JP2894256B2 - オゾン水製造装置 - Google Patents

オゾン水製造装置

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JP2894256B2 JP25562295A JP25562295A JP2894256B2 JP 2894256 B2 JP2894256 B2 JP 2894256B2 JP 25562295 A JP25562295 A JP 25562295A JP 25562295 A JP25562295 A JP 25562295A JP 2894256 B2 JP2894256 B2 JP 2894256B2
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ozone water
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン水製造装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオゾン水製造装置は図6に示すよ
うに、オゾン発生器aからのオゾンは、オゾン溶解装置
(エジェクタ)bにより水道水中に溶解混合される。こ
のオゾンが溶解したオゾン水は余剰オゾン分離装置cに
入り、水に溶解しきれないで分離した余剰オゾンがフロ
ート室dに流入して溜まる。そして、その余剰オゾンの
容量分フロート室dから水が排出されフロートeに対す
る浮力が減少する。このため、該フロートeが下降して
弁fが開かれ、余剰オゾンがオゾン分解装置gへ流出し
て、酸素に還元されて大気中に放出される(図7
(a))。余剰オゾンが抜けたフロート室dには、オゾ
ン溶解水が流入してフロートeが浮上して弁fを閉じ
る。オゾン分離装置cの下方に設けた吐出口hには、先
端に噴出ノズルiを設けたホースjが連結され、噴出ノ
ズルiを開いてオゾン溶解水を噴出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のオゾン水製造装置を高い位置に設置して、吐出口h
よりも噴出ノズルiが低くなる位置で使用すると、余剰
オゾン分離装置cが、オゾン分解装置gを介して大気に
通じているため、吐出口hからオゾン水の水面までの水
頭圧が加わってノズルからの噴出されるオゾン溶解水の
水量が、水道水の供給量よりも多くなる場合がある。こ
の場合、図7(b)に示すように、オゾン分離装置c内
の水量が減少して水位が下がり、最終的にはオゾンを含
んだ空気が、吐出口hを経由して噴出ノズルiから噴出
されてしまうという問題点があった。本発明は上記問題
点を解決するためになされたもので、高い位置に設置し
て使用しても、オゾンが混合した空気が吐出口を経由し
て噴出ノズルから噴出されてしまうことのないオゾン水
製造装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載される本発明のオゾン水製造装置は、オ
ゾン発生手段と、該オゾン発生手段により発生するオゾ
ンを加圧供給される水中に溶解させるオゾン溶解手段
と、余剰オゾンを分離する余剰オゾン分離手段と、該余
剰オゾン分離手段の吐出口部に連結したオゾン水噴出ノ
ズルとを備えたオゾン水製造装置において、前記吐出口
部に逆止弁を配設し、前記余剰オゾン分離手段に加圧供
給される水量よりも前記オゾン水噴出ノズルから噴出さ
れるオゾン水の水量が多い場合に、前記逆止弁を開いて
前記吐出口部に大気の流入を許容するようにしたことを
特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載される本発明のオゾ
ン水製造装置は、請求項1に記載された構成において、
前記吐出口部に2個の逆止弁を直列に配設したことを特
徴とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載のオゾン水製造
装置によれば、オゾン分離手段に加圧供給される水量よ
りもオゾン水噴出ノズルから噴出されるオゾン水の水量
が多くなってくると、吐出口部が負圧となって逆止弁が
開いて大気が流入する。このため、吐出口部と噴出ノズ
ル間には、オゾン溶解水と空気とが混合した流体が流れ
る。これにより、オゾン分離手段内のオゾン溶解水が急
激に減少して水位が下がることがないため、オゾンが混
合した空気が吐出口部を経由して噴出ノズルから噴出さ
れてしまうことを阻止することができる。従って、高い
位置に設置してオゾン水製造装置を使用しても、オゾン
が混合した空気が吐出口を経由して噴出ノズルから噴出
されてしまうことがない。
【0007】また、請求項2に記載のオゾン水製造装置
によれば、吐出口部に連通する部分に配置された逆止弁
は常に閉じられた状態であり、大気に連通する部分に配
置された逆止弁が開かれた状態となっている。吐出口部
に連通する部分に配置された逆止弁が開かれ大気の流入
が許容されている状態で、オゾン分離手段内に加圧水の
供給量が急激に増加して圧力が高まってオゾン溶解水が
該逆止弁を逆流しても、大気に連通する部分に配置され
た逆止弁により阻止される。従って、オゾン分離手段内
のオゾン溶解水が急激に減少することがなく、オゾンが
混合した空気が逆止弁を逆流したり、吐出口部を経由し
て噴出ノズルから噴出されてしまうことを阻止すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面を
参照して説明する。図1は本発明に係るオゾン水製造装
置1の概略構成図、図2(a),(b)は作用説明図で
ある。オゾン水製造装置1の余剰オゾン分離装置2は、
上方側部に給水口3と下方側部に吐出口4を形成したオ
ゾン溶解水タンク5と、その上面に配設したフロート室
6とから構成される。オゾン溶解水タンク5とフロート
室6とは連通孔7により連通している。フロート室6の
上面には、該フロート室6の水位に追従するフロート8
の浮上により閉じ、下降により開く開閉弁9が配設され
ている。該開閉弁9を介してフロート室6とオゾン分解
装置10とが連通している。オゾン分解装置10は、余
剰オゾン分離装置2により分離した余剰オゾンを酸素に
還元して大気に放出する。
【0009】上記溶解水タンク5の給水口3には、連結
ホース11を介してオゾン溶解装置(エジェクタ)12
が接続されている。オゾン溶解装置12は、T字形に分
岐した管継ぎ手13からなり、オゾン供給管14により
オゾン発生器15と、連結ホース16により水道蛇口
(図示せず)とが接続されている。そして、オゾン発生
器15から供給されるオゾンを、水道水中に溶解させて
オゾン溶解水を作る。また、吐出口4にはT字形に分岐
した吐出管17が接続されている。該吐出管17の大気
に連通する連通管18には、パイプ19が連結されその
先端部に逆止弁20が配設されている。そして、連結ホ
ース21により吐出管17とオゾン溶解水を噴出させる
噴出ノズル22とが連結されている。
【0010】上記構成のオゾン水製造装置1は、オゾン
発生器15からのオゾンを水道水に溶解混合させたオゾ
ン水を噴出ノズル22から噴出させる。余剰オゾン分離
装置2のオゾン溶解水タンク5内では、水道水に溶解し
きれないで分離した余剰オゾンが連通孔7を通ってフロ
ート室6に流入して溜まり、フロート8に対する浮力が
減少する。このため、該フロート8が下降して自動的に
開閉弁9が開かれ、余剰オゾンがオゾン分解装置10へ
流出して、酸素に還元されて大気中に放出される。そし
て、図2(a)に示す正常時においては、オゾン溶解水
タンク5に供給されるオゾン水と吐出管17を流れ出る
オゾン水の水量が略バランスして、逆止弁20によりパ
イプ19が閉鎖されている。
【0011】ところが、オゾン水製造装置1を高い位置
に設置して、吐出口4よりも噴出ノズル22が低くなる
位置で使用すると、余剰オゾン分離装置2が、オゾン分
解装置10を介して大気に通じているため、吐出口4か
らオゾン溶解水タンク5内の水面までの水頭圧が加わっ
て、噴出ノズル22からの噴出されるオゾン水の水量
が、水道水の供給量よりも多くなる場合がある。この場
合は、吐出管17を流れるオゾン水の流速が速まって負
圧となり、逆止弁20が開いてパイプ19から大気が流
入する(図2(b))。
【0012】このため、噴出ノズル22に向かってオゾ
ン水と空気とが混合した流体が流れ、オゾン溶解水タン
ク5からの流出量が抑制される。このため、オゾン溶解
水タンク5からオゾン水が急激に減少して水位が下が
り、直接オゾンが混合した空気が吐出管17を経て噴出
ノズル22から噴出されてしまうことがない。従って、
高い位置に設置してオゾン水製造装置1を使用しても、
オゾンが混合した空気が吐出口4を経由して噴出ノズル
22から噴出されてしまう不都合を解消できる。
【0013】上記実施形態では、吐出管17に連結した
パイプ19の先端に逆止弁20を配設したが、図3に示
すように吐出管17に直接逆止弁20を配設する実施形
態にすることもできる。
【0014】図4は本発明のオゾン水製造装置1の他の
実施形態を示したものである。吐出管30に逆止弁31
を配設するとともに、該逆止弁31に接続したパイプ3
2の先端に逆止弁33を配設して、2個の逆止弁31,
33が直列に設けられている。オゾン溶解水タンク5に
供給されるオゾン水と吐出管30を流れ出るオゾン水の
水量が略バランスしている場合は、逆止弁31は常に閉
じられた状態であり(図5(a))、逆止弁33は開か
れた状態となっている。噴出ノズル22からの噴出され
るオゾン水の水量が、水道水の供給量よりも多くなる場
合が生じると、吐出管30を流れるオゾン水の流速が速
まり負圧となり、逆止弁31が開いてパイプ32から大
気が流入する(図5(b))。
【0015】逆止弁31が開かれ大気の流入が許容され
ている状態で、オゾン溶解水タンク5内に水道水の供給
量が急激に増加して圧力が高まり、オゾン水が該逆止弁
31を逆流してパイプ32に流入するような現象が生じ
ても、パイプ32の先端の逆止弁33によりパイプ32
からの流出が阻止される。このため、オゾン溶解水タン
ク5のオゾン水が急激に減少することがなく、オゾンが
混合した空気が逆止弁31を逆流したり、吐出口4を経
由して噴出ノズル22から噴出されてしまう不都合を解
消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオゾン水製造装置の概略構成図であ
る。
【図2】作用説明図である。
【図3】実施形態の変形例を示す要部の概略構成図であ
る。
【図4】他の実施形態を示す要部の概略構成図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】従来のオゾン水製造装置の概略構成図である。
【図7】作用説明図である。
【符号の説明】
1...オゾン水製造装置 2...余剰オゾン分離装置 3...給水口 4...吐出口 12...オゾン溶解装置 15...オゾン発生器 17,30...吐出管 20,30,33...逆止弁 22...噴出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−55049(JP,A) 特開 平7−185572(JP,A) 特開 昭51−26685(JP,A) 特開 平2−187194(JP,A) 実開 昭64−28998(JP,U) 実開 平3−128493(JP,U) 実開 平3−26396(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01F 1/00 C01B 13/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾン発生手段と、該オゾン発生手段に
    より発生するオゾンを加圧供給される水中に溶解させる
    オゾン溶解手段と、余剰オゾンを分離する余剰オゾン分
    離手段と、該余剰オゾン分離手段の吐出口部に連結した
    オゾン水噴出ノズルとを備えたオゾン水製造装置におい
    て、 前記吐出口部に逆止弁を配設し、前記余剰オゾン分離手
    段に加圧供給される水量よりも前記オゾン水噴出ノズル
    から噴出されるオゾン水の水量が多い場合に、前記逆止
    弁を開いて前記吐出口部に大気の流入を許容するように
    したことを特徴とするオゾン水製造装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出口部に2個の逆止弁を直列に配
    設したことを特徴とする請求項1に記載のオゾン水製造
    装置。
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JPH0975696A JPH0975696A (ja) 1997-03-25
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