JP2894672B2 - 多目的用途構造物における遮音・遮光膜の展張・収納装置 - Google Patents

多目的用途構造物における遮音・遮光膜の展張・収納装置

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JP2894672B2 JP6195032A JP19503294A JP2894672B2 JP 2894672 B2 JP2894672 B2 JP 2894672B2 JP 6195032 A JP6195032 A JP 6195032A JP 19503294 A JP19503294 A JP 19503294A JP 2894672 B2 JP2894672 B2 JP 2894672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドーム等多目的用途構
造物における天井部内側の遮音・遮光膜の展張・収納装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、昼間部は、スポーツイベント
を開催し、夕方から夜間部には、各種のイベントを開催
するドーム等多目的用途構造物の屋根部材料として、金
属板や膜材を使用するのが一般的である。
【0003】ドーム等多目的用途施設の屋根を設計する
場合に、スポーツイベント開催時には自然光程度の明る
さを想定するのが必要であり、一方、音楽イベント等開
催時には逆に遮光性を必要とすることから、両局面の条
件を満たす屋根材を選択することはなかなか困難であっ
た。
【0004】上記の金属板を採用した場合は、スポーツ
インベント開催時には明るさが不足し、屋根開閉装置を
必要とし、さりとて透光性の高い膜材を用いた場合に
は、音楽イベント等開催時には遮光性を補うために二重
構造とする場合が多い。このように、上記多目的に使用
する対策として、従来装置では遮光性を調節するための
おおがかりな補填設備なくしては充分とはいえなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、スポーツ開催時には、一重膜としての透光性を
有する素材からなる屋根を構成させたものにおいて、イ
ベント開催時には、二重膜となる屋根構造を形成できる
天井内側膜を展張・収納できる装置を装備させた多目的
用途構造物における遮音・遮光膜の展張・収納装置を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、透光性
を有する屋根と屋根構造部材とからなるドーム状の多目
的用途構造物の遮音・遮光膜の展張・収納装置におい
て、遮音・遮光膜を展張又は収納できるレールが屋根構
造物に設けられ、このレールには吊り金具を介して所定
幅の遮音・遮光膜を吊り下げる複数のランナーが設けら
れ、それらのランナーは回転自在のローラとそのローラ
の軸を支持する走行体とで構成され、その遮音・遮光膜
の端位置に取付けられたランナーには展張方向にランナ
ーを走行させるワイヤロープと逆に遮音・遮光膜を収納
する方向に走行させるワイヤーロープとが取付けられ、
そのワイヤロープの巻取装置の回転ドラムに巻回されて
展張又は収納できるように構成されている。
【0007】
【0008】更に本発明によれば、上記巻取装置を駆動
するモーターを該巻取装置の近傍に配置すると共に、該
モーターの駆動をコンピュータで制御させ、時間及び光
量をパラメータとして自動的に駆動時間及び駆動量を制
御するようにしたものである。
【0009】
【作用】上記した様な構成を具備する本発明によれば、
透光性を有する屋根、屋根構造部材等からなるドーム状
の多目的用途構造物において、上記屋根構造部材に遮音
・遮光膜の展張・収納用のレールを設け、自然光の明る
さに応じて、かつ、ドーム内で開催されるイベントで必
要とされる明るさに応じて、該レールに沿って上記遮音
・遮光膜を展張又は収納するようにしたことにより、希
望とする光量を自在に得ることができる。この場合、遮
音効果だけを目的とする遮音・遮光膜の開閉も可能であ
る。
【0010】また、上記遮音・遮光膜の一端部にワイヤ
ーロープを取付けると共に、上記レール端部近傍に該ワ
イヤーロープの巻取ドラムを有する巻取装置を配置さ
せ、以て巻取ドラムの回転により遮音・遮光膜を展張又
は収納するようにして、遮音・遮光膜を何時でも、ま
た、どの様な開度にも簡単に調整する事ができる。
【0011】更に、上記巻取装置を駆動するモーターを
該巻取装置の近傍に配置すると共に、該モーターの駆動
をコンピュータで制御させ、時間及び光量をパラメータ
として自動的に駆動時間及び駆動量を制御するようにす
ることにより、モーターのオン・オフのオペレータを配
置しなくても、自動的かつ適確に、開閉時間や開度を操
作させることができる。
【0012】なお、遮音又は遮光膜の他の目的の膜と膜
収納時に取換、交換することによって、例えば保温膜、
カラー膜、音響反射膜、吸音膜、放香膜、絵画膜、風景
膜、宣伝膜等と交換することによって多目的用途構造物
を多用に使うことが可能である。
【0013】
【実施例】図面は全て本発明の実施例を示しており、図
示されているものは、多目的用途構造物であり、全体が
平面形状のドーム1であり、この構造物自体は公知のも
のである。
【0014】図1、図2において、この多目的用途構造
物であるドーム1の内側空間に位置し、屋根2を支える
屋根構造部材3の下部には屋根構造部材3に沿ってレー
ル4が配置されている。レール4は、図3に示されるよ
うに屋根構造部材3に支持金具5を介して配置され、屋
根傾斜に適った滑らかな曲線状で並行に設置されてい
る。
【0015】このレール4は、図5及び図6に示される
ように断面C型に形成されており、この断面C型のレー
ル4が2本背中合せに一体に結合した形となっている。
この背中合せの一体化されたレール4はそれぞれ別の隣
どうしの後述の膜材8、8(遮音・遮光膜、以下単に膜
材という)の端辺を支持することになる。
【0016】また、このレール4は膜材8の幅方向の長
さ毎に並行状に屋根構造部材3に取付けられている。そ
してこのレール4、4・・は、それぞれ図1及び図2に
示されるように屋根構造部材3の両端部の側壁6、6の
近傍まで配置されている。
【0017】上記レール4には、吊り金具7を介して所
定幅の膜材8を吊り下げる複数のランナー9、9・・を
設ける。このランナー9・・はそれぞれレール4内をス
ムーズに走行する2個の回転自在のローラ10、10と
その軸を支持する走行体10aから構成されており、前
記膜材8の先端位置に取付けられたランナー9には、ワ
イヤーロープ11の一端が取付けられている。
【0018】一方のワイヤーロープ11は膜材8を図1
に示すように展張する方向にランナー9を走行させるも
のであり、もう一方のワイヤーロープ11は、逆に膜材
8を図2に示されるように収納する方向にランナー9を
走行させるものである。
【0019】なお、図には示されていないが、ワイヤー
ロープ11を円滑に走行させるためにワイヤーロープ案
内具、例えば複数の滑車がレール4内に設けられている
(図3、図4にはレール外の滑車13のみ図示)。
【0020】ワイヤーロープ11の他端は、それぞれ巻
取装置12、12の回転ドラム14に巻回され、一方の
ワイヤーロープ11が巻取られている時には他方のワイ
ヤーロープ11は開放されるように巻取装置12は配置
されている。なお、一組のワイヤーロープ11に対して
2つの巻取装置12を配してもよいが、1つの巻取装置
12の1つの回転ドラム14に反対方向に巻回するよう
に構成させてもよい。即ち、展張のためのランナー9の
走行時に先頭位置にあるランナー9は、前後にワイヤー
ロープ11を取付けられ、複数の滑車13を介してワイ
ヤーロープ11の巻取装置12で前後に引張らせること
により、膜材8を誘導するように構成させると良い。こ
の場合、ワイヤーロープ11は、天井頂部付近の滑車
(図外)と巻取装置12の間をエンドレスで配置され、
巻取装置12の正逆回転により膜材8を展張・収納する
役割をする。
【0021】更に、上記巻取装置12を駆動するモータ
ー15を該巻取装置12の近傍に配置すると共に、該モ
ーター15の駆動をコンピュータ(図外)で制御させ、
時間及び光量をパラメータとして自動的に駆動時間及び
駆動量を制御するように構成させると大巾に人手が省
け、効率的である。
【0022】図1は膜材8の展張状態が示されており、
図2は膜材8の収納状態が示されている。又、図3は、
膜材8の展張状態の詳細が示されており、図4は膜材8
の収納状態が示されている。
【0023】図3に示されるように、展張時の膜材8
は、レール4、4の設置間隔に適った幅となっており、
見苦しくない程度に垂れ膜状態となっている。このた
め、ランナー9・・は膜材8の展張時に、5〜10m程
度の間隔で配置されるように一枚の膜材8に付き複数個
がレール4に装備される。
【0024】膜材8は、ドーム側壁6で図4に示される
ように、あたかも折り畳まれるように収納される。ワイ
ヤーロープの巻取装置12には、ワイヤーロープ11が
スリップしないためのワイヤーロープ緊張装置が付属し
ている。なお、レール4の終端部には、膜材8の収納時
に膜材8がレール4の端部からずり落ちないように、ス
トッパー16が取付けられている。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば昼間或いは夜間、ドーム
内のイベントにおいて必要とする明るさ、或いは静粛性
に応じて、遮光・遮音膜材を適宜開閉させることにより
多目的用途構造物を幅広く使用に供させる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、遮音、遮光膜材の展張
状態を示す概略説明図。
【図2】図1の実施例において、遮音・遮光膜材の収納
状態を示す概略説明図。
【図3】図1の要部の部分斜視図。
【図4】図2の要部の部分斜視図。
【図5】図3の要部の部分斜視図。
【図6】図5におけるA−A断面の概略断面図。
【符号の説明】
1・・・多目的用途構造物(ドーム) 2・・・屋根 3・・・屋根構造部材 4・・・レール 5・・・支持金具 6・・・側壁 7・・・吊り金具 8・・・膜(膜材) 9・・・ランナー 10・・・ローラ 10a・・・走行体 11・・・ワイヤーロープ 12・・・巻取装置 13・・・滑車 14・・・回転ドラム 15・・・モーター 16・・・ストッパー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04H 15/00 E06B 9/24 Z E06B 9/24 E04B 5/57 Q (56)参考文献 特開 平3−286716(JP,A) 特開 昭54−98861(JP,A) 実開 昭62−167550(JP,U) 実開 昭53−21945(JP,U) 実開 昭57−150738(JP,U) 特公 平5−59235(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47H 5/00 - 5/02 E04B 1/32 102 E04B 1/82 E04B 9/00 - 9/22 E04D 3/06 E04D 13/03 E04H 15/00 E06B 9/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を有する屋根と屋根構造部材とか
    らなるドーム状の多目的用途構造物の遮音・遮光膜の展
    張・収納装置において、遮音・遮光膜を展張又は収納で
    きるレールが屋根構造物に設けられ、このレールには吊
    り金具を介して所定幅の遮音・遮光膜を吊り下げる複数
    のランナーが設けられ、それらのランナーは回転自在の
    ローラとそのローラの軸を支持する走行体とで構成さ
    れ、その遮音・遮光膜の端位置に取付けられたランナー
    には展張方向にランナーを走行させるワイヤロープと逆
    に遮音・遮光膜を収納する方向に走行させるワイヤーロ
    ープとが取付けられ、そのワイヤロープの巻取装置の回
    転ドラムに巻回されて展張又は収納できるように構成さ
    れており、レール内にワイヤロープ案内具が設けられて
    いることを特徴とする多目的用途構造物における遮音・
    遮光膜の展張・収納装置。
  2. 【請求項2】 上記巻取装置を駆動するモーターを該巻
    取装置の近傍に配置すると共に、該モーターの駆動をコ
    ンピュータで制御させ、時間及び光量をパラメータとし
    て自動的に駆動時間及び駆動量を制御する請求項1に記
    載の多目的用途構造物における遮音・遮光膜の展張・収
    納装置。
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KR101256635B1 (ko) * 2012-09-19 2013-04-19 성일테크 주식회사 차양과 통풍과 방풍 겸용 지붕 및 이를 이용한 야외 시설물
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JP7339874B2 (ja) * 2019-12-11 2023-09-06 株式会社竹中工務店 止水シートの支持構造
CN115992548B (zh) * 2023-03-22 2023-06-16 中铁城建集团第一工程有限公司 一种反吊膜及其施工方法

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