JP2895523B2 - 車両用被駆動部制御回路 - Google Patents

車両用被駆動部制御回路

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JP2895523B2
JP2895523B2 JP1252255A JP25225589A JP2895523B2 JP 2895523 B2 JP2895523 B2 JP 2895523B2 JP 1252255 A JP1252255 A JP 1252255A JP 25225589 A JP25225589 A JP 25225589A JP 2895523 B2 JP2895523 B2 JP 2895523B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、制御回路、特にモータにより駆動されか
つ車両内に設けられた被駆動部を車外から操作できる車
両用被駆動部制御回路に関連する。
従来の技術 第4図は自動車のパワーウィンドを駆動するモータ1
を制御するパワーウィンド制御回路を示す。モータ1は
図示しないパワーウインド駆動装置に連結される。一般
に運転席側の自動車のドアに取り付けられたアームレス
ト内には、一対の手動操作スイッチ2、3が設けられ
る。モータ1の一方の電極端子は一方の手動操作スイッ
チ2に接続され、他方の電極端子は他方の手動操作スイ
ッチ3に接続される。手動操作スイッチ2、3を操作す
ると、オン状態となり電磁ロックされてモータが作動
し、パワーウィンド駆動装置が駆動される。パワーウィ
ンドが全開又は全閉すると、手動操作スイッチ2、3の
電磁ロックが解除されて自動的にオフ状態に切り替えら
れる。各手動操作スイッチ2、3のカソード端子とグラ
ンドとの間には電流検出用の抵抗4が接続される。ま
た、各手動操作スイッチ2、3のカソード端子と抵抗4
との間には電圧比較器5が接続される。電圧比較器5は
2個の差動増幅器6、7からなる2段増幅器8と、2段
増幅器8の出力により制御されるトランジスタ9と、ト
ランジスタ9のオン時に通電されて手動操作スイッチ
2、3をオフ状態に切り替える巻線10とを有する。通
常、電圧比較器5はパッケージ化され、内部の配線を変
更したり新たに配線を追加できない構造である。また、
電源11にはイグニッションスイッチ12のオン時に付勢さ
れるリレー13が接続され、リレー13の巻線はイグニッシ
ョンスイッチ12とグランドとの間に接続される。リレー
13のスイッチは電源11と手動操作スイッチ2、3のアノ
ード端子との間に接続される。
前記の構成において、例えば手動操作スイッチ2を手
動でオン状態に切り替えると、手動操作スイッチ2は自
動的にオン状態に電磁ロックされる。従って、電源11か
ら手動操作スイッチ2、モータ1、手動操作スイッチ3
及び抵抗4を通り電流が流れ、モータ1が正方向に駆動
されてパワーウィンドが開放位置に移動される。パワー
ウィンドが全開状態になると、大電流が流れて抵抗4に
印加される電圧が上昇する。このため、2段増幅器8が
出力を発生してトランジスタ9がオンすることにより、
巻線10が通電して手動操作スイッチ2がオフ状態に切り
替えられる。
手動操作スイッチ2の場合と同様に、手動操作スイッ
チ3をオン状態に切り替えたときも、手動操作スイッチ
3が自動的にオン状態に電磁ロックされる。従って、電
源11から手動操作スイッチ3、モータ1、手動操作スイ
ッチ2及び抵抗4を通り電流が流れ、モータ1が逆方向
に駆動されてパワーウィンドが閉鎖位置に移動される。
パワーウィンドが全閉状態なると、大電流が流れて抵抗
4に印加される電圧が上昇する。従って、前記と同様に
巻線10が通電して手動操作スイッチ3がオフ状態に切り
替えられる。
発明が解決しようとする課題 近年、自動車の装備に関し、車両の開閉部を車外から
操作できることが要求されている。例えば、自動車のド
アの外部に設けられた複数のスイッチを所定の順序で操
作することによりドアロック装置を解錠又は施錠するこ
とのできるキーレスエントリ装置が提案されている。ま
た、発信機から送出される電波又は赤外線等の電磁波を
受信する受信機を車両に装備して、所定の電磁波を受信
したとき受信機がドアロック装置を解錠又は施錠する遠
隔操作装置が提案されている。
他面、日光の照射により自動車の内部が高温状態にな
った場合、運転者が車内に入る前に車内の高温空気を遠
隔操作により自動的に排気することが要求される。しか
し、自動車のドアが施錠されている状態では、イグニッ
ションスイッチは当然にオフ状態に維持されているか
ら、イグニッションスイッチをオン状態に切り替えない
限り開閉部を開放することができない。また、開閉部が
遠隔操作により開放位置又は閉鎖位置に駆動できる場合
も、特定の状態では車外からの操作による開閉部の駆動
を停止しなければならない。即ち、パワーウィンド駆動
装置の作動中に手又は顔等の人体の一部を窓に掛けてい
る場合にパワーウィンドに挟まれる危険な状態を回避し
なければならない。このため、各ドアに設けた手動操作
スイッチの操作により、パワーウィンド駆動装置の作動
を停止する必要がある。この場合、手動操作スイッチの
操作を検出するためには、各手動操作スイッチから電気
的な信号を取り出す必要があるので、回路中の配線が増
加して配線の接続工程が複雑化する欠点があった。
そこで、この発明は車内及び車外から被駆動部を作動
することのできる車両用被駆動部制御回路を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明による車両用被駆動部制御回路は、電源(1
1)に接続されかつ車両に設けられた被駆動部を駆動す
るモータ(1)と、電源(11)とモータ(1)との間に
直列に接続された第一の操作スイッチ(2、3)と、イ
グニッションスイッチ(12)及び第一の操作スイッチ
(2、3)のオン時にモータ(1)に流れる電流の大き
さを検出しこの電流が所定の大きさを超えたとき第一の
操作スイッチ(2、3)をオフに切り替える第一の電流
検出回路(4、5)と、電源(11)とモータ(1)との
間に直列に接続された第二の操作スイッチ(21、22)
と、第二の操作スイッチ(21、22)のオン時にモータ
(1)に流れる電流の大きさを検出しこの電流が所定の
大きさを超えたとき第二の操作スイッチ(21、22)をオ
フに切り替える第二の電流検出回路(20)とを有する。
この発明の実施例では、第二の電流検出回路(20)
は、第二の操作スイッチ(21、22)に制御電流を供給す
る切替制御回路(30)と、電源(11)と第二の操作スイ
ッチ(21、22)との間に直列に接続された定電圧ダイオ
ード(29)及び検出用抵抗(44)と、検出用抵抗(44)
に接続された増幅器(31)と、増幅器(31)の出力が所
定のレベルを超えたときに出力を発生する比較回路(2
3)とを有し、切替制御回路(30)は比較回路(23)の
出力により第二の操作スイッチ(21、22)をオフに切り
替える。切替制御回路(30)には、車両の外部から操作
可能な外部の入力回路(38)が接続される。第一の操作
スイッチ(2、3)及び第二の操作スイッチ(21、22)
は3端子リレーである。
車両の被駆動部としては、サンルーフ駆動部、ドアミ
ラー駆動部、ウィンド駆動部、シートスプリング自動調
節駆動部、アンテナ駆動部、リトラクタブルヘッドライ
ト駆動部等、種々の駆動装置が対象となる。
作用 車内では、イグニッションスイッチ(12)のオン時に
第一の操作スイッチ(2、3)の操作により被駆動部を
作動させることができる。このとき、モータ(1)へ流
れる電流は第一の電流検出回路(4、5)により検出さ
れ、第一の操作スイッチ(2、3)はオフに切り替えら
れる。また、イグニッションスイッチ(12)のオフ時に
切替制御回路(30)によりモータ(1)を作動して被駆
動部を駆動する場合、例えば外部入力回路(38)の操作
を受けて切替制御回路(30)は第二の操作スイッチ(2
1、22)をオンに切り替える。このため、モータ(1)
が電源(11)と導通して作動し、被駆動部が駆動され
る。被駆動部の駆動中に、モータ(1)に大きな電流が
発生したときこの電流を第二の電流検出回路(20)によ
り検出する。従って、モータ(1)に流れる電流が所定
の大きさを超えると、第二の電流検出回路(20)の出力
により第二の操作スイッチ(21、22)はオフに切り替え
られてモータ(1)の作動が停止し、被駆動部の駆動が
停止される。
第二の電流検出回路(20)の検出用抵抗(44)を流れ
る電流は、モータ(1)に流れる電流の大きさに逆比例
して変動する。即ち、モータ(1)に大きな電流が流れ
ると検出用抵抗(44)に流れる電流が小さくなる。この
ため、増幅器(31)のレベルが所定のレベルを超えたと
き、比較回路(23)は出力を発生し、比較回路(23)か
らの出力により第二の操作スイッチ(21、22)がオンか
らオフに切り替えられる。定電圧ダイオード(29)は検
出用抵抗(44)に流れる電流の大きさを下方にシフトす
る作用がある。
キーレスエントリ装置又は電磁波を利用する遠隔操作
装置の受信装置等の操作手段である外部入力回路(38)
から切替制御回路(30)に所定の信号が入力されると、
切替制御回路(30)は第二の操作スイッチ(21、22)を
オンに切り替え、比較回路(23)からの出力を受信する
と、切替制御回路(30)は第二の操作スイッチ(21、2
2)をオフに切り替える。
実 施 例 以下、この発明による車両用被駆動部制御回路として
のパワーウィンド制御回路の実施例を第1図〜第3図に
ついて説明する。第1図では第4図に示す箇所と同一の
部分については同一の符号を付し、説明を省略する。こ
の実施例では、第1図に示す電流検出用の抵抗4及び電
圧比較器5を含む回路を「第一の電流検出回路」とい
う。
第1図に示すように、この実施例によるパワーウィン
ド制御回路は、車両に設けられた被駆動部としてのパワ
ーウィンド(図示せず)を開閉駆動するモータ1と、モ
ータ1の端子に接続されてモータ1に電流を供給しかつ
第一の接続状態と第二の接続状態と第三の接続状態とに
操作される第一の操作スイッチとしての一対の手動操作
スイッチ2、3と、モータ1の各端子と手動操作スイッ
チ2、3との間に接続されかつ第一の接続状態と第二の
接続状態と第三の接続状態とに切り替えられる第二の操
作スイッチとしての一対の三端子リレー21、22と、車両
の外部から操作される外部入力回路38と、外部入力回路
38に接続されかつ三端子リレー21、22を第一の接続状態
から第二の接続状態又は第三の接続状態に切り替える切
替制御回路30とを有する。外部入力回路38は、車両の外
部から操作可能な複数のスイッチを有するキーレスエン
トリ装置又は電磁波を利用する遠隔操作装置の受信装置
等の受信手段であるが、この実施例では赤外線を利用し
た遠隔装置装置を使用する。
手動操作スイッチ2、3は、第一の接続状態では一対
の手動操作スイッチ2、3の両方がグランドに接続さ
れ、第二の接続状態では一対の手動操作スイッチ2、3
の一方が電源11に接続され、第三の接続状態では一対の
手動操作スイッチ2、3の他方が電源11に接続される。
また、三端子リレー21、22は、第一の接続状態では一対
の三端子リレー21、22の両方がグランドに接続され、第
二の接続状態では一対の三端子リレー21、22の一方が電
源11に接続され、第三の接続状態では一対の三端子リレ
ー21、22の他方が電源11に接続される。手動操作スイッ
チ2、3及び三端子リレー21、22のそれぞれの第一の接
続状態を第1図に示すが、第二の接続状態及び第三の接
続状態については図示を省略する。
三端子リレー21、22が第一の接続状態の場合には、手
動操作スイッチ2、3を第一の接続状態から第二の接続
状態又は第三の接続状態に操作してモータ1に一方向
(正方向)又は他方向(逆方向)の電流を供給してパワ
ーウィンドを駆動できる。また、手動操作スイッチ2、
3が第一の接続状態の場合には、外部入力回路38の操作
により切替制御回路30は三端子リレー21、22を第一の接
続状態から第二の状態状態又は第三の接続状態に切り替
えてモータ1に一方向又は他方向の電流を供給してパワ
ーウィンドを駆動できる。
この実施例によるパワーウィンド制御回路は、モータ
1の拘束停止時にモータ1に流れる電流の大きさを検出
し、この電流レベルが一定レベル以上になったとき出力
を発生する比較回路23を備えた第二の電流検出回路とし
ての拘束停止検出回路20を有する。三端子リレー21、22
の各共通端子はそれぞれモータ1の端子に接続され、一
方の端子はそれぞれ手動操作スイッチ2、3の共通端子
に接続され、他方の端子はそれぞれ定電圧ダイオード29
のカソードと抵抗24の一端との間に接続される。電源11
の電圧変動に対して相対的に安定化した電圧を印加する
ため、抵抗24、定電圧ダイオード29及び検出用抵抗とし
ての抵抗44からなる直列回路に対し並列に定電圧ダイオ
ード33が接続される。
三端子リレー21、22を作動する巻線25、26の一端はい
ずれも定電圧ダイオード29のカソードと抵抗24の一端と
の間に接続され、巻線25、26の他端はそれぞれトランジ
スタ28、27のコレクタに接続される。トランジスタ27、
28のエミッタは接地され、トランジスタ27、28のベース
はそれぞれ切替制御回路30の異なる出力端子O2、O3に接
続される。抵抗24の他端は電源11に接続される。増幅器
としてのトランジスタ31のコレクタは抵抗37を介して電
源11に接続され、ベースは定電圧ダイオード29のアノー
ドと抵抗44との間に接続される。トランジスタ31のエミ
ッタは抵抗45、トランジスタ43及び46を通じて接地され
る。トランジスタ43のベースはトランジスタ48のコレク
タに接続され、トランジスタ48のベースは切替制御回路
30の出力端子O1に接続される。トランジスタ48のエミッ
タは接地される。
トランジスタ43のオフ時には抵抗46に電流が流れない
が、切替制御回路30の出力端子O1から出力が生じると、
トランジスタ48がオンしてトランジスタ43がオン状態と
なり、抵抗24、定電圧ダイオード29、抵抗44、トランジ
スタ43のエミッタ・コレクタ間及び抵抗46を通じて電源
11からグランドに常時一定の電流が流れる。また、トラ
ンジスタ31のコレクタは拘束停止検出手段としての電圧
比較器32の非反転入力端子に接続される。電圧比較器32
の反転入力端子は分圧回路を構成する抵抗40と41との間
に接続される。電圧比較器32の出力端子は定電圧ダイオ
ード35を介してトランジスタ36のベースに接続され、ト
ランジスタ36のコレクタは切替制御回路30の入力端子I1
に接続される。
前記の構成において、車内で手動により手動操作スイ
ッチ2又は3を操作すると、第4図に示す従来の回路と
同様にモータ1を作動してパワーウィンドを操作でき
る。即ち、三端子リレー21、22が第一の接続状態の場合
に、手動操作スイッチ2、3を第一の接続状態から第二
の接続状態に操作したときは、電源11から手動操作スイ
ッチ2、3の一方、三端子リレー21、22の一方、モータ
1、三端子リレー21、22の他方及び手動操作スイッチ
2、3の他方を通りグランドに電流が流れて、モータ1
が一方向(正方向)に作動され、手動操作はスイッチ
2、3を第一の接続状態から第三の接続状態に操作した
ときは、電源11から手動操作スイッチ2、3の他方、三
端子リレー21、22の他方、モータ1、三端子リレー21、
22の一方及び手動操作スイッチ2、3の一方を通りグラ
ンドに電流が流れて、モータ1が他方向(逆方向)に作
動される。
一方、車外からのパワーウィンドの操作において、手
動操作スイッチ2、3が第一の接続状態の場合に、三端
子リレー21、22を第一の接続状態から第二の接続状態に
切り替えたときは、電源11から三端子リレー21、22の一
方、モータ1、三端子リレー21、22の他方及び手動操作
スイッチ2、3の他方を通りグランドに電流が流れて、
モータ1が一方向に作動され、三端子リレー21、22を第
一の接続状態から第三の接続状態に切り替えたときは、
電源11から三端子リレー21、22の他方、モータ1、三端
子リレー21、22の一方及び手動操作スイッチ2、3の一
方を通りグランドに電流が流れて、モータ1が他方向に
作動される。
車外からパワーウィンドを操作する場合、切替制御回
路30は第2図に示す作動シーケンスに従って作動され
る。まず、スタート50からステップ51に進み、切替制御
回路30は外部入力回路38において受信した赤外線が所定
のコード番号に一致したか否かを判断する。受信した赤
外線が所定のコード番号に一致しないと、ステップ51か
らスタート50に戻る。受信した赤外線が所定のコード番
号に一致すると、ステップ52に進み、切替制御回路30は
出力端子O2又はO3からトランジスタ27又は28に対し選択
的にベース電流を付与すると共に、出力端子O1からトラ
ンジスタ48にベース電流を付与する。
切替制御回路30の出力端子O3からトランジスタ28にベ
ース電流が流れると、一方の三端子リレー21が操作され
て第一の接続状態から第二の接続状態に切り替えられる
ため、電源11から抵抗24、一方の三端子リレー21、モー
タ1、他方の三端子リレー22及び他方の手動操作スイッ
チ3を通りグランドに電流が流れ、モータ1が一方向
(正方向)に作動されてパワーウィンドが閉鎖位置へ駆
動される。一方、切替制御回路30の出力端子O2からトラ
ンジスタ27にベース電流が流れると、他方の三端子リレ
ー22が操作されて第一の接続状態から第三の接続状態に
切り替えられるため、電源11から抵抗24、他方の三端子
リレー22、モータ1、一方の三端子リレー21及び一方の
手動操作スイッチ2を通りグランドに電流が流れ、モー
タ1が他方向(逆方向)に作動されてパワーウィンドが
開放位置へ駆動される。
ステップ52において切替制御回路30からトランジスタ
27又は28に対し選択的にベース電流を付与すると同時
に、切替制御回路30内に設けられたタイマ手段により例
えば0.5ミリ秒のタイマがセットされる(ステップ5
3)。このタイマがセットされている間は、切替制御回
路30は入力端子I1に入力されるトランジスタ36のコレク
タ電圧を検出しない不検出状態に保持される(ステップ
54)。次に、ステップ55に進み、0.5ミリ秒が経過して
タイムアップしたか否か判断される。0.5ミリ秒が経過
しないとステップ54に戻り、経過するとステップ56に進
み、入力信号を検出可能な状態に入力端子I1を切り替え
る。更に、ステップ57において入力端子I1が入力信号を
検出したか否か判断し、入力信号を検出しないとステッ
プ56に戻り、検出するとステップ58に進んでトランジス
タ27又は28のベース電流を停止した後、ストップ59で終
了する。
第3図に示すように、トランジスタ31のベース電圧
は、モータ1の停止時(非作動時)と、駆動時と、拘束
停止時との間で変動する。即ち、トランジスタ31のベー
ス電圧は、モータ1の停止時と比較して、駆動時に0.2
〜0.3ボルト低下し、更に拘束停止時に2〜3ボルト低
下する。電圧比較器32の非反転入力端子にはトランジス
タ31のコレクタ電圧が印加され、反転入力端子は抵抗40
及び41により第3図の基準電圧Vfで示すようにモータ1
の駆動時の電圧レベルよりやや高いレベルに設定され
る。
三端子リレー21、22を第一の接続状態から第二の接続
状態又は第三の接続状態に切り替えてモータ1を駆動す
ると、モータ1に流れる電流が増加するために抵抗44に
印加される電流が低下する。このため、第3図に示すよ
うに、トランジスタ31のベース電流が減少するので、ト
ランジスタ31のコレクタ電圧は0.2〜0.3ボルト上昇す
る。この状態で、パワーウィンドが完全に開放位置若し
くは閉鎖位置に移動したとき又はパワーウィンドの作動
中に何らかの障害物によりパワーウィンドの作動が阻止
されてパワーウィンドが拘束停止状態になると、モータ
1には更に大きな電流が流れる。モータ1に流れる電流
の大きさに対応して抵抗44に印加される電圧が低下する
から、トランジスタ31のコレクタ電圧も増加する。従っ
て、第3図に示すように、トランジスタ31のコレクタ電
圧は、モータ1の拘束停止時に基準電圧Vfを超えて2〜
3ボルト上昇する。この時、電圧比較器32は高レベルの
出力を発生するから、定電圧ダイオード35を介してトラ
ンジスタ36がオンし、切替制御回路30の入力端子I1が低
レベルとなって切替制御回路30から発生するトランジス
タ27又は28へのベース電流が停止され、三端子リレー2
1、22が第一の接続状態に切り替えられる。従って、こ
の実施例では、モータ1の拘束停止時にモータ1に流れ
る電流の大きさを検出して、自動的にモータ1を停止で
きる。
この実施例では、各手動操作スイッチ2、3から信号
を得ることなくモータ1の拘束停止状態を検出してモー
タ1の作動を自動的に停止できるため、配線を簡素化で
きる。また、電圧比較器を変更することなく、既存の被
駆動部のモータを使用する装置への実装が可能である。
この発明の実施例は変更が可能である。例えば、三端
子リレー21、22の代りにトランジスタ等の他のスイッチ
ング素子を使用してもよい。また、前記の実施例はパワ
ーウィンドを被駆動部とした場合を説明したが、ドアロ
ック装置を被駆動部とすることも可能である。この場
合、ドアロック装置をアンロック状態からロック状態に
作動するときは、第1図においてトランジスタ28にベー
ス電流を付与してモータ1を正方向に駆動し、ロック状
態からアンロック状態に作動するときは、トランジスタ
27にベース電流を付与してモータ1を逆方向に駆動す
る。
発明の効果 この発明による車両用被駆動部制御回路では、車内及
び車外からの被駆動部を駆動でき、操作性が改善され
る。また、車両に装備された既存の装置の除去、改善又
は修正をすることなく、この発明による車両用被駆動部
制御回路をそのまま車両に装備可能であり、取り付けも
極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による車両用被駆動部制御回路の実施
例を示す回路図、第2図は切替制御回路の動作シーケン
スを示すフローチャート、第3図は第1図に示す回路に
用いるトランジスタに印加される電圧のタイムチャー
ト、第4図は従来のパワーウィンド制御回路を示す回路
図である。 1……モータ、2、3……手動操作スイッチ(第一の操
作スイッチ)、4……抵抗(第一の電流検出回路)、5
……電圧比較器(第一の電流検出回路)、11……電源、
12……イグニッションスイッチ、20……拘束停止検出回
路(第二の電流検出回路)、21、22……三端子リレー
(第二の操作スイッチ)、23……比較回路、30……切替
制御回路、31……トランジスタ(増幅器)、32……電圧
比較器、38……外部入力回路、

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源に接続されかつ車両に設けられた被駆
    動部を駆動するモータと、電源とモータとの間に直列に
    接続された第一の操作スイッチと、 イグニッションスイッチ及び第一の操作スイッチのオン
    時にモータに流れる電流の大きさを検出しこの電流が所
    定の大きさを超えたとき第一の操作スイッチをオフに切
    り替える第一の電流検出回路と、 電源とモータとの間に直列に接続された第二の操作スイ
    ッチと、 第二の操作スイッチのオン時にモータに流れる電流の大
    きさを検出しこの電流が所定の大きさを超えたとき第二
    の操作スイッチをオフに切り替える第二の電流検出回路
    とを有することを特徴とする車両用被駆動部制御回路。
  2. 【請求項2】第二の電流検出回路は、第二の操作スイッ
    チに制御電流を供給する切替制御回路と、電源と第二の
    操作スイッチとの間に直列に接続された定電圧ダイオー
    ド及び検出用抵抗と、検出用抵抗に接続された増幅器
    と、増幅器の出力が所定のレベルを超えたときに出力を
    発生する比較回路とを有し、切替制御回路は比較回路の
    出力により第二の操作スイッチをオフに切り替える請求
    項(1)に記載の車両用被駆動部制御回路。
  3. 【請求項3】車両の外部から操作可能な外部入力回路を
    切替制御回路に接続した請求項(2)に記載の車両用被
    駆動部制御回路。
  4. 【請求項4】第一の操作スイッチ及び第二の操作スイッ
    チは3端子リレーである請求項(1)〜(3)のいずれ
    か1項に記載の車両用被駆動部制御回路。
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