JP2894670B2 - 膜構造物に於ける膜材間の止水構造 - Google Patents
膜構造物に於ける膜材間の止水構造Info
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- JP2894670B2 JP2894670B2 JP5248225A JP24822593A JP2894670B2 JP 2894670 B2 JP2894670 B2 JP 2894670B2 JP 5248225 A JP5248225 A JP 5248225A JP 24822593 A JP24822593 A JP 24822593A JP 2894670 B2 JP2894670 B2 JP 2894670B2
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Description
の止水構造、さらに詳しくは比較的大規模な膜構造物を
施工するにあたり、その外膜及び内膜に於いて適用され
る止水構造に関する。
設した支柱間に多数のケーブルを張架し、該ケーブルに
フッ素樹脂等からなる膜材を張設して施工される。
来の膜構造物は雨水や結露等の侵入を防止する手段は何
ら具備しておらず、専ら膜材の吸水性に頼っているのが
現状である。
があるために、これを越えると膜材から雨水が滲み出し
て構造物内部に落下してしまうという問題点を有してい
たのである。
決するためになされたものであり、膜材間に形成される
間隙部を良好に処理して、該間隙部からの雨水や結露等
の侵入を阻止することを課題とする。
るために、膜材1にループ12又はフック11が設けられ、
且つ止水用シート9に膜材1のループ12又はフック11に
掛止可能なフック11又はループ12が設けられており、止
水用シート9は、膜材1間に形成される間隙部10を閉塞
すべく、止水用シート9のフック11又はループ12を掛止
させて膜材1間に跨設されてなる膜構造物に於ける膜材
間の止水構造にある。
ては、膜材1間に止水性を具備する止水用シート9を跨
設して間隙部10が閉塞されてなるために、該止水用シー
ト9側程膜材1が下向きに傾斜するように配することに
より、雨水や結露等は膜材1を伝って止水用シート9に
集水された後、該止水用シート9に沿って排水される。
従って、膜構造物の内部への雨水や結露等の侵入を良好
に阻止することができるのである。さらに、膜材1にル
ープ12又はフック11が設けられ、且つ止水用シート9に
膜材1のループ12又はフック11に掛止可能なフック11又
はループ12が設けられているので、止水用シート9を極
めて容易に膜材1に取り付けることができる。
て説明する。
成されたフッ素樹脂製シート材からなる膜材を示し、そ
の外周端縁には芯材2が内装されている。
設された取付板で、4は両端部に貫通孔(図示せず)を
穿設した帯板からなるU字金具を夫々示し、該U字金具
4は膜材1の外周端部にゴム製ガスケット5及び前記取
付板3を介して長ネジ6及びナット7により取付けられ
ている。8はU字金具4に挿通されたケーブルで、該ケ
ーブル8の両側に一対の膜材1が張設される。
すべく、膜材1間に跨設されたポリエステルフィルムか
らなる長尺帯状の止水用シートで、その上面側端縁に沿
って複数のフック11が取着されてなり、これを前記膜材
1の裏面に設けられたウールからなるループ12に掛止せ
しめて取付けられる。
膜材1が端部側程下向きに傾斜するように該膜材1を張
設すれば、これに落下した雨水等は膜材1を伝って前記
止水用シート9に集水され、さらに該止水用シート9に
沿って流下して外部に排水されることとなる。これによ
り、膜構造物内への雨水等の侵入落下は良好に阻止され
るのである。
1のループ12に掛止して両者が取付けられてなるため、
かかる取付部は通気性を有することとなり、よって膜構
造物内部のエアを外部に流出させることが可能となる。
部分が被覆されて、内部からかかる接合部分は見えない
ため、膜構造物の美観を損なうこともない。
9としてポリエステルフィルムを使用したが、要は雨水
等が透過しない止水性を具備するシート材であればよ
く、その具体的な素材は問わない。
材1の止水用シート9との取着手段等も決して上記実施
例に限定されるものではない。例えば、止水用シート9
に複数のループ12を設け、一方、膜材1に止水用シート
9のループ12が掛止可能な複数のフック11を設けてもよ
い。
び内膜の別を問わず幅広く適用可能であることは言う迄
もないことである。
る間隙部を閉塞すべく、該膜材間に止水性を具備する止
水用シートが設けられてなるため、例えば該止水用シー
ト側程膜材が下向きに傾斜させて配することにより、雨
水や結露等は膜材を伝って止水用シートに集水され、該
止水用シートに沿って排水されることになる。
の侵入を阻止することができるという格別の効果を得る
に至ったのである。さらに、止水用シートと膜材が、フ
ックとループの掛止によって取付られているので、止水
用シートを膜材に容易に取り付けることができる。 よっ
て、膜構造物の天井部分等のように、高所に於ける膜材
間の止水施工を行うことは困難であるが、本発明の止水
構造によれば、極めて簡易に施工を行うことができる。
より膜材間の止水を行うので、全体の構造が極めて簡単
で、安価且つ容易に施工できる実用的なものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 膜材(1)にループ(12)又はフック(11)が
設けられ、且つ止水用シート(9)に膜材(1)のループ(12)
又はフック(11)に掛止可能なフック(11)又はループ(12)
が設けられており、止水用シート(9)は、膜材(1)間に形
成される間隙部(10)を閉塞すべく、止水用シート(9)の
フック(11)又はループ(12)を掛止させて膜材(1)間に跨
設されてなることを特徴とする膜構造物に於ける膜材間
の止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5248225A JP2894670B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 膜構造物に於ける膜材間の止水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5248225A JP2894670B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 膜構造物に於ける膜材間の止水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07301030A JPH07301030A (ja) | 1995-11-14 |
JP2894670B2 true JP2894670B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=17175040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5248225A Expired - Lifetime JP2894670B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 膜構造物に於ける膜材間の止水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2894670B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0215966U (ja) * | 1988-03-01 | 1990-02-01 |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP5248225A patent/JP2894670B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07301030A (ja) | 1995-11-14 |
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Legal Events
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