JP2891914B2 - 正電位側端子接続回路および採暖具 - Google Patents

正電位側端子接続回路および採暖具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰電位発生回路の
正電位側端子を接地電位または負電位側の電位線に電気
的に接続する正電位側端子接続回路および陰電位治療機
能を有する採暖具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人体を温める採暖具として、
電気毛布、電気カーペット、足温器等種々のものが開発
されている。そして、陰電位が肩凝り等の治療効果を有
することから、例えば、特開昭62−74373号およ
び特開平3−191967号公報に開示されるように、
陰電位治療機能を有する採暖具が開発されている。
【0003】このような採暖具では、陰電位発生回路
(負電位発生回路)の正電位側端子を接地電位に保持し
た状態で負電位側端子から高レベルの負電位(陰電位)
を発生し、その負電位を採暖具本体に内蔵された電極
(電床)に付与している。
【0004】また、通常、ヒータの抵抗体を発熱体およ
び陰電位付与のための電床として共用している。そのた
め、交流電圧の半サイクルにおいて抵抗体からなるヒー
タを交流電源に接続してそのヒータを発熱させ、交流電
圧の残りの半サイクルにおいてヒータを交流電源から遮
断し、かつ陰電位発生回路により負の高電圧をそのヒー
タに与えている。
【0005】図5は従来の採暖具の一例を示す回路図で
ある。図5において、コンセント(電力供給用接続口)
300の一方の電極n1は交流電源(商用電力供給電
源)ACの非活線(接地側電位線)301に接続され、
他方の電極n2は交流電源ACの活線(非接地側電位
線)302に接続されている。プラグ(電力取り入れ用
接続器)51の一方の電極はラインL1に接続され、他
方の電極はラインL2に接続されている。ラインL1,
L2には変圧器53を介して所定の直流電圧を発生する
直流電源回路54が接続されている。
【0006】プラグ51をコンセント300に差し込ん
でメインスイッチ52をオンにすると、ラインL1,L
2間に交流電圧が印加される。すると、遅延回路55
は、リレー56の接点を一定時間オフにする。その間
に、アースライン検出回路58はラインL2が交流電源
ACの非活線301側に接続されているか否かを検出す
る。
【0007】例えば、ラインL2が活線302側に接続
されているときには、大地Gと採暖具本体との間に存在
する容量CからラインL4および抵抗Rを介してライン
L2に電流I0 が流れる。これにより、アースライン検
出回路58は、リレー57の接点を端子bの側に接続す
る。逆に、ラインL2が非活線301側に接続されてい
るときには、ラインL4、抵抗RおよびラインL2に電
流I0 は流れない。それにより、アースライン検出回路
58は、リレー57の接点を端子aの側に接続する。そ
の後、遅延回路55はリレー56の接点をオンにする。
このようにして、ラインL4が常に交流電源ACの非活
線301側に接続される。
【0008】陰電位発生回路59は、ラインL4に接続
される正電位側端子N11および保護抵抗60を介して
ヒータ70の一端に接続される負電位側端子N12を有
する。この陰電位発生回路59は、正電位側端子N11
が接地電位に保持された状態で負電位側端子N12から
高レベルの負電位(陰電位)を発生し、交流電圧の正の
半サイクルにおいて負電位を保護抵抗60を介してヒー
タ70の一端(ノードN10)に与える。制御回路61
は、交流電源ACからの交流電圧の負の半サイクルでサ
イリスタ62をオンにし、かつ交流電圧の正の半サイク
ルでサイリスタ62をオフにする。
【0009】図6の(a)は交流電源ACの交流電圧を
示し、(b)はヒータ70の一端の電位を示し、(c)
はヒータ70に流れる電流を示している。図6に示すよ
うに、交流電圧の正の半サイクルではヒータ70に負電
位が与えられ、交流電圧の負の半サイクルではヒータ7
0に電流が供給される。それにより、交流電圧の正の半
サイクルにおいて陰電位治療機能が発揮され、交流電圧
の負の半サイクルにおいてヒータ加熱が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の採暖具で
は、ラインL2が交流電源ACの非活線301側に接続
されているか活線302側に接続されているかを検出
し、陰電位発生回路59の正電位側端子N11に接続さ
れるラインL4を常に交流電源ACの非活線301側に
接続するために、遅延回路55、アースライン検出回路
58および2組のリレー56,57が必要となる。その
ため、部品点数が多くなり、採暖具のコストが高くなる
とともにコントローラの小型化が図れないという問題が
ある。
【0011】また、電流の有無によりラインL2が非活
線301または活線302のいずれに接続されているか
を判定しているので、非活線301の誤検出および誤接
続が起こる可能性もある。
【0012】本発明の目的は、陰電位発生回路の正電位
側端子を簡単な構成でかつ確実に交流電源の接地電位ま
たは負電位側の電位線に電気的に接続することができる
正電位側端子接続回路を提供することである。
【0013】本発明の目的は、陰電位発生回路の正電位
側端子を簡単な構成でかつ確実に交流電源の接地電位ま
たは負電位側の電位線に電気的に接続することができる
採暖具を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
(1)第1の発明 第1の発明に係る正電位側端子接続回路は、陰電位発生
回路の正電位側端子を交流電源の接地電位または負電位
側の電位線に電気的に接続する正電位側端子接続回路で
あって、第1の一方向性導通機能素子および第2の一方
向性導通機能素子を備える。
【0015】第1の一方向性導通機能素子は、交流電源
の接地側電位線および非接地側電位線のうち一方に接続
される第1の電位線と陰電位発生回路の正電位側端子と
の間に接続され、正電位側端子から第1の電位線の方向
に電流を流す。第2の一方向性導通機能素子は、交流電
源の接地側電位線および非接地側電位線のうち他方に接
続される第2の電位線と陰電位発生回路の正電位側端子
との間に接続され、正電位側端子から第2の電位線の方
向に電流を流す。
【0016】第1の発明に係る正電位側端子接続回路に
おいて、第1の電位線が交流電源の接地側電位線に接続
され、かつ第2の電位線が交流電源の非接地側電位線に
接続された場合には、第1の電位線が接地電位に保持さ
れる。交流電源の交流電圧の正の半サイクルでは、第2
の電位線の電位が正電位となる。それにより、第1の一
方向性導通機能素子がオンし、第2の一方向性導通機能
素子がオフし、陰電位発生回路の正電位側端子の電位が
ほぼ接地電位となる。また、交流電源の交流電圧の負の
半サイクルでは、第2の電位線の電位が負電位となる。
それにより、第1の一方向性導通機能素子がオフし、第
2の一方向性導通機能素子がオンし、陰電位発生回路の
正電位側端子の電位が負電位となる。
【0017】一方、第1の電位線が交流電源の非接地側
電位線に接続され、かつ第2の電位線が交流電源の接地
側電位線に接続された場合には、第2の電位線が接地電
位に保持される。交流電源の交流電圧の正の半サイクル
では、第1の電位線の電位が正電位となる。それによ
り、第1の一方向性導通機能素子がオフし、第2の一方
向性導通機能素子がオンし、陰電位発生回路の正電位側
端子の電位がほぼ接地電位となる。また、交流電源の交
流電圧の負の半サイクルでは、第1の電位線の電位が負
電位となる。それにより、第1の一方向性導通機能素子
がオンし、第2の一方向性導通機能素子がオフし、陰電
位発生回路の正電位側端子が負電位となる。
【0018】このように、第1および第2の電位線が交
流電源の接地側電位線または非接地側電位線のいずれに
接続されても、第1および第2の一方向性導通機能素子
により接地電位または負電位側の電位線が電子的に検出
され、陰電位発生回路の正電位側端子が接地電位または
負電位側の電位線に自動的に接続される。この場合、第
1および第2の一方向性導通機能素子のオンオフにより
接地電位または負電位側の電位線の検出および接続が行
われるので、誤検出および誤接続が起こらない。したが
って、陰電位発生回路の正電位側端子を簡単な構成でか
つ確実に交流電源の接地電位または負電位側の電位線に
自動的に接続することが可能となる。
【0019】なお、本明細書において、一方向性導通機
能素子とは一方向に導通する機能を有する素子をいう。 (2)第2の発明 第2の発明に係る正電位側端子接続回路は、第1の発明
に係る正電位側端子接続回路の構成において、第1およ
び第2の一方向性導通機能素子の各々がダイオードから
なるものである。この場合、2つのダイオードにより接
地電位または負電位側の電位線が電子的に検出され、陰
電位発生回路の正電位側端子が接地電位または負電位側
の電位線に自動的に接続される。したがって、正電位側
端子接続回路の構成がさらに簡単になるとともに、正電
位側端子接続回路の小型化が図られる。
【0020】(3)第3の発明 第3の発明に係る採暖具は、陰電位発生回路、電極、第
1の一方向性導通機能素子、第2の一方向性導通機能素
子および接続手段を備える。陰電位発生回路は、正電位
側端子および負電位側端子を有し、負電位側端子から負
電位を発生する。電極には、陰電位発生回路により発生
された負電位が付与される。第1の一方向性導通機能素
子は、陰電位発生回路の正電位側端子と第1の電位線と
の間に接続され、正電位側端子から第1の電位線の方向
に電流を流す。第2の一方向性導通機能素子は、陰電位
発生回路の正電位側端子と第2の電位線との間に接続さ
れ、正電位側端子から第2の電位線の方向に電流を流
す。接続手段は、第1の電位線を交流電源の接地側電位
線および非接地側電位線のうち一方に接続し、かつ第2
の電位線を交流電源の接地側電位線および非接地側電位
線のうち他方に接続する。
【0021】第3の発明に係る採暖具において、第1の
電位線が交流電源の接地側電位線に接続され、かつ第2
の電位線が交流電源の非接地側電位線に接続された場合
には、第1の電位線の電位が接地電位に保持される。交
流電源の交流電圧の正の半サイクルでは、第2の電位線
の電位が正電位となる。それにより、第1の一方向性導
通機能素子がオンし、第2の一方向性導通機能素子がオ
フし、陰電位発生回路の正電位側端子の電位がほぼ接地
電位となる。また、交流電源の交流電圧の負の半サイク
ルでは、第2の電位線の電位が負電位となる。それによ
り、第1の一方向性導通機能素子がオフし、第2の一方
向性導通機能素子がオンし、陰電位発生回路の正電位側
端子の電位が負電位となる。
【0022】一方、第1の電位線が交流電源の非接地側
電位線に接続され、かつ第2の電位線が交流電源の接地
側電位線に接続された場合には、第2の電位線の電位が
接地電位に保持される。交流電源の交流電圧の正の半サ
イクルでは、第1の電位線の電位が正電位となる。それ
により、第1の一方向性導通機能素子がオフし、第2の
一方向性導通機能素子がオンし、陰電位発生回路の正電
位側端子の電位がほぼ接地電位となる。また、交流電源
の交流電圧の負の半サイクルでは、第1の電位線の電位
が負電位となる。それにより、第1の一方向性導通機能
素子がオンし、第2の一方向性導通機能素子がオフし、
陰電位発生回路の正電位側端子の電位が負電位となる。
【0023】このように、第1および第2の電位線が交
流電源の接地側電位線または非接地側電位線のいずれに
接続されても、第1および第2の一方向性導通機能素子
により接地電位または負電位側の電位線が電子的に検出
され、陰電位発生回路の正電位側端子が接地電位または
負電位側の電位線に自動的に接続される。この場合、第
1および第2の一方向性導通機能素子のオンオフにより
接地電位または負電位側の電位線の検出および接続が行
われるので、誤検出および誤接続が起こらない。
【0024】したがって、陰電位発生回路の正電位側端
子を簡単な構成でかつ確実に交流電源の接地電位または
負電位側の電位線に自動的に接続することが可能とな
る。その結果、効果的に陰電位治療機能を発揮する安価
な採暖具が実現される。
【0025】(4)第4の発明 第4の発明に係る採暖具は、第3の発明に係る採暖具の
構成において、第1および第2の一方向性導通機能素子
の各々がダイオードからなるものである。この場合、2
つのダイオードにより接地電位または負電位側の電位線
が電子的に検出され、陰電位発生回路の正電位側端子が
接地電位または負電位側の電位線に自動的に接続され
る。したがって、採暖具のコントローラの構成がさらに
簡単になるとともに、コントローラの小型化が図られ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例による採
暖具の回路図である。この採暖具は、例えば、電気毛
布、電気カーペット、足温器である。図1の採暖具はコ
ントローラ部100および採暖具本体部200からな
る。
【0027】採暖具本体部200にはヒータ10および
温度センサ12が内蔵されている。ヒータ10は、第1
の発熱導体10a、第2の発熱導体10bおよびシール
ド導体10cからなる。一方、温度センサ12は、感熱
線12aおよびシールド導体12bからなる。本実施例
では、ヒータ10のシールド導体10cおよび温度セン
サ12のシールド導体12bが陰電位付与のための電床
40として用いられる。
【0028】コントローラ部100は、主としてダイオ
ード1,2、陰電位発生回路(負電位発生回路)3、温
度制御回路4、変圧器5、直流電源回路6、マイクロコ
ンピュータ7、メインスイッチ9、サイリスタ13およ
びスイッチング素子14を含む。
【0029】ラインL1はプラグ8の一方の電極に接続
され、ラインL2はメインスイッチ9を介してプラグ8
の他方の電極に接続されている。ダイオード1のアノー
ドはノードN1に接続され、カソードはラインL1に接
続されている。ダイオード2のアノードはノードN1に
接続され、カソードはラインL2に接続されている。こ
れらのダイオード1,2が正電位側端子接続回路30を
構成する。
【0030】変圧器5の1次巻線5aはラインL1,L
2間に接続されている。陰電位発生回路3の一方の電源
端子3aは変圧器5の一方の2次巻線5bの一端に接続
され、他方の電源端子3bはスイッチング素子14を介
して2次巻線5bの他端に接続されている。陰電位発生
回路3の正電位側端子31はノードN1に接続され、負
電位側端子32はヒータ10のシールド導体10cおよ
び温度センサ12のシールド導体12bに接続されてい
る。この陰電位発生回路3は、例えば両波2段重ね4倍
電圧回路からなり、負電位側端子32からは例えば−6
00Vの負電位が出力される。
【0031】変圧器5の他方の2次巻線5cには直流電
源回路6が接続されている。マイクロコンピュータ7
は、予め設定された制御プログラムおよび負電位発生パ
ターンに従って、スイッチング素子14に負電位の発生
タイミングおよび発生期間を制御するための制御信号S
Cを与えるとともに、陰電位発生回路3に負電位のレベ
ルを切り換えるための制御信号VCを与える。マイクロ
コンピュータ7を動作させるための直流電圧は直流電源
回路6により与えられる。
【0032】ヒータ10の第1の発熱導体10aの一端
と第2の発熱導体10bの一端との間にはダイオード1
1が接続されている。第1の発熱導体10aの他端はラ
インL1に接続され、第2の発熱導体10bの他端はサ
イリスタ13を介してラインL2に接続されている。温
度センサ12の感熱線12aの両端は温度制御回路4に
接続されている。温度制御回路4は、感熱線12aに流
れる電流の値に基づいてサイリスタ13をオンオフ制御
する。
【0033】コンセント300の一方の電極は交流電源
(商用電力供給用電源)ACの非活線(接地側電位線)
301に接続され、他方の電極は交流電源ACの活線
(非接地側電位線)302に接続されている。
【0034】プラグ8をコンセント300に差し込んで
メインスイッチ9をオンにすると、ラインL1からヒー
タ10の第1の発熱導体10a、ダイオード11、第2
の発熱導体10bおよびサイリスタ13を介してライン
L2に電流が流れる。それにより、ヒータ10の第1お
よび第2の発熱導体10a,10bが発熱する。このと
き、温度制御回路4は温度センサ12の感熱線12aに
流れる電流の値に基づいてサイリスタ13をオンオフ制
御することにより温度制御を行う。
【0035】一方、ノードN1の電位はダイオード1,
2により接地電位または負電位に保持される。マイクロ
コンピュータ7が制御信号SCによりスイッチング素子
14をオンにすると、陰電位発生回路3の負電位側端子
32から負電位が発生される。この負電位は電床40と
して働くヒータ10のシールド導体10cおよび温度セ
ンサ12のシールド導体12bに与えられる。これによ
り、陰電位治療機能が発揮される。陰電位発生回路3に
より発生される負電位のレベルはマイクロコンピュータ
7の制御信号VCにより切り換えられる。
【0036】次に、図2および図3を参照しながら図1
の正電位側端子接続回路30の動作を説明する。ここで
は、ダイオード1,2のビルトイン電圧(順方向内部電
圧)は無視する。また、陰電位発生回路3は、正電位
側端子31が接地電位に保持された状態で負電位側端子
32から負電位−Vnを発生するものとする。なお、E
は交流電圧の振幅を表す。
【0037】図2はラインL1が交流電源ACの非活線
301側に接続され、かつラインL2が活線302側に
接続された場合の等価回路図である。図2の(a)に示
すように、交流電圧の正の半サイクルでは、ラインL1
の電位が0Vに保持され、ラインL2の電位が+Eとな
る。それにより、ダイオード1がオンし、ダイオード2
がオフし、ノードN1の電位が0Vとなる。したがっ
て、陰電位発生回路3の正電位側端子31の電位が0V
となり、負電位側端子32の電位が−Vnとなる。
【0038】図2の(b)に示すように、交流電圧の負
の半サイクルでは、ラインL1の電位が0Vに保持さ
れ、ラインL2の電位が−Eとなる。それにより、ダイ
オード1がオフし、ダイオード2がオンし、ノードN1
の電位が−Eとなる。したがって、陰電位発生回路3の
正電位側端子31の電位が−Eとなり、負電位側端子3
2の電位が−Vn−Eとなる。
【0039】図3はラインL1が交流電源ACの活線3
02側に接続されかつラインL2が非活線301側に接
続された場合の等価回路図である。図3の(a)に示す
ように、交流電圧の正の半サイクルでは、ラインL1の
電位が+Eとなり、ラインL2の電位が0Vに保持され
る。それにより、ダイオード1がオフし、ダイオード2
がオンし、ノードN1の電位が0Vとなる。したがっ
て、陰電位発生回路3の正電位側端子3の電位が0V
となり、負電位側端子32の電位が−Vnとなる。
【0040】図3の(b)に示すように、交流電圧の負
の半サイクルでは、ラインL1の電位が−Eとなり、ラ
インL2の電位が0Vに保持される。それにより、ダイ
オード1がオンし、ダイオード2がオフし、ノードN1
の電位が−Eとなる。したがって、陰電位発生回路3の
正電位側端子31の電位が−Eとなり、負電位側端子3
2の電位が−Vn−Eとなる。
【0041】このように、ラインL1が活線302また
は非活線301のいずれに接続されても、ダイオード
1,2により接地電位または負電位側の電位線が電子的
に検出され、陰電位発生回路3の正電位側端子31が接
地電位または負電位側の電位線に自動的に接続される。
【0042】図4の(a)は交流電源ACの交流電圧の
波形図であり、(b)は電床40の電位の波形図であ
る。図4の(a)に示すように、交流電源ACの交流電
圧は+Eと−Eとの間で正弦波状に変化する。図4の
(b)に示すように、電床40の電位は、交流電圧の正
の半サイクルで−Vnとなり、負の半サイクルで−Vn
−Eとなる。
【0043】以上のように、本実施例の採暖具では、陰
電位発生回路3の正電位側端子31を接地電位または負
電位側の電位線に自動的に接続する正電位側端子接続回
路30が2つのダイオード1,2により構成されるの
で、簡単な回路構成で効果的な陰電位治療機能が安価に
実現される。
【0044】なお、上記実施例では、一方向性導通機能
素子としてダイオードを用いているが、ダイオードの代
わりにトランジスタ、サイリスタ等の他の半導体素子を
用いてもよい。なお、一方向性導通機能素子は双方向性
導通素子を一方向性導通素子として用いる場合も含む。
【0045】また、本発明の正電位側端子接続回路は陰
電位治療機能を有する採暖具に限らず、その他の種々の
電子機器において陰電位発生回路の正電位側端子を接地
電位または負電位側の電位線に接続する場合に適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による採暖具の回路図であ
る。
【図2】図1の採暖具の正電位側端子接続回路の動作を
説明するための等価回路図である。
【図3】図1の採暖具の正電位側端子接続回路の動作を
説明するための等価回路図である。
【図4】交流電源の交流電圧および電床の電位の波形図
である。
【図5】従来の採暖具の一例を示す回路図である。
【図6】従来の採暖具における交流電源の交流電圧,ヒ
ータの一端の電位およびヒータに流れる電流の波形図で
ある。
【符号の説明】
1,2 ダイオード 3 陰電位発生回路 10 ヒータ 10a 第1の発熱導体 10b 第2の発熱導体 10c シールド導体 12 温度センサ 12a 感熱線 12b シールド導体 30 正電位側端子接続回路 40 電床 100 コントローラ部 200 採暖具本体部 301 非活線 302 活線 AC 交流電源 L1,L2 ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 1/00 - 3/00 A61N 1/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正電位側端子および負電位側端子を有
    し、前記負電位側端子から負電位を発生する陰電位発生
    回路と、第1の発熱導体と、 前記第1の発熱導体に沿って設けられた第2の発熱導体
    と、 前記第1および第2の発熱導体の周囲を一体的に取り囲
    むように設けられ、前記陰電位発生回路により発生され
    た負電位が付与されるシールド導体と、 前記陰電位発生回路の前記正電位側端子と第1の電位線
    との間に接続され、前記正電位側端子から前記第1の電
    位線の方向に電流を流す第1の一方向性導通機能素子
    と、 前記陰電位発生回路の前記正電位側端子と第2の電位線
    との間に接続され、前記正電位側端子から前記第2の電
    位線の方向に電流を流す第2の一方向性導通機能素子
    と、 前記第1の電位線を交流電源の接地側電位線および非接
    地側電位線のうち一方に接続し、かつ前記第2の電位線
    を前記交流電源の接地側電位線および非接地側電位線の
    うち他方に接続する接続手段とを備え 前記第1および第2の発熱導体の一端部どうしが電気的
    に接続され、前記第1の発熱導体の他端部から前記第2
    の発熱導体の他端部に電流が供給される ことを特徴とす
    る採暖具。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の一方向性導通機能
    素子の各々はダイオードからなることを特徴とする請求
    記載の採暖具。
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