JP2892936B2 - 水田作業機の施肥構造 - Google Patents

水田作業機の施肥構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機や直播機等の水
田作業機において、機体の進行に伴ってペースト状の肥
料を田面内に送り込んでいく施肥構造に関する。
【0002】
【従来の技術】水田作業機の一例である田植機において
は、例えば、実公昭63‐49148号公報に開示され
ているように、機体の後部に備えられた苗植付装置のフ
ロートに、複数個のパイプ状の施肥ノズル(前記公報の
第1図中の17)(肥料供給部に相当)を固定し、施肥
ノズルを田面から設定深さの位置にまで延出して、各施
肥ノズルからペースト状の肥料を田面から設定深さの位
置に送り込むように構成しているものがある。
【0003】この場合、機体側に肥料タンク(前記公報
の第1図中の7)を備えて、この肥料タンクからの肥料
を、肥料パイプ(前記公報の第1図中の11,13)を
介して複数個の肥料ポンプ(前記公報の第1図中の1
2)に分配供給し、各肥料ポンプから肥料を、肥料ホー
ス(前記公報の第1図中の14,16)を介して各施肥
ノズルに供給するように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】肥料タンクから多連ポ
ンプを介して各施肥ノズルに肥料を分配供給する構造で
ある為、畦際で端数条植えを行なう場合、不必要な条の
肥料ポンプを停止することができず、肥料垂れ流しの不
都合があった。
【0005】そこで、上記欠点を解消する第1手段とし
て、多連ポンプを個々に駆動停止可能な複数のポンプか
ら構成して、端数条植えを可能に構成することが考えら
れるが、斯かる場合には、各条毎のポンプや、それらに
対する配線、スイッチなどの部品点数の増大に伴ってコ
ストが高く付く不都合がある。
【0006】そこで、少ない個数のポンプを用いて端数
条植えを行なう第2手段として、1つのポンプで2条の
肥料供給部に夫々肥料を分配供給することが考えられる
が、斯かる場合には、2条単位であることら、例えば、
6条植えの水田作業機において、1つのポンプを停止す
ることによって、肥料の垂れ流しなく4条の端数条植え
を行なうことはできるものの、5条植えの端数条植えを
行なう場合、機体最外側の1条のみを停止して、肥料の
垂れ流しなく5条の端数条植えを行なうことができない
不都合がある。
【0007】本発明の目的は、1つのポンプで2条毎に
施肥する構造のものであり乍ら機体最外側の1条のみ肥
料供給停止することができるようにする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、田
面から設定深さの位置にペースト状の肥料を送り込み可
能な複数個の肥料供給部と、前記肥料供給部に肥料を供
給する夫々単独駆動可能な複数個の肥料ポンプと、ペー
スト状の肥料を貯留する肥料タンクとを備えると共に、
前記各肥料ポンプからの肥料を夫々2条単位毎に肥料供
給部に分配供給可能に構成し、さらに、機体最外側の肥
料供給部に対する経路中に、この肥料供給部に対して肥
料を供給する状態と、この肥料供給部への肥料の供給を
遮断して肥料ポンプの流路上手側に帰還させる状態とに
選択可能な切換弁を設けた点にある。
【0009】
【作用】肥料ポンプを停止すれば、2条の肥料供給部に
対する肥料供給が停止されるので、例えば、6条植え水
田作業機において、4条の端数条植えを行なう場合に
は、機体外側の1つの肥料ポンプを停止すれば、4条の
肥料供給を行なうことができる。
【0010】そして、5条の端数条植えを行なう場合に
は、機体最外側の肥料供給部に対する経路中に設けた切
換弁を、肥料供給を遮断する状態に切換えることによっ
て、遮断された肥料が帰還路を介して肥料ポンプの流路
上手側に帰還され、機体最外側の肥料供給部に対する肥
料供給が停止され、5条の肥料供給を行なうことができ
る。
【0011】
【発明の効果】上記構成の結果、少ない個数の肥料ポン
プを用い乍ら奇数、偶数の端数条植えを、肥料の垂れ流
しを招くことなくできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を水田作業機の一例で
ある6条植え乗用型田植機に付いて説明する。
【0013】図1に示すように、前輪1及び後輪2で支
持された機体の後部に、油圧シリンダ3により昇降操作
自在にリンク機構4を備え、このリンク機構4に苗植付
装置19を連結して、水田作業機の一例である乗用型田
植機が構成されている。
【0014】図2及び図3に示すように苗植付装置19
は、3個の植付伝動ケース8(機体固定部に相当)の横
軸芯P1周りに回転駆動される一対の植付ケース6、植
付ケース6の両端に備えられる一対の植付爪7、苗のせ
台5及びフロート9等により6条植型式に構成されてお
り、植付ケース6の回転に伴い一対の植付爪7が、苗の
せ台5から交互に苗Wを取り出して田面Sに植え付けて
いく。
【0015】この乗用型田植機ではペースト状の肥料を
田面S内に送り込んでいく施肥構造を備えており、次に
この施肥構造について説明する。
【0016】図2に示すように、後述する溝切り板13
の幅よりも狭い外径を持つ円筒状の施肥パイプ14(肥
料供給部に相当)が備えられて、施肥パイプ14の下端
の機体後方側が切欠かれて肥料出口14aが形成されて
おり、施肥パイプ14の下端に機体後方側に延びる案内
板16が固定されている。施肥パイプ14の上部に連結
金具18が固定されている。
【0017】所定の幅を持つ側面視三角形状の溝切り板
13が、6条の各植付条に対応してフロート9に固定さ
れており、施肥パイプ14の下端の案内板16が溝切り
板13の下端の延長部13aに乗せ付けられ、連結金具
18がネジ17で溝切り板13の上部に連結されて、施
肥パイプ14が各溝切り板13の後部の幅内に位置する
ように連結されている。各施肥パイプ14の肥料出口1
4aの上側の機体後方側、及び上側の左右両側を囲むよ
うな平板状の押圧部材15が、各フロート9にネジ17
で固定されている。
【0018】図2及び図3に示すように苗のせ台5の後
方において、3個の植付伝動ケース8に支持ブラケット
28が固定されて、各支持ブラケット28に亘り円筒状
でステンレス製の支持パイプ23が架設連結されてお
り、支持パイプ23の両端が支持ブラケット28により
塞がれている。支持パイプ23に一つのステンレス製の
肥料パイプ26が接続されており、この肥料パイプ26
の下端に、図1に示すように、操縦ステップ兼用の肥料
タンク10からの肥料ホース11が接続されている。
【0019】図3乃至図5に示すように、支持パイプ2
3にプランジャ型式の3個の肥料ポンプ12が固定され
て、支持パイプ23からの3本の連通管27(連通路に
相当)が、3個の肥料ポンプ12の吸引口(図示せず)
の各々に接続されており、各肥料ポンプ12からのホー
ス20が二股に分かれて一対の施肥パイプ14,14に
接続されている。
【0020】以上の構造により、肥料タンク10からの
肥料が肥料ホース11、肥料パイプ26、支持パイプ2
3内及び連通管27を介して3個の肥料ポンプ12に分
配供給されるのであり、各肥料ポンプ12が後述のよう
に駆動されて、肥料が各肥料ポンプ12からホース20
を介して各2条の施肥パイプ14,14に供給されるこ
となる。
【0021】図2乃至図4に示すように、支持パイプ2
3に固定されたブラケット23aの横軸芯P2周りに操
作アーム24が揺動自在に支持されており、肥料ポンプ
12のプランジャ12aに操作アーム24の上端が位置
している。操作アーム24及び支持パイプ23に一対の
リンク22が上下揺動自在に支持されており、一対のリ
ンク22の先端同士がピン連結されている。植付爪7を
植付ケース6に支持する両支持軸に亘って、連結部材2
5が架設連結されており、連結部材25の途中部分とリ
ンク22の先端が、押し引きロッド21により連結され
ている。
【0022】以上の構造によって、一方の植付爪7が苗
のせ台5から苗Wを取り出すと両リンク22が水平姿勢
となる。この状態から機体が図4の紙面左方に進行しな
がら植付ケース6が紙面反時計方向に回転すると、押し
引きロッド21が植付ケース6側に引き操作されて、両
リンク22が下向きに揺動操作され操作アーム24が肥
料ポンプ12側に揺動操作され始める。これにより、操
作アーム24によって肥料ポンプ12のプランジャ12
aが押し操作されて、施肥パイプ14から肥料が送り出
され始める。そして、苗Wを挟持した一方の植付爪7が
田面Sに達すると、施肥パイプ14から肥料が既に線状
に送り出されており、この線状の肥料の中央付近に苗W
が植え付けられる。
【0023】以上のように、植付ケース6が一回転して
一対の植付爪7による苗Wの植え付けが行われると、こ
れに連動して肥料ポンプ12のプランジャ12aが二回
押し操作されて、施肥パイプ14から田面S内に肥料が
送り出されるのである。
【0024】図5に示すように、機体左右最外側の肥料
供給部14に対する経路形成用のホース20の途中に、
機体最外側の肥料供給部14に対して肥料を供給する状
態と、肥料の供給を遮断して肥料ポンプ12よりも流路
上手側の前記支持パイプ23に帰還させる状態とに切換
え可能な3方切換弁29を設けるとともに、その切換弁
29と前記支持パイプ23とを帰還パイプ30を介して
接続してある。従って、全条植付けの際には図5(イ)
に示すように、全肥料供給部14に肥料を供給し、又、
例えば最左端の1条を植付け休止する際には、これに対
応する肥料供給部14への肥料供給を遮断することがで
きるようになっている。
【0025】前記肥料タンク10は、図6に示すよう
に、左右にタンク部10a,10aを備えた操縦ステッ
プ兼用の肥料タンクであって、操縦ステップ兼用の肥料
タンクとすることにより、肥料の増減によって機体の重
量バランスが大きく変化しないようにしてあり、そし
て、タンクに対する肥料供給が畦から容易に行な得るよ
うに、図1に示すように、肥料供給口10bを機体最前
端に位置させてある。さらに、供給された肥料が左右の
タンク部10a,10aに均等に行きわたるように両タ
ンク部10a,10aを連通パイプ10cで接続してあ
る。
【0026】〔別実施例〕図8に示すように、肥料タン
クの容量を大きくする手段として、機体後部の苗植付装
置との前後バランスを考慮して、前輪の前部に左右一対
の補助肥料タンク31,31を操縦ステップ兼用の肥料
タンク10と連通する状態で設けても良い。
【0027】また、2条毎に肥料を供給する4条植えや
8条植えの偶数条植え乗用型田植機植機、或いは、両サ
イドを2条毎に、中央を単独1条で施肥する5条植えの
奇数条植え乗用型田植機植機にも適用できる。
【0028】また、図9及び図10に示すように、苗植
付装置5が折り畳み式の8条植え乗用型田植機植機にお
いては、機体前部の左右両側に配設した肥料タンク1
0,10の肥料が均等に減るように左右の肥料タンク1
0,10を1つの肥料ホース11aで繋いだ後、夫々、
別々の肥料ホース11b,11b並びに支持パイプ2
3,23を介して左右の施肥装置に夫々分配供給可能に
構成してある。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の側面図
【図3】苗植付装置の背面図
【図4】肥料ポンプの支持及び駆動構造を示す側面図
【図5】施肥の切換状態を示す概略図 (イ)全条植付け状態 (ロ)少数条植付け状態
【図6】肥料タンク、肥料ホース等の配置状態を示す概
略平面図
【図7】肥料タンクの一部破断背面図
【図8】第2実施例の肥料タンク、肥料ホース等の配置
状態を示す概略平面図
【図9】第3実施例の肥料タンク、肥料ホース等の配置
状態を示す平面図
【図10】同、施肥装置の格納状態を示す概略平面図
【符号の説明】
10 肥料タンク 12 肥料ポンプ 14 肥料供給部 29 切換弁 S 田面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 田面(S)から設定深さの位置にペース
    ト状の肥料を送り込み可能な複数個の肥料供給部(1
    4)と、前記肥料供給部(14)に肥料を供給する夫々
    単独駆動可能な複数個の肥料ポンプ(12)と、ペース
    ト状の肥料を貯留する肥料タンク(10)とを備えると
    共に、前記各肥料ポンプ(12)からの肥料を夫々2条
    単位毎に肥料供給部(14),(14)に分配供給可能
    に構成し、さらに、機体最外側の肥料供給部(14)に
    対する経路中に、この肥料供給部(14)に対して肥料
    を供給する状態と、この肥料供給部(14)への肥料の
    供給を遮断して肥料ポンプ(12)の流路上手側に帰還
    させる状態とに選択可能な切換弁(29)を設けてある
    水田作業機の施肥構造。
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