JP2885307B2 - 遮音・遮光膜の展開収納装置 - Google Patents
遮音・遮光膜の展開収納装置Info
- Publication number
- JP2885307B2 JP2885307B2 JP20192994A JP20192994A JP2885307B2 JP 2885307 B2 JP2885307 B2 JP 2885307B2 JP 20192994 A JP20192994 A JP 20192994A JP 20192994 A JP20192994 A JP 20192994A JP 2885307 B2 JP2885307 B2 JP 2885307B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- guide rail
- shielding film
- runner
- sound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドーム状多目的用途構
造物における天井部内側の遮音・遮光膜の展開収納装置
に関する。
造物における天井部内側の遮音・遮光膜の展開収納装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】昼間部は、スポーツイベントを開催し、
夕方から夜間部には、各種のイベントを開催するドーム
状多目的用途構造物の屋根部材料として、金属板や膜材
を使用するのが一般的である。
夕方から夜間部には、各種のイベントを開催するドーム
状多目的用途構造物の屋根部材料として、金属板や膜材
を使用するのが一般的である。
【０００３】ドーム状多目的用途施設の屋根を設計する
場合に、スポーツイベント開催時には自然光程度の明る
さを想定するのが必要であり、一方、音楽イベント等開
催時には逆に遮光性を必要とすることから、両局面の条
件を満たす屋根材を選択することはなかなか困難であっ
た。
場合に、スポーツイベント開催時には自然光程度の明る
さを想定するのが必要であり、一方、音楽イベント等開
催時には逆に遮光性を必要とすることから、両局面の条
件を満たす屋根材を選択することはなかなか困難であっ
た。
【０００４】上記の金属板を採用した場合は、スポーツ
イベント開催時には明るさが不足し、屋根開閉装置を必
要とし、さりとて透光性の高い膜材を用いた場合には、
音楽イベント等開催時には遮光性を補うために二重構造
とする場合が多い。このように、上記多目的に使用する
対策として、従来装置では遮光性を調節するためのおお
がかりな補填設備なくしては充分とはいえなかった。
イベント開催時には明るさが不足し、屋根開閉装置を必
要とし、さりとて透光性の高い膜材を用いた場合には、
音楽イベント等開催時には遮光性を補うために二重構造
とする場合が多い。このように、上記多目的に使用する
対策として、従来装置では遮光性を調節するためのおお
がかりな補填設備なくしては充分とはいえなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、スポーツイベント等開催時には、透光性を持た
せ、音楽イベント等開催時には、遮光性及び遮音性をも
たせることができるドーム状多目的用途構造物における
遮音・遮光膜の展開収納装置を提供するにある。
目的は、スポーツイベント等開催時には、透光性を持た
せ、音楽イベント等開催時には、遮光性及び遮音性をも
たせることができるドーム状多目的用途構造物における
遮音・遮光膜の展開収納装置を提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ドーム
状多目的用途構造物の天井部の内側に設ける遮音・遮光
膜の展開収納装置において、遮光性を有する屋根を支持
する屋根構造部材（３）に沿ってガイドレール（４）が
吊設され、そのガイドレール（４）の下面に設けたスリ
ット（４ａ）にはランナ（５）が挿入されており、その
ランナ（５）は車輪（６）を有していて支持フック
（７）が吊設され、そしてランナ（５）にはワイヤロー
プ（８）が連結され、さらにそのワイヤロープを移動さ
せる巻取装置（１２）を有し、前記ガイドレール（４）
に直交して複数のガイドローラ（１３）が屋根構造部材
（３）から吊設され、それらのガイドローラ（１３）に
沿って頂部まで展開される遮音・遮光膜（１６）が巻取
ドラム（１４）に巻回され、その遮音・遮光膜（１６）
の端縁（１７）がガイドレール（４）のランナ（５）に
支持フック（７）で吊設されている。
状多目的用途構造物の天井部の内側に設ける遮音・遮光
膜の展開収納装置において、遮光性を有する屋根を支持
する屋根構造部材（３）に沿ってガイドレール（４）が
吊設され、そのガイドレール（４）の下面に設けたスリ
ット（４ａ）にはランナ（５）が挿入されており、その
ランナ（５）は車輪（６）を有していて支持フック
（７）が吊設され、そしてランナ（５）にはワイヤロー
プ（８）が連結され、さらにそのワイヤロープを移動さ
せる巻取装置（１２）を有し、前記ガイドレール（４）
に直交して複数のガイドローラ（１３）が屋根構造部材
（３）から吊設され、それらのガイドローラ（１３）に
沿って頂部まで展開される遮音・遮光膜（１６）が巻取
ドラム（１４）に巻回され、その遮音・遮光膜（１６）
の端縁（１７）がガイドレール（４）のランナ（５）に
支持フック（７）で吊設されている。
【０００７】
【作用】上記のように構成された遮音・遮光膜の展開収
納装置においては、自然光の明るさに応じ、かつドーム
内で開催されるイベントで必要とされる明るさに応じ、
遮音・遮光膜を展開又は収納し、希望とする光量を自在
に得ることができる。また、遮音効果だけを目的として
遮音・遮光膜を開閉することができる。
納装置においては、自然光の明るさに応じ、かつドーム
内で開催されるイベントで必要とされる明るさに応じ、
遮音・遮光膜を展開又は収納し、希望とする光量を自在
に得ることができる。また、遮音効果だけを目的として
遮音・遮光膜を開閉することができる。
【０００８】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【０００９】図１において、多目的用途構造物である例
えば蒲鉾形のドーム１の透光性を有する屋根２を支持す
る屋根構造部材３の下方には、屋根構造部材３に沿っ
て、ガイドレール４が吊設されている。
えば蒲鉾形のドーム１の透光性を有する屋根２を支持す
る屋根構造部材３の下方には、屋根構造部材３に沿っ
て、ガイドレール４が吊設されている。
【００１０】図２ないし図５をも参照し、そのガイドレ
ール４の下面には、スリット４ａが形成され、そのスリ
ット４ａに挿入されたランナ５が設けられている。その
ランナ５の上部は、２対の車輪６によりガイドレール４
に移動自在に支持され、下部には、支持フック７が吊設
されており、前後部には、エンドレスのワイヤロープ８
の両端部が連結されている。そのワイヤロープ８は、ガ
イドレール４の一端側（図３においては右側）の滑車９
と、左側の滑車１０、１１とを介して巻取り装置１２が
巻回されている。
ール４の下面には、スリット４ａが形成され、そのスリ
ット４ａに挿入されたランナ５が設けられている。その
ランナ５の上部は、２対の車輪６によりガイドレール４
に移動自在に支持され、下部には、支持フック７が吊設
されており、前後部には、エンドレスのワイヤロープ８
の両端部が連結されている。そのワイヤロープ８は、ガ
イドレール４の一端側（図３においては右側）の滑車９
と、左側の滑車１０、１１とを介して巻取り装置１２が
巻回されている。
【００１１】他方、ガイドレール４の下方には、ガイド
レール４に直交して複数（図示の例では２１個）のガイ
ドローラ１３が、図示しない手段で屋根構造部材３から
吊設されている。そして、１対のガイドレール４、４の
間の下方には、巻取りドラム１４が設けられ、相隣る巻
取りドラム１４と共に、回転装置１５で駆動されるよう
になっている。
レール４に直交して複数（図示の例では２１個）のガイ
ドローラ１３が、図示しない手段で屋根構造部材３から
吊設されている。そして、１対のガイドレール４、４の
間の下方には、巻取りドラム１４が設けられ、相隣る巻
取りドラム１４と共に、回転装置１５で駆動されるよう
になっている。
【００１２】その巻取りドラム１４には、ガイドローラ
１３に沿って頂部まで展開される遮音・遮光膜１６が巻
回され、膜１６の端縁１７は、対をなすガイドレール
４、４のランナ５、５に支持フック７、７を介して吊設
されている。
１３に沿って頂部まで展開される遮音・遮光膜１６が巻
回され、膜１６の端縁１７は、対をなすガイドレール
４、４のランナ５、５に支持フック７、７を介して吊設
されている。
【００１３】次に、作用について説明する。
【００１４】音楽イベントなど開催時に遮音・遮光膜１
６を展開するに際し、巻取り装置１２を作動してワイヤ
ロープ８を図３において矢印Ａ方向に移動すると共に、
回転装置１５を前記移動速度に同調して回転する。する
と、図６に示すように、膜１６は移動するランナ５、５
によりドーム１の頂部まで展開される。なお、膜１６は
長尺に形成すれば、ドーム１の一方から他方まで一気に
展開することもできる。
６を展開するに際し、巻取り装置１２を作動してワイヤ
ロープ８を図３において矢印Ａ方向に移動すると共に、
回転装置１５を前記移動速度に同調して回転する。する
と、図６に示すように、膜１６は移動するランナ５、５
によりドーム１の頂部まで展開される。なお、膜１６は
長尺に形成すれば、ドーム１の一方から他方まで一気に
展開することもできる。
【００１５】また、スポーツイベントなど開催時は、ワ
イヤロープ４を矢印Ｂ方向に移動すると共に、回転装置
１５を前記と逆方向に作動すると、前述と逆の動作で膜
１６が巻取りドラム１４に巻取り収納される。
イヤロープ４を矢印Ｂ方向に移動すると共に、回転装置
１５を前記と逆方向に作動すると、前述と逆の動作で膜
１６が巻取りドラム１４に巻取り収納される。
【００１６】なお、実施例では蒲鉾形のドーム１につい
て説明したが、半球形のドームについても、膜を長い扉
状に形成し、実質的に同じ構成で実施することができ
る。
て説明したが、半球形のドームについても、膜を長い扉
状に形成し、実質的に同じ構成で実施することができ
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば昼間或いは夜間、ドーム
内のイベントにおいて必要とする明るさ、或いは静粛性
に応じて、遮光・遮音膜材を適宜開閉させることにより
多目的用途構造物を幅広く使用に供させる事ができる。
内のイベントにおいて必要とする明るさ、或いは静粛性
に応じて、遮光・遮音膜材を適宜開閉させることにより
多目的用途構造物を幅広く使用に供させる事ができる。
【図１】本発明を実施した装置を備えたドームの遮音・
遮光膜を収納した状態を示す側断面図。
遮光膜を収納した状態を示す側断面図。
【図２】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図３】図２のガイドレールの側断面図。
【図４】図３の直交断面図。
【図５】図２の膜収納時の状態を示す図面。
【図６】図１の膜収納時の状態を示す図面。
１・・・ドーム ２・・・屋根 ３・・・屋根構造部材 ４・・・ガイドレール ４ａ・・・スリット ５・・・ランナ ６・・・車輪 ７・・・支持フック ８・・・ワイヤロープ ９、１０、１１・・・滑車 １２・・・巻取り装置 １３・・・ガイドローラ １４・・・巻取りドラム １５・・・回転装置 １６・・・遮音・遮光膜
Claims (1)
- 【請求項１】 ドーム状多目的用途構造物の天井部の内
側に設ける遮音・遮光膜の展開収納装置において、遮光
性を有する屋根を支持する屋根構造部材（３）に沿って
ガイドレール（４）が吊設され、そのガイドレール
（４）の下面に設けたスリット（４ａ）にはランナ
（５）が挿入されており、そのランナ（５）は車輪
（６）を有していて支持フック（７）が吊設され、そし
てランナ（５）にはワイヤロープ（８）が連結され、さ
らにそのワイヤロープを移動させる巻取装置（１２）を
有し、前記ガイドレール（４）に直交して複数のガイド
ローラ（１３）が屋根構造部材（３）から吊設され、そ
れらのガイドローラ（１３）に沿って頂部まで展開され
る遮音・遮光膜（１６）が巻取ドラム（１４）に巻回さ
れ、その遮音・遮光膜（１６）の端縁（１７）がガイド
レール（４）のランナ（５）に支持フック（７）で吊設
されていることを特徴とする遮音・遮光膜の展開収納装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20192994A JP2885307B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 遮音・遮光膜の展開収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20192994A JP2885307B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 遮音・遮光膜の展開収納装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0856818A JPH0856818A (ja) | 1996-03-05 |
| JP2885307B2 true JP2885307B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=16449136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20192994A Expired - Lifetime JP2885307B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 遮音・遮光膜の展開収納装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2885307B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106639629A (zh) * | 2017-02-06 | 2017-05-10 | 郑州市卧龙游乐设备有限公司 | 一种新型遮阳棚 |
| FR3087802A1 (fr) * | 2018-10-30 | 2020-05-01 | Xavier Godde | Couverture mobile de terrain de sport (cmts) |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20192994A patent/JP2885307B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0856818A (ja) | 1996-03-05 |
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