JP2892375B2 - パルス入力装置 - Google Patents

パルス入力装置

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JP2892375B2
JP2892375B2 JP17123889A JP17123889A JP2892375B2 JP 2892375 B2 JP2892375 B2 JP 2892375B2 JP 17123889 A JP17123889 A JP 17123889A JP 17123889 A JP17123889 A JP 17123889A JP 2892375 B2 JP2892375 B2 JP 2892375B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はパルス入力装置に関するもので、特に詳細に
は、中央演算処理装置、即ちCPUの介入なしに入力信号
の変化を検出しかつその発生時刻を演算により求めるこ
とのできる機能を有するシーケンサの構成に関する。
(従来の技術) パルス入力装置は、複数の外部機器から出力された信
号を入力し、これらの信号の変化、即ちイベントおよび
これらの信号の変化の時刻、即ちイベント時刻(以下こ
れらを「入力信号情報」とする。)等を検出し、これを
CPUに出力する。パルス入力装置は、制御装置と組み合
わされ、各種機械動作状態を検出する。従来におけるこ
の種のパルス入力装置に関する文献としては、例えば特
開昭63−295974号公報に開示されたものがある。第6図
は、このパルス入力装置の概略の構成図を示したもので
ある。同図において、外部機器(図示せず)から出力さ
れた信号は入力信号604として入力回路607内に入力す
る。入力回路607は、所定の周期で入力信号604をサンプ
リングし、これを入力メモリ608へ出力する。入力メモ
リ608は、所定回数分サンプリングされた入力信号604を
一時的に記憶する。コマンドメモリ605は、主として複
数の命令コマンド(以下「コマンド」とする。)を記憶
する。これらのコマンドはパルス入力装置601を動作さ
せるための命令である。尚、コマンドメモリ605内のコ
マンドの書換えはCPU603がバス602を介して行なう。タ
イマカウンタ606は基準の時刻情報を出力する。シーケ
ンサ609はコマンドメモリ605内を走査し、複数のコマン
ドを順次読み出し、これらコマンドを実行させる。さら
にシーケンサ609はパルス入力装置全体を管理する。パ
ルス入力装置601は、上記説明した入力回路607、入力メ
モリ608、コマンドメモリ605、シーケンサ609およびタ
イマカウンタ606により構成されている(図中点線枠で
囲む部分)。
第7図は、第6図の従来例におけるシーケンサ609の
概略の構成図である。同図において、プログラムカウン
タ701は、コマンドメモリ605内のアドレスを指定する。
コマンドレジスタ702は、アドレスカウンタ701が指定す
るアドレスの内容即ち、コマンドを一時的に入力しこれ
を記憶する。コントローラ704は、コマンドレジスタ702
内のコマンドを解読する。そして演算回路703は、基準
時刻情報と入力メモリ608内に記憶されている入力信号
情報との演算を行なう。シーケンサ609は、上記説明し
たプログラムカウンタ701、コマンドレジスタ702、コン
トローラ704および演算回路703から構成されている(図
中点線枠で囲む部分)。
上記構成を有する従来のパルス入力装置の動作につい
て説明する。第8図は従来例のパルス入力装置における
シーケンサ609がコマンドを実行する動作手順を示すフ
ローチャート、第9図はシーケンサ609がコマンドを実
行する際のタイミングチャートを示す。尚、第8図にお
いて、長方形の二重枠で囲まれた処理ステップ(S1,S3,
S5,S6,S7,S9,S11およびS12)はその実行に1システムク
ロックを必要とする。但し、菱形の枠で囲まれた処理ス
テップ(S2,S3,S8およびS10)は、その直前に実行され
た長方形の二重枠で囲まれた処理ステップと組み合わさ
れ(即ち、S1およびS2、S3およびS4、S7およびS8そして
S9およびS10)その実行に1システムクロックを必要と
する。また、コマンドメモリ605内には、6個のコマン
ド、即ち、CMD1〜CMD6が記憶されている。
まず、シーケンサ609はコマンドメモリ605内を走査し
コマンドを順次読み出す。読み出されたコマンドは次々
に実行される。このコマンドの実行において、必要あれ
ば入力メモリ608内の入力信号情報が読み出される。演
算回路703は基準時刻情報と読み出された入力信号情報
との演算を行なう。そして演算結果はコマンドメモリ60
5内へ出力される。以上説明した動作がくり返し実行さ
れる。また、入力信号604のサンプリングは、所定の周
期を有するサンプリングクロックの周期毎に行なわれ
る。そしてこのサンプリングの周期は、コマンド実行の
周期に対し独立している。
ところで、第8図に示すように、EDGEコマンドの実行
に必要とされる時間は、イベントの発見の有無により変
化する。イベントが発見された場合には、実行に4シス
テムクロックを必要とし(S1およびS2、S3およびS4、S5
そしてS6)、イベントが発見されなかった場合には、実
行に3システムクロックを必要とする(S1およびS2、S3
およびS4そしてS12)。同様に、WIDTHコマンドの実行に
必要とされる時間は、イベントの発見(S8)が有りかつ
その発生時間の正当性、即ち発生時間の順序が正当であ
った場合、実行4システムクロックを必要とし(S1およ
びS2、S7およびS8、S9およびS10そしてS11)、イベント
発見の無の場合、その実行に3システムクロックを必要
とする(S1およびS2、S7およびS8そしてS12)。このよ
うに同一コマンドの実行を見ても、処理の流れにより必
要とされるシステムクロック数が変化するので順次実行
されるコマンドの実行開始時刻は一定周期で開始されな
い。これに反して、入力信号604のサンプリングは、一
定した周期で行なわれる。従って、コマンドの処理の流
れの条件および実行時間の短い命令、例えばNOP等のコ
マンドが連続して実行された場合、入力信号のサンプリ
ング周期とコマンドの実行開始時刻とはバランスのとれ
た一定した関係が保てなくなる。つまり、所定回数のサ
ンプリングが実行されない時点で入力信号情報の読み出
しが実行される。その入力信号情報の読み出しでは、過
去にサンプリングされた所定回数分の入力信号情報を一
度に読み出すために、結果として既に前回の読み出しで
読み込んだ入力信号情報を重複して読み出す場合が生じ
ることになる。
この解決策として、第9図に示すように、コマンド走
査開始信号を用いて、この信号を所定周期で入力し、こ
の信号の到来時刻に合わせてコマンド走査を開始させる
ことにする。つまり、コマンド走査において最後のコマ
ンドの実行が終了しても直ちに次のコマンド走査を開始
せず、コマンド走査開始信号の到来を待って開始させる
ことにする。この場合、入力信号がサンプリングされる
周期とコマンド走査開始信号の周期とは時間的に一定し
た関係になる。しかし、コマンドメモリ内のコマンド書
換えが生じた場合、書換えを行なう前と比べてコマンド
走査開始時刻から見た各コマンドの実行開始時刻がずれ
る。このずれにより、入力メモリ内の入力信号情報を読
みこぼす場合が生じたり、また重複して読み込む場合が
生じたりして正しい読み込みが出来ない場合が生じてい
た。
第10図は、コマンドの書換えにより入力メモリ内の情
報を取りこぼす場合を説明した図である。同図におい
て、第n回目のコマンド走査におけるコマンドの実行
では、☆1で示された時刻にサンプリングされた4個の
入力信号情報を読み込む。これらの入力信号情報は第n
−1回目の走査におけるコマンドの実行開始後にサン
プリングされたものである。次に、第n+1回目のコマ
ンド走査において、コマンドはより長い実行時間を必
要とするコマンド、例えばEDGEコマンドに書き換えられ
ている。よって、第n+1回目のコマンド走査における
コマンドの実行開始時刻は第n回目のコマンド走査に
おけるコマンドの実行開始時刻より遅れるため、第n
+1回目の走査のコマンド実行の際☆2で示された4
個の入力信号情報を読み込む。よって、☆3で示された
時刻にサンプリングされた入力信号情報は取りこぼされ
ることになり問題となっていた。
第11図は、コマンドを書き換えたことにより、入力信
号情報が重複して読み込まれる場合を説明した図であ
る。同図において、第n回目のコマンド走査における
コマンドの実行は、☆1で示された4個の入力信号情報
を読み込む。これらの入力信号情報は第n−1回目の
コマンド実行後にサンプリングされたものである。次に
第n+1回目のコマンド走査において、コマンドは、
より短い実行時間を必要とするコマンド、例えばNOPコ
マンドに書き換えられている。この書き換えにより、第
n+1回目のコマンド走査におけるコマンド走査開始時
刻から見たコマンドの実行開始時刻は第n回目のコマ
ンド走査におけるコマンド走査開始時刻から見たコマ
ンドの実行開始時刻より早くなる。従って、この第n+
1回目の走査のコマンドの実行では☆2で示された3
個の入力信号情報と☆1で示された入力信号情報のうち
最も遅い時刻にサンプリングされた入力信号情報(★
1)を読み込む。これらの3個の☆1および★1の入力
信号情報は、第n回目のコマンド走査の時点で既に読み
込んでいる。このように、入力メモリから重複して入力
信号情報を読み出すことになり問題となっていた。そし
て、これら問題に対処する方法として、各々のコマンド
が実行された開始時刻をコマンドメモリへ書き込み、こ
の書き込み時刻情報を用いて前回のコマンド実行時以後
にサンプリングされた入力信号情報を選択し、選択され
た入力信号情報のみを読み出していた。しかし、この方
法ではコマンド実行の終了毎にタイマカウンタの値をコ
マンドメモリに書き込む必要があり、処理が複雑になっ
ていた。また入力メモリを参照する際に読み込みの対象
となる有効な時間の範囲を限定する処理も必要となり、
さらに処理が複雑となっていた。よって実行時間も長く
かかり、その上これらの時刻情報を書き込むためにコマ
ンドメモリおよび入力メモリの容量を大きくする必要が
生じるという問題点があった。また、タイミングによっ
ては入力メモリの参照と入力メモリへの書き込みが同じ
クロックサイクル中に発生する場合もあり、これを回避
して正しい入力信号情報を読み込むためには、さらに複
雑な処理を必要としていた。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来のパルス入力装置では、コマンド
メモリ内のコマンドを書き換えることによりコマンドの
実行時間が変化しこのため入力信号情報の読みこぼしあ
るいは重複読み出しが生じ正しい入力情報が得られない
という問題点があった。
本発明は上記したような従来の問題点を解決するため
になされたものであり、コマンド実行開始時間をコマン
ドの種類によらず所定の周期毎に順次実行させることに
よりデータの取りこぼしおよび重複入力を無くして信頼
性の高いパルス入力装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のパルス入力装置はシステムクロック信号を計
数して基準時刻情報を出力するタイマカウンタと、前記
基準時刻情報と同期して複数チャンネルからの入力信号
情報を所定の周期でサンプリングする入力回路と、サン
プリングされた所定回数分の前記入力信号情報を記憶す
る入力メモリと、主として複数の命令コマンドを記憶す
るコマンドメモリと、前記複数の命令コマンドの走査、
即ち前記コマンドメモリを走査し該複数の命令コマンド
を順次読み出し実行させ、さらに該複数の命令コマンド
走査をくり返し実行し、かつ装置全体の動作を制御する
シーケンサからなり、前記シーケンサは、各複数の命令
コマンド走査のくり返し実行において、前記複数の命令
コマンドの実行開始時刻の時間間隔が一定となるように
動作させる機能を有することを特徴ととており、請求項
2記載のパルス入力装置は、前記シーケンサは前記シス
テムクロック信号を計数して所定周期を有する命令コマ
ンド実行開始待ち指示信号を出力し、この信号に合わせ
て前記複数の命令コマンドを順次実行させることによ
り、これら命令コマンドの実行開始時刻の時間間隔が一
定となるように動作させる機能を有することを特徴とし
ており、請求項3記載のパルス入力装置は、前記シーケ
ンサは、前記パルス入力装置に対していかなる動作も生
じさせない処理ステップ、即ち実行時間調整ステップを
少なくとも一種類備え、このステップを前記複数の命令
コマンドにおける各命令コマンドの実行終了後に所定数
付加させることにより、該命令コマンドの各々の実行開
始時刻の時間間隔が一定となるように動作させる機能を
有することを特徴としており、請求項4記載のパルス入
力装置は、前記シーケンサは、前記システムクロック信
号を計数して命令コマンド実行開始待ち指示信号を出力
し、前記複数の命令コマンド走査における各命令コマン
ドの実行を該命令コマンド実行開始待ち指示信号の到来
に合わせて順次実行させ、前記複数の命令コマンド走査
において所定番目に実行される命令コマンドの実行開始
時刻と該命令コマンドの次に実行される命令コマンドの
実行開始時刻との時間間隔が、該所定番目以外の命令コ
マンドの実行開始時刻と該命令コマンドの次に実行され
る命令コマンドの実行開始時刻との時間間隔より長い時
間を有するような周期を持つ該命令コマンド実行開始待
ち指示信号を出力し、この長くなった時間内に前記入力
信号情報をサンプリングさせる機能を有することを特徴
としている。
(作用) 本発明のパルス入力装置は、コマンドの走査におい
て、今回のコマンド走査における所定コマンドの実行開
始時刻と前回あるいは次回のコマンド走査における該所
定コマンドの実行開始時刻との時間間隔が一定となるよ
うに動作する。例えば、シーケンサは一定の周期で到来
するコマンド実行開始待ち指示信号を発生させ、各コマ
ンドの実行をこの信号の到来に合わせて開始する。ま
た、例えばパルス入力装置に対しいかなる動作も生じさ
せない処理ステップであるコマンド実行時間調整ステッ
プを用いて、各コマンドが一定した時間を要してその実
行が終了するよう調整する。従って、各コマンドの実行
時間の長さは、コマンドの種類や実行時の状態によらず
一定となる。このようにすればパルス入力装置の動作中
に、コマンドメモリの内容が書き換えられても、入力信
号情報を重複して読み込んだり、あるいは読みこぼしが
発生することはない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図〜第5図を用いて説明
する。第1図は、本発明の第一の実施例におけるシーケ
ンサのコマンド実行手順を示すフローチャートであり、
第2図は、第1図の実施例におけるシーケンサの動作を
示すタイミングチャートである。本実施例のパルス入力
装置の全体構成は従来例と同一であるので、その構成要
素には同一の符号を付しその説明は省略する。本実施例
においては、命令コマンド実行開始待ち指示信号、即ち
実行開始待ち指示信号を導入する。この信号は、一定周
期でくり返しシーケンサ609内へ入力される。この信号
は、システムクロックを分周して作られる。本実施例の
場合は、4システムクロック毎に実行開始待ち指示信号
を発生させる必要があるので、システムクロックを入力
してカウントアップする2ビットのバイナリカウンタを
用い、それらの出力の論理和を利用する。次に本実施例
のパルス入力装置の動作手順に関して説明する。第1図
において、長方形の二重枠で囲まれた処理ステップ(S1
1,S13,S15,S16,S17,S19,S21,S22およびS24)は実行に1
システムクロックを必要とする。但し、菱形の処理ステ
ップは直前に実行された長方形の二重枠で囲まれた処理
ステップと組み合わされ(即ち、S11およびS12、S13お
よびS14、S17およびS18、S19およびS20、S21およびS23
そしてS24およびS23)は実行に1システムクロックを必
要とする。例えば、NOPコマンドは、プログラムカウン
タ701を+1カウントアップする処理(S22)のみなの
で、その実行は2システムクロックを必要とする(S11
およびS12そしてS22)。EDGEコマンドは、イベント発見
が有の場合、その実行に4システムクロックを必要と
し、(S11およびS12、S13およびS14、S15、S16およびS2
3)、イベント発見が無の場合、その実行に3システム
クロックを必要とする(S11およびS12、S13およびS14そ
してS22およびS23)。同様に、WIDTHコマンドでは、イ
ベント発見が有の場合かつ順序正当である場合、その実
行に4システムクロックを必要とし、(S11およびS12、
S17およびS18、S19およびS20そしてS21およびS23)、イ
ベント発見が無の場合その実行に3システムクロックを
必要とする(S11およびS12、S17およびS18そしてS22お
よびS23)。
本実施例においては、実行開始待ち指示信号の到来を
待ち次のコマンドの実行を開始するので、例えば、NOP
コマンドの実行においてはシーケンサ609は、プログラ
ムカウンタ701を+1カウントアップした後実行開始待
ち指示信号が到来したかどうかを判断する(S22およびS
23)。この信号が到来していない場合、時間調整用の処
理ステップが一回実行される。実行後再び実行開始待ち
指示信号が到来しているかどうかをチェックする(S24
およびS23)。この信号が到来している場合は、このコ
マンドの実行は終了し、次のコマンドの実行が直ちに行
なわれる(S11およびS12)。このように、本実施例で
は、実行開始待ち信号および時間調整用ステップを導入
したので、各コマンドの実行時間が一定になった。
第2図は、実行開始待ち指示信号とコマンド実行時間
との関係を示したタイミングチャートである。同図にお
いて、CMD3コマンド実行が終了しても次の実行開始待ち
指示信号の到来まで(点線部分)CMD4コマンドは実行さ
れないことを示している。CMD5コマンドの場合も同様で
ある。このように、実行開始待ち指示信号の周期を、最
長の実行時間を必要とするコマンドの実行時間(4シス
テムクロック)に合わせておけば、各コマンドの実行時
間はコマンドの種類によらず一定となり入力信号情報の
読みこぼしや重複読み込みの発生がなくなる。
第3図は、本発明の第二の実施例におけるシーケンサ
のコマンド実行手順を示すフローチャートであり、第4
図は第3図の実施例におけるシーケンサの動作を示すタ
イミングチャートである。
本実施例では、各々のコマンドの実行時間が一定した
時間長となるように、シーケン609は構成されている。
このシーケンサ609の機能は例えば、マイクロプログラ
ムを用いて実現する。この場合、マイクロプログラム内
に時間調整用ステップに相当する命令を新たに設ける必
要がある。
次に本実施例のパルス入力装置の動作について説明す
る。本実施例のパルス入力装置は、第3図に示すフロー
チャートに従って動作する。即ち、コマンドの種類やそ
の動作状態に関係なく、各々のコマンドの実行時間は第
4図に示すように一定となる。例えば、EDGEコマンドお
よびWIDTHコマンドにおけるイベント発見無しの状態に
よる分岐処理の場合は、1クロック分の時間調整ステッ
プ(S43)を付加しこれを実行する。また、NOPコマンド
では、2システムクロック分に相当する時間調整ステッ
プ(S42およびS43)を付加して実行する。上記した機能
を有するシーケンサ609をマイクロプログラムで実現す
れば、時間調整ステップに相当するマイクロプログラム
命令を余計に格納しなければならない。よってこのマイ
クロプログラム命令を格納する制御記憶をその分大きく
する必要がある。しかし、第一の実施例のように、コマ
ンド実行開始待ち信号を導入する必要がない。本実施例
は、コマンド数が少ない場合やコマンド毎の実行時間の
長短のばらつきが少ない場合に適している。
第5図は、本発明の第三の実施例におけるシーケンサ
の動作を示すタイミングチャートである。本実施例で
は、実行開始待ち指示持信号を用いるがこの信号は第1
の実施例で導入した実行開始待ち指示信号と次の点で違
っている。コマンド走査において特定番目のコマンド
(CMD3コマンド)の実行後に到来する次の実行開始待ち
指示信号の到来時刻を幾分遅くし、特定番目以外のコマ
ンドの実行開始待ち指示信号の到来時刻は第一の実施例
と同じとする。例えば、実行開始待ち指示信号は、通常
4システムクロック毎に周期的に到来するが、CMD3コマ
ンド実行時においては、6システムクロック経過後に到
来する。シーケンサは上記した機能を実現するように構
成されている。
本実施例における実行開始待ち指示信号は、システム
クロックとサンプルクロックとの位相を調整することに
より実現することができる。
上記構成を有する本実施例のパルス入力装置の動作に
ついて説明する。第三の実施例では、全コマンド数が
6、各コマンドに必要な最大システムクロック数が4、
入力信号は14システムクロック毎にサンプリングされる
場合を示す。同図において、CMD4コマンドの実行開始を
指示する実行開始待ち指示信号は、CMD3コマンドの実行
開始待ち指示信号の到来から6システムクロック経過後
であり、コマンド実行に必要な最大システムクロック数
より2クロック分長い。そして、CMD4コマンドの実行開
始の直前のこの2システムクロックの時間内で入力信号
情報を入力メモリ内に読み込む。この読み込み時間中は
コマンドの実行が行なわれない。これはCMD3コマンドが
他のコマンドでもって書き換えられた場合、例えばより
実行時間が長いコマンドに書き換えられた場合であって
も、その実行に必要とされる最大システムクロック数は
4システムクロックなのでこの2システムクロックに相
当する時間中はコマンドの実行が行なわれない。従っ
て、入力メモリの参照するタイミングと入力メモリへ入
力信号情報を読み込むタイミングとを完全に分離するこ
とができるので、従来のように両者が同時に発生すると
いう微妙なタイミングに対処するための機能は不要とな
る。
本実施例は、コマンド実行に必要とされるシステムク
ロック数に比べて入力信号をサンプリングする間隔がや
や長い場合に有効となる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、今回のコマンド走査における所定番目に実行される
コマンドの実行開始時刻と前回あるいは次回の走査にお
ける該所定番目のコマンドの実行開始時刻との時間差は
コマンド走査回数によらず一定となるようにすればよく
各コマントの実行開始時刻と入力信号情報のサンプリン
グ時刻との関係は、必要に応じて適当に変化させてもよ
い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のパルス入力装置は、連
続するコマンド走査において、今回の走査における所定
番目に実行されるコマンドの実行開始時刻と、前回ある
いは次回の走査における所定番目に実行されるコマンド
の実行開始時刻との差は、走査回数によらず一定した時
間となるように、シーケンサは動作する。従って、コマ
ンドの書き換え等により、入力信号情報を読みこぼした
り、重複して読み込んだりすることは無くなり、入力メ
モリやコマンドメモリの規模を簡単にすることができ
る。また、コマンドの実行に必要とされるシステムクロ
ック数と比較して入力信号のサンプリングの間隔が長い
場合には、コマンドの実行によりシーケンサが入力信号
情報を読み込む時間と、サンプリングにより入力信号を
入力メモリへ書き込む時間とが同時刻に発生することが
ないようにシーケンサは機能する。よって入力信号情報
の読み込み時刻と入力メモリへの入力信号情報の書き込
み時刻とが重なる微妙なタイミングに対処するための複
雑な処理の必要がなくなる。このようにシーケンサの構
成を簡単にすることができ、信頼性の高い安価なパルス
入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例におけるシーケンサのコ
マンド実行手順を示すフローチャート、第2図は第1図
の実施例におけるシーケンサの動作を示すタイミングチ
ャート、第3図は本発明の第二の実施例におけるシーケ
ンサのコマンド実行手順を示すフローチャート、第4図
は、第3図の実施例におけるシーケンサの動作を示すタ
イミングチャート、第5図は本発明の第三の実施例にお
けるパルス入力装置の動作を示すタイミングチャート、
第6図はパルス入力装置の概略の構成図、第7図はシー
ケンサの概略の構成図、第8図は従来例のパルス入力装
置におけるシーケンサの動作手順を示すフローチャー
ト、第9図は第8図の従来例におけるパルス入力装置の
動作を示すタイミングチャート、第10図は第8図の従来
例において、コマンドの書き換えにより入力信号情報を
取りこぼす場合を説明したタイミングチャート、第11図
は第8図の従来例において、コマンドの書き換えにより
入力信号情報を重複して読み込む場合を説明したタイミ
ングチャートである。 601……パルス入力装置、609……シーケンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 真史 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−295974(JP,A) 特開 平1−119804(JP,A) 特開 昭62−245338(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/05

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムクロック信号を計数して基準時刻
    情報を出力するタイマカウンタと、 前記基準時刻情報と同期して複数チャンネルからの入力
    信号情報を所定の周期でサンプリングする入力回路と、 サンプリングされた所定回数分の前記入力信号情報を記
    憶する入力メモリと、 主として複数の命令コマンドを記憶するコマンドメモリ
    と、 プログラムカウンタと、 前記プログラムカウンタの値に従って、前記複数の命令
    コマンドの1つを読出す手段と、これを解読する手段
    と、実行する手段を備え、1つの命令コマンドの実行が
    完了した後に前記プログラムカウンタをカウントアップ
    することにより、順次前記コマンドメモリに記憶されて
    いる命令コマンドを走査し実行するシーケンサとからな
    り、 前記シーケンサは、各コマンド実行時に入力メモリの読
    出し動作を行う場合、この読出し動作をコマンド実行開
    始から所定時間後に行う機能と、前記複数の命令コマン
    ドの実行開始時刻の時間間隔が一定となるように動作さ
    せる機能を有すること を特徴とするパルス入力装置。
  2. 【請求項2】前記シーケンサは前記システムクロック信
    号を計数して所定周期を有する命令コマンド実行開始待
    ち指示信号を出力し、この信号に合わせて前記複数の命
    令コマンドを順次実行させることにより、これら命令コ
    マンドの実行開始時刻の時間間隔が一定となるように動
    作させる機能を有すること を特徴とする請求項1記載のパルス入力装置。
  3. 【請求項3】前記シーケンサは、前記パルス入力装置に
    対していかなる動作も生じさせない処理ステップ、即ち
    実行時間調整ステップを少なくと1種類備え、このステ
    ップを前記複数の命令コマンドにおける各命令コマンド
    の実行終了後に所定数付加させることにより、該命令1
    コマンドの各々の実行開始時刻の時間間隔が一定となる
    ように動作させる機能を有すること を特徴とする請求項1記載のパルス入力装置。
  4. 【請求項4】前記シーケンサは、前記システムクロック
    信号を計数して命令コマンド実行開始待ち指示信号を出
    力し、前記複数の命令コマンド走査における各命令コマ
    ンドの実行を該命令コマンド実行開始待ち指示信号の到
    来に合わせて順次実行させ、前記複数の命令コマンド走
    査において所定番目に実行される命令コマンドの実行開
    始時刻と該命令コマンドの次に実行される命令コマンド
    の実行開始時刻との時間間隔が該所定番目以外の命令コ
    マンドの実行開始時刻と該命令コマンドの次に実行され
    る命令コマンドの実行開始時刻との時間間隔より長い時
    間を有するような周期を持つ該命令コマンド実行開始待
    ち指示信号を出力し、この長くなった時間内に前記入力
    信号情報を前記入力回路から前記入力メモリへ転送する
    こと を特徴とする請求項1記載のパルス入力装置。
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