
ーニング器等の画像形成工程を行なう装置と、感光体に
形成された転写部の画像に向かって転写材を給送する給
紙装置と、転写器と、転写後の転写材を定着器へ送る搬
送部と、定着器を備え、上記機器の回転体がモータから
歯車列を介して駆動されるようにした画像形成装置にお
いて、軸受ボス端面で歯車のスラストの反力を摺動し乍
ら受けるはすば歯車を備え、該はすば歯車はスラスト荷
重の反力を受ける側の軸受ボス端面(A)の円の直径
が、スラスト荷重の反力を受けない側の軸受ボス端面
(B)の円の直径よりも小さく、且つ、該スラスト荷重
の反力を受けない側の軸受ボス端面(B)上に合成樹脂
注入用ゲートを設けて製造したことを特徴とする画像形
成装置である。
【0008】
【実施例】
「実施例1」図1は本発明を最もよく表わす第1の実施
例であり、同図において、第1の歯車G1はモジュール
11.0、歯数Z154、ねじれ角β118°、ねじれ
角方向左である。第2の歯車G2はモジュールM21.
0、歯数Z227、ねじれ角β218°、ねじれ角方向左
であり、合成樹脂で一体成形されている。この歯車があ
る駆動装置の1つの構成部品となった時に、歯車G1
作用するスラスト力Fx1及び歯車G2に作用するスラス
ト力Fx2は互いに相殺する方向に作用するが、歯に加わ
る荷重は歯車G2の方が大きいから、歯車全体は、FX2
−FX1の力を受け、同図においいて、A面側に移動する
回転方向で用いられるものとする。同図において、A面
側はCaの面取りを施してあり、B面側はCbの面取り
を施してある。A面側もB面側も軸受ボス1の外径はφ
Dであり、A面の軸受ボス端部の直径はφDa、B面の
軸受ボス端部の直径はφDbであり、Da<Dbであ
る。又、面取りCaは極力大きい方がよいが、軸受ボス
の強度、A面に加わる面圧を考慮して大きさと面取り角
度を設計しなければならない。軸受ボス1の軸方向中間
には平板状にウエブ8が設けられ、ウエブ8の外周に歯
車G1が形成され、ウエブ8の片側には歯車G2が形成さ
れている。
【0009】平面図の図2に示すように、軸受ボス端面
B面上には、ゲートgが4か所設けられている。金型は
図1に示すように軸心が垂直になるように位置し、成型
時には、樹脂が、ゲートgより注入され、A面側から充
填されていく。樹脂の注入量が増えていき、ウエブ2部
に到達すると樹脂はウエブ2部を全円周方向に均一な速
度で流入し、精度の良い歯車を一体に成型することがで
きる。
【0010】仮にA面側軸受ボス端部にゲートを設けれ
ば、面取りCaの値を大きくできなくなり、トルク損失
が大きくなる。又、スラスト方向の当接面にゲートによ
るヒケ、バリがあれば、歯車の回転が滑らかに行なわれ
ない恐れもある。
【0011】本実施例で示した数値は、あくまでも1実
施例であり、本発明を限定するものでないことは勿論で
あり、歯車G1,G2のねじれ角の方向が互いに逆方向で
あったり、歯車G1,G2のどちらかが平歯車であっても
かまわない。又、本実施例では歯車G1の方がピッチ円
半径が歯車G2のそれよりも大きいが、逆であっても構
わない。要するに、歯車全体にスラスト方向に力が働
き、A面側でスラスト力の反力を受ければどのような歯
車でもよいのである。
【0012】
【他の実施例】「実施例2」 図3は本発明の第2の実施例であり、図3の平面図は図
2と同じである。同図において符合の説明は図1,2と
同様であるので省略する。本実施例はいわゆるアイドラ
ギアであり、はすは歯車であればどのような歯車であっ
てもよい。アイドラギアであってもアイドラギアに噛み
合う駆動側の歯車との間に生ずるスラスト力FX1とアイ
ドラギアに噛み合う従動側のスラストFX2とでは歯面の
摩擦によるトルクの損失、軸での摩擦によるトルクの損
失などで、従動側のスラスト力FX2の方が小さくなる。
よって歯車全体に作用するスラスト力は X1 −F X2 >0
となり、これによってアイドラギアはA面でスラスト力
を受けるため、トルク損失を生じる。従って、本実施例
のようにA面を小さくすることにより、摩擦トルク損失
を小さくできる。
【0013】その他の説明は、実施例1と同様である。
又、面取り量が違うことでフールプルーフとなり、組立
時にアイドラギアの方向を間違えにくくなり、ゲートに
よるヒケ、バリがスラスト面に当接して、歯車の回転の
円滑を欠くことを防ぐことができる。
【0014】「実施例3」図4は本発明の第3の実施例
であり、図4の平面図は図2と同じである。実施例1と
の違いは、面取りCaのかわりに段7差を設けだだけで
ある。アイドラギアの場合も同様にできる。
【0015】「実施例4」実施例1,2,3に示したモ
ールドギアを用いた駆動装置はいかなる駆動装置であっ
ても歯車の精度が良く且つトルク損失が少ないが、その
駆動装置の1実施例として画像形成装置の駆動装置を図
5,6,7を用いて説明する。
【0016】図5,6は、この画像形成装置の駆動装置
の平面図及び側断面図である。同図において、歯車G0
1はモータMの回転体と一体となっており、モジュール
0.5、ねじれ角18°、ねじれ角方向は左、歯数29
である。歯車G02は歯車G01と噛み合っており、歯
数76であり、歯車G01と歯車G02との噛み合い歯
幅は10.2mmであり、重なり噛み合い率(同時噛み
合い歯数ともいう。以下単に噛み合い率と称す)は2で
ある。歯車G03は歯車G02と一体の歯車で、モジュ
ール0.5、ねじれ角18°、ねじれ角方向は右、歯数
23である。歯車G04は歯車G03と噛み合ってお
り、歯数87であり、歯車G03と歯車G04との噛み
合い歯幅は10.2mmであり、噛み合い率2である。
歯車G05は歯車G04と一体の歯車でモジュール0.
6、ねじれ角24.888°、ねじれ角方向は左、歯数
19である。歯車G06は歯車G05と噛み合ってお
り、歯数67であり、歯車G05と歯車06との噛み合
い歯幅は9mmであり、噛み合い率は2である。歯車G
06は図7に示すプロセスカートリッジCの感光ドラム
と一体となっているドラム歯車GC1と噛み合い感光ド
ラムを駆動する。この部分の噛み合い歯幅も9mmであ
り、噛み合い率は2である。尚ドラム歯車GC1は歯数
46である。このプロセスカートリッジCは画像形成装
置本体に着脱されるものであり、内部に感光ドラム、感
光ドラムの周囲に配して一次帯電器、現像器、クリーニ
ング器が収容されている(後述する)。
【0017】歯車G07は歯車G03と噛み合ってお
り、歯数77であり、歯車G03と歯車G07との噛み
合い歯幅は10.2mmであり、噛み合い率は2であ
る。歯車G08は歯車G07と噛み合っている歯車で、
歯数58であり、歯車G07と歯車G08との噛み合い
歯幅は10.2mmであり、噛み合い率は2である。歯
車G09は歯車G08と一体の平歯車で、モジュール
0.6、歯数19である。歯車G10は歯車G09と噛
み合っており、歯数29である。歯車G11は歯車G1
0と噛み合っており、歯数25、転位量0.12であ
る。歯車G12は歯車G11と噛み合い、又、定着ロー
ラ46と一体となっている歯車で、歯数46、転位量−
0.12である。又、歯車G02〜G09までの歯車に
は実施例1〜3に示した歯車をすべて用いている。即
ち、各歯車のボスの端面のA面で歯車のスラストを受け
るようになっている。
【0018】歯車G02〜G09は中心軸に回転自在に
通し、中心軸は図6の矢印イ方向からみるとU字形にな
っている板金6に夫々かしめ、駆動ユニットを構成して
いる。尚、図6の断面は板金6の断面である。歯車G1
0は図7に示す(根本軸10に枢着された)回転レバー
12と一体となった固定軸9に回転自在に取り付けられ
ており、回転レバー12が不図示のレバーやばねなどに
より図8に示す回転中心51を中心として開閉する開閉
構造体52の開閉動作にレバー12が連動して歯車G0
9と噛み合ったり解除したりする。図5に示すように板
金6とモータMとは本体側板3を挟み、小ねじ4でとも
締めされており、板金6は又、小ねじ5によっても本体
側板3に固定されている。歯車G11は図8に示す定着
ユニットEに固定されている固定軸に回転自在に取り付
けられており、定着ユニットEの定着ローラ46に固定
された歯車G12と噛み合っている。
【0019】図7は、プロセスカートリッジCを装置本
体に挿入した時の歯車の噛み合いの様子を示した説明図
であり、同図において、歯車GC2は現像スリーブと一
体であるスリーブ歯車で、ドラム歯車GCと噛み合
い、現像スリーブを駆動する。この部分の噛み合い歯幅
も9mmであり、噛み合い率2である。尚、スリーブ歯
車GC2は歯数24である。本実施例では、プロセスカ
ートリッジCに含まれている歯車はGC1とGC2のみ
であるが、例えば一次帯電ローラ、転写ローラ、クリー
ニング器等で他に歯車がある場合には、それらの歯車の
噛み合い率も整数のほうが良い。しかし、実質的にプロ
セスカートリッジCの中の回転体の中でトルクが重いも
のは、感光ドラムと現像スリーブであるので、これらの
回転体を駆動するまでの部分のみの噛み合い率が整数で
あっても良い。又、このことは現像スリーブの駆動をド
ラム歯車以外の歯車から受けるような駆動系に当てはま
ることは勿論である。
【0020】図8は、上記駆動系を用いた画像形成装置
の1実施例としての転写方式電子写真を利用したレーザ
ビームプリンタ(画像形成装置)31Aの内部構成を示
す縦断面図である。
【0021】本実施例では、ネガトナー、イメージ露
光、反転現像を行なう。不図示のコントローラから送ら
れるビデオ信号はレーザ走査光学系ユニット28に入力
される。このユニットは、半導体レーザ、コリメータレ
ンズ、ポリゴンミラー、f−θレンズ、倒れ補正レンズ
などからなっている。そしてビデオ信号は半導体レーザ
に印加され、その発散するレーザ光をコリメータレンズ
で平行光とし、高速で回転するポリゴンミラーに照射さ
れ、レーザ光を反射ミラー28aを介して感光体ドラム
30の露光部31に走査する。この時、半導体レーザが
感光体ドラム30の感光面を走査するタイミング、即
ち、ビデオ信号を送出するタイミングを検知するため、
レーザ光の感光体ドラム30の感光面走査前の所定位置
にレーザ光を検出する図示しないビームディテクタが配
設されており、生成されたBD信号に同期してビデオ信
号を送る。
【0022】感光体ドラム30の周囲には、帯電ローラ
33、露光部31、現像器34及び転写ローラ35、ク
リーニング器36が図示矢印の回転方向に沿って順番に
設けられている。プロセスカートリッジCには、感光体
ドラム30、帯電ローラ33、現像器34、クリーニン
グ器36とトナーが内包されていて、装置本体31Aに
対して着脱自在である。
【0023】帯電ローラ33に1次高圧として−700
V印加し、感光体ドラム30上に暗電位(VD)を形成
する。不図示のレーザ走査光学系ユニットにより露光し
た感光体ドラム30表面上に静電潜像を形成し、現像器
34によりネガトナー反転現像される。
【0024】又、カセット37に積載された転写材Pは
不図示のCPUからの信号により、給紙ローラ38によ
り給紙される。給紙ローラ38が回転駆動されるとカセ
ット37内に積載されている転写材Pの最上位の一枚
は、給紙ローラ38による繰り出し力と、分離爪39に
よる分離作用により次位の転写材Pから分離されて、カ
セット37から図において(右方向に給送され、搬送ガ
イド40a,40bを通過し、中間搬送ローラ41a,
41bに導かれる。
【0025】さらに転写材Pはガイド板42a,42b
を通過して、金属性のレジスト上ローラ43a、ゴムを
被覆したレジスト下ローラ43bの当接部に突入する。
この時、レジスト上ローラ43a、レジスト下ローラ4
3bは停止した状態にあって、搬送された転写材Pは中
間搬送ローラ41a,41bとレジスト上ローラ43
a、レジスト下ローラ43bとの間で適度のループを形
成する。
【0026】次に、レジスト下ローラ43bはCPUか
らの信号により駆動され、レジスト上ローラ43aを駆
動し、転写材Pを搬送する。ついで、転写材Pは転写上
ガイド44a、転写下ガイド44bに導かれる。
【0027】レジストローラ43a,43bにより搬送
される転写材Pは、転写ローラ35により感光体ドラム
30に形成されているトナー像を転写され、搬送ガイド
45を通過し、更に定着ユニットEによりトナー像を定
着され、中間排紙ローラ47a,47b、排紙ローラ4
8a,48bを介して排紙トレイ49へ画面を下にして
排紙される。
【0028】本発明は、イメージ露光、反転現像の系に
限ることはなく、バックグランド露光、正規現像の系、
又は、イメージ露光、正規現像の系等での画像形成装置
においても同様の効果があることは当然である。
【0029】又、更に、実施例としては、画像形成装置
であれば、電子写真方式、インクジェット方式、熱転写
方式などの方式を問わず、すべての画像形成装置の駆動
系に用いることができ、トルク損失が少なく、高品位な
画像を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、はすば歯車を含む
合成樹脂成形歯車において、 (1)スラスト荷重の反力を受ける側の軸受ボス端面A
の円筒半径が、スラスト荷重の反力を受けない側の軸受
ボス端面Bの円筒半径よりも小さく、且つ、該スラスト
荷重の反力を受けない側の軸受ボス端面B上にゲートを
設けたことにより、歯車の精度が良く、且つ、トルク損
失の少ない歯車を実現できる。又、 (2)前記軸受ボス端面Aと前記軸受ボス端面Bを備え
る軸受ボスの外径はほぼ等しく、軸受ボス端面Aの面取
り量が、前記軸受ボス端面Bの面取り量よりも大きくす
ることで、更に、精度が良く、且つ強度のある歯車を実
現できる。 (3)又、このような成形歯車を画像形成装置に用いる
ことにより、多数用いられる歯車のボス端面の摺動摩擦
抵抗によるトルク損失が小さくなり、円滑な回転が得ら
れ、高品位な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るはすば歯車を1個以上含むモール
ドギアの第1の実施例の断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】第2の実施例の断面図である。
【図4】第3の実施例の断面図である。
【図5】実際の画像形成装置の駆動装置の1実施例の平
面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】プロセスカートリッジCを装置本体に挿入した
時の歯車の噛み合いの様子を示した正面図である。
【図8】図5,6の駆動装置を用いた画像形成装置の1
実施例としての転写方式電子写真を利用したレーザビー
ムプリンタ(画像形成装置)の内部構成を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
Ca,Cb 面取り φD 外径 φDa,φDb 直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 55/08,55/17 B29C 45/26 G03G 15/00 550

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラスト荷重の反力を受ける側の軸受ボ
    ス端面(A)の円の直径が、スラスト荷重の反力を受け
    ない側の軸受ボス端面(B)の円の直径よりも小さく、
    且つ、該スラスト荷重の反力を受けない側の軸受ボス端
    面(B)上に合成樹脂注入用ゲートを設けて製造したこ
    とを特徴とするはすば歯車を1個以上含む合成樹脂成形
    歯車。
  2. 【請求項2】 スラスト荷重の反力を受ける側の軸受ボ
    ス端面(A)とスラスト荷重の反力を受けない側の軸受
    ボス端面(B)とは軸受ボス外径がほぼ等しく、スラス
    ト荷重の反力を受ける側の軸受ボス端面(A)の面取り
    量が、前記スラスト荷重の反力を受けない側の軸受ボス
    端面(B)の面取り量よりも大きいことを特徴とする請
    求項1に記載のはすば歯車を1個以上含む合成樹脂成形
    歯車。
  3. 【請求項3】 軸受ボス端面で歯車のスラスト荷重の反
    力を摺動し乍ら受けるはすば歯車を備えた駆動装置にお
    いて、該はすば歯車はスラスト荷重の反力を受ける側の
    軸受ボス端面(A)の円の直径が、スラスト荷重の反力
    を受けない側の軸受ボス端面(B)の円の直径よりも小
    さく、且つ、該スラスト荷重の反力を受けない側の軸受
    ボス端面(B)上に合成樹脂注入用ゲートを設け製造し
    たことを特徴とする駆動装置。
  4. 【請求項4】 感光体ドラムへ露光する露光装置と感光
    体を含む一次帯電器、現像器、クリーニング器等の画像
    形成工程を行なう装置と、感光体に形成された転写部の
    画像に向って転写材を給送する給紙装置と、転写器と、
    転写後の転写材を定着器へ送る搬送部と、定着器を備
    え、上記機器の回転体がモータから歯車列を介して駆動
    されるようにした画像形成装置において、軸受ボス端面
    で歯車のスラストの反力を摺動し乍ら受けるはすば歯車
    を備え、該はすば歯車はスラスト荷重の反力を受ける側
    の軸受ボス端面(A)の円の直径が、スラスト荷重の反
    力を受けない側の軸受ボス端面(B)の円の直径よりも
    小さく、且つ、該スラスト荷重の反力を受けない側の軸
    受ボス端面(B)上に合成樹脂注入用ゲートを設けて製
    造したことを特徴とする画像形成装置。
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